考えてみたら、ここに書くのは、今年初めてですね。
うむ。
あけましておめでとうございます。

どうにも、今年は年明けから、気持ち的にすっきりしなくて困ります。
何なんでしょう?
いろんな意味で生活が変わり、考え方が変わり、生き方が変わるような予感がします。

なのでまぁ、すっきりしないんでしょうね。未知の世界に踏み出すような変な感じ。分かっていることだけをやっていれば、安心は安心なんでしょうけど。

そうそう、昨日のニュースで、あの岡崎友紀が民主党から立候補するという話が出てまして、ありゃまぁと驚きました。彼女も56歳ですからなぁ。思うところがいろいろあったんでしょうねぇ。

一昨年の暮れ、まる一年前に
「年末・おっさん特集:岡崎友紀を知っていますか。」
http://hitoyomi.diarynote.jp/200812311207035105/
を書いたのが懐かしいです。

民主党といえば、カンブリア宮殿の新年スペシャルで、小沢さんのインタビュー番組があったようですね。

小沢一郎 小沢革命の全てを語る(カンブリア宮殿)
http://www.youtube.com/watch?v=mrKa1JUQmWE
http://www.youtube.com/watch?v=w-Eu-ss08JA&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=hWnEme9msoY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=FMB6YwJWnR4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Bbpopbpzmzg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=tyoSW-uWMPY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=tX3CP8Lqx2I&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=DJ4HUrKgx54&feature=related

カンブリア宮殿は村上龍がホストを務めていて、いろんな企業のトップなどが登場する番組で、村上龍の質問が実にバランスが良くて面白い。
今回も、普通の人が普通にどう思うかをキチンと考えて質問しているから素敵だなと思う。

たとえば、小沢さんが「日本人にはお上意識があって」と言葉を発すると「お上という言葉には政治家は入らないのですか」みたいな事をすっと投げかける。で、ちょっと小沢さんがあわてるのがおもしろい。
お上っちゅうのは官僚の事よ。政治家は国民の代表なんだから。ごっちゃにしたらあきませんよ。でも、世間の「大衆」は、そこいらへんは、ものすごく適当。

で、そういう適当さを村上龍はよくわかってるから良いよなぁ。

この番組を見てて、結局3回ほどグッと来てしまった。他の人なら別にどうとも思わないだろうけど、僕はかなりグっときました。

ひとつには長崎の福田えりこ。その活動が紹介されるわけですが、それがやっぱり「まず川上から」ということで、地元に戻って戸別訪問するのが、もっとも人口密度の低い地域からだというのがあって、私的には目頭が熱くなってしまう。
センチメンタリズムだと言いたい人は言ってくれていいです。
でも、それでもやっぱりそこに「田中角栄」が生きてるよなぁってしみじみ思うのだ。

角栄は雪の中、わざわざいちばん遠くて人の少ないところに演説に行ったのだ。新潟の雪の中に比べれば、長崎はあったかくていいよなぁ。えりこちゃん。
小沢一郎はひたすらこのあたりは田中角栄からの手法を受け継いでやってるんだなぁというところに感激するわけです。
そこに継承があるから。
どんな世界でも、こういう継承とかがないと、立ちゆかないものなんだと思うんですよ。
教えを受けて、それを忠実に守る。
基本です。

教えを受けて守るというようなことあたりにグっと来てたわけです。

で、あとは、「政治家が責任を取る」という話。これがまたグっときた。
この番組では、その「責任」とは何かまでは語られてなかったですけど、ようは「落選」ですわ。政治家は「落選」します。政策が良くなかったら、国民に落とされます。

でも、官僚は、落選なんてないわけですね。もともと責任の取りようがない。その責任を取ることの出来ない立場の人間が法律を作ったりしてきたのが日本の姿でして、ここがよろしくないわけですよ。
小沢さんも、気に入らなければ選挙で落とせば良いのです。

でも、言ったらなんですけど、まともな大人で、責任を取ることもできないような人は、まともとは言えませんしねぇ。官僚発想は、だから、かなりまずいのだ。
でも、意外に官僚的思考をしてる人の方が、この国では多かったりする。

で、もうひとつグッと来たのは「個人消費をサポートすれば景気も良くなると思う」と小沢一郎が言ってるってこと。とくに「日本のGDPの6割が個人消費なんだ」という事を言ってるのを聞いて、ものすごくうれしかった。

日本は輸出で食ってる国だから、製造業が弱くなったら大変だ、という論議は良くあるんですけど、でも実際は純粋な輸出というのは1割とか2割とか、そのくらいなんですよね。で、やっぱり一番大きいのは、個人消費。
だから、そのボリュームゾーンへの刺激策が一番重要なわけで、そこを正しく把握してくれているという点にジーンと来た。ああ、民主党政権になって良かったなぁとしみじみと思った。

まぁもちろん個人消費だけじゃだめなんですけどね。でも、ポイントを押さえてるかどうかは、ものすごく重要ですわね。

あと全然別の話ですが、「陳情」を民主党幹事長室に集約したっていうのはすごいですなぁ。これで責任の明確化ができた、という言い方をしてはりましたが、大事なのはそこじゃなくて、実は、

●官僚への直接陳情が一切無くなった。

ということです。

こんなもんね、官僚に陳情とかしたらあきませんって。ありとあらゆる意味で全然ダメですがな。きゃつらには「責任」とは何かということが、まるきり分かってないんですから。大卒でそのまま役人になった奴なんか、それこそ責任とは何かという事自体、体験も実感もしたことがない精神的カタワばっかしなんやから。そんなところに現実の陳情を押し込んだら、そらぐちゃぐちゃになりますがな。当たり前の話です。

だから、陳情から官僚を完全に切り離した、というのは、かなり重要と僕は思う。すごく大きな改革だよなぁって思う。あんまり話題になってませんけどね。

ま、そんなこんなで面白いなぁと見た80分だったわけですが、でも、そんなのを見てたら「外国人参政権ごり押し」とかの記事も出ていて、これはちょっと抵抗があるんよねぇ僕の場合は。
いや、世界の流れを考えれば、ゆっくりとそっちに持っていかないといけないのだろうなぁという気はするんですけどな。でも、いますぐやるべきことなのかどうかが良く分からないのであります。

