最近、FaceBookで、昔付き合っていた彼女とお友達登録した。

書き込みも頻繁だったので、いろいろがんばってるなぁと思ったら、「入籍しました」という書き込みがあり。

ああ、良かったなぁと、本当に心から思えるのであります。
こっちも結婚したしねぇ。
いやー、本当に良かった。
なんか肩の荷が降りたような気持ちになったのであります。

非常に遅い結婚だったので、そのあたりの感慨というものは、かなり深いのですよね。
結局、結婚して男女の関係がうまく回っていくかどうかは、夫婦相互の成長の程度によるんだと思うからです。

自分の事を低く見過ぎていたり、逆に身の程知らずに高望みばかりしていたり。長々独身生活を続けていて、いろいろな人達と(男も女も両方)話をしてきたので、そのあたりの「自分をふりかえる事」が、いかに恋愛・結婚において重要であるかが身に染みてわかるのであります。

不思議なもので、結局、自分自身の事を過不足なく、客観的に、ありのままに見つめられるかどうかなんですよね。

たいていは「ありのままの自分」で行くのがもっとも良い方法なんです。だって飾ってたり背伸びしたりして続くわけがないんですから。

ところが人間、この「ありのままの自分」って言うのがわからない。
自分自身の過小評価と過大評価ばっかり抱え込んでいて、「適正評価」が空っぽ、というひとがすごく多いんじゃないですかね。

というか、結婚が遅くて、相手がなかなか見つからない人って、これがものすごく多いと思います。
というか、自分がそうだったわけですけどね。

でも、実際、この「適正評価」っていうのは、実は一人じゃなかなかつかめないものなんですよ。たいていの人は、まず間違いなく自分を「過大評価と過小評価のかたまり」としてしか見ていないんです。適正評価というのは「他者の目を通して」はじめて気付ける種類の事柄なんですね。

自分で最悪の欠点だ、と思ってるところを、異性に良いところと評価されたり、自分の最大の長所だと思っている点を「最悪」と評価されたりして、はじめて「ああ、そうか、私は○○だけど見方によっては××とも感じられるのだな」というように両面が見えてきて、うまくバランスが取れるわけです。

これ、実は別に「付き合っている異性」である必要まではないんですけどね。ちょっと好きだなと思う人とか、そういう人でもかまわないわけです。ようはオープンに意見交換をできる人であればちゃんと教えてもらえるし、自分の別視点からの評価もキチンとわかるわけです。

で、実は、このフラットでオープンな意見交換、ということができれば、後はそう難しくなく交際・恋愛・結婚まで至れると思うんですよ。
でも、自分自身のとらえ方が偏っている限り、この「オープンな意見交換」ができないので、すごくフラットな「+の面からも-の面からも見る」というスタンスができなくなってしまうわけです。そこがまぁだいたい、つまづきの始まりでしょうね。

で、この「オープンな意見交換」っていうのは、別に恋愛関係にだけ必要なわけではなくて、仕事の上でも重要なわけですね。取引先との関係が上下関係ではなく対等であるとか、そういうことであれば良いというか。そういう事なんですよ。

オープンな意見交換ができれば、欠点を美点に変換していくことが、それこそ何の努力も必要なく「考え方の変更」だけでできてしまうし、自分の「長所だと思っていた欠点」の上手な修正の仕方もストンと理解できてしまうわけです。

で、別に誰かと交際するのではなく、日常の普段の人と人とのコミュニケーションがどんどんフラットでオープンになっていって、自分のありのままの姿が、そのまま「流通させられる自分」に変わっていくわけです。理解してもらいやすい自分が作りやすいというか、相手から期待されている行動・態度とのすり合わせがラクになっていく。

