この日は大阪府知事選の日でした。
私府民ですから、当然投票には行ったんですが、それはまぁどっちでも良くて、問題はその結果。

太田房江の圧勝。

いや、どうせ太田さんが勝つとは思ってたんだけどね。でも、ここまでの圧勝というのはどうかと。ちょっと待てと。

だいたい、この人が当選したのは、あの例の横山ノックのセクハラ事件があったからであって、もともとが地すべり的というか、ものすご〜〜〜〜く印象判断での当選だったわけですよ。だから再選を目指す今回は、その業績判定をせねばならんかったわけです。

で、この人が売り物にしてきたのは結局「女であること」なんですな。そればっかし。
そらまぁ全国初の女性知事で、その後何人か後に続いたから、その代表選手としての役割もあるんでしょうけどね。

しかし私はひとつだけ、どうしても許せんことがある。
それは大相撲の春場所での府知事杯か何か知らないが、それの手渡しに関して、毎年毎年「土俵に上がって手渡したい」としつこくパフォーマンスを繰り返すこと。

そらまぁ、それを言うたびに協会側は「神聖な土俵に女を上げることはできん」とか必ず言いますから、女性であることをアピールする、世の中が男性社会であることをアピールするには最適でしょうよ。しやけど、さすがに毎年毎年しつこいわ。

だいたい、なにより太田房江は府知事であって相撲協会の理事ではない。他人の仕事に首つっこんでそれが自分の仕事とか思うなよ。自分の仕事せぇよ。あほか。

相撲協会のことをごちゃごちゃ言うてるヒマがあったら、たとえば「知事、副知事は必ず互いに異性であること」とかのルールを作って採用させるとかやね、そのくらいのことはせいっちゅうねん。

男も女も関係ない、平等な社会を、その役割に沿って実現するっつーのが本来の役目やないけ。自分でできそうなことをしろっちゅうの。

それをなんじゃ、相撲協会の理事でも会長でもないくせにギャースカわめきやがって。話にもなんにもならん。そういうことを言うから私は「女であること」を売り物にしてる奴が嫌いなのだ。

だいたい「相撲協会はうんとは言わない」というのを見越して文句たれてるというのがほの見えるのが気に入らない。ほんま。これはほんま許せんのよなー。他人の仕事に首つっこんでそれで鬼の首取ったみたいに偉そうに言うの。最低。

なんで女性問題というのはこうも「男女平等」を真に実現する方向ではなくて、「女から男への復讐」みたいなことになるんかっちゅうことです。しょーもないことすなっ。アホ。なーんも、いっこも前に進んでないやんけ。後退してるくらいですがな。アホくさい。

毎年、春場所のたびに同じパフォーマンスを繰り返してて、今年もまた同じでしたから(現在4/1です。)完全に中身のないパフォーマンスというのがバレバレです。

はっきり言ってやる。能のない奴に男も女もない。男であろうと女であろうと、能無しは能無し。そう判定する心こそ、真の男女平等ですぞ。まずそこから考え直してみてくれよ、大阪府民のみなさま。いやほんま。

しかしなぁ、まぁ対立候補が隠し子騒動の江本やからなぁ、あまりに対抗馬として印象悪すぎやわなぁ。太田さんを通すためにわざわざ立候補したようなもんですなぁ。そういう策謀もあったんかも知らん。あー、結局府民がだまされたということでしょうか。
情けないです。
ここの日記を見てたら、SEGAの竹崎さんが日記を書いてるのを見つけた。へー。けっこう有名な方なのに、こういう場所で日記を書くかぁ、エライ人だなぁと。
ということで、さっそくリンク。よろしくお願いします。
少し仕事も詰まっているのだが、仕事ばっかりしてると気分的に詰まってしまうので、日曜ではなく土曜日を「休み」にした。

このところこのパターンが多いのだが、けっこう良い。(詰まってる仕事は日曜日にやるんだけどね。)

でまぁ、ちと遊びに出たりして、ついでに散髪することにした。行きつけの理美容店があるから行ったのだけど、その店は基本的には「理髪店」であり、ようするに客がほとんどというか、まず男ばっかりの店なのだ。

なのに、今日は客に女性がいたのだ。ビビビビビックリ。

かれこれもう10年近く通ってる店だが、いままで一度として女性客と遭遇したことはない。なんつーか居心地があまりよろしくないのである。

こっちはメガネをはずしてるので顔の確認はできないのだが、可愛らしい声で、やたらと雑談をしているのだ。気になってしょうがない。

たぶんあれだね、カットしてる男の美容師さん目当てだねたぶん。とにかくやたらと話かけてるのよなー。いいんだけどさー。すぐ隣でそういうことされると聴く気がなくても聞き耳立ててしまうから、肩にキンチョーが走るんだよねー。

