台風だと言うのに、京都まで出て打合せをした日でありました。

十三で特急に乗り込もうとすると携帯が鳴って、友人からの連絡。

「今日は台風でなぁ、会社が半ドンになった。ヒマやし会わんか?」という内容。

そうよね、普通台風が来たら休むよね。台風が来るというのに、他府県まで出かけて仕事の打合せをしようという私も、得意先も尋常ではないよね。でも、尋常じゃないんだもん、しょうがないです。

で、打合せをしてると、その得意先の会社の社内放送ですら「本日2時30分、京都南部に暴風雨警報が出されました。できるだけすみやかに退出・帰宅してください。」とアナウンス。

であるというのに、その社内放送を聞きながら、僕とデザイナーさんと担当者の三人で、「今日はこれで終わりですし、ちょっと一杯行きますか。」という話になった。

もともとね、そんなに飲みに行くのが好きという人ではないのです。私。で、そのお二人も、仕事は仕事、プライベートはプライベートというタイプでベタベタ飲みにいったりする人でもないんです。

なのに。

どういうわけか。

暴風雨警報のさなか、ザザ降りの中、駅前の小さな居酒屋で、酒宴をしたのでありました。

何やってんねん! アホちゃうんか!とか思いつつ、飲んでたわけですが、宴たけなわという時に、どういうわけか「うちの娘の彼氏が霊の見える人でねぇ。」と妙な話に転がっていき、それまで一言も言わなかったお店の大将までが「いや実は私も見えるんですよ。」といきなり大怪談大会になってしまったのがまいった。

わしは見えへんっちゅうねん。怖いっちゅうねん。やめてくれっちゅうねん。

そんなこんなで、雨で冷たいのやら、怖くて冷えたのやらわからない背中で雨の電車に揺られて大阪まで帰ったのでした。


この日は仕事帰りに、自転車で家の近くをブラつく。台風一過、けっこう風が気持ち良かったのだ。

しかし、このあたりはなんとも自転車でブラつくのが楽しい町ですなぁ。お店が点在していて、意外な場所に意外なお店があったりする。

各種の電車線路にはさまれた地域なので、街の中の浮島という感じもある。最寄駅はけっこう繁華街で多少、風俗店まであるし、ビジネス街のイメージもあるんだけど、いざ駅から10分も歩けば、そこは下町の風景が並んでる。

地に足つけて生きてる人が多いんやろなぁというのが、数メートルごとに感じられるのよね。たとえば庭木、たとえばゴミ箱、たとえば地域の掲示板などなど。

ほんと、自転車で移動するのが楽しい街です。はい。


何してたのか全然覚えてません。んーと、男友達とお好み焼きを食いに出かけたことだけ覚えてるけどねぇ。それだけだな。

メガトン爆弾

2001年8月24日
あー、今日はメガトン爆弾くらった。
落ち込むことはなはだしい。

でも、辛抱してガガガッと広告の仕事を一発仕上げた。こういう時は無理してもガガガッとやるのが良いみたいだ。

しかし、とてつもなく辛い。

弟のたま氏と甥っ子のじゅん君とともにきゃおさんのいてる志摩半島で、ちょっと遅めの夏のバカンス。

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きゃおさんところの子供3人に甥っ子のじゅんくんがいて子供ばっかりなのが、落ち込んでる心には実に良い癒しだった。いいねぇ、こういう時に子供ってのは。

おかあちゃんがいないと泣く。砂遊びに没頭する。いたずらばっかりする。そんな「そのまま」が目の前にある。「そのまま」がそのままそこにあることが、どれだけ素晴らしいことか。

