1億円の懸賞金。

2001年5月19日
いちおく円である。

「いち円置くんとちがいまっせ、奥さん。」と、ベタなネタまでやりたくなるのである。

これがコミックバンチという新創刊雑誌に掲載された新人発掘愛読者賞の懸賞金なのであります。

すごいやね。いきなり一億円ですから。
とにかくそれにぶったまげたね。

こういうコミック関係の賞金って100万円が相場。まぁ、確かに安いんだけど、どうせ漫画家になったら儲かるからさぁ、みんなあんまり金額についてはゴチャゴチャ言ってなかったんじゃないだろうか?

でも、100万円じゃ夢がない。
異様なる新しい才能の目を引かない。
「どうせヒット作だせば稼げるんだからいっしょじゃん」と、妙に世慣れた奴しか応募しない。
たぶんそこが問題なんでしょうなぁ。

なので、実にあざといけれども、賞金総額が1億円なんだと思う。そのあたり面白いねぇ、この雑誌。

ただまぁ、連載はどれもこれもつまらんぞ。
北斗の拳の続編で蒼天の拳とか、シティ・ハンターの続編でエンジェルハートとか。いくら編集長が元ジャンプの編集長で、原哲夫や北条司たちが役員で入っているコアミックスとかいう会社から出している雑誌であるにしろ、これはあまりに予定調和ではないのか?

いやまぁ、心意気やよしなんですけど。
ジャンプがひたすら都会っ子向けのファンタジー路線を突き進んでいる現在、地方でも受ける作品の充実を狙って、いなたい路線で行くというのもわからんではない。

でもなぁ、逆にファンタジー路線がないっていうのもいなたすぎて辛いぞ。
バンチとジャンプが一体化している雑誌。それこそがほしいけどねぇ。
うーむ。

(しかし実際最近のジャンプはイマイチですけん。ヒカルの碁くらいよなぁ、新しい面白さがあるのは。うむ。)


お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索