今日もまた、わかる人にはタイトルを読んだらすべてわかってしまうような話。
えーと、ドキュメントスキャナというものがあります。こういうものですな。
■富士通:ScanSnap (スキャンスナップ)
http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s1500/
■キャノン:ドキュメントスキャナ
http://cweb.canon.jp/imageformula/lineup/dr/dr-2510c-2010c/
■コクヨ:キャミナックス
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/kws/caminacs.html
これらはみな、
●書類を複数枚自動的にフィードして、表面・裏面ともにスキャニングする。
装置でして、書類のデジタル化に興味のある方には注目の品です。
で、僕は前からスキャンスナップが欲しかったので買ったんですが、
ScanSnap-S1500
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/B001QXCZ12
この手のドキュメントスキャナって、
●本や綴じノートのスキャニングには向かない
という大問題がありまして、綴じノートを使ってた僕は、いま流行のスキャプリ(スキャナー一体型プリンタ)を買って事務所の机の上に置いてスキャニングしてたんですね。(オートシートフィーダー[自動紙送り機]付き)
スキャプリは、いまや1万円くらいで売ってる機種もあるくらいなので(インクで稼ぐから本体は安くても良いのです。)実用性は高く、それはもう、大変満足しておったのですよ。
前は、FAXが仕事の道具として必須だったのですが、いまではそれが、完全にスキャプリに置き換えられておりまして、広告のレイアウトをまとめた手書きの下書き(業界用語で「サムネイル」と言います。)なんかもひょいひょいと送れる。なくてはならない道具になっておるんですね。
でも、いかんせん、いくらオートシートフィーダーがついていても、やっぱり読み取り速度は遅いし、本とか綴じノートは、どうしても1見開きごとにスキャンするしかなくて、いまいち利便性が高くないのです。
で、スキャプリを使っていて実感したのは、「印刷物とWORDなどのデジタル文書の一括管理」とか「印刷物の文字をテキスト読み取りしたい」とかの世間の一般的な印刷物読み取りニーズとは随分違う世界になってしまうんですが、
●手書き情報をスキャニングして読み込むと、かなり便利。
という事なんです。
上に書いた、「手書きの広告レイアウトの下書き」なんてものが代表例ですが、そういう手書きの情報って1次情報なので、誰かに伝える意味はけっこう大きくて、PDFにしておけば、メール添付で送信できるし、複写するのもラクだし、保存して読み直す場合にもいろいろ便利なわけです。意外に便利、なんですね。
で、どうも、この「手書き情報のデジタル化」の利便性が、かなり高いぞと分ってきたこともあって、実は綴じノートからバインダーノートである「ツイストリングノート」に乗り換えたという部分もあるんですね。
リフィル形式だと、それこそオートシートフィーダーでまとめて読み取れるから便利なんですよ。見開きで一枚ずつスキャニングする必要がないわけです。
で、一度デジタル化してしまえば、あとはいかようにでも編集自在なんですよね。
ノートとかメモというのは、基本的に「忘れないように、読み返すために取る」ものですから、もともと再読したいものなわけです。
で、通常、仕事の打合せのメモとかは、せいぜい1~2ヶ月くらい紙で残しておけばそれで充分なんですけど、長期にわたって書きためたり、自分の考えなどを繰り返し読み直して固めていくという作業をしたい内容などは、デジタル化してしまった方が得なんですね。ときおり読み直したいというような長期スパンのメモを再読するのに便利だなぁと思うのです。まぁ、このあたりは、個人的な欲求で、一般的ではないでしょうけど。
で、そういう手書き情報をデジタル化すると、
●物理的空間がいらない。(何冊もノートを持ち歩かなくて済む)
●紙の表・裏に書いた情報を気にせず閲覧できる。
●ページの組み替え・複写が簡単
●フォルダ等での管理がしやすい
というようなメリットが生まれてくるわけです。
こうすると、綴じノートだとバラバラになっていたり、バインダー形式でも表裏の関係で読みにくくなっていた手書き情報が、キチンとしたひとまとまりになりまして、紙特有の、「読みにくさ」「扱いにくさ」の解消にもつながるんですね。
こういうことを前提にした紙のノートで、
●マルマン:ニーモシネ
http://www.e-maruman.co.jp/products/notebook/mnysn/
なんてものも出てきてます。