ま、そんな事ですっきりしないっていうのもあるかな。

他にも、大阪府の橋下知事が「大阪府と大阪市の垣根を取っ払って、スーパー大阪市・大阪都にしたい」というような事を言っていて、これはこれで「おう、おもしろいやんけ、やれやれ!」と思ってしまう。

だいたい、大阪市と大阪府の役人同士が仲悪くて、似たようなことを競い合ってやってたり、とにかく大阪は役人にグチャグチャにされてるという思いが強いんで、それでいきなりガサっと合理化したらええねんとか思うんですよね。いやほんまに。

小沢さんは「無血革命」とか言うてはりますが、僕はこと日本の役人に関しては「流血革命」でやってもかまわんのと違うか?とすら思いますからな。いやまぁ、そこまでの事はできないにしても、そういう発想になってもおかしくないくらいに無茶苦茶な存在ですから。

このあたりもすっきりせんなぁ。ほんまに。

小沢一郎氏の資金管理団体である陸山会の事務責任者だった石川知裕衆院議員が逮捕されましたが、もう、ほんま、このくだらん茶番劇をやめてもらいたいですなぁ。

国家運営の基本中の基本である、三権分立を本気で機能させようとしている小沢一郎のやり方は、いずれ必ず公務員制度改革に向かう。

つまりは、何らかの形で官僚の力を公的にそぎ落とす、ということをやる、ということです。

だから、官僚である検察が、必死になって小沢一郎のイメージを悪くさせるようなイメージ操作をやってるということですわ。

以下、昨年の産経新聞の記事から引用します。

(引用開始)------------------------------

産経新聞 2009年12月26日  

 民主党の小沢一郎幹事長は26日夜、兵庫県尼崎市内で開かれた党所属議員のパーティーであいさつし、平成22年度予算案の新規国債の発行額が過去最大になったことへの批判に反論した。

 小沢氏は「マスコミが『小沢一郎はカネはなんぼでもあるといってたじゃないか』とすぐ言うが、まったく勉強不足の無知な報道だ。特殊法人や独立行政法人など、無駄な補助金まだまだあるが、公務員制度改革、行政改革を大胆に実行しないと本当の無駄を省くことはできない」と述べた。衆院選マニフェスト(政権公約)実行のための財源を公務員制度改革などを通じて生み出す考えを示したものだ。


(引用終了)-------------------------------

ここにはっきりと、「マニフェスト実現のために、公務員制度改革と行政改革をやる。」という宣言を小沢一郎がおこなってるわけです。
そこを財源にすると明示してるわけです。

「それはたまらん!」

と、官僚どもは思っている。
で、その官僚全体の怨念を、代表する形で、小沢叩きを検察がやっとるわけです。
それ以外に、この予算審議が始まるまえの段階での石川氏逮捕なんてあり得ない。

もうね、こんなに不況なんよ? なんで予算審議の前に、国民にとってはどうでもいい4億円の出所とかで国家予算審議をぐちゃぐちゃにする必要があるんよ。
ええかげんにして欲しいわ。

自民党の谷垣総裁も、この石川逮捕を追求するとか、ものすごくどうでもいいことに論議の時間を使おうとしてる。

くだらん。
やめてくれ。
どうでもいい。

そんな事より、これから日本が世界の中で、どう生きていくのか? ということを、しっかりと論議するべきなんと違うんか?
今後は、アメリカだけでなく、中国という巨大市場とも上手に付き合っていかなきゃならないし、そのために法改正をしたり、国のあり方を考えたり、やるべき事は山ほどある。
景気対策だってしっかりやってもらわないといけない。

なのに、たかが、小沢一郎という一議員の資金の出どころ追求に貴重な国会審議の時間を使うつもりか?

あきれてモノも言えない。

本来、官僚は「滅私奉公」、自分を殺して公に使えるのが仕事なのに、自分たちの権力を守るために、検察庁職員が捜査情報を漏洩してマスコミに垂れ流して、小沢一郎のイメージ操作、ようするに「洗脳」をしようとしているわけだ。

で、とうとう石川氏の逮捕までやった。
ほんとにどうにかしてくれ。

検察はもう、西松建設の時から、ずーーーーーーーっと同じ事をやってる。
ひたすら公務員としての違反行為である情報漏洩をダダ漏れの状態でやり続けて、「無料の記事ネタ」が欲しいマスコミが、これまたそれを平気でそのまま新聞テレビで取り上げる。

で、そうやって、国民を洗脳しようとしているわけです。

もう、そういうくだらんことはやめてくれ。
このインターネット時代に、あまりにしょうもない。無知でパァとしか言いようのない、くだらん所業やなぁと思うばかりです。

ネットに、こういう記事があるそうです。

●「小沢氏への集中攻撃は全国民への攻撃と同じである」
http://www.asyura2.com/10/senkyo77/msg/540.html

これ、まさにその通り。
民主党は小沢一郎を代表にして以来、一貫して「国民が第一」のスローガンで国民の意見を集約してアピールしてきたし、その主張が認められて選挙に勝ったのだ。

だから、いま、この状況は、まさに

●検察+マスコミ(記者クラブ) VS 国民+国民の代表:小沢一郎

という構図なのだ。
それ以外の構図はありません。

検察は、本当にひどいです。
いまのところ、はっきり言ってヒステリー状態。ほぼキチガイです。
そこまで、公務員制度改革と行政改革が怖いのか?

で、そのためだけに、こういう国会審議をぐちゃぐちゃにしようとする手法を使う。

もう、飽き飽きした。
本当にやめて欲しい。

そういうのは、審議が終わってから、誰が見てもはっきりと犯罪が行われたという証拠を見つけ出した上でやってもらいたい。

あの「強制捜査」っていうのは、ようするに「怪しいから証拠を探します」という作業なわけです。

つまり「証拠がないから探します」って事です。

どういうことやねん、それ。
先に、

●自分らの力で

証拠を見つけて、逮捕するとかせえや! お前らは無能か! あ、無能なんですな。しょーもな。

テレビで強制捜査で段ボール箱が運び出されるところとか、もっとひどいのになると、これから強制捜査に入るシーンが流されたりしますが、それってどういうこと?
テレビ局はその日時をどうやって知ったん?