いわく、もともと大阪出身なのだけれど、仕事の都合で静岡まで出かけただの、その静岡で妻子ある人から言い寄られて困っただの、こっちに戻ってきてジャンジャン横丁のすし屋に入ったら値段が高いのにまずくて困っただの、高校時代に内緒でお酒を飲んだはいいけど、はじめてのことで量がわかってなくて焼酎をジョッキで何杯も飲んで酔いつぶれて大変なことになって、それ以来怖くてお酒は飲めなくなっただの……。

あぁあぁあぁーーーやめてくれー。話が面白すぎるよー。聴いちゃうよー。聞き耳立てちゃうよー。聞きたいけど露骨に顔を見るとかもできないし、(見たところでメガネがないのではっきりとは見えないし。)本当に肩がコリコリになってしまう。

もう何年も通ってるお店ですけど、ここまで肩が凝ったのは初めてでした。つーか、この店、肩のマッサージもやってるんだけど、逆効果だよ。いやはやまったく。

でも、ふと気づいたんだけど、男の美容師さんを気に入って、お店に客として出かけたら、ヘアスタイルのカルテとかで住所や名前まで書いていくもんなー。普通。ついでに電話番号とかまで聞かれるもんなー。「私あなたが好きです」みたいなアプローチしとけば、あとは男の気持ち次第でどうにでもなるんよなー。

というようなことがわかって、その彼女の奇異なくらいの目立ち会話の意味と目的がおぼろげながらに理解できて納得してしまいました。

いやー、ホント。今日はすごいもの見た気がする。うむ。
「だいあり・のーと」の新機能がけっこう気に入っていて。

実はけっこう長くここのユーザーをしているので、今度の大幅な機能アップは実に気に入ってたりします。ブックレビューとか映画批評とかなかなか良い。まだ使ってないけど。それにテーマで分類できるのも大変ありがたい。

ということで、よそで書いてた日記とか掲示板に書いたこととか、ここのところずっとまとめてます。

なので、どうしても順番がバラバラになって、更新されてるのに更新されてないみたいに見えるので、上のページ紹介のところの[HOME]のところに更新記録をつけました。なので、定期的に見に来てくれてる方は、とりあえずそっちを見てくださいまし。

あと、これで日記本文に写真貼り付けができたらいいんだけどなー。別ウィンドに表示するんじゃなくて。それがちょっと不満なんだよなー。まぁいいけど。

ということで、しばらく過去の日記の整理とか、そういう作業をちょこちょこやってくつもりなので、更新記録は見てくださいねー。

ま、てなことで。
いやー、感激した。
これはいいわー。
いまいちばんのお気に入り。

サンディーさんという歌手のことも知らず、インスツゥルメンタルのアルバムに違いないと、勝手に思い込んで、間違えて買ってしまったんですがね。これ。
いやー、いいですなー。ほとんどの曲が、ウクレレ伴奏だけで、そこにこのサンディーさんの歌声がかぶさるだけ。すごくシンプルなんだけど、これは良いわー。

ウクレレ奏者も神様ハーブ・オオタさんから、その息子のジュニア、日本のウクレレムーブメントをコツコツ作り上げてきたサザンオールスターズの関口さん、IWAOさんとか有名どころが顔を揃えてるし、なによりアレンジがいい!ウクレレを好きな人がウクレレの伴奏楽器としての良さを生かしながらアレンジしてるんやろなー。楽しい。良いです。

基本中の基本かも知れないですが、ウクレレ弾く人はテクニックで聞かせるとか、たいそうな演出をするとか、そういうことではなく、「ウクレレ好き〜」という気分でプレイします。
その「●●好き〜」という感覚があふれているアルバムという感じがしますねぇ。

サンディーという歌手の方ははじめて知りましたが、これまた「歌うことが好きっ」て感じで歌ってて、なんつーかウクレレとぴったり合うのよなー。ちょっとクセのある声と歌い方ですが、楽しんでるから心地よいってかんじで実に良いです。

それと、選ばれてる曲が60年代ポップスの有名どころばっかりなのも良いのよなー。ウクレレで弾くと、このあたりの曲のなつかしさと癒される感じの音とがあいまって実に良い。

去年の秋に竹内まりやが60年代ポップスばかりを集めた「Longtime Favorites」というアルバムを出しましたが、(この日記でも紹介しました。)それと曲目が何曲か、かぶっててその聞き比べができたのもマル。竹内まりやも良かったが、こっちのほうがうんと好きだなぁ。シンプルだし。なによりウクレレだし。(笑)

