アダルトチルドレンという概念がありまして。人によっては、「日本人の60%くらいはアダルトチルドレンだ」と言ってる人もいてるんですが、そうだなぁ、そのくらいいてるかもなぁって思う。

これねぇ、正式な病名でもなんでもないんだよね。ただ、自分の心の状態とか感情的な反応のクセとかを自覚するために、実に最適な概念で、自分の生きていく上での態度を修正するのにとても役立つ。

一般論で申し訳ないけれど、アル中であるとかバクチ狂いというのは、「依存症」であって、自分の人生を自分でキチンとコントロールする意志に欠けているところがあるわけです。

で、この依存症の親に育てられた子供がアダルトチルドレンになることが多い。親の依存症がなんらかの形で子供に受け継がれてしまうんですな。

でも、まだ、酒とかバクチなら、「俺はアル中だ」とか自覚しやすくてマシかなぁとか思う。

やっかいなのは「共依存」って言って、人間関係に依存してる場合。これって、当人が自分で「俺は依存症だ」と自覚できない場合が多いから困る。

私は基本的にアダルトチルドレンだったと思うのですよ。まぁいろいろ症状はありましたが、私の場合はまともな恋愛関係などが結べないというようなものだったと思う。

思う、と書いたのは、それが基本的には「直った」からです。
これねぇ、「アダルトチルドレン」って概念がありがたいのは、「あ、俺ってアダルトチルドレンかも」という自覚さえできれば、あとはそう無理せず快方に向かいやすいってのがあるんですよ。
特に男の場合は。

私の場合は父親がバクチ依存症だったので、競馬場へ連れられて行って、目の前でレースに夢中になって私がいるにも関わらず、完全な無視(ネグレクトと言って、純粋に児童虐待のひとつです。子供に「無視」とかの態度を取る親はそれが「虐待なのだ」と自覚して欲しいですな。)されたことがきっかけになってます。

親が子供を無視して「ふん」とか言ったりするのって、「よくあること」とか思いがちですけど、そんなことはしてはいけないのですよ。とくに二三歳の小さい子の場合は。そういうことが、ものすごいトラウマになって、子供の生きる力を失わせることになるし、そういう仕打ちをされた子は、大人になって、また同じ仕打ちを子供にすることになりますから。

で、この依存症っていうのは、いくらでも断ち切ることのできるものなんですね。とくに共依存みたいに人間関係への依存の場合は「意志」の力でどうにでもなる。薬物依存みたいに禁断症状とかないし。単なる「感情のクセ」みたいなもんだから。

ところが、依存症になってる人は、ここのところを勘違いするのよなー。たとえば突発的にわき起こる「感情」などを「自分の個性だからどうしようもない」と自己規定してしまっていたりする。

突発的にわき起こる「激情」とか「劣情」みたいな感情って、たいていは、その、子供のころの「悲しい出来事」が、「言語化すらされずに気分のまま残っている」というだけのことが多い。

親からネグレクトにせよ、何かの強制にせよ、虐待に近いことをされると子供は、「この嫌なことも私自身に必要なことなんだ」みたいな、無理な合理化をしてしまいがちなんですね。
なんでかというと、子供は親の言うことを聞くしかないから。
親は正しいのだ、という前提にしておかないと、生きていけないからなんです。

これが、激情や劣情のようなものを「自分らしさの本質」と読み間違えてしまう原理・構造なわけです。

いわく、
「冷静に論理的に考えるのなんてロボットや機械みたい。感情豊かに生きるのが人間的だ」
という言い方になるんです。

でも、激情や劣情はダメだよ。

それ以前に、
「冷静に論理的に考えられないなんて動物みたいで野蛮。理性で自分をコントロールできることこそが人間的だ」
という考え方にこそ注目すべきなんだね。これは。

ロボットなんて、もともと感情なんか持ってませんし、生き物でもないですから。最近はICチップみたいなものにプログラムを書き込んで動作させられるから、つい機械と人間を比べてしまうけど、機械は生き物ですらないし、そんなものと比べるほうがどうかしてる。

そうではなくて、犬畜生ではないのだから、論理的に整然と物事を考えられる自分こそが、理性のある「人間的態度なのだ」と自覚しなくちゃいけません。

そういうことなので、依存症の人間はよく「だってしょうがないんだ」とか言って自分の内面の激情みたいなものを「個性」として肯定しようとしたりするんだけど、そんなもんは嘘っぱちだよ。偽物。そんな感情が「幸せ」であるはずないんだから、そんなものは「個性」とか思わずに、ただしく「病気(あるいは病気みたいなもの)」と現実認識すべきなんですな。

その認識さえできたら、こんなもん一発で治る。
つまんないもんです。
「俺の意識の手綱は俺が握る、感情に売り渡したりしないぞ。」と決心するだけのことだから。
カーンタン。

で、この「手綱を自分で理性的に持っておくぞ」という意識付けに「アダルトチルドレン」という概念が非常に役立つということなわけです。「私はアダルトチルドレンだ」と自覚すると、まぁおおむね、激情に左右されたりはしなくなります。ほんと「自覚」するだけで、全然効果が違うわけです。

さすがは、虐げられた子供たちのカウンセリングなどを担当する「現場」から出てきた概念だ、実用的だなぁと思う。

でも、この簡単なことを、できないのが依存症なんだよなぁ。
わかってない人はいつまでも「激情」を「自分らしさの象徴」と勘違いしたまま、後生大事に、そういう理不尽さを身の回りにまき散らして、「迷惑な存在」になってる。

いくら意を尽くして、論理的に説得してもダメ。本当に迷惑。だって論理的な考え方が通用しないんだもん。まぁ、バクチ狂いの人とかアル中の人とかみんなそうだもんね。同じ事なのか、しょうがねーなー、といえばそれだけのことなんだけど。

でも、最悪なのは、「どうしようもないんだ」とか「しかたがないんだ」とか言ってる当人自身も陰々滅々な気分であってたりするわけで。
そんなに不幸なら、さっさと変な激情とおさらばしろってーの。とか思うんだけどねー。自分で不幸がってるだけだもん、そんなの。意味ない。全然。

つまらない。

こんな人生の無駄遣いもいいところです。

こういう「コントロール不能な感情」を、「個性」と見てしまうと、それは「直せないもの」になっちゃうんですよね。それだけのことなんだ。

そうせずに、あえてそういう感情を「ビョーキ」(あえてカタカナで書く。身体的な機能不全とはちょっと違うし。)ととらえて始めて、「直す」こともできるんだよねー。

ここがけっこう肝心な事だと思う。

知り合い何人かに、そういう人がいてるので、あえて書きたかったですね。

うむ。
宗教の問題が日本人にとって難しいのは、自分たちが信じている概念が「言葉」として定着されてないからでしょうね。
戦争反対をお題目のように唱えている人も、その実、「人を殺すと祟られる」という祟りの概念からそう考えているのだという自覚まではないし。
ここが自覚できた上で主張するなら落ち着いた論議にもなるんですけど「祟られたら怖い」という無意識の恐怖心から論議すると単なるヒステリーにしかならない。
このあたりが日本人の弱点なんだよなーと思う訳です。

自分たちが無意識に信じている概念を自覚していない。

これがなかなかに大きな問題なんですなぁー。

ヒステリックな主張をする人に「なに怖がってるの?」と聞いても、まぁ無意識だからまともに「恐怖の理由」も答えられないってことにしかならない。

えらいこってす。
このあたり、キリスト教にせよ、イスラム教にせよ、ユダヤ教にせよ啓典宗教は理屈が「言葉」で明確になってるから論議しやすいですわね。

井沢さんは「悪いことをクチにするのが良くないことだから日本人は論議下手」という言い方をするけれど、それもあるかもしらんけど、それ以前に論理がキチンと「教典」などで明確化されてないのが、もっと大きいんだろうと思う。