このノートの場合はミシン目が入っていて、ピッと破ってシート単位で情報カードのように扱って、で、すぐにスキャニングしてしまう、という考え方であるようです。
まぁ、そういうやり方でも良いのかも知れないんですが、やっぱり「紙での閲覧」という部分がニーモシネだと弱いんですよね。ページを組み替えると、紙をちぎってシート状のまま持ち歩くとかになるし。シートにしちゃうと読まなくなるんだよなぁ。いやホント。大事なのは「再読」なんです。それをしないと、あまり意味がない。
ツイストリングノートだと、普段使いは、完全に普通のリングノートでして、何の問題もなく、リングノートとして使えばいいわけです。不要なノートは外してしまってもいいし、ページの組み替えもニーモシネと違ってページめくりできる形で気軽に行えます。
で、デジタル化した手書き情報も、PC上で再編集して整理して読みやすくした後に、手書き情報のまま(テキスト入力とかはしなくても良いのです。読みなおすだけだから。)、また紙にプリントして持ち歩いても良いと、僕は思ってるんです。
で、ここまで書いて、やっと「ツイストリングノートはドキュメントスキャナと相性が良い」という話にたどりつくわけであります。
プリントしたデータを、またリングにまとめて読み返すのにも、リングノートは便利なわけです。読み直しに便利な道具なんですね。リングノートは。半分に折れるし。そこが良いところです。
メモする。
↓
たまったメモをデジタル編集する。
↓
リングノートにまとめて読み直す。
というサイクルができあがるわけで、こういう側面で、ツイストリングノート+ドキュメントスキャナの組み合わせが生きてくるというわけです。
ということで、実はスキャンスナップを数週間前に買ったんですよ、はい。
で、いま、いろいろとスキャンし始めたところなんですね。
そうすると、実はこれ、かなり便利で。
持ち歩き用のノートパソコンに、いままでのノートが全部画像データで入れられるし。
活用法はまたそのうち書きますが、いやー、これは良いなぁと思っておるところであります。
あ、iPhoneを持ってる人なら、iPhoneで資料管理とかも出来てしまうから、よりいっそう便利でしょうな。僕は持ってないけど。
この話は、また書きますが、ともあれ、ツイストリングノートだと、リフィル一枚ずつが気軽にドキュメントスキャナに読み込めるので、デジタル化するにも、かなり相性が良いのです。
そのくせ、普通のリングノートとして使えるし。かな~り便利でお気に入りなのであります。
まぁ、このあたり、書き出すとドンドン長くなるので、今日はここまで。
まぁそんなことで。
ではでは。
関連記事--------------------------------------
■抜き差し簡単なリングノート:ツイストリング・ノート(LIHIT LAB)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200903181525509768
■ツイストリング・ノート、その後。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907130854311462/
■ツイストリングノート:用紙を八折りにして持ち歩く。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200909050152412990/
■ツイストリング・ノートやシステム手帳のインデックスには、マスキングテープが便利。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907151040088991/
■ツイストリングノートを半分折りにしたB5の横幅は、手帳の見開きサイズとあまり変わらない。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907290827471613/
----------------
■ノートは再読することが大事。(書評:脳を「見える化」する思考ノート)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200811041235101488/
■モレスキン・リングノート・普通のノートなど、綴じノートには、最初にページ番号を打つと良い。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907171059448704/
■予備校に行くのではなく、授業をちゃんとノートすることが人生では大切だ。
(書評:東大合格生のノートはかならず美しい)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200810281406446294/