明らかに情報漏洩がありますわな?
そんなところで情報漏洩してたら、重要な証拠を、先に隠滅されるかもしれまへんがな。
ところが、「これから強制捜査に入りますぞ!」というシーンがテレビで流される。
まさに刑事ドラマの正義の味方登場シーンみたいに。

おかしいやろ!それは!
情報漏洩してるおかしな公務員のパレードやないか!
情報ダダ漏れのバカの集まりが、アホの行進してるだけやんけ!

で、なんで、それを見て「小沢は悪いことをしてるに違いない!」と思う人がわんさか出てくるのか?

おかしい。
おかしすぎる。
滑稽を通り過ぎて、私は悲しい。

そんなしょーもない事をやっている場合ではない。


日本を支配してるのは、無責任という大罪を犯し続けている官僚どもです。

まずは、そいつらを公務員制度改革と行政改革で、徹底的に権力の剥奪をしなければなりません。

まず公務員には、そういう「蔑視」を持ちましょう。

公務員になるということは、責任を放棄する「無責任人間」になる、という事なのです。
それは「蔑まれる人種に自らなる」という事なのです。

だから、一般国民は、まず官僚を「蔑む」ということを「常識」としなければなりません。
給料だって、全国民の平均賃金を必ず下回らなければなりません。だって元々、経済行為として成立しない仕事しか「してはいけない」のが官僚なんですから。

そして、そういう「蔑まれる仕事」であるにも関わらず、「滅私奉公」で、公のために誠意を尽くして仕事をする人だけを尊敬の対象にしなければいけないのです。

でなければ、給料はずっともらい続け、責任は問われず、そのくせ喜びの相互交換である経済行為はまるきり未体験で無知であり無能という異常人が、この国にのさばり続けるということにしかなりません。絶対的にラクで得なんですから。そんなおかしなことはない。

士農工商●●●●●公務員。

こうでなければいけません。そうする必要があるのです。
そうでなければバランスがとれない。得ばっかりでは、誰もが役人になりたがります。
そうなったら、この国は働く人間がいなくなります。
そうなったら、国の破滅です。

で、いまや、ほとんどそうなりかけてるんですよ。

公務員の総数、というものが、実ははっきりとは分かっていないのですが、いろいろな資料をあさると、約780万人だ、という数字があるそうです。
これに準職員的な人まで入れれば、約一千万人。
で、この一千万人にぶら下がるように、その「家族」がいますから、仮に嫁と子ども、ひとりずつとしても3千万人です。

良いですか、1億3千万人の人口のうち、3千万人が、自ら稼ぐこともなく、税金でのうのうと暮らしているんですよ。
これはあまりにひどい話じゃないですか。
そら不況にもなるわさ。

言うならば、居候が3千万人もいてる状態って事ですから。

100万人~200万人くらいの公務員の首を切っても、全然おかしくないと私は思いますけどな。
いやまぁ、「首を切られないのが役人」って事ではあるんやけどね。
でも、それがイヤならせめて、「国民から未来永劫、蔑まれる」というペナルティくらいは受けてもらわなきゃ、働きもせず「一生、親方日の丸に腰掛けて人生を終える」というバカが、後を絶たなくなる。

それはその人にとっても生きている意味がないです。そんなもん、すでに人間やないよなぁ。バケモンやで、それ。

概ねは、そういうことだと思います。

検察が狙っているのは、ようは国民の印象、イメージ操作なのだ。
ようするに我々国民をバカにしているのである。

「検察は正義、政治家は悪」というイメージを必死になって「ねつ造」しているだけなのだ。

今回の石川議員の逮捕が、あまりにひどいので、この件について鈴木宗男氏がどう言ってるのかを調べてみたら、

(引用開始)----------------------
2010年1月14日(木)

 テレビ、新聞は小沢民主党幹事長、石川代議士、鹿島への強制捜査を扱っている。
 この強制捜査に関していつも不思議に思うのは、なぜか事前にマスコミが知り、現場にテレビカメラが待ち受けていることだ。誰が事前に知らせるのだろうか。事前リークなくしてどうしてわかるのだろうか。検察側が誘導していることは明らかである。

 そして「段ボール箱を何箱押収した」と言うが、書類等をあの段ボール箱にぎっしり入れると、とても一人では持てない。捜査官は仰々ぎょうぎょうしく段ボール箱を抱えていくが、その中身はせいぜいノート一冊、書類少々で、極めて軽いものなのである。

 なぜわかるか。それは、平成14年、私の事務所、自宅が捜索された時、段ボール箱にはもっと書類が入るところを少ししか入れずに、捜査官がただただ数多く運び出した様にしている姿を見ているからである。検察はこうした無駄なパフォーマンスをしているのだ。

 読者の皆さんも、興味本意で今回の強制捜査を見るのではなく、検察、権力の暴走にかかったら大変なことになるということを考えながら、冷静に見て戴きたい。

(引用終了)----------------------

という書き込みがありました。

あの段ボール、「中身はせいぜいノート一冊、書類少々で、極めて軽いもの」なのだと!

そりゃそうだわ!
あれだけ大きな段ボールに、書類がぎっしりつまっていたら、重くて運べないって!

私も何度も引っ越しをしてますからな。紙というものが、いかに重いのかは、よくわかってますから。

いや、しかし、その「紙の重さ」をわかってる私ですら、あの次々運ばれる段ボールがスコスコなのだということに気付かなかったというのは恥ずかしい。
まんまとアホな検察のパフォーマンスにだまされてしまってたということじゃないか!

ああああ、くやしいー。こんな幼稚な手にだまされるとは!

この「水増し」の意味するところは何か?
答えはひとつしかありません。


●検察は何も仕事をしていない!


