福田さんが辞めるそうです。
2008年9月1日福田さんが辞めるそうです。安倍君の時と同じ、放り投げ辞任ですわな。
まぁ、ようするに、小泉がそれだけ、「修復不能なほど」、この国の仕組みをグシャグシャにしてしまった、という事ですな。
安倍くんも、病気になるほど苦労した。
福田さんくらい調整型の人で、常識人でも放り投げるしかなかった。
病根はすべて小泉が作ってるわけです。根本的におかしな事しかしとらんもん、あいつは。
変人はようするにキチガイという事でした。
それだけの事です。
ワーキングプアしかり、日雇い派遣しかり。郵政解散しかり。
国民の事なぞ一切何も考えず(一切です。まったくゼロ。)、自分の派閥や子飼いの手下が増える事だけ考えてた。正気の沙汰とは思えん。
小泉政治こそ、この国の矛盾そのものなのですよ。
ユダヤ金融筋が金主だったのは政策を見るだけで明らか。日本の政治家がガイジンの番頭になったら、そらアカンやろ。ほんまに。最低の奴やで。
で、悲しい事に、あの郵政選挙の時に、小泉側に票を入れたのが、まさに派遣業に踏みつけにされてる若い人だったり、ワーキングプアにさせられた人だったりしてるわけですよ。
そういう意味で、実に私は悲しいです。
本当に悲しい。
ちょっとは考えろよ。
騙されるなよ。
ほんまに。
あの時期、その手の人間が、僕が書いた「反小泉」の話に、一番反感持ってたのよなぁ。
ワシはお前らのために怒っとったんじゃ、ボケ!
と言いたい。
でも、それがわからんのやから困る。
劇場型政治の本当に怖い一面を見たと、私は思いました。
アホはあかんねん。
騙されるだけやねん。
そういう事やねん。
わからんか、ほんまに。
後継は麻生の単純バカなんやろうけど、あんな奴では、どうしようもなかろう。まだ福田さんの方がなんぼかマシだわな。
アキバだマンガだと言うてる時点で麻生はダメ。媚びてる奴に何が出来るねん、ちゅうことですわなぁ。
しかし、ほんまに、ほんまに、小泉はグシャグシャにしよったよなぁ、この日本を。
私ゃ辛いですよ。
ほんまに。
気付けよ!みんな!
あいつが諸悪の根源やねんから。
ほんまに!
ああ、愚痴にしかなってないなぁ。
この書き込み、二三日で消すかも、です。
単なる愚痴やし。
愚痴はみっともないものなぁ。
前向きな解決策を示さねばならんのだが。
…。やれやれ。
あ、ちなみに、日本ではあまり話題になってませんが、ほぼ、現在は世界大恐慌のスタート時点であるようです。
ですから、そういう経済の大荒れというとんでもない状況が首相という特権によりハッキリ見えたから福田さんはやめたのではないか? という気がします。
アメリカはサブプライム問題でガタガタです。英国も恐慌入りを認めたそうです。
日本はマスコミがすでに腐っているので、そういう世界情報も流れません。
ちゅうことでわかってるのは麻生君が今後ものすごいシワが増えるか、白髪が増えるかするって事だけですな。
はい。
まぁ、ようするに、小泉がそれだけ、「修復不能なほど」、この国の仕組みをグシャグシャにしてしまった、という事ですな。
安倍くんも、病気になるほど苦労した。
福田さんくらい調整型の人で、常識人でも放り投げるしかなかった。
病根はすべて小泉が作ってるわけです。根本的におかしな事しかしとらんもん、あいつは。
変人はようするにキチガイという事でした。
それだけの事です。
ワーキングプアしかり、日雇い派遣しかり。郵政解散しかり。
国民の事なぞ一切何も考えず(一切です。まったくゼロ。)、自分の派閥や子飼いの手下が増える事だけ考えてた。正気の沙汰とは思えん。
小泉政治こそ、この国の矛盾そのものなのですよ。
ユダヤ金融筋が金主だったのは政策を見るだけで明らか。日本の政治家がガイジンの番頭になったら、そらアカンやろ。ほんまに。最低の奴やで。
で、悲しい事に、あの郵政選挙の時に、小泉側に票を入れたのが、まさに派遣業に踏みつけにされてる若い人だったり、ワーキングプアにさせられた人だったりしてるわけですよ。
そういう意味で、実に私は悲しいです。
本当に悲しい。
ちょっとは考えろよ。
騙されるなよ。
ほんまに。
あの時期、その手の人間が、僕が書いた「反小泉」の話に、一番反感持ってたのよなぁ。
ワシはお前らのために怒っとったんじゃ、ボケ!
と言いたい。
でも、それがわからんのやから困る。
劇場型政治の本当に怖い一面を見たと、私は思いました。
アホはあかんねん。
騙されるだけやねん。
そういう事やねん。
わからんか、ほんまに。
後継は麻生の単純バカなんやろうけど、あんな奴では、どうしようもなかろう。まだ福田さんの方がなんぼかマシだわな。
アキバだマンガだと言うてる時点で麻生はダメ。媚びてる奴に何が出来るねん、ちゅうことですわなぁ。
しかし、ほんまに、ほんまに、小泉はグシャグシャにしよったよなぁ、この日本を。
私ゃ辛いですよ。
ほんまに。
気付けよ!みんな!
あいつが諸悪の根源やねんから。
ほんまに!
ああ、愚痴にしかなってないなぁ。
この書き込み、二三日で消すかも、です。
単なる愚痴やし。
愚痴はみっともないものなぁ。
前向きな解決策を示さねばならんのだが。
…。やれやれ。
あ、ちなみに、日本ではあまり話題になってませんが、ほぼ、現在は世界大恐慌のスタート時点であるようです。
ですから、そういう経済の大荒れというとんでもない状況が首相という特権によりハッキリ見えたから福田さんはやめたのではないか? という気がします。
アメリカはサブプライム問題でガタガタです。英国も恐慌入りを認めたそうです。
日本はマスコミがすでに腐っているので、そういう世界情報も流れません。
ちゅうことでわかってるのは麻生君が今後ものすごいシワが増えるか、白髪が増えるかするって事だけですな。
はい。
天地がひっくりかえる。
2008年9月3日前から、アダルトチルドレンの話を書いてますが、自分がACだと気付く時って、かなり動揺するんですよね。
まさに天地がひっくり返るような驚きがあって、どうしてもその事実を受け入れがたかったりする。
自分が「当たり前だ」と思っていて、「普通の事だ」と感じてる事が「かなりおかしい」事らしいと、だんだんわかってくるわけですわ。
これねぇ、かなり強烈な体験なんですよねぇ。
昨日まで、当たり前だと思ってたことが、どうも、かなりおかしな事であるのではないか?という疑いが出てくる。
改めて冷静に考えてみると、この考え方っておかしいよな? あれ? って思う。
僕なんて、すごくこの過程がおかしな具合で訪れました。
まず、たまたま知り合った女の子が、かなりの重症のACだったわけです。
で、なんとなくヘンだよなぁ、と思ってた。
で、たまたま何かの流れで読んでいた岩月謙司さんの本に書かれていた「思い残し症候群」と、その子の言ってる事が、あまりに似てたので、その本を紹介してあげたわけです。
そしたら、「この本に書いてあること、私の事でしょ? そのままです!」と、ものすごく驚かれたわけです。
なんでそうなるのか。
つまり、「私はどうやら、何かが世間とはちょっと違っている。どうも幸せの実感とかがうまく持てない。私はどうもヘンだ。」という感覚が彼女にはあって、その孤独感に悩んでいたわけですよ。
そこでの意識は「私はかなり特殊だ」という事なんですね。
が、しかし。
その「思い残し症候群」の事が書いてある本には、その「特殊な感じ方」の事が、「症例のひとつ」として紹介されてるわけですよ。それは彼女にとっては、ものすごく驚くべき事だった訳です。特殊だと思っていた自分の「問題」が、「よくある症例」だったわけですから。孤独感とよくある症例って全然別の話じゃないですか? でも、実際には「よくある症例」なわけですよ。
これはねぇ、ほんとうに、まさに天地がひっくり返る感覚なんですよ。
で、彼女の方は、まぁ、そのまま自分の回復への道を歩んでいったのだろうと思うのだけど、その過程で「私は『思い残し症候群』だというのはわかったけど、シゲさんは?」と、マジで聞かれたわけです。
え?僕?
はて。
自分の事?
え?
これが恐ろしい事に、その子の「ヘンさ」には気付いていたのに、自分の「ヘンさ」には全然気付いてなかったわけですよ。でも、彼女からすれば、「こういう事に気付けて、理解もできるという事は、この人も同じような問題を抱えているに違いない」となったわけです。
で、そこから、実は僕自身の苦しみが始まってしまったんですよね。
「いや、確かに、自分にはおかしなところがあるぞ。」と。
特に恋愛でしたね。
恋愛のパターンがおかしかった。
うまくいってる関係が、より親密になる端境期で、なぜか自分から関係を破壊してしまうような行動に出てしまうクセがあるわけです。いまだに完治してるとは言い難いのだけど、そういうのがある。
それを、その彼女に言われるまで、「汎用的な、けっこう多くの人が抱えてる問題」とは考えてなかったんですよ。「ヘンなところはあるよなぁ」とは思ってたけど、「思い残し症候群」とか、名付けられるくらいパターン化できるような、そういう種類のものとは思ってなかったわけです。
なにかトラウマがあって、それが何かは分らないけど、なにかがおかしい、くらいにしか思ってなかった。
で、「もしかして、僕も似たようなパターンが、この世に存在しているのかも。」と思って読んだのが、前にも紹介しましたが、
なぜいつも、あなたの恋愛はうまくいかないのか―アダルト・チルドレンの恋愛と結婚の神話
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4313860053/503-1393334-5299133
でした。
読んでみて「ぼ、僕のことが書いてある!」と、その彼女と同じ事を感じましたから。
それまでも、催眠療法だとか、箱庭療法だとかを受けて、自分の問題にそれなりにアプローチしてたんですけど、そういうチマチマした事より、この一冊に書かれていた実例と、なぜそういう問題が起きてしまうかの心の仕組みの解説の方が、はるかに、はるかに説得力を持ってたんです。
自分で実感できますから。「ああ、これ、この訳のわからない衝動って奴!これや!」とか。
それはもうね、天地がひっくり返るほどの驚きでした。
まさに、それまで、「この心の奥底から湧いてくる衝動こそが、本当の自分なんだ!」と思ってた感覚こそがまさに、自分で自分を騙すための、自分で仕組んだサバイバル用の偽の感情だったという事に気付くわけです。
いや、真剣にすぐに気付いた訳じゃないですよ。
「えええ、あの心の奥から湧いてくる『強い気持ち』が、本物の感情ではなくて、ありのままの自分から目をそむけさせるための偽物の感情だったの? そしたら、本当の自分ってどこにあるの?」
という、とんでもない堂々めぐりに、かなり悩みましたからね。
だいたい、何より、そういう「衝動」って、突然に湧いてきて、自分でコントロールできないわけですよ。
この「コントロールできない」という事自体がすでにおかしいんですけど、(こういうのは、キチンと味わえば、自然におさまるものなのです。)
「コントロールできないものを、コントロールしよとしても、それはできない相談だ!」
という本質的な矛盾に、ものすごくさいなまれたんですね。
コントロールでけへんから困ってるのに、それをコントロールしなければいけないという矛盾。
そういう事であります。
だから、この時の落ち込みは、かなり大変で二ヶ月くらい何も手につかなかった感覚でしたね。
で、この天地がひっくり返るような気づきの後に感じてきたのが、「んんん? とすると、いままで自分で気付いてきてなかった、あまり好きでもない考え方や、世の中の事柄の中に、自分の知らない、まともで、もっと幸せな世界への扉が、あったのか?」という事なんですよね。
いままで、自分のありのままの弱さや無力さ、恐怖感などを直視しないために、心のサバイバル機能が強烈な衝動を湧き起こさせて、ありのままの自分を見ないようにさせてたわけです。
でも、本当は、その弱い自分や、恐怖を感じている自分を、「そのままでいいんだよ。恐怖を感じたままでいいんだよ。そのまま生きていけばいいんだよ。」と受け入れる。「弱くてもいいんだよ、それでもちゃんと生きていけるし、そこから本当の幸せを実感できるんだよ。」というのを、自分でキチンと納得していけるようになってくると、世の中の、いままで見ていなかったところにこそ、どうやら自分が幸せになるためのヒントがある、と言うことがわかってくるわけです。
わかるかなぁ。この感覚。
こういう流れって、自分がACだった経験、それに気付けた人には、「うん、うん、うん、うん」と、ものすごく強く首を縦に振ってもらえる事だと、僕は確信してます。
本当にね、このあたりの心の大転換というのは、天地がひっくり返るほどの驚きがあるし、「ええええ、そそそそそうだったの!!!」というビックリ感があるんです。
たとえば、いままでは「普通なんてつまんないじゃん。ちょっと変わってなきゃ」とか思ってたのが、「普通で幸せ」になるとかね。
わざわざ不幸になるような考え方、たとえば、考え方のひん曲がった恋人を「改造して真人間にさせよう」と考えてしまうとかね。そういう事をしなくなる。
だって、自分がまともになるのだけで精一杯って感じになって来ますからな、このあたりになってくると。
「なななな、何? いままで×××(この部分は人それぞれ)が『幸せ』と感じていたけど、私の知らないところに、もっとちゃんとした、まともな幸せというのがあって、それを私は、まだ学習してないだけなの?」
という、とんでもない大転換にぶち当たるんですね。
これも、かなりキツイ。
でも、実はこれが真実なんですよね。
単に「幸せになるなり方」を、ちゃんと学べていなかっただけなんですわ。ようは親がそれを知らなかったから、受け継げていない。それだけの事なんですね。
「正しい受け答えの仕方」とか、そういうものはちゃんと世の中にあって、それはちゃんと効果を発揮するんですよ。
そういういろいろな事を知らないんですね。それだけの事なんです。
前にも書きましたけど、
幸福な家庭は一様だが、不幸な家庭はさまざまである。
(トルストイ「アンナ・カレーニナ」)
なのですよ。
本当に。
幸福になっていく道というのは、とても開かれていて、当たり前で、そんなに難しい道ではないんですね。
まず、自分が生きているという幸せを実感する。そして、日々良くなっていくんだと確信している。そして生まれながらにして自分は自由なんだという、もっとも根本的なところをちゃんと捕まえておく。
そういう事なんですよね。ようは。
ところが、そういう標準から外れる事こそが「個性なのだ」「自分の体験なのだ」というような、ちょっとした病気が発生してしまって、トルストイが言うように、「さまざまに異なる不幸」が発生してしまう、って事なわけです。
いや、実際、ACの言う意見は、それぞれに、とても個性的です。まぁ確かに面白い。
面白いんだけど、でも、たぶん、やっぱりそれでは幸せにはなれないんだよなぁ。それは。
あまり人間の自然な営みに沿ってないような無理のある考え方が多くって。
ここで、ACの事を書いてると、回復過程にある方から賛同の意見をいただいたり、「それ、私の事でしょ」と意見をいただいたりしてきたので、そういう部分でも、「回復の過程も同じだなぁ」という安心感があったりするんですよ、僕には。
ようは、まともに普通の感覚を取り戻せたら、どんどん普通に幸せを手に入れていけるって事ですね。
自分の衝動に振り回されずに、ちゃんと自分の弱さや恐怖感を直視していれば、怖いものは怖いんだ、それで当たり前なんだ、それは自然な感情なんだから、味わっているうちに小さくなっていくんだ、と言うことが分ってきます。
そうなれば、つい普通の発想に逆らってしまうとか、自分の「衝動」に振り回されるというような事も減っていくし、まぁ、さほど怖れることはないわけですよ。
ただ、最初はやっぱり天地がひっくり返るような衝撃がありますわなぁ。
それはしゃーないですわなぁ。
自分の内なる「子供」である、もろくて弱い心を守るためにガードを張ってきた結果なわけやから。
そのガードを外すのは、そら確かに怖い。
でも、それって実はプールから出て、地面の上にいてるのに、ずっとビート板を持ってないと「溺れてしまう!」と思ってるようなもので、全然意味ないんですけどね。
でもやっぱり「ビート板を手放したら溺れてしまう!!!!」ってずっとかたくなに、「思いこもう」としてしまうんですよねぇ。
うーん。
まぁ、しゃーないんですが。
そういう事を、最近は考えております。
まさに天地がひっくり返るような驚きがあって、どうしてもその事実を受け入れがたかったりする。
自分が「当たり前だ」と思っていて、「普通の事だ」と感じてる事が「かなりおかしい」事らしいと、だんだんわかってくるわけですわ。
これねぇ、かなり強烈な体験なんですよねぇ。
昨日まで、当たり前だと思ってたことが、どうも、かなりおかしな事であるのではないか?という疑いが出てくる。
改めて冷静に考えてみると、この考え方っておかしいよな? あれ? って思う。
僕なんて、すごくこの過程がおかしな具合で訪れました。
まず、たまたま知り合った女の子が、かなりの重症のACだったわけです。
で、なんとなくヘンだよなぁ、と思ってた。
で、たまたま何かの流れで読んでいた岩月謙司さんの本に書かれていた「思い残し症候群」と、その子の言ってる事が、あまりに似てたので、その本を紹介してあげたわけです。
そしたら、「この本に書いてあること、私の事でしょ? そのままです!」と、ものすごく驚かれたわけです。
なんでそうなるのか。
つまり、「私はどうやら、何かが世間とはちょっと違っている。どうも幸せの実感とかがうまく持てない。私はどうもヘンだ。」という感覚が彼女にはあって、その孤独感に悩んでいたわけですよ。
そこでの意識は「私はかなり特殊だ」という事なんですね。
が、しかし。
その「思い残し症候群」の事が書いてある本には、その「特殊な感じ方」の事が、「症例のひとつ」として紹介されてるわけですよ。それは彼女にとっては、ものすごく驚くべき事だった訳です。特殊だと思っていた自分の「問題」が、「よくある症例」だったわけですから。孤独感とよくある症例って全然別の話じゃないですか? でも、実際には「よくある症例」なわけですよ。
これはねぇ、ほんとうに、まさに天地がひっくり返る感覚なんですよ。
で、彼女の方は、まぁ、そのまま自分の回復への道を歩んでいったのだろうと思うのだけど、その過程で「私は『思い残し症候群』だというのはわかったけど、シゲさんは?」と、マジで聞かれたわけです。
え?僕?
