原稿の直し

2003年12月1日
ここのところずっとべったりと原稿を書いてた仕事がやっと終わったと思ってたら、修正の要求がドーンと出た。(これは金曜日の話)

ということで、今日は一日べったり原稿の直し。

ウクレレの講習も今週はお休みの日なのよなー。なので仕事だけしてた日でした。


この日も直し作業が大変で。

なんちゅうか、実にええかげんなのである。まぁ企画自体は私が立てたものではないのだけれど、とにかく最初の企画が「ブロードバンドアクセスに関する保存版の冊子」というようなものだったので、やたらと調べたりして原稿を書かないといけないタイプの仕事なのだ。

でも「ここはこう直してくれ」という直しではなくて、「だいたいはこれでいいですから、ちょっと気になる点とか適当に調べて、問題ないように仕上げといてください」とかいう、ものすげー大雑把な直しの指示なのだ。

大枠ではOKもらってるからいいんだけどさー。内容的にもまぁ気に入ってもらえてるらしいんだけどさー。でも、その仕上げをこっちに丸投げするかぁ?まぁええけど。

ともあれ、初心者にもわかりやすく、なおかつ「ああ、ブロードバンドインターネットがしたい」と思わせるような実例とかをネット検索して拾ってこないといけない。イヤ、一度ちゃんと調べてるんだけど、細かい点を検証しなおさないといかんのよね。嘘があったりしたらイカンし。

ああっもうっ。面倒くせー。
なんなんだよ、この作業の面倒さは。

まぁそういう仕事です。

まだ直し。

2003年12月3日
あー、もう、面倒くせぇなぁ。
24ページもある上に、一ページごとの内容が多いからさぁ、全然前に進まねーよ。
原稿を書くべき量はたいしたことないんだけどねー。調べてそれなりにカッコつけなきゃいかんからなー。まるまる1ブロック新たに考え直しとかあるしなー。

こういう部分をライターに全部おまかせにしてしまうっていうのもなー。知らんよワシは、本当に。後で問題出ても。

とか思いながらやる。
なんかもう、最初に配布する日にちは決まってるらしいのよなー。だからとにかく出稿しちゃわないといけないんだそうで。

ひーこら。


人買い

2003年12月4日
今日はちょっと仕事の関係で人と会う。

こまかい話は書かないけれど、販促のわかる人間を探してるという人と会う。

ある超大手の企業の販促を担当する会社に、出向する人材を探しているということなのだ。

超大手の仕事なので、何億という予算の仕事が動く。テレビの販促と小売店の販促と、その連動までひっくるめて企画書がまとめられる奴が欲しいとか、そういう話。

実際の企画そのものは、下請けとか協力会社が出してくれるから、そんなに心配はないのだけれど、それを全体としてまとめる力量が必要で、それには経験がないとどうしようもない。

話を聞いて、即座にジャッジメントする経験が必要なんですな。それがずれると協力会社みんなが大損をするというようなことになるから。

まぁ、やれなくはないんだけどさー。たぶんワシならできんことはないよ。でもベタ付きでは無理だわさ。ワシにはワシの得意先があるんだもの。

というような話をすると、結局そこのところで人がいなくて困ってるんだという話。

そうよなー、そういう経験がある人なら、それなりに稼ぐ道もあるもんなぁ。

でも、この人はとにかくそういう人材がひとり必要な人なのです。大阪で立ち上がるその会社に、人間をひとり送り込みさえすれば、それで年間の売上がばんっと立つ。だからなんとかしたい。そういう話。

んー、でもなぁ。なんか現代版人買いみたいな話で、私ゃすごーくイヤな感じがした。

売上が立つかどうかだけなんよなー。夢がないよなー。

人間、やる気のでない仕事はやらないもんですよ。もっと夢を語りなさいよ、あんた。とか思ったけど、言わない。だってワシも夢を語った記憶がないから。

いかんよなー。こんなこっちゃ。

ともあれ、超大手の世界では、売上規模に応じて、キャリアのある奴が、こういう形で将棋の駒みたいに引っこ抜かれて動かされてたりするんだなーというのはよくわかった。

なんかつまんねー世界だねぇ。いや、ちゃんと目標と夢を持って取り組めばやりがいもあると思うんだけどね。それを語る人材は皆無なんよな。だって、確実にお金が動くのはわかってるんだもん。稼げるんだもん。わざわざ夢を語る必要はないわけで。