ということであります。
あいつらは、ひたすらイメージ操作をしてるだけなのだ。

そこに気付けよ、国民よ、っちゅうことですわ。
いやいや、私自身を含めて、ですけどな。
まさか、あの段ボールが、そこまでスカスカとは。
「資料を押収して、事実関係を丁寧に調べる」という事をする気自体がないんじゃないか!
完全に職務放棄ですわ。
ひどいもんだ。
ああ、だまされた。まいった。

こういうことから推察すれば、当然、石川代議士の逮捕も「検察のパフォーマンス」ということです。段ボール箱の水増しみたいな事しかしてない、下劣な奴らですからな。どうしようもない無能ということです。
だまされないようにしましょう。

とりあえず僕は、民主党のホームページから「検察トップの樋渡利明(ひわたりとしあき)を更迭してください。そういう声が国民から出ているということを、鳩山さんがマスコミでしゃべってください。」と意見を送っておきました。多分、これが一番効果的です。

きゃつらのパフォーマンスには、本当に気をつけましょう。気を抜いてると、すぐにだまされるから。

検察とマスコミが一体となって、「あることないことリーク情報でじゃぶじゃぶに流して小沢攻撃する」という、いつも通りのひどい攻撃がはじまりました。ほんとうにひどいです。

ほんとうに、心底、「あることないこと」なのだから困る。

というのも、

●infoseekNews内憂外患(低帯域版)|「新撰組」化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!
http://www.ustream.tv/recorded/4065526
(シンポジウム趣旨)
http://miyazakimanabu.com/2010/01/11/659/

というシンポジウムの様子をネットで見たからなんですけどね。出席者がなかなかすごくて、

大谷昭宏に、佐藤優、ヤメ検の郷原さん、田原総一朗、宮崎学、で、ゲストに鈴木宗男と、実に豪華。ものすごいメンバーが揃っております。

とくに、田原総一朗と大谷昭宏氏からのマスコミの側の状況報告というのがなんとも言えずイヤになります。ずっと田原総一郎って嫌いだったけど、どうも「しょうがない」状況みたいなんですよねぇ。完全にマスコミと警察・検察・官僚というのは「一体化」しちゃってるって事らしいので。

マスコミの記者にとっては、検察の無責任な「リーク」をいち早く取材することが出世への道になってしまってるんだそうですね。だから、新聞社やテレビ局にいてる限り、そういう体制から抜け出せないんでしょうね。田原氏や大谷氏は、まだ、こういう自分自身の発言の場を持てるから、実際のところどうなのかを語れるだけマシであるようです。

マスコミ各社は、すでに国会審議が終わった後に、小沢逮捕か、あるいは在宅起訴までやることを「すでに決定」してるんだそうです。それは2月の頭。もう、すでに先に決まってるわけです。自分たちのストーリーでゴリ押しするんだって!

で、マスコミも、この国会の期間は徹底して小沢叩きキャンペーンをやることになってるんだって!知らんかった。証拠が出てきたとかなんとかじゃないわけですよ。とにかく、まずキャンペーンありきで、「マスコミよ協力しなさい」という事なんだそうで。

ひどいなー。

このシンポジウムのタイトルである、「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」が、まさに事実なのだ、ということをはっきりと明示する出来事ですなぁ。

あの日本のラスプーチンと呼ばれる佐藤優も出ていて、いろいろ面白い事を言ってたのですが、小沢さんや民主党に対して反感を持ってる人に対して、こういう事を言ってましたよ。

「小沢さんは真っ黒だ!でも、検察はそれ以上に真っ黒だ。しかし、同じ黒なら、選挙で落とせる小沢を選ぶしかない。検察は選挙で落とせない。未来永劫、いまのままだ。だから、この一点で、民主主義のために、いまは民主党を選ぶしかない。」

と、こう来るわけです。正しいよなぁ。そういう事なのよ。だから、我々国民には選択肢は民主党しかないんですよ。だから小沢支持しかありえない。そういうことです。

「民主党はクソです。しかし、検察から見たら、自民党は鼻くそです。」とかも面白かったなぁ。

キツネ目の男こと宮崎学が世話人であるらしいんですが、その宮崎学に言わせれば、前の衆議院選挙での民主党大勝は、西松建設での官僚とマスコミのキャンペーンに対する国民の怒りが原因で、その部分を官僚は気にしていると言う話が出てるんですが、まぁこのあたりの分析が正解かどうかはわかりません。
でも、とにかく官僚にすれば、民主党政権を攻撃するにはリーク情報+マスゴミによる流布という手を使うしかないわけですよ。

結局昨年夏の総選挙の時期に行われた「酒井法子事件」と一緒なんですわ。
警察が、あることないことリークする。なんでも言う。で、選挙の攪乱を図る。
(リークなので正式発表ではない。警察・検察は「へ?何のこと?」という態度しか取らないんです。ここがだいたいひどいんですが。)

去年の選挙の時は、官僚批判のテレビ番組が企画されないようにしようという魂胆だったわけです。
民主党は延々、官僚批判をやってたわけですから。そういう番組が人気が出て、「官僚は悪だ!」という国民的盛り上がりが生まれかねなかった。
それを必死で阻止するために酒井法子を血祭りにしたんですね。

つまり、

●酒井法子事件は官僚批判をさせないための目くらまし

だったわけです。

で、今度もまったく同じ。今回は国会攪乱が目的です。

今度の国会では、たとえば、「捜査状況の可視化」とか、そういう検察に決定的に不利な法案が通る可能性がある。そういうことが決まると、もう、「秘書を逮捕して、独房に閉じこめて、やってないことでも『やった』と言わせる。」という、実に汚らしい、検察独自の洗脳手法が使えないわけですよ。
だから「捜査状況をビデオ等で残す可視化」をやられたら、きゃつらに手はもうない。洗脳ができない。
このあたり、いかに検察が被疑者を洗脳して、やってもいない事を「やった」と言わせるか?というのを、上のシンポジウムで佐藤優が演じてます。実にリアルです。必見。やっぱり体験した人の言葉は違うわなぁと思う。

でも、この国会で「可視化」が通ったら、その洗脳手法が検察には使えなくなるわけです。
そうなったら、もう、何か証拠を見つけて逮捕するしかないんですけど、そういう証拠はないわけですよ。(証拠があった!というリーク情報は流れます。それは「関係者によると」だから正式発表ではないわけです。ここは「ないことないこと」垂れ流しなんですよ。新聞記事をていねいに読みましょう。「関係者によると」というのは発信者が特定できてない、単なるリーク。ウソかもしれない報道だってことです。ここがみんなわかってないのよなぁ。)

証拠がなくて逮捕するには、関係者の証言から状況証拠にして落とし込むしかない。だから可視化される前に、必死になって一大キャンペーンをやるわけです。それはもう、ものすごいキャンペーンです。

だから、こういうキャンペーンに踊らされたらダメなんですよ。

「何をしょーもない事やってんねん。それより、国会をちゃんと空転させずに進行させよ。」なんです。

日本の正しい未来のため、民主主義的手続きがキチンと成立する国になるためだったら、別に4億円くらいの裏献金があったって、僕は別にかまわんぞ。4億円で何ができるっちゅうねん。大したことはできませんって。小沢が弟子を数人、数年間教える程度のことしかできませんがな。