ともあれ、これはウクレレとか興味ない人にも大変お勧めできます。なかなか良いアルバムです。はい。
ここのところずっと過去の日記を書き足す作業をしているので、この最新の日記をチェックしてくれてる人が見逃す可能性があるよなぁと思うので、ここに書いておきます。いまは過去日記の更新ばっかしやってます。なので上の[HOME]をクリックして、更新履歴を見てください。自分でマメに作りましたから。

あ、ここにもリンクは入れておこう。

http://kids1226.hp.infoseek.co.jp/hitoyomi/

です。

で、この文章は暫定文なので、またすぐ消して更新したりとかすると思います。あくまでお知らせね。
てなことで。
02月19日付 朝日新聞の報道「そびえたつ「バカの壁」、累計311万部 4月に続編も」へのコメント:

一度しっかりと批判しておきたいのだけれども、この本、ほんとうにダメ本だと私は思っております。
なんつーか、とにかく内容がヘン。途中までは読みかけたのだけれども、あまりに内容がひどいので、途中で読むのをやめたのです。ほんとうにひどい。

まぁ一度徹底的に批判したいんだけど、手間かかるしなぁ。ダメなものを批判してるより、良いものを紹介したほうがいいしなぁ、ということで、ついつい後回しになっちゃうんだけど。

でも、ほんとうに、ほんとうに、ほんとうにひどい本だと思います。
いや、それなりに意味はあるだけどね。売れてるということは、これで癒されてる人もいてるということだから。
でも、内容的なこととか、学問的な事実関係とかは眉唾とかあやしいこととかが多いので、そういう部分でほんとうにひどい本だなぁとおもう。

この本を読んで「ああ、俺も日本人なんだし、それでいいんだ」とか思ってるのは、やっぱりダメだと思うよなぁ。バカのままでいいんだとしか言ってないもん、この本。
それは違うで、やっぱり。
今日、電車に乗ろうとしてエスカレーターに立っていると、後ろから誰かがぶつかってきた。

「なんだぁ」と思って、横を見ようとしたらすかさず「すみません」と声が返ってきた。

で、よくよく見ると、手には白い杖。目の見えない高校生くらいの男の子なのよねー。エスカレーターどんどん階段みたいに登ってたんだねー。

目が見えないから、とりあえず左側(大阪では左側を空けます。)をどんどん登ってきたわけだ。

でも目が見えないから誰かと肩くらいはこすってしまうかも知れない。でも、とにかくどんどんどんと登っていくわけよねー。

「ぶつかったら謝ればいいや」

って感じ。

ちょっと気になって、その後もしばらく目でその後姿を追ってたんだけれど、床の案内板を踏みながら、これまたどんどんホームを進んでた。自分がそういう案内板の上に立ってると気づいてない人にはドスンとかけっこうぶつかってるんだよなー。

たぶんぶつかるたびに「すんません」って声をかけてるんだろうなー。

なんかねー、かっこ良かったんだ、それ。
すげーかっこ良かった。
いいなぁ。いま思い出すと涙出そうだねぇ。

目が見えないのにエスカレーターをどんどん登ってくっていうのがまず、けっこう大変だと思うのよ。いつエスカレーターの終わりが来るかとか、慣れるまで大変だろうなと思う。

でも、それをやってるんだろうねぇ、普段から。慣れてたもん。

で、普通はぶつかる前に「すみません」って言って駆け上がっていくんだけど、彼にはそれができない。できないから、ぶつかってから素早く「すみません」と言うという技を見つけたんだと思う。

そういうのがもう全部ね、かっこいいんだ。
自分の環境とかに文句言うんじゃなくて、そのまま受け入れて、なおかつ目の見える人がどう思うのかという社会性まで考えて、それで自分の「やり方」を見つけ出してるんだよなー。

ああ、かっこいいよなー。
すげーかっこいい。

ああ、またホロリときちゃいそうだよ。
努力とコミュニケーションと、自分の強い意志と。
全部がかっこいいのだぁ。

階段で片側をあけるとかさ、床の案内板とかさ、そういう、「世の中にあるもの」も、そのまま使ってるしさ。それも最大限に。
そういうところもイカスよなぁ。

「あるもんは使わせていただきましょ」だ。

片側空けとか案内板とかは、つい「かっこだけ存在するもの」とか思いがちだけど、こんな風に積極的に使ってくれると「ああそうだ、凄く意味あるものだよねぇ」とか思いなおせるしさ。そういう「誰もに役立つもの」がそこにあるのだ、そういう社会に生きているのだ、と思えるということも豊かな感じがあってうれしいじゃないか。

そういうことまでひっくるめてカッコいいよなぁと思った。

当人はカッコとかなんとか考えちゃいないと思うけどさ。


お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索