クセの話の続きですが。

クセで何かをしているというのは、無意識で何かをしているという事であります。

実は、酒を飲んだり、ギャンブルをしたり、各種の依存症も、無意識がそれをやってるからやめられないわけですな。

で、それが無意識の行動であるからコントロール不能に陥ってしまって「どうしようもないのだ」という自暴自棄の気持ちになってしまうわけですね。

が、しかし。

本来、顕在意識も無意識も、どちらも自分自身なわけです。コントロール不能という事はないはずです。

確かに胃や腸の活動は無意識下の活動ですが、それでも食事の内容によるコントロールとか、深呼吸とか瞑想など、各種のコントロール方法はあるわけです。

で、ここで大事なことは、


●意識と無意識は、完全に分離しているわけではない。


ということですね。

たとえば、人間には、肩、腹、胸 などの部分がありますが、ではいったいどこから肩がはじまって、どこで終わっているのでしょうか? その明確な区分はありません。
ハッキリと部位を区別することはできます。しかし線引きはできないわけです。

で。

「クセ」というのは、ちょうどその中間あたりの、区分できないものとして存在してるわけです。

で。

この「クセ」に、行動としての「クセ」と、考え方としての「思考のクセ」の二種類がある、ということなわけですね。

だから、ここのところに注目して、少し意識してやれば、ハンドルをほんの少し動かすようなコントロールが可能になってきて、長い距離を走っていれば、望む方向に進んでいくことも可能なわけです。

まさに、「クセ」というのは、意識と無意識の中間地点で、ここをうまく少しの力で動かせれば、意識と無意識の一致ができる。

そういう気がするわけですよ。

ということで、今日はここまで。
また書きます。

一日に2アーティクルも書くのは珍しい事なのですが、今日は表題のウクレレのコンサートに行って参りまして、なかなか良かったもので、ちょっと書きたくなったのであります。

ウクレレ・スーパージャム 2009
http://tomorrowhouse.show-buy.jp/ukulelesuperjam/news.html
出演者
http://tomorrowhouse.show-buy.jp/ukulelesuperjam/lineup.html

ずっと東京でやってたイベントらしいんですが、今年は関西初上陸ということで、かの「ウクレレの神様」ハーブ・オオタ(オータサン)と、その息子であるジュニアの共演が目玉。

しかし、その他にも、フラリーパッドやT.T.CAFEは出るし、なにより、カナダのウクレレの王子様、ジェームス・ヒルが出る。
ということで、出演者がかなり良いので、出かけたのであります。ウクレレ教室のお仲間も、「この出演者は良いですねー」と一緒に行くことになったのであります。

いざ行ってみると、会場には関西のウクレレショップとしては有名な、あの岸和田のウクレレ店「オハナ」がブースをかまえていたり、関西の個人でやってるウクレレ製作工房の人たちのウクレレの即売会もやっていて、それだけでもなかなか楽しかったのであります。けっこう自由にさわれたし。

で、また、演奏がどれもこれも、それぞれに個性的で、すごく魅力的。みんなウクレレを使ってるんですけど、やってる曲とかスタイルとかに共通項がまったくないのですなぁ。みんなそれぞれに自分のスタイルでやってるっていうのが良くて、とにかく飽きない。

4時開演で、20時までの4時間という長丁場だったのに、ちーとも飽きなかった。いやー、良かったですな。

なんというか、「ウクレレ」という、ソロから伴奏まで、なんでもできるけど、何をやっても全部中途半端にしかならないとう楽器の特性が、逆にそれぞれのアーティストの個性を際だたせるんでしょうね。「限界があるなら、アピールしたいのはここだ!」という割り切りが出てくるというか。
とにかく楽しいイベントでした。

で、やはりすごいのは、神様オータサンですなぁ。やっぱりスターやなぁって思います。
たとえばジェームス・ヒルなんてチェロとコンビで出てくるし、ギターとウクレレのフラリーパッドとか、それぞれに演奏自体に工夫をこらしてて、楽しませる演奏が続いた後に、ひとりでふらりと出てきて弾き始めるわけですが、最初に一言、

「僕の演奏は地味だから」

と、こうくる。
オータサンのパフォーマンスを見るのは二回目なので、このオッサンギャグにも慣れたものなんですが、今日は演奏がはじまって、途中まで弾いたところで、弾きながら「ね、地味でしょ」とかまで言ってる。(笑)
会場が、ドッと笑いますな。
それだけで「つかみはOK」って奴ですよ。
あとは、珍しい曲を弾いては「みなさんこの曲、知らないでしょ? だから僕が手抜きをして弾いていてもわからないね。」とかギャグばっかり。
でも、いざ弾き始めると、やっぱ色気が違うんだよなぁって思う。
テクニック的には、ほかのアーティストの方がうまいのかも知れないけども、やっぱり曲、音楽として良いのですなぁ。そこがすばらしい。

いやー楽しかった。

これに加えて、途中で抽選会があって、指定席の番号でいろいろプレゼントがあったんですが、なんと恐ろしいことにその景品の中にフェイマスのベビーウクレレが10台とか、とんでもないものがあったりして、より一層びっくりなのでありました。
一緒に行った人がきっちり当たって、ウクレレもらってましたけどね。あーすご。

ともあれ、なかなか良いイベントでありました。

うーん、ウクレレ好きの人間にしかメリットのない情報だなぁ。まぁいいか。
ま、そんな事で。

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