このあいだ、ひょんなことから、Dropboxというサービスを知りました。

これはネットを活用したデータの同期サービスというようなものです。
専用ソフトをパソコンにインストールすると、マイドキュメントの中に、マイドロップボックスというフォルダができまして、そのフォルダに入れたデータは、自動的にネットのサーバーに保存されるというサービスです。

で、自宅と事務所、あるいはモバイルパソコンやiPhone などのツールに、それぞれDropboxをインストールすれば、すべて自動的に同じフォルダに同じファイルがコピーされます。
要するに、自分が持っている全パソコンの同じフォルダに同じファイルが、つねに用意されてるという事になるのですね。

これがもう、死ぬほど便利。

マイクロソフトでも似たようなサービスでWindows Live なんとかっていうのをやってるけど、あっちは、同期させたいPCを全部起動しておかないといけない。Dropboxは、PCを起動したときに、自動的にログインして自動的に同期するのが楽なところ。

で、賢いのは、「差分更新」だって事です。

たとえば、エクセルであろうがパワポであろうが、ファイルが巨大になると、ファイル単位でのバックアップってすごく時間がかかる。
でも、これは差分更新なので、変更したところだけ書き換えてくれるのです。なので、PCを起動してからの同期にさほど時間もかからない。実にすぐれてます。

ドロップボックス
http://www.getdropbox.com/

紹介記事いろいろ
http://www.atmarkit.co.jp/news/200704/09/dropbox.html
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0806/06/news124.html

これ、使ってみて思ったんですけど、このサービスはすごいです。正直、Googleよりすごいと僕は思うなぁ。将来性は、こっちの方が上なんじゃないの? って思う。
Googleアプリとか、オンラインで提供していて、まぁまぁ使えなくはないんだけど、いまいちすっきりしない。それはデータがネットにしかないって事です。不安かつ不便。
で、なおかつ「ネットにあるツール」しか使えないんですよねぇ。

でも、dropboxは違う。使いたいツールは何を使ったって良いわけです。オフラインで便利なツールとか長年使ってるソフトとか、そういうのを何を使ってもいい。ただファイルを保存する先をdropboxにするだけでいいわけです。

正直、これは本来、Windows がオペレーションソフトの機能として持つべきだったものなんじゃないかなぁって思います。
が、まぁ、いままでなかったんだからしょうがない。
で、dropboxが、すごく良くできてるんだからしょうがない。

このサービスは久々にPC環境を根底から変革するサービスが出てきたなぁって思います。
インパクト的には、Google登場時よりすごい! って思う。
なんかさぁ「ウェブ進化論」とかでもそうやねんけど、Googleを持ち上げすぎやっちゅうの。確かにすごいんやけど、あれは文化的な■△●○×があって……、やめとこ。長くなるし。

(「ウェブ進化論」って「進化論」ってタイトルなのに、YouTubeの事もほとんど何も触れていないわ、Gmailばっかり取り上げてるわ、21世紀も5年以上たってから出版された後で、PC環境を語る書物としては、かなりダサくてトンチンカンなんですが、何故か仕事のできる人が騙されて感化される妙な本でねぇ。技術と西洋文化(宗教の対立など)をわかってないと、こんなおかしな事が起きるのか! と、その現象にびっくりするんですよ。いやホントに。)

ともあれ、Dropboxはすごいですわ。
今後5年間で、もっとも伸びるサービスと見た。
さて、どうなるでしょうか?


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