ISBN:406274161X 単行本 ひろ さちや 講談社 2004/06 ¥1,365
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「倫社の帝王」を連載する、とか書いてたけど、とりあえず、こういう本が出てたので、まずは書籍の紹介したほうが早いかなと。

「社会」の基礎の基礎のところに、実は宗教というのがあって、人間は行動基準に「宗教」を置いている。たいてい。

で、欧米の人間は根っこの基準を自覚してる。論理的にわかってます。ところが日本人は無自覚なんですね。宗教の専門家とかいてない。

いてないというと「お坊さんがいてる」とかいう話になるけど、仏教はやっぱりよその国の宗教やしなぁ。神道は社会の基礎を築く論理体系は、やっぱり持ちえてないと思うし。

そういう意味で、こういう本は読んでおくといいと思う。日本人は本当に宗教に関しては、幼いです。よちよち歩きと言っていいと思います。まず、そこは自覚したいです。

この本は比較的、「仏教」に肩入れした書き方なので、まだ抵抗が少ないと思うのですよ。日本人にはやはり仏教の考え方が馴染みがあるから。

でも世界を見るとユダヤ教とキリスト教とイスラム教という兄弟宗教が大きな、大きな「常識」を作っていて、その「常識」を知らないと、「世界」がさっぱり見えないということはあるんですね。

そういう意味で、各種の宗教の概略がわかる、この本はいいです。
おすすめ。

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