ということで「トラックバック」なるものを、はじめてやってみた。
そうかー、DiaryNoteもトラックバックできるようになってたんだ。知らんかった。(笑)

(と書いたけど、トラックバックできてなかった。なんで?知ってる人誰か教えて!)
うーん。
あんまり政治ネタは好きじゃないので、積極的には書こうとは思わないのだけれど、それにしても今回の小泉君はひどい。

で、ひどいにもかかわらず、世間でけっこう「自身の信条を貫き通した小泉は偉い」みたいな意見を書いてる人も多いので、「そら違うで」と言いたくなった。

まず一般論でいうと、僕の大嫌いな辻元清美の言ってることが、実はけっこうまともで常識的だと思うのだ。

いわく、「参院で否決されたからと言って衆院解散というのはおかしい」である。

おかしい。筋が通らない。しかも政治評論家の岩見隆夫が言うように、参院のほうが最近の選挙の結果で選ばれた人が多いのだから「郵政改革はノー」という参院の声をこそ小泉君は腹に据えなければならないはずだ。

(ちなみに私は目上の人間は立てたい人である。その私が小泉「くん」と君呼ばわりするのは最大の侮辱心からである。呼び捨てにしている場合は「公人」として呼び捨てにしてるだけで他意はないが、この「くん」は意図的である。)

小泉君の興味は結局自民党の中での自分のわがままの通り具合だけが問題なのであって、言うことを聞かない人間には「解散だ」と脅して「意見の封殺」としているだけである。

「意見の封殺」ですよ。「意見の封殺」。わかりますか?

これこそ、民主主義がもっとも避けねばならない「悪しき選択肢」なのです。小泉君の今回の解散は、まさにこの「意見の封殺」のための解散なわけです。こんなもの許してはならないです。

参院で否決された法案は衆議院で再審議するか、法案修正するしかない。(それか衆議院の三分の二だっけ?圧倒的多数で再投票で法案を通すか。)

つまり「参議院でケッチンくらったら、もう一回練り直し」なわけ。それが基本の基本の基本なんだ。議論はいくら尽くしてもかまわないよ。もっと徹底論議しろっていうのだ。

でも、そんなことしてると、いまの郵政改革法案の問題点(海外資本比率の制限がないとかさ、とんでもない穴が山ほどある。)が国民の目の明らかになっちゃうんだよな。

だから、その問題を突っ込まれる前に「解散だ〜」と解散して、それで「国民の信を得た」と言い放って、すべてを押し切りたいだけなのが見え見えなんだよなー。

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国民の実感から言うとこの十年の日本の課題は、なんと言っても不況対策だ。ずーーーーーっと不況のまま。それをなんとかしろというのが一番大きな課題のはずだ。

でも、それを小泉君は解決できてない。

だから、彼は「無能宰相」なのである。

「そんなもの誰がやっても同じだった」と言う人もいるだろう。でも、一番の課題が出来てないのは事実。で、自分の「個人的な課題」の「郵政改革」だけギャーギャーうるさい。
で、党内人事等だけはガンガンに既得権を使って「独裁体制」でやっている。なんじゃこりゃ。

前に、スターウォーズの感想でも書いたけど、独裁者というのは、大衆の熱狂によって生まれるというものであって、実は小泉君こそが、日本においては、その熱狂によって生まれた宰相なのです。

で。

私はね、小泉人気が絶頂だった時、田中真紀子と一緒に政治をやりはじめたあたりで、「これは衆愚政治の悪い面がモロに出るやも知らん」と思ってヒットラーの生涯、その他いろいろ調べてみたりしたわけです。

で、はっきりとわかったことがある。
それは、ヒットラーが熱狂とともに大衆に受け入れられたのは、「経済を回復したから」だってこと。
当時はまだ「公共投資」が経済復興のカンフル剤になるなんてことは学問的には確立されてなかった。であるにもかかわらず、ヒットラーはアウトバーンとかの公共投資をバンバンにやって経済を勢いづかせたわけです。

ドイツは第一次大戦の莫大な戦時補償のために経済がガタガタだったしね、そら人々はヒットラーを神とあがめもしたわなぁ。

で。

小泉くんに、このヒットラーほどの「功績」があるか?
まず、この点、小泉くんに功績はまったくない。

功績もないのに、「独裁者」なんだよ、こいつは。最低の男じゃないか。

小泉くん「殺されてもいい」と自分で言うなら、いますぐ自分で腹を切って死んでくれ。いますぐだ。いますぐ死んで、「私は経済無策でした」と謝らねばならない。

というのも、私はずーっと言ってるけど、この十年、日本の自殺者の数は全然減ってない。どんどん増え続けてるからだ。
年間三万人だ。下手な戦争するより死者が多い。だから「死ね」というのは冗談ではない。

自殺者の半数は「不況による絶望」が原因だろう。
自殺者のことをほったらかしにしてる政治家は、まさに人殺しだ。だから小泉君は、いますぐ腹かっさばいて死なねばならん。自分で言ったんだから。でないと自殺した人に申し訳が立たない。

おかげさまで、私は世間の流れにとらわれずにいてるので、この数年増収増益だが、しかし自殺者がいっこうに減らない状況は、ずーーーーと私の心を苦しめているのだ。

真面目な人ほど、人を雇って社会的責任を果たそうとして、それで苦しくなってる。保険が入るから死ぬとかさ、そんなんばっかしやん。こんな辛いことはないのだ。ばかやろうが。

そういう「辛さ」を、この小泉くんはまったく感じておらん。
確かに郵政改革は必要だ。でも、それだけやっててもダメだし、そんなことより先に、まず自殺者が減るような政策を打て。
そういう視点がなくて、何が「郵政改革の是非を国民に問う」だ。

ばかにするのもいいかげんにしろ。

こういう普通の、当たり前の庶民感覚もなしに「小泉首相は信念の人だ、偉い。」とかネットで言ってる奴も、私は小泉君と同罪だと思う。

まぁ、しかし、そういうことは小さなことだ。
とにかく「意見の封殺」そのための「解散」であること。
これがとにかく許せないし、許してはいけない。
そんなものは民主政治ではなかろう。

だから、解散すること自体が勘違いもはなはだしい。
そう私は思っております。

で、なにより、小泉という「勘違いの塊首相」は、まさに「愚かなる大衆」である私やあなたが生み出したのである。
我々こそが、この人殺し宰相を生み出したのだ。

それをこそ反省しようではないか。
大切なのは政治家という「向こう側」の人ではない。
我々大衆の中に眠る「偉大なる英知」のはずだ。
反省すべきは反省して、この「人気だけの無能宰相」の実体を直視しよう。

原爆を日本に落とすことを決めたのはトルーマンだったけど、彼は政治的に力がなかった。だから原爆という恐ろしい科学力の実行使によって自分の力を誇示せざるをえなかったという側面があった。

このことを、我々日本人はもっと良く考えねばならない。

小泉君はもともと党内でも小派閥でしかない森派の人間だったのだ。政治的に力がなかった。だから虎の威を借るなんとやらで●●の力を借りて党内支配をしてきた。

この●●に、「大衆の支持」が入ると思った人間は大バカなので反省するように。そんなものは海部首相の時に役に立たなかったのを思い出せって。

●●のところには、多分アメリカの金融界とか、そういうのが入る。小泉くんは郵貯300兆円をそこへ差し出して、政治的な権力を買いたいと思ってるだけだと私は思う。

原爆を落としたトルーマンとおなじようなことしか、彼はできない無能者だ。

異論はあるやもしれませんが、とりあえずはここまで。
この件、選挙までに、まだ書くかもしれません。
どういうわけかわからんのだが、さいきん立花隆が「アメリカべったり」のスタンスをやめて、まともな記事を書いている。

http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050811_kaigai/

これは、いまの時期、みなさんにぜひ読んでおいていただきたい記事である。必読だ。

で、立花さんが、こういう記事を書くならば、だ。
僕も根拠はないが「おそらくそういう事だよな」と、半ば常識化している歴史の事実(と思われること)を推測で書いてしまおう。そう思った。

