小雨の朝

2001年11月3日
昨日、早めに切り上げたので、祝日だというのに、仕事をせねばならない。いや、さほど憂鬱でもないのだが。どうせ休みでもすることなんて特にはないのだ。

外を見ると雨。いつもは自転車で駅まで向かうのだが、雨の日は歩くことにしている。傘を差しながら自転車に乗るってのは、いまひとつ快適ではない。急がないなら歩く方が楽しい。

電車は大きな川を越えて渡る。窓から見える風景は、雨の日の彩りだ。
雨にけむって遠くまでは見えない。見慣れた景色が、うすぼんやりとスモークの中に浮かぶ。手に取れるようでいて手に取れない。そんな幻想のような気持ちが湧いてくる。

「いいなぁ、この風景。ずっと見てたいなぁ。この電車、橋の真中でしばらく停車してくれんかなぁ。」

などとバカなことを考える。

♪ベルベット・イースター
小雨の朝
光るしずく 窓にいっぱい
ベルベット・イースター
むかえに来て
まだ眠いけどドアをたたいて

(荒井由美:ベルベット・イースターより)

小雨の昼下がり、表に出ると、いつもこの歌詞とメロディーが頭をよぎってしまう。今日の景色ってほんとにベルベットイースターじゃんとか思う。季節もそのまんまだしさぁ。

空がとっても低い。
天使が降りてきそうなほど。
いちばん好きな季節。
いつもと違う日曜日なの。

いや、今日は日曜じゃないんだけどさ。

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