ソフトバンクが通話料ゼロ円、端末ゼロ円とか言うてるけど、あれ、実質値上げやねんで。みんな知ってるんやろか?

ソフトバンク同士は無料って言うけど、ソフトバンクからドコモやauにかけたら、他の会社より高いねんで。その値上げ分をソフトバンク間の割引に使ってるだけやし、かける相手はソフトバンクよりドコモ・auの方が多いに決まってるやん。あんなもんに入ったら高くつくだけですわ。

ま、孫さんは損しませんけどな。

考えてみなはれ。ドコモ4割、au3割、ソフトバンク2割のシェアやったとしてよ、仮にゼロ円に惹かれて大量に客がソフトバンクに流れてですなぁ、ドコモ3.5割、au2.5割、ソフトバンク3割と順位まで変るぐらいに移動があったってやで、「他社にかける値段は他社より高い」という仕組みはドコモ3.5+au2.5=6やから、ソフトバンク間の通話の倍のトラフィックですがな。そんなもんだましやがな。大嘘。あれは値上げ。よーーーーぽど強い意志で「あいつはソフトバンク携帯持ってないからこっちからはかけない」とかやらない限り安くはなりまへんわなぁ。そんなもの。算数ですよ、これは。単純に。

自分が電話をかける相手の比率は市場シェアに応ずるわけですから、ソフトバンクが20%のシェアしかないなら、「全通話のうち、20%を無料にします」と言ってるのと同じです。
でも「その変り、残り80%は値上げしますね」って言うてんねんで。何ぬかしとんねん。ボケナスも休み休み言えよドアホが。
あんなくだらんごまかしに騙されたらあきませんがな。ほんまに。

しかも、ですよ。

無料なのは夜中の1時を過ぎてから、次の日の夜9時までというしばり付き。そんなもん、仕事してる時間やから、「ソフトバンク以外」にかける方が多いに決まってるやん。値上がりするやん。ものすごくソフトバンクに好都合な設定でっせ。そら公取が動くのも当たり前やけど、なんでか途中で公取まで止った。政治やろなぁ。裏で何かうごいとる。

で、たとえば、「お、お前もソフトバンクか!」というような友達とは夜の9時から1時とかが一番話ししたい時間やんか。
で、この時間帯は「月200分まで無料」という、実に上手なだましのテクニックが入ってるのよね。
これ、一日あたりにすると7分です。だから、7分以下の短い連絡だけを友達とやりとりするには良いわけです。
でも、仲の良い恋人同士だと、よけいに高い通話料になるように設定されとるのですよ。200分を越えたとたんにドーンと上がる。

だから何も考えずに「ソフトバンクやすーい」と言って、普通に仕事で携帯使って、恋人もソフトバンクにさせて、夜にごにょごにょ甘いささやきとかやってると、そりゃもう目を向くような高い通話料を取られるというぼったくりシステムなのであった。
すごいでー、このだましは。

もっとすごいのは「端末ゼロ円」。あれ大嘘ですから。
全部定価の額を24回分割にして、通話料に込みにして請求します、というだけの話やから。「契約時に、端末代金として店頭でしはらう金額は0円」というだけであって、値引きすらないんやから。ものすごい高い端末ですね。

高い高いゼロ円ですわ。

中身も確かめずに「ゼロ円!えらい!」とか言うてる奴はアホ。

でも、そういうアホの方が、世の中多いんよなぁ。だからシステムダウンする。

情けなくなる。
ちょっとリスク工学について書いておきます。

物事には危険というものがあります。だから、危険というものがいったいどの程度危険で、どの危険に対してどの程度対応策を取っておくのが「適正値」であるかを考えるのがリスク工学というものです。

もともとは、たぶん金融の世界から出てきたものなんだと思うのですが、投資をするに対して、その「危険」の発生率が50%のものと、0.0005%のものとがあれば、どちらに力を入れるべきかという、そういう判断基準を考える考え方です。

こういう具合に比較で出せば、そりゃ誰だって「50%の方に力を入れろ」という事になるんですが、でも実際の例では意外にも0.0005%の方にばかり力を入れるという事が起きてしまうものなのです。

たとえば、例の狂牛病、BSE騒動などが、その良い例です。狂牛病の発症者は、牛の脳や脊髄、目玉など、特定部位を食べた人からの発症率が90%台だったはずで、おそらくは、ほぼ、この特定部位からの「感染」が経路であろうと推測されるのですね。

