考えたら、もう12月なのに、「10月に読んだ本」をアップしてなかったんですよね。
でも、ちょっといま本の読み方が変わって来てるので、いろいろ悩みも多いんですが。
とりあえず読んだ順で。
・利益の方程式
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4492556060
・願わなければかなう5つの真実
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4877951407
・フォーカスリーディング
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4569701620
・恋愛の達人
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4899760310
・デザインのデザイン
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4000240056
・東大合格生のノートはかならず美しい
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4163706208
・文房具フル活用術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4777805476
・大人のための自転車入門
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4532165253
・愛子とピーコの「あの世とこの世」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4163698000
・マンダラ手帳術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4798020621
です。
あー、うーん。
この中では「フォーカスリーディング」と「愛子とピーコの『あの世とこの世』」の2冊は紹介したいかなぁ。
他は、個人的にはいろいろ感ずるところも多かったのですが、紹介するなら、この2冊かな。
ということで、それはまた随時やります。
あと、「大人のための自転車入門」は、なかなか良かったです。と言っても、自転車に興味がない人にはどうでもいいだろうしなぁ。
あと、11月は2冊しか読んでないんですよね。読み方がすごく変わってしまったから。
うーん、このあたりはまた。
今回はあっさりです。
でも、ちょっといま本の読み方が変わって来てるので、いろいろ悩みも多いんですが。
とりあえず読んだ順で。
・利益の方程式
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4492556060
・願わなければかなう5つの真実
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4877951407
・フォーカスリーディング
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4569701620
・恋愛の達人
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4899760310
・デザインのデザイン
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4000240056
・東大合格生のノートはかならず美しい
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4163706208
・文房具フル活用術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4777805476
・大人のための自転車入門
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4532165253
・愛子とピーコの「あの世とこの世」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4163698000
・マンダラ手帳術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4798020621
です。
あー、うーん。
この中では「フォーカスリーディング」と「愛子とピーコの『あの世とこの世』」の2冊は紹介したいかなぁ。
他は、個人的にはいろいろ感ずるところも多かったのですが、紹介するなら、この2冊かな。
ということで、それはまた随時やります。
あと、「大人のための自転車入門」は、なかなか良かったです。と言っても、自転車に興味がない人にはどうでもいいだろうしなぁ。
あと、11月は2冊しか読んでないんですよね。読み方がすごく変わってしまったから。
うーん、このあたりはまた。
今回はあっさりです。
また、「今月読んだ本」を自分の覚えがてら書こうと思ったのですが、今月は読書に関しては、すごく読み方などが変わってしまった、とんでもない月だったので、どう紹介したらいいか悩みますね。
なにしろ紹介できる冊数が多い(読了13冊、流し読み15冊)のです。
なので、ジャンルごとに紹介することにしますね。で、コメントはジャンルごとに簡単に。
こまかい話は、また書きます。
そうするしかないもんなぁ。うーむ。
■社会関係-----------------------------
●この国は議員にいくら使うのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4827550468
先に一冊だけ、紹介。
これは、いまの政治の仕組みの根本を議員の給料から考えた、超弩級の重要書であります。僕は、はっきりくっきりと考え方が変わりましたね。官僚批判をずっとやってたんですが、いまや政治家が官僚化していて、本物の政治家がいないんですね。
なんでか?それは
●国会議員の給料が高すぎるから
です。
この本を読んで、そのあたりが、実に良く分かりました。
もう議員すら官僚と一緒なんだ。そここそが、この国の大問題なんだって事です。
もう、官僚批判はやめますわ。
議員はボランティア。
そういう欧米社会と同じ、当たり前の地平に立たないと、やっぱりダメだわ。
うん。
もう、絶対の必読書ですので、これは改めて紹介します。
■自転車関係---------------------------------
[読了分]----------------------------
●自転車ツーキニスト
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334782264
●自転車生活の愉しみ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022615303
●大人の自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334783619
●それでも自転車に乗り続ける7つの理由
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022579951
●まちがいだらけの自転車えらび
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4575300365
●自転車生活スタートガイド
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4880651737
●自転車でカラダとココロのシェイプアップ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4777909824
[流し読み]----------------------------
●大阪・神戸周辺自転車散歩
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4635242099
●大阪自転車ホリデー
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/483810393X
●ZAKKAな大阪
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4901908340
●大阪のカフェランチ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4903822834
ママチャリで通勤しはじめて快適だったので、もうちょっと良い自転車が買いたくなってきたのであります。なので、ちょっとお勉強をすることにしました。そしたら、このくらいの冊数はするすると読めてしまいました。
自転車通勤なら、なんと言っても疋田智さん。この人の本が上から4冊です。どの本も圧倒的に面白かったです。
それから早稲田出身で文才豊かな自転車屋さん、エンゾ早川さんの「まちがいだらけの自転車えらび」。これは自転車をオーダーメイドで組む側からの重要な提言が書かれた本で、かなり売れてるように思います。かなり重要本と思われますな。ま、僕は初心者なのでオーダーメイドで自転車を創るところまでは行きませんけど。完成車でいいや。
あと、自転車業界では有名な健康管理士でもあるタレントの絹代さん著の「自転車でカラダとココロのシェイプアップ」。これはダイエットレシピまで載っていて健康には良いです。
ともあれ、自転車は実に素晴らしい。みんな自転車に乗ろう!という感じですねぇ。
ランニングとかよりいいよなぁ。膝に負担とかかからないにも関わらず移動距離は圧倒的に多くて、生活にも組み込みやすく、しかも自由でラクで楽しくて、ダイエット効果もむちゃ高い。悪いところなし。
ちゅうことで、ただいま「良い自転車」を買うべく検討中なんですが、メーカーとかもすごく多くて、悩みまくり。はてさてどうしたものか。個人的にはTREKのFXシリーズとかいいなぁとか思ってるんですが。
自転車関連に関しては、また書きましょう。
■英語関係-----------------------------------
[読了]------------------------------
●東大生が書いたつながる英文法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887596588
●世界一わかりやすい英文法の授業
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4806129461
英語は、文法がいまいち弱いとわかっていたので、あらためて英文法の本をもう一度、という感じで読んでみたのであります。
が!
ここに出ている「東大生が書いたつながる英文法」。
これは良かった!
ものすごく良かった!
なんていうんでしょうか、英文法の「体系」を、改めて構築しなおした感じで、その「体系」の整理のされ方が、実にわかりやすいし、気持ちよいのです。
とくに、この本は、目次もありますが、それと平行して、一冊全体を1枚のマインドマップにまとめてくれてあるんですよ。英語全体を一本の樹に、花や鳥がついている絵でたとえているんですが、これが素晴らしい。
「主語+動詞」という幹に「なくてはならない言葉(目的語や補語など)」という枝があって、そこに「花(文章の飾り)」と「鳥(その他の要素)」がつくという大きな分類わけになっていて、これだけのシンプルな要素に中学英語の英文法項目がキチンと整理されてるんですね。
このマップがあれば、文法の復習をするのに、ものすごく効果が高いわけです。
いままでバラバラに勉強してきたことが、このマップを見ながら、この本一冊を読んだだけで「体系」として、頭に再インストールされたって感じなんですね。
で、僕は「世界一わかりやすい」の方で出てきた文法項目を、このつながる英文法にプロットして、「つながる」の本をノート代わりに使ってみたりしてます。
というのは、「世界一わかりやすい」の方もなかなか良い本だからなんですね。
たとえば、進行形にできない動詞ってのがありますが、それをいちいち覚えさせるのではなくて、
・5秒おきに中断・再開ができない動詞は進行形にできない。
という中心ルールに言い換えてくれてるわけです。これなら手間なく覚えられる! どうして、こういう「ルールの抽出」を、いままでの参考書ではやらなかったんだ! って思うのですよね。単に場合分けだけして、「例外は覚えとけ」では文法ではないのだ!こういうルールの抽出をやってはじめて文法じゃろが! と思うのです。ともあれ、この「世界一」の方は、そういうのが実にうまい。
という事で、今月は、この2冊で、英文法の知識がかなり整理できました。いままでムダに力使ってたよなぁと思うことしきり。
■自己啓発関係]--------------------------
[読了]------------------
●1分間勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4806131067
●息を吸って吐くように目標達成できる本
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4591104281
●新しい自分に出会う本
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887595891
自己啓発関係では、「1分間勉強法」が、僕にかなりの変革を与えてくれました。
いや、書籍としては、あざとい表現が多いし、僕としてはあまりお勧めしたくない匂いがプンプンする本なんですが、まぁ、それでもとにかく書いてあることは実際にやって試してみる人で、とりあえず書いてあるとおりにためしたんですよ。
単純に言うと、「1分間勉強法」という本は、書籍の「流し読みをどんどんやりましょう」という内容の本です。
でも、そうはっきり書けばいいものを、なんだか特別の秘法があるかのようにいろいろ気を引こうとしているような書き方なのが、かなりまずい。なので本としてはお勧めしかねるんですが、でも、この本に書いてあるとおり、「一日で9冊ほどを、全ページスキャンする感じで強制頁めくりをして、一冊あたり15分~20分で二三度流し読みする」ということを、集中してやってみると、そういう「全ページスキャンする流し読み」というのが、いかに効果的なのかが良く分かるんです。
これはかなり便利。
インターネットでも、一頁だけの長~~い頁で、それを頭から最後まで、とりあえずどんな事が書いてあるか、ザザザザザっとスクロールして見たことないですか? 僕は良くやるんですが、それと同じ事を本でもやれば良いって事です。それだけで、かなり効果がありますね。それが良く分かった。
本によっては、その流し読みだけで7割~8割何を言いたいのかがわかってしまって、熟読する必要がないというのがわかる本もありますし、逆に20分くらいでは到底概略もつかめないけど、熟読する必要があるぞ! とわかる本もあります。
という事で1日半ほどかけてざーっと流し読みしてみたのが、以下の本です。
[流し読み:いろいろ]----------------------------
●超・自分マネジメント整理術
●東大生が教える集中術
●40歳からの肉体改造
●なぜか「人の心をつかむ人」
●世界を動かす人脈
●ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力
●勝間式「利益の方程式」
●打たれ強くなるための読書術
●デザインのデザイン
●イチローは何故打率ではなくヒット数にこだわるのか
●言葉と声の磨き方
買うだけ買って読んでなかった本なんですが、流し読みしただけで捨てるのを決定した本もありましたし、「読まねば」と思った本も多いです。
しかしなんですな、こういう全ページスキャンをすると、勝間女史の本が、いかにすぐれているか、読みたくなる内容であるかが、はっきりわかりますなぁ。他の本を圧倒して、今すぐ読みたい!という気分にさせてくれましたね。「ベストセラーの女王」ってのはまさにその通りだわなぁって思う。
ともあれ、そんなこんなで「流し読み」の効用がかなり大きいことに気付きまして、まさにドラクエとかのRPGゲームで言うなら「シゲは流し読みのスキルを覚えた!ピラリラリ~~ン」と言う感じ。ファンファーレが鳴ったなぁって思う感じなのでありますよ。
多分、読む量をずっと増やそうとしてきたから、そういう基礎力の上に、できたスキルだろうと思いますね。読書習慣がない人にはイライラするだけのスキルかもしれないんですが、読みたい本がどんどんたまる僕には、ものすごく効果のあるスキルでありまして、実はこれ、立ち読みでも活かせるスキルなんですよね。全ページスキャンしちゃうと、かなりの構成とか内容とかわかってしまう。
という事で、かなり今月は、僕にとっていろんな事が大きく変わる予兆の多い月でありました。
で、実は、「今月読んだ本」をずっと書いてきて、今日でちょうど一年なんですよねぇ。そういう意味でも感慨深い。
最初は「とにかく、いま読んでる量の倍量読んでみよう」という、それだけの発想だったんですけどね。読んでみたら世界が違う。で、一年経ったら、スキルの種類が変わってしまった。という事で、なんだかすごいなぁって思いますです。
本なんて一冊1500円くらいのものですから、どんどん読みましょう。これほど効果のあるものは、他にはないですわ。うむうむ。
しかし、どうも来月あたりからは、この「今月読んだ本」もスタイルを変更しないといけないかなぁって思います。
さて、どうしようか。ちょっと考えますね。
なにしろ紹介できる冊数が多い(読了13冊、流し読み15冊)のです。
なので、ジャンルごとに紹介することにしますね。で、コメントはジャンルごとに簡単に。
こまかい話は、また書きます。
そうするしかないもんなぁ。うーむ。
■社会関係-----------------------------
●この国は議員にいくら使うのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4827550468
先に一冊だけ、紹介。
これは、いまの政治の仕組みの根本を議員の給料から考えた、超弩級の重要書であります。僕は、はっきりくっきりと考え方が変わりましたね。官僚批判をずっとやってたんですが、いまや政治家が官僚化していて、本物の政治家がいないんですね。
なんでか?それは
●国会議員の給料が高すぎるから
です。
この本を読んで、そのあたりが、実に良く分かりました。
もう議員すら官僚と一緒なんだ。そここそが、この国の大問題なんだって事です。
もう、官僚批判はやめますわ。
議員はボランティア。
そういう欧米社会と同じ、当たり前の地平に立たないと、やっぱりダメだわ。
うん。
もう、絶対の必読書ですので、これは改めて紹介します。
■自転車関係---------------------------------
[読了分]----------------------------
●自転車ツーキニスト
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334782264
●自転車生活の愉しみ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022615303
●大人の自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334783619
●それでも自転車に乗り続ける7つの理由
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022579951
●まちがいだらけの自転車えらび
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4575300365
●自転車生活スタートガイド
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4880651737
●自転車でカラダとココロのシェイプアップ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4777909824
[流し読み]----------------------------
●大阪・神戸周辺自転車散歩
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4635242099
●大阪自転車ホリデー
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/483810393X
●ZAKKAな大阪
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4901908340
●大阪のカフェランチ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4903822834
ママチャリで通勤しはじめて快適だったので、もうちょっと良い自転車が買いたくなってきたのであります。なので、ちょっとお勉強をすることにしました。そしたら、このくらいの冊数はするすると読めてしまいました。
自転車通勤なら、なんと言っても疋田智さん。この人の本が上から4冊です。どの本も圧倒的に面白かったです。
それから早稲田出身で文才豊かな自転車屋さん、エンゾ早川さんの「まちがいだらけの自転車えらび」。これは自転車をオーダーメイドで組む側からの重要な提言が書かれた本で、かなり売れてるように思います。かなり重要本と思われますな。ま、僕は初心者なのでオーダーメイドで自転車を創るところまでは行きませんけど。完成車でいいや。
あと、自転車業界では有名な健康管理士でもあるタレントの絹代さん著の「自転車でカラダとココロのシェイプアップ」。これはダイエットレシピまで載っていて健康には良いです。
ともあれ、自転車は実に素晴らしい。みんな自転車に乗ろう!という感じですねぇ。
ランニングとかよりいいよなぁ。膝に負担とかかからないにも関わらず移動距離は圧倒的に多くて、生活にも組み込みやすく、しかも自由でラクで楽しくて、ダイエット効果もむちゃ高い。悪いところなし。
ちゅうことで、ただいま「良い自転車」を買うべく検討中なんですが、メーカーとかもすごく多くて、悩みまくり。はてさてどうしたものか。個人的にはTREKのFXシリーズとかいいなぁとか思ってるんですが。
自転車関連に関しては、また書きましょう。
■英語関係-----------------------------------
[読了]------------------------------
●東大生が書いたつながる英文法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887596588
●世界一わかりやすい英文法の授業
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4806129461
英語は、文法がいまいち弱いとわかっていたので、あらためて英文法の本をもう一度、という感じで読んでみたのであります。
が!
ここに出ている「東大生が書いたつながる英文法」。
これは良かった!
ものすごく良かった!
なんていうんでしょうか、英文法の「体系」を、改めて構築しなおした感じで、その「体系」の整理のされ方が、実にわかりやすいし、気持ちよいのです。
とくに、この本は、目次もありますが、それと平行して、一冊全体を1枚のマインドマップにまとめてくれてあるんですよ。英語全体を一本の樹に、花や鳥がついている絵でたとえているんですが、これが素晴らしい。
「主語+動詞」という幹に「なくてはならない言葉(目的語や補語など)」という枝があって、そこに「花(文章の飾り)」と「鳥(その他の要素)」がつくという大きな分類わけになっていて、これだけのシンプルな要素に中学英語の英文法項目がキチンと整理されてるんですね。
このマップがあれば、文法の復習をするのに、ものすごく効果が高いわけです。
いままでバラバラに勉強してきたことが、このマップを見ながら、この本一冊を読んだだけで「体系」として、頭に再インストールされたって感じなんですね。
で、僕は「世界一わかりやすい」の方で出てきた文法項目を、このつながる英文法にプロットして、「つながる」の本をノート代わりに使ってみたりしてます。
というのは、「世界一わかりやすい」の方もなかなか良い本だからなんですね。
たとえば、進行形にできない動詞ってのがありますが、それをいちいち覚えさせるのではなくて、
・5秒おきに中断・再開ができない動詞は進行形にできない。
という中心ルールに言い換えてくれてるわけです。これなら手間なく覚えられる! どうして、こういう「ルールの抽出」を、いままでの参考書ではやらなかったんだ! って思うのですよね。単に場合分けだけして、「例外は覚えとけ」では文法ではないのだ!こういうルールの抽出をやってはじめて文法じゃろが! と思うのです。ともあれ、この「世界一」の方は、そういうのが実にうまい。
という事で、今月は、この2冊で、英文法の知識がかなり整理できました。いままでムダに力使ってたよなぁと思うことしきり。
■自己啓発関係]--------------------------
[読了]------------------
●1分間勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4806131067
●息を吸って吐くように目標達成できる本
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4591104281
●新しい自分に出会う本
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887595891
自己啓発関係では、「1分間勉強法」が、僕にかなりの変革を与えてくれました。
いや、書籍としては、あざとい表現が多いし、僕としてはあまりお勧めしたくない匂いがプンプンする本なんですが、まぁ、それでもとにかく書いてあることは実際にやって試してみる人で、とりあえず書いてあるとおりにためしたんですよ。
単純に言うと、「1分間勉強法」という本は、書籍の「流し読みをどんどんやりましょう」という内容の本です。
でも、そうはっきり書けばいいものを、なんだか特別の秘法があるかのようにいろいろ気を引こうとしているような書き方なのが、かなりまずい。なので本としてはお勧めしかねるんですが、でも、この本に書いてあるとおり、「一日で9冊ほどを、全ページスキャンする感じで強制頁めくりをして、一冊あたり15分~20分で二三度流し読みする」ということを、集中してやってみると、そういう「全ページスキャンする流し読み」というのが、いかに効果的なのかが良く分かるんです。
これはかなり便利。
インターネットでも、一頁だけの長~~い頁で、それを頭から最後まで、とりあえずどんな事が書いてあるか、ザザザザザっとスクロールして見たことないですか? 僕は良くやるんですが、それと同じ事を本でもやれば良いって事です。それだけで、かなり効果がありますね。それが良く分かった。
本によっては、その流し読みだけで7割~8割何を言いたいのかがわかってしまって、熟読する必要がないというのがわかる本もありますし、逆に20分くらいでは到底概略もつかめないけど、熟読する必要があるぞ! とわかる本もあります。