田中角栄を追い落としたのは立花隆だけれど、それはアメリカの意向というか思惑によって「乗せられて」しまったものだったのだろうと思う。

文春あたりのアメリカ情報局とつながりのあるところからの「メモ」をたよりに立花さんはガンガンに記事を書いたのだろうね。それが「アメリカの策略だった」と知ってか、しらずか。このあたり立花さんは何も言わないが。

で、田中角栄という人は、アメリカをすっとばして中国とつながり、フランスなどの欧米諸国と直接、エネルギービジネスを含めた交渉をアメリカ抜きでやり出して、それでアメリカに目をつけられて、だから「ピーナツ」というアメリカ発の「ワイロ発覚」によって追い落とされた。

あれほどの実力と能力があったのに、である。

立花さんのこの記事は、政治の天才を葬ってしまった反省の下に書かれているのではないか?
というのが、僕の勝手な、うがった見方。そのあたりはみなさんご随意に、である。

ともあれ、この立花隆氏の記事を読めば、私が「原爆を落としたトルーマン」と小泉くんが似ているという意味がわかるだろう。

小泉君は、ただ350兆もの資金を持つ「郵便貯金」という巨大銀行を「破壊」するだけなのである。
ただそれしか言ってない。

橋本首相が日本の金融界の門戸を開いて、まだ十年たっていない。

日本人のフィナンシャルプランナーとか、深い深い投資ノウハウを持つ人材など皆無に等しいのだ。

ホリエモンとフジテレビの「事件」を見よ。
日本国内に350兆円という巨額の資金を運用できるだけのノウハウそのものがないのだ。

だから郵貯なんかを完全にオープンにするより先に、そういう人材の育成やルールの構築、各種研究が絶対に必要で、それは今回の「郵政改革」では一切手をつけられていない。

そんな改革に意味などない。

改革はいずれは必要だが、まずは受け皿を作れ。日本人にそのノウハウなんてないんだ。それはホリエモンが教えてくれただろうが。

ホリエモンは国内にノウハウがないから、外資に頼っている。それでいいと思っている。でも350兆円は日本のじいさんばあさんがコツコツ貯めた金だ。そのまま簡単に外資に渡すのには私は反対だ。それは趣旨が違う。金にも「意志」と「由緒」というものがあるのである。それなくして、金の持ち主の良き発展はありえない。

ともかく。

立花氏の記事はなかなか、いまの時期において的確だと思う。
ぜひ一読願いたい。

しかしどういうわけで、こういう記事が出てきてるのかなー。そこが不明。
誰が支持しているのだろうか。わからん。

うむー。でもまぁ、適切と思うので良しとする。
げそっとした。

こういうネットでちょっとは真実に近いところの話を書いたら、多少は世の中変わるかなと思ったら、どうやら小泉くんはもっと腹黒いようであることがわかったのだ。

なんかね、電通とか、あるいはアメリカの戦略を作る会社とかに依頼して、この選挙に勝つためのコンセプトを小泉君はすでに解散前に決めてたらしいのよ。

昨日紹介した立花氏の記事に、

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郵政改革PRのために、国と特別契約を結んだ竹中平蔵郵政民営化担当大臣の知人が経営するPR会社が提出したPR企画書の中に、郵政改革PRは、老人、女性など、“ちょっとIQの低い人々中心に進める”という一文があったのは有名な話だ(国会でも取り上げられた)。
---------------------

という一節があった。

「国会でも取り上げられた」ということなので調べてみると、「郵政民営化に関する特別委員会」で検索したらちゃんと議事録が出てきた。こういうところはインターネットのいいところだわ。

で、その8月2日のところに「政府の広報のビラの問題」として質問してるのよなー櫻井さんって人が。小泉くんに。

なんとぬけぬけとしたことをするのかって思う。

なんか「小泉首相ストラップを買うような低脳層」を狙うんだってさ。

そらね、そういう層は、こんなブログも読まないしなー。
やる気なくなっちゃったよ。

「郵政民営化反対は小泉に対する不信任だ」とか言うけどさ、誰も「民営化」になんて反対してないって。

大枠民営化は必要だけど、今回の「民営化法案」は、あまりに穴だらけじゃん、って話でさ。
反対してるのは「今回の法案には反対」なんだから。

しかし、そういう論点のすりかえなんて、「ストラップを買うような層」には伝わらない。
「郵政改革法案に反対」というのと「郵政改革に反対」っていうのは全然意味が違うのに。

で、小泉くんは、そういう「論点の違い」すらわからない層から票を取ることを考えてる。

で、そういう層は、こんなページ読まないから、いくらこんな事書いてもムダなんだよな。
まいった。
一緒に政権運営している党は、宗教的影響力を背景に集票能力は圧倒的だし、宗教票とアホバカ票さえあれば、まぁどうにかなるっていう、そういう読みだ。

げっそりする。

「ともかく多少なりとも自分で考えようとする人」なんていうのは、少数派だから相手にしてないんだよ。小泉くんは。
ひでぇ話だ。

350兆の金が海外市場に流れるっていう「にんじん」は、ものすごい効果があるわけでね。
何十億でも小泉の「郵政改革」のために金を出してやろうっていう、投資家が暗躍することになる。
そんな奴らは絶対に表に出てこないしさ。

で、日本のメディアの上層部にも知り合いがたくさんいてるから、そういう人間に「今回の選挙は国政を動かす大事な選挙ですから、投票率の上がるようにキャンペーンしましょう」とか言わせるのだ。

見てみろ、テレビ。みーんなうるさいくらいに「みなさん投票しましょうね」ばっかり。
でも、それこそが「戦略なのだ」というのは誰にも見えないようになってる。

ストラップを買う層こそが、小泉くんの頼みの綱なんだよ、今回は。投票率があがったら、そういう「IQの低い人」もたくさん行くじゃん。ストラップ派の人、頼むから、雰囲気と気分で小泉くんに票を入れるのはやめてくれと私は言いたい。

今回は「郵政改革選挙」ではなく「小泉採点選挙」なのだ。
憲法無視して海外派兵をやったルール違反といい、参院でのけっちんを衆院解散でケリをつけた無茶苦茶さといい、ルール違反がここまでひどい政治家も、そういてるものではない。

だいたい郵政改革にしたって、いったんは「郵政は公社にして5年ほど様子を見る。その後、時期を見て民営化」ということで決着してたのに、いきなり二年半で「完全民営化」だ。

おかしいやろ、それ。

で、350兆もの金を握ってる「商法会社」を作るという。
どういうことやねん?
銀行法も適応できない、普通の株式会社にしてしまいます、でっせ、これ。
おかしいやろ。

350兆もの金がガタガタ動き回ったら、国民生活はジェットコースターみたいになってしまうわ。
お金みたいに公共性の高い物こそキチンと法で縛る必要があるんやないか。

で、なにより、「郵政民営化」をした後をどうするかのグランドデザインが皆無。

「私はずっと郵政改革を言い続けてきた」とか小泉君は言ってるけど、ようするに「他の事は何も考えてません」でしかない。

なにより「ずっと変えてない信条」というのは、要するに時代の変化にも対応してないってことよ。もうインターネットの時代でっせ。郵便業務まで民営化しても今後は縮小するしかないやん。民営化して大きくなるような事業分野と違うやん。言うてることが時代錯誤や。