えーと、ドキュメントスキャナというものがあります。こういうものですな。
■富士通:ScanSnap (スキャンスナップ)
http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s1500/
■キャノン:ドキュメントスキャナ
http://cweb.canon.jp/imageformula/lineup/dr/dr-2510c-2010c/
■コクヨ:キャミナックス
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/kws/caminacs.html
これらはみな、
●書類を複数枚自動的にフィードして、表面・裏面ともにスキャニングする。
装置でして、書類のデジタル化に興味のある方には注目の品です。
で、僕は前からスキャンスナップが欲しかったので買ったんですが、
ScanSnap-S1500
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/B001QXCZ12
この手のドキュメントスキャナって、
●本や綴じノートのスキャニングには向かない
という大問題がありまして、綴じノートを使ってた僕は、いま流行のスキャプリ(スキャナー一体型プリンタ)を買って事務所の机の上に置いてスキャニングしてたんですね。(オートシートフィーダー[自動紙送り機]付き)
スキャプリは、いまや1万円くらいで売ってる機種もあるくらいなので(インクで稼ぐから本体は安くても良いのです。)実用性は高く、それはもう、大変満足しておったのですよ。
前は、FAXが仕事の道具として必須だったのですが、いまではそれが、完全にスキャプリに置き換えられておりまして、広告のレイアウトをまとめた手書きの下書き(業界用語で「サムネイル」と言います。)なんかもひょいひょいと送れる。なくてはならない道具になっておるんですね。
でも、いかんせん、いくらオートシートフィーダーがついていても、やっぱり読み取り速度は遅いし、本とか綴じノートは、どうしても1見開きごとにスキャンするしかなくて、いまいち利便性が高くないのです。
で、スキャプリを使っていて実感したのは、「印刷物とWORDなどのデジタル文書の一括管理」とか「印刷物の文字をテキスト読み取りしたい」とかの世間の一般的な印刷物読み取りニーズとは随分違う世界になってしまうんですが、
●手書き情報をスキャニングして読み込むと、かなり便利。
という事なんです。
上に書いた、「手書きの広告レイアウトの下書き」なんてものが代表例ですが、そういう手書きの情報って1次情報なので、誰かに伝える意味はけっこう大きくて、PDFにしておけば、メール添付で送信できるし、複写するのもラクだし、保存して読み直す場合にもいろいろ便利なわけです。意外に便利、なんですね。
で、どうも、この「手書き情報のデジタル化」の利便性が、かなり高いぞと分ってきたこともあって、実は綴じノートからバインダーノートである「ツイストリングノート」に乗り換えたという部分もあるんですね。
リフィル形式だと、それこそオートシートフィーダーでまとめて読み取れるから便利なんですよ。見開きで一枚ずつスキャニングする必要がないわけです。
で、一度デジタル化してしまえば、あとはいかようにでも編集自在なんですよね。
ノートとかメモというのは、基本的に「忘れないように、読み返すために取る」ものですから、もともと再読したいものなわけです。
で、通常、仕事の打合せのメモとかは、せいぜい1~2ヶ月くらい紙で残しておけばそれで充分なんですけど、長期にわたって書きためたり、自分の考えなどを繰り返し読み直して固めていくという作業をしたい内容などは、デジタル化してしまった方が得なんですね。ときおり読み直したいというような長期スパンのメモを再読するのに便利だなぁと思うのです。まぁ、このあたりは、個人的な欲求で、一般的ではないでしょうけど。
で、そういう手書き情報をデジタル化すると、
●物理的空間がいらない。(何冊もノートを持ち歩かなくて済む)
●紙の表・裏に書いた情報を気にせず閲覧できる。
●ページの組み替え・複写が簡単
●フォルダ等での管理がしやすい
というようなメリットが生まれてくるわけです。
こうすると、綴じノートだとバラバラになっていたり、バインダー形式でも表裏の関係で読みにくくなっていた手書き情報が、キチンとしたひとまとまりになりまして、紙特有の、「読みにくさ」「扱いにくさ」の解消にもつながるんですね。
こういうことを前提にした紙のノートで、
●マルマン:ニーモシネ
http://www.e-maruman.co.jp/products/notebook/mnysn/
なんてものも出てきてます。