はて。
自分の事?
え?
これが恐ろしい事に、その子の「ヘンさ」には気付いていたのに、自分の「ヘンさ」には全然気付いてなかったわけですよ。でも、彼女からすれば、「こういう事に気付けて、理解もできるという事は、この人も同じような問題を抱えているに違いない」となったわけです。
で、そこから、実は僕自身の苦しみが始まってしまったんですよね。
「いや、確かに、自分にはおかしなところがあるぞ。」と。
特に恋愛でしたね。
恋愛のパターンがおかしかった。
うまくいってる関係が、より親密になる端境期で、なぜか自分から関係を破壊してしまうような行動に出てしまうクセがあるわけです。いまだに完治してるとは言い難いのだけど、そういうのがある。
それを、その彼女に言われるまで、「汎用的な、けっこう多くの人が抱えてる問題」とは考えてなかったんですよ。「ヘンなところはあるよなぁ」とは思ってたけど、「思い残し症候群」とか、名付けられるくらいパターン化できるような、そういう種類のものとは思ってなかったわけです。
なにかトラウマがあって、それが何かは分らないけど、なにかがおかしい、くらいにしか思ってなかった。
で、「もしかして、僕も似たようなパターンが、この世に存在しているのかも。」と思って読んだのが、前にも紹介しましたが、
なぜいつも、あなたの恋愛はうまくいかないのか―アダルト・チルドレンの恋愛と結婚の神話
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4313860053/503-1393334-5299133
でした。
読んでみて「ぼ、僕のことが書いてある!」と、その彼女と同じ事を感じましたから。
それまでも、催眠療法だとか、箱庭療法だとかを受けて、自分の問題にそれなりにアプローチしてたんですけど、そういうチマチマした事より、この一冊に書かれていた実例と、なぜそういう問題が起きてしまうかの心の仕組みの解説の方が、はるかに、はるかに説得力を持ってたんです。
自分で実感できますから。「ああ、これ、この訳のわからない衝動って奴!これや!」とか。
それはもうね、天地がひっくり返るほどの驚きでした。
まさに、それまで、「この心の奥底から湧いてくる衝動こそが、本当の自分なんだ!」と思ってた感覚こそがまさに、自分で自分を騙すための、自分で仕組んだサバイバル用の偽の感情だったという事に気付くわけです。
いや、真剣にすぐに気付いた訳じゃないですよ。
「えええ、あの心の奥から湧いてくる『強い気持ち』が、本物の感情ではなくて、ありのままの自分から目をそむけさせるための偽物の感情だったの? そしたら、本当の自分ってどこにあるの?」
という、とんでもない堂々めぐりに、かなり悩みましたからね。
だいたい、何より、そういう「衝動」って、突然に湧いてきて、自分でコントロールできないわけですよ。
この「コントロールできない」という事自体がすでにおかしいんですけど、(こういうのは、キチンと味わえば、自然におさまるものなのです。)
「コントロールできないものを、コントロールしよとしても、それはできない相談だ!」
という本質的な矛盾に、ものすごくさいなまれたんですね。
コントロールでけへんから困ってるのに、それをコントロールしなければいけないという矛盾。
そういう事であります。
だから、この時の落ち込みは、かなり大変で二ヶ月くらい何も手につかなかった感覚でしたね。
で、この天地がひっくり返るような気づきの後に感じてきたのが、「んんん? とすると、いままで自分で気付いてきてなかった、あまり好きでもない考え方や、世の中の事柄の中に、自分の知らない、まともで、もっと幸せな世界への扉が、あったのか?」という事なんですよね。
いままで、自分のありのままの弱さや無力さ、恐怖感などを直視しないために、心のサバイバル機能が強烈な衝動を湧き起こさせて、ありのままの自分を見ないようにさせてたわけです。
でも、本当は、その弱い自分や、恐怖を感じている自分を、「そのままでいいんだよ。恐怖を感じたままでいいんだよ。そのまま生きていけばいいんだよ。」と受け入れる。「弱くてもいいんだよ、それでもちゃんと生きていけるし、そこから本当の幸せを実感できるんだよ。」というのを、自分でキチンと納得していけるようになってくると、世の中の、いままで見ていなかったところにこそ、どうやら自分が幸せになるためのヒントがある、と言うことがわかってくるわけです。
わかるかなぁ。この感覚。
こういう流れって、自分がACだった経験、それに気付けた人には、「うん、うん、うん、うん」と、ものすごく強く首を縦に振ってもらえる事だと、僕は確信してます。
本当にね、このあたりの心の大転換というのは、天地がひっくり返るほどの驚きがあるし、「ええええ、そそそそそうだったの!!!」というビックリ感があるんです。
たとえば、いままでは「普通なんてつまんないじゃん。ちょっと変わってなきゃ」とか思ってたのが、「普通で幸せ」になるとかね。
わざわざ不幸になるような考え方、たとえば、考え方のひん曲がった恋人を「改造して真人間にさせよう」と考えてしまうとかね。そういう事をしなくなる。
だって、自分がまともになるのだけで精一杯って感じになって来ますからな、このあたりになってくると。
「なななな、何? いままで×××(この部分は人それぞれ)が『幸せ』と感じていたけど、私の知らないところに、もっとちゃんとした、まともな幸せというのがあって、それを私は、まだ学習してないだけなの?」
という、とんでもない大転換にぶち当たるんですね。
これも、かなりキツイ。
でも、実はこれが真実なんですよね。
単に「幸せになるなり方」を、ちゃんと学べていなかっただけなんですわ。ようは親がそれを知らなかったから、受け継げていない。それだけの事なんですね。
「正しい受け答えの仕方」とか、そういうものはちゃんと世の中にあって、それはちゃんと効果を発揮するんですよ。
そういういろいろな事を知らないんですね。それだけの事なんです。
前にも書きましたけど、
幸福な家庭は一様だが、不幸な家庭はさまざまである。
(トルストイ「アンナ・カレーニナ」)
なのですよ。
本当に。
幸福になっていく道というのは、とても開かれていて、当たり前で、そんなに難しい道ではないんですね。
まず、自分が生きているという幸せを実感する。そして、日々良くなっていくんだと確信している。そして生まれながらにして自分は自由なんだという、もっとも根本的なところをちゃんと捕まえておく。
そういう事なんですよね。ようは。
ところが、そういう標準から外れる事こそが「個性なのだ」「自分の体験なのだ」というような、ちょっとした病気が発生してしまって、トルストイが言うように、「さまざまに異なる不幸」が発生してしまう、って事なわけです。
いや、実際、ACの言う意見は、それぞれに、とても個性的です。まぁ確かに面白い。
面白いんだけど、でも、たぶん、やっぱりそれでは幸せにはなれないんだよなぁ。それは。
あまり人間の自然な営みに沿ってないような無理のある考え方が多くって。
ここで、ACの事を書いてると、回復過程にある方から賛同の意見をいただいたり、「それ、私の事でしょ」と意見をいただいたりしてきたので、そういう部分でも、「回復の過程も同じだなぁ」という安心感があったりするんですよ、僕には。
ようは、まともに普通の感覚を取り戻せたら、どんどん普通に幸せを手に入れていけるって事ですね。
自分の衝動に振り回されずに、ちゃんと自分の弱さや恐怖感を直視していれば、怖いものは怖いんだ、それで当たり前なんだ、それは自然な感情なんだから、味わっているうちに小さくなっていくんだ、と言うことが分ってきます。
そうなれば、つい普通の発想に逆らってしまうとか、自分の「衝動」に振り回されるというような事も減っていくし、まぁ、さほど怖れることはないわけですよ。
ただ、最初はやっぱり天地がひっくり返るような衝撃がありますわなぁ。
それはしゃーないですわなぁ。
自分の内なる「子供」である、もろくて弱い心を守るためにガードを張ってきた結果なわけやから。
そのガードを外すのは、そら確かに怖い。
でも、それって実はプールから出て、地面の上にいてるのに、ずっとビート板を持ってないと「溺れてしまう!」と思ってるようなもので、全然意味ないんですけどね。
でもやっぱり「ビート板を手放したら溺れてしまう!!!!」ってずっとかたくなに、「思いこもう」としてしまうんですよねぇ。
うーん。
まぁ、しゃーないんですが。
そういう事を、最近は考えております。
取材ウィーク
2008年9月4日なんか最近、いろいろ書きたくてしょうがない。
なんなのでしょう。
今週は火曜日に京都、昨日が奈良は天理、明日が東京と出張ウィーク。
ショップの取材だったり展示会を見なけりゃいけなかったり。いろいろ。
昨日の天理は初めて行った土地で、なかなかに印象の強い街でしたなぁ。まさに天理教の宗教都市です。
なんちゅうか全国から信者さんが来るので、そのお泊まり用施設があるわけですが、そういう施設だらけやし。
前に「世界の十大新宗教」で多少は読んでたから少しは予備知識があったわけやけど、いざその場に行ってみると全然違いますな。
取材したショップも、全国の同業のショップとは明らかにやってる仕事のレベルが高い。実にきめ細やかな仕事をされているのだけれど、それはこの土地がもともと人とのつながりを大切にする場所だから、と言う部分がかなり大きいのです。
ショップの取材というのは販売促進などのノウハウを共有しましょう!という内容の記事に仕立てないといけないのだけれど、そんなもの、こんな宗教都市と同レベルで地域の人のつながりが強い土地なんてなかなかないから、どうまとめたものか悩んでしまいますなぁ。
実際、このショップのやり方がうまく行ってるのは、土地柄やもん。ほんまに。
しかし宗教をやってる人、あるいはそういう土地柄の人というのは、「文句」とか「愚痴」とかが、ものすごく少ないですなぁ。「ありがとうございます。みなさまのおかげです。」というような話ばっかりで、記事にならない事はなはだしい。
「こんな苦労がありまして、それを私は、こう工夫して乗り越えました。」とかの形にするのが、記事としては「お話し」として面白いんだけどねぇ。「ありがとうございます。みなさまのおかげです。」だと、そういう「ドラマ」にはならないのですよ。やれやれ。ちょっと原稿が書きにくい。
京都のお店も面白かったなぁ。あれも土地柄。詳しく書くと、いろいろ差し障りもあるので書かないですけど。
同業のショップを何店舗も回ると、本当に面白い話がいろいろ聞けて楽しい。同じ商売をしていても、工夫の仕方がそれぞれに違っていて、考え方のポイントも違う。
で、それは人間が違うのだから当たり前、という部分もあるけれど、同時に土地柄の違いというものもあって、それが如実に表れたりもするのですねぇ。
さて、来週は、この取材のまとめの週であります。どうやってまとめようかなぁ。うーむむむ。けっこう難しい。
なんなのでしょう。
今週は火曜日に京都、昨日が奈良は天理、明日が東京と出張ウィーク。
ショップの取材だったり展示会を見なけりゃいけなかったり。いろいろ。
昨日の天理は初めて行った土地で、なかなかに印象の強い街でしたなぁ。まさに天理教の宗教都市です。
なんちゅうか全国から信者さんが来るので、そのお泊まり用施設があるわけですが、そういう施設だらけやし。
前に「世界の十大新宗教」で多少は読んでたから少しは予備知識があったわけやけど、いざその場に行ってみると全然違いますな。
取材したショップも、全国の同業のショップとは明らかにやってる仕事のレベルが高い。実にきめ細やかな仕事をされているのだけれど、それはこの土地がもともと人とのつながりを大切にする場所だから、と言う部分がかなり大きいのです。
ショップの取材というのは販売促進などのノウハウを共有しましょう!という内容の記事に仕立てないといけないのだけれど、そんなもの、こんな宗教都市と同レベルで地域の人のつながりが強い土地なんてなかなかないから、どうまとめたものか悩んでしまいますなぁ。
実際、このショップのやり方がうまく行ってるのは、土地柄やもん。ほんまに。
しかし宗教をやってる人、あるいはそういう土地柄の人というのは、「文句」とか「愚痴」とかが、ものすごく少ないですなぁ。「ありがとうございます。みなさまのおかげです。」というような話ばっかりで、記事にならない事はなはだしい。
「こんな苦労がありまして、それを私は、こう工夫して乗り越えました。」とかの形にするのが、記事としては「お話し」として面白いんだけどねぇ。「ありがとうございます。みなさまのおかげです。」だと、そういう「ドラマ」にはならないのですよ。やれやれ。ちょっと原稿が書きにくい。
京都のお店も面白かったなぁ。あれも土地柄。詳しく書くと、いろいろ差し障りもあるので書かないですけど。
同業のショップを何店舗も回ると、本当に面白い話がいろいろ聞けて楽しい。同じ商売をしていても、工夫の仕方がそれぞれに違っていて、考え方のポイントも違う。
で、それは人間が違うのだから当たり前、という部分もあるけれど、同時に土地柄の違いというものもあって、それが如実に表れたりもするのですねぇ。
さて、来週は、この取材のまとめの週であります。どうやってまとめようかなぁ。うーむむむ。けっこう難しい。
最近思うのは、まず自分の精神をノーマルに調整しておくことですね。
よく言われる「コップ半分の水」の話。
コップに半分水が入っていて、それを「半分しか入ってない」と思うか、「半分も入っているか」と思うか、ですな。
どう解釈しても、どっちにしても事実は変わらない。
変わらないんだけど、どっちの見方もした上で、それでもやっぱり、「半分『も』」入ってると考えて選択していくって言うのが大事なんだと思います。
これが「半分『しか』」入ってないから「ああしよう」「こうしよう」だと、結局はうまく行かないと思うのですよ。やっぱり。
基本的に僕らは自由で、豊かに生きております。
だから、その良さを伸ばして行く方向で、まずは何事もチョイスしていきたいと思うのですな。
だから、「戦争反対」とかは言わない。「平和にするにはどうしたらいい?」は考えるけど。
そういうのが大事だと思う。
このあたりは、結局は「現実の捉え方」の問題なんですよね。で、「半分も」と積極的に捉えるには「半分しか」と考える考え方もしっかりシミュレートした上で、でもやっぱり「半分も」と意識的にチョイスして選択する、というのでないといけないわけです。
ところが人間というのは、幸福より不幸の方に敏感に反応するようにできてるんですね。
これはしょうがないわけです。
だって火事が起きたら飛び起きてすぐに逃げなきゃダメでしょ?本当の危機の時はじっくり考えてたら間に合わないもの。
なので、「半分しか」と考えた途端に反射的に不幸モードで世の中を捉えて、それでそのモードから抜け出せなくなるっていうのはあるわけです。
で、子供の頃は実は「生き抜く力」も弱いから(親にたよるしかない)、常に緊急非難モードになっていて、それで自分の精神のバランスを保つために考え方の根っこが歪んで「不幸が普通」というような世界の捉え方をしてしまう事があるわけです。
つまり「半分しかないのが当たり前なんだから、それが幸せなのだ」という感じ方になってしまう訳です。
そういう捉え方をしておくのが、一番合理的なわけですね。子供の間は。
「半分しかないのが幸せなのだ」は、でもしかし、かなり論理矛盾があるわけですよ。
正しくは「半分しかないけど、半分もあると捉えなおして、その半分をどう活かすかを考えれば幸せになれる。」なわけです。
ここはもう、根本的に違う。
で、その違いが、マザーテレサの考え方と言われる「反戦活動には参加しないけれど平和運動には参加する」なわけですね。
アダルトチルドレンという話をしょっちゅう出してますけど、このあたり、まさに「世の中の捉え方の基本基準が異なる」という事なんですね。
自分が「半分しかないけど、それが当たり前で、半分しかないのが幸せなのだ」と思い込もうとしていた人だから、自分でも良く分かるけど、「半分しかない」と思っていて、その半分しかないと思っている自分というものを見据えないと、これは絶対に幸せにはなれないわけですよ。
ようは「半分しかない」という愚痴をずっと抱え込んだままで、その愚痴を言ってる自分こそが「本物の自分」で、そういう愚痴を言ってる事こそが「幸せなのだ」という思いこみを持とうとしてる、という事ですから。
いやー、それは不幸にしかなりませんよ、って事でして。
やっぱり「半分しかないという見方もあるけど、半分もあるという見方もある。僕は半分しかないという見方をついついしてしまうタチやけども、やはり本当は半分もあるという見方をするべきなんだし、そういう見方をしよう。そして半分の水を賢く有意義に使っていこう」と考えないと、幸せにはたどり着きにくいんですね。
で、そのためには、まず、自分が「つい、半分『しか』という見方しかしてない」という事に気付かないといけない。
で、アダルトチルドレンの概念は、その根っこの根っこの「ものの見方の歪み」を気付かせてくれるから、かなり重要な概念だよ、という話なわけです。
ここのところをキチンとしないと、なかなか「考え方のクセ」って修正しにくいんですよね。
なので、いつも僕は考え方の根っこのところが狂ってきたら「それはイカン!」と整えるように意識してます。
でもこれ、自分に言うのは良いのだけれど、自分以外の人間に言うとなかなか理解されにくいのよなぁ。「その『半分しか』を前提にした判断はイカン!」と言ってるんですけど、そのあたりがどうにも理解されない。なんかこういう事を、そう「感じてる」人に言うと全人格を否定されたように感じてしまうのですよね。
でも、それは「感じてる」のではなくて、「考え方の根本に歪みが生じてる」って事なわけですよ、本当は。
「しかない」という不幸な捉え方を変更しないまま、「しかない」こそが幸せなのだと思い込もうとしてるわけですからな。
そら不幸にしかならん。幸福にはなれない。
これこそがまさにアダルトチルドレンの不幸の構造なわけです。
この構造に気付けるかどうかだって事なんですけどね。これがなかなか、気付くのが難しいんよなぁ。
だって火事の時は四の五の言わずに飛び起きて逃げなきゃいけないわけだから。
でしょ?