で、それで充分です。何が悪い。弟子を育てることこそ、良い政治家が育つ条件ですからな。マンション購入も、そういう弟子の育成のためだったんじゃないですか?住むところ、人が会うところ、ともに話すところだけは必要ですからな。

この検察のキャンペーンが、なぜいまの時期なのかというと、今年の参議院での選挙に影響しないように、時間を空けたいからだそうな。

このまま行くと参院選も民主党の大勝かねぇ。それはそれで困ったことですが。

小沢さんが心底腹黒い人であるなら、この官僚による「小沢叩き」も、検察と小沢がつるんでいて、わざとやらせているというような場合のみですわ。
もしそれがあれば、それこそスターウォーズの暗黒皇帝ですけどな。そこまでの腹黒さも、なにより「国民的人気」もないしなぁ。単純に、

●顔が悪い。

●ブオトコだ。

●悪代官みたいや。

という雰囲気判断だけで、一般層がさわいでるだけにすぎないしねぇ。
で、検察は、その「ブオトコは嫌い」という女子供の判断を上手に利用してるという、そういうことでしかないと、僕は思います。

ああ、やれやれ。

ようはそういうことです。

ここのところ、ネットでいろいろな情報を漁っているのですが、調べれば調べるほどに、事態はとんでもないところに至っているのだ、という事がわかってきて、愕然としますな。

いや、本当に、この国に自由も民主主義も無いんだということがわかりました。
この国は官僚によって支配されている、国民踏みつけ国家だったんだと、リアルな現実が、はっきり見えてきたんですよ。

検察とマスコミは、もうはっきりと完全にグルです。
それは、このあいだ紹介した、田原総一朗と大谷昭宏のシンポジウムでの発言で良く分かりました。

●infoseekNews内憂外患(低帯域版)|「新撰組」化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!
http://www.ustream.tv/recorded/4065526

で、今度は逮捕された小沢さんの元秘書で国会議員の石川知裕さんが「小沢氏の
事件への関与を認める供述をしている」というテレビ・新聞での報道が、


●完全に誤報


であることがはっきりしてきました。
石川議員の弁護人が報道各社に「完全な誤報である」と、ファックスで文書を送付したそうです。


(引用開始)--------------

●「完全な誤報」石川議員の弁護人が報道各社に文書

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で逮捕された衆院議員石川知裕容疑者(36)=政治資金規正法違反容疑=の弁護人は20日、石川容疑者が小沢氏の事件への関与を認める供述をしているとの一部報道について、「完全な誤報」とする文書を報道各社にファクスで送付した。

 弁護人は安田好弘、岩井信両弁護士。連名で「石川氏がそのような供述をしたことは全くない」としている。

[ 2010年01月20日 21:27 ]
(引用終了)--------------

いやー、しかし、本当に検察はひどいですな。

これは、誤報というようなものではなく、検察による、意図的な「謝った情報による世論のミスリード」なわけですよ。

検察が「石川は小沢の指示でウソの記載をしたと言ってるよ。」と検察に都合のいい情報をメディアに流して、で、それがあたかも本当の事であるかのように印象操作をしてるわけです。
それで世論が「小沢は悪い!」となれば、それで良いという、ただそれだけなんですね。

ほんとうに検察は腐ってる。

こんな「完全なる誤報」というか、「小沢を悪者に仕立て上げるためだけのウソ情報のリーク」を、全民法テレビ局はおろか、NHKまで平気で流してるわけですから、たまったものではないですよ。そら、全国民が「洗脳」されてしまいますわね。

ほんまにひどい。

言っておきますが、こういう状況は、新聞もまったく同じですから。新聞も検察の「御用広報紙」でしかありません。

そういう状況の中に我々国民は、全員置かれているんだ、という事を、みなさんどうか、正しく認識してください。


●検察とマスコミは完全にグルです。


そういうことなんですから。「小沢は悪いに違いない」とかの判断を、こういう「ウソ情報」を元に判断しないでください。
これはかなり悪質です。

こうなってくると、本当にいま頼れる情報源はネットだけ、ということになります。

たとえば、現職閣僚である、総務大臣の原口さんは、ツイッターで、この状況のおかしさをせっせと発信してます。

http://twitter.com/kharaguchi

また、★阿修羅♪掲示板でも、テレビ・新聞などでは出てこない視点の情報が次々に書き込まれてます。

http://asyura2.com/

せめて、まずはこういう情報に触れて、それから、自分の頭で考える、ということを、みなさんにはして欲しいと思いますね。本当に。
いまの検察は、とにかく、

●国会審議が始まる前に、現職の国会議員を、たかが帳簿の付け間違いで逮捕した。

というとんでもない暴挙を、すでにやっているのですよ。

ここがものすごく重要なわけです。

国会議員の議員活動は、その議員を支持した何万人もの人間の意見を国会で述べる役割と責任があるわけです。
だから、国会議員には不逮捕特権と言って、国会開催中は逮捕されないという特権があるわけです。
(だから、小沢さんの逮捕も国会審議中にはありません。)

で、「逮捕」というのは、別に法的に悪いことをした人であることを指し示す行為ではなくて、


●取り調べに際して、逃亡や証拠隠滅の怖れがある場合に行う身柄拘束


のことなわけです。
しかし、石川さんは、すでに検察の捜査に協力して、家宅捜索を受けてるわけですよ。また事情聴取にも何度も応じてるわけです。
だから、証拠隠滅の怖れなんかまるっきりない。

ましてや、国会議員という「顔を売るのが商売」である人間が、いったいどこに逃亡する怖れがあるんでしょう?