私も民営化自体には賛成だが、それは「儲かる部分」だけにして、「安くて儲からない部分」は国営にせなアカンと思うで。
山村にも郵便局はやっぱり必要だよ。民営化したらつぶれるだけよ。見てみろ電電公社を。支店が減って直接支払いなんか、もうできんようになっとるがな。

とはいえ。

こんなこといくら言ってもアカンのよなー。
ようは「IQの低い人」が決定権握ってるんやから。
こんな難しい話、誰も読まん。

最悪や。
「女性や老人など、ちょっとIQの低い人」をターゲットに郵政改革は進められる。

実に人をバカにした話だ。「アホをだましとけ」というやり方。で、それを隠そうともしてない。ぬけぬけと堂々と政府広報で出している。

なんだそれは。

で、これが腹が立つのは、どうもそのやり方が功を奏しそうな流れだからなのよなー。

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結局、小泉くんは憲法違反になるようなことばっかりやってる。

イラク特措法もそうだ。時限立法で短期だからと憲法9条無視で海外派兵した。「やるんだ」と言ってやった。無茶苦茶である。

今回も衆議院では法案は通ってる。衆議院はちゃんと郵政改革賛成なのだ。なのに小泉くんは衆議院を解散したのである。賛成した「味方」を総括してしまった。無茶苦茶もここまでいくと唖然とする。

いくら解散しても参議院のメンバーは変わらない。だから、もし選挙に小泉くんが勝って「小泉独裁党」ができ、いまの法案を「修正」もせずに参議院に出して、それで無理にでも法案が通るように周りの人間に圧力をかけるなんてことをしたら(小泉くんならやりかねない)それこそ参議院と衆議院の役割を明確化した憲法無視である。

イラク特措法を見よ。時限立法と言いながら延長しとるではないか。だから電車に乗るときに「危険物の持ち込みは禁止されております」などという気持ちの悪い、アナウンスを聞き続けねばならんのだ。

もともとが憲法無視という無茶苦茶だから、あとはどうとでもなるという見本のようなものだ。本来延長するかどうかも国会審議で徹底的にやらなアカンのと違うのか。いつのまにか郵政国会でごまかされたが。

だから、いまここで小泉はダメだ、とだけは言っておくのだ。(別に民主党がいいとも国民新党がいいとも思わないけど。とにかく今の小泉はダメで危険だってこと。それだけ。)

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小泉くんの頭の中には、「国民の幸福」なんぞはかけらもない。あるのは自分の支持率と、自分自身の党内勢力だけだ。

この数年で小泉くんの属する森派がいかに勢力を伸ばしたか。いかに橋本派や亀井派がそぎ落とされたか。そういうことをこそ見てもらいたい。だって小泉くんの狙いはそこにしかない。

ぱっと見、派閥政治を壊したように見えるが実質は逆である。派閥の悪い面、上の言うことは間違ってると思っても聞くしかないという側面だけがふくれあがったにすぎない。理念の違う別派閥がなくなったことで「議論を尽くす」機能まで失ってしまった自民党に存在価値すらあるまい。

いまや自民党は「小泉党」である。で、この小泉という人間は実は政治バカで、国内政治、それも自分の党のことしか興味がないのだ。最悪の視野セマ人間なのだ。

自民党をぶっつぶすとかは言ってるけど、「日本の政治体制を変える」とかそういうことは言ったことない。なんでか?大きな理念なんか何もないからなのだ。それどころか「議論を尽くす」とかの民主主義の基本すら頭にない。自分のことだけだ。本当に。

こいつは、自分が属する世界のことしか知らない。で、その自分の属する自民党をぶっつぶして「小泉イエスマン政党」を作るというだけのことだ。

そんなもんはいらん。
いらんというか、あったら迷惑や。やめてくれ。
国民最大の不利益やわ。国民の方を向いてなくて小泉しかみてない政党。やめてくれ。気持ちの悪い。
こいつ、ほんまに国民生活のこととか何も考えてないよな、ほんまに。

こいつが気にしてるのは国民の生活ではなくて支持率だけだ。情の通ったこまやかな日々の生活のディティールにはとんと頓着せず、ひたすら数字だけ。感性自体が狂っていて「他者の実感」を想像する能力に欠けているのだ。

だから「4割の神話」というものが生まれる。

支持率が40%を切りそうになると、小泉君は「大型パフォーマンス」を導入するのである。ディズニーランドと同じだ。入園者が減ってきたら新しいアトラクションが必要なのだ。

まさに「子供だまし」である。

北朝鮮との国交回復だってそうだったし、今回のこの選挙も同じだ。支持率が落ちたら国民向けの派手なパフォーマンスをやってごまかす。それだけのこと。その繰り返しだけが、この数年続いてるだけだ。小泉くんにすれば、どうせ国民なんてバカばっかりだ。誰も本当に大事なことなんかには気付かない。そういう腹なのだ。

で、言うことはいつも同じ。「抵抗勢力」とか「敵」を決めつけて「ぶっつぶす」と正義の味方ぶる。それだけ。ほんとうにいつもそれだけ。なのに、なんで、みんな「おー」とか言うかなぁ。ほんとに考えない人は困る。そんな紙芝居みたいな物語で喜んでるんじゃないよ。

だいたい、衆院可決、参院否決なら、衆院でみんなで知恵を絞って法案修正するというのが当然じゃん。なんで賛成した衆院議員に選挙という踏み絵をさせるのさ。とてつもなくおかしかろう。変人を越えてキチガイだよ。ようするに政権内を「小泉イエスマン」だけにしたいっていうだけじゃん。

こんな選挙、小泉くんだけが得で、他に誰も得をしない。する必要のない選挙で、選挙資金のムダ使いもはなはだしいのだ。小泉くん個人で全選挙資金を支払ってもらいたい。実際。

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このままいくと、この郵政法案が年内に通ってしまって、その勢いで憲法改正(改悪)まで簡単に行ってしまえる。日本はいま兵役の義務はなく志願制だが、徴兵制まで小泉なら導入しかねん。
だってアメリカべったりやもの。

そういうことは、憲法違反でも平気でやってしまえる、この狂気の政治家ならやりかねんってことです。他の政治家なら無理だ。だってちゃんと憲法の理念は守るし、他人の意見に耳を貸すもの。小泉くんは「他人の意見に耳を貸さない」のですよ。だめよ、こんな奴。

来年の9月には任期があるから自民党の総裁やめると、この時期に言ってるのがだいたいあやしい。それまでにやれることは全部やるつもりなんだよ。独裁体制で、言論封鎖して。
なんて恐ろしい。

みんな、それ、わかってんのか?
小泉くんの「女性や老人など、ちょっとIQの低い人がターゲット戦略」がほんとうに頭にくるので、ムダかもしれないが、あえて解説を続ける。

だいたい、「同じ党員に刺客を送る」ということ自体が議会制民主主義の「いのち」を抹殺する、とんでもない判断なのだということを理解していただきたい。

議会制民主主義というのは、異なる権利団体や個人などが代表者を議会に送り出して議論を戦わせ、その結果すべてを解決する良い判断に到達できれば良し、できなければ次善の策として投票などで採決するなどするのである。

ようは「議会で話し合う」「説得しあう」というのが主眼であり、もっとも重要な機能なのである。

だから。

政治家は議会での「発言の自由」というものを死んでも守らねばならないのである。

実際、この議会での発言の自由を尊重するからこそ、国会会期中の国会議員の逮捕はできないのである。
つまり、仮に国会議員が犯罪者であっても、国民の代表として国会で意見を述べる自由は確保されねばならないものなのである。