という事で1日半ほどかけてざーっと流し読みしてみたのが、以下の本です。
[流し読み:いろいろ]----------------------------
●超・自分マネジメント整理術
●東大生が教える集中術
●40歳からの肉体改造
●なぜか「人の心をつかむ人」
●世界を動かす人脈
●ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力
●勝間式「利益の方程式」
●打たれ強くなるための読書術
●デザインのデザイン
●イチローは何故打率ではなくヒット数にこだわるのか
●言葉と声の磨き方
買うだけ買って読んでなかった本なんですが、流し読みしただけで捨てるのを決定した本もありましたし、「読まねば」と思った本も多いです。
しかしなんですな、こういう全ページスキャンをすると、勝間女史の本が、いかにすぐれているか、読みたくなる内容であるかが、はっきりわかりますなぁ。他の本を圧倒して、今すぐ読みたい!という気分にさせてくれましたね。「ベストセラーの女王」ってのはまさにその通りだわなぁって思う。
ともあれ、そんなこんなで「流し読み」の効用がかなり大きいことに気付きまして、まさにドラクエとかのRPGゲームで言うなら「シゲは流し読みのスキルを覚えた!ピラリラリ~~ン」と言う感じ。ファンファーレが鳴ったなぁって思う感じなのでありますよ。
多分、読む量をずっと増やそうとしてきたから、そういう基礎力の上に、できたスキルだろうと思いますね。読書習慣がない人にはイライラするだけのスキルかもしれないんですが、読みたい本がどんどんたまる僕には、ものすごく効果のあるスキルでありまして、実はこれ、立ち読みでも活かせるスキルなんですよね。全ページスキャンしちゃうと、かなりの構成とか内容とかわかってしまう。
という事で、かなり今月は、僕にとっていろんな事が大きく変わる予兆の多い月でありました。
で、実は、「今月読んだ本」をずっと書いてきて、今日でちょうど一年なんですよねぇ。そういう意味でも感慨深い。
最初は「とにかく、いま読んでる量の倍量読んでみよう」という、それだけの発想だったんですけどね。読んでみたら世界が違う。で、一年経ったら、スキルの種類が変わってしまった。という事で、なんだかすごいなぁって思いますです。
本なんて一冊1500円くらいのものですから、どんどん読みましょう。これほど効果のあるものは、他にはないですわ。うむうむ。
しかし、どうも来月あたりからは、この「今月読んだ本」もスタイルを変更しないといけないかなぁって思います。
さて、どうしようか。ちょっと考えますね。
今月もまた、ひと月に読んだ本をご紹介します。
8月に読んだのは、10冊。
●効率10倍 新・知的生産の方法
●任天堂Wiiのすごい発想
●110歳まで生きられる 脳と心で楽しむ食生活
●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
●快適自転車ライフ
●ストップウォッチ勉強法
●脳を見える化する「思考ノート」
●脳が教える!1つの習慣
●エリートセックス
以下順に簡単に説明など。
-------------------------------
●効率10倍 新・知的生産の方法
書評済み。
「月10冊と50冊の差」
http://12917.diarynote.jp/200808081252550000/
を参照ください。
-------------------------------
●任天堂Wiiのすごい発想
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4827204187/503-1393334-5299133
ゲーム業界の内実紹介本。プレステが登場した前後は、この手の「ゲーム業界裏情報紹介ビジネス本」がたくさん出てましたねぇ。よく読んだものです。ずいぶん久しぶりに出てきたなぁって感じ。
Wiiの話ばかりかと思ったら、そうではなくて、この10年くらいのゲーム業界の大きな流れをざっくり紹介してる本で、まぁ知ってる事もかなり多かったので1日でサラリと読めました。
ゲーム業界の事をあまり知らない人にはお勧めですかね。
なんちゅうか、ゲームはするけどビジネス的な裏の話を全然わかってないゲームファンとかいてるから、そういう人は読んだ方がいいかも。
やっぱ単純に、スーファミ時代の任天堂は、あまりに殿様商売しすぎてたよねぇって思う。本当に。ちょっと引用してみましょう。
(引用開始)--------------------------
まず、ソフトメーカーに莫大な資金が必要だった。カートリッジ方式だったが、ソフトを焼き込む基板代とロイヤリティで2400円が任天堂の取り分となっていたという。6千円程度のソフトでこれだからソフトメーカーは厳しい。しかも前払い。しかも全量買い取り。しかもソフトメーカーが広告宣伝費や流通経費営業費も全て自前で負担しなければならない。任天堂は何もしない。
(引用終了)-------------------------
という事でしたからねぇ。だからカートリッジ方式はダメだっちゅうことで、CDで焼くプレステが出てきて成功したわけです。そら成功するよ。ねぇ。落語の「はてなの茶碗」のセリフ、「京都の人間はえげつないとは聞いてたけど、あまりに口銭(こうせん)のとりようが…。」という奴ですわなぁ。もうまるで落語のセリフそのままでんがな。
ま、このあたり、社長が岩田さんになってから随分変わったそうです。DSはいまだにカートリッジ方式だし、携帯ゲームはやはりカートリッジ方式が正しいと僕は思うのですが、さすがに家庭用ゲーム機のWiiの方はディスク方式に変わりました。基板代が多分何十分の一以下になってるだろうと想像されます。
でも、長い間、このソフトハウスに優しい、ディスク方式に移行ができなかったんよなぁ、任天堂は。そらボロ儲けしすぎてたら、簡単にはディスクには移行できまへんわなぁ。事業の収益構造そのものの変革をせなアカンわけですから。そら、ニンテンドー64が失敗するのも当たり前でおます。当然。
ともあれ、それでも任天堂は復活しました。その過ちから復活するまでをざっくり描いてるし、どこかに荷担した書き方ではなく客観的に描いてもいてるので、なかなか面白いです。ゲーム業界に興味のある方でしたらどうぞ。
-------------------------------
●110歳まで生きられる!脳と心で楽しむ食生活
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/414088231X/503-1393334-5299133
著者の家森幸男さんという方は、世界中の長寿な地域の人たちの食事を研究して、食事と病気との関連を研究されてる方です。カスピ海ヨーグルトを日本に持ち込んだ人でもあるらしい。その方の書かれた食事と健康に関する書籍です。
その研究対象は、例のグルジア(実は長寿国として大変有名なのです。)から、マサイの戦士たちまで、実にワールドワイドです。中国の山奥の村まで調査にでかけておられますね。
その調査の方法も、科学的な定量性を確保するために、尿と血液を定量採って持ち帰り分析するという手法でありまして、「24時間の尿採取」をするために、専用の「しびん」を開発してるのがスゴイというか笑えると言うかですな。
ただまぁ、長寿と言いながらも、家森さんの研究対象は、日本人の死亡原因のうちかなりの率を占めている脳卒中の予防というところに限られているというか、「脳卒中の予防」を大前提とした研究なんだというのは、ちょっと頭に入れておかないといけません。
で、そういう大きなところでさっ引いて読んでみるに、まぁ塩分は取りすぎないように、というのが一つ大切な事で、もう一つは大豆のイソフラボンは、やはり、かなり健康に効果が高いらしいという事がわかりますね。
この方は、大豆イソフラボンの研究でも第一人者のようで、そのものずばり「大豆イソフラボン」という本も出しておられるようです。大豆イソフラボンがすごいというのを発見した人なんじゃないかなぁ。良く知らないですが。
まぁこまかな話は置いといて、けっこう面白い本でした。
しかし、いちばん面白かったのは、この大豆研究の基礎が、ごくごく普通の一般の主婦の人たちの募金がきっかけでWHOに認められて世界的な研究に発展したっていうところです。なんか「食事と健康って関係あるに決まってるわよ。そんな事も研究されてなかったの?それは主婦として許せないわ! プンプン」という主婦の憤りがこの研究を生み出したのではないか? と感じて面白かったです。ヒモつきではない研究をされたという事なんでしょうね。いやまぁ、実態はわからないけど。
-------------------------------
●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
この本は書評済み。
http://12917.diarynote.jp/200808291343590000/
必読の書なので、ぜひとも読んでください。
-------------------------------
●快適自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4007000476/503-1393334-5299133
ちょっと、いま、自転車が気になってるのです。
キチンとした、「走れる」自転車が欲しい。
そう思ったてので、前から勉強しなくちゃなぁと思ってたんですが、いったい誰の本を読めばいいのかがわからなかったわけです。
で、いろいろ人に話を聞くと、この疋田智さんの本が良いとは聞いてたんです。でも、なぜかきっかけがなくて読んでなかったんですね。
で、読まないままに「ま、とりあえずママチャリで通勤っちゅうのをしてみよう」と思って、この4月からやってたわけです。
詳しくは、
自転車ツーキニストになるまでの紆余曲折。
http://12917.diarynote.jp/200805231106010000/
を読んでいただくとして。
やってみると自転車通勤、かなり良いのですよ。たとえママチャリであっても。
でも、どうもママチャリだと距離が走れない。3㎞か、まぁせいぜい5㎞が限度なんじゃないの?というのがありまして。で、「良い自転車」「まっとうな自転車」を買いたくなってきたんですよ、私は。
で、たまたま、どこかのニュースサイトで、この「快適自転車ライフ」の著者の疋田智さんの記事が載っていて、そこのいろいろと自転車選びの基準とかがキチンと書かれてたんですね。
●エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/hikita/080729_bicycle/
この連載がかなり良いのです。「おお!これこそまさに私の求めていた情報!」と思った。
で、「自転車ツーキニスト」という言葉の生みの親という事もあり、前々から伝え聞いていたので、「やはりこの人の本から読むしかあるまい」と、この「快適自転車ライフ」を買って読んでみたわけであります。
いやー、素晴らしい。大正解でしたね。僕が知りたい事を、本当に丸々ていねいに書いてくださってるという感じ。
と言うことで、今は疋田さんのご著書にはまりまくり。連続して読んでおるのであります。来月の「読んだ本」では、疋田さんの本が数多く並ぶでありましょう。
で、この本において疋田さんは、「ママチャリまで含む自転車通勤」について書いておられるところが、とても好感が持てるのでありました。なんだかんだ言っても、日本においては自転車の入り口はママチャリになりがちですから。(でも実はママチャリこそが諸悪の根源という側面もあるのですが。そういう話は、またいずれ。これは多分絶対に書くでしょう。)
ちなみに表題の「快適自転車ライフ」は、本としてはおすすめしません。というのは、この本と同じ内容で、世の中の動きに合わせて、改訂して内容を修正、追加原稿もたっぷり入った、
大人の自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334783619/503-1393334-5299133
という本が気軽に買える文庫本で出ているからです。読むならこっちの方が絶対にお得。何にも知らないものだから、両方買ってしまったのであります。
自転車の話は、また書くことになるでしょう。はい。
-------------------------------
●ストップウォッチ勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4847017846/503-1393334-5299133
えー、今度また書きますけど、私、自分のモチベーションを高めるために、キッチンタイマーとストップウォッチを、よく使ってるわけなのですよ。
で、これがかなり効果が高いんですね。読書量を増やすとか、英語の練習をするとか、そういう時に、何かと効果的なんです。
で、この本はそういう話っぽいなと思って読んでみましたら、まぁ、その通りだったんですが、うーん、ただものすごくちゃっちいキッチンタイマーと記録用の手帳を付録に付けてるので、本の内容が薄い。
そこがかなり問題でしてねぇ。
これでは女性向け雑誌の付録の冊子という感じになってしまう。
いやまぁタレント本だし、そこまで期待しちゃいかんのでしょうが。
ともあれ、「ストップウォッチ勉強法」と、キチンと「やり方」の方に焦点を当ててるところは買います。理念だけを語っているのではないところはよろしい。
うーん。でもあんまりお薦めはしにくいなぁ。内容は良いのに、もったいないです。
で、そういう話とは別にキッチンタイマーによるモチベーションアップ、という手法は大変効果的です。それに加えてこの本でも書いている「記録する」というのもすごく効果は高い。なので、構造としては、かなり良い本になるはずだった存在、と言えるでしょうね。内容をビジネスマンにも使える物にアレンジするとか、いろいろ、もうちょっと暖めてから出せば良かったかも…だなぁ。
ひたすらもったいない本です。
-------------------------------
●脳を見える化する「思考ノート」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828414487/503-1393334-5299133
で、その記録するとか、文字化するという事を、もっと気軽の手軽にやりましょう!という事を書いてるのが、この本。
「もっと、ノートに書き込みしましょう。ノートを脳の補助装置として使いましょう!」という本です。僕としては大変お薦めの本。
これは良い本なので、また改めて書きたいと思います。
-------------------------------
●脳が教える!1つの習慣
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062144700/503-1393334-5299133
この本も、かなりの良書。
勉強でもダイエットでも、何でも良いのですが、何かを達成しようとして、やり始めて、それがキチンと継続して結果が出るところまで続けようと思うのなら、まず最初の一歩を小さく小さく取りなさい、という事が書かれた本です。
この本はお医者さんが書いた本でして、お医者さんが太っている人に運動が必要だと言う場合に、「一日に○○kcal減らす運動をしなければいけませんよ。」とか言ってもダメなのだ、という事なんですね。
「テレビでも見ながら足踏み運動からでも始めてください。」というのが良いと。
そんな運動、ダイエット効果なんかほとんどありません。ないのですが、実際にはこういうものすごく小さな一歩から始めた方が、継続性や効果・結果につながりやすい、という話なんです。
まぁ、これもここでけっこう何度も書いてますけど、まず「最初の一歩を小さく」なんですね。それが達成感も味わえるし、自分の心の内面に潜む「変わる事への抵抗感」も小さくしてくれるから良い、ということなんですね。
これもまた、とても良い本で、得るところがものすごく多かったので、改めて書評を書きたいです。(書けるかなぁ。どうも良い本ほど書評を書いてない気がする。)
-------------------------------
●エリートセックス
ごぞんじ!(かどうかは知りませんが)AV(アダルトビデオ)男優の加藤鷹さんが書かれた本。
やはり、どんな世界でも「第一人者」になった人は違うよなぁと思わされる内容でした。
一番感銘を受けたのは「AV女優は、なぜAV女優になったのか」というところの説明。これねぇ、AV業界にいてる人とか、風俗ライターというような人でも、みんな「お金のため」って答えるんですよ。
たとえば、「AV女優100人にアンケート調査!」とかやって質問すると「87%が『お金のため』でした! やっぱりね。」とか書いてるわけです。まぁ僕なんかもそういう答えを見て「やっぱりね。」とか思うクチだったわけですが、やはりさすがというか鷹さんは違う。
「そんなもん、ひとりひとり理由は違うよ。」って事でした。AV女優さんたちがAV女優になった理由は、語り出すとものすごく大変なわけです。それこそ前に書いたゲーテの「幸せな家庭は一様に同じだが、不幸な家族はそれぞれに個性的だ」という話と一緒なようです。
ここでも何度も書いてますけど、やっぱりアダルトチルドレンなんですなぁ。親子関係とか、そういうのが心の内面で複雑化してしまってるわけです。だから「なぜAV女優になったのか」を語り出したら、とても大変で、そんな事をいちいちじっくり聞いてくれる人も少ないから(鷹さんは、本番前に彼女たちとじっくり話しをするのだそうですが)とりあえず誰でも納得しやすい「お金のため」とだけ答えることが多いと。そういう事なんですね。
ああああ、そういう事だったのか! って思いますわね。そら、アンケートの小さな解答スペースには書ききれませんわねぇ。そら「お金のため」って書くのが一番ラクだわなぁ。そうかぁ、そういう事だったのかと改めて納得でありました。
いや、実際、おそらく風俗関係に進んでる人(男女問わず)は、アダルトチルドレンの人は多いだろうなぁとつくづく思うのでありますよ。いやほんと。
加藤鷹さんは、そんなアダルトチルドレンの知識なんか全然持ってないけど、もう、言ってることは完全にACの話で、しかも! そのACへの対処の仕方までキチンと実践の中から見つけてるという感じです。
まぁ、すごい人はすごいと。そういう事ですね。はい。
僕としては先月読んだ、「人生は勉強より『世渡り力』だ」の世界に冠たる「痛くない注射針」を作った技術者、岡野雅行さんと同等の「トップの人」の匂いを感じました。
トップに立つ人は同じ匂いがあるなぁって感じ。
この二人を対談させても面白いだろうにとか考えてしまった。
通じるところはきっとあるはずやけどなぁ。うーむ。
ま、今月はこんなところでした。
8月に読んだのは、10冊。
●効率10倍 新・知的生産の方法
●任天堂Wiiのすごい発想
●110歳まで生きられる 脳と心で楽しむ食生活
●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
●快適自転車ライフ
●ストップウォッチ勉強法
●脳を見える化する「思考ノート」
●脳が教える!1つの習慣
●エリートセックス
以下順に簡単に説明など。
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●効率10倍 新・知的生産の方法
書評済み。
「月10冊と50冊の差」
http://12917.diarynote.jp/200808081252550000/
を参照ください。
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●任天堂Wiiのすごい発想
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4827204187/503-1393334-5299133
ゲーム業界の内実紹介本。プレステが登場した前後は、この手の「ゲーム業界裏情報紹介ビジネス本」がたくさん出てましたねぇ。よく読んだものです。ずいぶん久しぶりに出てきたなぁって感じ。
Wiiの話ばかりかと思ったら、そうではなくて、この10年くらいのゲーム業界の大きな流れをざっくり紹介してる本で、まぁ知ってる事もかなり多かったので1日でサラリと読めました。
ゲーム業界の事をあまり知らない人にはお勧めですかね。
なんちゅうか、ゲームはするけどビジネス的な裏の話を全然わかってないゲームファンとかいてるから、そういう人は読んだ方がいいかも。
やっぱ単純に、スーファミ時代の任天堂は、あまりに殿様商売しすぎてたよねぇって思う。本当に。ちょっと引用してみましょう。
(引用開始)--------------------------
まず、ソフトメーカーに莫大な資金が必要だった。カートリッジ方式だったが、ソフトを焼き込む基板代とロイヤリティで2400円が任天堂の取り分となっていたという。6千円程度のソフトでこれだからソフトメーカーは厳しい。しかも前払い。しかも全量買い取り。しかもソフトメーカーが広告宣伝費や流通経費営業費も全て自前で負担しなければならない。任天堂は何もしない。
(引用終了)-------------------------
という事でしたからねぇ。だからカートリッジ方式はダメだっちゅうことで、CDで焼くプレステが出てきて成功したわけです。そら成功するよ。ねぇ。落語の「はてなの茶碗」のセリフ、「京都の人間はえげつないとは聞いてたけど、あまりに口銭(こうせん)のとりようが…。」という奴ですわなぁ。もうまるで落語のセリフそのままでんがな。
ま、このあたり、社長が岩田さんになってから随分変わったそうです。DSはいまだにカートリッジ方式だし、携帯ゲームはやはりカートリッジ方式が正しいと僕は思うのですが、さすがに家庭用ゲーム機のWiiの方はディスク方式に変わりました。基板代が多分何十分の一以下になってるだろうと想像されます。
でも、長い間、このソフトハウスに優しい、ディスク方式に移行ができなかったんよなぁ、任天堂は。そらボロ儲けしすぎてたら、簡単にはディスクには移行できまへんわなぁ。事業の収益構造そのものの変革をせなアカンわけですから。そら、ニンテンドー64が失敗するのも当たり前でおます。当然。
ともあれ、それでも任天堂は復活しました。その過ちから復活するまでをざっくり描いてるし、どこかに荷担した書き方ではなく客観的に描いてもいてるので、なかなか面白いです。ゲーム業界に興味のある方でしたらどうぞ。
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●110歳まで生きられる!脳と心で楽しむ食生活
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/414088231X/503-1393334-5299133
著者の家森幸男さんという方は、世界中の長寿な地域の人たちの食事を研究して、食事と病気との関連を研究されてる方です。カスピ海ヨーグルトを日本に持ち込んだ人でもあるらしい。その方の書かれた食事と健康に関する書籍です。
その研究対象は、例のグルジア(実は長寿国として大変有名なのです。)から、マサイの戦士たちまで、実にワールドワイドです。中国の山奥の村まで調査にでかけておられますね。
その調査の方法も、科学的な定量性を確保するために、尿と血液を定量採って持ち帰り分析するという手法でありまして、「24時間の尿採取」をするために、専用の「しびん」を開発してるのがスゴイというか笑えると言うかですな。
ただまぁ、長寿と言いながらも、家森さんの研究対象は、日本人の死亡原因のうちかなりの率を占めている脳卒中の予防というところに限られているというか、「脳卒中の予防」を大前提とした研究なんだというのは、ちょっと頭に入れておかないといけません。
で、そういう大きなところでさっ引いて読んでみるに、まぁ塩分は取りすぎないように、というのが一つ大切な事で、もう一つは大豆のイソフラボンは、やはり、かなり健康に効果が高いらしいという事がわかりますね。
この方は、大豆イソフラボンの研究でも第一人者のようで、そのものずばり「大豆イソフラボン」という本も出しておられるようです。大豆イソフラボンがすごいというのを発見した人なんじゃないかなぁ。良く知らないですが。
まぁこまかな話は置いといて、けっこう面白い本でした。
しかし、いちばん面白かったのは、この大豆研究の基礎が、ごくごく普通の一般の主婦の人たちの募金がきっかけでWHOに認められて世界的な研究に発展したっていうところです。なんか「食事と健康って関係あるに決まってるわよ。そんな事も研究されてなかったの?それは主婦として許せないわ! プンプン」という主婦の憤りがこの研究を生み出したのではないか? と感じて面白かったです。ヒモつきではない研究をされたという事なんでしょうね。いやまぁ、実態はわからないけど。
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●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
この本は書評済み。
http://12917.diarynote.jp/200808291343590000/
必読の書なので、ぜひとも読んでください。
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●快適自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4007000476/503-1393334-5299133
ちょっと、いま、自転車が気になってるのです。
キチンとした、「走れる」自転車が欲しい。
そう思ったてので、前から勉強しなくちゃなぁと思ってたんですが、いったい誰の本を読めばいいのかがわからなかったわけです。
で、いろいろ人に話を聞くと、この疋田智さんの本が良いとは聞いてたんです。でも、なぜかきっかけがなくて読んでなかったんですね。
で、読まないままに「ま、とりあえずママチャリで通勤っちゅうのをしてみよう」と思って、この4月からやってたわけです。
詳しくは、
自転車ツーキニストになるまでの紆余曲折。
http://12917.diarynote.jp/200805231106010000/
を読んでいただくとして。
やってみると自転車通勤、かなり良いのですよ。たとえママチャリであっても。
でも、どうもママチャリだと距離が走れない。3㎞か、まぁせいぜい5㎞が限度なんじゃないの?というのがありまして。で、「良い自転車」「まっとうな自転車」を買いたくなってきたんですよ、私は。
で、たまたま、どこかのニュースサイトで、この「快適自転車ライフ」の著者の疋田智さんの記事が載っていて、そこのいろいろと自転車選びの基準とかがキチンと書かれてたんですね。
●エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/hikita/080729_bicycle/
この連載がかなり良いのです。「おお!これこそまさに私の求めていた情報!」と思った。
で、「自転車ツーキニスト」という言葉の生みの親という事もあり、前々から伝え聞いていたので、「やはりこの人の本から読むしかあるまい」と、この「快適自転車ライフ」を買って読んでみたわけであります。
いやー、素晴らしい。大正解でしたね。僕が知りたい事を、本当に丸々ていねいに書いてくださってるという感じ。