すごい世界です。

続・人買い

2003年12月5日
さて、その「人買い」の人を紹介してくれたのは、僕と同年代のライター仲間である。

と言っても、いまや企画営業でライティングそのものはしていないが。まぁ企画書なら書くけどねぇ、と言ったポジションか。社内でも人付き合いやら人脈やらが豊富な人間という感じの位置にいる人間である。

で、実はその「人買い」は、この男を「買いたい」のであった。ほんとうはね。
でも、彼はいまひとつ乗り気でないのだ。だから外注スタッフとしての僕を紹介して、それでなんとか誤魔化したいというのがあったのだ。

そうよねー、「買われる」のもイヤだもんなー。でも、前からつきあいのある人から「会社やめて、こっちの仕事しなさいよ。給料はあがるよ」とか言われても、いまいち乗り気がしないっていうのはあるしねぇ。

そのあたりのことが良くわかるので、まぁとりあえず僕も顔を出しておいて、ちょっとクッションになってやろうかというようなところだったわけで。でも役に立たなかったようだなー。

つーことで、その彼は相当にしつこく勧誘されたみたいで、めげていたので、今日はその彼と飲み会であった。

知る人ぞ知る「ごめんねジロー」という店である。知ってる人は知ってるのでこれ以上書かないけど安くて安くてすごーくうまい店である。

でも能力を認められて勧誘されたのだからメゲる必要ないじゃん。本来は。
でも、「君、君の会社みたいなところにいててもロクなことにはならんぞ。」とか、ものすごいマイナス発想というか否定的なけなされ方をしたらしいのよなー。うーん、それはいかんよなー。でも、そういう勧誘の仕方しかできんから、あの「人買い」さんは人を集められないんだよなー。

まぁ、「そういう勧誘の仕方をするからダメなんだよ。あの人のやり方が良くないんだ」という事を言ったら、だいぶ気が晴れたらしい。
そらそーよなー、そんな勧誘の仕方ってないよなー。
「あなたは大変能力がある。だから来て欲しい」っていうなら話もまた別だけどさー。
「そんなところにいてても仕方ないだろ、こっちへ来いよ」と言われてもねぇ。
うーん。難しい話だなぁ。

ま、そんなこと。

料理は大変うまかったです。


なにもせず。

2003年12月6日
この日は確か、な〜んにもしなかったと思う。
なんか疲れてたんだよなー。精神的に。
仕事が気ばっかり張って、作る喜びの少ない作業だったからかも。直しってのはそういうもんだ。

この日も、とくだん出かけもせずに、自宅にこもってたのではないか?
本当に何もしなかったと思うなぁ。

ウクレレの練習とゲームをしてただけだな、多分。
あ、あと何か本は読んでたと思うが。
とにかくダラダラと過ごした一日のはずであります。だって何もする気になれんかったんやもん。

ちゅうことで、やってたゲームは、表題のとおり、魔界英雄記マキシモであり、その第二作目となる、「マシンモンスターの野望」であります。

前作がけっこう好きだったので買ってみたのが、半月くらい前かなぁ。合間合間にちょこちょこやってる。
この日は日曜日だったから、二三時間はやったんでしょうが、まぁ、日々一時間くらいはやってるだろうなぁ。

指を動かすのが楽しいから、別に先に進まなくても良いのですな。だから、ゲームは買うと長い間遊んでしまう。毎日20分とかさ、30分とかっていうのがけっこう多い。

このマキシモも面クリアタイプのゲームで、しかも、隠しアイテムなどを探さずに進めばどんどん先に進める仕掛けなのだけど、各面ごとに達成率が%表示されるようになってるので、先に進むより、そのパーセントを高めるほうが楽しくなってる。

要するに、同じ面を何度も何度もやるってことですな。
そんなことばっかりやってる。
一度クリアしてる面だから、刺激はないんだけどねー。やるたびにちょっとずつうまくなっていって、リズミカルにトントコトンと進んでいくというのが楽しいわけです。

