結婚の仕方

2006年2月17日
えと、身近なところに、何人か「確実にACだ」という人がいてるので、アダルトチルドレン関係の話をいろいろ書きたかったんですが、でも、いまとても躊躇しております。

なんちゅうかな、やっぱり専門家にまかせるのがいちばんいいという気持ちが、日々強くなってるからです。
僕自身、ACであるのは間違いないんだし、まだ、怒りのコントロールとか完全でもないし、とか思うのだ。
まだまだ心の修行が必要だなというのがとても強くなってきた。

ACは、自尊心が低くて取り扱いが難しい。批判ではなく、成長するためのきっかけになればいいなと思って、指摘していることでも、強く反発したりする。反発のための反発だったりとか多いし。

うまく注意を喚起してあげられないんだ。ほんとに大事なことなのに。

だから専門家のところに行くのが一番かもなと思う。僕もまず最初はカウンセリングだったし。ヒプノだったけど。行って損はないから行きなさいって言いたい。僕では力になれないわ。そう思う。カウンセラーみたいに上手に話しは聞けないよなぁ。こっちもACあがりだし。

自分でひとりで、自分の頭だけで考えてちゃだめだし、ACの回りはみ〜んなACなんだし。兄弟はほぼ必ずAC、配偶者も引き合う要素自体がAC、友人も同じと、そういう事になっちゃう。

だからそういう場所から離れる必要があるんだよね。落ち着いてひとりで考える習慣を持つとか、毛色の違う人の集まりなどに出向いて視野を広く取っておくとかしないと袋小路に入る。

このあたりのことは、また書きます。あんまり適当に書いたらダメだってわかってきたし。ACは、それに気づかずに生きて行くと、日々悪化するしかなくなるんだと僕は思ってるし。うまくコントロールする術を身につけないと本当にまずい。

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というような事を思っていたら、ふと僕自身の「理想の結婚の仕方」ということについて書きたくなりました。

これね。突然なんだけど、後藤久美子のやり方が、前々から、すごく気になっていたんですよ。

えっとね。どういうことかというと、結婚前にお互いのことや、家族のことをちょっとずつ知っていって、半同棲みたいな感じで徐々に家族になっていくというようなやり方です。

後藤久美子はそういうやり方だったんだよね。
それを見てて、前々から「正しいよなぁ」って思ってた。

結婚相手、ジャン・アレジだよ? フランス人なんだから。そら文化から何から全然違うやん。でも、そういう違いを「結婚」という制度で固定するところから始めるんじゃなくて、まず「個人」のつきあいから始めるというところが、いいなぁと思ったわけです。

でも、フランスでは、けっこう普通みたいなんだよなぁ、そういうのって。

いくら当人同士が相性が良くても親とはソリがあわないとかさぁ、いろんなことがあるかもしれないじゃん。そういうことも、結婚前にちょっとずつでも確かめられたほうがいいよなぁって思う。

アレジと後藤久美子なんか日本とフランスを行ったり来たりを繰り返して結婚したし、籍を入れたのも随分あとだったんじゃないかなぁ。ああいうのがいいなぁって思ってた。

うまく言えないんだけど、カッコじゃなくてさ、実質的に幸せかどうかだと思うんだよ。自分も相手も幸せかどうか。

そりゃ人間なんだから合わないところとか、出てくるかも知れないけど、そういうことも結婚前にしっかりと確認したほうがいいし、同棲の延長で、家族同士の交流までするとか、そういうのはあったほうがいいと思う。

で、いま、そういう事ばっかりやってるって話なんですけどね。

とにかく後藤久美子とアレジの結婚の仕方は、僕的にはとても良いお手本になった気がする。
そういうのはやっぱり探して「これを手本にしよう」とか意識しないと無理だよなって思うんだ。うん。

今後は子育てとかも考えてるから、いろいろお手本を探さなきゃなと思う。でも、残念ながら、それに関しては身の回りの知り合いをお手本にはしないんだよなぁ。だってACが多すぎるもん。自分がACとわかってるだけに慎重にやらねばって思う。でないと子どもが可哀想だ。

ACのおかげで、彼女を作るのにものすごく時間がかかってしまったけれど、そのせいで、離婚を経験した友人もまた何組かは見てたりもする。だからいかに家庭生活というものへの取り組みが重要なのかもわかってるつもりなのだ。

というか、40過ぎって本当にみんな大変だわ。そう思う。いままでのツケが出やすい時期だから。
でも、出せるものは早めに出しておくのがいいんだと思う。友人たちを見ていていろいろと思わざるを得ない。いやでも「自分」とだけは向き合うしかないんだもんなぁ。

自分と向き合うのは何歳からでもできる。早いに越したことはないけど、とにかく自分と向き合うのが先だね。何より先。子どもよりも、配偶者よりも。

だって、回りみんなACの可能性があるんだし。まず自分が自分を見つめて、そこから抜け出ていかないと。で、そういう時に役立つのは、良いお手本だよなって思う。あんまり回りの声に左右されちゃだめだ。

特にACは「権威」が嫌いだし。でも、権威と「お手本」は同じものなのだって思っていい。そういう考え方も持っておかないと、ちゃんとお手本を見つけられなくなってしまう。知った上で選べばいいんだから。
アレジと後藤久美子の結婚と一緒だよ。いろいろ確かめてから選べばいいんだ。
その「いろいろ確認」がないのがまずいんだと思う。

大事な事ほど、そういう確認作業が必要なんだけどなぁ。なんか日本って、そういう大事な事ほど確認せずに「えいや!」とやってしまうのが良いかのような文化になっちゃってません? なんかそんな気がする。

「えいや!」じゃまずいでしょ。みんながするからとか。そういうものだとか。少なくとも僕はそういうのは嫌だけどなぁ。落ち着いて、ちゃんと選択したい。形だけ整えても意味ないし。

うーん。

ほんとうは、別のこと書きたかったんだけど。
ひとまず。

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