と言うことで、今は疋田さんのご著書にはまりまくり。連続して読んでおるのであります。来月の「読んだ本」では、疋田さんの本が数多く並ぶでありましょう。
で、この本において疋田さんは、「ママチャリまで含む自転車通勤」について書いておられるところが、とても好感が持てるのでありました。なんだかんだ言っても、日本においては自転車の入り口はママチャリになりがちですから。(でも実はママチャリこそが諸悪の根源という側面もあるのですが。そういう話は、またいずれ。これは多分絶対に書くでしょう。)
ちなみに表題の「快適自転車ライフ」は、本としてはおすすめしません。というのは、この本と同じ内容で、世の中の動きに合わせて、改訂して内容を修正、追加原稿もたっぷり入った、
大人の自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334783619/503-1393334-5299133
という本が気軽に買える文庫本で出ているからです。読むならこっちの方が絶対にお得。何にも知らないものだから、両方買ってしまったのであります。
自転車の話は、また書くことになるでしょう。はい。
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●ストップウォッチ勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4847017846/503-1393334-5299133
えー、今度また書きますけど、私、自分のモチベーションを高めるために、キッチンタイマーとストップウォッチを、よく使ってるわけなのですよ。
で、これがかなり効果が高いんですね。読書量を増やすとか、英語の練習をするとか、そういう時に、何かと効果的なんです。
で、この本はそういう話っぽいなと思って読んでみましたら、まぁ、その通りだったんですが、うーん、ただものすごくちゃっちいキッチンタイマーと記録用の手帳を付録に付けてるので、本の内容が薄い。
そこがかなり問題でしてねぇ。
これでは女性向け雑誌の付録の冊子という感じになってしまう。
いやまぁタレント本だし、そこまで期待しちゃいかんのでしょうが。
ともあれ、「ストップウォッチ勉強法」と、キチンと「やり方」の方に焦点を当ててるところは買います。理念だけを語っているのではないところはよろしい。
うーん。でもあんまりお薦めはしにくいなぁ。内容は良いのに、もったいないです。
で、そういう話とは別にキッチンタイマーによるモチベーションアップ、という手法は大変効果的です。それに加えてこの本でも書いている「記録する」というのもすごく効果は高い。なので、構造としては、かなり良い本になるはずだった存在、と言えるでしょうね。内容をビジネスマンにも使える物にアレンジするとか、いろいろ、もうちょっと暖めてから出せば良かったかも…だなぁ。
ひたすらもったいない本です。
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●脳を見える化する「思考ノート」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828414487/503-1393334-5299133
で、その記録するとか、文字化するという事を、もっと気軽の手軽にやりましょう!という事を書いてるのが、この本。
「もっと、ノートに書き込みしましょう。ノートを脳の補助装置として使いましょう!」という本です。僕としては大変お薦めの本。
これは良い本なので、また改めて書きたいと思います。
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●脳が教える!1つの習慣
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062144700/503-1393334-5299133
この本も、かなりの良書。
勉強でもダイエットでも、何でも良いのですが、何かを達成しようとして、やり始めて、それがキチンと継続して結果が出るところまで続けようと思うのなら、まず最初の一歩を小さく小さく取りなさい、という事が書かれた本です。
この本はお医者さんが書いた本でして、お医者さんが太っている人に運動が必要だと言う場合に、「一日に○○kcal減らす運動をしなければいけませんよ。」とか言ってもダメなのだ、という事なんですね。
「テレビでも見ながら足踏み運動からでも始めてください。」というのが良いと。
そんな運動、ダイエット効果なんかほとんどありません。ないのですが、実際にはこういうものすごく小さな一歩から始めた方が、継続性や効果・結果につながりやすい、という話なんです。
まぁ、これもここでけっこう何度も書いてますけど、まず「最初の一歩を小さく」なんですね。それが達成感も味わえるし、自分の心の内面に潜む「変わる事への抵抗感」も小さくしてくれるから良い、ということなんですね。
これもまた、とても良い本で、得るところがものすごく多かったので、改めて書評を書きたいです。(書けるかなぁ。どうも良い本ほど書評を書いてない気がする。)
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●エリートセックス
ごぞんじ!(かどうかは知りませんが)AV(アダルトビデオ)男優の加藤鷹さんが書かれた本。
やはり、どんな世界でも「第一人者」になった人は違うよなぁと思わされる内容でした。
一番感銘を受けたのは「AV女優は、なぜAV女優になったのか」というところの説明。これねぇ、AV業界にいてる人とか、風俗ライターというような人でも、みんな「お金のため」って答えるんですよ。
たとえば、「AV女優100人にアンケート調査!」とかやって質問すると「87%が『お金のため』でした! やっぱりね。」とか書いてるわけです。まぁ僕なんかもそういう答えを見て「やっぱりね。」とか思うクチだったわけですが、やはりさすがというか鷹さんは違う。
「そんなもん、ひとりひとり理由は違うよ。」って事でした。AV女優さんたちがAV女優になった理由は、語り出すとものすごく大変なわけです。それこそ前に書いたゲーテの「幸せな家庭は一様に同じだが、不幸な家族はそれぞれに個性的だ」という話と一緒なようです。
ここでも何度も書いてますけど、やっぱりアダルトチルドレンなんですなぁ。親子関係とか、そういうのが心の内面で複雑化してしまってるわけです。だから「なぜAV女優になったのか」を語り出したら、とても大変で、そんな事をいちいちじっくり聞いてくれる人も少ないから(鷹さんは、本番前に彼女たちとじっくり話しをするのだそうですが)とりあえず誰でも納得しやすい「お金のため」とだけ答えることが多いと。そういう事なんですね。
ああああ、そういう事だったのか! って思いますわね。そら、アンケートの小さな解答スペースには書ききれませんわねぇ。そら「お金のため」って書くのが一番ラクだわなぁ。そうかぁ、そういう事だったのかと改めて納得でありました。
いや、実際、おそらく風俗関係に進んでる人(男女問わず)は、アダルトチルドレンの人は多いだろうなぁとつくづく思うのでありますよ。いやほんと。
加藤鷹さんは、そんなアダルトチルドレンの知識なんか全然持ってないけど、もう、言ってることは完全にACの話で、しかも! そのACへの対処の仕方までキチンと実践の中から見つけてるという感じです。
まぁ、すごい人はすごいと。そういう事ですね。はい。
僕としては先月読んだ、「人生は勉強より『世渡り力』だ」の世界に冠たる「痛くない注射針」を作った技術者、岡野雅行さんと同等の「トップの人」の匂いを感じました。
トップに立つ人は同じ匂いがあるなぁって感じ。
この二人を対談させても面白いだろうにとか考えてしまった。
通じるところはきっとあるはずやけどなぁ。うーむ。
ま、今月はこんなところでした。
いつもの今月読んだ本シリーズ。
今月は当りが多かったのでうれしかった月です。読んだのは以下の9冊。いちおう、おもしろかったもの順です。
●落語の国から覗いてみれば
●偽善エコロジー
●人生は勉強より「世渡り力」だ
●いつでもやる気の英語勉強法
●毎朝1分で人生は変わる
●妻との修復
●「世逃げ」のすすめ
●「朝10分の習慣」で1日がぜんぶうまくいく。
●宇宙を味方にしてお金に愛される法則
------------------------------
●落語の国から覗いてみれば
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062879476/503-1393334-5299133
今月はこれがいちばん面白かったなぁ。今年読んだ本の中でもかなりの面白さでありました。著者は、文春で「ホリイのズンズン調査」の連載を持ってる堀井 憲一郎さん。語り口が楽しい人。
で、この本では落語をベースに江戸時代の生活ってどんなものだったのかを資料や堀井さんの見識を加えつつ整理して、そこから現代をすこ〜しだけふり返るというもの。
素敵だったのは、ホリイさんが、「上方落語と江戸落語のバイリンガル」だってところですね。この手の本の著者って、どっちかの世界しか知らない事が多いんですよ。でも、両方を知っていて「この話ならこの人」とか書かれると、自分の知ってる落語家さんの評価から類推して、自分が知らない関東の落語家さんの実力まで推し量れる。それがなかなかに良いのです。
現代社会のきつさと、江戸時代の日本文化、つまりネイティブな日本の生活感というものを引き比べて「いまは辛いね」とか「昔は大変だったね」とか語る本でして、ほんとうに、実に面白いです。
また詳しいレビューとか書きたいなぁ。
●偽善エコロジー
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980808/503-1393334-5299133
これは、レビュー済み。
http://diarynote.jp/d/12917/20080729.html
かなり面白いですわね。
ぜひお読みください。
●人生は勉強より「世渡り力」だ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413042042/503-1393334-5299133
これは、知ってる人は知ってる「痛くない注射針」を開発した町の技術者岡野雅行さんの本。
いろいろ面白かったんだけど、いちばん感心したのは、読書に関する、あるエピソードのくだり。
岡野さんは「金型」の技術屋さんで、金型をベースに「プレス」をやってる工場が生産をするわけです。まぁ、鯛焼き屋さんと、その金型屋さんみたいなもので、全然別業種なわけですよ。
で、岡野さんは金型だけでなくプレスにも手を出したかったわけです。でも、プレスの技術を知らない。で、尊敬している先輩に相談すると、「本があるじゃないか。外国のプレスの本を買って読め。」と、こう言われたわけです。
「外国の本なんて、俺に読めるわけがない」と岡野さんが言うと、「お前も職人だ、図面とかイラストとかを見てるだけでかなりわかる。見るだけでも勉強になる。」と言われたので、とても高額な「プレス便覧」という本を岡野さんは買って、20年、毎日眺めて暮らしたのだそうだ。
(引用開始)---------------------
俺は、その本を二十年間、毎日、眺めてすごした。それでプレスの基本も覚えたし、プレスの技術が奥の深いもんだって事も分った。その人がアドバイスをくれなかったら、その本と出会わなかったら、ここまで本腰を入れてプレスの技術と取り組むことはなかったかも知れない。
(引用終了)---------------------
と書かれてます。
いや、まさに「本」というものの素晴らしさを語る名エピソードなんだけど、「あ、この話って岡野さんの事だったのか!と、僕は逆の面から驚かされたのですよ。
この話を最初に知ったのは、神田昌典の「お金と英語の非常識な関係(上下)」を読んだ時でして、神田昌典は、このエピソードを引用して「あなたに英語の実力がなかろうとも、とにかくいきなり英語の書籍を”活用”したら良いのです。発想を変えましょう!」という事を書いてたわけです。
で、僕の好きな齋藤孝さんも、確か何かの本で、このエピソードを引用して、本を読むことの意義の深さを説いておられた。
でも、結局は元ネタは岡野さんだったんじゃないか! とネタバレしたって事ですね。やっぱり「世界初」とか、ガンガンにやってる人は違うわなぁって事です。
知ってるか知らないかは別にしまして、最近の携帯電話が薄くなったのも、実は岡野さんの金型技術のおかげ。リチウム電池を入れるためのケースっていうのを、一枚の板金から、深絞りというプレス加工のやり方で作ったからできたわけです。一枚の板をちょっとずつプレス機で打ち出して「継ぎ目のないケース」を作ったから、防水処理とか余分な工程が不要になって薄くできたわけ。これも世界初なんでしょう、たぶん。
日本の強さっていうのは、実はこういうところにあるんですよ。町工場がすごかったりする。
ま、面白い本でした。多分インタビューによる聞き書きなので、ちょっと内容は薄いですけどな。でも、その分読みやすいです。一日でさーっと読めてしまいました。
●いつでもやる気の英語勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/453404285X/503-1393334-5299133
今月は、英語の学習工程がガラっと変わってしまった月でして、そのきっかけになったのが、この本。
実は、この本、今年の2月には購入して、7割がた読んでたんです。ただ、読了してなかったので、ここでは紹介してなかったんですが。けっこうそういう本があるんよねぇ。途中で読むのをやめた本が。
で、じゃあ、なんで、いまごろ読了したかというと、いま、先月に引き続いて「早起き」にチャレンジ中で、その関連で、
●毎朝1分で人生は変わる
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763198181/503-1393334-5299133
という本を読んだからなのです。
で、この本が僕的に、すごくはまった。
いや、こまかい話は書きませんけど、僕が最近いろいろ試したりしているやり方とすごく似たことを、この本の著者の三宅裕之さんは実践されてたんですよ。しかも、僕がいろいろ考えてたやり方より、はるかに洗練されたやり方で。
なので「あ、こりゃすごい」と思って読んでたのですが、そのうち、いろいろなエピソードが、どうにもどこかで聞いたような話になってきて、そこで初めて気がついたのですが、実は上記の「いつでもやる気の英語勉強法」も同じ三宅さんの著書だったわけです。
で、そう気付いたから、あわてて、「いつでもやる気」を読み返しまして、そこに紹介されてる「この教材は良かった」と書かれてた教材を実際に書店で購入して読み始めたわけです。
そしたら、もう。目ウロコ! 「ああ、そうか! こういう風に練習したら良かったんや!」というような事とか「そうか、うまくいかなかったのは、これがいかんかったのか!」という事とかが、それぞれの教材にしっかりとわかりやすく書かれてるわけです。
すごいじゃん、これ。
ってなもんなんですが。
でも、三宅さんという人、「この教材が良いですよ」とは言ってくれてるんだけど、「どう素晴らしいのか」にまでは、あんまり言及されてなかったんですよね。なので、軽くサラっとスルーしてしまってたわけです。
やっぱりねぇ、「良い」と書かれてるって事は、やっぱり良いのだから、キチンと受け取らないとダメですわねぇ。いやー表面だけ見てたなワシ。反省反省って感じなのです。
ということで、英語に関しては根本から学習予定の変更が起こってしまいました。このあたりは、またおいおい。
●妻との修復
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062879344/503-1393334-5299133
この本もすごく面白かった。夫婦仲がうまく行ってないご主人! 読んでごらんなさい! まぁ面白いから。
●「世逃げ」のすすめ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413042042/503-1393334-5299133
えーと、この本もなかなか素晴らしかったです。日本人にわかりやすい口調で宗教のあり方、捉え方、活かし方をサラっと書いてくれてます。
僕的には、キリスト教の予定説を「予定説」という言葉すら使わずに上手にかみ砕いて説明できてるところに大感心しました。
勉強とかお金とか、見栄えに知名度。そういう世間のものさしとは別に、もうひとつ別のモノサシを持ちなさい、それが「心のやすらぎ=宗教」なんですよ、という事を書いておられる本です。
で、「仏のモノサシ」には目盛りがありません。天皇さんのいのちとホームレスのいのちはどっちが重いかなんて測れないし、測ってはいけないのですよ、と、こう説明されてるわけですね。
で、「仏のモノサシ」は「何だってよいものは、何だってよいのだ」という基準であり、これが「キリスト教のモノサシ」になると、おなじように目盛りはないのだけれど、「神がいかなる判断をくだされるかは、人間にはわからない」と言うことになる、という説明なんですね。
ああ、見事だ。
仏教とキリスト教の違いと実用性を、実にシンプルなたとえ話にまとめておられる。
で、この著者の「ひろさちや」さん。実は日本のお坊さんたちの事はボロクソに言うてはります。
いやまぁ、その通りなんだけどね。
ボロクソに言われてもしゃーないんよなぁ、日本の坊さんたちは。
個人的に素晴らしい僧侶さまも、いてるかも知らんけど、いろんな意味で日本の寺社仏閣はボロボロであります。「目盛りのないモノサシ」としての安心感自身がない。ようは、人の心の闇を救う能力自体が、すでにないって事ですね。
それは廃仏毀釈のせいであったり、檀家制度のためであったり、いろいろな事はあるんだけど、とにかく、日本にはまともな「機能する宗教」ってのがないんです。それが事実です。人の心の闇を救えない。救う能力と思想基盤がないんです。
だから年間3万人も自殺者が出るんですよ。
こういう状況であるにもかかわらず、そういう心のセーフティーネットが存在してないのが日本なんだ、という事を、まぁ、一般の普通の日本人は気付いてもいません。
そういう状態こそが、かなりあやうい状態なんだけど、でも気付いてないんだからしゃーないわなぁ。
そういう話であります。
うまく「世逃げ」ができてればいいんだけど、まぁたいていは無理ですわなぁ。
こういう事を言っても、わからん人には全然わからんし、トンチンカンに、お守りとか持って安心したつもりになってたりするんよなぁ。
やれやれ。
●「朝10分の習慣」で1日がぜんぶうまくいく。
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763198181/503-1393334-5299133
えーと、この本も「早起き」関係で読んだ本です。まぁまぁ面白かった。
●宇宙を味方にしてお金に愛される法則
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4877712194/503-1393334-5299133
えーと、この本は例の「引き寄せの法則」系統の本です。この手の本を読むのは、まぁ私の趣味みたいなものでして。あー、そうか無意識に、「宗教」の代わりにしてるのかも知れません。はい。
今月は当りが多かったのでうれしかった月です。読んだのは以下の9冊。いちおう、おもしろかったもの順です。
●落語の国から覗いてみれば
●偽善エコロジー
●人生は勉強より「世渡り力」だ
●いつでもやる気の英語勉強法
●毎朝1分で人生は変わる
●妻との修復
●「世逃げ」のすすめ
●「朝10分の習慣」で1日がぜんぶうまくいく。
●宇宙を味方にしてお金に愛される法則
------------------------------
●落語の国から覗いてみれば
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062879476/503-1393334-5299133
今月はこれがいちばん面白かったなぁ。今年読んだ本の中でもかなりの面白さでありました。著者は、文春で「ホリイのズンズン調査」の連載を持ってる堀井 憲一郎さん。語り口が楽しい人。
で、この本では落語をベースに江戸時代の生活ってどんなものだったのかを資料や堀井さんの見識を加えつつ整理して、そこから現代をすこ〜しだけふり返るというもの。
素敵だったのは、ホリイさんが、「上方落語と江戸落語のバイリンガル」だってところですね。この手の本の著者って、どっちかの世界しか知らない事が多いんですよ。でも、両方を知っていて「この話ならこの人」とか書かれると、自分の知ってる落語家さんの評価から類推して、自分が知らない関東の落語家さんの実力まで推し量れる。それがなかなかに良いのです。
現代社会のきつさと、江戸時代の日本文化、つまりネイティブな日本の生活感というものを引き比べて「いまは辛いね」とか「昔は大変だったね」とか語る本でして、ほんとうに、実に面白いです。
また詳しいレビューとか書きたいなぁ。
●偽善エコロジー
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980808/503-1393334-5299133
これは、レビュー済み。
http://diarynote.jp/d/12917/20080729.html
かなり面白いですわね。
ぜひお読みください。
●人生は勉強より「世渡り力」だ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413042042/503-1393334-5299133
これは、知ってる人は知ってる「痛くない注射針」を開発した町の技術者岡野雅行さんの本。
いろいろ面白かったんだけど、いちばん感心したのは、読書に関する、あるエピソードのくだり。
岡野さんは「金型」の技術屋さんで、金型をベースに「プレス」をやってる工場が生産をするわけです。まぁ、鯛焼き屋さんと、その金型屋さんみたいなもので、全然別業種なわけですよ。
で、岡野さんは金型だけでなくプレスにも手を出したかったわけです。でも、プレスの技術を知らない。で、尊敬している先輩に相談すると、「本があるじゃないか。外国のプレスの本を買って読め。」と、こう言われたわけです。
「外国の本なんて、俺に読めるわけがない」と岡野さんが言うと、「お前も職人だ、図面とかイラストとかを見てるだけでかなりわかる。見るだけでも勉強になる。」と言われたので、とても高額な「プレス便覧」という本を岡野さんは買って、20年、毎日眺めて暮らしたのだそうだ。
(引用開始)---------------------
俺は、その本を二十年間、毎日、眺めてすごした。それでプレスの基本も覚えたし、プレスの技術が奥の深いもんだって事も分った。その人がアドバイスをくれなかったら、その本と出会わなかったら、ここまで本腰を入れてプレスの技術と取り組むことはなかったかも知れない。
(引用終了)---------------------
と書かれてます。
いや、まさに「本」というものの素晴らしさを語る名エピソードなんだけど、「あ、この話って岡野さんの事だったのか!と、僕は逆の面から驚かされたのですよ。
この話を最初に知ったのは、神田昌典の「お金と英語の非常識な関係(上下)」を読んだ時でして、神田昌典は、このエピソードを引用して「あなたに英語の実力がなかろうとも、とにかくいきなり英語の書籍を”活用”したら良いのです。発想を変えましょう!」という事を書いてたわけです。
で、僕の好きな齋藤孝さんも、確か何かの本で、このエピソードを引用して、本を読むことの意義の深さを説いておられた。
でも、結局は元ネタは岡野さんだったんじゃないか! とネタバレしたって事ですね。やっぱり「世界初」とか、ガンガンにやってる人は違うわなぁって事です。
知ってるか知らないかは別にしまして、最近の携帯電話が薄くなったのも、実は岡野さんの金型技術のおかげ。リチウム電池を入れるためのケースっていうのを、一枚の板金から、深絞りというプレス加工のやり方で作ったからできたわけです。一枚の板をちょっとずつプレス機で打ち出して「継ぎ目のないケース」を作ったから、防水処理とか余分な工程が不要になって薄くできたわけ。これも世界初なんでしょう、たぶん。
日本の強さっていうのは、実はこういうところにあるんですよ。町工場がすごかったりする。
ま、面白い本でした。多分インタビューによる聞き書きなので、ちょっと内容は薄いですけどな。でも、その分読みやすいです。一日でさーっと読めてしまいました。
●いつでもやる気の英語勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/453404285X/503-1393334-5299133
今月は、英語の学習工程がガラっと変わってしまった月でして、そのきっかけになったのが、この本。
実は、この本、今年の2月には購入して、7割がた読んでたんです。ただ、読了してなかったので、ここでは紹介してなかったんですが。けっこうそういう本があるんよねぇ。途中で読むのをやめた本が。
で、じゃあ、なんで、いまごろ読了したかというと、いま、先月に引き続いて「早起き」にチャレンジ中で、その関連で、
●毎朝1分で人生は変わる
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763198181/503-1393334-5299133
という本を読んだからなのです。
で、この本が僕的に、すごくはまった。
いや、こまかい話は書きませんけど、僕が最近いろいろ試したりしているやり方とすごく似たことを、この本の著者の三宅裕之さんは実践されてたんですよ。しかも、僕がいろいろ考えてたやり方より、はるかに洗練されたやり方で。
なので「あ、こりゃすごい」と思って読んでたのですが、そのうち、いろいろなエピソードが、どうにもどこかで聞いたような話になってきて、そこで初めて気がついたのですが、実は上記の「いつでもやる気の英語勉強法」も同じ三宅さんの著書だったわけです。
で、そう気付いたから、あわてて、「いつでもやる気」を読み返しまして、そこに紹介されてる「この教材は良かった」と書かれてた教材を実際に書店で購入して読み始めたわけです。
そしたら、もう。目ウロコ! 「ああ、そうか! こういう風に練習したら良かったんや!」というような事とか「そうか、うまくいかなかったのは、これがいかんかったのか!」という事とかが、それぞれの教材にしっかりとわかりやすく書かれてるわけです。
すごいじゃん、これ。
ってなもんなんですが。
でも、三宅さんという人、「この教材が良いですよ」とは言ってくれてるんだけど、「どう素晴らしいのか」にまでは、あんまり言及されてなかったんですよね。なので、軽くサラっとスルーしてしまってたわけです。
やっぱりねぇ、「良い」と書かれてるって事は、やっぱり良いのだから、キチンと受け取らないとダメですわねぇ。いやー表面だけ見てたなワシ。反省反省って感じなのです。
ということで、英語に関しては根本から学習予定の変更が起こってしまいました。このあたりは、またおいおい。
●妻との修復
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062879344/503-1393334-5299133
この本もすごく面白かった。夫婦仲がうまく行ってないご主人! 読んでごらんなさい! まぁ面白いから。