このあたり、ウクレレの練習と似てるのよなー。
なんちゅうか、楽しんでやる座禅というか、そんな感じがあるねー。

ともあれ、指を動かすのは楽しいです。気持ちが落ち着くよん。

出稿なんだそうだ。

2003年12月8日
先週ひーこらやってた仕事が、いちおう私の手からは離れた。

なので安心してたのよなー。今日出稿だし。わたしがドタバタすることもあるまい。そう思ってたら、この期におよんで、まだ直しが…。うげー。

●二週間ぶりでウクレレ教室。楽しい。

なおし作業続く。

2003年12月9日
あーもう同じようなことばっかり書いたり考えたりしてたから頭回んねーよ。

というような思いを抱きつつ作業してました。

早朝出社

2003年12月10日
「出稿だからさっさと考えて書いてくれ」といういきおいで直しが来てたので、こらぁいかんなぁと朝早くに事務所に出ることにした。

母親がビル掃除の仕事をしてるので、一番電車で出かけるのだが、どうせついでなので、それにあわせることにする。いやまぁ始発から数えたら三番電車なんだけども。

12月の朝は暗いねぇ。寒いし。

で、結局、事務所に出てもメール読んだりネット見たりパン食ったりして8時半くらいからしか仕事しなかったんだけどさ。

しかも眠いし。頭回らんし。テキトーに仕事してごまかしました。



あーこのあたりの日記つけてないや。

ということで、ちょっと閑話。

実は長年パソコンユーザーをやっているけれども、根っからの「マウス嫌い」でありまして。もう何年マウスを触ってないんだろうか。10年は使ってないなぁ。確実に。

人によったら「えっ?マウスを使わずにパソコンが使えますか?」と言う人もいるだろうが、はっきり言わせてもらうと。


マウスみたいに使いにくいモン、使ってる方がおかしい。


というのが私の実感であります。
そらまぁ、「わかりやすい」とか、「いろんな場面で汎用的に使える入出力装置である」とか、そういうメリットは認めるよ。そういう良さはある。

でもなぁ、これ、日常、日々活用するための道具とは、どうしても思えない。こんなもん使ってたら肩こるでしょ。目がチカチカするでしょ。当たり前やん、そんなこと。マウスみたいなしょーもないもん使うから疲れんのや、とか思う。

ということで私はもう10年以上、ノートパソコンではトラックポイントを、デスクトップパソコンにおいても、スティック型のポインティングデバイスのついたキーボードを使っております。

ほかの道具を使う気はさらさらない。まったくない。決してない。馬鹿馬鹿しいから考えもしない。

あー、最近のノートパソコンについてるタッチパッドもダメね。あれもマウスと変らん。やっぱりスティック型のポインティングデバイスがキーボード上にある、これです。これ以外にウィンドウズの標準的なユーザーインターフェースは考えられないですよ。

まず先に言っておくけど、ブラインドタッチでない人、さっさとブラインドタッチの練習しなさい。こんなもんは一週間で身につくからさっさとやれ。

で、ブラインドタッチに慣れたら作業効率が最低で3倍、大きい時は約16倍になるので、(冗談で言ってるのではありません。たんなる事実です。あまり知られてないけど。)そうなると、非効率的道具の代表格であるマウスなんぞは使う気にもなれなくなるのであります。

ブラインドタッチができて、スティック型のポインティングデバイスがキーボード上にあると、位置を特定するデジタルな入力はキーボードで出来、範囲指定の斜め設定などのようなアナログな入力もまたキーボード上でブラインドでできる。

これがあたりまえです。当然です。

キーボードとマウスとふたつの入力装置を平行して使うというほうがあまりに特殊なのです。
ちょっとは当たり前に考えろよなー。ほんとに。

だって、単純に考えたって、キーボードとマウスとディスプレイと三箇所を見ないと作業できないんでしょ?ブラインドタッチでない人って。そらアカンわ。しんどいだけや。やめときなはれ。いますぐブラインドタッチ。せめてそれは覚えましょ。ラクするために。

で、仮にブラインドタッチだけどマウス使ってるって人。考え直しなさい。あなた、一日に何回マウスの位置の再確認してます?無駄でしょ、そんな作業。くだらないからやめましょう。