緊急避難モードになってる人に、何を言っても通用しないですから。
で、ACっていうのは、子供の頃からずーーーっと、「緊急避難」をやり続けてる人なわけですからねぇ。
いや、実際、そういう構造なんだと気がついた時は、ほんとびっくらこきましたから、私。
いやほんまに。
だから、「しか」発想に凝り固まってる人は、偏った見方からなかなか抜け出せないんですよ。それが習い性になってるから。で、「半分もある」という見方が存在している事自体に気付けないわけですよ。
これがねぇ、なかなか難しいなぁ。
そう思います。
でもまぁ、ほんとは世界は「半分もある水」で溢れてるんですけどね。
でもって、「半分しかない水を、もっと増やして行く方法」なんてのもあるわけでして。
でもまぁ、そこまでに至るには、やっぱりまず「半分しか」をやめて、とりあえずは「半分も」に一度はならないと「半分以上」にしていくのはちょっと無理なんよなぁって思うのですよ。それはやっぱり。
まぁ、そんな事を考えております。
よく言われる「コップ半分の水」の話。
コップに半分水が入っていて、それを「半分しか入ってない」と思うか、「半分も入っているか」と思うか、ですな。
どう解釈しても、どっちにしても事実は変わらない。
変わらないんだけど、どっちの見方もした上で、それでもやっぱり、「半分『も』」入ってると考えて選択していくって言うのが大事なんだと思います。
これが「半分『しか』」入ってないから「ああしよう」「こうしよう」だと、結局はうまく行かないと思うのですよ。やっぱり。
基本的に僕らは自由で、豊かに生きております。
だから、その良さを伸ばして行く方向で、まずは何事もチョイスしていきたいと思うのですな。
だから、「戦争反対」とかは言わない。「平和にするにはどうしたらいい?」は考えるけど。
そういうのが大事だと思う。
このあたりは、結局は「現実の捉え方」の問題なんですよね。で、「半分も」と積極的に捉えるには「半分しか」と考える考え方もしっかりシミュレートした上で、でもやっぱり「半分も」と意識的にチョイスして選択する、というのでないといけないわけです。
ところが人間というのは、幸福より不幸の方に敏感に反応するようにできてるんですね。
これはしょうがないわけです。
だって火事が起きたら飛び起きてすぐに逃げなきゃダメでしょ?本当の危機の時はじっくり考えてたら間に合わないもの。
なので、「半分しか」と考えた途端に反射的に不幸モードで世の中を捉えて、それでそのモードから抜け出せなくなるっていうのはあるわけです。
で、子供の頃は実は「生き抜く力」も弱いから(親にたよるしかない)、常に緊急非難モードになっていて、それで自分の精神のバランスを保つために考え方の根っこが歪んで「不幸が普通」というような世界の捉え方をしてしまう事があるわけです。
つまり「半分しかないのが当たり前なんだから、それが幸せなのだ」という感じ方になってしまう訳です。
そういう捉え方をしておくのが、一番合理的なわけですね。子供の間は。
「半分しかないのが幸せなのだ」は、でもしかし、かなり論理矛盾があるわけですよ。
正しくは「半分しかないけど、半分もあると捉えなおして、その半分をどう活かすかを考えれば幸せになれる。」なわけです。
ここはもう、根本的に違う。
で、その違いが、マザーテレサの考え方と言われる「反戦活動には参加しないけれど平和運動には参加する」なわけですね。
アダルトチルドレンという話をしょっちゅう出してますけど、このあたり、まさに「世の中の捉え方の基本基準が異なる」という事なんですね。
自分が「半分しかないけど、それが当たり前で、半分しかないのが幸せなのだ」と思い込もうとしていた人だから、自分でも良く分かるけど、「半分しかない」と思っていて、その半分しかないと思っている自分というものを見据えないと、これは絶対に幸せにはなれないわけですよ。
ようは「半分しかない」という愚痴をずっと抱え込んだままで、その愚痴を言ってる自分こそが「本物の自分」で、そういう愚痴を言ってる事こそが「幸せなのだ」という思いこみを持とうとしてる、という事ですから。
いやー、それは不幸にしかなりませんよ、って事でして。
やっぱり「半分しかないという見方もあるけど、半分もあるという見方もある。僕は半分しかないという見方をついついしてしまうタチやけども、やはり本当は半分もあるという見方をするべきなんだし、そういう見方をしよう。そして半分の水を賢く有意義に使っていこう」と考えないと、幸せにはたどり着きにくいんですね。
で、そのためには、まず、自分が「つい、半分『しか』という見方しかしてない」という事に気付かないといけない。
で、アダルトチルドレンの概念は、その根っこの根っこの「ものの見方の歪み」を気付かせてくれるから、かなり重要な概念だよ、という話なわけです。
ここのところをキチンとしないと、なかなか「考え方のクセ」って修正しにくいんですよね。
なので、いつも僕は考え方の根っこのところが狂ってきたら「それはイカン!」と整えるように意識してます。
でもこれ、自分に言うのは良いのだけれど、自分以外の人間に言うとなかなか理解されにくいのよなぁ。「その『半分しか』を前提にした判断はイカン!」と言ってるんですけど、そのあたりがどうにも理解されない。なんかこういう事を、そう「感じてる」人に言うと全人格を否定されたように感じてしまうのですよね。
でも、それは「感じてる」のではなくて、「考え方の根本に歪みが生じてる」って事なわけですよ、本当は。
「しかない」という不幸な捉え方を変更しないまま、「しかない」こそが幸せなのだと思い込もうとしてるわけですからな。
そら不幸にしかならん。幸福にはなれない。
これこそがまさにアダルトチルドレンの不幸の構造なわけです。
この構造に気付けるかどうかだって事なんですけどね。これがなかなか、気付くのが難しいんよなぁ。
だって火事の時は四の五の言わずに飛び起きて逃げなきゃいけないわけだから。
でしょ?
緊急避難モードになってる人に、何を言っても通用しないですから。
で、ACっていうのは、子供の頃からずーーーっと、「緊急避難」をやり続けてる人なわけですからねぇ。
いや、実際、そういう構造なんだと気がついた時は、ほんとびっくらこきましたから、私。
いやほんまに。
だから、「しか」発想に凝り固まってる人は、偏った見方からなかなか抜け出せないんですよ。それが習い性になってるから。で、「半分もある」という見方が存在している事自体に気付けないわけですよ。
これがねぇ、なかなか難しいなぁ。
そう思います。
でもまぁ、ほんとは世界は「半分もある水」で溢れてるんですけどね。
でもって、「半分しかない水を、もっと増やして行く方法」なんてのもあるわけでして。
でもまぁ、そこまでに至るには、やっぱりまず「半分しか」をやめて、とりあえずは「半分も」に一度はならないと「半分以上」にしていくのはちょっと無理なんよなぁって思うのですよ。それはやっぱり。
まぁ、そんな事を考えております。
いやー、楽しかった。
実に幸せな気分でありました。
今年も、去年と同じく、ウクレレ関連の大きな発表会がありまして。
あ、調べてみるとどうも「ひとよみにっき」では書いた事がなかったか。
3年も前にちょろっと書いてますが。
http://12917.diarynote.jp/200506280333030000/
カッチョ良かった日2005年06月26日
ま、習いに行ってるウクレレ教室の発表会イベントってとこなんですが、今年はなんだか特別に楽しい感じがありましたねぇ。なんでやろ。
自分たちがやった演奏も、まぁまぁの完成度だったので、それはそれで楽しかったのだけど、やっぱり参加者全員がそれなりに質が高くなってきてる事が大きいのかも知れないですね。
みんなけっこうスキルが上がってきていて、聞いていて飽きないんですよ。単純に、とても楽しめる演奏がいくつもあった、というのが良かった理由かも知れません。
ウクレレという楽器自体が、この10年ずっと静かなブームのままで、このイベントへの参加人数もどんどん増えているんですね。なので、今年は二日間開催して、4部制という大所帯になっています。
また、大阪で開催ながら広島や高知からも参加メンバーがいて地域的な広がりも出ているわけです。そういう大所帯なのに、粒よりの演奏が普通に聴けるというのが楽しかったのかも知れないなぁって思います。
ま、練習すりゃ、誰でもうまくなるって事ですよ。
そういう当たり前の事実が、ものすごく楽しい事になっちゃってるなぁっていう。
まぁ、そういう事ですね。
いろんなレベルのうまさがあって、それがそれぞれに全部OK。全部「過程」として楽しいという、そういう感じがすごく良かったんだと思いますな。
たとえば、発表会のラストには、何曲か講師演奏というのもあるので、それを聞くのも楽しみなんですね。講師の方たちは、本職は別に持っていて、ギタリストだったり、ミュージシャンとしても仕事、活動をされてるわけです。
でも、まったくはじめて舞台にあがる素人の人も同じように同じ舞台にあがる訳です。そこに垣根がないんですな。
だから、素人から、プロのミュージシャンまでが、音楽の楽しさだけを共通項につながってるような感じでして、そこが、ウクレレという「未完成の楽器」「ゆるい楽器」特有のつながり方だなぁと思う。
ちょっと他の楽器だと、このゆるい感じはないだろうなぁ。
今年は、ある講師の方が、ウクレレの演奏コンテストで優勝をされたので、その超絶技巧のお披露目演奏もあったのですが、こっちがもともとウクレレを弾いているから、その超絶技巧のすごさがはっきりわかるわけです。「こらすごい」と、拍手鳴りやまず。
でも、まったく楽器を弾いたこともない人だと凄さとかわからなかったかもなぁって思うんですよね。やっぱりウクレレという楽器が媒介になってるから通じるところがあるわけで。
僕が参加して演奏した曲も、5人での合奏で、習ってる先生がアンサンブル(合奏)用の総譜を書いて、それで演奏したわけです。で、大きくは失敗したところとか、ミスしてしまったところがたくさんたくさんあったんですが、でも、そういうところは問題じゃなくて、リズムキープがキチンとできてるか、曲の盛り上がり部分を大きく弾くとかの「曲想」の部分をキチンと演奏しよう!というのがあって、そっちの方はまぁまぁうまくできた感じなんですね。で、そういうのは多分聞いてる方にも伝わってると思う。
そういう「音楽が好き」っていう感じ、音楽の空気のやりとりみたいな事がギュウギュウに詰まってる感じがあって、今年はとっても良かったなぁという事なのでありますよ。
4部あるうちの1部しか見てないし、実は今日もその発表会はやってるんですけどね。他の人たちももっと面白いのかも知れないなぁ。まぁさすがに今日は参加しないですけど。
ウクレレ。
やっぱり楽しいです。
どうですか? あなたも。
ま、てなことで。
--------------
追記:YouTubeにうちのチームの動画があったので、リンクしときます。良かったらどうぞ。
うちのチームの演奏
http://jp.youtube.com/watch?v=frI3bskIpis
他のチームの演奏
http://jp.youtube.com/watch?v=ToBYMb7o_ak&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=I-rsxz2Bsg4&feature=related
実に幸せな気分でありました。
今年も、去年と同じく、ウクレレ関連の大きな発表会がありまして。
あ、調べてみるとどうも「ひとよみにっき」では書いた事がなかったか。
3年も前にちょろっと書いてますが。
http://12917.diarynote.jp/200506280333030000/
カッチョ良かった日2005年06月26日
ま、習いに行ってるウクレレ教室の発表会イベントってとこなんですが、今年はなんだか特別に楽しい感じがありましたねぇ。なんでやろ。
自分たちがやった演奏も、まぁまぁの完成度だったので、それはそれで楽しかったのだけど、やっぱり参加者全員がそれなりに質が高くなってきてる事が大きいのかも知れないですね。
みんなけっこうスキルが上がってきていて、聞いていて飽きないんですよ。単純に、とても楽しめる演奏がいくつもあった、というのが良かった理由かも知れません。
ウクレレという楽器自体が、この10年ずっと静かなブームのままで、このイベントへの参加人数もどんどん増えているんですね。なので、今年は二日間開催して、4部制という大所帯になっています。
また、大阪で開催ながら広島や高知からも参加メンバーがいて地域的な広がりも出ているわけです。そういう大所帯なのに、粒よりの演奏が普通に聴けるというのが楽しかったのかも知れないなぁって思います。
ま、練習すりゃ、誰でもうまくなるって事ですよ。
そういう当たり前の事実が、ものすごく楽しい事になっちゃってるなぁっていう。
まぁ、そういう事ですね。
いろんなレベルのうまさがあって、それがそれぞれに全部OK。全部「過程」として楽しいという、そういう感じがすごく良かったんだと思いますな。
たとえば、発表会のラストには、何曲か講師演奏というのもあるので、それを聞くのも楽しみなんですね。講師の方たちは、本職は別に持っていて、ギタリストだったり、ミュージシャンとしても仕事、活動をされてるわけです。
でも、まったくはじめて舞台にあがる素人の人も同じように同じ舞台にあがる訳です。そこに垣根がないんですな。
だから、素人から、プロのミュージシャンまでが、音楽の楽しさだけを共通項につながってるような感じでして、そこが、ウクレレという「未完成の楽器」「ゆるい楽器」特有のつながり方だなぁと思う。
ちょっと他の楽器だと、このゆるい感じはないだろうなぁ。
今年は、ある講師の方が、ウクレレの演奏コンテストで優勝をされたので、その超絶技巧のお披露目演奏もあったのですが、こっちがもともとウクレレを弾いているから、その超絶技巧のすごさがはっきりわかるわけです。「こらすごい」と、拍手鳴りやまず。
でも、まったく楽器を弾いたこともない人だと凄さとかわからなかったかもなぁって思うんですよね。やっぱりウクレレという楽器が媒介になってるから通じるところがあるわけで。
僕が参加して演奏した曲も、5人での合奏で、習ってる先生がアンサンブル(合奏)用の総譜を書いて、それで演奏したわけです。で、大きくは失敗したところとか、ミスしてしまったところがたくさんたくさんあったんですが、でも、そういうところは問題じゃなくて、リズムキープがキチンとできてるか、曲の盛り上がり部分を大きく弾くとかの「曲想」の部分をキチンと演奏しよう!というのがあって、そっちの方はまぁまぁうまくできた感じなんですね。で、そういうのは多分聞いてる方にも伝わってると思う。
そういう「音楽が好き」っていう感じ、音楽の空気のやりとりみたいな事がギュウギュウに詰まってる感じがあって、今年はとっても良かったなぁという事なのでありますよ。
4部あるうちの1部しか見てないし、実は今日もその発表会はやってるんですけどね。他の人たちももっと面白いのかも知れないなぁ。まぁさすがに今日は参加しないですけど。
ウクレレ。
やっぱり楽しいです。
どうですか? あなたも。
ま、てなことで。
--------------
追記:YouTubeにうちのチームの動画があったので、リンクしときます。良かったらどうぞ。
うちのチームの演奏
http://jp.youtube.com/watch?v=frI3bskIpis
他のチームの演奏
http://jp.youtube.com/watch?v=ToBYMb7o_ak&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=I-rsxz2Bsg4&feature=related
読書量と読書時間の増やし方
2008年9月8日 読書この一年くらい、読書量を増やそうと思っていろいろやってきたんですけど、効果があるなと自分で思った方法をちょっとまとめてみます。
●ブログに書く
いや、実は、毎月「今月読んだ本」を書いてるわけですが、この「毎月読んだ本を記録してブログにまとめる」というのが、かなり良い読書推進エンジンになってるんですね。
なので、読書をしたい方にはお薦めです。
●手帳に赤ペンで記録する
それと、もう一つあるのは、手帳に読んだ本を記録するようになった、というのがあります。いちおう、僕的には「読了した本だけ紹介する」という形にしてますので、手帳には読了した本を、読了した日付のところに赤ボールペンで、目立つようにタイトルを書き込んでおります。
これが、読書スピードを上げるというか、自分なりに計画するのに役立ちますね。興味の湧く本が見つからない時も多いし、「読みたい本はあるけど、いまはそういう気分じゃないし」という時もあるわけです。
でも、手帳で赤色でタイトルを書き込んでおくと、「あ、6日も読了の赤色タイトルがない!」とわかるんですね。で、「あー、読みたいと思ってた本を読もう!」という気になってくるわけです。
手帳は普段使ってるスケジュール用のものなんですが、予定と「記録」を一冊でやってるのが、ラクで良いのです。(ちなみに予定はシャープペンシルで書きます。確定したことはボールペンで記帳。で、3色とか4色ボールペンを使うととっても便利って事です。)
●胸ポケットメモを利用
で、僕はいちおう手帳とは別に胸ポケットにも入る、小さなメモ帳も持ち歩いてるんですが、(ちょっとした思いつきとかを歩いてる時にもメモできるように、です。)その一頁がだいたいいつも「○月に読みたい本」というタイトルで本のタイトルリストになっております。
胸ポケットに入れるメモ帳は、思いつきを書き込んだり、今日のTO DOを書いたりするのに使ってるんですが、本屋で面白そうな本を見つけたら即、メモするようにしてます。
あんまりドカドカ買ってるとお金もかかるので、タイトルだけメモして買わないままという本もありますな。
で、このタイトルリストが、「今後読みたい本」「買いたい本」の一覧になります。これは本を買う時のメモでもあると同時に、この一ヶ月で読む本の予定リストにもなってるんですね。タイトルの頭に□(しかく)マークを書いて、買ったら■と、黒く塗りつぶす、あるいはチェックマークを入れるというようにしてます。
で、買って読み終わって、手帳に赤ペンでタイトルを書き込んだ本は、こっちのメモの方はタイトルを横線で消して読み終わった日付を書いております。まぁ一覧があった方が便利だし。
で、線で消してないタイトルが「読みたい本・買いたい本」の一覧ということになります。
●書店の検索端末を使う
で、最近は、大きめの本屋さんだと、本の検索端末があるんですよね。あれで本を探すときに、このタイトル一覧が役に立つんです。タイトルさえキチンとメモしておけば、まぁ一発で検索できます。
本屋の中をうろちょろしなくて済むし、まとめて数冊買うときにも便利なんですね。あんまり店員さんに聞いたりはしないのですよ。複数の本を買いたい時は、検索端末で検索して、書籍情報をプリントアウトして、それを手に書店内を移動する方が早いですね。
●ネット書店と立ち読み
で、本をアマゾンなどのネット書店で買うこともよくあるんですが、やっぱり、まずは立ち読みして、内容を確認してから買いたいじゃないですか。違います? なので書店での検索は僕には必須なんです。
当然、買うつもりだったけど、立ち読みしてみてやめた、と言うことも多いです。