●「世逃げ」のすすめ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413042042/503-1393334-5299133
えーと、この本もなかなか素晴らしかったです。日本人にわかりやすい口調で宗教のあり方、捉え方、活かし方をサラっと書いてくれてます。
僕的には、キリスト教の予定説を「予定説」という言葉すら使わずに上手にかみ砕いて説明できてるところに大感心しました。
勉強とかお金とか、見栄えに知名度。そういう世間のものさしとは別に、もうひとつ別のモノサシを持ちなさい、それが「心のやすらぎ=宗教」なんですよ、という事を書いておられる本です。
で、「仏のモノサシ」には目盛りがありません。天皇さんのいのちとホームレスのいのちはどっちが重いかなんて測れないし、測ってはいけないのですよ、と、こう説明されてるわけですね。
で、「仏のモノサシ」は「何だってよいものは、何だってよいのだ」という基準であり、これが「キリスト教のモノサシ」になると、おなじように目盛りはないのだけれど、「神がいかなる判断をくだされるかは、人間にはわからない」と言うことになる、という説明なんですね。
ああ、見事だ。
仏教とキリスト教の違いと実用性を、実にシンプルなたとえ話にまとめておられる。
で、この著者の「ひろさちや」さん。実は日本のお坊さんたちの事はボロクソに言うてはります。
いやまぁ、その通りなんだけどね。
ボロクソに言われてもしゃーないんよなぁ、日本の坊さんたちは。
個人的に素晴らしい僧侶さまも、いてるかも知らんけど、いろんな意味で日本の寺社仏閣はボロボロであります。「目盛りのないモノサシ」としての安心感自身がない。ようは、人の心の闇を救う能力自体が、すでにないって事ですね。
それは廃仏毀釈のせいであったり、檀家制度のためであったり、いろいろな事はあるんだけど、とにかく、日本にはまともな「機能する宗教」ってのがないんです。それが事実です。人の心の闇を救えない。救う能力と思想基盤がないんです。
だから年間3万人も自殺者が出るんですよ。
こういう状況であるにもかかわらず、そういう心のセーフティーネットが存在してないのが日本なんだ、という事を、まぁ、一般の普通の日本人は気付いてもいません。
そういう状態こそが、かなりあやうい状態なんだけど、でも気付いてないんだからしゃーないわなぁ。
そういう話であります。
うまく「世逃げ」ができてればいいんだけど、まぁたいていは無理ですわなぁ。
こういう事を言っても、わからん人には全然わからんし、トンチンカンに、お守りとか持って安心したつもりになってたりするんよなぁ。
やれやれ。
●「朝10分の習慣」で1日がぜんぶうまくいく。
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763198181/503-1393334-5299133
えーと、この本も「早起き」関係で読んだ本です。まぁまぁ面白かった。
●宇宙を味方にしてお金に愛される法則
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4877712194/503-1393334-5299133
えーと、この本は例の「引き寄せの法則」系統の本です。この手の本を読むのは、まぁ私の趣味みたいなものでして。あー、そうか無意識に、「宗教」の代わりにしてるのかも知れません。はい。
今月は、先月読んだ本をまとめるのが、無茶苦茶に遅くなってしまいました。読んだのは以下の10冊。順番は特にありません。内容の似たものを、まとめて紹介します。
(1)誰でも天才になれる科学的な勉強法
(2)なぜ日本人は学ばなくなったのか
(3)大人の英語教室
(4)寝る前30分を変えなさい
(5)朝ノートの魔法
(6)朝日記の奇跡
(7)仕事ができる人は何故筋トレをするのか
(8)レバレッジ人脈術
(9)宇宙に上手にお願いする方法
(10)宇宙にもっと上手にお願いする方法
[勉強関連]--------------------
●誰でも天才になれる科学的な勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4844062034/249-9767057-8485143
学習する方法というのを考えるのに、ぜひ読んでおくべきだ! と思ったのが、この本。脳学者(とでも言うのか?)で人気の池谷裕二さんの著書。この人の本は何冊か読んでますが、この本がベストでしょうね。「進化した脳」とか「海馬」とか、あんまり面白くなかった。
この本には具体的に「どういう勉強の仕方が、もっとも効率的か」ということがわかりやすく書いてあるのがいいです。
まぁ、ひたすら復習なんですけどね。
高校生向けに書かれているし、受験生には必読。親も読んだ方が良いでしょう。
95頁しかない薄さで、たった715円なのだから、アマゾンで取り寄せても読むべき本でしょう。日本人全員必読の書、という事にしてもまぁ良いです。
この本も勝間和代さんのお勧め本なんだよなぁ。さすがに勝間さん、大事な本はキチンと押えている。
●なぜ日本人は学ばなくなったのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062879433/249-9767057-8485143
これは前に感想を書きましたが、またあらためて。齋藤さんの本はどれも好き。
●大人の英語教室
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413009428/249-9767057-8485143
この本は英語の文法を学ぶための副読本というような本です。たった500円ですが、僕としては、ものすごく学ぶところの多い本でしたね。
ただ、中学英語の基礎的な英文法をキチンとやってないと、この本だけ読んでも、よけいこんがらがるだけかも知れません。
前に「現在完了ってネーミングが間違ってるよなぁ」と言う話を書きましたが、
http://diarynote.jp/d/12917/20071101.html
この本の著者の鬼塚 幹彦さんは、まさにそういう事をよくわかってる人で「文法は、英語を理解するための道具にしかすぎないのだから、あるものを上手に使えば良いのです。世間に流通している言葉があるなら、それを使った方が簡単。道具と割り切りましょう。」というような趣旨の事を書かれていて。「そりゃそうだ」と深く納得しました。
とまぁようするに、そういう初学者が気になる点や、ひっかかってしまうような事をポイントを押えて書かれていて、実に有り難かったのです。
中学英語の文法を一通り復習した後に、この本を読むと、すごく良いと思います。
[朝・早起き関連]-------------------------
●寝る前30分を変えなさい
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4584130744/249-9767057-8485143
●朝ノートの魔法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4562041420/503-1393334-5299133
●朝日記の奇跡
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4820716484/503-1393334-5299133
最近、朝にキチンと起きようと努力してまして、なんとか6時台には安定して起きれるようになってきたので、「朝の時間の活用法」の本を集中して読んでおるのであります。どの本も、まぁまぁ面白かったです。
読んだら実践する。
それが大事ですわね。
[その他]---------------------------------
●仕事ができる人は何故筋トレをするのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980867/503-1393334-5299133
という事で分類に入らない本です。筋トレをやりましょう! という啓蒙書ですね。一時期筋トレはけっこうやってたんですが、半年ほどブランクが空いてしまったので、とりあえず腕立て伏せから、またやりなおす事にしました。筋トレは家の中でいつでも出来るのが良いですね。
●レバレッジ人脈術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478002754/503-1393334-5299133
これは、例の如くレバレッジシリーズの本田直之さんの本。
えー、いろいろ面白いですが、とりたてて紹介するような内容があったわけでもないでしょう。実に面白い考え方をいくつも提案されてますので、「人脈」というものに興味を持たれている方はぜひ。
●宇宙に上手にお願いする方法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763197371/503-1393334-5299133
●宇宙にもっと上手にお願いする方法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763198106/503-1393334-5299133
えー、例のごとく、「引き寄せの法則」みたいな話の本です。正編と続編ってところ。
僕は個人的に、この手の本が好きなんですけど、まぁ、趣味みたいなもんですね。面白い本ですが、超強力にプッシュするほどの本でもないかなぁ。
今月はこんなところでした。
(1)誰でも天才になれる科学的な勉強法
(2)なぜ日本人は学ばなくなったのか
(3)大人の英語教室
(4)寝る前30分を変えなさい
(5)朝ノートの魔法
(6)朝日記の奇跡
(7)仕事ができる人は何故筋トレをするのか
(8)レバレッジ人脈術
(9)宇宙に上手にお願いする方法
(10)宇宙にもっと上手にお願いする方法
[勉強関連]--------------------
●誰でも天才になれる科学的な勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4844062034/249-9767057-8485143
学習する方法というのを考えるのに、ぜひ読んでおくべきだ! と思ったのが、この本。脳学者(とでも言うのか?)で人気の池谷裕二さんの著書。この人の本は何冊か読んでますが、この本がベストでしょうね。「進化した脳」とか「海馬」とか、あんまり面白くなかった。
この本には具体的に「どういう勉強の仕方が、もっとも効率的か」ということがわかりやすく書いてあるのがいいです。
まぁ、ひたすら復習なんですけどね。
高校生向けに書かれているし、受験生には必読。親も読んだ方が良いでしょう。
95頁しかない薄さで、たった715円なのだから、アマゾンで取り寄せても読むべき本でしょう。日本人全員必読の書、という事にしてもまぁ良いです。
この本も勝間和代さんのお勧め本なんだよなぁ。さすがに勝間さん、大事な本はキチンと押えている。
●なぜ日本人は学ばなくなったのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062879433/249-9767057-8485143
これは前に感想を書きましたが、またあらためて。齋藤さんの本はどれも好き。
●大人の英語教室
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413009428/249-9767057-8485143
この本は英語の文法を学ぶための副読本というような本です。たった500円ですが、僕としては、ものすごく学ぶところの多い本でしたね。
ただ、中学英語の基礎的な英文法をキチンとやってないと、この本だけ読んでも、よけいこんがらがるだけかも知れません。
前に「現在完了ってネーミングが間違ってるよなぁ」と言う話を書きましたが、
http://diarynote.jp/d/12917/20071101.html
この本の著者の鬼塚 幹彦さんは、まさにそういう事をよくわかってる人で「文法は、英語を理解するための道具にしかすぎないのだから、あるものを上手に使えば良いのです。世間に流通している言葉があるなら、それを使った方が簡単。道具と割り切りましょう。」というような趣旨の事を書かれていて。「そりゃそうだ」と深く納得しました。
とまぁようするに、そういう初学者が気になる点や、ひっかかってしまうような事をポイントを押えて書かれていて、実に有り難かったのです。
中学英語の文法を一通り復習した後に、この本を読むと、すごく良いと思います。
[朝・早起き関連]-------------------------
●寝る前30分を変えなさい
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4584130744/249-9767057-8485143
●朝ノートの魔法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4562041420/503-1393334-5299133
●朝日記の奇跡
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4820716484/503-1393334-5299133
最近、朝にキチンと起きようと努力してまして、なんとか6時台には安定して起きれるようになってきたので、「朝の時間の活用法」の本を集中して読んでおるのであります。どの本も、まぁまぁ面白かったです。
読んだら実践する。
それが大事ですわね。
[その他]---------------------------------
●仕事ができる人は何故筋トレをするのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980867/503-1393334-5299133
という事で分類に入らない本です。筋トレをやりましょう! という啓蒙書ですね。一時期筋トレはけっこうやってたんですが、半年ほどブランクが空いてしまったので、とりあえず腕立て伏せから、またやりなおす事にしました。筋トレは家の中でいつでも出来るのが良いですね。
●レバレッジ人脈術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478002754/503-1393334-5299133
これは、例の如くレバレッジシリーズの本田直之さんの本。
えー、いろいろ面白いですが、とりたてて紹介するような内容があったわけでもないでしょう。実に面白い考え方をいくつも提案されてますので、「人脈」というものに興味を持たれている方はぜひ。
●宇宙に上手にお願いする方法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763197371/503-1393334-5299133
●宇宙にもっと上手にお願いする方法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763198106/503-1393334-5299133
えー、例のごとく、「引き寄せの法則」みたいな話の本です。正編と続編ってところ。
僕は個人的に、この手の本が好きなんですけど、まぁ、趣味みたいなもんですね。面白い本ですが、超強力にプッシュするほどの本でもないかなぁ。
今月はこんなところでした。
また、読んだ本の紹介です。随分遅くなりましたが。
先月はものすごく苦しんだひと月でした。
まずリスト。読んだ順です。
(0)モーセと一神教
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4480087931/503-1393334-5299133
(1)夢をかなえるゾウ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4870318059/503-1393334-5299133
(2)ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980387/503-1393334-5299133
(3)3つの真実
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828414312/503-1393334-5299133
(4)脳と気持ちの整理術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4140882506/503-1393334-5299133
(5)ほったらかしで副収入を月10万増やすしくみ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4757305095/503-1393334-5299133
(6)スティーブ・ジョブズ 神の交渉力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4766710487/503-1393334-5299133
一番上に(0)モーセと一神教というのがありますが、これは読了しておりません。もうね、読めない。ものすごくしんどい。半分くらいまで読んだんですけど、いまはちょっと中座してる感じ。
内容的にはすごいです。
ジークムント・フロイトの最後の著作。ユダヤ教の誕生から発展の歴史を自分が築き上げた精神分析学の考え方をベースにして、解明していこうとする内容で、それはまるで緻密な推理小説を読むような知的興奮のある著作なんです。
が。
これが、実に慎重に慎重に論を進めていて、あらかじめ想定されるであろう反論に先に「こう言われる方もいてましょうが、それはこのような観点から無意味です。」みたいな事が次々に語られるわけです。
これがもう、しんどい。
こっちの気が乗ってきてるのに、核心に到達しないんですよねー、何頁も何頁も。前振り長すぎやっちゅうの! って言う感じになる。
でも、こういう読み応えのある本を、あきらめずにコツコツ理解することこそ教養というものだろうと思って、今月もコツコツ読むことにしてます。いつ読み終わるのやら。
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ちゅうことで、5月は、18日くらいまで、この「モーセと一神教」にとりかかっていて、他に英語の練習とかも、復活させたので、残りの6冊ほどは、読みやすそうな本ばっかり10日ほどで読んでしまいました。
「モーセと一神教」に比べたら、どれだけラクだったか。
手帳を見てみると、28日から31日までの4日間で最後の4冊を読了してますな。
まぁ軽い本はやっぱり読むのラクだよなぁ。
こんな本ばっかり読んでてもダメ。やっぱり「モーセと一神教」をちゃんと読了しないとなぁというのが、今月の一番の感想なのです。
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●(1)夢をかなえるゾウ
ということで、今月、もっともお気楽に読めたのが、この本。「モーセと一神教」で停滞している時に、お仕事でご一緒している方からオススメをうけたので、気分転換に、と読んだ本です。
内容は、ある日突然に主人公の目の前にゾウの顔をした神様ガネーシャが現れて、主人公を導いていく、という成功小説の形で自己啓発的なノウハウを教えてくれるというもの。
ただ、この本は、各種自己啓発本にはあるまじき、ギャグ満載のお笑いネタでストーリーが進行していくというところが、いままでになかった新鮮な良さなんですね。
「あー、ヒットするのもわかるなぁ」と思いました。ガネーシャっていうのが、ほんとにダメダメな神様で、わがまま気ままで、実におかしい。
自己啓発本としては、書かれている内容はかなり浅いというか、入り口的なところしか紹介されてないんですけど、自己啓発で必要な要素の全体像は、まぁザクッとは紹介されてるかな。
なんかテレビドラマにまでなってしまうらしいんですけど、はてさてどんな内容になるのやら。
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●(2)ご飯を大盛りにするおばちゃんの店は必ず繁盛する
続いては、島田紳助が書いた「サイドビジネス成功の心得」というべき本。
僕的にはかなり面白く感じたんですが、これは一般の人間がマネできるノウハウ本ではないです。なんていうのでしょう、なんだかんだ言っても、テレビの第一線で生き残れる人は、積み上げてるものや感性のレベルが違うってことでしょう。紳助が言うことをそのまま真似できれば言うことなしですが、まぁ普通は無理です。そういう本。
--------------------------------
●(3)3つの真実
この本は、ネットでの無料読み物からジワジワと火がついて、書籍としても大ヒットになった「鏡の法則」を書いた野口嘉則さんの新刊。「鏡の法則」もまだまだ勢いづいているせいか、書店などではドーンと平積みになってたりしたので、ちょっと読んでみようかな?と手を出したもの。
小説仕立てになっていて、内容的にはなかなか面白く読めました。
ある日突然に神様がやってきて、主人公を導くという点では「夢をかなえるゾウ」と同内容。「ゾウ」の方が世界各国のさまざまな自己啓発本のガイドブック的な浅いものになっているのと比べて、こちらは、主人公がビジネスで成功していながら、心のあり方、考え方の歪みから「幸せ」から遠ざかりかけてしまっている「失敗」をストレートに扱っているところがちょっと違う点。
心のチューニングの仕方で、自分を「宇宙とつながった偉大な存在と感じる」とサラッと書いてあったりして、意外に深いと僕は思います。神様というのは自分の事なんですよね。誰にとっても。そういう本質の本質は、キチンと押えてあるなと思いました。良い読み物だと思います。
-----------------------------------
●(4)脳と気持ちの整理術
続いては、前に少しだけ紹介した、「脳が冴える15の習慣」の築山節さんの新作。
ちょっと調べてみると、この肝心の「脳が冴える15の習慣」のブックレビューを、僕は書いてないみたいですねぇ。とても素晴らしかったので、自分のためにまとめをつくったりはしてたのですが、ネットでは紹介してなかった。うーむ。また紹介しなくちゃなぁ。
で、この「脳と気持ちの整理術」ですが、大きくは前作の「脳が冴える15の習慣」と重なるところが多くて、新鮮さは少し少ない感じですね。
ただ、ひとつ「おお!」と思ったのが、感情のコントロールの話。先日の日記でも少し紹介しましたが、「脳はもともと『省力化』に向かうようにできている」から「ラクな事だけやっていると、そのラクな事の中から嫌な事を発見して、それすらしなくなっていく」と言う話。
嫌なことって言うのを、やっぱり人間はやらなくちゃいけないわけです。そうしないとドンドン馬鹿になっていく。
でも、嫌なことばかりもやってられないわけでして、その比率を、
●「好ましい事、楽なこと」を6
●「少し嫌な事、面倒な事」を3
●「すごく嫌な事、面倒な事」を1
にしなさい、という事が書いてあって、これが実に素晴らしいと思いましたね。
なんでもなくサラッと書いてありますが、日々、1割だけ「すごく嫌な事、面倒な事」をするというのは、自分育ての上でも理にかなっていると思います。
どんなに「すごく嫌な事」でも、やっているうちに慣れてくるので、それはいつのまにか「少し嫌な事」に変化していくんですよね。
そして「少し嫌な事」でも、これまた毎日続けていると「好きな事」に変化していくわけです。
という事は毎日1割だけ「すごく嫌な事、面倒な事」をすれば、人間はずっと成長し続ける事ができる、という事なんです。
この1割の「すごく嫌な事、面倒な事」を避けていたら、人間は堕落して、日々の生活に刺激を感じられなくなり、どんどん馬鹿になっていくって事なんですね。
だから1割の「すごく嫌な事、面倒な事」を進んでやるかどうかが、人生の分かれ道になるって事なんです。
なんでもないように書いてありますけど、これはかなり重要な教えだなと思いました。
いきなりたくさんの負荷をかけちゃダメなんですよ。「好ましい事、楽な事」を6割にして、なんでも気軽にやる生活をベースにしなくちゃダメなんです。そうでないと「嫌な事」なんてやる気も出ませんから。
だから好ましい事をするのがベースで、でも、その中に1割だけ「嫌な事」も混ぜる。そういうバランス感覚ですね。このバランス感覚こそが重要だって事です。
自分の経験と照らし合わせてみても、こういう6:3:1のバランスで生活を組み立ててみるというのは、かなり効果的であるように思います。なにより、このバランスなら継続すると言う事に無理が出ません。「ちょっとだけ無理をする」なら続く、ということです。
ここがとてつもなく重要だと思います。
仕事をする上においても、日々気をつけている事は、つねに「ちょっとだけ無理をすること」なんですね。ちょっとだけ無理をする、という程度なら、意外に人間がんばれるものなんです。
で、そのちょっとだけ無理をする、というのを飽きずに毎日ずっと続けるって事なんですよ。ようはその繰り返しなんです。
ウクレレの練習でもそうだし、読書量の増やし方でもそうでした。ちょっとだけの無理。これがすごく大事。そして、それを続けるってことですね。ちょっとだけの無理なら、けっこう続きます。そしてちょっとした無理を続けていれば、人間は自然と成長するのであります。これはかなり大きな確信だし、核心を突いているとも思います。
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●(5)ほったらかしで副収入を月10万増やすしくみ
えーと、この本は、アフィリエイトなどの具体的な仕組みや方法を教えてくれるもので、かなり実践的でした。おもしろくておすすめです。
付録についてるCDが良さそうなんですが、まだCDの内容は見てないんですよねぇ。これはまたそのうち紹介するかも、です。
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●(6)スティーブ・ジョブズ 神の交渉力
今月は、この本がかなり掘り出し物でした。
スティーブ・ジョブズ。
このところかなり気になっている人物でして、すごいよなぁって思うんですよね。
スティーブ・ジョブズに関しては、伝説にすらなっているスタンフォード大学での講演がありまして、これが超素晴らしい。
実に感動的です。
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での祝賀講演
動画・邦訳・原文などの紹介ページ
http://sago.livedoor.biz/archives/50248740.html
生みの母と育ての親との関係や、30歳で自分で作ったアップルから追い出された話、自分自身のガンからの復帰の話など、そこいらのドラマでもありえないとんでもない話の連続。そして「ハングリーであれ、馬鹿であれ」と三回繰り返して終わるラストまで、見事な内容です。
えー、僕の事を良く知ってる人は、その昔「マック大嫌い人間」だった事を知ってると思うのですが、調べてみるとジョブズがアップルを追い出されていた時期と、僕がマック大嫌いだった時期が完全に重なるんですね。ジョブズの事は良く知らなかったけど、実に面白い奴の事を知らないままにいたんだなぁと思いまして。
だから現実としては、僕がマックを嫌いだったのは、ジョン・スカリーが大嫌いだったんだと思うんですよ。っていうか多分、ジョン・スカリーが選択した「みんなで経営体制」なのかな?