しかも!マウスを使うためにキーボードから手を離さないといけません。だから、またキーボードも見ないとダメなのよね。

で、そんなことしてるから、肝心の「マウスポインタ」がどこにあったのかも忘れてるのよね。だから、マウスを触るたびにクルクルってマウスを動かして「あ、マウスカーソルはここにあったのか」とか確認せにゃならない。

あーくだらねぇ。
やめろやめろやめろ。

みんな、なんでそういう自分がしんどいことを平気でやるかなぁ。

つーか、パソコンにはデジタル操作のためのキーボードも、アナログ操作のためのポインティングデバイスも両方とも必要じゃないですか。ウィンドウズでもマックでも、画面上のカーソルはちゃんと文字カーソルとマウスカーソルの二種類があるじゃないですか。

なら、このふたつのカーソルは、ひとつの機械で操作できなきゃおかしいでしょ。なんでカーソルごとに別の入力装置を用意して、それを大の人間様が機械にあわせて動かなければならないのかと。私としてはそう言いたい。使いにくいことはなはだしいのであります。

ちゅうかね、私コピーライターだからいつも思うのだけども、たぶんパソコンの使い方の説明する時に、いちばんやっかいになるのがマウスの使い方説明なのよなー。ほんとうにやっかいなんだぞー。じいさんばあさんにマウスの使い方を説明することを考えてくれ。カーソルを移動させるのに、マウスを浮かせて空振りさせてその場移動するとかさぁ、あんなの高度なテクニックだっつーの。でも、そこまで説明しないとマウスなんかジジババには使えないっちゅうのよ。

あーっもうっ、馬鹿馬鹿しい。なんつーしょーもない道具なんや、ほんまに。こんなもんいらんけどなぁ。というかはやいとこ廃絶すべき道具なのだが。
ま、いろいろまだまだ書きたいことはあるけど、とにかく最初にブラインドタッチありき。これを小学校で教える。で、次にスティック付きのキーボードをパソコンの標準型にする。
これが一番良いと私はおもっております。パソコンリテラシーはこれでだいたい良し。他は必要に応じてのオプションでしょう。
マウスもオプションでいいと思うけどなぁ。

ちゅうことで、スティック型ポインティングデバイスの中でも他社を大きく引き離して、恐ろしく使い勝手の良いIBMのトラックポイントを大絶賛だけしときます。

トラックポイントは素晴らしい。

みんなこれを買おう。
http://www-6.ibm.com/jp/pc/option/obi/nob06/28l3652/28l3652a.html
http://www-6.ibm.com/jp/pc/option/obi/nob06/22p5150/22p5150a.html


http://www-6.ibm.com/jp/pc/option/obi/nob06/31p8974/31p8974a.html


トラックポイントよりは格段に操作性は落ちるけど、まぁ、このキーボードも悪くないかな。


http://online.plathome.co.jp/detail.html?scd=11650375

えー、この件に関していっさいがっさいすべての反論を許しません。(笑)

だって圧倒的に便利さ快適さが違うねんもん。いちいち検証とか説明とかする気なし。いっぺん試してから言いなはれ、ということにしておきたい。

ま、てなことで。

今日は事務所で一緒に仕事しているデザイナーさんチームの若手F君の結婚式。
若手と言っても、もう30越えてるし、実力もあるから僕は「さん」づけして呼んでるんですが。

結婚相手はもう10年付き合ってる相手で、仕事仲間の間でも顔は知ってて「ああ彼女とやっと結婚するのか」という感じのカップルであります。

出来てまだ数年という新しい式場というか教会というか、そういう施設だったので、やたらと雰囲気が良くて、なかなかに素敵な結婚式だったのだけど、良かったのは披露宴のほうでした。

なんつーか新婦が泣くとかはよくあるんだけど、新郎の彼のほうが感激してポロポロ泣いちゃってねぇ。いやー、性格の素直な良い人だということは、一緒にいてて良くわかってたんだけど、ああ、こんなに感受性の豊かな人だったんだと改めて思いましたねぇ。

で、その横で新婦がもうずーっとニコニコ、ニコニコしてて。そういうふたりが実によろしかったのであります。

なにからなにまで手作りでやってた式で、披露宴会場に入る手前の待合場に、彼らふたりが出会ってから、今日にいたるまでの10年の交際過程の中から、何枚かの写真をパネルに貼り付けてあって、それがまたとても良かったのですね。