だから、この特定部位を除去していれば、まず狂牛病にはならない。

でも、日本においては全頭検査と言って、「すべての牛をチェックせよ!」というのがまるで絶対的安全手法であるかのように語られているわけです。

いや、あのね、全頭検査しても、特定部位の除去をしてなきゃダメだよってことです。こまかい話は抜きますが、検査方法自体が無効の可能性もあるんです。(BSEの潜伏期間と検査のタイミングの問題とかのからみです。)

ところが、日本人は「全部検査してなければ危険だ」と言う。いや、それはおかしかろう。感染経路を明確にして、もっとも危ないところをカットせよ、です。

で、もっとはっきり書くと、牛を食べ続けて狂牛病に感染する可能性より、コレステロールがたまって成人病で死ぬリスクのほうがはるかに高い。そんなもの、比較するのもばからしいくらいに、「牛ばっかり食ってる」ほうが危険なんですね。

だからアメリカ産の牛肉を輸入して作られている牛丼を「狂牛病になるから食わない」とか言うのはおかしな話でして、僕はそういうことは全然考えない。それよりコレステロールがたまりすぎて、体の機能がおかしくならないように肉自体を控えます。

で、この狂牛病の話で、いつまでも「いや、どんな危険でも危険は危険なのだからゼロでなけらばならない」とか言う人がいたりするのですが、それは永遠にゼロにはならないのだから、人生をムダ使いしなさんなと言いたい。

で、そういう事を言ってしまう背景というのは、ようは「コンプレックス」なわけです。少なくとも、アメリカン・ビーフに関する論議で「絶対ゼロで!」と言う主張をする人は、たいていの場合は、アメリカ文化に対する自分自身のコンプレックスを自覚してない人が多いんです。

こういう危険をキチンと可能性や確率で考える習慣自体がないから、違和感を感じて、それが不安になってヒステリー状態になっているというそういう事なんです。

だから、そういう人は、まず自分のコンプレックスのタネが、いったい自分の心の中のどのあたりにあるのかをキチンと考えないといけない。

たいていの場合、こういう「不安感」というのは「無知」から生まれています。なので、キチンと勉強すれば、その不安感は消え去るものなのです。

パソコンのウィルス対策でも同じです。確率の低い選択肢を選べば、可能性はグンと低くなる。ただそれだけのことです。

しかし、こういう当たり前の確率論をキチンと考えない人というのは、たとえば牛肉であれば、もともと肉が大好きで、それをやめられないから狂牛病が怖いという人だったりするのですね。

いや、あんた、狂牛病を避けるために、国産牛やオージービーフばっかり食ってても、成人病で早死にするよ。ってことが分かってない。

というか分かりたくないんだろうなぁ。
肉を食うのをやめたほうが、はるかに病気に対するリスクは低くなる。そのほうが圧倒的に健康達成度は高い。
で、月に一二度くらいなら、別に牛丼を食ってもいいよなぁ。ちゃんと緑黄色野菜とかヒジキとか食べてるんなら。物事はバランスですから。

ウィルス対策でも同じで、ウィルス対策ソフトを入れるべきだ!とか言ってる人に限ってアウトルックエクスプレスを普通に使ってるわけです。それをやめたほうが、ウィルス感染リスクは圧倒的に低いのに。

まぁ知らずに使ってる人はしゃーないけどねぇ。

たとえば、卵には、1000個に一個の比率でサルモネラ菌がもれなく(笑)入っています。これはもう常識なんですが、じゃ、それですべての卵をサルモネラ菌検査するかというと、それはやりません。

最近では生卵の販売を夏には控える、たとえ冬でも温泉卵にして販売するという程度の対策が取られているだけです。

これは、たとえ1000個に一個必ず入っているとわかっていても、たとえば、健康な人が食べたのなら実質上命の危険はないとか、お客さんが生卵を食べるまでの温度管理が適正なら菌の繁殖自体を抑えられるとかの「リスク要因」というものを総合的に見たときには発症%がグーンと低くなるからなわけです。

これを、ただなんとなく「いままで大丈夫だったから、これからも大丈夫」というのと、「リスク要因を総合的に判断して、可能性は大きく低い」というのとは、もう、根本的に全然違うことなんですね。

だからやっぱりね、「狂牛病を避けるためにアメリカン・ビーフは食べない」という人が、毎日のようにオージービーフと国産牛肉を食ってるなら、「あんた、コレステロールで死ぬよ」と言うしかないし、「アメリカン・ビーフを避けていても牛肉依存の食生活改善には全然つながってないよ。」と事実を明確につきつけるしかないんですね。