結局、マックという偉大なるヒット作に社員みんなが「しがみついて」「普通のコンピュータ」にしようとしてた事が大嫌いだったんだと思う。iMac以降のアップルに関しては、素晴らしい!の一言。買わないけど(笑)。
Windowsマシンではない別の選択肢は常に必要で、それはWindowsと違っていなければ意味がないって思うんですよね。スカリーが経営してた頃はマックがWindowsになろうとしてた時期で、もう、それがうっとおしくてうっとおしくてしょうがなかったですな。
そういう、何かに「しがみつく」感覚って、すごく依存的でしょ? だから嫌なんだと思う。マックの次を生み出せばいいのに、それをしなかったもんねぇ。
で、ジョブズがどうだったかというと、iMacの後はiPodで、すぐにiTMSで音楽販売に乗り出した。
正しいよなぁ。
経営者たるもの、こうでなくっちゃ。
で。
考えてみるとジョブズは、トイ・ストーリーを作ったピクサー社のトップでもあるわけで、実は「アメリカ」を支えている要素である、
●コンピュータ
●映画
●音楽
という3つの媒体業界で、一定の成果をあげた、とんでもない経営者だって事になるわけです。しかも、そのどれもが「革命的」です。
で、今度はこれにiPhoneで携帯電話業界が加わる。すごいね、どうも。
そのジョブズが、いかにワガママで、かつ交渉上手であるかを簡潔に描いたのが、この一冊で、実にわかりやすくて良かったです。新書で手軽に読めたし。
ジョブズの人生を手早く知るには最適の一冊でした。
-----------------------------------
ということで、今月読んだ本の中ではジョブズの奴がベストかなぁ。うーん。3つの真実も悪くなかったが。
ま、そんなところです。
先月はものすごく苦しんだひと月でした。
まずリスト。読んだ順です。
(0)モーセと一神教
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4480087931/503-1393334-5299133
(1)夢をかなえるゾウ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4870318059/503-1393334-5299133
(2)ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980387/503-1393334-5299133
(3)3つの真実
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828414312/503-1393334-5299133
(4)脳と気持ちの整理術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4140882506/503-1393334-5299133
(5)ほったらかしで副収入を月10万増やすしくみ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4757305095/503-1393334-5299133
(6)スティーブ・ジョブズ 神の交渉力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4766710487/503-1393334-5299133
一番上に(0)モーセと一神教というのがありますが、これは読了しておりません。もうね、読めない。ものすごくしんどい。半分くらいまで読んだんですけど、いまはちょっと中座してる感じ。
内容的にはすごいです。
ジークムント・フロイトの最後の著作。ユダヤ教の誕生から発展の歴史を自分が築き上げた精神分析学の考え方をベースにして、解明していこうとする内容で、それはまるで緻密な推理小説を読むような知的興奮のある著作なんです。
が。
これが、実に慎重に慎重に論を進めていて、あらかじめ想定されるであろう反論に先に「こう言われる方もいてましょうが、それはこのような観点から無意味です。」みたいな事が次々に語られるわけです。
これがもう、しんどい。
こっちの気が乗ってきてるのに、核心に到達しないんですよねー、何頁も何頁も。前振り長すぎやっちゅうの! って言う感じになる。
でも、こういう読み応えのある本を、あきらめずにコツコツ理解することこそ教養というものだろうと思って、今月もコツコツ読むことにしてます。いつ読み終わるのやら。
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ちゅうことで、5月は、18日くらいまで、この「モーセと一神教」にとりかかっていて、他に英語の練習とかも、復活させたので、残りの6冊ほどは、読みやすそうな本ばっかり10日ほどで読んでしまいました。
「モーセと一神教」に比べたら、どれだけラクだったか。
手帳を見てみると、28日から31日までの4日間で最後の4冊を読了してますな。
まぁ軽い本はやっぱり読むのラクだよなぁ。
こんな本ばっかり読んでてもダメ。やっぱり「モーセと一神教」をちゃんと読了しないとなぁというのが、今月の一番の感想なのです。
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●(1)夢をかなえるゾウ
ということで、今月、もっともお気楽に読めたのが、この本。「モーセと一神教」で停滞している時に、お仕事でご一緒している方からオススメをうけたので、気分転換に、と読んだ本です。
内容は、ある日突然に主人公の目の前にゾウの顔をした神様ガネーシャが現れて、主人公を導いていく、という成功小説の形で自己啓発的なノウハウを教えてくれるというもの。
ただ、この本は、各種自己啓発本にはあるまじき、ギャグ満載のお笑いネタでストーリーが進行していくというところが、いままでになかった新鮮な良さなんですね。
「あー、ヒットするのもわかるなぁ」と思いました。ガネーシャっていうのが、ほんとにダメダメな神様で、わがまま気ままで、実におかしい。
自己啓発本としては、書かれている内容はかなり浅いというか、入り口的なところしか紹介されてないんですけど、自己啓発で必要な要素の全体像は、まぁザクッとは紹介されてるかな。
なんかテレビドラマにまでなってしまうらしいんですけど、はてさてどんな内容になるのやら。
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●(2)ご飯を大盛りにするおばちゃんの店は必ず繁盛する
続いては、島田紳助が書いた「サイドビジネス成功の心得」というべき本。
僕的にはかなり面白く感じたんですが、これは一般の人間がマネできるノウハウ本ではないです。なんていうのでしょう、なんだかんだ言っても、テレビの第一線で生き残れる人は、積み上げてるものや感性のレベルが違うってことでしょう。紳助が言うことをそのまま真似できれば言うことなしですが、まぁ普通は無理です。そういう本。
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●(3)3つの真実
この本は、ネットでの無料読み物からジワジワと火がついて、書籍としても大ヒットになった「鏡の法則」を書いた野口嘉則さんの新刊。「鏡の法則」もまだまだ勢いづいているせいか、書店などではドーンと平積みになってたりしたので、ちょっと読んでみようかな?と手を出したもの。
小説仕立てになっていて、内容的にはなかなか面白く読めました。
ある日突然に神様がやってきて、主人公を導くという点では「夢をかなえるゾウ」と同内容。「ゾウ」の方が世界各国のさまざまな自己啓発本のガイドブック的な浅いものになっているのと比べて、こちらは、主人公がビジネスで成功していながら、心のあり方、考え方の歪みから「幸せ」から遠ざかりかけてしまっている「失敗」をストレートに扱っているところがちょっと違う点。
心のチューニングの仕方で、自分を「宇宙とつながった偉大な存在と感じる」とサラッと書いてあったりして、意外に深いと僕は思います。神様というのは自分の事なんですよね。誰にとっても。そういう本質の本質は、キチンと押えてあるなと思いました。良い読み物だと思います。
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●(4)脳と気持ちの整理術
続いては、前に少しだけ紹介した、「脳が冴える15の習慣」の築山節さんの新作。
ちょっと調べてみると、この肝心の「脳が冴える15の習慣」のブックレビューを、僕は書いてないみたいですねぇ。とても素晴らしかったので、自分のためにまとめをつくったりはしてたのですが、ネットでは紹介してなかった。うーむ。また紹介しなくちゃなぁ。
で、この「脳と気持ちの整理術」ですが、大きくは前作の「脳が冴える15の習慣」と重なるところが多くて、新鮮さは少し少ない感じですね。
ただ、ひとつ「おお!」と思ったのが、感情のコントロールの話。先日の日記でも少し紹介しましたが、「脳はもともと『省力化』に向かうようにできている」から「ラクな事だけやっていると、そのラクな事の中から嫌な事を発見して、それすらしなくなっていく」と言う話。
嫌なことって言うのを、やっぱり人間はやらなくちゃいけないわけです。そうしないとドンドン馬鹿になっていく。
でも、嫌なことばかりもやってられないわけでして、その比率を、
●「好ましい事、楽なこと」を6
●「少し嫌な事、面倒な事」を3
●「すごく嫌な事、面倒な事」を1
にしなさい、という事が書いてあって、これが実に素晴らしいと思いましたね。
なんでもなくサラッと書いてありますが、日々、1割だけ「すごく嫌な事、面倒な事」をするというのは、自分育ての上でも理にかなっていると思います。
どんなに「すごく嫌な事」でも、やっているうちに慣れてくるので、それはいつのまにか「少し嫌な事」に変化していくんですよね。
そして「少し嫌な事」でも、これまた毎日続けていると「好きな事」に変化していくわけです。
という事は毎日1割だけ「すごく嫌な事、面倒な事」をすれば、人間はずっと成長し続ける事ができる、という事なんです。
この1割の「すごく嫌な事、面倒な事」を避けていたら、人間は堕落して、日々の生活に刺激を感じられなくなり、どんどん馬鹿になっていくって事なんですね。
だから1割の「すごく嫌な事、面倒な事」を進んでやるかどうかが、人生の分かれ道になるって事なんです。
なんでもないように書いてありますけど、これはかなり重要な教えだなと思いました。
いきなりたくさんの負荷をかけちゃダメなんですよ。「好ましい事、楽な事」を6割にして、なんでも気軽にやる生活をベースにしなくちゃダメなんです。そうでないと「嫌な事」なんてやる気も出ませんから。
だから好ましい事をするのがベースで、でも、その中に1割だけ「嫌な事」も混ぜる。そういうバランス感覚ですね。このバランス感覚こそが重要だって事です。
自分の経験と照らし合わせてみても、こういう6:3:1のバランスで生活を組み立ててみるというのは、かなり効果的であるように思います。なにより、このバランスなら継続すると言う事に無理が出ません。「ちょっとだけ無理をする」なら続く、ということです。
ここがとてつもなく重要だと思います。
仕事をする上においても、日々気をつけている事は、つねに「ちょっとだけ無理をすること」なんですね。ちょっとだけ無理をする、という程度なら、意外に人間がんばれるものなんです。
で、そのちょっとだけ無理をする、というのを飽きずに毎日ずっと続けるって事なんですよ。ようはその繰り返しなんです。
ウクレレの練習でもそうだし、読書量の増やし方でもそうでした。ちょっとだけの無理。これがすごく大事。そして、それを続けるってことですね。ちょっとだけの無理なら、けっこう続きます。そしてちょっとした無理を続けていれば、人間は自然と成長するのであります。これはかなり大きな確信だし、核心を突いているとも思います。
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●(5)ほったらかしで副収入を月10万増やすしくみ
えーと、この本は、アフィリエイトなどの具体的な仕組みや方法を教えてくれるもので、かなり実践的でした。おもしろくておすすめです。
付録についてるCDが良さそうなんですが、まだCDの内容は見てないんですよねぇ。これはまたそのうち紹介するかも、です。
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●(6)スティーブ・ジョブズ 神の交渉力
今月は、この本がかなり掘り出し物でした。
スティーブ・ジョブズ。
このところかなり気になっている人物でして、すごいよなぁって思うんですよね。
スティーブ・ジョブズに関しては、伝説にすらなっているスタンフォード大学での講演がありまして、これが超素晴らしい。
実に感動的です。
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での祝賀講演
動画・邦訳・原文などの紹介ページ
http://sago.livedoor.biz/archives/50248740.html
生みの母と育ての親との関係や、30歳で自分で作ったアップルから追い出された話、自分自身のガンからの復帰の話など、そこいらのドラマでもありえないとんでもない話の連続。そして「ハングリーであれ、馬鹿であれ」と三回繰り返して終わるラストまで、見事な内容です。
えー、僕の事を良く知ってる人は、その昔「マック大嫌い人間」だった事を知ってると思うのですが、調べてみるとジョブズがアップルを追い出されていた時期と、僕がマック大嫌いだった時期が完全に重なるんですね。ジョブズの事は良く知らなかったけど、実に面白い奴の事を知らないままにいたんだなぁと思いまして。
だから現実としては、僕がマックを嫌いだったのは、ジョン・スカリーが大嫌いだったんだと思うんですよ。っていうか多分、ジョン・スカリーが選択した「みんなで経営体制」なのかな?
結局、マックという偉大なるヒット作に社員みんなが「しがみついて」「普通のコンピュータ」にしようとしてた事が大嫌いだったんだと思う。iMac以降のアップルに関しては、素晴らしい!の一言。買わないけど(笑)。
Windowsマシンではない別の選択肢は常に必要で、それはWindowsと違っていなければ意味がないって思うんですよね。スカリーが経営してた頃はマックがWindowsになろうとしてた時期で、もう、それがうっとおしくてうっとおしくてしょうがなかったですな。
そういう、何かに「しがみつく」感覚って、すごく依存的でしょ? だから嫌なんだと思う。マックの次を生み出せばいいのに、それをしなかったもんねぇ。
で、ジョブズがどうだったかというと、iMacの後はiPodで、すぐにiTMSで音楽販売に乗り出した。
正しいよなぁ。
経営者たるもの、こうでなくっちゃ。
で。
考えてみるとジョブズは、トイ・ストーリーを作ったピクサー社のトップでもあるわけで、実は「アメリカ」を支えている要素である、
●コンピュータ
●映画
●音楽
という3つの媒体業界で、一定の成果をあげた、とんでもない経営者だって事になるわけです。しかも、そのどれもが「革命的」です。
で、今度はこれにiPhoneで携帯電話業界が加わる。すごいね、どうも。
そのジョブズが、いかにワガママで、かつ交渉上手であるかを簡潔に描いたのが、この一冊で、実にわかりやすくて良かったです。新書で手軽に読めたし。
ジョブズの人生を手早く知るには最適の一冊でした。
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ということで、今月読んだ本の中ではジョブズの奴がベストかなぁ。うーん。3つの真実も悪くなかったが。
ま、そんなところです。
ということで、かなり遅くなりましたが、今月も、読んだ本のご紹介。
4月は9冊。まぁまぁの冊数。
紹介する順番は面白かった順。
(1)3種類の日本教―日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062724979/249-9767057-8485143
(2)ウォーキング考―最短距離で最大効果を生み出す「正しい歩き方」 (角川SSC新書)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/482755031X/503-1393334-5299133
(3)自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4534043643/503-1393334-5299133
(4)レバレッジ英語勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022504234/503-1393334-5299133
(5)頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894512645/503-1393334-5299133
(6)本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4837976913/503-1393334-5299133
(7)本を読む本 (講談社学術文庫)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4061592998/503-1393334-5299133
(8)ほんとうの心の力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4569654436/503-1393334-5299133
(9)十牛図入門―「新しい自分」への道(幻冬舎新書)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980778/503-1393334-5299133
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(1)3種類の日本教―日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)
今月は絶対オススメが、この本。超おもしろかった。
日本には文化の異なる大きな3つの集団があって、それは宗教の違いのように、考え方や価値観までがまったく異なっている、とする島田裕巳のなかなかの力作。
で、その集団とは、
●サラリーマン系
●自営業系
●公務員系
だとしてます。
大きくは、この3つの「系」が、日本にはあると。そして意外にも、この系ごとで価値観がまったく違う事を誰も意識していないが、人生計画を立案するにも、何をするにも、現実的に、役に立つのだ、というお話し。
この本は本当におもしろかった。
とにかく、みなさん、自分の親戚や友人などなど親しい人を思い出して、どの「系」が多いか考えてみましょう。いちばん多い「系」の「思想」が、あなたの居心地の良い思想になるはずです。
これは日本人の精神史にとって、かなり重要な本だと思います。
------------------------------------------------
(2)ウォーキング考―最短距離で最大効果を生み出す「正しい歩き方」 (角川SSC新書)
あの有名なウォーキングの先生、デューク更家さんのウォーキング本。でも新書なので、考え方とか理屈とかがたっぷり入ってる本です。
で、読んでみて「ほほ〜、なぁるほどぉ。」と感心しまくり。多分レベルがかなり高いと思います。
「歩く」という事を、ほんとうにキチンと考えていて、歩くためには、まず呼吸と立ち方が大事、と、歩くための前提としての呼吸の仕方と骨盤の開き方、骨盤調整の仕方、などをていねいに教えてくれる。
この「まず基礎からやりましょう。」というところが、なんでもないようでいてすごいんですね。
で、では歩き方はどうすればいいの? と読んでいくと「歩き方が大事なんじゃないです。キレイな姿で歩いてるなと思う事が大事」とおっしゃる。これも言ってる意味が深い。美しく見えるように歩こうとすれば、自然と「歩き方」は正しくなると。「歩き方」という手順・方法にこだわるとギクシャクして良い形にならないですよ、方法論ではなくて意識の持ち方ですよ、というわけです。
これもなかなかにするどいと思うんですね。みんないきなり「カタチ」から入ろうとするもんなぁって思って。こういう「考え」とか「意識」みたいな事が本当は大事なのにってつくづく思います。
あと、骨盤調整は、たぶん腹を凹ませるために、ものすごく大事な事だろうと僕は思ってます。けどまぁ、それはまた別の話なので。
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(3)自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル
うーん、順位を下げようと思ったけど、意外に上にきてしまうなぁ、この本。
えー、自己啓発本っぽくなってますが、僕は単純に「A4クリアファイルの活用方法のアイディア本」として読みました。
そういう読み方をするのは、ちょっと作者が言いたいテーマとは、ずれてしまうんですけどね。でも、僕にとって興味があったのはそっちなので。
書籍内容としては、「自分のポートフォリオをまとめなさい」というだけの本なんですけどね。
たとえば、イラストレーターの人なら、作品をクリアファイルでまとめたりされてると思うんですが、そういう事を、普通の人もキチンとやりなさい、というような本です。仕事の実績をA4クリアファイルでまとめるといいよ、って。それが他者に対する、良いアピールにもなるから夢もかないやすいよ、という、まぁ実に普通の話ですね。
でも、こういう普通の事を普通に書いてる本って少ないのかも知れないです。
僕は最近、A4サイズのクリアファイルを、いろいろ便利で気に入って使ってるんですね。パソコンのプリントアウトから、街なかで入手したチラシまで、適当にほおりこむだけで「本」的な体裁で活用できるので大好きです。少し前からA4クリアファイルを、「どデカい、システム手帳」として使ってきてたので、そういう意味でもこの本は面白かったです。
システム手帳だと、リフィルに穴があいてないとダメなんですが、クリアファイルだと穴がない普通の紙がバインドできるので便利なんですね。これほどすぐれたバインド方法はないよなぁと最近かなり気に入ってます。特に、横から紙を入れるサイドインのタイプのA4クリアファイルは、紙が落ちなくてA3サイズも入るから便利です。音楽の楽譜もA4、A3っていうのが多いので、ウクレレの楽譜とかにも便利でありがたいのです。
この本では「ファイルのまとめ方は単純に最初のページから順に入れていけばいい」という考え方が紹介されていて、「ああ、これは実用的で賢いな」と思いました。普通の紙の大学ノートを買って、頭から仕事のメモを書いていくとかしますけど、あれと同じようにクリアファイルを使ってみるのも良いかも知れません。薄いものなら、300円とかからありますし。
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(4)レバレッジ英語勉強法
例の如く、レバレッジシリーズの本田直之さんの本。今度は英語本です。
んー、実はあんまり書くことはない。内容はとても良いと思いますが、僕は昔紹介した「英語上達完全マップ」のやり方で行きたいですね。
で、実はこのレバレッジ英語勉強法でも、「英語上達完全マップ」はちゃんと紹介されてます。よくわかってるじゃん、本田直之。
「英語上達完全マップ」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4860641027/503-1393334-5299133
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(5)頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法
ということで、先月「英語は逆から学べ」を紹介しましたが、その著者の苫米地さんの本です。んー、考え方はすごく面白いんだけど、この人の本って実践の部分がちょっと弱いのよなぁって思う。「英語は逆から学べ」と重なってるところが多かったので、あっと言う間に読めてしまった。
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(6)本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫)
これは書評済み。
http://diarynote.jp/d/12917/20080424.html
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(7)本を読む本 (講談社学術文庫)
出版界の新・スーパースター、勝間和代さんがおすすめしたために、なぜか重版されたらしく、店頭でズラリと平積みになっていた本。
本の読み方を書いてあったので読んでみました。
この本で面白かったのは、通読するのではなく、目次や全体をサラサラと斜め読みする「点検読書」が紹介されていた点。
実用的かつ、すごく面白くて「おお、これは良い、これからこの読み方しよう!」と感激したのだけど、冷静に考えると、こういう読み方って、本屋で立ち読みして、買うか買わないかを考えてるときには絶対普通にやってるのよなぁと思うと、一気につまらなくなってしまった、という本です。
基本的に、本好きならみんな、この「点検読書」は書店で本を買う時にやってると思う。
ただまぁ、「速読」ではなく、目次と見出しをバァーっと見ていって、内容を把握するというやり方はけっこう大事だと思います。
後はじっくり読む「分析読書」が紹介されてましたが、それは普通に本を読んでる人間なら、当たり前に感じることばかり。なので、ここまではあんまり読むべきところがない。
残り数十頁でシントピカル読書というのが紹介されていて、これは「自分が決めたテーマに沿って複数の本を読む」という事で、すごく面白いとは思ったんです。
でも、これも、ここの2005年5月3日の日記、「田中角栄の読書法」
http://diarynote.jp/d/12917/20050503.html
で紹介した、「関連項目の書物を一貫目ほども買ってくる」という田中角栄の一言の方がはるかに実用的かつ分りやすいですな。
という事で、あんまり読む意味を感じませんでした。
でも、本を読んでない人は、この「点検読書」も、「分析読書」も、「シントピカル読書」もやってないよなぁと思うと、この本にも意味はあるのかな? とは思いましたね。
読書習慣を持ってない人が、とりあえず読書の基本的な取り組み方を手取り足取り教えて欲しい時には役立つかも、です。
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(8)ほんとうの心の力
この本をここで紹介するのは、実は反則かもしれないんですけどね。
この本はずっと「枕元本」として寝る前にパラパラ読んだりしてた本。買ったのは1年半くらい前です。で、ずっとパラパラ読んで、で、ほぼ最後まで読んであったのですが、ずっとほったらかしにしていて、今月ふと残り20頁くらいを一気読みして読了した、というだけの事です。
中村天風さんの本ですが、中村天風、好きなのよなぁ、僕は。
うむー。
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(9)十牛図入門―「新しい自分」への道(幻冬舎新書)
今回、この本が一番つまらなかったんですが、一言書いておきたいんですね。
これこそ、日本の宗教のレベルの低さで、本当にひどいと感じたので。
「十牛図」というのは、禅をやったことがある人なら、たいてい知ってると思うのですが、禅の公案として、使われている素材なんです。で、「十牛図」の事は前から知ってたんですが、一度キチンと正規の解釈というのを、聞いてみようか、というようなつもりで買った訳です。
そしたらこの本、十牛図が誰の発案で、何年ぐらいに作られて、いままでにどういう解釈がされて、どのように利用されてきたか、あるいは禅における考案とはどのようなものか、というような基礎事実関係の詳述を一切しないままに、この十牛図に則って、この横山紘一というオッサン個人の「わたしの釈迦教観」みたいな話をとうとうと述べてるわけです。
十牛図は禅の発展とともに親しまれてきた図なわけだから、釈迦の教えより時代は随分と下がるはずです。いわば仏教を作った釈迦の思想とは直接的には何の関係もないはず。
あくまで禅を考えた達磨大師の思想体系に沿って出てきた図のはずなわけです。
それを、もう、本当に、自分の妄想の解釈で、あれもこれもお釈迦様、という感じで、十牛図にお釈迦様の考え方をベタベタと自分の勝手な判断で貼付けて、「十牛図解説でござい」と自己満足をしてる。で、とうとう一冊丸々「私の釈迦教観」だけで終わらせてしまってる本なんですね。
あまりにひどい。それで、これでは十牛図について何もわからんじゃないか、もうちょっと知りたいなと思って、インターネットで「十牛図」を検索してみたら、なんのことはない、市井の人たちの解釈の方が、はるかに面白い。なんやねんこれは? って思ったんですね。
もともと公案というのは、いろいろな解釈ができるように作られているから、誰もが自由に解釈できて、それで生き残ってきたのだろうとは思うけど、それにしても、横山紘一のレベルはひどい。本当にこれで書籍にして良いと思ってるんやろか?仏教学者ってなってますけど、こんなもの単なる妄想家でしかないよなぁと、つくづく日本の宗教に関するレベルの低さに驚いたという次第。
今月の1位の島田裕巳とくらべると、その差歴然。本当にひどい本でした。
4月は9冊。まぁまぁの冊数。
紹介する順番は面白かった順。
(1)3種類の日本教―日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062724979/249-9767057-8485143
(2)ウォーキング考―最短距離で最大効果を生み出す「正しい歩き方」 (角川SSC新書)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/482755031X/503-1393334-5299133
(3)自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4534043643/503-1393334-5299133
(4)レバレッジ英語勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022504234/503-1393334-5299133
(5)頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894512645/503-1393334-5299133
(6)本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4837976913/503-1393334-5299133
(7)本を読む本 (講談社学術文庫)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4061592998/503-1393334-5299133
(8)ほんとうの心の力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4569654436/503-1393334-5299133
(9)十牛図入門―「新しい自分」への道(幻冬舎新書)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980778/503-1393334-5299133
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(1)3種類の日本教―日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)
今月は絶対オススメが、この本。超おもしろかった。
日本には文化の異なる大きな3つの集団があって、それは宗教の違いのように、考え方や価値観までがまったく異なっている、とする島田裕巳のなかなかの力作。
で、その集団とは、
●サラリーマン系
●自営業系
●公務員系
だとしてます。
大きくは、この3つの「系」が、日本にはあると。そして意外にも、この系ごとで価値観がまったく違う事を誰も意識していないが、人生計画を立案するにも、何をするにも、現実的に、役に立つのだ、というお話し。
この本は本当におもしろかった。