最初の一枚の日付が1993年。それが初デートとか、数回目のデートとか、そういうものだったそうで。そうかー、こういう日々を重ねてきたふたりなんだなぁというのが写真だけでパッとわかって実によろしかったのであります。

いつまでもお幸せにね、と、本当に思いましたです。はい。


古い知合いと忘年会

2003年12月17日
古い知合いと忘年会。
来週になると会社関係とかの忘年会で忙しいからと今日になったのだけど。

今年はいろいろあったらしく、環境の変化とかについていろいろ話を聞く。
そーかー、大変やってんなー。
ふーん。
という感じ。

今日は忘年会であった。

いやー、実は、この当日を迎えるまでが大変だったのであります。

数日前に忘年会をすることになって、いっしょにやってるデザイナーのAさん(48)が「今年はひとり一芸な」とか言ってたのであります。

ま、この人、洒落やら冗談を良く言う人だから、洒落でしょと思ってたわけです。

だって、若いデザイナーの女の子に向かって、「俺は小唄歌うから、お前はマジックな」とか言ってたから。当然その彼女はマジックなんかしません。いやまぁ、そのAさんは小唄も習ってるし胡弓も習ってる人なんだけどね。

だからまぁいつもの忘年会でしょとタカをくくってたんだけど、忘年会の二日前になって、「俺は胡弓弾くからシゲくんはウクレレ弾いてくれよ。俺の知合いのFはギターでなんか一曲やってくれるって言ってたから。」ときた。

ちょっと待て〜。
マジっすか。
洒落じゃなかったんすか。

「いや、ちゃんとみんなの前に出て演奏できるように譜面台も用意するから。」

てなことをおっしゃる。

いや、知らんがなそんなこと。
みんなの前でって、それはアカンやろ。
あがりまくりますがな。

聞けばこのA氏、前に胡弓の発表会で数十人を前に演奏して、ボロボロだった経験があり、その「発表」の練習のためにこういう機会を利用したいらしい。

うー、いやまぁ、その気持ちは良くわかりますけどね。でも私を道連れにせんでもええでしょうに。

確かに「しげ君。忘年会ではウクレレ頼むよ」とか言われてたから、まぁ、自分の席で軽くポロンポロンくらいは弾いてもいいかなとは思ってたのでそのくらいはするつもりでいたのだけれど、前に出て譜面台まで用意してとなると、これは半端ではないのでありまして。

ということで、この16日と17日は必死の練習と練習不足をごまかすためのアイディアの練りこみで時間が思い切りとられてしまいました。

冗談ではなく仕事をしている場合ではない。(笑)

手持ちの楽譜の中で比較的ラクで、なおかつ場の盛り上げに貢献できるものは何かないかと見てみると「ホワイトクリスマス」がピッタリであった。

が、しかし、ソロで弾くには難しすぎる。何度か練習してみたけど「これは二日では仕上げられん」と、まぁ最初からわかってはいたけど諦める。

なのでコードでの伴奏だけにして、歌ってごまかすことに決定。でも歌だってうまくはないのだし、場がしらけるのはいやだったので、急遽歌詞カードを忘年会参加者分コピーして、みんなで歌いましょうというノリにすることに変更した。

うーん、これならラクだ。

ついでなので英語の歌詞そのままにして、日本語で「あいむどりーみんぐ…」とか書いておく。これなら誰でも歌えるし、歌詞を読んでる間、私のウクレレの音など聞きはすまい。ぬふふふふ。

ということで、どこがウクレレ演奏やねんという舞台にすることにしたので、ずいぶん気が楽になりました。

いやまぁ、唯一暗譜していてアホほど練習している「クレイジーG」だけは弾きましたけどね。短い曲だし。
それとウクレレの魅力をひとくさり演説もしましたが。
いやホンマ、どこが「ウクレレ演奏」なのかよくわからん舞台でありましたが、まぁ三分なり五分なりという時間、間は持ったという気はします。