この「自由な発言権」こそ、自由的民主主義の根幹だ、ということなのだ。これをおびやかすような事は絶対に行われてはならない。

今回の「刺客」は、この自由をおびやかすものだから絶対にダメなのだ。「党の言うこと聞かなきゃ、懲罰として選挙で落とすよ。」だ。そんなことされたら誰も自由に意見なんか述べられなくなってしまう。それがもっともまずいことである。

そんなもの、郵政がどうとかいうことより、はるかに重要な問題なのだ。ここを徹底批判もせずに、面白がって新聞やニュースの見出しにしてるマスコミ自体がすでにおかしいのである。

談論風発する環境をこそ、命をかけて守るというのが、国会議員の本懐である。

「言うこと聞かん奴には刺客を送る」なんてもんは最低の下の下だ。すでに政治家ではない、こんな奴。本当に腹かっさばいて死んでくれ、小泉くんよ。

論議するのが仕事なのに論議できないようにしている。もう、これほどおかしな狂った判断はないのだ。庖丁人が「錆びた包丁でも料理を作れるのが腕ってもんだ。」と無茶苦茶を言ってるのに等しい。

で、この「錆びた包丁論」が素人見には優れているように聞こえるから困ったものだ。そんなもん包丁はちゃんと手入れして切れる状態で使わないとダメだって。錆びた包丁で料理なんか作らないでくれ。なんで誰もそういう当たり前のことを言わん。そこに腹が立つ。

実際、郵政民営化に関する特別委員会での議事録を見ても、小泉くんの受け答えは、まるでなってないのだ。桝添要一が「郵政改革するのはいいけど、その後、この国をどうするのかなどのグランドデザインがまったくない、それがアンタのおかしいとこだよ」と指摘を受けてるのに、小泉くんは「まず郵政ができなくてはダメ」を繰り返すだけである。

まるでバカの返答である。質問された意味が分かっていない。

だから桝添氏が「いまの首相の答えは私の質問に答えていません」と指摘してるのに、小泉くん知らんぷりだったりする。

そらな、こんな低脳な受け答えしかしてない討論を見せられたら、参議院の連中だって反対投票を入れるよ。当たり前じゃん。

ほんと、議事録をもっとみんなに読んでもらいたいね。ほんとにひどいから。

で、今回、小泉君が勝手にひとくくりにしている「反対派」が、なかなかまとまった行動をとらないのだって、「全然立場の違う人が、同様におかしいと感じた」くらいに、小泉の言ってることがおかしかったからなのだよ。

ここ、勘違いしたらあきませんよ。おかしい、狂い方の程度が飛び抜けすぎてるの。キチガイ沙汰なの。だから、意見の全く違う人たちでも「小泉はおかしい」になってるの。

で、立場が違うから連携できないの。そういうことだから。「小泉はおかしい」は共通項だけど、政治信条はみんな違う。連携もしたことないような人だったりする。だから共通項となる言葉がなくて、あえて言えば「国民のため」とか「日本のため」と言うしかないのだ。

だから「国民新党」なのだし「新党日本」なのだ。
(田中知事は、やることなすこと、極端なので、あまり好かんが、ときたま凄くまともなことをしたり言ったりして驚く。今回はそのパターン。ともあれ行動がともなってる分評価する。)

で、小泉くんのこすっからいのは、みんながすぐには団結できないのも先読みしてたってこと。とんでもなく変な事を言って、みんながポカンとしている間に「刺客」まで立ててしまって「言論統制」したわけよ。(こういう奇策だけは異様にうまい。基本を無視して上っ面で勝負する、でそんなことしかできない、最低の人間である。)

野田聖子とか小渕優子とかなぁ、自民に残るんなら、まずこのおかしな論理の無茶苦茶さ加減を今からでもええから徹底追求して小泉を辞任に追い込め。それもできないのなら、自民に残った意味なんか、なかろう。郵政法案に反対してたくせに、刺客の話でとたんに自民に残りやがって。まったく。

(いやまぁ、こんなことで離党させられたらたまったもんやないというのが、ほんまのとこやけどね。私は意外に野田聖子と小渕優子は買っているのだ。女特有の地道さで、良くやってると思う。がんばれ。がんばって小泉君の首を後ろからぎゅぎゅうに締めて締め殺せ。)

こんなもん、憲法違反以前に議会制民主主義の根幹をゆるがすゆゆしき事態やねんから、首相の首を切るのが当然です。マスコミは何も言わないが。

議論の場の自由を守ることは、郵政改革なんかより、うんとうんと何百倍も重要だよ。
こんな懲罰的な「刺客」を立てる発言をした段階で即刻、総裁罷免にせな本来はおかしい話なのだ。

だって実際、そうでもせんかったら、自民に残った人間、何も言えなくなるよ。小泉くんの言いたい放題にしかならんし。

わしら、別に小泉くんのために生きてるのと違うよ。政治家は国民の代表でしょうが。トップがおかしなこと言うたら、現場の人間がトップを切れ。

それも出来ない自民党に存在価値はない。

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あー、いろいろ書きたかったけど、僕より遙かに物事分かってる人のホームページに勝手リンク貼るほうがいいなぁ。

そう思ったので、いろいろ貼る。

■森田実(政治評論家:「時代を斬る」のボタンを押してちょ。)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/

■村井仁(衆議院議員 自由民主党治安対策特別委員長
自由民主党総務:今回の「刺客」問題で立候補自体を取りやめた方)
http://www2.cnet.ne.jp/muraizin/

■副島隆彦(私が敬愛する評論家。でもちょっとヒステリーだよなー。そこはさっ引いて評価してあげてください。)
http://snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi

今日はここまでにしといたろ。
さっきインフォシークのニュースを読んで唖然とした。
田中康夫の新党結成を揶揄するような、非常に偏向したゆがんだ記事内容になっている。発信元は毎日新聞だ。

「目立つパフォーマンス」とか、最初から色物扱いの見出しがついているし「わかりにくい説明をした」などの揶揄口調が透けて見える。

どういうことだ? これは?
なんで最初から「揶揄口調」なんだ。最初から偏向報道ではないか。
今回の選挙には、アメリカの金融界から五千億円の資金が小泉に流れ込んだというウワサがあるが、それがそのまま本当だと裏付けているようなものだ。あまりにひどい。

しかし、この記事はまだ良いのだ。うそでも田中康夫の意見は載せてたから。(ただし肝心の「民営化で4分割された後、外資に売却されるようなことは起きないのか。民営化の先を具体的に国民に示すのが政治の説明責任だ」と田中康夫が一番言いたいことは見事に削除されてる。ちょっとあまりにひどいってものだが。)

問題は、その横についてたインフォシークの「田中康夫の二足のわらじについて」などというとんでもなくミスリードしたタイトルの掲示板だ。
ホリエモンだって二足のわらじなのに。どうして新党日本の田中康夫は批判用の掲示板が用意されて、小泉独裁政党に荷担する側のホリエモンは非難されないのだ。

あまりにおかしかろう。

いったいこの国のマスコミはどうなってしまったのだ?
中立報道という公的役割すら果たせなくなっておるではないか。
これでは便所の落書きと同じだ。
マスコミはほとんど死んでいる。今回ほどそれを露呈した事件はない。ほんとうにひどいぞ、これは。

ちなみに、その掲示板では、そういう偏向した態度そのものに腹を立てて、田中康夫を応援するメッセージで一杯だ。
そこでのみホッとするが。

テレビもひどいし新聞もぐちゃぐちゃ。本当に、こういうネットでの一般人の声だけが頼りの選挙だな、これは。本当に。
本当にひどい。

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ここ数日「アンチ小泉」の話ばっかり書いてるが、これはもう書かずにはいられないくらい状況がおかしいからだ。