とにかく、みなさん、自分の親戚や友人などなど親しい人を思い出して、どの「系」が多いか考えてみましょう。いちばん多い「系」の「思想」が、あなたの居心地の良い思想になるはずです。
これは日本人の精神史にとって、かなり重要な本だと思います。
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(2)ウォーキング考―最短距離で最大効果を生み出す「正しい歩き方」 (角川SSC新書)
あの有名なウォーキングの先生、デューク更家さんのウォーキング本。でも新書なので、考え方とか理屈とかがたっぷり入ってる本です。
で、読んでみて「ほほ〜、なぁるほどぉ。」と感心しまくり。多分レベルがかなり高いと思います。
「歩く」という事を、ほんとうにキチンと考えていて、歩くためには、まず呼吸と立ち方が大事、と、歩くための前提としての呼吸の仕方と骨盤の開き方、骨盤調整の仕方、などをていねいに教えてくれる。
この「まず基礎からやりましょう。」というところが、なんでもないようでいてすごいんですね。
で、では歩き方はどうすればいいの? と読んでいくと「歩き方が大事なんじゃないです。キレイな姿で歩いてるなと思う事が大事」とおっしゃる。これも言ってる意味が深い。美しく見えるように歩こうとすれば、自然と「歩き方」は正しくなると。「歩き方」という手順・方法にこだわるとギクシャクして良い形にならないですよ、方法論ではなくて意識の持ち方ですよ、というわけです。
これもなかなかにするどいと思うんですね。みんないきなり「カタチ」から入ろうとするもんなぁって思って。こういう「考え」とか「意識」みたいな事が本当は大事なのにってつくづく思います。
あと、骨盤調整は、たぶん腹を凹ませるために、ものすごく大事な事だろうと僕は思ってます。けどまぁ、それはまた別の話なので。
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(3)自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル
うーん、順位を下げようと思ったけど、意外に上にきてしまうなぁ、この本。
えー、自己啓発本っぽくなってますが、僕は単純に「A4クリアファイルの活用方法のアイディア本」として読みました。
そういう読み方をするのは、ちょっと作者が言いたいテーマとは、ずれてしまうんですけどね。でも、僕にとって興味があったのはそっちなので。
書籍内容としては、「自分のポートフォリオをまとめなさい」というだけの本なんですけどね。
たとえば、イラストレーターの人なら、作品をクリアファイルでまとめたりされてると思うんですが、そういう事を、普通の人もキチンとやりなさい、というような本です。仕事の実績をA4クリアファイルでまとめるといいよ、って。それが他者に対する、良いアピールにもなるから夢もかないやすいよ、という、まぁ実に普通の話ですね。
でも、こういう普通の事を普通に書いてる本って少ないのかも知れないです。
僕は最近、A4サイズのクリアファイルを、いろいろ便利で気に入って使ってるんですね。パソコンのプリントアウトから、街なかで入手したチラシまで、適当にほおりこむだけで「本」的な体裁で活用できるので大好きです。少し前からA4クリアファイルを、「どデカい、システム手帳」として使ってきてたので、そういう意味でもこの本は面白かったです。
システム手帳だと、リフィルに穴があいてないとダメなんですが、クリアファイルだと穴がない普通の紙がバインドできるので便利なんですね。これほどすぐれたバインド方法はないよなぁと最近かなり気に入ってます。特に、横から紙を入れるサイドインのタイプのA4クリアファイルは、紙が落ちなくてA3サイズも入るから便利です。音楽の楽譜もA4、A3っていうのが多いので、ウクレレの楽譜とかにも便利でありがたいのです。
この本では「ファイルのまとめ方は単純に最初のページから順に入れていけばいい」という考え方が紹介されていて、「ああ、これは実用的で賢いな」と思いました。普通の紙の大学ノートを買って、頭から仕事のメモを書いていくとかしますけど、あれと同じようにクリアファイルを使ってみるのも良いかも知れません。薄いものなら、300円とかからありますし。
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(4)レバレッジ英語勉強法
例の如く、レバレッジシリーズの本田直之さんの本。今度は英語本です。
んー、実はあんまり書くことはない。内容はとても良いと思いますが、僕は昔紹介した「英語上達完全マップ」のやり方で行きたいですね。
で、実はこのレバレッジ英語勉強法でも、「英語上達完全マップ」はちゃんと紹介されてます。よくわかってるじゃん、本田直之。
「英語上達完全マップ」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4860641027/503-1393334-5299133
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(5)頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法
ということで、先月「英語は逆から学べ」を紹介しましたが、その著者の苫米地さんの本です。んー、考え方はすごく面白いんだけど、この人の本って実践の部分がちょっと弱いのよなぁって思う。「英語は逆から学べ」と重なってるところが多かったので、あっと言う間に読めてしまった。
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(6)本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫)
これは書評済み。
http://diarynote.jp/d/12917/20080424.html
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(7)本を読む本 (講談社学術文庫)
出版界の新・スーパースター、勝間和代さんがおすすめしたために、なぜか重版されたらしく、店頭でズラリと平積みになっていた本。
本の読み方を書いてあったので読んでみました。
この本で面白かったのは、通読するのではなく、目次や全体をサラサラと斜め読みする「点検読書」が紹介されていた点。
実用的かつ、すごく面白くて「おお、これは良い、これからこの読み方しよう!」と感激したのだけど、冷静に考えると、こういう読み方って、本屋で立ち読みして、買うか買わないかを考えてるときには絶対普通にやってるのよなぁと思うと、一気につまらなくなってしまった、という本です。
基本的に、本好きならみんな、この「点検読書」は書店で本を買う時にやってると思う。
ただまぁ、「速読」ではなく、目次と見出しをバァーっと見ていって、内容を把握するというやり方はけっこう大事だと思います。
後はじっくり読む「分析読書」が紹介されてましたが、それは普通に本を読んでる人間なら、当たり前に感じることばかり。なので、ここまではあんまり読むべきところがない。
残り数十頁でシントピカル読書というのが紹介されていて、これは「自分が決めたテーマに沿って複数の本を読む」という事で、すごく面白いとは思ったんです。
でも、これも、ここの2005年5月3日の日記、「田中角栄の読書法」
http://diarynote.jp/d/12917/20050503.html
で紹介した、「関連項目の書物を一貫目ほども買ってくる」という田中角栄の一言の方がはるかに実用的かつ分りやすいですな。
という事で、あんまり読む意味を感じませんでした。
でも、本を読んでない人は、この「点検読書」も、「分析読書」も、「シントピカル読書」もやってないよなぁと思うと、この本にも意味はあるのかな? とは思いましたね。
読書習慣を持ってない人が、とりあえず読書の基本的な取り組み方を手取り足取り教えて欲しい時には役立つかも、です。
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(8)ほんとうの心の力
この本をここで紹介するのは、実は反則かもしれないんですけどね。
この本はずっと「枕元本」として寝る前にパラパラ読んだりしてた本。買ったのは1年半くらい前です。で、ずっとパラパラ読んで、で、ほぼ最後まで読んであったのですが、ずっとほったらかしにしていて、今月ふと残り20頁くらいを一気読みして読了した、というだけの事です。
中村天風さんの本ですが、中村天風、好きなのよなぁ、僕は。
うむー。
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(9)十牛図入門―「新しい自分」への道(幻冬舎新書)
今回、この本が一番つまらなかったんですが、一言書いておきたいんですね。
これこそ、日本の宗教のレベルの低さで、本当にひどいと感じたので。
「十牛図」というのは、禅をやったことがある人なら、たいてい知ってると思うのですが、禅の公案として、使われている素材なんです。で、「十牛図」の事は前から知ってたんですが、一度キチンと正規の解釈というのを、聞いてみようか、というようなつもりで買った訳です。
そしたらこの本、十牛図が誰の発案で、何年ぐらいに作られて、いままでにどういう解釈がされて、どのように利用されてきたか、あるいは禅における考案とはどのようなものか、というような基礎事実関係の詳述を一切しないままに、この十牛図に則って、この横山紘一というオッサン個人の「わたしの釈迦教観」みたいな話をとうとうと述べてるわけです。
十牛図は禅の発展とともに親しまれてきた図なわけだから、釈迦の教えより時代は随分と下がるはずです。いわば仏教を作った釈迦の思想とは直接的には何の関係もないはず。
あくまで禅を考えた達磨大師の思想体系に沿って出てきた図のはずなわけです。
それを、もう、本当に、自分の妄想の解釈で、あれもこれもお釈迦様、という感じで、十牛図にお釈迦様の考え方をベタベタと自分の勝手な判断で貼付けて、「十牛図解説でござい」と自己満足をしてる。で、とうとう一冊丸々「私の釈迦教観」だけで終わらせてしまってる本なんですね。
あまりにひどい。それで、これでは十牛図について何もわからんじゃないか、もうちょっと知りたいなと思って、インターネットで「十牛図」を検索してみたら、なんのことはない、市井の人たちの解釈の方が、はるかに面白い。なんやねんこれは? って思ったんですね。
もともと公案というのは、いろいろな解釈ができるように作られているから、誰もが自由に解釈できて、それで生き残ってきたのだろうとは思うけど、それにしても、横山紘一のレベルはひどい。本当にこれで書籍にして良いと思ってるんやろか?仏教学者ってなってますけど、こんなもの単なる妄想家でしかないよなぁと、つくづく日本の宗教に関するレベルの低さに驚いたという次第。
今月の1位の島田裕巳とくらべると、その差歴然。本当にひどい本でした。
また、読んだ本の一覧です。
今月は7冊。ちょっと少なめ。読んだ順です。
いつまでもデブと思うなよ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4106102277/503-1393334-5299133
1分間自己革命
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478730350/503-1393334-5299133
環境問題はなぜウソがまかり通るのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4862481221/503-1393334-5299133
夜中にラーメンを食べても太らない技術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4594055923/503-1393334-5299133
英語は逆から学べ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894512963/503-1393334-5299133
ミネラル豆乳ダイエット
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/409310364X/503-1393334-5299133
なぜあの人はモテるのか--科学が解き明かす恋愛の法則
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4797338016/503-1393334-5299133
(1)いつまでもデブと思うなよ
今月は、もう、圧倒的に、この本でありました。「いつまでもデブと思うなよ」。
もうね、現代人必読の書だと、僕は思いました。
この本、ダイエット本だとみなさん思ってるでしょ。その通りです。(笑)
でも、実は、僕はそういう読み方より、「デブの国からヤセの国への旅行記」として読んだのです。そういう読み方をするのが、僕には無茶苦茶におもしろかったのです。
著者の岡田斗司夫さんは、オタク評論家として有名な方ですが、この本を書く前は170cmで、107kgという体格だったわけです。それがたった1年で50kgものダイエットに成功してます。その方法は「レコーディングダイエット」と岡田氏が呼んでいる「食べたものを詳細に記録する」という方法だったわけです。
成果が成果なので、そのダイエットの手法ばかりに注目が集まりますが、それよりなにより、僕は岡田さんがその体験の中から実感したという、
●いまの世の中は「見た目主義社会」になっている。
という主張に深く同意するのです。というか、それが現実になっているのだ、ということを、改めて心に刻んでおかなきゃ、という気持ちになりました。
要するに、世の中は昔なら家柄が良ければそれで評価される「家柄社会」だったが、それが「学歴社会」に変って、とにかく頭だ、という時代が続いたと。しかし、最近では、良い大学を出たからと言って、かならず経済的に成功するわけでもなくなったし、「学歴」という価値観も崩壊しつつあると。
そういう流れの中ではっきりと出てきたのが「見た目」なのだと、岡田さんはおっしゃる。というか、体験の実感からそれを説き起こすんですね。
具体的に岡田さんにとってショックだったのは、「太っている限り、どんなに良い内容の本を書いても、相手にされない。」という事だったようです。
だいたい岡田さんが、本の内容の話をしても、太っている間は、内容を読むより先に「そんな内容の事をあなたが書いても、キャラクターにあわないから、やめたほうがいいよ。」と平気で言われていた、という事なのですね。
しかし、痩せてからは、そういう事を言われないのだそうです。
で、この手の「見た目でキャラ付けして判断してしまう」という事を、僕自身、無意識のうちにしてしまってたよな、という事なのです。まさにそういう事を僕自身がしてた。
で、多分それは、それが時代の逆らいようのない「傾向」だからなんですね。
社会がそういう流れになっているのに、それに逆らう事はできない。もちろん、「見た目で判断してはいけない」とは思うし、自分で注意もするけれど、世の中全体がそういう流れになっていると言うこと自体は変えられないのだから、個人の努力でどうこうしようとしてもムダなのだ、という事なんです。
で、デブかヤセか、というのは、骨格などと違って、自分の意志でコントロールできるものなのだ、ということなんですね。つまり「デブの国からヤセの国」へは、行こう! と思えばいつでも移動できるという事なんです。太っている人は、その自分で出来ることが、できていないという事なんですね。だから評価されない。恐ろしい事ですが、ようはそういう事なんですね。とにかく、まず痩せてないと、評価のまな板に載せてもらう事自体が難しくなってしまうんですよ、という話なんです。
この「いつまでもデブ…」という本の本当にすごいところは、そういう冷酷な現実を、冷酷に受け止めて、「だから痩せなきゃいけないんだ」としてるところだと思います。
身も蓋もない現実の姿の直視、と言う奴です。
そういう意味で必読の書だと僕は思いました。お勧めです。
(2)1分間自己革命
この本は、あらためて書評します。僕にとって原点のような本です。人生を旅していくのに、いつも戻る場所。とても大切にしている我が家のような本です。
(3)環境問題はなぜウソがまかり通るのか
この本も、なかなかに良い本でした。環境問題というのを、科学の目で的確に見ていると思います。いろいろ「読み方」を注意しなくてはならない部分が多々あるとは思うのですが、おおむね言ってる事は正しいだろうと思います。
ただ、それでも、環境問題は、「もともと政治問題なのだ」という点でのつっこみが、少し弱いので、さて、そこをどう考えるのか? という気はします。
このあたり、かなり微妙な話を含みますので、またいずれ書きたいです。
ちゅうかね、「環境問題とはもともと政治問題なのだ」という視点を持つ事自体、僕はごくごく当たり前の事だと思ってたんですが、どうも世の中はそうではないらしいんですよね。どうもそのあたりは、整理して書かないとまともな論議にならないよなぁ、っていうのが、僕の実感なので、こういう話に関しては、また書きます。
(4)夜中にラーメンを食べても太らない技術
「いつまでもデブ…」の流れから、気になって読んでみた本ですが、かなり面白いです。同じように定食を食ったとしても「食べ方」で太りやすくなったり、太りにくくなったりするそうです。
ひとつには「食べる順番」ですね。いきなりご飯から食べるのではなく、野菜やみそ汁から食べるとかすると、インシュリンの急激な増加を防げるので効果的だ、とかね。
とにかく、この本は面白かったです。けっこうお勧めです。
(5)英語は逆から学べ
この本も面白かった。「そうか、そういう考え方もあるか」と新鮮でした。英語学習には、クリティカルエイジというのがあって、3歳までとか、小さいうちに習得しないと、それ以降に新しい言語を身につけるのは難しいという考え方があるのですが、その「クリティカルエイジ」の問題を「乗り越えられるのだ」としているところが面白いです。
ま、これも機会があれば紹介したいですね。
(6)ミネラル豆乳ダイエット
これも「いつまでもデブ…」からの影響。「いつまでもデブ…」に紹介があったので、読んでみました。が、まぁ基本的には知っている知識の範囲内の話だったので、参考まで、という感じでした。
でも著者が漫画家の赤星たみ子さんなので、楽しく読めましたよ。マンガもちょろちょろ入ってるし。
なにより赤星たみこさんって、一時期少女漫画を読んでた時期があって、その頃にデビューされた作家さんなので、「あー、懐かしいなぁ」という感じがありました。
悪い本ではないです。興味のある方はぜひ。
(7)なぜあの人はモテるのか--科学が解き明かす恋愛の法則
この本、内容はおもしろかったんだけど、タイトルがウソばっかしなので、そこが問題ですなぁ。(笑)
実際の内容に即してタイトルを書き換えるなら、
●おもしろ実験アラカルト。恋愛からしゃっくりまで。
みたいな感じです。ようは、ちょっと面白い科学実験やら仮説やら心理学的なテストやらで、人間の体とか感覚に関するようなテーマのおもしろいものばかりを集めただけの内容です。
しかも軽い。無茶苦茶に軽い。
まぁ読み物として面白いのだからいいのだけれど、こういうのを読むと、本当に「新書」っていうのは、雑誌の娯楽記事と何も変らないモノになったんだなぁとつくづく実感するしかないのであります。
いま現在の新書の「質の低下」というと、この作者の人に失礼になっちゃうけど(この人、文章テクニックとしては、かなりレベルは高いんだと思うんですよ。軽いけど。)そういう書籍界の状況がそのままストレートに反映された本ですねぇ。
でもまぁ、内容としては面白かった。読んで損はないです。得も少ないけど。(笑)
毒にも薬にもならない本ってところですかね。
たまにはこういう本も良いかも。
という事で、今月はこれだけ。3月は英文法の復習をコツコツやってたので、あんまり読んでられなかったのです。
今月は7冊。ちょっと少なめ。読んだ順です。
いつまでもデブと思うなよ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4106102277/503-1393334-5299133
1分間自己革命
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478730350/503-1393334-5299133
環境問題はなぜウソがまかり通るのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4862481221/503-1393334-5299133
夜中にラーメンを食べても太らない技術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4594055923/503-1393334-5299133
英語は逆から学べ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894512963/503-1393334-5299133
ミネラル豆乳ダイエット
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/409310364X/503-1393334-5299133
なぜあの人はモテるのか--科学が解き明かす恋愛の法則
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4797338016/503-1393334-5299133
(1)いつまでもデブと思うなよ
今月は、もう、圧倒的に、この本でありました。「いつまでもデブと思うなよ」。
もうね、現代人必読の書だと、僕は思いました。
この本、ダイエット本だとみなさん思ってるでしょ。その通りです。(笑)
でも、実は、僕はそういう読み方より、「デブの国からヤセの国への旅行記」として読んだのです。そういう読み方をするのが、僕には無茶苦茶におもしろかったのです。
著者の岡田斗司夫さんは、オタク評論家として有名な方ですが、この本を書く前は170cmで、107kgという体格だったわけです。それがたった1年で50kgものダイエットに成功してます。その方法は「レコーディングダイエット」と岡田氏が呼んでいる「食べたものを詳細に記録する」という方法だったわけです。
成果が成果なので、そのダイエットの手法ばかりに注目が集まりますが、それよりなにより、僕は岡田さんがその体験の中から実感したという、
●いまの世の中は「見た目主義社会」になっている。
という主張に深く同意するのです。というか、それが現実になっているのだ、ということを、改めて心に刻んでおかなきゃ、という気持ちになりました。
要するに、世の中は昔なら家柄が良ければそれで評価される「家柄社会」だったが、それが「学歴社会」に変って、とにかく頭だ、という時代が続いたと。しかし、最近では、良い大学を出たからと言って、かならず経済的に成功するわけでもなくなったし、「学歴」という価値観も崩壊しつつあると。
そういう流れの中ではっきりと出てきたのが「見た目」なのだと、岡田さんはおっしゃる。というか、体験の実感からそれを説き起こすんですね。
具体的に岡田さんにとってショックだったのは、「太っている限り、どんなに良い内容の本を書いても、相手にされない。」という事だったようです。
だいたい岡田さんが、本の内容の話をしても、太っている間は、内容を読むより先に「そんな内容の事をあなたが書いても、キャラクターにあわないから、やめたほうがいいよ。」と平気で言われていた、という事なのですね。
しかし、痩せてからは、そういう事を言われないのだそうです。
で、この手の「見た目でキャラ付けして判断してしまう」という事を、僕自身、無意識のうちにしてしまってたよな、という事なのです。まさにそういう事を僕自身がしてた。
で、多分それは、それが時代の逆らいようのない「傾向」だからなんですね。
社会がそういう流れになっているのに、それに逆らう事はできない。もちろん、「見た目で判断してはいけない」とは思うし、自分で注意もするけれど、世の中全体がそういう流れになっていると言うこと自体は変えられないのだから、個人の努力でどうこうしようとしてもムダなのだ、という事なんです。
で、デブかヤセか、というのは、骨格などと違って、自分の意志でコントロールできるものなのだ、ということなんですね。つまり「デブの国からヤセの国」へは、行こう! と思えばいつでも移動できるという事なんです。太っている人は、その自分で出来ることが、できていないという事なんですね。だから評価されない。恐ろしい事ですが、ようはそういう事なんですね。とにかく、まず痩せてないと、評価のまな板に載せてもらう事自体が難しくなってしまうんですよ、という話なんです。
この「いつまでもデブ…」という本の本当にすごいところは、そういう冷酷な現実を、冷酷に受け止めて、「だから痩せなきゃいけないんだ」としてるところだと思います。
身も蓋もない現実の姿の直視、と言う奴です。
そういう意味で必読の書だと僕は思いました。お勧めです。
(2)1分間自己革命
この本は、あらためて書評します。僕にとって原点のような本です。人生を旅していくのに、いつも戻る場所。とても大切にしている我が家のような本です。
(3)環境問題はなぜウソがまかり通るのか
この本も、なかなかに良い本でした。環境問題というのを、科学の目で的確に見ていると思います。いろいろ「読み方」を注意しなくてはならない部分が多々あるとは思うのですが、おおむね言ってる事は正しいだろうと思います。
ただ、それでも、環境問題は、「もともと政治問題なのだ」という点でのつっこみが、少し弱いので、さて、そこをどう考えるのか? という気はします。
このあたり、かなり微妙な話を含みますので、またいずれ書きたいです。
ちゅうかね、「環境問題とはもともと政治問題なのだ」という視点を持つ事自体、僕はごくごく当たり前の事だと思ってたんですが、どうも世の中はそうではないらしいんですよね。どうもそのあたりは、整理して書かないとまともな論議にならないよなぁ、っていうのが、僕の実感なので、こういう話に関しては、また書きます。
(4)夜中にラーメンを食べても太らない技術
「いつまでもデブ…」の流れから、気になって読んでみた本ですが、かなり面白いです。同じように定食を食ったとしても「食べ方」で太りやすくなったり、太りにくくなったりするそうです。
ひとつには「食べる順番」ですね。いきなりご飯から食べるのではなく、野菜やみそ汁から食べるとかすると、インシュリンの急激な増加を防げるので効果的だ、とかね。
とにかく、この本は面白かったです。けっこうお勧めです。
(5)英語は逆から学べ
この本も面白かった。「そうか、そういう考え方もあるか」と新鮮でした。英語学習には、クリティカルエイジというのがあって、3歳までとか、小さいうちに習得しないと、それ以降に新しい言語を身につけるのは難しいという考え方があるのですが、その「クリティカルエイジ」の問題を「乗り越えられるのだ」としているところが面白いです。
ま、これも機会があれば紹介したいですね。
(6)ミネラル豆乳ダイエット
これも「いつまでもデブ…」からの影響。「いつまでもデブ…」に紹介があったので、読んでみました。が、まぁ基本的には知っている知識の範囲内の話だったので、参考まで、という感じでした。
でも著者が漫画家の赤星たみ子さんなので、楽しく読めましたよ。マンガもちょろちょろ入ってるし。
なにより赤星たみこさんって、一時期少女漫画を読んでた時期があって、その頃にデビューされた作家さんなので、「あー、懐かしいなぁ」という感じがありました。
悪い本ではないです。興味のある方はぜひ。
(7)なぜあの人はモテるのか--科学が解き明かす恋愛の法則
この本、内容はおもしろかったんだけど、タイトルがウソばっかしなので、そこが問題ですなぁ。(笑)
実際の内容に即してタイトルを書き換えるなら、
●おもしろ実験アラカルト。恋愛からしゃっくりまで。
みたいな感じです。ようは、ちょっと面白い科学実験やら仮説やら心理学的なテストやらで、人間の体とか感覚に関するようなテーマのおもしろいものばかりを集めただけの内容です。
しかも軽い。無茶苦茶に軽い。
まぁ読み物として面白いのだからいいのだけれど、こういうのを読むと、本当に「新書」っていうのは、雑誌の娯楽記事と何も変らないモノになったんだなぁとつくづく実感するしかないのであります。
いま現在の新書の「質の低下」というと、この作者の人に失礼になっちゃうけど(この人、文章テクニックとしては、かなりレベルは高いんだと思うんですよ。軽いけど。)そういう書籍界の状況がそのままストレートに反映された本ですねぇ。
でもまぁ、内容としては面白かった。読んで損はないです。得も少ないけど。(笑)
毒にも薬にもならない本ってところですかね。
たまにはこういう本も良いかも。
という事で、今月はこれだけ。3月は英文法の復習をコツコツやってたので、あんまり読んでられなかったのです。
今月は少ないなぁ。読んだ順に書きますと、
(1)読書力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4004308011/249-9767057-8485143
(2)何故追いつめられたネズミはネコを噛むのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894512890/249-9767057-8485143
(3)バカとは何か
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980166/249-9767057-8485143
(4)英語落語で世界を笑わす
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4327452106/249-9767057-8485143
(5)人生が変る「潜在意識」の書き換え方
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4804717110/249-9767057-8485143
(6)BeとHaveからわかる英語の仕組み
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4537204362/249-9767057-8485143
(7)乳と卵
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4163270108/249-9767057-8485143
※「バカとは何か」を忘れてたので追加しておきました。おもしろかったです。
です。読了したのはこれだけですな。
2月の後半から、英文法の再学習をはじめたので、そっちに時間を取られたというのが大きいです。
文法関連の書籍をいま2冊ほど平行して読み、それとは別に先日紹介した中学生用の英文法の参考書を頭から順に音読しながら良く分かってない部分を赤ペンチェックしつつ読み進めてるのであります。これに時間がかかって、通常の読書が全然できないのですよねぇ。あ、中学英語のドリルとかもいちおうやってるんですが。(これはほとんど進んでおりません。)
中学英語の参考書と、「中学英語をマスターした人に、より細かい部分がわかるように」と書かれた本とを読み比べ、なおかつ、この半年、ずっと音読暗唱してきた文例集を比較して確認しながら進めてるので、どの本も毎日数ページずつしか進まないのです。
ある程度例文が頭に入って、日本語から英語に自分なりに変換できるようになってくると、細かいところが不明になってくるんですよね。May I …? と Can I …?で、どう違うの?とか、must とhave to はどう使い分けるんだ? とか。
もう、いま疑問だらけでして。本当に。
そういう中で言うと、(5)BeとHaveからわかる英語の仕組み は、実にすごい本でした。英語文法というものそのものを、根本から考え直している。さすがは副島さんですなぁ。
他に読んでるのは「理屈で分る英文法」って本と「英会話に役立つ・基本単語のやさしいルール」って本です。全然読み進んでないけど。
「基本単語のやさしいルール」は、(3)英語落語で世界を笑わす と同じ著者、大島希巳江さんのご本です。
大島さんってすごくおもしろい人なんですよねぇ。「笑い」とかユーモアをテーマにいろいろと研究されていて、英語落語を自分独自で翻訳して演じてるわけですが、笑いには世界に通用するものとしないものがあって、落語の「オチ」でよく使われる駄洒落っていうのは伝わらないものの代表ですわね。なので、落語の内容そのものをご自分で改編してるんですよ。で、しかも自分で演じてる。すごい!