で、同じく、このタイトルは、ネット書店での検索にも大変役立ちます。正確な書名を覚えてないと、ちゃんと検索にひっかかってくれないんですよね。だから、このタイトルのメモが重要なわけです。
●本を捨てる
で、いつも、このページで本を紹介する時、アマゾンへのリンクを張ってますけど、なんでそうしてるのかというと、みなさまへの利便性を考えて、というのもあるんですが、実は「捨てるため」というのもあるのです。
アマゾンへのリンクさえキチンととっておけば、いつでも購入できるわけですよ。最近はマーケットプレイスとかで古本も買える。
であるなら、タイトルさえアマゾンにリンクしてあるなら、捨ててもまた買える、という事になるわけです。
そうしないと、月に10冊で年120冊。本棚がいくらあっても足りないって事になりますんで。
●デジカメで本の背表紙を撮影する
でも、いまはまだ、昔の本を捨てるのに手一杯なんですよねぇ。やれやれ。昔買った本は、タイトルだけデジカメで撮影して捨てるようにしてます。が、今年捨てたのは、まだ10冊だなぁ。トホホ。
捨てる方法が確立されてないと、本の置き場に困ります。置き場に困ると、読み方が偏ったりしますから、まず捨てる方法の確立は大事だと思いますよ。
●速読より、「読書時間を作る」のが大切。
さて、いくら本を買っても、読む時間を作らない限り、これは読めません。なので、読む時間を作るというのが、まず何より大事です。
時間を作るのに、かなり効果が高いのは「テレビを見る時間を減らす」だと思います。あとムダなネットサーフィン。この2つは最優先で「削る」べし、ですね。
ただし、「なくす」というのはかなり難しいと思うので「削る」のが良いと思います。
自分でも「ムダよなぁ」と思ってる部分を「削る」のが良いです。無理をしては続かないですから。見たい人は見る。
逆に読書する時間を先に確定しておけ!という方もおられますね(本田直之さんとか)。
そういう人は、「一日の時間割を作ると良いですよ」ともおっしゃってるんですが、で、その通りだとも思うんですが、僕はそこまでの事はしてませんねぇ。
●未読本専用棚を作る。
これは前に紹介したかもしれませんが、未読本だけはまとめて出かける時に目に付くところに置いてます。出かける前に「どれを読もうか?」というのを考えてチョイスします。
このあたり、「その日の気分」っていうのがかなり大事なように思います。
●カバンに複数の本を入れる。
で、未読本の中から上位3冊くらいをカバンに入れます。3冊だと、まぁ、そのうち一冊は読まないでそのまま持って帰るって事になるんですけど、でも、3冊くらいは持って出ることにしてます。2冊の時も多いですけど、1冊という事はあり得ない。
というのは、気分が乗らないって事もあるからですね。そういう時は優先順位の低かった方の本を読みます。一冊目を読む気がなくても、二冊目を開くと気分が変わって読みたくなるというのはあります。
まぁテレビのチャンネルをちょこちょこ切り換えるザッピングと同じ気分ですね。ああいう感じを書籍でもやれば良いのであります。これは意外に効果が大きいです。
●行きつけの喫茶店を作る。
気が乗ってきたときに、家に帰るのがもったいないなぁと感じる時がタマにあります。電車の中だと集中して読むんですが、そのまま自宅に帰るといろいろ雑用をしてしまって読まないって事は多い。なので、そういう時にサッと入って読書空間になるような、行きつけの喫茶店を作っておくと良いのです。
この場合、喫茶店を選ぶ条件の一番目は「明るいこと」ですね。
これが意外に難しかったりします。
その他に机とか、いろいろあるんですが、まぁとにかく何軒か、お気に入りの喫茶店は見つけておいた方が良いと思います。
●自分なりのルールを作る。
知り合いの先輩ライターの方も「読書は通勤電車の中だけ」と決めておられます。読書は他の事と平行してやるってのが難しいですから。とくに男性の場合。
家に帰って奥さんとかと話す時間が阻害されたら問題だし、また、家にいてるんなら、家族とのコミュニケーションをこそ優先するのが当たり前ですからね。
もし家で読書をするのなら一人暮らしではない人の場合は、部屋にこもって「いまから読書するから」と家族に断るとかした方が良いくらいでしょう。
そういう、なにがしかのルールは決めておいた方が続くような気がします。
んー、こんなところかなぁ。
本当は、ここに「書いてあった事を実地で試す」って言うのが入るんですけど、これはまたちょっと視点が変わるので、項目を改めます。
とりあえずはこんなところかなぁ。
いろいろ、良い方法があったら、教えてくださいませ。>みなさま。
●ブログに書く
いや、実は、毎月「今月読んだ本」を書いてるわけですが、この「毎月読んだ本を記録してブログにまとめる」というのが、かなり良い読書推進エンジンになってるんですね。
なので、読書をしたい方にはお薦めです。
●手帳に赤ペンで記録する
それと、もう一つあるのは、手帳に読んだ本を記録するようになった、というのがあります。いちおう、僕的には「読了した本だけ紹介する」という形にしてますので、手帳には読了した本を、読了した日付のところに赤ボールペンで、目立つようにタイトルを書き込んでおります。
これが、読書スピードを上げるというか、自分なりに計画するのに役立ちますね。興味の湧く本が見つからない時も多いし、「読みたい本はあるけど、いまはそういう気分じゃないし」という時もあるわけです。
でも、手帳で赤色でタイトルを書き込んでおくと、「あ、6日も読了の赤色タイトルがない!」とわかるんですね。で、「あー、読みたいと思ってた本を読もう!」という気になってくるわけです。
手帳は普段使ってるスケジュール用のものなんですが、予定と「記録」を一冊でやってるのが、ラクで良いのです。(ちなみに予定はシャープペンシルで書きます。確定したことはボールペンで記帳。で、3色とか4色ボールペンを使うととっても便利って事です。)
●胸ポケットメモを利用
で、僕はいちおう手帳とは別に胸ポケットにも入る、小さなメモ帳も持ち歩いてるんですが、(ちょっとした思いつきとかを歩いてる時にもメモできるように、です。)その一頁がだいたいいつも「○月に読みたい本」というタイトルで本のタイトルリストになっております。
胸ポケットに入れるメモ帳は、思いつきを書き込んだり、今日のTO DOを書いたりするのに使ってるんですが、本屋で面白そうな本を見つけたら即、メモするようにしてます。
あんまりドカドカ買ってるとお金もかかるので、タイトルだけメモして買わないままという本もありますな。
で、このタイトルリストが、「今後読みたい本」「買いたい本」の一覧になります。これは本を買う時のメモでもあると同時に、この一ヶ月で読む本の予定リストにもなってるんですね。タイトルの頭に□(しかく)マークを書いて、買ったら■と、黒く塗りつぶす、あるいはチェックマークを入れるというようにしてます。
で、買って読み終わって、手帳に赤ペンでタイトルを書き込んだ本は、こっちのメモの方はタイトルを横線で消して読み終わった日付を書いております。まぁ一覧があった方が便利だし。
で、線で消してないタイトルが「読みたい本・買いたい本」の一覧ということになります。
●書店の検索端末を使う
で、最近は、大きめの本屋さんだと、本の検索端末があるんですよね。あれで本を探すときに、このタイトル一覧が役に立つんです。タイトルさえキチンとメモしておけば、まぁ一発で検索できます。
本屋の中をうろちょろしなくて済むし、まとめて数冊買うときにも便利なんですね。あんまり店員さんに聞いたりはしないのですよ。複数の本を買いたい時は、検索端末で検索して、書籍情報をプリントアウトして、それを手に書店内を移動する方が早いですね。
●ネット書店と立ち読み
で、本をアマゾンなどのネット書店で買うこともよくあるんですが、やっぱり、まずは立ち読みして、内容を確認してから買いたいじゃないですか。違います? なので書店での検索は僕には必須なんです。
当然、買うつもりだったけど、立ち読みしてみてやめた、と言うことも多いです。
で、同じく、このタイトルは、ネット書店での検索にも大変役立ちます。正確な書名を覚えてないと、ちゃんと検索にひっかかってくれないんですよね。だから、このタイトルのメモが重要なわけです。
●本を捨てる
で、いつも、このページで本を紹介する時、アマゾンへのリンクを張ってますけど、なんでそうしてるのかというと、みなさまへの利便性を考えて、というのもあるんですが、実は「捨てるため」というのもあるのです。
アマゾンへのリンクさえキチンととっておけば、いつでも購入できるわけですよ。最近はマーケットプレイスとかで古本も買える。
であるなら、タイトルさえアマゾンにリンクしてあるなら、捨ててもまた買える、という事になるわけです。
そうしないと、月に10冊で年120冊。本棚がいくらあっても足りないって事になりますんで。
●デジカメで本の背表紙を撮影する
でも、いまはまだ、昔の本を捨てるのに手一杯なんですよねぇ。やれやれ。昔買った本は、タイトルだけデジカメで撮影して捨てるようにしてます。が、今年捨てたのは、まだ10冊だなぁ。トホホ。
捨てる方法が確立されてないと、本の置き場に困ります。置き場に困ると、読み方が偏ったりしますから、まず捨てる方法の確立は大事だと思いますよ。
●速読より、「読書時間を作る」のが大切。
さて、いくら本を買っても、読む時間を作らない限り、これは読めません。なので、読む時間を作るというのが、まず何より大事です。
時間を作るのに、かなり効果が高いのは「テレビを見る時間を減らす」だと思います。あとムダなネットサーフィン。この2つは最優先で「削る」べし、ですね。
ただし、「なくす」というのはかなり難しいと思うので「削る」のが良いと思います。
自分でも「ムダよなぁ」と思ってる部分を「削る」のが良いです。無理をしては続かないですから。見たい人は見る。
逆に読書する時間を先に確定しておけ!という方もおられますね(本田直之さんとか)。
そういう人は、「一日の時間割を作ると良いですよ」ともおっしゃってるんですが、で、その通りだとも思うんですが、僕はそこまでの事はしてませんねぇ。
●未読本専用棚を作る。
これは前に紹介したかもしれませんが、未読本だけはまとめて出かける時に目に付くところに置いてます。出かける前に「どれを読もうか?」というのを考えてチョイスします。
このあたり、「その日の気分」っていうのがかなり大事なように思います。
●カバンに複数の本を入れる。
で、未読本の中から上位3冊くらいをカバンに入れます。3冊だと、まぁ、そのうち一冊は読まないでそのまま持って帰るって事になるんですけど、でも、3冊くらいは持って出ることにしてます。2冊の時も多いですけど、1冊という事はあり得ない。
というのは、気分が乗らないって事もあるからですね。そういう時は優先順位の低かった方の本を読みます。一冊目を読む気がなくても、二冊目を開くと気分が変わって読みたくなるというのはあります。
まぁテレビのチャンネルをちょこちょこ切り換えるザッピングと同じ気分ですね。ああいう感じを書籍でもやれば良いのであります。これは意外に効果が大きいです。
●行きつけの喫茶店を作る。
気が乗ってきたときに、家に帰るのがもったいないなぁと感じる時がタマにあります。電車の中だと集中して読むんですが、そのまま自宅に帰るといろいろ雑用をしてしまって読まないって事は多い。なので、そういう時にサッと入って読書空間になるような、行きつけの喫茶店を作っておくと良いのです。
この場合、喫茶店を選ぶ条件の一番目は「明るいこと」ですね。
これが意外に難しかったりします。
その他に机とか、いろいろあるんですが、まぁとにかく何軒か、お気に入りの喫茶店は見つけておいた方が良いと思います。
●自分なりのルールを作る。
知り合いの先輩ライターの方も「読書は通勤電車の中だけ」と決めておられます。読書は他の事と平行してやるってのが難しいですから。とくに男性の場合。
家に帰って奥さんとかと話す時間が阻害されたら問題だし、また、家にいてるんなら、家族とのコミュニケーションをこそ優先するのが当たり前ですからね。
もし家で読書をするのなら一人暮らしではない人の場合は、部屋にこもって「いまから読書するから」と家族に断るとかした方が良いくらいでしょう。
そういう、なにがしかのルールは決めておいた方が続くような気がします。
んー、こんなところかなぁ。
本当は、ここに「書いてあった事を実地で試す」って言うのが入るんですけど、これはまたちょっと視点が変わるので、項目を改めます。
とりあえずはこんなところかなぁ。
いろいろ、良い方法があったら、教えてくださいませ。>みなさま。
今月もまた、ひと月に読んだ本をご紹介します。
8月に読んだのは、10冊。
●効率10倍 新・知的生産の方法
●任天堂Wiiのすごい発想
●110歳まで生きられる 脳と心で楽しむ食生活
●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
●快適自転車ライフ
●ストップウォッチ勉強法
●脳を見える化する「思考ノート」
●脳が教える!1つの習慣
●エリートセックス
以下順に簡単に説明など。
-------------------------------
●効率10倍 新・知的生産の方法
書評済み。
「月10冊と50冊の差」
http://12917.diarynote.jp/200808081252550000/
を参照ください。
-------------------------------
●任天堂Wiiのすごい発想
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4827204187/503-1393334-5299133
ゲーム業界の内実紹介本。プレステが登場した前後は、この手の「ゲーム業界裏情報紹介ビジネス本」がたくさん出てましたねぇ。よく読んだものです。ずいぶん久しぶりに出てきたなぁって感じ。
Wiiの話ばかりかと思ったら、そうではなくて、この10年くらいのゲーム業界の大きな流れをざっくり紹介してる本で、まぁ知ってる事もかなり多かったので1日でサラリと読めました。
ゲーム業界の事をあまり知らない人にはお勧めですかね。
なんちゅうか、ゲームはするけどビジネス的な裏の話を全然わかってないゲームファンとかいてるから、そういう人は読んだ方がいいかも。
やっぱ単純に、スーファミ時代の任天堂は、あまりに殿様商売しすぎてたよねぇって思う。本当に。ちょっと引用してみましょう。
(引用開始)--------------------------
まず、ソフトメーカーに莫大な資金が必要だった。カートリッジ方式だったが、ソフトを焼き込む基板代とロイヤリティで2400円が任天堂の取り分となっていたという。6千円程度のソフトでこれだからソフトメーカーは厳しい。しかも前払い。しかも全量買い取り。しかもソフトメーカーが広告宣伝費や流通経費営業費も全て自前で負担しなければならない。任天堂は何もしない。
(引用終了)-------------------------
という事でしたからねぇ。だからカートリッジ方式はダメだっちゅうことで、CDで焼くプレステが出てきて成功したわけです。そら成功するよ。ねぇ。落語の「はてなの茶碗」のセリフ、「京都の人間はえげつないとは聞いてたけど、あまりに口銭(こうせん)のとりようが…。」という奴ですわなぁ。もうまるで落語のセリフそのままでんがな。
ま、このあたり、社長が岩田さんになってから随分変わったそうです。DSはいまだにカートリッジ方式だし、携帯ゲームはやはりカートリッジ方式が正しいと僕は思うのですが、さすがに家庭用ゲーム機のWiiの方はディスク方式に変わりました。基板代が多分何十分の一以下になってるだろうと想像されます。
でも、長い間、このソフトハウスに優しい、ディスク方式に移行ができなかったんよなぁ、任天堂は。そらボロ儲けしすぎてたら、簡単にはディスクには移行できまへんわなぁ。事業の収益構造そのものの変革をせなアカンわけですから。そら、ニンテンドー64が失敗するのも当たり前でおます。当然。
ともあれ、それでも任天堂は復活しました。その過ちから復活するまでをざっくり描いてるし、どこかに荷担した書き方ではなく客観的に描いてもいてるので、なかなか面白いです。ゲーム業界に興味のある方でしたらどうぞ。
-------------------------------
●110歳まで生きられる!脳と心で楽しむ食生活
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/414088231X/503-1393334-5299133
著者の家森幸男さんという方は、世界中の長寿な地域の人たちの食事を研究して、食事と病気との関連を研究されてる方です。カスピ海ヨーグルトを日本に持ち込んだ人でもあるらしい。その方の書かれた食事と健康に関する書籍です。
その研究対象は、例のグルジア(実は長寿国として大変有名なのです。)から、マサイの戦士たちまで、実にワールドワイドです。中国の山奥の村まで調査にでかけておられますね。
その調査の方法も、科学的な定量性を確保するために、尿と血液を定量採って持ち帰り分析するという手法でありまして、「24時間の尿採取」をするために、専用の「しびん」を開発してるのがスゴイというか笑えると言うかですな。
ただまぁ、長寿と言いながらも、家森さんの研究対象は、日本人の死亡原因のうちかなりの率を占めている脳卒中の予防というところに限られているというか、「脳卒中の予防」を大前提とした研究なんだというのは、ちょっと頭に入れておかないといけません。
で、そういう大きなところでさっ引いて読んでみるに、まぁ塩分は取りすぎないように、というのが一つ大切な事で、もう一つは大豆のイソフラボンは、やはり、かなり健康に効果が高いらしいという事がわかりますね。
この方は、大豆イソフラボンの研究でも第一人者のようで、そのものずばり「大豆イソフラボン」という本も出しておられるようです。大豆イソフラボンがすごいというのを発見した人なんじゃないかなぁ。良く知らないですが。
まぁこまかな話は置いといて、けっこう面白い本でした。
しかし、いちばん面白かったのは、この大豆研究の基礎が、ごくごく普通の一般の主婦の人たちの募金がきっかけでWHOに認められて世界的な研究に発展したっていうところです。なんか「食事と健康って関係あるに決まってるわよ。そんな事も研究されてなかったの?それは主婦として許せないわ! プンプン」という主婦の憤りがこの研究を生み出したのではないか? と感じて面白かったです。ヒモつきではない研究をされたという事なんでしょうね。いやまぁ、実態はわからないけど。
-------------------------------
●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
この本は書評済み。
http://12917.diarynote.jp/200808291343590000/
必読の書なので、ぜひとも読んでください。
-------------------------------
●快適自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4007000476/503-1393334-5299133
ちょっと、いま、自転車が気になってるのです。