検察は、イケシャーシャーと、「自殺の怖れがあった」とかぬかしてやがりますけど、逮捕前日に石川さんと会った佐藤優が「自殺するようなそぶりはまったくなかった」と言ってますしね。
だいたい具体的に賄賂性のある金の流れを明確にして操作・逮捕したんではなくて「合計金額に不備なところがあった」という、とんでもなくアヤフヤな要件で逮捕してるんですよね。
いくらなんでも、こんな要件で立件すること自体が無茶苦茶です。

でも、検察は逮捕した。石川議員の後ろにいてる何万人もの支持者の声を国会から消し去るという愚挙まで重ねて、逮捕したわけです。

この段階で狂気なんですよ。
完璧に検察がダメ。
狂ってる。
おかしい。
異常。
キチガイ。

そういうことを、テレビや新聞のマスメディアは、わかっていながら、全然書かないわけです。
記事ネタが欲しいから。

本当に腐ってます。

だから、これははっきりと、


●検察による国家転覆事件


なんですよ。
ただ、マスコミがそれを指摘しないから、表沙汰になってないだけです。
とんでもないことが起きている。
そういう事なんです。

ともあれ、マスコミでは、もうまともな情報は、全然得られませんから、せめてネットを見ている人は、こういうマスコミに流れない情報を、しっかりと調べて、どんどん広めていって欲しいと思います。

ほんとうに、この国はどうなっちゃってるんでしょうか。
イヤになります。

いやぁ、自民党にも、まともな人間がいた。
なんで河野太郎が自民党総裁にならなかったんだ。

いや、というのは、河野太郎さんが、検察批判・マスコミ批判をビシバシにやってるからです。
ブログで、

「検察のリークで紙面や番組を作っている新聞やテレビに検察批判ができるのか。
検察がもし間違ったことをしたときに、マスコミがどれだけそれを報道できるのか。」

という、正論中の正論を、正しく真正面から突きつけてます。

河野太郎ブログより「副大臣がやり残したこと」
http://www.taro.org/2010/01/post-698.php

偉いなぁ、河野太郎。
自民党だよ、この人。なのに、民主主義の本質論から、民主党に利する発言をしている。

河野太郎曰く、

(引用開始)------------------
日本の司法制度では、有罪が確定するまでは無罪である。被疑者の段階で、あたかも被疑者が悪人であるというような世論を作らんが為のリークを検察がするのは間違っている。(そんなリークをする弁護士は懲戒の対象になるかもしれない)。
被疑者の人権問題になりかねない。
(引用終了)------------------

そう!その通り!

河野太郎曰く、
(引用開始)------------------
検察のリークがあったと思われる場合には、法務大臣が検事総長なりに記者会見を開かせ、そうした事実があったかどうかを確認させるべきだ。もしそうした供述はなかったというならば、その後、裁判でそれに反する供述は使えなくなるし、そうした供述があったというならば、取り調べた検事が処罰されなければならない。
(引用終了)------------------

まさに正論!
正論中の正論!
出てこい!樋渡秋利!国会で弁明せよ!
なんで、検察以外に知りようのない事実がマスコミにダダ漏れなんだ!

河野太郎曰く、
(引用開始)------------------
日本の司法制度をもう一度きちんとあるべき姿にしていく必要がある。
(引用終了)------------------

そう!その通り!
「あるべき姿にする」必要があるのですよ!

偉い!
こういうまともな事を言う、河野太郎は偉い!

これぞ男だ!
立派な人間というのは、こういう人の事を言うのだ。
褒め称えるよ、私は。

いや、本当は、全議員がこうでなけりゃイカンのですよ。
反小沢か、親小沢かを超えて、「代議士=国民の代表」であるなら、全員このことを問題視しなければいけないのです。問題視して当然だし、これを問題視しないのなら、


●政治家をやめろ。


ということにしかならない。そのくらい指摘して当然の話でしょう。基本中の基本じゃないですか。あたりまえのことです。いくら敵対する政党であったとしても、民主主義の根幹が問われるような事態なのだから、「それはおかしい!」と声を上げなければ政治家ではない。

なのに、谷垣自民党総裁などは、そういう指摘を全然してませんからな。

僕は自転車乗りなので、心情的には谷垣総裁を応援したいのだけど、なんちゅうか、マスコミのダメダメさに相乗りして小沢批判をするだけの谷垣さんには、正直、かなり、ものすごく、大幅に、幻滅しているのです。正直、「だめだこりゃ」と、昔のドリフのいかりや長介みたいに言いたくなってしまうんですよね。

いやしくも政治家なら、いまの現状を見て、この河野太郎のような、まともな正論をこそ発信しなくちゃ国民の信任なんか得られやしませんって。

これは「最低限のライン」ですよ。民主主義を守るための最低限のライン。マスコミが腐ってきてるんだから、「いまのマスコミは腐ってる」とはっきり言うべきだし、検察がマスコミとなぁなぁでアホな権力闘争に明け暮れている状態なんだから、そこをこそ、ビシッと指摘してこそ、「代議士」=「国民に代わって議事を検討する人」なんじゃないですかね。

そこが最低ラインだと僕は思います。

河野太郎は、この記事の最初に、「小沢一郎なんかちゃんちゃらおかしいと思うし、その小沢一郎という人間を崇め奉り、恐れ、ものを言わない、ものが言えない民主党という組織は薄気味悪いと思う。」てなことを平然と書いてる訳で、そこいらあたりは僕とは意見は異なりますけど、それでも代議士として最低限の事はビシッと言ってるところは本当に偉いと思うなぁ。
いまの自民党の中で、これを言えるというのは、本当に大したものだと思いますよ。

まぁ、かなり偏屈ではあるんでしょうが。(笑)
でも、偏屈なくらい「信条に忠実」という方が、政治家としては正しいですよ。
そうでなくっちゃ。

民主党の力が強くなりすぎてもいけないと思いますから、反対勢力は必要だと思うのですが、しかし、いまの自民党では、とても応援する気にはなれないわけです。
で、そういう中で、河野太郎のような、こういう意見を言う人が出てくると、自民党の議員全員が、こういう人間だったら良かったのになぁと思わざるを得ないわけです。

河野太郎以外の自民党政治家は、全部ダメ。失格。話にならん。どうしようもない。民主主義の基本もわかっていない。政治家以前。バッジを外せ。ということですよ。

河野太郎。
えらいです。



実は歌舞伎というものを見たことがなかったので、人間国宝坂田藤十郎の仮名手本忠臣蔵を見に行くことにしました。

しかし、最初から、通し狂言を丸一日見るという事をやったので、かなりヘビーでしたなー。
11:00から夜の8:00まで、ずっと見ていたわけですから。
でも、大序からはじまって、兜あらため、松の廊下、塩谷判官の切腹、おかる勘平、一力茶屋、討ち入りと、ほぼ主要なところは見れましたから、大変満足ですねぇ。仮名手本忠臣蔵とはどういう内容であるのかというのが、概ねわかったので、楽しかったです。