このノートの場合はミシン目が入っていて、ピッと破ってシート単位で情報カードのように扱って、で、すぐにスキャニングしてしまう、という考え方であるようです。
まぁ、そういうやり方でも良いのかも知れないんですが、やっぱり「紙での閲覧」という部分がニーモシネだと弱いんですよね。ページを組み替えると、紙をちぎってシート状のまま持ち歩くとかになるし。シートにしちゃうと読まなくなるんだよなぁ。いやホント。大事なのは「再読」なんです。それをしないと、あまり意味がない。
ツイストリングノートだと、普段使いは、完全に普通のリングノートでして、何の問題もなく、リングノートとして使えばいいわけです。不要なノートは外してしまってもいいし、ページの組み替えもニーモシネと違ってページめくりできる形で気軽に行えます。
で、デジタル化した手書き情報も、PC上で再編集して整理して読みやすくした後に、手書き情報のまま(テキスト入力とかはしなくても良いのです。読みなおすだけだから。)、また紙にプリントして持ち歩いても良いと、僕は思ってるんです。
で、ここまで書いて、やっと「ツイストリングノートはドキュメントスキャナと相性が良い」という話にたどりつくわけであります。
プリントしたデータを、またリングにまとめて読み返すのにも、リングノートは便利なわけです。読み直しに便利な道具なんですね。リングノートは。半分に折れるし。そこが良いところです。
メモする。
↓
たまったメモをデジタル編集する。
↓
リングノートにまとめて読み直す。
というサイクルができあがるわけで、こういう側面で、ツイストリングノート+ドキュメントスキャナの組み合わせが生きてくるというわけです。
ということで、実はスキャンスナップを数週間前に買ったんですよ、はい。
で、いま、いろいろとスキャンし始めたところなんですね。
そうすると、実はこれ、かなり便利で。
持ち歩き用のノートパソコンに、いままでのノートが全部画像データで入れられるし。
活用法はまたそのうち書きますが、いやー、これは良いなぁと思っておるところであります。
あ、iPhoneを持ってる人なら、iPhoneで資料管理とかも出来てしまうから、よりいっそう便利でしょうな。僕は持ってないけど。
この話は、また書きますが、ともあれ、ツイストリングノートだと、リフィル一枚ずつが気軽にドキュメントスキャナに読み込めるので、デジタル化するにも、かなり相性が良いのです。
そのくせ、普通のリングノートとして使えるし。かな~り便利でお気に入りなのであります。
まぁ、このあたり、書き出すとドンドン長くなるので、今日はここまで。
まぁそんなことで。
ではでは。
関連記事--------------------------------------
■抜き差し簡単なリングノート:ツイストリング・ノート(LIHIT LAB)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200903181525509768
■ツイストリング・ノート、その後。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907130854311462/
■ツイストリングノート:用紙を八折りにして持ち歩く。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200909050152412990/
■ツイストリング・ノートやシステム手帳のインデックスには、マスキングテープが便利。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907151040088991/
■ツイストリングノートを半分折りにしたB5の横幅は、手帳の見開きサイズとあまり変わらない。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907290827471613/
----------------
■ノートは再読することが大事。(書評:脳を「見える化」する思考ノート)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200811041235101488/
■モレスキン・リングノート・普通のノートなど、綴じノートには、最初にページ番号を打つと良い。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200907171059448704/
■予備校に行くのではなく、授業をちゃんとノートすることが人生では大切だ。
(書評:東大合格生のノートはかならず美しい)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200810281406446294/