キチンとした、「走れる」自転車が欲しい。
そう思ったてので、前から勉強しなくちゃなぁと思ってたんですが、いったい誰の本を読めばいいのかがわからなかったわけです。
で、いろいろ人に話を聞くと、この疋田智さんの本が良いとは聞いてたんです。でも、なぜかきっかけがなくて読んでなかったんですね。
で、読まないままに「ま、とりあえずママチャリで通勤っちゅうのをしてみよう」と思って、この4月からやってたわけです。
詳しくは、
自転車ツーキニストになるまでの紆余曲折。
http://12917.diarynote.jp/200805231106010000/
を読んでいただくとして。
やってみると自転車通勤、かなり良いのですよ。たとえママチャリであっても。
でも、どうもママチャリだと距離が走れない。3㎞か、まぁせいぜい5㎞が限度なんじゃないの?というのがありまして。で、「良い自転車」「まっとうな自転車」を買いたくなってきたんですよ、私は。
で、たまたま、どこかのニュースサイトで、この「快適自転車ライフ」の著者の疋田智さんの記事が載っていて、そこのいろいろと自転車選びの基準とかがキチンと書かれてたんですね。
●エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/hikita/080729_bicycle/
この連載がかなり良いのです。「おお!これこそまさに私の求めていた情報!」と思った。
で、「自転車ツーキニスト」という言葉の生みの親という事もあり、前々から伝え聞いていたので、「やはりこの人の本から読むしかあるまい」と、この「快適自転車ライフ」を買って読んでみたわけであります。
いやー、素晴らしい。大正解でしたね。僕が知りたい事を、本当に丸々ていねいに書いてくださってるという感じ。
と言うことで、今は疋田さんのご著書にはまりまくり。連続して読んでおるのであります。来月の「読んだ本」では、疋田さんの本が数多く並ぶでありましょう。
で、この本において疋田さんは、「ママチャリまで含む自転車通勤」について書いておられるところが、とても好感が持てるのでありました。なんだかんだ言っても、日本においては自転車の入り口はママチャリになりがちですから。(でも実はママチャリこそが諸悪の根源という側面もあるのですが。そういう話は、またいずれ。これは多分絶対に書くでしょう。)
ちなみに表題の「快適自転車ライフ」は、本としてはおすすめしません。というのは、この本と同じ内容で、世の中の動きに合わせて、改訂して内容を修正、追加原稿もたっぷり入った、
大人の自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334783619/503-1393334-5299133
という本が気軽に買える文庫本で出ているからです。読むならこっちの方が絶対にお得。何にも知らないものだから、両方買ってしまったのであります。
自転車の話は、また書くことになるでしょう。はい。
-------------------------------
●ストップウォッチ勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4847017846/503-1393334-5299133
えー、今度また書きますけど、私、自分のモチベーションを高めるために、キッチンタイマーとストップウォッチを、よく使ってるわけなのですよ。
で、これがかなり効果が高いんですね。読書量を増やすとか、英語の練習をするとか、そういう時に、何かと効果的なんです。
で、この本はそういう話っぽいなと思って読んでみましたら、まぁ、その通りだったんですが、うーん、ただものすごくちゃっちいキッチンタイマーと記録用の手帳を付録に付けてるので、本の内容が薄い。
そこがかなり問題でしてねぇ。
これでは女性向け雑誌の付録の冊子という感じになってしまう。
いやまぁタレント本だし、そこまで期待しちゃいかんのでしょうが。
ともあれ、「ストップウォッチ勉強法」と、キチンと「やり方」の方に焦点を当ててるところは買います。理念だけを語っているのではないところはよろしい。
うーん。でもあんまりお薦めはしにくいなぁ。内容は良いのに、もったいないです。
で、そういう話とは別にキッチンタイマーによるモチベーションアップ、という手法は大変効果的です。それに加えてこの本でも書いている「記録する」というのもすごく効果は高い。なので、構造としては、かなり良い本になるはずだった存在、と言えるでしょうね。内容をビジネスマンにも使える物にアレンジするとか、いろいろ、もうちょっと暖めてから出せば良かったかも…だなぁ。
ひたすらもったいない本です。
-------------------------------
●脳を見える化する「思考ノート」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828414487/503-1393334-5299133
で、その記録するとか、文字化するという事を、もっと気軽の手軽にやりましょう!という事を書いてるのが、この本。
「もっと、ノートに書き込みしましょう。ノートを脳の補助装置として使いましょう!」という本です。僕としては大変お薦めの本。
これは良い本なので、また改めて書きたいと思います。
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●脳が教える!1つの習慣
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062144700/503-1393334-5299133
この本も、かなりの良書。
勉強でもダイエットでも、何でも良いのですが、何かを達成しようとして、やり始めて、それがキチンと継続して結果が出るところまで続けようと思うのなら、まず最初の一歩を小さく小さく取りなさい、という事が書かれた本です。
この本はお医者さんが書いた本でして、お医者さんが太っている人に運動が必要だと言う場合に、「一日に○○kcal減らす運動をしなければいけませんよ。」とか言ってもダメなのだ、という事なんですね。
「テレビでも見ながら足踏み運動からでも始めてください。」というのが良いと。
そんな運動、ダイエット効果なんかほとんどありません。ないのですが、実際にはこういうものすごく小さな一歩から始めた方が、継続性や効果・結果につながりやすい、という話なんです。
まぁ、これもここでけっこう何度も書いてますけど、まず「最初の一歩を小さく」なんですね。それが達成感も味わえるし、自分の心の内面に潜む「変わる事への抵抗感」も小さくしてくれるから良い、ということなんですね。
これもまた、とても良い本で、得るところがものすごく多かったので、改めて書評を書きたいです。(書けるかなぁ。どうも良い本ほど書評を書いてない気がする。)
-------------------------------
●エリートセックス
ごぞんじ!(かどうかは知りませんが)AV(アダルトビデオ)男優の加藤鷹さんが書かれた本。
やはり、どんな世界でも「第一人者」になった人は違うよなぁと思わされる内容でした。
一番感銘を受けたのは「AV女優は、なぜAV女優になったのか」というところの説明。これねぇ、AV業界にいてる人とか、風俗ライターというような人でも、みんな「お金のため」って答えるんですよ。
たとえば、「AV女優100人にアンケート調査!」とかやって質問すると「87%が『お金のため』でした! やっぱりね。」とか書いてるわけです。まぁ僕なんかもそういう答えを見て「やっぱりね。」とか思うクチだったわけですが、やはりさすがというか鷹さんは違う。
「そんなもん、ひとりひとり理由は違うよ。」って事でした。AV女優さんたちがAV女優になった理由は、語り出すとものすごく大変なわけです。それこそ前に書いたゲーテの「幸せな家庭は一様に同じだが、不幸な家族はそれぞれに個性的だ」という話と一緒なようです。
ここでも何度も書いてますけど、やっぱりアダルトチルドレンなんですなぁ。親子関係とか、そういうのが心の内面で複雑化してしまってるわけです。だから「なぜAV女優になったのか」を語り出したら、とても大変で、そんな事をいちいちじっくり聞いてくれる人も少ないから(鷹さんは、本番前に彼女たちとじっくり話しをするのだそうですが)とりあえず誰でも納得しやすい「お金のため」とだけ答えることが多いと。そういう事なんですね。
ああああ、そういう事だったのか! って思いますわね。そら、アンケートの小さな解答スペースには書ききれませんわねぇ。そら「お金のため」って書くのが一番ラクだわなぁ。そうかぁ、そういう事だったのかと改めて納得でありました。
いや、実際、おそらく風俗関係に進んでる人(男女問わず)は、アダルトチルドレンの人は多いだろうなぁとつくづく思うのでありますよ。いやほんと。
加藤鷹さんは、そんなアダルトチルドレンの知識なんか全然持ってないけど、もう、言ってることは完全にACの話で、しかも! そのACへの対処の仕方までキチンと実践の中から見つけてるという感じです。
まぁ、すごい人はすごいと。そういう事ですね。はい。
僕としては先月読んだ、「人生は勉強より『世渡り力』だ」の世界に冠たる「痛くない注射針」を作った技術者、岡野雅行さんと同等の「トップの人」の匂いを感じました。
トップに立つ人は同じ匂いがあるなぁって感じ。
この二人を対談させても面白いだろうにとか考えてしまった。
通じるところはきっとあるはずやけどなぁ。うーむ。
ま、今月はこんなところでした。
8月に読んだのは、10冊。
●効率10倍 新・知的生産の方法
●任天堂Wiiのすごい発想
●110歳まで生きられる 脳と心で楽しむ食生活
●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
●快適自転車ライフ
●ストップウォッチ勉強法
●脳を見える化する「思考ノート」
●脳が教える!1つの習慣
●エリートセックス
以下順に簡単に説明など。
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●効率10倍 新・知的生産の方法
書評済み。
「月10冊と50冊の差」
http://12917.diarynote.jp/200808081252550000/
を参照ください。
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●任天堂Wiiのすごい発想
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4827204187/503-1393334-5299133
ゲーム業界の内実紹介本。プレステが登場した前後は、この手の「ゲーム業界裏情報紹介ビジネス本」がたくさん出てましたねぇ。よく読んだものです。ずいぶん久しぶりに出てきたなぁって感じ。
Wiiの話ばかりかと思ったら、そうではなくて、この10年くらいのゲーム業界の大きな流れをざっくり紹介してる本で、まぁ知ってる事もかなり多かったので1日でサラリと読めました。
ゲーム業界の事をあまり知らない人にはお勧めですかね。
なんちゅうか、ゲームはするけどビジネス的な裏の話を全然わかってないゲームファンとかいてるから、そういう人は読んだ方がいいかも。
やっぱ単純に、スーファミ時代の任天堂は、あまりに殿様商売しすぎてたよねぇって思う。本当に。ちょっと引用してみましょう。
(引用開始)--------------------------
まず、ソフトメーカーに莫大な資金が必要だった。カートリッジ方式だったが、ソフトを焼き込む基板代とロイヤリティで2400円が任天堂の取り分となっていたという。6千円程度のソフトでこれだからソフトメーカーは厳しい。しかも前払い。しかも全量買い取り。しかもソフトメーカーが広告宣伝費や流通経費営業費も全て自前で負担しなければならない。任天堂は何もしない。
(引用終了)-------------------------
という事でしたからねぇ。だからカートリッジ方式はダメだっちゅうことで、CDで焼くプレステが出てきて成功したわけです。そら成功するよ。ねぇ。落語の「はてなの茶碗」のセリフ、「京都の人間はえげつないとは聞いてたけど、あまりに口銭(こうせん)のとりようが…。」という奴ですわなぁ。もうまるで落語のセリフそのままでんがな。
ま、このあたり、社長が岩田さんになってから随分変わったそうです。DSはいまだにカートリッジ方式だし、携帯ゲームはやはりカートリッジ方式が正しいと僕は思うのですが、さすがに家庭用ゲーム機のWiiの方はディスク方式に変わりました。基板代が多分何十分の一以下になってるだろうと想像されます。
でも、長い間、このソフトハウスに優しい、ディスク方式に移行ができなかったんよなぁ、任天堂は。そらボロ儲けしすぎてたら、簡単にはディスクには移行できまへんわなぁ。事業の収益構造そのものの変革をせなアカンわけですから。そら、ニンテンドー64が失敗するのも当たり前でおます。当然。
ともあれ、それでも任天堂は復活しました。その過ちから復活するまでをざっくり描いてるし、どこかに荷担した書き方ではなく客観的に描いてもいてるので、なかなか面白いです。ゲーム業界に興味のある方でしたらどうぞ。
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●110歳まで生きられる!脳と心で楽しむ食生活
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/414088231X/503-1393334-5299133
著者の家森幸男さんという方は、世界中の長寿な地域の人たちの食事を研究して、食事と病気との関連を研究されてる方です。カスピ海ヨーグルトを日本に持ち込んだ人でもあるらしい。その方の書かれた食事と健康に関する書籍です。
その研究対象は、例のグルジア(実は長寿国として大変有名なのです。)から、マサイの戦士たちまで、実にワールドワイドです。中国の山奥の村まで調査にでかけておられますね。
その調査の方法も、科学的な定量性を確保するために、尿と血液を定量採って持ち帰り分析するという手法でありまして、「24時間の尿採取」をするために、専用の「しびん」を開発してるのがスゴイというか笑えると言うかですな。
ただまぁ、長寿と言いながらも、家森さんの研究対象は、日本人の死亡原因のうちかなりの率を占めている脳卒中の予防というところに限られているというか、「脳卒中の予防」を大前提とした研究なんだというのは、ちょっと頭に入れておかないといけません。
で、そういう大きなところでさっ引いて読んでみるに、まぁ塩分は取りすぎないように、というのが一つ大切な事で、もう一つは大豆のイソフラボンは、やはり、かなり健康に効果が高いらしいという事がわかりますね。
この方は、大豆イソフラボンの研究でも第一人者のようで、そのものずばり「大豆イソフラボン」という本も出しておられるようです。大豆イソフラボンがすごいというのを発見した人なんじゃないかなぁ。良く知らないですが。
まぁこまかな話は置いといて、けっこう面白い本でした。
しかし、いちばん面白かったのは、この大豆研究の基礎が、ごくごく普通の一般の主婦の人たちの募金がきっかけでWHOに認められて世界的な研究に発展したっていうところです。なんか「食事と健康って関係あるに決まってるわよ。そんな事も研究されてなかったの?それは主婦として許せないわ! プンプン」という主婦の憤りがこの研究を生み出したのではないか? と感じて面白かったです。ヒモつきではない研究をされたという事なんでしょうね。いやまぁ、実態はわからないけど。
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●ワーキングプア 日本を蝕む病
●ワーキングプア 解決への道
この本は書評済み。
http://12917.diarynote.jp/200808291343590000/
必読の書なので、ぜひとも読んでください。
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●快適自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4007000476/503-1393334-5299133
ちょっと、いま、自転車が気になってるのです。
キチンとした、「走れる」自転車が欲しい。
そう思ったてので、前から勉強しなくちゃなぁと思ってたんですが、いったい誰の本を読めばいいのかがわからなかったわけです。
で、いろいろ人に話を聞くと、この疋田智さんの本が良いとは聞いてたんです。でも、なぜかきっかけがなくて読んでなかったんですね。
で、読まないままに「ま、とりあえずママチャリで通勤っちゅうのをしてみよう」と思って、この4月からやってたわけです。
詳しくは、
自転車ツーキニストになるまでの紆余曲折。
http://12917.diarynote.jp/200805231106010000/
を読んでいただくとして。
やってみると自転車通勤、かなり良いのですよ。たとえママチャリであっても。
でも、どうもママチャリだと距離が走れない。3㎞か、まぁせいぜい5㎞が限度なんじゃないの?というのがありまして。で、「良い自転車」「まっとうな自転車」を買いたくなってきたんですよ、私は。
で、たまたま、どこかのニュースサイトで、この「快適自転車ライフ」の著者の疋田智さんの記事が載っていて、そこのいろいろと自転車選びの基準とかがキチンと書かれてたんですね。
●エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/hikita/080729_bicycle/
この連載がかなり良いのです。「おお!これこそまさに私の求めていた情報!」と思った。
で、「自転車ツーキニスト」という言葉の生みの親という事もあり、前々から伝え聞いていたので、「やはりこの人の本から読むしかあるまい」と、この「快適自転車ライフ」を買って読んでみたわけであります。
いやー、素晴らしい。大正解でしたね。僕が知りたい事を、本当に丸々ていねいに書いてくださってるという感じ。
と言うことで、今は疋田さんのご著書にはまりまくり。連続して読んでおるのであります。来月の「読んだ本」では、疋田さんの本が数多く並ぶでありましょう。
で、この本において疋田さんは、「ママチャリまで含む自転車通勤」について書いておられるところが、とても好感が持てるのでありました。なんだかんだ言っても、日本においては自転車の入り口はママチャリになりがちですから。(でも実はママチャリこそが諸悪の根源という側面もあるのですが。そういう話は、またいずれ。これは多分絶対に書くでしょう。)
ちなみに表題の「快適自転車ライフ」は、本としてはおすすめしません。というのは、この本と同じ内容で、世の中の動きに合わせて、改訂して内容を修正、追加原稿もたっぷり入った、
大人の自転車ライフ
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4334783619/503-1393334-5299133
という本が気軽に買える文庫本で出ているからです。読むならこっちの方が絶対にお得。何にも知らないものだから、両方買ってしまったのであります。