イヤホンガイドを利用していたので、幕間の解説で、屋敷引き払いの演出が、あの戦艦ポチョムキンを作ったエイゼンシュタインに影響を与えて、映画におけるモンタージュ理論が生まれたというような話が聞けたのですが、これがまた面白かったですね。イヤホンガイドはいいなぁ。

良くは知らないのですが、仮名手本忠臣蔵の通し講演をやる事自体、かなり豪華なことらしく、どうも不況だからこそやってるというような感じらしいんですね。「へぇ~そうなんや」とは思いましたが、そうなると不況もまた有り難い、ということになりますな。
いや、なかなか歌舞伎も良いものだとわかりました。

しかし、坂田藤十郎(4代目。三代目 中村 鴈治郎であり、二代目中村扇雀でもあります。保守党党首・参議院議長だった扇千景の旦那さんと言った方がわかりやすい人もいてるでしょう。)一日中出ずっぱりですよ。78歳だそうですよ。なのに、やっぱり、どの出演者よりも、所作の安定感とか色っぽさとか一番魅力的なんですよねぇ感心する。いや、ほんま。
すごいですねー。いやーびっくりする。人間、こうでなくっちゃ!

まぁ、いろんな意味で面白かったのであります。

ほぼ、まる一年前に、

●すべての事は、カンタンである。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200902212031127679/

という日記を書きましたが、最近、改めて、この標語の力を再認識しておるのであります。

なんて言うのでしょう。



●恐怖感が消える、秘密の呪文。



という気がしてしょうがないです。
前の日記にも書きましたけど、「あなた、ビルを建てられますか?」と聞かれたら、ビルのオーナーや工事現場に従事してる人以外は、「ブルブルブル、とんでもない!」と最初から否定すると思うんですよね。

でも、ビルは建ってます。

つまり立てる方法はちゃんとあって、ただ、その方法を知らないから「無理だ」と思っているだけなんですね。

この事実は、かなり重要な事なんだよなぁと、最近はしみじみと思うのです。実現方法を知らないと、「無理だ」とか「難しい」とか、そういうマイナスの気持ちがどんどん前に出てきてしまうわけですね。

無理だ。
できない。
いまより悪くなる。

とか思ってしまう。

いやー、それはおかしい。それは単に、やってない、あるいは、やり方を知らないから、どうなるのかがわからなくて、怖がってるだけでしょ? って思うわけです。
だから、ひとつ言えるのは、


●無知は恐怖を温存させる。


ということなんですよね。
わかってしまえば、どうってことない話でも、わかってない時はものすごく恐怖感とか、イラつきとか、不思議な気持ちとか、そういうものに支配されてしまうわけです。コントロールのしようがないから。

このあたり、手品のタネ明かしがそうですよね。
タネがわかる前は、不思議で仕方ないわけですけど、わかってしまえば、ものすごくカンタンで馬鹿らしいくらいなわけです。
世の中って、そういう手品の種明かしみたいな事ばかりで出来てるよなぁってすごく思うのです。ほんと。わかってしまえばカンタンなのに、わからない人からは恐怖されているというような事柄が、どれほど多いことか。

ある手品師が、未開の村に出かけて、マジックを村人に見せるというのをテレビでやってたんですよね。で、やってた手品も、ものすごくカンタンなものだったんです。人間が物陰に隠れていて、手品師が大きな布を動かしているスキに、その布の後ろに移動して、準備が整ったら、布をパッと取る。ただそれだけの手品なんですけど、移動のタイミングをすばやくやることで、本当に、何もない空間に人間がいきなりパッとあらわれたように見えるんですね。

ものすごくカンタンな手品なのに、見ている側は「そんなことはできない」という否定の気持ちで見ているから、信じられないわけです。「できない」と思われることを手品師は練習して、やってるわけですよ。カードマジックだってそうだし、たいていの手品はそういうものです。ちょっと練習すればできる。でも、普通の人は「練習すればできる」という事が分からないから、「魔術を使った」ということになってしまうんですね。ようは、そういう仕組みを知らないから、不思議に思って「魔術だ」と言って自分を納得させようとする、ということなわけです。

あげくの果ては「あいつは魔術を使う悪い奴」とかまでなってしまったりとかしますわね。
まぁ、無知な人はそういう風に、自分の中で「合理化」するしかないわけですよ。「できない」「できるわけがない」を前提に考えていたら、そう思うしか他に道はなくなりますからね。

そんなこんなを考えていると、結局、いろんな事は、四の五の言わずに、さっさとやってしまう、というのが、正しいよなぁって思うんです。
何事につけ、知識を得て、実際にやってみるって言うことが、心の問題に対する最良の処方箋なんだよな、って思うんですよ。

で、その「四の五の言わずにさっさとやる」という時に、


●すべてのことは、カンタンである。


という考え方が、かなり、相当、非常に効果的であるように思いますねぇ。
「怖い」と思うから、腰が引けて動けなくなっちゃうんだし、動かないから、よけいに怖くなっちゃうわけで、まずは動いて確かめるって事をしなくちゃいけないわけです。

で、その「怖い」という思いは、結局は、自分が動いてなくて無知だからこそ生まれている事なわけですよ。

なら、動こう。

そう思うわけです。

まず、動いて、この世の仕組みを見てみよう。

そう思う。

そうすると、「ははーん、なるほど、こうなっていたのか。」と仕組みが分かってきて、安心感も増えてくる。

その、動き出すための、第一歩を、よりスムーズにさせてくれる言葉、考え方が、


●すべてのことは、カンタンである。


だよなぁって思うのです。

とにかく、何かを実現している人は、まぁ大抵の場合、「カンタン」にやってるわけです。額に脂汗を流しながら、必死に努力して、ヒーハー言って実現してるって事は少ない。そういう「しんどい努力」は続きませんからな。

まぁ、ちょっと気軽に「カンタンやと思うし、やってみよ。」と動き出すという、そういう事ですな。

それこそ、本を一冊読むのだって、難しいと思ったら読めませんからな。いやほんま。

とにかく、すべてのことは、カンタンなのだ。
だから、さっさとやってしまうのだ。
やってるうちにカンタンになってくることも多いし。
そう考えるのが、心に対して「吉」だと思うのですよ、私は。