残るおふたりはマジメに一曲弾こうとして、「ごめん、失敗した。もう一回最初からね。」とかやっておられましたが。

「結局、ふたを空けてみたら、しげ君がいちばん本番に強かったやないか。」とA氏。

いや、だから、時間なかったから、目標さげたんですって。ほんまにもう。
思い切り下げたもん。マジの準備期間は二日しかなかったし。ほんまに。
だいたい、もともと実力ないし。力のない人間はテキトーさで切り抜けるのだ。たぶん、そういう気の抜き方、目標の下げ方が良かったんでしょう。きっと。はぁーしかし疲れた。

もう年内、仕事する気になれまへん。はい。
ゲームボーイアドバンス版鉄腕アトムを買う。
あー失敗だなこりゃ。買わなきゃ良かった。
悪いゲームじゃないけど、私の好みではない。

話はそれで終り。

なのだけど。

考えてみると、私の世代というのはコンピュータゲームの洗礼を受けた最初の世代でしてなぁ。そういうことを感慨深げに思いました。

鉄腕アトムという素材そのものは、もう少し上の世代にもファンはいてるけど、アトムもゲームもというと、私の世代くらいからでしょう。そういう意味でなんとも感慨深かった。

テレビアニメにもなったのでチラリと見たけど、あれはアカンよなぁ。手塚版のアトムにおいては、ロボットは音楽を理解しないという設定があるんだよ。なのにウランちゃんが音楽を聞いて喜んだりしてる。いやー、それはアカンでしょ。

「御茶の水博士。僕に音楽がどうしても理解できないんです。単に音が高くなったり低くなったりしているようにしか聞こえないんです。」

と、その文化の違いに苦悩するアトム。

これこそがアトムなんだよなー。
一番重要なポイントなんだけどなー。

「異文化は理解できない。仲良くしたくても、違うものは違う。それが辛い。じゃ、それをどう乗り越えるのか?」

これこそがアトムなんだぞー。
わかってんのかー。
とか、つい愚痴を言いたくなっちゃう。

鉄腕アトムってさー、要するにロボットという人間に虐げられる存在の民族物語で、そういう意味では差別をテーマにした堂々たる大作なんだけどなー。
そういう一番大事なことを分かってる人がどのくらいいるのかしらん。

まぁアトムのテーマの本質が差別だと、するどい指摘をしたのは栗本薫で、さすがだなぁと思ったんだけど、それはやはり栗本薫がすぐれているからであって、つまりは普通の人は見抜けないってことですからなぁ。仕方ないことなのかもしれませんけど。

あー、こういう愚痴を言うようになったらおっさんよなぁ。イカンイカン。話はここまでにしよう。
ウクレレ教室も年内は今日で終り。

先週、先輩の生徒(と言っても歳は僕よりかなり下でしょうが。)が先生に(と言ってもこれまた僕より多少は年下でしょうなぁ多分。)「今年もクリスマス・ソングを教えてくれなかったじゃないですか」と文句を言ってたのです。

で、先生はそれを気にしてか、今日、12月22日になって、「きよしこの夜」の楽譜を配ってくれる。
楽譜っつーかTAB譜ね。たぶん先生のオリジナルアレンジなんだろうなぁ。手書きのちゃかちゃかっとしたものでしたが。

いやまぁアレンジそのものはシンプルなのにウクレレの音の響きを良く生かしたもので、なかなか良かったんですけどね。

でもあれです。12月22日に配られてもねぇ。クリスマスまでには間に合わないでしょうが、と思いましたが。

「いや、必死になって練習したらね、まぁ二日あれば弾けるようになるよ。これは簡単だし。」

とか言ってるんですけど。

無理です。
はい。

イブイブの発注

2003年12月23日
忘年会が終わった時点で、各種の仕事もほぼ一区切りがついていたので、「ああ、今年ももう仕事おさめかなぁ」とか思ってたのであります。

そう思ってたから、同業のコピーライターの友人(と言いつつ、彼はもう、立場的には企画営業の営業マンなんだけど。年齢的にもう文章を書いてる場合ではないわけです。なるほどなぁ。)に、