でも、私はこの「だいあり」を、他のブログ等にトラックバックさせたりするつもりはないのだ。

私は私の知り合い、この場で見知った人や、身の回りの愛する人に対してだけ、私が感じている事実を真剣に伝えるだけだ。

それだけでいいと思う。

私は身の回りの人との信頼関係こそを大切にする。

そういう姿勢にこそ、本当の真実はあるんだと思う。
あとは判断するのは、ここを読んだ人にまかせたいし、僕と同じように、いまの状況のおかしさに気付いた人が、どうやら数多くいるらしいってことがわかった。

どう判断して良いのかわからない人は、まず自分の信用している人の意見をこそ信用しなさい。テレビやマスコミの有名人とかを信用してはいけない。

有名人だって商売だ。金を払う側が無茶を言ったら従うしかあるまい。それは許してやれ。ただ、自分の信念を、そういう気分や雰囲気の論議に流されて渡してしまうくらいなら、信用する人の意見をこそ信じて、ていねいに読み解くべきだ。

真実は遠い国、遠い場所にあるんじゃない。身の周りにこそあるんだってことに、真剣に気付かないとダメだと思う。
まえまえから「アメリカが日本政府にあーしろこーしろ言う文書」というのがあるのは知ってた。

で、小泉くんなんかは、その要望書のいいなりなんだと。

で。

私としては、「そんな内政干渉は許せないよなぁ。やっぱり内緒でコソコソやってるだけだろうなぁ」と思ってた。

そしたらなんのことはない。コソコソ隠してるのは小泉くんたち日本の政治家だけだったんじゃないか。

なんとアメリカ政府のホームページに、それがちゃんと掲載されてるんだそうな。
しかも日本語訳で!

年次改革要望書(米政府による日本語訳)
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20031024d1.html

なんてあからさまなんだろう。
「日本、言うこと聞け」というものである。

で、今回の郵政改革法案は、完全にこの要望書どおりなんだそうだ。だから日本人がガサガサやりながら「公社化して4年は様子を見る」としてたのに、急に「改革するぞー」の変わってるわけ。

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実は日本の政治は、ずっと昔からアメリカのいいなり政府だった。そらもうアメリカに金を貢ぎまくりだった。

そんなことは、一応私だとて知っている。で、それも多少はしょうがないと思ってたのが私である。だって日本はまともにアメリカと戦う武器も持ってないもん。そら偉そうなこと言えませんよ。こういう場では力は正義になりがちです。

でもね、いままでの政治家は面従腹背で、アメリカに従ったように見せつつも、国内政治は自分たちの利権や権力構造を利用して、7-8割アメリカの言うことを聞いて、2-3割は日本国民のために抵抗してくれてたわけです。

で、そういう抵抗のために派閥の力とかが必要だった。

ところが小泉くんです。

この人党内基盤が弱かったのよな。だから力がなかった。それで、だ。
恐ろしいことに、こいつは「アメリカの力を借りて、同胞日本人派閥をぶっつぶす」ということをやり出したわけです。

はっきり言って資金の差が違いますし圧倒的に強いわけです。中曽根元首相みたいに別のアメリカ勢力とつながりのある政治家も「あなた年寄りだから議員やめれ」と一言で追っ払えるくらいに強力なわけ。

しかし、私はそれが許せない。
いままで「アメリカには面従腹背、従うのはまぁ7割」だったのを「しっぽを振って10割従います。」と言って同胞である自民党の派閥を次から次へとぶっ潰した。

残った議員は小泉礼賛議員ばっかりで、ようするに日本の議会なのにアメリカ議会の出張所みたいに作り替えてしまった。いま、もうすでにそういう状態ですよ。

そりゃね、七割したがって、3割抵抗っていう中途半端な奴と、「完全に従います」って奴なら、10割が勝つさ。
でも、そんなもんは日本人のための政治じゃない。ごめんこうむる。せめて3割は絶対確保しろ。

(これを10割自国運営と言うと自国で核を持つとこまでいかねばならなくなる。私はいずれはそうなったほうがいいと思うけど、それは国民の間にそういう納得ができてからだと思う。それよりいまは3割の国民の利益を守るのでせいいっぱいだ。)

いままでの日本の政治家は、この年次要望報告書みたいなことを国民に隠して「私はこの国の国政を運営してます」という面目を保つことこそ仕事という感じでやってたわけ。

でも小泉くんのあからさまなでノータリンな「十割アメリカ」なんてのが出てきたから、そんなことも言ってられなくなって、そういう裏の事情がやっと表に出てきた。

それがいまの状態です。

で、私が小泉くんを許せないのは、この年次要望報告書の存在を国会で突き上げられたのに「私は見たことないです、そんな書類は。」としらを切ったことです。

そんなアホな。いや逆に知らんかったら首相失格やろ。それはゆゆしき問題ですね、とか言わねばならん。しかし小泉は国会の答弁で「そんな書類は知らないけれど、私はアメリカがすべて悪いとは思ってません。良い点もたくさんあります。」とアメリカ礼賛を唱えたってことです。

いやあんた、日本の国会でそれを言うなよ。アメリカ人から票はもらってへんやろ。

そういうことです。そこが、この小泉君の頭の狂ってるところです。

このあたりのやりとりも、きっちり国会の議事録に残ってるのよな。みんな、読んでみてくれ。竹中ヘイゾウちゃんも同じくとぼけてるから。

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造反議員と呼ばれる人たち、小林こうきとか、荒井なんたらとかは、顔もいかついし、なんか裏でゴソゴソしてそうだなぁって気はするのよ。あんまり筋のいい奴らではない気がする。

それでも、この小泉くんとヘイゾウちゃんよりは多少はマシだ。(実際にはさして変わらんのだが、いまは状況が違うので。)

民主党だって、アメリカ留学して洗脳されてきた奴がたくさんいてるから、そうそう信用できるものでもない。それでも、この小泉君とヘイゾウちゃんよりはマシだ。

とにかく、いまの小泉は無茶苦茶で、それが悪いことに何もわかってない「小泉ストラップを買うような小泉ファン」と結びつくのがいちばん恐ろしいってことです。
昨日は仕事で、さる地方都市まで出かけた。

県立病院でパソコン関連機器が導入されて、その導入例の記事を書くための取材だった。

ネットワーク関連の商品だったので、同じく県が行っている離島対策の話も出る。

陸から3キロほど離れている小島に住む人たちなのだが、島に病院はあっても常駐の医者がおらず、せめてこのくらいは、と、島に対面する県側の病院から無線でネットワークを張って、電子カルテを利用しているのだという。

おもしろい話だったので急遽取材にでかけることになって、取材していた県庁所在地の病院から、いきなり往復4時間の車移動で、離島の取材になってしまった。

到着した海沿いの病院の屋上まであがると、まっすぐ正面に問題の小島が見える。この病院から、その小島まで直線距離で約3キロの距離に無線のLANネットワークが張られているのだ。見通しが良いからうまくつながっているのだという。

が、しかし。

この「見通しの良い県立病院の屋上」というのが、4階建ての建物の屋上なのである。その地域を見渡しても、おそらく一番高い。この建物より高いのは電波塔やら高圧線の鉄柱くらいのものだ。

都会にすんでいれば、周りに10階建てのマンションなどが、あたりまえのようにあるから、4階建てのビルなんて、逆に電場の入りにくい悪条件のビルにしかならない。

しかし、この離島に対面する陸側の町では、あたり一面に一般の平屋、あるいは二階建ての民家が広がり、とくだん大きな建物はない。せいぜい大きく見えるのは三階建ての小学校の校舎くらいのものだ。