CDがついていて、聞いてるだけでも「けっこうこなれた英語だなぁ」とわかるんですよね。そういうところが、かなりおもしろい。
英語に関してはまた書きます。
あと、「乳と卵」に関しても、ちょろっと書きたいんですけど、まぁ、それはまたそのうち。
(1)読書力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4004308011/249-9767057-8485143
(2)何故追いつめられたネズミはネコを噛むのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894512890/249-9767057-8485143
(3)バカとは何か
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980166/249-9767057-8485143
(4)英語落語で世界を笑わす
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4327452106/249-9767057-8485143
(5)人生が変る「潜在意識」の書き換え方
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4804717110/249-9767057-8485143
(6)BeとHaveからわかる英語の仕組み
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4537204362/249-9767057-8485143
(7)乳と卵
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4163270108/249-9767057-8485143
※「バカとは何か」を忘れてたので追加しておきました。おもしろかったです。
です。読了したのはこれだけですな。
2月の後半から、英文法の再学習をはじめたので、そっちに時間を取られたというのが大きいです。
文法関連の書籍をいま2冊ほど平行して読み、それとは別に先日紹介した中学生用の英文法の参考書を頭から順に音読しながら良く分かってない部分を赤ペンチェックしつつ読み進めてるのであります。これに時間がかかって、通常の読書が全然できないのですよねぇ。あ、中学英語のドリルとかもいちおうやってるんですが。(これはほとんど進んでおりません。)
中学英語の参考書と、「中学英語をマスターした人に、より細かい部分がわかるように」と書かれた本とを読み比べ、なおかつ、この半年、ずっと音読暗唱してきた文例集を比較して確認しながら進めてるので、どの本も毎日数ページずつしか進まないのです。
ある程度例文が頭に入って、日本語から英語に自分なりに変換できるようになってくると、細かいところが不明になってくるんですよね。May I …? と Can I …?で、どう違うの?とか、must とhave to はどう使い分けるんだ? とか。
もう、いま疑問だらけでして。本当に。
そういう中で言うと、(5)BeとHaveからわかる英語の仕組み は、実にすごい本でした。英語文法というものそのものを、根本から考え直している。さすがは副島さんですなぁ。
他に読んでるのは「理屈で分る英文法」って本と「英会話に役立つ・基本単語のやさしいルール」って本です。全然読み進んでないけど。
「基本単語のやさしいルール」は、(3)英語落語で世界を笑わす と同じ著者、大島希巳江さんのご本です。
大島さんってすごくおもしろい人なんですよねぇ。「笑い」とかユーモアをテーマにいろいろと研究されていて、英語落語を自分独自で翻訳して演じてるわけですが、笑いには世界に通用するものとしないものがあって、落語の「オチ」でよく使われる駄洒落っていうのは伝わらないものの代表ですわね。なので、落語の内容そのものをご自分で改編してるんですよ。で、しかも自分で演じてる。すごい!
CDがついていて、聞いてるだけでも「けっこうこなれた英語だなぁ」とわかるんですよね。そういうところが、かなりおもしろい。
英語に関してはまた書きます。
あと、「乳と卵」に関しても、ちょろっと書きたいんですけど、まぁ、それはまたそのうち。
また、先月読んだ本の一覧。いちおうオススメの順番です。
ゼロから始める玄米生活―高取保育園の食育実践レシピ集
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4816706976/249-9767057-8485143
ゼロから始める玄米生活 2 おかず編
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4816707271/249-9767057-8485143
百歳まで歩く
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344410459/249-9767057-8485143
「感情の整理」が上手い人下手な人
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4860811801/249-9767057-8485143
寝ている間も仕事が片づく超脳力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/434401409X/249-9767057-8485143
「ニッポン社会」入門
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4140882034/249-9767057-8485143
引き寄せの法則
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4797341904/249-9767057-8485143
先月は、練習中の英語が追い上げに入ったので、月末に英語の文法書ばっかり読んでたので、英語関連以外で読了した本が少ないのであります。
ニッポン社会入門は個人的には大好きなんだけど、実用的な本でもないので、オススメ度は低いのです。人それぞれ、好みもありましょうし。
ちゅうことで順に紹介しましょう。
●ゼロから始める玄米生活
今月のいちばんのオススメがこの本。
これは福岡にある幼稚園で実践されている「玄米食」による食育メニューの本なんです。少し前に紹介した
粗食のすすめ
http://diarynote.jp/d/12917/20071110.html
を読んで以来、玄米食をはじめてまして、圧力鍋も買ったんですが、(この圧力鍋というのが、超便利! 超お勧め! なのですが、まぁこれは別の話なので。)そういう玄米食を幼稚園児に対して行っているという、そのメニュー集。
表紙の写真になっているのは玄米に枝豆と梅肉を混ぜ合わせただけのものなんですが、これがおいしい! (あ、よだれが出てきた。)
ほんとにね、玄米はうまいです。食うとうんちがたっぷりでます。食物繊維たっぷりだし、結局日本人の食生活って白米にしたところから狂い始めてるんじゃないかなぁって僕は思うのですが。
このあたりはまた紹介します。
●ゼロから始める玄米生活2おかず編
は、その玄米食にあわせたおかずはどんなものが良いかって本ですが、こっちはちょっとマニアックかなぁ。
ともかく、子供には甘いお菓子を与えるのではなくて、「おやつに玄米おにぎり」が良いし、子供たちも大喜びなのだってところはしっかりと頭に入れておいて欲しいです。玄米は、しっかり噛まないと食えません。で、噛むから甘いのです。これが大事。砂糖より米の甘さをしっかりと味わいましょう。
●百歳まで歩く
この本も、そのうちちゃんと紹介したいですな。理学療法士の人が書いた体の筋肉の仕組みと、そのメンテナンスに関する本ですな。
理学療法士って、けっこうすごいんですよねー。筋肉のエキスパートだよなぁ。「腰が痛い」とか言うと「ちょっと立ってみて」と立たせて、その体のゆがみから、「●●運動を一週間ほどしてみてください」とか言うのよね。で、その運動(背筋であったり腹筋であったり、それは人それぞれ)をやると、ウソのように痛みがなくなる。これは実体験なのでよく分かる。
結局、筋肉のバランスが悪くなって筋肉痛は起こるんだそうです。なるほどなぁ。
この本で「あ、そうやったんや!」と感心したのは、走る筋肉と歩く筋肉では使う筋肉が全然違うのだ、という話でした。やっぱり歩くのが基本やねんなぁとつくづく思う。
運動不足だからとランニングなんかしてもダメだっちゅうことでしょうな。やっぱり、まず歩かないと。それが基礎でしょう。やっぱり。
面白い本です。
●「感情の整理」が上手い人下手な人
この本は和田秀樹さんの本。同世代の方なので、関心が似てるのかも知れないですが、ようは年を取ってくると、怒りっぽくなるけど、それはちゃんとコントロール可能なんだよって本です。精神科のお医者さんですからな、実感こもってます。これも良い本。
まぁあれです、
▼どんなに偉くても不機嫌な人は幼稚にみえる
という事ですな。この一言に尽きる。
いくら大層な事を言ったところで、ようは「不機嫌」だったら、単に幼稚な言い訳でしかないって受け取られてしまうし、まぁ9割方そういうものですからな。不機嫌な時に前向きで健康な発想は生まれて来んからなぁ。いつも上機嫌で生きよう! で、それはちゃんと感情コントロールできるんだよ、って本です。これも良い本。
●寝ている間も仕事が片づく超脳力
えーと、この本もすごく良かったんです。レベル高い。脳の話で、脳の力と睡眠の関係について言及してない本は信用なりません。一番大事な所だと思います。それがちゃんと書かれてます。
とくに「自分の睡眠サイクルを把握しよう!」という事が書かれていた点に関しては、実はものすごく画期的なんだけど、これは書き出すと大変なので、またの機会にしましょう。
でも、この本は、テーマが散漫なのがすごく損してますなぁ。良い本なんだけど、いろいろな事について独自のアイディアとか出してるから印象が薄くなってしまう。もったいない。
●「ニッポン社会」入門
これは先日紹介しました。大好きな本です。
http://diarynote.jp/d/12917/20080124.htmlを参照してください。
●引き寄せの法則
えーと、これは、いまブームの「引き寄せの法則」の、いちばん中心になってる本ですかね。「引き寄せの法則」というタイトルの書籍は、3〜4冊(もっとかな?)出てますが、たぶん、この本がいちばんのブームの中心なんだろうなという印象は受けました。
ただまぁ、内容が「イタコ」とか「霊媒による自動筆記」のたぐいなのが抵抗のある人には抵抗があるでしょうねぇ。でも、言ってる内容的には、そうおかしな事は言ってないです。まぁ、まとも。各種の「スピリチュアル」な人達が、とどのつまり「豊かな常識」に沿った発言しかしないのと同種の結論ですね。イキイキと生きるという意味ではそれで良いのだから、それで良いわけです。最終的には。
なかなか「上機嫌」になれない人は、この本を読んでれば、日々上機嫌になれるんと違うん? みたいな事です。
ちなみに11月に読んだ本の一覧にあげた「引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジェ)」とはまた別の著者の本です。
ゼロから始める玄米生活―高取保育園の食育実践レシピ集
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4816706976/249-9767057-8485143
ゼロから始める玄米生活 2 おかず編
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4816707271/249-9767057-8485143
百歳まで歩く
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344410459/249-9767057-8485143
「感情の整理」が上手い人下手な人
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4860811801/249-9767057-8485143
寝ている間も仕事が片づく超脳力
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/434401409X/249-9767057-8485143
「ニッポン社会」入門
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4140882034/249-9767057-8485143
引き寄せの法則
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4797341904/249-9767057-8485143
先月は、練習中の英語が追い上げに入ったので、月末に英語の文法書ばっかり読んでたので、英語関連以外で読了した本が少ないのであります。
ニッポン社会入門は個人的には大好きなんだけど、実用的な本でもないので、オススメ度は低いのです。人それぞれ、好みもありましょうし。
ちゅうことで順に紹介しましょう。
●ゼロから始める玄米生活
今月のいちばんのオススメがこの本。
これは福岡にある幼稚園で実践されている「玄米食」による食育メニューの本なんです。少し前に紹介した
粗食のすすめ
http://diarynote.jp/d/12917/20071110.html
を読んで以来、玄米食をはじめてまして、圧力鍋も買ったんですが、(この圧力鍋というのが、超便利! 超お勧め! なのですが、まぁこれは別の話なので。)そういう玄米食を幼稚園児に対して行っているという、そのメニュー集。
表紙の写真になっているのは玄米に枝豆と梅肉を混ぜ合わせただけのものなんですが、これがおいしい! (あ、よだれが出てきた。)
ほんとにね、玄米はうまいです。食うとうんちがたっぷりでます。食物繊維たっぷりだし、結局日本人の食生活って白米にしたところから狂い始めてるんじゃないかなぁって僕は思うのですが。
このあたりはまた紹介します。
●ゼロから始める玄米生活2おかず編
は、その玄米食にあわせたおかずはどんなものが良いかって本ですが、こっちはちょっとマニアックかなぁ。
ともかく、子供には甘いお菓子を与えるのではなくて、「おやつに玄米おにぎり」が良いし、子供たちも大喜びなのだってところはしっかりと頭に入れておいて欲しいです。玄米は、しっかり噛まないと食えません。で、噛むから甘いのです。これが大事。砂糖より米の甘さをしっかりと味わいましょう。
●百歳まで歩く
この本も、そのうちちゃんと紹介したいですな。理学療法士の人が書いた体の筋肉の仕組みと、そのメンテナンスに関する本ですな。
理学療法士って、けっこうすごいんですよねー。筋肉のエキスパートだよなぁ。「腰が痛い」とか言うと「ちょっと立ってみて」と立たせて、その体のゆがみから、「●●運動を一週間ほどしてみてください」とか言うのよね。で、その運動(背筋であったり腹筋であったり、それは人それぞれ)をやると、ウソのように痛みがなくなる。これは実体験なのでよく分かる。
結局、筋肉のバランスが悪くなって筋肉痛は起こるんだそうです。なるほどなぁ。
この本で「あ、そうやったんや!」と感心したのは、走る筋肉と歩く筋肉では使う筋肉が全然違うのだ、という話でした。やっぱり歩くのが基本やねんなぁとつくづく思う。
運動不足だからとランニングなんかしてもダメだっちゅうことでしょうな。やっぱり、まず歩かないと。それが基礎でしょう。やっぱり。
面白い本です。
●「感情の整理」が上手い人下手な人
この本は和田秀樹さんの本。同世代の方なので、関心が似てるのかも知れないですが、ようは年を取ってくると、怒りっぽくなるけど、それはちゃんとコントロール可能なんだよって本です。精神科のお医者さんですからな、実感こもってます。これも良い本。
まぁあれです、
▼どんなに偉くても不機嫌な人は幼稚にみえる
という事ですな。この一言に尽きる。
いくら大層な事を言ったところで、ようは「不機嫌」だったら、単に幼稚な言い訳でしかないって受け取られてしまうし、まぁ9割方そういうものですからな。不機嫌な時に前向きで健康な発想は生まれて来んからなぁ。いつも上機嫌で生きよう! で、それはちゃんと感情コントロールできるんだよ、って本です。これも良い本。
●寝ている間も仕事が片づく超脳力
えーと、この本もすごく良かったんです。レベル高い。脳の話で、脳の力と睡眠の関係について言及してない本は信用なりません。一番大事な所だと思います。それがちゃんと書かれてます。
とくに「自分の睡眠サイクルを把握しよう!」という事が書かれていた点に関しては、実はものすごく画期的なんだけど、これは書き出すと大変なので、またの機会にしましょう。
でも、この本は、テーマが散漫なのがすごく損してますなぁ。良い本なんだけど、いろいろな事について独自のアイディアとか出してるから印象が薄くなってしまう。もったいない。
●「ニッポン社会」入門
これは先日紹介しました。大好きな本です。
http://diarynote.jp/d/12917/20080124.htmlを参照してください。
●引き寄せの法則
えーと、これは、いまブームの「引き寄せの法則」の、いちばん中心になってる本ですかね。「引き寄せの法則」というタイトルの書籍は、3〜4冊(もっとかな?)出てますが、たぶん、この本がいちばんのブームの中心なんだろうなという印象は受けました。
ただまぁ、内容が「イタコ」とか「霊媒による自動筆記」のたぐいなのが抵抗のある人には抵抗があるでしょうねぇ。でも、言ってる内容的には、そうおかしな事は言ってないです。まぁ、まとも。各種の「スピリチュアル」な人達が、とどのつまり「豊かな常識」に沿った発言しかしないのと同種の結論ですね。イキイキと生きるという意味ではそれで良いのだから、それで良いわけです。最終的には。
なかなか「上機嫌」になれない人は、この本を読んでれば、日々上機嫌になれるんと違うん? みたいな事です。
ちなみに11月に読んだ本の一覧にあげた「引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジェ)」とはまた別の著者の本です。
またmixiから転載です。
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さて、また、先月読んだ本の一覧です。
■12月に読んだ本
中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/482841407X/249-9767057-8485143
日本の十大宗教
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980603/249-9767057-8485143
米朝よもやま話
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022503610/249-9767057-8485143
マリッジ・プレミアム
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4906638651/249-9767057-8485143
図解 マンダラ チャート
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413009207/249-9767057-8485143
お金は銀行に預けるな
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/433403425X/249-9767057-8485143
寝ながら仕事術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4757304293/249-9767057-8485143
ザ・シークレット
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4047915572/249-9767057-8485143
直感のちから
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4796880224/249-9767057-8485143
いちおう面白かったもの順です。今月は豊作だったなぁという感じ。どれもなかなかおもしろかったです。「ザ・シークレット」と「直感のちから」以外は、どれもお勧めですね。
「ザ・シークレット」と「直感のちから」は、どちらもスピリチュアル系の書籍です。「ザ」の方は世界で860万部売れたとか言う話で、書店でも、ものすごい平積みになってるので読みましたが、TVのスペシャル番組をそのまま文字起こしした形になっていて、いろんな人の意見をつぎはぎにした書籍なので、一貫したメッセージとして弱いという感じ。
「直感」の方は、悪い本ではないですが、「直感と常識と論理を平行して使いましょう」という一言で、ほぼ一冊読んだのと同じです。
この2冊以外は、どれもかなり面白かったのですが、「十大新宗教」「よもやま話」は、すでに紹介したので割愛。残りを順に一言書評していきます。
●中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す
これは、またまた副島隆彦氏の著作ですが、新境地ですね。中国文化と政治に関する解説本。ものすごい荒い作りの書き方で、行き届いた分析とは言えないんですが、日本人が中国という国を知るための一番大きなところでのラフスケッチが読み取れるという感じです。ザクっと読んで、まぁ忘れてしまっても良い、くらいの気持ちで読むと良い本です。でもおおむね良書。おもしろいです。
●マリッジ・プレミアム
これは「結婚すると、どういう良い事があるか?」を真面目に考えた本です。この本で大切な事は、アメリカの億万長者の92%が離婚経験なしという点です。結婚すると、(1)健康(2)才能(3)財産の三つの面で「プレミアム=特典」を受けられる、という考え方を紹介しており、夫婦関係における「危機」についてもていねいに状況と乗り越え方を書いてあるのが素晴らしい点でしょう。一読の価値はあります。
●お金は銀行に預けるな
順序はちょっと変わりますが、先にこの本を紹介します。
これは、例の10倍勉強法の勝間和代さんの投資に関する本ですが、もともと証券アナリストとして活躍された第一人者なわけで、内容はばっちり。まさに教科書とも言うべき内容です。いままで、こういう地に足の着いた投資指南書がなかったことの方がおかしいのですが、さまざまな投資について過不足なく紹介しつつ、どういう投資法が良いのかを教えてくれてます。
この本を読んで自覚したのは、僕自身は投資に対する知識が低いと思ってたのですが、自分で思ってるよりかは、ずいぶんと基礎知識はある方だったのだという点でありました。この本でお勧めしてるのは、結局はインデックス型の投信で手数料を抑えて、四分法とドルコスト法の考え方で、安定して年5%程度を狙う、超安定型投資のお勧めですから、僕がずっと考えてたのとまったく一緒。
で、ただそうなると、この勝間さんの本より「みんなの投資」という本の方が実践的で僕は好きなんですが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478620725/glfclb-22/ref=nosim
勝間さんの本は「考え方」までは教えてくれるけど、具体性に欠けるしなぁ。まぁ教科書としては勝間さんの方がいいです。
あと、しかし勝間さんは「日本人の長時間労働」というものを、あまりに敵視しすぎてるところが難点。まぁ外資系でばかり働いてきた人だからしょうがないけど。日本人には聖書がないから、働く場で「人を読み合う」と言うことを倫理の基礎にしていて、だから精神衛生のために長時間労働が必要になる、という部分があるんですよね。そういう視点が欠けてるよなぁ。うーむ。ま、小さな問題ですが、そういう視点が欠けてるので、「面白み」がない。まぁしゃーないけど。
●図解 マンダラ チャート
これは、昨年から使ってるマンダラ手帳の本です。この本を、「お金は銀行に」の後に紹介してるのは、このマンダラチャートの考え方が、欧米の合理主義を越えて、アジア、あるいは日本人のネイティブなモノのとらえ方に合致した発想法や理想実現の手法を模索してるからです。
マンダラ手帳に関しては詳しく紹介するのが面倒なので、割愛しますが、この数ヶ月、欧米式のやり方であるマインドマップを僕は取り入れて、いろいろ活用してみたんですね。ソフトもあるので買って試してみたんですが、あれはあれでなかなか良いものなんです。マインドマップは良い。
でも、現実的な実用上で言うと、マンダラ手帳の方が、はるかにシステマチックで効果が高いという気がします。このあたりはまたしっかりと書評を書きたいと思っているのですが、この本の言葉を一言引用すると、「鳥の目、蟻の目に加えて、魚の目が必要だ。」という言葉に集約されます。
人間は生きてる限り、複数のテーマ・課題を抱えていて、それらが平行して相互に影響しあっているんですね。それを鳥瞰すると言うことと、個別に分析して子細に検討する事というのは誰でもするし、鳥の目と蟻の目でチェックするというのは欧米的なとらえ方として、よくある考え方なんです。
でも、現実的に大事なのは、個別にバラバラなテーマの相互関係のバランスをいかに合理的にチェックするかという「テーマ間を自由に行き来する魚の目」なんですよね。それをマンダラチャートなら実現できる、とする本です。なかなか面白いんです。
まだもっと書きたいけど、これはまたしっかり書きます。
●寝ながら仕事術
この本は、タイトルがふざけているというか、ものすごいおちゃらけに見えてしまうんですが、このタイトルがふざけたものに見えてしまう、という事が、いまのこの世の苦痛のはじまり、という感じがします。
えー、これも書き出すと長くなるので、短くまとめると、この本の著者は例の進学校「灘高」の出身者で、灘高ではしっかり学習するために「たっぷり睡眠を取れ」というのが当たり前の常識として定着していた、というのが重要情報です。で、この著者は、そういう環境の中で「不眠症」になってしまった事に悩んで「睡眠」というものをキチンと考えるようになったという事ですね。
ともあれ「睡眠を削って頑張る」という考え方が、けっこう今の世の中にははびこってますが、それは明確に間違いであることがよく分かる本です。これもなかなか面白かったです。
ま、こんなところでしょうか。
それぞれ、また個別に書評を書くこともあるかと思います。
ということで、今日はここまで。
ではでは。
--------------------------------------------------
さて、また、先月読んだ本の一覧です。
■12月に読んだ本
中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/482841407X/249-9767057-8485143
日本の十大宗教
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4344980603/249-9767057-8485143
米朝よもやま話
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4022503610/249-9767057-8485143
マリッジ・プレミアム
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4906638651/249-9767057-8485143
図解 マンダラ チャート
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4413009207/249-9767057-8485143
お金は銀行に預けるな
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/433403425X/249-9767057-8485143
寝ながら仕事術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4757304293/249-9767057-8485143
ザ・シークレット
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4047915572/249-9767057-8485143
直感のちから
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4796880224/249-9767057-8485143
いちおう面白かったもの順です。今月は豊作だったなぁという感じ。どれもなかなかおもしろかったです。「ザ・シークレット」と「直感のちから」以外は、どれもお勧めですね。
「ザ・シークレット」と「直感のちから」は、どちらもスピリチュアル系の書籍です。「ザ」の方は世界で860万部売れたとか言う話で、書店でも、ものすごい平積みになってるので読みましたが、TVのスペシャル番組をそのまま文字起こしした形になっていて、いろんな人の意見をつぎはぎにした書籍なので、一貫したメッセージとして弱いという感じ。
「直感」の方は、悪い本ではないですが、「直感と常識と論理を平行して使いましょう」という一言で、ほぼ一冊読んだのと同じです。
この2冊以外は、どれもかなり面白かったのですが、「十大新宗教」「よもやま話」は、すでに紹介したので割愛。残りを順に一言書評していきます。
●中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す
これは、またまた副島隆彦氏の著作ですが、新境地ですね。中国文化と政治に関する解説本。ものすごい荒い作りの書き方で、行き届いた分析とは言えないんですが、日本人が中国という国を知るための一番大きなところでのラフスケッチが読み取れるという感じです。ザクっと読んで、まぁ忘れてしまっても良い、くらいの気持ちで読むと良い本です。でもおおむね良書。おもしろいです。
●マリッジ・プレミアム
これは「結婚すると、どういう良い事があるか?」を真面目に考えた本です。この本で大切な事は、アメリカの億万長者の92%が離婚経験なしという点です。結婚すると、(1)健康(2)才能(3)財産の三つの面で「プレミアム=特典」を受けられる、という考え方を紹介しており、夫婦関係における「危機」についてもていねいに状況と乗り越え方を書いてあるのが素晴らしい点でしょう。一読の価値はあります。
●お金は銀行に預けるな
順序はちょっと変わりますが、先にこの本を紹介します。
これは、例の10倍勉強法の勝間和代さんの投資に関する本ですが、もともと証券アナリストとして活躍された第一人者なわけで、内容はばっちり。まさに教科書とも言うべき内容です。いままで、こういう地に足の着いた投資指南書がなかったことの方がおかしいのですが、さまざまな投資について過不足なく紹介しつつ、どういう投資法が良いのかを教えてくれてます。
この本を読んで自覚したのは、僕自身は投資に対する知識が低いと思ってたのですが、自分で思ってるよりかは、ずいぶんと基礎知識はある方だったのだという点でありました。この本でお勧めしてるのは、結局はインデックス型の投信で手数料を抑えて、四分法とドルコスト法の考え方で、安定して年5%程度を狙う、超安定型投資のお勧めですから、僕がずっと考えてたのとまったく一緒。
で、ただそうなると、この勝間さんの本より「みんなの投資」という本の方が実践的で僕は好きなんですが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478620725/glfclb-22/ref=nosim
勝間さんの本は「考え方」までは教えてくれるけど、具体性に欠けるしなぁ。まぁ教科書としては勝間さんの方がいいです。
あと、しかし勝間さんは「日本人の長時間労働」というものを、あまりに敵視しすぎてるところが難点。まぁ外資系でばかり働いてきた人だからしょうがないけど。日本人には聖書がないから、働く場で「人を読み合う」と言うことを倫理の基礎にしていて、だから精神衛生のために長時間労働が必要になる、という部分があるんですよね。そういう視点が欠けてるよなぁ。うーむ。ま、小さな問題ですが、そういう視点が欠けてるので、「面白み」がない。まぁしゃーないけど。
●図解 マンダラ チャート
これは、昨年から使ってるマンダラ手帳の本です。この本を、「お金は銀行に」の後に紹介してるのは、このマンダラチャートの考え方が、欧米の合理主義を越えて、アジア、あるいは日本人のネイティブなモノのとらえ方に合致した発想法や理想実現の手法を模索してるからです。
マンダラ手帳に関しては詳しく紹介するのが面倒なので、割愛しますが、この数ヶ月、欧米式のやり方であるマインドマップを僕は取り入れて、いろいろ活用してみたんですね。ソフトもあるので買って試してみたんですが、あれはあれでなかなか良いものなんです。マインドマップは良い。
でも、現実的な実用上で言うと、マンダラ手帳の方が、はるかにシステマチックで効果が高いという気がします。このあたりはまたしっかりと書評を書きたいと思っているのですが、この本の言葉を一言引用すると、「鳥の目、蟻の目に加えて、魚の目が必要だ。」という言葉に集約されます。
人間は生きてる限り、複数のテーマ・課題を抱えていて、それらが平行して相互に影響しあっているんですね。それを鳥瞰すると言うことと、個別に分析して子細に検討する事というのは誰でもするし、鳥の目と蟻の目でチェックするというのは欧米的なとらえ方として、よくある考え方なんです。
でも、現実的に大事なのは、個別にバラバラなテーマの相互関係のバランスをいかに合理的にチェックするかという「テーマ間を自由に行き来する魚の目」なんですよね。それをマンダラチャートなら実現できる、とする本です。なかなか面白いんです。
まだもっと書きたいけど、これはまたしっかり書きます。
●寝ながら仕事術
この本は、タイトルがふざけているというか、ものすごいおちゃらけに見えてしまうんですが、このタイトルがふざけたものに見えてしまう、という事が、いまのこの世の苦痛のはじまり、という感じがします。
えー、これも書き出すと長くなるので、短くまとめると、この本の著者は例の進学校「灘高」の出身者で、灘高ではしっかり学習するために「たっぷり睡眠を取れ」というのが当たり前の常識として定着していた、というのが重要情報です。で、この著者は、そういう環境の中で「不眠症」になってしまった事に悩んで「睡眠」というものをキチンと考えるようになったという事ですね。
ともあれ「睡眠を削って頑張る」という考え方が、けっこう今の世の中にははびこってますが、それは明確に間違いであることがよく分かる本です。これもなかなか面白かったです。
ま、こんなところでしょうか。
それぞれ、また個別に書評を書くこともあるかと思います。
ということで、今日はここまで。
ではでは。
ちょっと遅いですが、11月に読んだ本の一覧。
(1)粗食のすすめ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4101056218/249-9767057-8485143
(2)一瞬で自分を変える法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/483795670X/249-9767057-8485143
(3)5文型とNLPで英語はどんどん上達する
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478980918/249-9767057-8485143
(4)ドル覇権の崩壊
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4198620105/249-9767057-8485143
(5)エネルギーバス
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4902444615/249-9767057-8485143
(6)引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジェ)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/406214381X/249-9767057-8485143
(7)幸せな宝地図であなたの夢がかなう(コミック版)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4777107507/249-9767057-8485143
(8)ようこそ成功指定席へ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763197061/249-9767057-8485143
(9)わずか3秒の「しぐさ」で成功をつかむ!