自分をごまかしたり、カッコつけたり、理屈こねたり、プライド守ったり。そんなことに時間を費やしてる自分って何だ? とか思う。もっとそのまま生きようや。ほんまに。

しかし、なんかずっと浜辺のパラソルの下にいてた気がする。うーん、どうも海は体にあわんなぁ。広すぎる。

2日目は川だ!志摩半島を東西に流れる宮川の中間点あたり、茶畑の多い度会(「わたらい」と読む)のあたりである。

川だ、川だ! と喜んで出かけたのだけれど、台風の後で増水しているとのことで、川幅がやたらと広い。

うーん、しゅんと落ち込む。これじゃ海と変わらん。

川の魅力は、ダイビングやサーフィンなど、本格的な単品遊びが得意な海とはちょっと違う。どっちかというとチマチマした楽しさがてんこもりになってる駄菓子屋のような場所である。

まず、流れがある。なので、それに流されるだけでも面白い。海のように波を待つとかの手間もいらない。浮けば流れる。

また、上流に向かって泳げば、その場で止まったままとか、けっこうな抵抗力でパワーのかかる遊びもできる。

それから川幅が狭い場所だと、流されながら、好きなところでサッと陸にあがれる。海のように沖まで泳いでヒーコラと浜まで戻る必要がない。

で、ここからは場所にもよるのだけれど、流れが複雑だと、少し潜っても流れに乗って深いところに潜れたりするし、川底の水温の差が面白かったり、川の深い場所浅い場所の変化が面白かったりもする。

また、岩の多い川だと、Aの大岩からBの大岩までの間で競争するなど、人間にわかりやすい目印があって、時間がたつほどにその3Dの構造が頭に入ってなかなかに遊べるのだ。大きな岩が流れの下でどのような形で存在してるのか? とかが頭にはいってくると、それだけでいろいろ楽しめたりする。なので、川はできるだけ複雑な地形のところの方が面白い。

それに加えて、川にはせせらぎ、流れの音がある。川べりに座って足を投げ出して、その足に川の流れを感じてボーッとしているだけでも至福の時間になる。

で、これらすべての遊びが体ひとつで楽しめる。ボードもいらないし、アクアラングもいらない。どれもチープな楽しさなんだけどね。

で、これに加えて川は淡水なので、泳いだ後に海水のようにベタベタすることもなく、また川原で何か料理を作るにしても、焚き木にする枯れ木やら雑草等が手に入りやすいし、山間の川なら、夏場でも自然の木陰がそこそこにあってビーチパラソルも不要な場合も多い。

まぁ、いいことばかりじゃなくて、川底は岩肌の場合もあるから怪我には注意しなくちゃいけないし、川は水温も低いし温度変化も大きいので足がつったりもしやすい。子供なんかにはライフジャケットが必須だったりする場所であるのは確か。

でもねぇ、そういうデメリットを越えてもやっぱり川が面白いのよなぁ。

ま、今回は増水してたので、上記の面白さのうちいくつかしか実現されなかったのだけれども、それでもやっぱり川が面白いというのが個人的意見。

ああ、川の面白さについて書いてたら、出来事に関して書く場所なくなっちゃったい!
まぁいいか。


松下幸之助

2001年8月27日
あー、このあたりは書く事ないのよ。

なので松下幸之助の言葉から。

「失敗することを恐れるよりも、
真剣でないことを恐れたい」

これ、なかなかよろし。

インターバル

2001年8月28日
とりたてて動きなし。
仕事の動きも停滞中。
することないから、本を読む。
あー、パラパラ。

何やってんだか。

2001年8月29日
決めたことを決めたようにやった日。何やってんねやろ、ワシ。という気分。

ショートショート

2001年8月30日
落ち込むことがあったんだけど、単に落ち込むだけじゃつまらないので、えいや!と何年かぶりにショートショートなんか書いた。
けっこう読めるやん。へぇ。

8月の終わり

2001年8月31日
8月も終わりです。
夏休みも終わりです。
夏も終わりです。
全部終わりです。
それはつまり、

新しい一日がはじまるということです。

いろいろなことの内面整理をするために、一日休みにしました。宿題やったか?!

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