「こんな場所で郵便局を民営化したらつぶれるだけやん。」


それを心底、実感として感じました。
あかんよ、そら。絶対に。
離島に住む人だって270人しかいないんだから。経営なんか成り立つわけないやん。

島に住む若い人ならメールでもいいだろうけど、お年寄りにメールは酷だ。物流網だっていまの郵便なら、簡易保険などの他の窓口業務と兼務で人を配置して、配達もできるが、分社化して民営化なんかしたら、陸側の窓口までトラックが来るのが精一杯だろう。島の人たちは小荷物を受け取るにも自分たちの漁船で陸側まで来るしかなくなる。

こんなもの見えている。

取材も終わって「お仕事の邪魔してすみません。ありがとうございました。」とあいさつした時に、その陸側の4階建ての病院の運営理念が壁に張り出されているのを見つけた。

長々とした文章の中にハッキリと書いてあったのは、「地域医療業務の最後の砦として使命をまっとうする」というような理念だった。

そうなのよな、こんなもの、公的なユニバーサルサービスとして考えなければ、成り立つはずがないのよな。そういうことじゃん。

こういう土地には、おそらくなけなしの貯金を、コツコツ郵便局に貯め込んできた老人が山のようにいるはずだ。老齢化も進んでいるだろうし、そんな老人に「郵政が民営化されるからね、ばぁちゃん(じいちゃん)の貯金は外資の投資会社が運用することになるからね。」などと言っても、絶対に誰も信用しないだろう。

だから、地方では自民党はそうそう勝てやしない。

で、小泉くんの戦略はどうかというと、人の多い町に出てきた「ちょっとIQの低い人」たちをマスコミを使って「民営化は善である」洗脳する戦略なわけです。

だからね、都市に住む人はそう簡単にマスコミの誘導尋問にひっかかっちゃダメだと思う。責任も重いんだと思う。

結局、帰りの車の中では僕とともに出かけた、僕の得意先の営業マンの人たちとも「結局小泉首相なんて、この数年、派閥闘争してただけですよね。」ということで話が終わった。

「結局、森派が増えただけですやん。それだけのことですもんね。」

というのが、その営業の人の意見。
単純に考えて、それだけのことしかしてないじゃん、この小泉って男は。

それがすべてだもんな。
あまりに薄っぺらすぎる。
話にならん。

そうつくづく感じた一日でありました。
この二三日アクセス数が多いので、ここのアクセス元表示を調べたら、けっこう「小泉」「ヒットラー」の二つのキーワードで検索している人が多いようなので、私の意見を簡単に書いておきます。

それは「小泉はヒットラーより無能だから、どうしようもない」ということです。

細かいことは、この日記の2005年8月17日の日記を見てください。

http://diarynote.jp/d/12917/20050817.html

とにかく、いま、小泉くんとヒットラーを較べて似ているという論調があるけど、全然似てなくて、もっとひどいのだよ。経済無策だもん。

無能。能なし。
それが先に問われるべき事でしょう。
ヒットラーみたいに国の経済を画期的に好転させたわけではない。

こういう無能宰相だから、マスコミに頼るわけですから。そこを勘違いしたらアカン。小泉は無能なんだ。本当に。マジに。どうしようもなく。

今回の選挙は、郵政がテーマではなく「小泉の通信簿」をつけるという選挙です。で、それははっきり赤点・欠点だと私は思います。

マンガ家のいしいひさいちが、小泉首相の似顔絵を書くときに、時折「鼻水を垂らしたまま」の顔を描く。

あれが、実にうまいと思うのだ。

自分が鼻水をたらしているみっともない姿だ、ということに気付いていない人間。それが小泉なんだ。
だから「刺客戦術」などという浅ましいことができる。
人間としてどうかと思うよ。やっぱり。

ジャーナリストの櫻井よしこ氏も、その節操のなさを、強く叱責している。先の道路公団の問題の時に、改革案に政府案と道路公団側の案があってどちらかを選ばなければならない時に、小泉くんはその内容を正しく把握すらしていなかったという話をあげていた。「内容を知りもしないで、それでええんか。この無責任首相!」ということらしい。(詳しくは櫻井さんの著書をお読みください。私は部分を立ち読みした程度なので。)

ようは小泉くんは、「選挙での人気」にしか興味がない人なのである。

曽我ひとみさんがインドネシアの首都ジャカルタ郊外でジェンキンスさん再会したのだって参議院選挙のある二日前。あまりにあけすけである。
ジョンイルに頼み込んだのがバレバレである。官僚の誰かが北朝鮮の誰かに土下座なみに頼み込んだはずである。

で、いまネットでウワサが流れてるのが、小泉の人気が落ちたら東京でテロを起こして、それで小泉が「私はテロを許さない〜」と英雄発言して人気を高めようとする、自作自演をやるんじゃないか、というもの。

まさかそんなことにはならないと思うが、はな垂れ小泉くんだったらやりかねないと、みんなが思ってるってことだ。
大事なのはそこだろう。

「ユウセイハンタイ・サンセイ」とかの「わかりやすいキーワード」は、いつも頭の中にある小泉君だけど、自分の鼻水が垂れてるのかどうかとか、そういう「自分の身体感覚」みたいなのが壊れてるわな、この人は。

そういうのが、いちばん怖い。平気で雰囲気増税、雰囲気改憲、雰囲気参戦をやってしまうに違いない。(てかすでに海外派兵は「雰囲気」で押し通してしまいやがった。)

鼻水みたいな欠点はないに越したことはないけど、亀井静香あたりだと、鼻の下あたりが真っ赤になっていて、鼻水をさっきまで垂らしていて、あわてて拭いたのがチョンバレって感じで、まだましだ。(いや、どうせ悪いことはやってるだろうが、まぁ鼻水拭くだけマシってことです。)

自分が鼻水垂らしていること自体に自覚のない、はなたれ小泉くんならどんなとんでもないことでも、やりかねないので、こういう奇想天外で恐ろしいウワサも、バンバンにネットで流せばいいのだ。だってそうなれば、この手は使えなくなるから。そんなことされたらかなわんから、先に「まさかせんやろな」と手を打っておこうではないか。

共産党でも民主党でも国民新党でも新党日本でも社民党でも、どれでもいいよ。とにかく「小泉独裁党」だけはダメだって。

仮にこれで民主党とか他の政党が政権を取って、で、その郵政改革法案が、自民党案とほとんど同じだったとしても、はなたれ小泉よりはマシだ。
そういうことなのよ、今回の選挙は。

この4年の総括選挙。
そうにしかならんでしょ。

ともかく、どうやらマスコミが買収されてしまっているということだけはハッキリしてるらしい。マスコミに関わってる現場からの声もけっこうあるみたいだ。

だから、はなたれ小泉が「雰囲気選挙」「イメージ戦略」でくるなら、こっちだって「自作自演のテロするんじゃねーの」という勝手な憶測だって、バンバンに流しておいてちょうどいいと私は思う。

鼻水戦略だけは、先に封じておかないと意味ないもん。
まぁ、いろいろ書きましたが、仮に小泉独裁政権がマスコミの力を利用して「IQの低い人」たちをターゲットに新・自民党という名の独裁権力を作ってしまったとしても、そしてそれが仮に一般人の希望を無視して憲法を作り替えて、アメリカの手下としての戦争で他国(北朝鮮とか)への攻撃のもっとも危険な部分だけを担わされるような仕組みになったとしても。

350兆のお金が結局は変な外資のものになって資産移転された後で外資の「株式会社」が「つぶれたので預けた金は戻りません」と自己責任要項を預金してたお年寄りに突きつけるような結果になろうとも。