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4408323039/249-9767057-8485143
いちおうお勧めの順というか、面白かったもの順です。
さすがにこれだけあると、アマゾンとかへのリンクは面倒くさいので、興味を持たれた方は、ご自分で検索ください。
このリストの中で、いちばん大きな刺激を受けたのは、何と言っても「粗食のすすめ」でしたねぇ。
食を考える、という意味では、ものすごく重要で、基礎文献と言って良いように思います。ようは、昔ながらの食生活が一番なんじゃないの? って本ですが。
とにかく3ヶ月は、読む本の冊数を増やそうと思ってるので、年内はこの調子でもうちょっと読んでいきたいですね。やはり、まず読む量を増やすというのが、すごく大事だとわかりました。
だいたい、「粗食のすすめ」自体が、先月読んだ「年収10倍アップ時間投資法」に載ってたもので、あれを読んでなければ、この大切な書籍には出会えてないわけですから。やはり「量」というのが、ひとつの重要な補助線になるなぁという実感です。
あと、今月の収穫はNLP。
・一瞬で自分を変える法
・5文型とNLPで英語はどんどん上達する
・引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジェ)
が、実はNLP関連の書籍です。
「一瞬で…」を読んで、かなりNLPに興味を持ちました。残り2冊も、かなり面白いです。
NLPに関しては、またそのうち。でも、はっきりわかったのは、NLPと銘打ってる本は、たいていテクニックの総覧みたいになってるから、本質的な「心」がわからないって事ですね。これもまた、読書量を増やして、いろいろ当たっていくしかないって事の証のひとつですな。
あと、四位に挙げた「ドル覇権の崩壊」は、例の副島隆彦の著書ですが、例のロン・ポールの「ドル覇権の終焉」という演説を、そのまままるまる一章を割いて、解説付きで紹介してます。元の演説の3倍以上の長さになってるけど、間に副島節が入っていて楽しめるのと、的確な必要知識・情報の挿入によって、ものすごくわかりやすくなってのが良いです。
あとは成功哲学とかそういう奴ばっかりだなぁ、今月は。
読み残した本をざっと目を通して「捨てる」っていうのも、やらないといけないので、いまいちの本も入らざるを得ないのが辛いですね。もっと捨てないと本棚がえらいことになる。(というか、もうなってる。)
毎月、こういうのを書くのは、自分の指標にもなって良いかもなぁとか思ってますので、来月も書くかも。まぁいま読書量倍化3ヶ月の最中だから、来月もやるでしょうな。
ま、そんなことで。
(1)粗食のすすめ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4101056218/249-9767057-8485143
(2)一瞬で自分を変える法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/483795670X/249-9767057-8485143
(3)5文型とNLPで英語はどんどん上達する
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478980918/249-9767057-8485143
(4)ドル覇権の崩壊
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4198620105/249-9767057-8485143
(5)エネルギーバス
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4902444615/249-9767057-8485143
(6)引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジェ)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/406214381X/249-9767057-8485143
(7)幸せな宝地図であなたの夢がかなう(コミック版)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4777107507/249-9767057-8485143
(8)ようこそ成功指定席へ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763197061/249-9767057-8485143
(9)わずか3秒の「しぐさ」で成功をつかむ!
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4408323039/249-9767057-8485143
いちおうお勧めの順というか、面白かったもの順です。
さすがにこれだけあると、アマゾンとかへのリンクは面倒くさいので、興味を持たれた方は、ご自分で検索ください。
このリストの中で、いちばん大きな刺激を受けたのは、何と言っても「粗食のすすめ」でしたねぇ。
食を考える、という意味では、ものすごく重要で、基礎文献と言って良いように思います。ようは、昔ながらの食生活が一番なんじゃないの? って本ですが。
とにかく3ヶ月は、読む本の冊数を増やそうと思ってるので、年内はこの調子でもうちょっと読んでいきたいですね。やはり、まず読む量を増やすというのが、すごく大事だとわかりました。
だいたい、「粗食のすすめ」自体が、先月読んだ「年収10倍アップ時間投資法」に載ってたもので、あれを読んでなければ、この大切な書籍には出会えてないわけですから。やはり「量」というのが、ひとつの重要な補助線になるなぁという実感です。
あと、今月の収穫はNLP。
・一瞬で自分を変える法
・5文型とNLPで英語はどんどん上達する
・引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジェ)
が、実はNLP関連の書籍です。
「一瞬で…」を読んで、かなりNLPに興味を持ちました。残り2冊も、かなり面白いです。
NLPに関しては、またそのうち。でも、はっきりわかったのは、NLPと銘打ってる本は、たいていテクニックの総覧みたいになってるから、本質的な「心」がわからないって事ですね。これもまた、読書量を増やして、いろいろ当たっていくしかないって事の証のひとつですな。
あと、四位に挙げた「ドル覇権の崩壊」は、例の副島隆彦の著書ですが、例のロン・ポールの「ドル覇権の終焉」という演説を、そのまままるまる一章を割いて、解説付きで紹介してます。元の演説の3倍以上の長さになってるけど、間に副島節が入っていて楽しめるのと、的確な必要知識・情報の挿入によって、ものすごくわかりやすくなってのが良いです。
あとは成功哲学とかそういう奴ばっかりだなぁ、今月は。
読み残した本をざっと目を通して「捨てる」っていうのも、やらないといけないので、いまいちの本も入らざるを得ないのが辛いですね。もっと捨てないと本棚がえらいことになる。(というか、もうなってる。)
毎月、こういうのを書くのは、自分の指標にもなって良いかもなぁとか思ってますので、来月も書くかも。まぁいま読書量倍化3ヶ月の最中だから、来月もやるでしょうな。
ま、そんなことで。
10月に読んだ本/月に10冊本を読む
2007年11月2日 今月読んだ本
(2008/06/14記入)ずっと「今月読んだ本」を書いてるのですが、
考えたら、記帳し始めた2007年10月の分を、この「ひとよみにっき」には載せてなかったので、整理がてら掲載することにしました。
このころはまだ「パラパラと拾い読みしただけ」というのも「読んだうち」にしてたんだなと思って、「ああ、そうなんや」と驚いてしまいました。
いまは、とにかく最後まで全部読む、という形で月10冊行かないって感じですねぇ。
うーむ。
------------------------
9月の終わりに
仕事に活かす!本200%活用ブック (単行本)
日本能率協会マネジメントセンター (編集)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/482074450X/249-9767057-8485143
というムックをザザっと読みまして(最近この手のムックが良く出てますが、特定のテーマをザザザと眺めるには、なかなか便利です。)その中に、本田直之さんのインタビューが掲載されていて、そこに、「だまされたと思って、とにかく今読んでる量の倍、本を読んでみてください、自分と仕事に大きな変化を感じるはずです」という事が書かれていて、「おお、それは面白い。いますぐでもできるではないか!」と思って、10月は集中して本を読んでみました。
(あ、本田直之さんは、レバレッジシリーズでヒットを飛ばしてる方ですね。ここの僕の日記でも3月8日に取り上げてます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=367354010&;;owner_id=1337153
なかなか面白い本でした。)
僕の場合、通常、月に熟読する本が3〜4冊、その他、飽きるとかとばし読みとか、買っただけ(笑)とかの本まで含めて10冊から15冊は読んでると思うのですが、ちょっと熟読・完読する冊数を増やそうと思って、とにかく最後まで読むというやり方でやってみました。
手帳に「今月の一冊目」とか付けながらやったので、けっこう楽しかったです。
実は5月から英語の練習を強化してやりだして、それは毎日続いてたんですけど、そういう事をしだすと、電車の中で英語の練習とかしたりして、本を読まなくなってたんですね。自分ですごく実感してたんです。
で、9月はとうとう1冊しか熟読しなかったんですね。パラパラ読みは何冊かやってましたが、全部途中で放棄。「これはひどい状態だなぁ」と思って、テコ入れのつもりでやったんですが。
熟読すると雑な読み方とか、買うだけとか、そういうテキトーな事はしなくなりますねぇ。この方が良いように思う。
で、ムダに本を買わなくなった。(ここがなかなかによろしい。)買うだけ買って、途中までしか読んでなかった本がけっこうたまってたのですが、それをとにかく片付けていきました。
やってみると、英語の方もうまく時間を作ってやっていけるし、チャレンジしてみるものだと思いましたね。
という事で、読んだ本は以下の11冊とプラス1。(12冊目は半分だけです。11月にこぼれてしまいました。)
●レバレッジ勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/447979218X/249-9767057-8485143
●細切れビジョンでなんでもできる
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763197290/249-9767057-8485143
●ミリオンセラーのつくり方
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828412883/249-9767057-8485143
●WEB進化論
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4480062858/249-9767057-8485143
●へんな会社のつくり方
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4798110523/249-9767057-8485143
●ゆるすということ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763184210/249-9767057-8485143
●年収10倍アップ時間投資法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887595867/249-9767057-8485143
●人生に奇跡を起こすノート術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4877710523/249-9767057-8485143
●わたしの5分間革命
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4893614711/249-9767057-8485143
●なぜ私たちの英語は10秒でネイティブ発音になったのか
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4408403474/249-9767057-8485143
●頭が良くなる思考術
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887594143/249-9767057-8485143
●ドル覇権の崩壊
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4198620105/249-9767057-8485143
WEB進化論もずっと読む気が出なくて読んでなかったのですが、やっと読み終えた。(うーん、やっぱりかなりダメダメなダメ本でした。そこは、はっきりくっきりと理解できました。)
ついでに、WEB進化論の著者梅田さんがいてる「はてな」の社長である近藤氏の「へんな会社の作り方」を読むと、こっちは無茶苦茶に面白い。「こいつ、よーわかっとるなぁ。」という感じ。前から近藤氏のことはすごく興味を持ってウォッチングしてたので、これはとっても面白かった。
で、これで「WEB進化論」「へんな会社の作り方」「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか」と、これからのWEBの方向性みたいなことをテーマにした3冊を読めたので、かなり立体的にわかってまいりました。
この3冊の中で、やっぱり「WEB進化論」がいちばんわかってないし、ダメダメだなぁ、という事がはっきりわかったので、僕的には安心。
やっぱり「多読」は意味が大きい、というのがはっきりわかりました。
ま、このあたりは、また整理して書きます。
(ただ、上記の本田直之氏も、ムックの「本200%活用ブック」でも、やっぱり「WEB進化論」は勧めてるんですよねぇ。みんな必読本扱いしてる。でも、実質は相当にひどいダメダメ本でした。なんでこんな事が起きるのか? その秘密も、実は読み解けたんですけど、それはまた書きます。)
多読は効果が無茶苦茶に高いですな。で、やっぱり熟読しないとアカンなぁという気になりました。しっかり読み込まないとダメだわ。
もう、ザザっと読むとか、買うだけとかはやめようと思いました。
あと、本をノートにまとめるとか、実戦するとか、捨てるとか、いろいろありますが、ちょっと本気で本をちゃんと読もうという気になったですね。
やっぱり本です。
WEBもいいけど、やっぱり本。
で、10冊読むっていうのだけでもけっこうしんどいんですけど、ここで紹介した本田直之さんで月30冊、この間紹介した「年収10倍」の勝間さんで月50冊なんですねぇ。勝間さんはフォトリーディングの講習も受けてるしなぁ。
僕も受けようかなぁ。速読は意味が大きい。
あ、でもまず、普通の速度でいいから「たくさん読む」っていうのを先にやらないとね。ステップを飛ばすのはダメなんですよね。成長が楽しくなくなってしまうから。うむ。
あとは、読んだ本をマインドマップでまとめる話とか書きたいんですけど、それはまた。(マインド・マップも実に面白いです。)
考えたら、記帳し始めた2007年10月の分を、この「ひとよみにっき」には載せてなかったので、整理がてら掲載することにしました。
このころはまだ「パラパラと拾い読みしただけ」というのも「読んだうち」にしてたんだなと思って、「ああ、そうなんや」と驚いてしまいました。
いまは、とにかく最後まで全部読む、という形で月10冊行かないって感じですねぇ。
うーむ。
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9月の終わりに
仕事に活かす!本200%活用ブック (単行本)
日本能率協会マネジメントセンター (編集)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/482074450X/249-9767057-8485143
というムックをザザっと読みまして(最近この手のムックが良く出てますが、特定のテーマをザザザと眺めるには、なかなか便利です。)その中に、本田直之さんのインタビューが掲載されていて、そこに、「だまされたと思って、とにかく今読んでる量の倍、本を読んでみてください、自分と仕事に大きな変化を感じるはずです」という事が書かれていて、「おお、それは面白い。いますぐでもできるではないか!」と思って、10月は集中して本を読んでみました。
(あ、本田直之さんは、レバレッジシリーズでヒットを飛ばしてる方ですね。ここの僕の日記でも3月8日に取り上げてます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=367354010&;;owner_id=1337153
なかなか面白い本でした。)
僕の場合、通常、月に熟読する本が3〜4冊、その他、飽きるとかとばし読みとか、買っただけ(笑)とかの本まで含めて10冊から15冊は読んでると思うのですが、ちょっと熟読・完読する冊数を増やそうと思って、とにかく最後まで読むというやり方でやってみました。
手帳に「今月の一冊目」とか付けながらやったので、けっこう楽しかったです。
実は5月から英語の練習を強化してやりだして、それは毎日続いてたんですけど、そういう事をしだすと、電車の中で英語の練習とかしたりして、本を読まなくなってたんですね。自分ですごく実感してたんです。
で、9月はとうとう1冊しか熟読しなかったんですね。パラパラ読みは何冊かやってましたが、全部途中で放棄。「これはひどい状態だなぁ」と思って、テコ入れのつもりでやったんですが。
熟読すると雑な読み方とか、買うだけとか、そういうテキトーな事はしなくなりますねぇ。この方が良いように思う。
で、ムダに本を買わなくなった。(ここがなかなかによろしい。)買うだけ買って、途中までしか読んでなかった本がけっこうたまってたのですが、それをとにかく片付けていきました。
やってみると、英語の方もうまく時間を作ってやっていけるし、チャレンジしてみるものだと思いましたね。
という事で、読んだ本は以下の11冊とプラス1。(12冊目は半分だけです。11月にこぼれてしまいました。)
●レバレッジ勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/447979218X/249-9767057-8485143
●細切れビジョンでなんでもできる
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763197290/249-9767057-8485143
●ミリオンセラーのつくり方
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828412883/249-9767057-8485143
●WEB進化論
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4480062858/249-9767057-8485143
●へんな会社のつくり方
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4798110523/249-9767057-8485143
●ゆるすということ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4763184210/249-9767057-8485143
●年収10倍アップ時間投資法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4887595867/249-9767057-8485143
●人生に奇跡を起こすノート術
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●わたしの5分間革命
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●なぜ私たちの英語は10秒でネイティブ発音になったのか
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●頭が良くなる思考術
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●ドル覇権の崩壊
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WEB進化論もずっと読む気が出なくて読んでなかったのですが、やっと読み終えた。(うーん、やっぱりかなりダメダメなダメ本でした。そこは、はっきりくっきりと理解できました。)
ついでに、WEB進化論の著者梅田さんがいてる「はてな」の社長である近藤氏の「へんな会社の作り方」を読むと、こっちは無茶苦茶に面白い。「こいつ、よーわかっとるなぁ。」という感じ。前から近藤氏のことはすごく興味を持ってウォッチングしてたので、これはとっても面白かった。
で、これで「WEB進化論」「へんな会社の作り方」「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか」と、これからのWEBの方向性みたいなことをテーマにした3冊を読めたので、かなり立体的にわかってまいりました。
この3冊の中で、やっぱり「WEB進化論」がいちばんわかってないし、ダメダメだなぁ、という事がはっきりわかったので、僕的には安心。
やっぱり「多読」は意味が大きい、というのがはっきりわかりました。
ま、このあたりは、また整理して書きます。
(ただ、上記の本田直之氏も、ムックの「本200%活用ブック」でも、やっぱり「WEB進化論」は勧めてるんですよねぇ。みんな必読本扱いしてる。でも、実質は相当にひどいダメダメ本でした。なんでこんな事が起きるのか? その秘密も、実は読み解けたんですけど、それはまた書きます。)
多読は効果が無茶苦茶に高いですな。で、やっぱり熟読しないとアカンなぁという気になりました。しっかり読み込まないとダメだわ。
もう、ザザっと読むとか、買うだけとかはやめようと思いました。
あと、本をノートにまとめるとか、実戦するとか、捨てるとか、いろいろありますが、ちょっと本気で本をちゃんと読もうという気になったですね。
やっぱり本です。
WEBもいいけど、やっぱり本。
で、10冊読むっていうのだけでもけっこうしんどいんですけど、ここで紹介した本田直之さんで月30冊、この間紹介した「年収10倍」の勝間さんで月50冊なんですねぇ。勝間さんはフォトリーディングの講習も受けてるしなぁ。
僕も受けようかなぁ。速読は意味が大きい。
あ、でもまず、普通の速度でいいから「たくさん読む」っていうのを先にやらないとね。ステップを飛ばすのはダメなんですよね。成長が楽しくなくなってしまうから。うむ。
あとは、読んだ本をマインドマップでまとめる話とか書きたいんですけど、それはまた。(マインド・マップも実に面白いです。)