ウィルス対策でもいっしょ。本当は感染経路として一番大きな通り道であるアウトルックエクスプレスやインターネットエクスプローラを使わないというのが、簡単かつもっとも効果が高いんです。確率で言えばね。

でも、まぁ使わないという訳にもいかないしね。そのあたりは個々人でチョイスの幅はあるでしょうけど、IE使うなら、しょうがないからウィルス対策ソフト入れとくとかね、自分でチョイスするしかないわけです。

まぁパソコンなら「パソコンを使わない生活をする」という選択肢もあるよなぁ。それが本当は一番健康なのかも知れない。まぁ現実的にはちょっと無理だけど。でもまぁ、パソコンのデータが消えても「まぁいいか」と言えるくらいに、PCへの依存度を低くした生活態度を取っておきたいですね。それがまず基本だよなぁ。

で、このあたりの「バランス」がわからないというのは、自分が、どこかで「何か」に依存していて、その依存対象がなくなったら自分がパニックを起こしてしまうという恐怖感が背景にあるからなんですね。まずは、そういう「自分の心の真実」を直視するのが、本当に大切なんです。それこそが「幸福」とか「安心感」とかを手に入れる、重要な考え方なわけですから。

このあたり、コンプレックスから自分がヒステリーになってしまっているという事自体を自覚できてない人がけっこういてるので、「ああ、自分を知るというのは、大変な事なんだなぁ」と思います。

本当に幸せになりたいのなら、まず、こういう自分の心の中の「依存体質」をこそ、しっかりと自覚するべきなんですね。そっちが、まず先ですね。肉ばっかり食ってるから狂牛病にうるさいって、そういう事だから。肉食わなきゃ、さして気にならないんだから。ねぇ。

ま、そんなことで。
今日はmixiに書いた日記を転載。
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こんなニュースを見つけた。
●30代男子が食すポッキーはガンプラ付き
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/24/news057.html

ガンダムのプラモ付きポッキー。
なんでガンダムかというと、
ポッキーをサーベルとしてプラモに刺せるそうです。

く、く、くだらねー。

しかも白パッケージは極細ポッキー+白いモビルスーツガンダム。
赤と緑はシャア専用ザクと量産型ザクだそうで。

あまりにはまりすぎ。
あまりにくだらなさすぎて、面白い。
いいなぁ、このくだらなさ。

任天堂の岩田社長も「おどるメイドインワリオ」の試作品見て「くだらねぇ」と言ったそうです。
「もちろんホメ言葉」だそうで。

私はマリオよりワリオが好き。
特にメイドインワリオは一作目から素晴らしいと思っております。

社長が訊く。Wii開発プロジェクトのワリオの回が面白いんだよなぁ。
第1回 「『リモコンひとつあれば、なんでもできるぞ!』と」
http://www.nintendo.co.jp/wii/topics/interview/vol6/index.html
第2回 「『くだらねぇ』は最高の褒め言葉」
http://www.nintendo.co.jp/wii/topics/interview/vol6/02.html

くだらないということは、けっこう重要かもしれない。

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以上転載終わり。

ちなみに、なんで私がマリオを嫌いかというと、恋人でもなんでもないピーチ姫を、なぜか理由もなしにマリオが助けに行くから、なんですね。

これ、やたらと教条主義っちゅうか、「ヘン」でしょ?
「姫」なら、城の衛兵とかが助けに行けっちゅうの。

そうでないなら恋人を救いに行くとかじゃん。
なんで縁もゆかりもないピーチ姫を助けに行くのよ? わからん。

これが「なんか面白そうだから助けに行くことにした」とかなら、私は怒らなかったのですがね。「さらわれたのだから、助けにいくのが当たり前」という常識の押しつけをされてイラっときたのであります。

常識の押しつけをされるくらいなら、「なんか知らんけどおもろそーやから行くー」の方が、はるかに高尚でありますな。
だからマリオはつまらんのだと思う。
で、やっぱりワリオが面白いんだよねぇ。

Wiiの同時発売ソフトがマリオではないってことは、僕は大変にすばらしい事だと思ってます。岩田さんえらい。
くだらないゲームを「くだらねぇ」と笑いながらニコニコと楽しむ。これこそ正しいスタンスだと思うのですよ。

あんな権威主義のマリオを顔にしたらアカンよ。最悪。
うむうむ。

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