とんでもない増税ばかりで、日々の暮らしは苦しいのに、役人だけがのうのうと何も考えずにぼーっと生きている状態になろうとも。

全部、わが同胞が選んだ道として、受け入れるしかないなと、私は思うのです。

だって、そういう国に私たちは生きているんだから。そしてすぐ隣にいてる人たちが、みな愛すべき同胞だから。

みんなが、だまされていることに気づけずに、今回の選挙でマスコミのあおりに乗って何も考えずに投票するなら、それが「私たちの選択」なのだと、受け入れなければなりません。

結局、同胞として、すぐ隣にいてる人を愛するかどうか、ということがすべてだと思うのです。たとえマスコミにだまされるような単純な人だったとしても、それもまた同胞です。

なんかね、こういう気持ちがけっこう大事な気がする。

で、ね、それは受け入れた上で、「本当にいまの小泉政権が続くだけでいいの?」って質問したいです。

これは別に、こういう意見を受け入れてくれそうな人だけに言いたいわけではないです。

たとえば、創価学会の会員の方にも問いかけたいです。あなたの周りにも、学会の会員ではない人がいます。そういう人とも、普通におつきあいがあるでしょ?それが、現実のこの国の姿なんです。学会だけがこの国を支えているわけではない。門徒もいればクリスチャンもいます。そういう人も含めて、始めて「政治」なのだし、この国が動いているのです。

政治は、その全体の仕組みを変更してしまう作業なんです。だから、自分たちの参加しているグループの損得だけではない、同じ島に住む同胞として、この選挙を受け止めないとダメだと思います。それこそが、本当の仏の心でしょう。

僕は利害関係のあるグループは、いくらケンカしてもいいと思います。そして、そういう口論や議論が法律で保証されていることこそが、すべてのグループの個別の利害に優先するはずです。

何も発言できなくなったら、すべてのグループの「死」です。

はな垂れ小泉くんの「刺客戦術」などというものは、そういう議論する余地をなくしてしまう、絶対に許してはならないものです。だからそれは学会がどうとか、自民党がどうとかを越えるのです。仏の御心に反する行為なのです。

自民党党員だって、今回だけはさすがに考えなければなりません。身内同士を攻撃しあうような選挙がまともな選挙だと思いますか?
そんなおかしな行為には、はっきりとノーを突きつけなければなりません。

そのくせ、学会の人間なのに学会の候補者に投票できずに自民党の候補者に投票しなければならないなどの無理も、今回はそうとうに大きいでしょう。

そんなものはおかしいのです。それは、アメリカの日本宗教の弾圧でしかないのです。大作先生だって、本当にそんなことを望んでいるわけではありません。アメリカの言うことを聞かなければ、学会を潰すような動きにアメリカは出ます。それを先読みして大作先生はアメリカに取り入ってるだけなんです。だってアメリカの権力者たちは自分たちの宗教しか本当の宗教だとしか思ってませんから。学会の人間が自民党員に投票するという行為自体が、「宗教弾圧」なのだと正しく理解してください。

彼ら小泉くんの裏で糸を引くアメリカの権力者たちは、創価学会をまるでアルカイダのようにしか思ってないんです。それが実質です。池田大作先生だって仕方なしの状態なのです。そこを正しく理解してください。

政治、投票というものは、「日本国民」のためのものです。他国の人はできません。宗教にだって手を入れさせてはいけないんです。自公連立なんて本来仏の心に反するのです。

で、同じ、このことを、ホリエモンももう一度考えて欲しい。

いまやビジネスは世界を越えます。ワールドワイドに展開されています。

しかし、選挙というものは決してグローバルなものではないのです。ローカルなのです。同じ同胞がどう生きるのかを考える機会なのです。アメリカ人に投票権なんかないんだから。我々が我々のこと、来し方行く末を考える行為なんだ。そこを忘れてはいけない。

ホリエモン、わかってるか、おまえも日本人なんや。そやから、選挙の時だけは「アホな日本人」としての立場、未来、生活を考えなアカンねんぞ。そこをしっかり腹に据えとけ。外資の投資家は頭もええし、戦略もすごいやろう。でもそれですべてを外資にまかせたらええというもんでもないんや。ええとこは取る。我々同胞のものにする。それまでは、貿易やら法律での障壁があってもええんや。よう腹に据えとけ。

とにかく、最終的には、みな同胞。
選挙の結果も、すべて私は受け入れます。
だからこそ、選挙の前に言いたいことは言っておきます。
それだけです。

ということで、一週間ぐらい続けて書きましたけど、多分連続書き込みはこれで終わりだと思います。
ともあれ、日本人がバカでないことを僕は信じてます。
やりすぎた政権には鉄槌が降りるものです。
それが自然の流れです。
だから、9月11日、小泉政権は終わります。確実に。

以上。
なかなか良い url が手に入ったので紹介しておきます。

http://www.videonews.com/

郵政民営化反対の急先鋒と言われる荒井広幸参議院議員の、「私が郵政民営化に反対する本当の理由」という二時間近くにも及ぶ郵政改革問題に関する基本的な要件のレクチャーです。

小泉礼賛のテレビ・新聞では、「造反議員」のまともな意見さえ紹介されないようなので、ここの映像は貴重です。

もし、今回の選挙が「郵政改革、賛成・反対」であるなら、小泉くんの意見をテレビで聞いた後に、この荒井氏のレクチャーも、ぜひ聞いてみるべきでしょう。

「郵政民営化賛成」と、雰囲気や気分で簡単に言ってしまっている人は、どうか二時間、この動画を一度だけでいいから見てください。判断するのは、その後でもいいでしょう。

ちなみに、私はこの荒井さんの意見を100%は信用はしてません。「いやしかし、それはちょっと」と思う点もなくはない。
しかしそれでも、はな垂れ小泉君のアジテーションだけの理屈もへったくれもない演説よりははるかに筋が通っていると思います。

(あと司会の宮台真司が、僕は大嫌いなんですが、このビデオでは、やっぱり実にまともなことを言ってる。なんというか、いまの小泉が本当におかしいということの証ですね。言論人がみな、立場を越えて「おかしいものはおかしい」と声をあげてる感じが強い。やはりまともな言論人なら、ここ一番というところでは一致団結できるという気がしました。)

こういう情報がテレビや新聞などのマスコミに登場しない、ということのほうがおかしいのです。いったい、日本のマスコミはどうなってしまったのか。

「どうして、こういう反論をインターネットでしか聞けないんだろう」と考えてください。それこそが、一番恐ろしく、なおかつ一番問題な点です。「なんでジジババでも見れるテレビじゃなくて、ある程度操作能力が必要なパソコンの画面でしか見られへんねん?」と心底おかしいと実感してください。

二時間というのは長いですけど、まぁ映画一本分くらいの時間です。「反対派が何言うとんねん」くらいの気持ちでいいじゃないですか。まぁ見てみましょうよ。投票するまで、まだ時間はありますから。

--------------------
それと、この映像の中で、荒井氏が言っている「ネットで衆議院と参議委員のところを見てください、ちゃんと郵政改革法案に関する議会での議事録が載ってますから」と言ってますが、それが実はもうなくなっております。

それも、まさに小泉くんと竹中くんがすっとぼけ発言をした時の櫻井議員とのやりとり部分こそがなくなっております。

「一部見れなくなっています」とかなんとかの断り書きまで出る。

「こんなことまでするか。ひでぇーな。」

というのがやはり実感です。
やましい事があるから隠すわけでしょう。
しかし、公の議事録、しかも今回の選挙の争点となっている部分を隠すというのは、ほんとうにひどいと思いましたね。

確かな情報を提供して欲しい。
それを心から望みます。

で、「郵政民営化賛成」と思ってる人にこそ、情報を提供しなくてはいかんな、と思いました。
雰囲気や気分、世の中の風向きだけで投票してはダメですよ。ちゃんと自分の頭で考えて行動するんですよってことです。

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