「今年ももう仕事おさめやわ。年末までのんびりするわ。」

てなことを言ったら、

「お、ヒマなんか。そしたらちょっと企画書作るのを手伝ってくれ。」

と言われてしまい、今日はその打ち合わせ。
クリスマスのイブイブにけっこう大部の企画書作成の発注を受けてしまった。

「で、このプレゼン日はいつなのよ。」
「30日」

なに〜!この押し詰まった年末にそんな大きなプレゼンすんのかよー。アホちゃうか。誰も真剣に聞いてないぞ。正月の用意で手一杯やんけ。とか思いつつ、ま、お金になることですし、引き受けたのでありました。

はぁ〜なんちゅうクリスマスや。



クリスマスイブだというのに、とにかくひたすら企画書を書く。

「書くのはええけど、資料が外部に漏れたらえらいことやから、充分に気をつけてくれよな。」
と、非常に厳しく言われていたので、事務所のデザイナーさんたちにどうレイアウトしたらきれいになるかなぁとかの相談もしない。ひとりで悶々と苦しみつつ作業を進める。

この仕事を発注した友人O氏は、もともとそういう細かいことにうるさい人ではない。もちろん、いいかげんな奴という意味ではなく、ポイントを押えて動く人間で、よほどのことでもなければ、そういう注意をうるさく言う人ではないのであります。

だからこそ、これはヤバイと思って慎重に慎重に取り扱って作業をしてたわけであります。

が。

企画書を作るにあたって、インターネットで検索して調べものをしてたら、いままさに僕が秘密にしているその情報が、より詳しく、突っ込んだ形で、ネットの新聞ネタとして発表されてるではないか。

なんじゃこりゃ。

どういうこっちゃねん。

であります。

ということで、後から(たぶん25日とか26日とかだと思うけど。)O氏に確認を取ると、
「それなんや、もうえらいことなんよなー。」と一言。

実はそれなりに大企業なので、ちょっとした企画でもン億とかの投資額になるので、社内での丁丁発止の駆け引きがあるらしいのですな。
で、今回は自分の考えている企画を通したいと思っている一派あるいはその関連のグループによる意図的なリークである可能性が高いのだとか。

ふへー、大変ですなー、企業ってのは。
なんか私ら自営業者からすると「しょーもないことに血道あげとるなぁ、くだらん。」という気になっちゃうんですけど、やってる人たちにしたら必死なんでしょうなぁ。それで売上とか全然変ってきたり、あるいは出世コースに乗れるかはずれるかが決まったりするわけだろうし。

あーもうね、お疲れさまとか言いたくなります。

と他人事のように思ってたら、そのO氏から
「いや、他人事ちゃうねんで。俺も上の人から、『これも本ちゃんの企画書を出すのが遅れたからだ』とか、すごい怒られてるねんって。そやから、しっかり企画書作ってな。」
と釘を差される。

ひ、ひぇー、そう来るか。たた、たまらんー。

シコシコひたすら企画書書きに精を出しましたとさ。

忙中閑有り、誕生日

2003年12月26日
企画書作成でヒーハー言ってたのだけれど、その合間に私の誕生日がやってまいりました。

やだなー、もう。
この歳になると誕生日とか言ってもうれしくないよー。

とは言いつつも。うちの事務所ではメンバーの誕生日にはケーキを買ってきて、ほんの数十分ほどお茶をする習慣がありまして。

企画書づくりで忙しいんだけど、まぁ忙中閑有りで、良い気持ちの句読点にはなりましたです。

とりあえず企画書の一時チェックの日でそこそこ時間もあったしね。

そういう日でした。



仕事仕舞いの大掃除

2003年12月27日
今年も今日で仕事おさめ。
ということで、本日は事務所の大掃除の日でありました。

いちおう企画書の仕事は中間チェックされていて、時間も空いてたので、掃除に集中する。
とはいえ昼からでしたけどね。

夕方までゴミを捨てたり雑巾かけしたりドタバタ。掃除が終わったら、みんなで軽くビール飲んでおしまい。

例年ならそのまま飲みに出るんだけど、実は私は今日は昨日の企画書の中間チェックの結果を聞かなくてはいけない日なので、夕方遅くから打ち合わせなのでありました。

ということで、そのままみんなと分かれて夜の7時からO氏と打ち合わせ。
そうよなー、30日には必要な企画書だもんなぁ。

年末だと言うのになんだか忙しい気持ちになってしまった一日でありました。



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