久しぶりに、ウクレレの話が書きたくなりました。
趣味として長々続いてるわけですが、なんだか知らず、やたらと楽しいです。

ウクレレ教室に習いに行ってる訳ですが、ここのチームもまた、仲が良くて。

決して「超うまい」というわけではないんです。素人ですから。でも、まぁ、簡単な楽譜なら初見でそこそこ弾ける人たちばかりなので、何をやっても楽しめるんですね。レベルが似てるから楽しいのかも知れない。

もともとウクレレというのは、最初から「ヘタレ」の楽器でして、頑張るような楽器ではなくて。そういう意味で言うと、教室に来てる人たちも「そこそこでええやんか」という幸せな発想をしてる人たちばかりで、そこがまたいいのかも知れない。

ウクレレという楽器は、本当に軽い楽器でして、何と言っても有名なのは、「やんなっちゃった節」の牧伸二さん。漫談で使ってるのはやっぱり調子が軽いからですね。

一時期牧伸二さんも流行に遅れを取るまいとギターに持ち替えてネタをやったらしいんですが、ギターは大きいし音が重い。それでネタがどうしても重くて暗くなっちゃうので、結局ウクレレに戻ったんだそうです。

僕たちの教室でも「ウクレレをやりたいって人に重い人とかいてないよねー、ワハハ。」とか言って笑っております。

うちの教室は他にフルートだとかサックスだとか、いろんなコースがあるんですが、その他の楽器とのコンビでの発表会とか企画されてました。で、それに出るかどうか、という話で、、「うーん、他の楽器の人たちとやっていけるかしら?そこが問題やわね。」という事で、参加は難しいのではないかと、みんな意見の一致をみました。

「だってあたしらええかげんやもんねぇ」って事なわけですが。(笑)
「キチンと真面目にやるような人ならウクレレなんかせぇへんもんねぇ」って話でして。
いやまぁウクレレでも、けっこうな事はできるんですけどね。ウクレレで二重奏でバッハのメヌエットなんかやったら、なかなか良いものなんですが。それはそれとして。

ともかく、軽くて、ええかげんで、そういうところが楽しくて続いてるという感じ。長い人は4年。僕で3年を超えました。今後も、このメンバーで行きたいよなぁって感じであります。

ウクレレを好きな人はえてして、こういう軽くてええかげんな人が多い。そこが良いわけでして。

そういう意味では、牧伸二師匠が、坂上二郎さんが脳梗塞で倒れたときにやった事の話が、すごーく好きでして。

ゴルフ場で倒れて、一命はとりとめたものの、半身不随とかの可能性もあって、精神的に落ち込みかけていた二郎さんの枕元に、牧伸二師匠は「心に太陽を」って書いて置いておいたって話でね。

いい話だなぁって思うのです。

大事なのは、心に太陽があるかどうか。そして、その太陽は、自分でともす灯りなんですね。

これがまた「書いてあった」というのがいい。形にして残してるっていうのがね。だってずっとそこに置いておくじゃないですか。ということは、ずっと励まされるってことでねぇ。で、読むのも簡単だし、書くのも簡単だ。でも、シンプルだけど効果がある。お金も全然かかってなくて、見方によったら、すごく「ええかげん」。でも、それなりにちゃんとお見舞いの効果はある。ね?
まるでウクレレみたいなお見舞いでしょ。

ああ、しかし、いい話だなぁと思って。
昭和九年会の芸人さん、ほんとに仲いいですよねぇ。うらやましい。

なんとなく、ホワッと、そういう話が書きたくなったので、書いてみました。

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