日本の秘密

2001年10月10日
たぶん、この日くらいから読み始めたはずなのだが、記憶にない。

「日本の秘密」弓立社 副島隆彦 1800

これが、やたらめっぽう面白い。いや、内容的にはエッセイの寄せ集めの本で、散漫としか言いようのないモノなんだけど、とにかく「あー、やっと納得できる日本人がどう国際社会で生きるのかの考え方に出会えた」という感じがする。著者が年齢的にも近いっていうのも大きいんですが。

紹介の仕方が難しいけどなぁ。さてどうするか。

この人の著作というのは、実はもうすでに何冊も読んでいる。でも、それらはすべて「英語の学習案内書」だったのであります。

この方の英語関連の著作でヒットしたものというと、「英文法の謎を解く」「続・英文法の謎を解く」「完結・英文法の謎を解く」(ちくま新書)の新書3部作ということになるんでしょうが、僕はそれ以前に「別冊宝島49/道具としての英語基礎の基礎」という本でこの人の英語解説に出会っている。

この「基礎の基礎」は、中学英語もおぼつかないレベルの僕には、それはもう果てしない希望の光となった学習書だったのでありますよ。とにかく英語の基礎単語の「感覚」が身についた。他のどんな書籍よりも圧倒的に実用的で、なおかつわかりやすかった。しかも、ちゃんと文法規則も踏まえた上で、それを超えてたからすごかったのだ。

ということで僕はこの人の本は英語に関する実用書しか読んでなかったし、この人がアメリカの政治評論みたいなこともやってるのはおぼろげに知ってたけど、全然手を出していなかったのであります。

でも結局ね、英語を正しく読み取れて、庶民レベルの書物ではなく、知識人の意見そのものを直接読み取れる人ですからね、こういう政治評論みたいなのも実に現実的かつ役立つ内容だったりするわけです。

んー、いろいろ解説はしたいけど、それはまたこの人の別の本を読んだ時にしましょう。やっぱりこの本はちょっと焦点が散らかりすぎてるわ。

うむ。

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