自転車の話は、また書くことになるでしょう。はい。
-------------------------------
●ストップウォッチ勉強法
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4847017846/503-1393334-5299133
えー、今度また書きますけど、私、自分のモチベーションを高めるために、キッチンタイマーとストップウォッチを、よく使ってるわけなのですよ。
で、これがかなり効果が高いんですね。読書量を増やすとか、英語の練習をするとか、そういう時に、何かと効果的なんです。
で、この本はそういう話っぽいなと思って読んでみましたら、まぁ、その通りだったんですが、うーん、ただものすごくちゃっちいキッチンタイマーと記録用の手帳を付録に付けてるので、本の内容が薄い。
そこがかなり問題でしてねぇ。
これでは女性向け雑誌の付録の冊子という感じになってしまう。
いやまぁタレント本だし、そこまで期待しちゃいかんのでしょうが。
ともあれ、「ストップウォッチ勉強法」と、キチンと「やり方」の方に焦点を当ててるところは買います。理念だけを語っているのではないところはよろしい。
うーん。でもあんまりお薦めはしにくいなぁ。内容は良いのに、もったいないです。
で、そういう話とは別にキッチンタイマーによるモチベーションアップ、という手法は大変効果的です。それに加えてこの本でも書いている「記録する」というのもすごく効果は高い。なので、構造としては、かなり良い本になるはずだった存在、と言えるでしょうね。内容をビジネスマンにも使える物にアレンジするとか、いろいろ、もうちょっと暖めてから出せば良かったかも…だなぁ。
ひたすらもったいない本です。
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●脳を見える化する「思考ノート」
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4828414487/503-1393334-5299133
で、その記録するとか、文字化するという事を、もっと気軽の手軽にやりましょう!という事を書いてるのが、この本。
「もっと、ノートに書き込みしましょう。ノートを脳の補助装置として使いましょう!」という本です。僕としては大変お薦めの本。
これは良い本なので、また改めて書きたいと思います。
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●脳が教える!1つの習慣
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4062144700/503-1393334-5299133
この本も、かなりの良書。
勉強でもダイエットでも、何でも良いのですが、何かを達成しようとして、やり始めて、それがキチンと継続して結果が出るところまで続けようと思うのなら、まず最初の一歩を小さく小さく取りなさい、という事が書かれた本です。
この本はお医者さんが書いた本でして、お医者さんが太っている人に運動が必要だと言う場合に、「一日に○○kcal減らす運動をしなければいけませんよ。」とか言ってもダメなのだ、という事なんですね。
「テレビでも見ながら足踏み運動からでも始めてください。」というのが良いと。
そんな運動、ダイエット効果なんかほとんどありません。ないのですが、実際にはこういうものすごく小さな一歩から始めた方が、継続性や効果・結果につながりやすい、という話なんです。
まぁ、これもここでけっこう何度も書いてますけど、まず「最初の一歩を小さく」なんですね。それが達成感も味わえるし、自分の心の内面に潜む「変わる事への抵抗感」も小さくしてくれるから良い、ということなんですね。
これもまた、とても良い本で、得るところがものすごく多かったので、改めて書評を書きたいです。(書けるかなぁ。どうも良い本ほど書評を書いてない気がする。)
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●エリートセックス
ごぞんじ!(かどうかは知りませんが)AV(アダルトビデオ)男優の加藤鷹さんが書かれた本。
やはり、どんな世界でも「第一人者」になった人は違うよなぁと思わされる内容でした。
一番感銘を受けたのは「AV女優は、なぜAV女優になったのか」というところの説明。これねぇ、AV業界にいてる人とか、風俗ライターというような人でも、みんな「お金のため」って答えるんですよ。
たとえば、「AV女優100人にアンケート調査!」とかやって質問すると「87%が『お金のため』でした! やっぱりね。」とか書いてるわけです。まぁ僕なんかもそういう答えを見て「やっぱりね。」とか思うクチだったわけですが、やはりさすがというか鷹さんは違う。
「そんなもん、ひとりひとり理由は違うよ。」って事でした。AV女優さんたちがAV女優になった理由は、語り出すとものすごく大変なわけです。それこそ前に書いたゲーテの「幸せな家庭は一様に同じだが、不幸な家族はそれぞれに個性的だ」という話と一緒なようです。
ここでも何度も書いてますけど、やっぱりアダルトチルドレンなんですなぁ。親子関係とか、そういうのが心の内面で複雑化してしまってるわけです。だから「なぜAV女優になったのか」を語り出したら、とても大変で、そんな事をいちいちじっくり聞いてくれる人も少ないから(鷹さんは、本番前に彼女たちとじっくり話しをするのだそうですが)とりあえず誰でも納得しやすい「お金のため」とだけ答えることが多いと。そういう事なんですね。
ああああ、そういう事だったのか! って思いますわね。そら、アンケートの小さな解答スペースには書ききれませんわねぇ。そら「お金のため」って書くのが一番ラクだわなぁ。そうかぁ、そういう事だったのかと改めて納得でありました。
いや、実際、おそらく風俗関係に進んでる人(男女問わず)は、アダルトチルドレンの人は多いだろうなぁとつくづく思うのでありますよ。いやほんと。
加藤鷹さんは、そんなアダルトチルドレンの知識なんか全然持ってないけど、もう、言ってることは完全にACの話で、しかも! そのACへの対処の仕方までキチンと実践の中から見つけてるという感じです。
まぁ、すごい人はすごいと。そういう事ですね。はい。
僕としては先月読んだ、「人生は勉強より『世渡り力』だ」の世界に冠たる「痛くない注射針」を作った技術者、岡野雅行さんと同等の「トップの人」の匂いを感じました。
トップに立つ人は同じ匂いがあるなぁって感じ。
この二人を対談させても面白いだろうにとか考えてしまった。
通じるところはきっとあるはずやけどなぁ。うーむ。
ま、今月はこんなところでした。
虹の彼方にウクレレバージョン
2008年9月15日 動画いろいろ「だいありのーと」を触ってたら、YouTubeもそのまま取り込めるようになってるではないですか。
おもしろいので、ちょっと試しにやってみました。
動画は私のヘタッピなウクレレ演奏動画です。
「だいあり」の今回のリニューアルは、基本的には良い感じだなぁと、僕は思ってるんですが、どうでしょ? まぁちょっと世間一般のブログ風になったので、個性はなくなってきたかな?と思うんですが、足跡とか秘密日記とか、コミュニケーション要素は過不足なく取り込んでいてバランスは良いかなぁと思うんですが。
ま、そんなことで。
おもしろいので、ちょっと試しにやってみました。
動画は私のヘタッピなウクレレ演奏動画です。
「だいあり」の今回のリニューアルは、基本的には良い感じだなぁと、僕は思ってるんですが、どうでしょ? まぁちょっと世間一般のブログ風になったので、個性はなくなってきたかな?と思うんですが、足跡とか秘密日記とか、コミュニケーション要素は過不足なく取り込んでいてバランスは良いかなぁと思うんですが。
ま、そんなことで。
都市のクルマは不要品だなぁ。
2008年9月16日 日常 コメント (1)ちょっと、このところ自転車、それもスポーツ自転車っちゅうか、そういうのが欲しくて、自転車関係の本をちょこちょこ読みあさってるんですが、そういう中から分ってきたことは、
都市で車に乗ってる奴はバカだ。
という事でしたねぇ。
う~ん、他に言いようがない。
特に石油の無駄遣いという観点からはどうしようもなくダメダメだねぇ。レジ袋の削減とかエコバッグとか言う前に、「クルマから降りよ、自転車に乗れ」なんだねぇ。
いやほんとに。
これからは
都市部でクルマに乗ることは恥ずかしいこと。
にならざるを得ないんだろうなぁって思います。
なんちゅうかね、都市部ってのは、信号機があるわけですよ。で、これは高速道路みたいに信号なしにするわけにはいかないわけですわね。ということは必然的にストップアンドゴーを繰り返すことになるわけです。なので、都市部でのクルマの速度なんて平均で25㎞くらいなんだってさ。
いや、実は、渋滞がなければもうちょっとは速いんだろうとは思うのですが、渋滞してるから。いろんなところで。そういう事を考えると、まぁ25㎞なんだってさ。
でね、「なんで渋滞してるの?」っちゅうと、これが「クルマが多いから」だもの。原因はクルマ自身なわけですから。そら、まずクルマの数を減らすことが、クルマの性能を活かすためにも必要って事な訳です。
で、しかも、都市部での乗車率っていうのは、平均1.5人なんだってさ。これにバスが入ってるのかどうかは知らないけど、まぁバスは入ってない数字でしょうな。タクシーは入ってると思う。
1.5人だよ? でも、これ、都市部としてはまだ多い方らしい。ドイツかどこかだと1.2人とかね、そんなことらしいです。
まぁなんちゅうか、書類一枚届けるのにクルマに乗ってるアホウばっかりってことですわな。
いやー、まずそれを削減しなけりゃイカンですよ。
約二年ほど前に、大阪の市内の下町も下町っていうような場所に18年ぶりくらいで引っ越したんですがね、路地っちゅうか、通りの雰囲気が、なんかすごく変わってるわけです。家が新築でたくさん建ってるんですな。
それが新築のほとんどが3階建てで、一階が車庫付きなわけですよ。
これがね。
どうも好きじゃない。
見るだけで醜い。醜悪なんだよなぁ、すごく。
何が醜悪かというと、玄関という家の顔がクルマという「機械」に占領されていて、どうにも人の暮らしている、イキイキとした印象が生まれないわけです。なんか狭っくるしい感じがする。「クルマさま」に土地の相当部分を明け渡して、人間さまがその横を申し訳なさそうに入っていくというイメージがすごく強いんですよ。なんかイビツな気がする。
で、クルマがそうやってデカイ面をさらすとね、下町特有の「路地の植木」というのを置く場所が無くなっちゃうんです。だから、昔と比べると、すごく殺風景なんだよなぁ、これが。
あれはイカンって思うんですよ。なんか根本的な事が大きく間違ってるって思う。
たしかに、大型のホームセンターとかが市内に出来ていて、それこそクルマがあれば、かなりの生活雑貨はそこで調達できるし便利は便利だろうって思うんですよ。でも、それって本当に幸せ?なんか違う気がする。
和歌山の田舎へ通うこと2年、暮らすこと半年という期間を経て、田舎の生活にとってクルマがなければどうしようもないっていう事が嫌でもわかったわけなんですが、それって、僕はやっぱり「仕方なく」することだと思うのですよ。本質的には「貧しい暮らし」だと思う。
徒歩と公共交通(電車・地下鉄・路面電車・バス・タクシー)が充実していて、お年寄りから子供まで移動の自由がキチンと担保されているっていうのが、まず「都会の重要要件」だと思うのですよね。そこに「自家用車」っていうチョイスが本当に必要なのか? って事です。
イラん!そんなものは必要ない!
のですよ。
ちゅうのはね、自転車とクルマの投影面積比を考えたら分るんです。自転車って、クルマのなんと7分の一の面積しか必要ないんですよ。知ってました? 奥さん!
で、その面積で1/7という自転車(ただしスポーツ自転車ね。ママチャリじゃダメ。)の平均時速はっていうと、交通法規を遵守して20㎞~25㎞なんだってさ。なんと渋滞を含む、都市部の車の移動速度とほぼ同等なんですな。
しかも! です。
たとえば書類一枚を届けるのなら、クルマだと駐車場確保のために、かなりの時間ロスが生まれるわけですよ。で、都市部の「お客さま用駐車場」の完備されてないビルなんかに出向く時なんてのは、近くのコインパークに止めて、そこからえっちらおっちら歩く! 歩く! 歩く!
でも自転車なら、ビルの前に駐輪して、サッと上に上がっていけばオーケーなんですよね。
(ここで、「それは違法駐輪なんじゃないのか? 景観上問題があるんじゃないか?」とか考えた人は、間違ってないけど、世界の大きな流れには取り残されてる人なので、そのことについては考えるな。無知なまま考えても意味はない。)
だから実は、メッセンジャー(都市部で自転車便をやっているニイチャンたち)は「都市部では自転車が最速っすよ。断言します。」と言うのだそうです。
僕は乗ってないからなんとも言えないんですけどね。でも、事実みたいよ。クルマは現実問題、「遅い乗り物」なんだってさ。
で、もっと恐ろしいことを言うなら、クルマって図体がデカイから、制動距離が長いんですよね。わかりますか?制動距離。 ようするに車間距離のことです。ブレーキを踏んでから止るまでの距離。同じ25㎞で走っていても、クルマだと
余分に空間が必要。
なんですよね。つまり、駐車スペース(自宅;会社)+制動距離 を考えると、都市の「空間コスト」が恐ろしく大きい。って事な訳です。
ようするに、遅いは、空間はムダに食うわで、完全に、
柄がデカイだけのバカ。
なんですよ。
そんなものに乗っていて「ああ、道が混んでるな。」もないものなんですよ。「お前がクルマに乗ってるから道が混むんじゃ、ボケ! 用もないのに乗るな!マヌケ。さっさとクルマから降りろ!」ちゅうことですわ。
で、ガソリンは燃やし倒し。で、その実、自転車より低機能。遅い。
だから、どう考えても、都市部でのクルマ利用(自家用車)っていうのは、ムダの極みなんですよ。
もちろん、お年寄りのドアトウドアの移動(介護とかね)とかにはクルマが最適なので、そういう部分にはクルマを利用すればいいんですけどね。でも、そういう「必要なところにクルマを使う」にしても、いまの個人所有の自家用車の多さではクルマのメリット自体が生きてこない。
ようはクルマが増えすぎってことなんですよね。
ちゅうことで、今後10年か20年かはわかりませんが、おそらく少なくとも都市部の道路の2車線中1車線は「自転車専用レーン」になっていくだろうと思われます。
なんかとんでもない夢想社会のように聞こえるかもしれないんですが、この2週間くらい、いろいろ読んでいくと、最終的にそういう結論にしかならないのよなぁ。ほんまに。
どう考えても、
個人所有の車が多すぎる。
というところにしか、原因を見つけられないんだもの。いまの状況が異常なんですよ。
実は、すでに道路交通法が昨年の6月から一部変わりまして、「自転車の車道走行の原則」が徹底されはじめております。
都市交通っていうのを考えれば、そうならざるを得ないのですよ。
考えてもみてくださいまし。誰かがクルマから降りて自転車に乗る。たったそれだけの事で、道路の利用可能空間が7倍広がるって事なんですから。自家用車に勝ち目はまったくなしなんです。ちゅうか、クルマの本来の性能を出すためにも、書類一枚のためにクルマに乗ってる人間はクルマから降りなきゃダメって事ですな。
それに加えて、環境、メタボ、高齢化、などなどの問題を総合的に見ていくと、そこにしか道がないって事になるのですなぁ。
いやホンマに。
他に選択肢、ないもん。
このままクルマが増えても、メリットまったくなしなんよなぁ。ほんとに。
自家用車をお持ちの方。ちょっと真剣にお悩みくだされ。
都市で車に乗ってる奴はバカだ。
という事でしたねぇ。
う~ん、他に言いようがない。
特に石油の無駄遣いという観点からはどうしようもなくダメダメだねぇ。レジ袋の削減とかエコバッグとか言う前に、「クルマから降りよ、自転車に乗れ」なんだねぇ。
いやほんとに。
これからは
都市部でクルマに乗ることは恥ずかしいこと。
にならざるを得ないんだろうなぁって思います。
なんちゅうかね、都市部ってのは、信号機があるわけですよ。で、これは高速道路みたいに信号なしにするわけにはいかないわけですわね。ということは必然的にストップアンドゴーを繰り返すことになるわけです。なので、都市部でのクルマの速度なんて平均で25㎞くらいなんだってさ。
いや、実は、渋滞がなければもうちょっとは速いんだろうとは思うのですが、渋滞してるから。いろんなところで。そういう事を考えると、まぁ25㎞なんだってさ。
でね、「なんで渋滞してるの?」っちゅうと、これが「クルマが多いから」だもの。原因はクルマ自身なわけですから。そら、まずクルマの数を減らすことが、クルマの性能を活かすためにも必要って事な訳です。
で、しかも、都市部での乗車率っていうのは、平均1.5人なんだってさ。これにバスが入ってるのかどうかは知らないけど、まぁバスは入ってない数字でしょうな。タクシーは入ってると思う。
1.5人だよ? でも、これ、都市部としてはまだ多い方らしい。ドイツかどこかだと1.2人とかね、そんなことらしいです。
まぁなんちゅうか、書類一枚届けるのにクルマに乗ってるアホウばっかりってことですわな。
いやー、まずそれを削減しなけりゃイカンですよ。
約二年ほど前に、大阪の市内の下町も下町っていうような場所に18年ぶりくらいで引っ越したんですがね、路地っちゅうか、通りの雰囲気が、なんかすごく変わってるわけです。家が新築でたくさん建ってるんですな。
それが新築のほとんどが3階建てで、一階が車庫付きなわけですよ。
これがね。
どうも好きじゃない。
見るだけで醜い。醜悪なんだよなぁ、すごく。
何が醜悪かというと、玄関という家の顔がクルマという「機械」に占領されていて、どうにも人の暮らしている、イキイキとした印象が生まれないわけです。なんか狭っくるしい感じがする。「クルマさま」に土地の相当部分を明け渡して、人間さまがその横を申し訳なさそうに入っていくというイメージがすごく強いんですよ。なんかイビツな気がする。
で、クルマがそうやってデカイ面をさらすとね、下町特有の「路地の植木」というのを置く場所が無くなっちゃうんです。だから、昔と比べると、すごく殺風景なんだよなぁ、これが。
あれはイカンって思うんですよ。なんか根本的な事が大きく間違ってるって思う。
たしかに、大型のホームセンターとかが市内に出来ていて、それこそクルマがあれば、かなりの生活雑貨はそこで調達できるし便利は便利だろうって思うんですよ。でも、それって本当に幸せ?なんか違う気がする。
和歌山の田舎へ通うこと2年、暮らすこと半年という期間を経て、田舎の生活にとってクルマがなければどうしようもないっていう事が嫌でもわかったわけなんですが、それって、僕はやっぱり「仕方なく」することだと思うのですよ。本質的には「貧しい暮らし」だと思う。
徒歩と公共交通(電車・地下鉄・路面電車・バス・タクシー)が充実していて、お年寄りから子供まで移動の自由がキチンと担保されているっていうのが、まず「都会の重要要件」だと思うのですよね。そこに「自家用車」っていうチョイスが本当に必要なのか? って事です。
イラん!そんなものは必要ない!
