今日は仕事で、さる茶室に出かけたのだ。なんで? ということに関してはちょっと内緒。ただ、その茶室が閉鎖されちゃうので、茶道具のたぐいの内容鑑定とかをしてる人の話を聞いて、原稿にまとめるという仕事だったわけ。

えらく目利きというような人が、「これは残しておかれたらいかがですか?」「これはたいしたことはございませんね。」「これは内容はたいしたことはございませんけれども、仕上げは美しいですから、残しておかれても、良いかと思います。」とかやってるわけです。

ほへ〜、すごい世界や。とか思ってたわけ。で、屏風が一枚出てきまして、「これはなかなか立派なものですね。いままでの道具の中でも、これがいちばん良い品かと思います。」というお言葉。その場に何人も人間がいてて、みんな「で、それはおいくらくらいのものですかね?」と思ってる。で、担当の人が、その思ってるとおりの言葉を発したわけです。

「そーですねぇ」固唾を飲むみなさま。
「まぁ、百数十万はするかと。」

「は? ひゃくすうじゅうまん?」
とみなさんガックシ来てはりましたなぁ。

由緒ある茶道具とかいうからさぁ、数千万とか思うやん。ねぇ。固唾を飲んでたのはなに? そこいらを走ってる車より安い。

ま、そんな一日でございました。


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