いや、ホンマ。

「こども手当」の次は「同居手当」だそうです。
「こども手当」の次は「同居手当」だそうです。
いつものように本屋に行くと、月刊誌「ゲーテ」(幻冬舎)の表紙がドーンと小沢一郎だったのであります。

いやー、この時期に実に面白い。
幻冬舎はやっぱりやりよるなぁ、という感じ。幻冬舎と言えば見城徹。著者に自ら会って口説き落として原稿を書かせる天才です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E5%9F%8E%E5%BE%B9

いやしくも文章を書いたり、マスコミに従事している人間なら、人と会って直接取材するということの大切さとおもしろさとスゴさを、ちゃんと実感してもらいたいなぁとつくづく思う。

検察のリーク情報をだらだらと垂れ流してばかりの「記者」なんて、何の仕事もしてないよなぁ。いや、ほんまに。

で、そのゲーテが面白そうだったので、買って読んでみると、小沢一郎が、

「子ども手当のあとは、同居手当をやりたいなぁ」

と言ってるんですね。
うひゃー、すごい!
実に正しいなぁって思う。

いま、世の中にあふれてる賃貸物件は、まぁたいていが「新婚向け2DK」とか「親子で暮らす3LDK」とかしかないわけです。
ここで同居手当をやれば、4LDKとか二世帯同居用の賃貸物件が生まれてきますがな!
その経済効果たるや、どれほどのものか!

で、しかも、同居するぞ! という気持ちにさえなれば、後はメリットが山盛りある。いま、世間で問題になってるあれやこれやの問題が、かなり一気に解決するんですよね。
子ども手当はええけど、子育てのノウハウ自体が消滅しかかっていて、それが緊張するだけの母親を作り、子どもの心理状態もよろしくなくなる。
でも、子育てに慣れた老いた母などがいれば、おおむね「こうすりゃええわい」とアドバイスがもらえて、若いお母さんも安心する。そういうような仕組み作りこそが大切なわけです。
同居すれば、そういう事がうまく緩和される。
介護の問題にせよ、こころの問題にせよ、いろんな事が「同居」することで、じんわりと溶けていくように思うのです。

そんな事を思うと、やっぱりすぐれてるよなぁ、この人はって思わざるをえないのです。
いつも、言ってる事があまりに当たり前で普通だから、いまいちピンと来てなかったんですけど、この「子ども手当の次は同居手当」という一言で全部がパシっとつながって「そらええわ!」と思いましたな。

いま、「消費税は0%にできる」という本を読んでいるんですけど、で、この本はかなり重要だと思うので、またあらためてレビューしますけど、やっぱり日本の不況は、官僚が均衡財政をやたらと求めて公共投資を抑えてしまった事がかなり大きな原因になっているよなぁって思うわけです。
この本を読むと、そのあたりが本当によくわかります。
「財政難だ!」とかやたらと宣伝されてるけど、そんなものは官僚の「だまし」であって、一般会計の荒債務だけをとりあげて「予算がない」と言ってるだけで、特別会計では毎年、剰余金がわんさと出てるんじゃないか!
しかも国債で調達してる額より多い額の剰余金が出ている。

こんなもん、バンバン公的な投資に使わないとダメですよ。
余った金で、同居手当をやればいい。
特別会計をしっかり腑分けしないとあきませんわ。積極財政、公共投資ですよ。

結局、この15年を見ても、日本の経済が上向きになったのは、「借金王」と自嘲気味に自分の事を語った小渕首相が積極財政をやった後の1年くらいなわけです。で、経済が回ったおかげで税収が伸びて、ちゃんと黒字になってたんですね。あのときは。

だから、内容はどうあれ、やっぱり公共投資をすれば経済は回っていくわけです。
小渕さんのことは、ちょっとバカにしてたけど、それでも官僚が「財政の健全化を!」と要求してくるのを必死で突っぱね、財政健全化策を凍結したんだから、本当に偉い。改めて評価しなおさないといけませんわね。

で、その小渕さんの積極財政への道を開いたのが梶山静六さんでした。「財源がない」と公共投資を嫌がる官僚に対して政府保有株を担保に交付国債を発行してでも経済を回せ!と言ってたわけですから。

高橋是清の昔から、経済がうまく回るのは、たいてい積極財政なのですよ。
公共投資をキチンとやれば、経済が回り、税金は自然増収となって、国家運営も黒字になるんです。
投資を抑えたレーガンは失敗して、積極財政にしたクリントンは成功した。
歴史を見れば、そういう例ばかりなわけですよ。
官僚にだまされちゃいけません。

だから、そういう意味では「同居手当」も、かなり良いなーと、僕は思いますねぇ。
やっぱり政治家は、こういう具合にちゃんと「旗」を立ててくれないと困りますな。
「こっちだ!」と方向を指し示す。
まずそれが大事でしょう。

そういえば、小沢一郎が「世界の指導者10人」の中に入った、という記事もありましたな。

(引用開始)---------------------

注目すべき指導者で小沢氏堂々世界3位!

 国際政治上のリスクを分析する米調査分析会社「ユーラシア・グループ」が19日(日本時間20日)、「今年の注目するべき世界の指導者10人」を公表し、政治資金問題で渦中の民主党の小沢一郎幹事長(67)を3位にランク付けした。1位は中国の温家宝首相、2位はオバマ米大統領。4位には今年の総選挙で政権交代の可能性がある英国の最大野党保守党のキャメロン党首が続いた。同調査は小沢氏を「党内最強の政治家」とし、党代表の鳩山由紀夫首相(62)はランク外だった。

(引用終了)---------------------

いやまぁ、私は鳩山さんも、かなり大した政治家だと思ってますけどね。かなりすごいと思いますよ。鳩山さんも。
でも、やっぱり小沢さんやなぁ。というか「子ども手当」&「同居手当」やなぁ。小沢がどんな人間でも、そんなこたぁどうでもいい。それより、こういう民衆の側に立った、「経済が回っていくような政策」こそが大事なわけですよ。それさえあれば、別に誰がやったってよろしい。

とにかく、まず我々国民が幸せになれない限り、国の財政だってまともになるわきゃないのだよ。わかっとるかね?アホで無責任な官僚たち。消費税でまかなうことを考えるより先に、自然増収で稼ぐことを優先課題にしろっちゅうの。ほんまに。

ま、ともかく、大事なのは政策でっせという話です。

これから日本がどうなっていくか、なかなかに楽しみですな。

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