のですよ。
ちゅうのはね、自転車とクルマの投影面積比を考えたら分るんです。自転車って、クルマのなんと7分の一の面積しか必要ないんですよ。知ってました? 奥さん!
で、その面積で1/7という自転車(ただしスポーツ自転車ね。ママチャリじゃダメ。)の平均時速はっていうと、交通法規を遵守して20㎞~25㎞なんだってさ。なんと渋滞を含む、都市部の車の移動速度とほぼ同等なんですな。
しかも! です。
たとえば書類一枚を届けるのなら、クルマだと駐車場確保のために、かなりの時間ロスが生まれるわけですよ。で、都市部の「お客さま用駐車場」の完備されてないビルなんかに出向く時なんてのは、近くのコインパークに止めて、そこからえっちらおっちら歩く! 歩く! 歩く!
でも自転車なら、ビルの前に駐輪して、サッと上に上がっていけばオーケーなんですよね。
(ここで、「それは違法駐輪なんじゃないのか? 景観上問題があるんじゃないか?」とか考えた人は、間違ってないけど、世界の大きな流れには取り残されてる人なので、そのことについては考えるな。無知なまま考えても意味はない。)
だから実は、メッセンジャー(都市部で自転車便をやっているニイチャンたち)は「都市部では自転車が最速っすよ。断言します。」と言うのだそうです。
僕は乗ってないからなんとも言えないんですけどね。でも、事実みたいよ。クルマは現実問題、「遅い乗り物」なんだってさ。
で、もっと恐ろしいことを言うなら、クルマって図体がデカイから、制動距離が長いんですよね。わかりますか?制動距離。 ようするに車間距離のことです。ブレーキを踏んでから止るまでの距離。同じ25㎞で走っていても、クルマだと
余分に空間が必要。
なんですよね。つまり、駐車スペース(自宅;会社)+制動距離 を考えると、都市の「空間コスト」が恐ろしく大きい。って事な訳です。
ようするに、遅いは、空間はムダに食うわで、完全に、
柄がデカイだけのバカ。
なんですよ。
そんなものに乗っていて「ああ、道が混んでるな。」もないものなんですよ。「お前がクルマに乗ってるから道が混むんじゃ、ボケ! 用もないのに乗るな!マヌケ。さっさとクルマから降りろ!」ちゅうことですわ。
で、ガソリンは燃やし倒し。で、その実、自転車より低機能。遅い。
だから、どう考えても、都市部でのクルマ利用(自家用車)っていうのは、ムダの極みなんですよ。
もちろん、お年寄りのドアトウドアの移動(介護とかね)とかにはクルマが最適なので、そういう部分にはクルマを利用すればいいんですけどね。でも、そういう「必要なところにクルマを使う」にしても、いまの個人所有の自家用車の多さではクルマのメリット自体が生きてこない。
ようはクルマが増えすぎってことなんですよね。
ちゅうことで、今後10年か20年かはわかりませんが、おそらく少なくとも都市部の道路の2車線中1車線は「自転車専用レーン」になっていくだろうと思われます。
なんかとんでもない夢想社会のように聞こえるかもしれないんですが、この2週間くらい、いろいろ読んでいくと、最終的にそういう結論にしかならないのよなぁ。ほんまに。
どう考えても、
個人所有の車が多すぎる。
というところにしか、原因を見つけられないんだもの。いまの状況が異常なんですよ。
実は、すでに道路交通法が昨年の6月から一部変わりまして、「自転車の車道走行の原則」が徹底されはじめております。
都市交通っていうのを考えれば、そうならざるを得ないのですよ。
考えてもみてくださいまし。誰かがクルマから降りて自転車に乗る。たったそれだけの事で、道路の利用可能空間が7倍広がるって事なんですから。自家用車に勝ち目はまったくなしなんです。ちゅうか、クルマの本来の性能を出すためにも、書類一枚のためにクルマに乗ってる人間はクルマから降りなきゃダメって事ですな。
それに加えて、環境、メタボ、高齢化、などなどの問題を総合的に見ていくと、そこにしか道がないって事になるのですなぁ。
いやホンマに。
他に選択肢、ないもん。
このままクルマが増えても、メリットまったくなしなんよなぁ。ほんとに。
自家用車をお持ちの方。ちょっと真剣にお悩みくだされ。
世界恐慌なんですってば。
2008年9月17日 ■時事なんちゅうか、リーマン・ブラザーズの破たんがあってはじめて、日本のマスコミは、やっと世界経済に注目しだしたって感じですね。
もう、去年の8月のサブプライム問題の時から、世界はズルズルズルズルと、ずーっと恐慌状態へと大突入してたっていうのに、日本のマスコミは、全然そういう事を書かない。
なんなんだ? これは。
9月の1日に福田さんが辞めた時に「いまは世界恐慌で、もっとひどくなるから、福田はやめたんじゃないか?」と書きましたけど、もう見えてた事ですから。世界を見てれば。
でも、日本のマスコミは全然そういう事を書かない。
ある程度、ワールドワイドな仕事をしている会社の人なら、(とくに経営陣でしょうが)そう言うことは見えてたはずなんですが。
なのに、この世界的難局に自民総裁が小池百合子とかありえないでしょう。地方の自民党員にも世界を相手に商売してる人は山ほどいてるんだから、いまの面子なら麻生しかないよ。でも多分勝てないよなぁ、自民党。小沢さんを首相にして、全国民が一致団結するしかないって。現状。そういう事だと思う。
本当は自民党でも民主党でも、さして大きな変革はできないのかも知れないんだけど、それでもまだ、小沢さんの方が世界に対して粘ってくれるからねぇ。「スジ論」の人だから、あの人。スジが通ってるかどうかで粘るから。
でもまぁ、こういう事を書いてるのも、ずっと副島隆彦氏の「学問道場」を覗いてたからなんですよねぇ。
あの人はすごいわ。副島さん。
前にこの「ひとよみにっき」で、副島さんのご著書を紹介した日記を書きました。
●やがてアメリカ発の大恐慌が襲いくる
http://diarynote.jp/d/12917/20040402.html
これが4年前です。
で、この本こそ、まさにアメリカのサブプライムローンの破綻から、アメリカ発の大恐慌が起きると「予言」してた本なんですよ。アメリカの好景気が住宅ローンをきっかけに崩れて、それが発端で世界恐慌になるとはっきり書いてあったんですよ。まぁ「サブプライムローン」とまでは明記されてなかったし、「2年くらいで来る!」と書いておられたのが、もう二年ずれちゃったわけですが。そんな事は些末なことで。
で、この本、他の副島さんの本は、僕はあまり紹介しなかったけど、この本に関してだけは「安心して紹介できます」と太鼓判を押して紹介しました。実にその破綻へのシナリオがストンと胸落ちする内容だったからなんですが。
でも、見てごらんなさい。
もうまったくその通りじゃないですか。
いろんな本を乱読してるとね、本当に正しい事が書いてあるかどうかとか、けっこう読み取れるんですよ。そういう事なんです。だから本は読まないといけない。読んでないと、そういうのがわからないんです。チマチマした話にだまされる。
まぁ、日本の国民は小泉にだまされてしまったクチなので、しょうがねぇなぁとしか言いようがないんですが。
副島さんは、実に恐ろしい人で、アメリカ大統領選挙の予想も、ずっと当て続けてるんですよね。ダテに「アメリカ政治評論が本業」とは言ってないって事です。ブッシュの当選も、再選も、投票が始まる半年から1年前に「ブッシュで決まりだ」とか「ブッシュの再選で決まりだ。他はない。」と断言して、で、その結果が出るまで一切ブレませんでした。すごいね、どうも。
で、さて次の米大統領ですが、副島さんは、2007年の春ごろから、つまり去年の春だよ、今年の春じゃないよ、1年以上前から「オバマだ。こいつで決まりだ。」と断言されていました。
「は?オバマ? 誰それ?」って、私は首をかしげましたがね。
でもまぁ、もうオバマで決まりでしょう。
なんで、そんな事ができんの? って思うけど、副島さん、政治の裏の汚いお手盛りまで含めて読んではりますからな。いろんな状況を見てたら手に取るようにわかるんでしょう。
笑ってしまうのは、「こいつだ。こいつで次の大統領は決まりだ。」と思った理由です。なんと「バカみたいな顔してるから」ですよ。いやほんと。すんません、正確な引用してません。でも、そういう意味の事を言っておられた。で、そういう判断こそが実に優れてると思うのですよね。ようは、裏にいてる、巨大なる「金主」に上手に操られるだけの「中身の無さ」があると、読み切ったわけです。
困った人だ。ちゅうかすごい人だ。
で、副島さんは、もう何年も前からずーっと、「小沢一郎こそが日本国王なのである」と、これまた断言されてきたんですよねぇ。まぁ、その理由までは書かないけど、で、それもまた現実を見れば、さもありなん。この1年くらいは、まるで小沢国王に仕える従者福田という有様であったではないですか。
で、新聞の記事を見てたら、国民新党が民主党と一緒になるらしいのですよ。で、その大前提に、あの「郵政改革の見直し」が条件として入っていて、そこで合意したからというのがあるらしいんですよね。ああ、それはいいなぁって僕は思います。
大恐慌が来るんだよ? 郵貯の巨大資金くらい、外資に渡さずに国民の資産として握りしめておこうよ。これ、かなりの重要案件として検討して良いんじゃないか?リーマンすらぶっつぶれなんだからさぁ。こういう肝心のところで、オバマの金主にアッカンベーしてやろうよって僕は思うのだが、さてどうか?
ちゅうて、こういう物語を、あまり誰もちゃんと理解しようとしてくれないのが困りものなんですよねぇ。みんな国内マスコミしか見聞きしてないから。女性首相が誕生したら、とか、女性大統領が誕生したらとか、そういう「目くらまし」に振り回されてる。そんなん、勘のするどい女性をこそだまくらかそうとする、単なる撒き餌でんがな。食いついたらあきませんって。
はぁ。やれやれ。
しかし、さて、これから世界は、どうなりますことやら。
もう、去年の8月のサブプライム問題の時から、世界はズルズルズルズルと、ずーっと恐慌状態へと大突入してたっていうのに、日本のマスコミは、全然そういう事を書かない。
なんなんだ? これは。
9月の1日に福田さんが辞めた時に「いまは世界恐慌で、もっとひどくなるから、福田はやめたんじゃないか?」と書きましたけど、もう見えてた事ですから。世界を見てれば。
でも、日本のマスコミは全然そういう事を書かない。
ある程度、ワールドワイドな仕事をしている会社の人なら、(とくに経営陣でしょうが)そう言うことは見えてたはずなんですが。
なのに、この世界的難局に自民総裁が小池百合子とかありえないでしょう。地方の自民党員にも世界を相手に商売してる人は山ほどいてるんだから、いまの面子なら麻生しかないよ。でも多分勝てないよなぁ、自民党。小沢さんを首相にして、全国民が一致団結するしかないって。現状。そういう事だと思う。
本当は自民党でも民主党でも、さして大きな変革はできないのかも知れないんだけど、それでもまだ、小沢さんの方が世界に対して粘ってくれるからねぇ。「スジ論」の人だから、あの人。スジが通ってるかどうかで粘るから。
でもまぁ、こういう事を書いてるのも、ずっと副島隆彦氏の「学問道場」を覗いてたからなんですよねぇ。
あの人はすごいわ。副島さん。
前にこの「ひとよみにっき」で、副島さんのご著書を紹介した日記を書きました。
●やがてアメリカ発の大恐慌が襲いくる
http://diarynote.jp/d/12917/20040402.html
これが4年前です。
で、この本こそ、まさにアメリカのサブプライムローンの破綻から、アメリカ発の大恐慌が起きると「予言」してた本なんですよ。アメリカの好景気が住宅ローンをきっかけに崩れて、それが発端で世界恐慌になるとはっきり書いてあったんですよ。まぁ「サブプライムローン」とまでは明記されてなかったし、「2年くらいで来る!」と書いておられたのが、もう二年ずれちゃったわけですが。そんな事は些末なことで。
で、この本、他の副島さんの本は、僕はあまり紹介しなかったけど、この本に関してだけは「安心して紹介できます」と太鼓判を押して紹介しました。実にその破綻へのシナリオがストンと胸落ちする内容だったからなんですが。
でも、見てごらんなさい。
もうまったくその通りじゃないですか。
いろんな本を乱読してるとね、本当に正しい事が書いてあるかどうかとか、けっこう読み取れるんですよ。そういう事なんです。だから本は読まないといけない。読んでないと、そういうのがわからないんです。チマチマした話にだまされる。
まぁ、日本の国民は小泉にだまされてしまったクチなので、しょうがねぇなぁとしか言いようがないんですが。
副島さんは、実に恐ろしい人で、アメリカ大統領選挙の予想も、ずっと当て続けてるんですよね。ダテに「アメリカ政治評論が本業」とは言ってないって事です。ブッシュの当選も、再選も、投票が始まる半年から1年前に「ブッシュで決まりだ」とか「ブッシュの再選で決まりだ。他はない。」と断言して、で、その結果が出るまで一切ブレませんでした。すごいね、どうも。
で、さて次の米大統領ですが、副島さんは、2007年の春ごろから、つまり去年の春だよ、今年の春じゃないよ、1年以上前から「オバマだ。こいつで決まりだ。」と断言されていました。
「は?オバマ? 誰それ?」って、私は首をかしげましたがね。
でもまぁ、もうオバマで決まりでしょう。
なんで、そんな事ができんの? って思うけど、副島さん、政治の裏の汚いお手盛りまで含めて読んではりますからな。いろんな状況を見てたら手に取るようにわかるんでしょう。
笑ってしまうのは、「こいつだ。こいつで次の大統領は決まりだ。」と思った理由です。なんと「バカみたいな顔してるから」ですよ。いやほんと。すんません、正確な引用してません。でも、そういう意味の事を言っておられた。で、そういう判断こそが実に優れてると思うのですよね。ようは、裏にいてる、巨大なる「金主」に上手に操られるだけの「中身の無さ」があると、読み切ったわけです。
困った人だ。ちゅうかすごい人だ。
で、副島さんは、もう何年も前からずーっと、「小沢一郎こそが日本国王なのである」と、これまた断言されてきたんですよねぇ。まぁ、その理由までは書かないけど、で、それもまた現実を見れば、さもありなん。この1年くらいは、まるで小沢国王に仕える従者福田という有様であったではないですか。
で、新聞の記事を見てたら、国民新党が民主党と一緒になるらしいのですよ。で、その大前提に、あの「郵政改革の見直し」が条件として入っていて、そこで合意したからというのがあるらしいんですよね。ああ、それはいいなぁって僕は思います。
大恐慌が来るんだよ? 郵貯の巨大資金くらい、外資に渡さずに国民の資産として握りしめておこうよ。これ、かなりの重要案件として検討して良いんじゃないか?リーマンすらぶっつぶれなんだからさぁ。こういう肝心のところで、オバマの金主にアッカンベーしてやろうよって僕は思うのだが、さてどうか?
ちゅうて、こういう物語を、あまり誰もちゃんと理解しようとしてくれないのが困りものなんですよねぇ。みんな国内マスコミしか見聞きしてないから。女性首相が誕生したら、とか、女性大統領が誕生したらとか、そういう「目くらまし」に振り回されてる。そんなん、勘のするどい女性をこそだまくらかそうとする、単なる撒き餌でんがな。食いついたらあきませんって。
はぁ。やれやれ。
しかし、さて、これから世界は、どうなりますことやら。
なんでかしら。/ひとよみにっき人気タイトル(笑)
2008年9月22日時たま、ここのアクセス解析を見たりすることがあるんですけど、実に妙なキーワードでアクセスされたりするんですよね。
それはいいけど、やたら同じキーワードで検索が来ることがあって、「なんでかしら?」とか思う事が良くあったのですよ。
で、グーグルから来てる人とか見てみたら、なんと、そのワードでグーグルで一番に表示されてるから、なんて事があったりするわけですよ。
近々では「コップ半分の水」ですね。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200809060642290000/
ちょっと突っ込んで書いたら、意外にも、あんまりこういう事を考えてる人が少なかったという事なのかしらん? わからん。何故に1位?
あと、座頭市DVD版/ラストシーンの裏の裏。(ネタバレ注意)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200404020155510000/
も、アクセスが多くて、なんでやろ? と思ったら、「はてな」で、あの映画のラストシーンの意味がわからんで質問した人がいて、「こういう見方をしてる人もいてるよ」と引用されてたのでした。
えええ! あの意味の取り方って、そんなに濃かった?
うーん。悩む。
私はおおいに悩む。
いやー、そういう意味でなきゃ、「金髪の座頭市」の意味ないやん、って思うねんけど。どうなんざましょ。
それから、いまはもう人気がなくなってしまいましたが、一時期、
かっこいい男の子
http://hitoyomi.diarynote.jp/200402271825060000/
も、アクセスが多くて、これまたグーグルで、この「かっこいい男の子」での検索が1番だったんですよね。
いやー、面白いもんやなぁって思いますです。
まぁ、それなりに読んでおもろい内容だったという事なんですかね? ようわかりませんが。
ちゅうことで、ふと気になったもんで。
ご興味ある方は、読んでみてくださいませ。
あ、そうそう、うちのサブドメインは「ひとよみ」にしました。hitoyomi。
http://hitoyomi.diarynote.jp/
でアクセスできる。
これでネットカフェとかで簡単にアクセスできる! って「ひとよみにっき」でググる方が早いけど。(笑)
ちゅうか、ネットカフェなんざ、年に一度行くかどうかですが。
ということで、基本、当ひとよみにっきの宣伝日記でした。
それはいいけど、やたら同じキーワードで検索が来ることがあって、「なんでかしら?」とか思う事が良くあったのですよ。
で、グーグルから来てる人とか見てみたら、なんと、そのワードでグーグルで一番に表示されてるから、なんて事があったりするわけですよ。
近々では「コップ半分の水」ですね。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200809060642290000/
ちょっと突っ込んで書いたら、意外にも、あんまりこういう事を考えてる人が少なかったという事なのかしらん? わからん。何故に1位?
