ISBN:406212274X 単行本 本田 健 講談社 ¥1,500

なんとなく気にはなってたんだが、この日ふと手に取ってみたくなった。
日本の高額納税者12000人にアンケートを取って、答えてくれた人1000人のデータと、ごく普通の人のアンケートを比較して整理した内容。

データっていうのは強い。
つくづくそう思う。
あっと言う間に読んじゃったもんなぁ。
一日とか二日とか。そんなんで読めました。
仕事の合間合間に。

感想としては「普通やん」です。なんですけど、普通に普通のことを誠実にやり通すことが、いかに大変なことなのかというのが、実によくわかった。

世の常識とか、みんながこうだから、ということに惑わされずに、正しいと思うこと、自分がしたいと思うこと、楽しいと感じること、出会う人を喜ばせたいと思うことをやり抜いてる人たちだったんですねぇ、金持ちっていうのは。

そうなんやー、と感心した。で、前から思ってたけど、金持ちになる人は考え方に矛盾がないのよなー。全部が統合的に首尾一貫した論理なんよなー。うまく言えんけど。

いやー、面白かったです。

まぁ、データに語らせている書籍なので、「だからどうした」というテーマ性みたいなのはないです。だから感動とかそういのはないねんけど、単純に面白かったですね。

もっとちゃんとマジメに働こう。勤勉にやろう。自分の能力をもっと活かそう。世の中の多くの人に私の能力を利用してもらいたい、とかそんなことを考えましたね。

ま、できるかどうかは簡単ではないんですけどね。

だってあれやもん、金持ちが大事に思うことのナンバーワンが「誠実であること」というものやねんけど、それがどんな状況での「誠実さ」かというと、自分の会社が潰れかけて首くくらなあかんかも知らんというような時にも正直に銀行さんとかに財務状況を正確に伝えて助けを請うというようなシビアなレベルの「誠実さ」やねんもん。半端やおまへん。

そーか、そういうことかと思ったです。はい。

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