あと、座頭市DVD版/ラストシーンの裏の裏。(ネタバレ注意)
http://hitoyomi.diarynote.jp/200404020155510000/
も、アクセスが多くて、なんでやろ? と思ったら、「はてな」で、あの映画のラストシーンの意味がわからんで質問した人がいて、「こういう見方をしてる人もいてるよ」と引用されてたのでした。
えええ! あの意味の取り方って、そんなに濃かった?
うーん。悩む。
私はおおいに悩む。
いやー、そういう意味でなきゃ、「金髪の座頭市」の意味ないやん、って思うねんけど。どうなんざましょ。
それから、いまはもう人気がなくなってしまいましたが、一時期、
かっこいい男の子
http://hitoyomi.diarynote.jp/200402271825060000/
も、アクセスが多くて、これまたグーグルで、この「かっこいい男の子」での検索が1番だったんですよね。
いやー、面白いもんやなぁって思いますです。
まぁ、それなりに読んでおもろい内容だったという事なんですかね? ようわかりませんが。
ちゅうことで、ふと気になったもんで。
ご興味ある方は、読んでみてくださいませ。
あ、そうそう、うちのサブドメインは「ひとよみ」にしました。hitoyomi。
http://hitoyomi.diarynote.jp/
でアクセスできる。
これでネットカフェとかで簡単にアクセスできる! って「ひとよみにっき」でググる方が早いけど。(笑)
ちゅうか、ネットカフェなんざ、年に一度行くかどうかですが。
ということで、基本、当ひとよみにっきの宣伝日記でした。
さぁ徹底的に小泉を叩こう!
2008年9月26日コメント (2)小泉くんが引退を表明しましたな。
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小泉元首相:町村派幹部に引退を伝える
自民党の小泉純一郎元首相は26日午前、東京都内の町村派事務所を訪れ、同派幹部の森喜朗元首相、安倍晋三元首相、町村信孝前官房長官に次期衆院選で立候補せずに引退する考えを正式に伝えた。
小泉氏は「今期で引退することを決断した。清和会(現町村派)には初当選以来、福田赳夫(元首相)先生にご指導をいただくなどずっとお世話になった」と表明。「とにかくこの選挙は絶対に負けてはいけないから、麻生太郎首相のために一致団結してやろう」と付け加えた。
小泉氏は27日、地元の神奈川県横須賀市でも後援会の会合で引退を表明する。【近藤大介】
毎日新聞 2008年9月26日 東京夕刊
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いろんな意見がありましょうが、「うまい時期にやめやがったなぁ」と、彼の天性のこすっからさ、逃げの判断の確かさに舌を巻きます。
この世界不況時に、選挙になれば、嫌でも「小泉改革」の総決算=小泉の大罪が明確にならざるを得ない時期ですからな。
だから、麻生ちゃんを(麻生太郎に関しては「ちゃん」づけがちょうど良いと思います。)「すべてはまかせた。麻生首相で一致団結!」と持ち上げるのが、あまり物事を深く考えない「大衆」レベルには「美しく」見えて、ウケが良いという判断なわけですよ。
ようは、自分の保身のみしか考えてないわけですな。
ネットで見ると、まぁ小泉をほめてる人もいて、(拉致問題に関しては、実は僕は評価してます。ウソでも数人は取り返した。あれは偉い。でも、それが「思いつき」なところが、この人の一番良くない点です。あと、改革をウソでも進めたというのも、実はけっこう偉い。でもそれも、「理屈抜きのワンフレーズポリティクス」だったところが、いけない。だからこそ改革できた、という部分もあるでしょうが、やはりスジが通っていないのは無茶苦茶でしかない。)それはそれで良いのですが、キチンと「敵前逃亡だね」と、本質を見抜いてる人もいてます。
で、だからこそ、ここで小泉君を徹底的に叩きたいと思うのだけど、それは実は、世間で言ってるような「グローバル経済に荷担した」とか「格差を広げた」とかのあたりではないと思ってるんです。
それは、どんな人間が首相をやっても、ああいう方向に行かざるを得なかっただろうと思うのですよ。日本とアメリカの関係を考えれば。
だから、そこをして「小泉の責任だ!」と言う気はない。
問題は「ワンフレーズポリティクス」だった、と僕はしたいです。
彼の一番の問題は、これだ。
ようは筋が通っていないのに、雰囲気とかけ声で、さも正しいかのように押し切ってしまう無茶苦茶さを、政治という利害関係の調整システムの中で「通して」しまった事です。ようは「背景と論理」が欠けている、という事です。それを「当たり前」にしてしまって、しかも「制度」にまで落とし込んでしまったという、この無茶苦茶さ加減。
これこそが、この人の、最大の罪です。
グローバル経済の問題でも、「とにかくやっちゃえ」ではなく、「キチンとセーフティネットも考えた上で検討して導入する」という事をやっていれば、格差が拡大した後でも、その考え方をベースに仕切り直しや微調整は可能なのです。
でも、小泉君は、それをしなかった。ワンフレーズポリティクスで押し切った。
だからいま、それを再構築するのが、とんでもなく大変になってしまってるわけです。
だいたい、ここまで自民党が政権政党でありながら、実務対応力がなくなっているのは、小泉君が、派閥構造をぶっ壊して、物事を派閥間で精査するような仕組みが自民党内で消えちゃったからですしね。
もう民主党とオープンに、やっさもっさ政策論議をするしか道はないんやけど、その王道こそが必要なのだ、と考えてるまともな人材が自民党にはもう、いてないわけですから。そういう人材育成の事は純ちゃんはな~んも考えてなかったもんねー。そんな事考えても、自分の人気につながらないんだから、しょうがないよー。自民党がどうなってもいいんだもん。純ちゃんは。自分の人気さえ保てれば。可哀想に自民党。なんにも考えてない(自分の事しか考えてない)人を総裁にいただいてしまって。あー、やれやれ。
そんなもんね、利害関係のバランスを「一切考えない」で推し進めたら、そらなんでも簡単に進むに決まってますやん。あたりまえですやん。
このあいだ、自転車関係の本(「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」疋田智・著)を読んでたら、平成15年の1月2日に、小泉君がこういう事を言ってたんだそうです。
「私は新年を迎え、今後10年間をめどに、交通事故死者数をさらに半減する決意を固めました。この目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して、世界で一番安全な国になります。」
って。で、これ。ものすごくおかしな言いぐさがあるのだけど、わかりますか? 疋田智さんは東大卒で、さすがにそれをちゃんと見つけてる。引用します。
(引用開始)-------------------
ちょっと失笑してしまったのは、「(交通事故死者数半減という)目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して世界で一番安全な国になります。」の部分だ。こういうのを世間一般では「当たり前」と言うのではないかと思う。
「ガンによる死亡者が半減すれば、我が国は悪性新生物に関して、世界で一番健康な国になります。」「殺人事件の発生件数が半減すれば、我が国は凶悪犯罪に関して、世界で一番治安のいい国になります。」
当たり前である。何だって言える。だが、こういう風に絵の餅を描きまくったって仕方がない。問題はどうやって半減(減少)させるかだろう。実効性と意味のない目標値を掲げたって、何も出てこない。
でも我らが総理は、そういうことをチャラッと言ってしまう人なのだ。で、言うだけ言った後は、例によって「後はよろしく」の「丸投げ」である。警察庁だってたまったもんじゃない。だが総理の言うことだ。取り組まざるを得ない。
(引用終了)-------------------
ってことです。
ねぇ。
「もし、日本人が火星に到着すれば、我が国は世界で最初に火星に到着した人類になります。」って言ってるのと同じって事ですよ。
わかります? この無茶苦茶さ加減。
小泉君の無茶苦茶さは、そういう種類の無茶苦茶さなんです。やめてくれよ、ほんまに。ちゅうことです。
で、ありとあらゆる重要案件に関して、そういうキチガイみたいな事しか、この人はやってないんです。これが問題でなくて、何が問題やねん、ちゅうことですわ。
こここそが、この人の責任で、もうひとつ言うなら、それを許してしまった我々日本人の大罪です。
だから、この部分は、明確に小泉君の責任です。彼が悪い。
これは、もう、彼が政界を引退したのだからこそ、徹底して、しつこくしつこく、「小泉のワンフレーズポリティクスが日本社会を混乱に陥れた」と明確化し続けないといけないと思います。
グローバル経済には、現実問題逆らえなかったでしょう。それはそうだ。誰がやっても、そこは変わらん。
しかし、ワンフレーズポリティクスは小泉君の責任だ。そこははっきりさせないといけないって思う。
で、それは本当に最悪のやり方で、それはパァのやり方、キチガイのやり方なんだと言うことを、一般国民である我々が正しく理解しないといけないと思います。
そこがものすごく重要であり、また、小泉が残したとんでもない負の遺産なんですよ。
この不況時に、また、小泉に似たような「ワンフレーズポリティクス」みたいな事を続けられたら、それこそ、もう、坂道を転がり落ちるどころか、落下傘なしのスカイダイビングのように、日本はもっと悪い状況に真っ逆さまですよ。
●ワンフレーズポリティクスこそが、いまの不況の根本原因
と言うことをこそ、明確に、明確に、明確にしないといけないんです。
徹底的に叩くべきは、ワンフレーズポリティクス。
そして、それを「何も考えずに支持してしまった、我々日本国民」です。
そこをこそ反省しましょう。
きちんとひとりひとりが考える、という事をしましょう。
小泉みたいな、自分の保身しか考えてない奴はどうでもよろしい。
(見てご覧なさいな。小泉チルドレンたちを。誰も面倒みないもんね。で、当の小泉は地盤を息子に譲っておしまい。もともと情に薄い人なんですよ。自分の人気維持だけが興味項目で、それ以外に何も考えてないのだから。)
●日本国民、ひとりひとりがきちんと考える
それがなにより大事な事です。
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小泉元首相:町村派幹部に引退を伝える
自民党の小泉純一郎元首相は26日午前、東京都内の町村派事務所を訪れ、同派幹部の森喜朗元首相、安倍晋三元首相、町村信孝前官房長官に次期衆院選で立候補せずに引退する考えを正式に伝えた。
小泉氏は「今期で引退することを決断した。清和会(現町村派)には初当選以来、福田赳夫(元首相)先生にご指導をいただくなどずっとお世話になった」と表明。「とにかくこの選挙は絶対に負けてはいけないから、麻生太郎首相のために一致団結してやろう」と付け加えた。
小泉氏は27日、地元の神奈川県横須賀市でも後援会の会合で引退を表明する。【近藤大介】
毎日新聞 2008年9月26日 東京夕刊
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いろんな意見がありましょうが、「うまい時期にやめやがったなぁ」と、彼の天性のこすっからさ、逃げの判断の確かさに舌を巻きます。
この世界不況時に、選挙になれば、嫌でも「小泉改革」の総決算=小泉の大罪が明確にならざるを得ない時期ですからな。
だから、麻生ちゃんを(麻生太郎に関しては「ちゃん」づけがちょうど良いと思います。)「すべてはまかせた。麻生首相で一致団結!」と持ち上げるのが、あまり物事を深く考えない「大衆」レベルには「美しく」見えて、ウケが良いという判断なわけですよ。
ようは、自分の保身のみしか考えてないわけですな。
ネットで見ると、まぁ小泉をほめてる人もいて、(拉致問題に関しては、実は僕は評価してます。ウソでも数人は取り返した。あれは偉い。でも、それが「思いつき」なところが、この人の一番良くない点です。あと、改革をウソでも進めたというのも、実はけっこう偉い。でもそれも、「理屈抜きのワンフレーズポリティクス」だったところが、いけない。だからこそ改革できた、という部分もあるでしょうが、やはりスジが通っていないのは無茶苦茶でしかない。)それはそれで良いのですが、キチンと「敵前逃亡だね」と、本質を見抜いてる人もいてます。
で、だからこそ、ここで小泉君を徹底的に叩きたいと思うのだけど、それは実は、世間で言ってるような「グローバル経済に荷担した」とか「格差を広げた」とかのあたりではないと思ってるんです。
それは、どんな人間が首相をやっても、ああいう方向に行かざるを得なかっただろうと思うのですよ。日本とアメリカの関係を考えれば。
だから、そこをして「小泉の責任だ!」と言う気はない。
問題は「ワンフレーズポリティクス」だった、と僕はしたいです。
彼の一番の問題は、これだ。
ようは筋が通っていないのに、雰囲気とかけ声で、さも正しいかのように押し切ってしまう無茶苦茶さを、政治という利害関係の調整システムの中で「通して」しまった事です。ようは「背景と論理」が欠けている、という事です。それを「当たり前」にしてしまって、しかも「制度」にまで落とし込んでしまったという、この無茶苦茶さ加減。
これこそが、この人の、最大の罪です。
グローバル経済の問題でも、「とにかくやっちゃえ」ではなく、「キチンとセーフティネットも考えた上で検討して導入する」という事をやっていれば、格差が拡大した後でも、その考え方をベースに仕切り直しや微調整は可能なのです。
でも、小泉君は、それをしなかった。ワンフレーズポリティクスで押し切った。
だからいま、それを再構築するのが、とんでもなく大変になってしまってるわけです。
だいたい、ここまで自民党が政権政党でありながら、実務対応力がなくなっているのは、小泉君が、派閥構造をぶっ壊して、物事を派閥間で精査するような仕組みが自民党内で消えちゃったからですしね。
もう民主党とオープンに、やっさもっさ政策論議をするしか道はないんやけど、その王道こそが必要なのだ、と考えてるまともな人材が自民党にはもう、いてないわけですから。そういう人材育成の事は純ちゃんはな~んも考えてなかったもんねー。そんな事考えても、自分の人気につながらないんだから、しょうがないよー。自民党がどうなってもいいんだもん。純ちゃんは。自分の人気さえ保てれば。可哀想に自民党。なんにも考えてない(自分の事しか考えてない)人を総裁にいただいてしまって。あー、やれやれ。
そんなもんね、利害関係のバランスを「一切考えない」で推し進めたら、そらなんでも簡単に進むに決まってますやん。あたりまえですやん。
このあいだ、自転車関係の本(「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」疋田智・著)を読んでたら、平成15年の1月2日に、小泉君がこういう事を言ってたんだそうです。
「私は新年を迎え、今後10年間をめどに、交通事故死者数をさらに半減する決意を固めました。この目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して、世界で一番安全な国になります。」
って。で、これ。ものすごくおかしな言いぐさがあるのだけど、わかりますか? 疋田智さんは東大卒で、さすがにそれをちゃんと見つけてる。引用します。
(引用開始)-------------------
ちょっと失笑してしまったのは、「(交通事故死者数半減という)目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して世界で一番安全な国になります。」の部分だ。こういうのを世間一般では「当たり前」と言うのではないかと思う。
「ガンによる死亡者が半減すれば、我が国は悪性新生物に関して、世界で一番健康な国になります。」「殺人事件の発生件数が半減すれば、我が国は凶悪犯罪に関して、世界で一番治安のいい国になります。」
当たり前である。何だって言える。だが、こういう風に絵の餅を描きまくったって仕方がない。問題はどうやって半減(減少)させるかだろう。実効性と意味のない目標値を掲げたって、何も出てこない。
でも我らが総理は、そういうことをチャラッと言ってしまう人なのだ。で、言うだけ言った後は、例によって「後はよろしく」の「丸投げ」である。警察庁だってたまったもんじゃない。だが総理の言うことだ。取り組まざるを得ない。
(引用終了)-------------------
ってことです。
ねぇ。
「もし、日本人が火星に到着すれば、我が国は世界で最初に火星に到着した人類になります。」って言ってるのと同じって事ですよ。
わかります? この無茶苦茶さ加減。
小泉君の無茶苦茶さは、そういう種類の無茶苦茶さなんです。やめてくれよ、ほんまに。ちゅうことです。
で、ありとあらゆる重要案件に関して、そういうキチガイみたいな事しか、この人はやってないんです。これが問題でなくて、何が問題やねん、ちゅうことですわ。
こここそが、この人の責任で、もうひとつ言うなら、それを許してしまった我々日本人の大罪です。
だから、この部分は、明確に小泉君の責任です。彼が悪い。
これは、もう、彼が政界を引退したのだからこそ、徹底して、しつこくしつこく、「小泉のワンフレーズポリティクスが日本社会を混乱に陥れた」と明確化し続けないといけないと思います。
グローバル経済には、現実問題逆らえなかったでしょう。それはそうだ。誰がやっても、そこは変わらん。
しかし、ワンフレーズポリティクスは小泉君の責任だ。そこははっきりさせないといけないって思う。
で、それは本当に最悪のやり方で、それはパァのやり方、キチガイのやり方なんだと言うことを、一般国民である我々が正しく理解しないといけないと思います。
そこがものすごく重要であり、また、小泉が残したとんでもない負の遺産なんですよ。
この不況時に、また、小泉に似たような「ワンフレーズポリティクス」みたいな事を続けられたら、それこそ、もう、坂道を転がり落ちるどころか、落下傘なしのスカイダイビングのように、日本はもっと悪い状況に真っ逆さまですよ。
●ワンフレーズポリティクスこそが、いまの不況の根本原因
と言うことをこそ、明確に、明確に、明確にしないといけないんです。
徹底的に叩くべきは、ワンフレーズポリティクス。
そして、それを「何も考えずに支持してしまった、我々日本国民」です。
そこをこそ反省しましょう。
きちんとひとりひとりが考える、という事をしましょう。
小泉みたいな、自分の保身しか考えてない奴はどうでもよろしい。
(見てご覧なさいな。小泉チルドレンたちを。誰も面倒みないもんね。で、当の小泉は地盤を息子に譲っておしまい。もともと情に薄い人なんですよ。自分の人気維持だけが興味項目で、それ以外に何も考えてないのだから。)
●日本国民、ひとりひとりがきちんと考える
それがなにより大事な事です。