こういう客観的な自分を知っていく過程を、どんどん、どんどん、「簡単で誰にでもできるレベル」に落としていくと、とどのつまり、もっとも重要なのは、


●おはようございます。

●こんにちわ。

●ありがとうございます。


という、あいさつを、いかにタイミング良く、上手に言うか? という事になると私は考えているのですよ。
多分、ここから始めるのが、一番効果が高いと思う。

あいさつがキチンとできれば、とりあえず身の回りの人間との「オープンな意見交換」までの時間がかなり短縮されるので、そこで「客観的視点」がキチンと得られるわけです。

そうしたら、それを素直に受け入れて、良いところは伸ばし、悪いところは修正すればいい。

で、そうやっていくと、異性の友人とかもできて恋愛・結婚まで至るわけですが、でも人間、自分のありのままの姿はわかっても、「付き合う相手に理想を要求する」というのはなかなか止められないんですね。つい、自分の理想と相手とを比べて怒るとかしてしまう。まぁたいてい男女でうまくいかないのは8割「期待しすぎ」なんじゃないか? というくらいでして。

で、この「期待しすぎ」というのも、ようは「オープンな意見交換」ができれば修正できるはずなので、実は男女間でうまくいかなくなってきたときも、

●おはよう。

●おかえり。

●ありがとう。

●おやすみ。

とかのあいさつを大切にすれば、けっこううまく回っていくと思うのであります。
いやまぁ、すれ違いだしたら、なかなかこの簡単な事ができなくなっちゃうし、あいさつをキチンとしたところで、すれ違いが修復されるまで、かなり時間がかかるんだろうけれども、それでもやっぱり、あいさつは大事ですわね。毎日のことやねんから。

まぁ、そのくらい、この「あいさつという、もっとも簡単な第一歩」は強力だよって事です。

なので、異性問題で悩んでいる人(彼・彼女ができない)には、とにかく「あいさつだけはキチンとしなされ」と強力にお勧めしたいです。

とりあえずあいさつだけはキチンとやっておく、という方が、下手に積極的なアプローチをするより、はるかに重要かも知れない。いやほんと。マジで。

で、この「日常的なあいさつをキチンとする」などという普通の事こそが、恋愛成就においてすら、もっとも効果的な方法なのだ、というあたりを実感できるという事が、僕自身が成長したことなんだろうなぁと思うわけです。

そういう事もわかってなかったんですよ、この私は。
で、わかってなかったから、なかなか「他者とオープンに意見交換をする」ということができなかったんだなぁとしみじみ、つくづく感じるのですよ。

まぁ、あいさつは大事にしましょう。たとえ夫婦の間であっても。ね。

コメント

ここあ
ここあ
2012年10月28日22:22

自分のことを過小評価してる部分、かなりあります^^;

外見に自信が持てなくて、かわいい子がチヤホヤされてると

「私なんて・・・」

って、それ以上に自分の殻に閉じこもってしまいますね。。。

シゲさんの言うとおり、対等にコミュニケーションをとるために、”あいさつ”は忘れずに交わしていこうと思います^^*

みき
2012年10月29日1:25

 先日、小学校1年の息子の授業参観に行ってきたのですが、科目が「道徳」で、テーマは「あいさつ」でした。

 興味深かったのは、「なぜ、あいさつは大事か」という説明はまったくなかった(「そんなことは、説明するまでもなく、みな知っている」ということなのでしょう)ことで、「どのようにあいさつをするのが良いか」が主テーマでした。

 子どもたちは、「大きな声で」「元気に」という意見でしたが、先生が、「○○○あいさつをするのが良いです。○○○には、ひらがな3文字が入ります」と。正直言いまして、私も真剣に考えたのですが、分かりませんでした。答えは、「さきに(先に)」でした。

 大人の私は、あいさつの大事さすら忘れかけ、ましてや、相手より先にあいさつをしようなどとは考えもせず、非常に反省するとともに、良い授業をしてくれている先生に感謝した次第です。

シゲ
2012年10月29日12:13

>ここあさん
書き込みありがとうございます。

●自分に自信を持つ

というのはチョー、チョー、チョー大事ですよ。ちゃんと自信が持てていないのなら、いますぐ持ってください。絶対的自信を。

自信というのは別に根拠はいらないんです。自分を大事にしようと考え出したら、必然的についてきますから。毎日努力です。「私は誰より私が大事」と考えれば良いのです。まずスタートラインはそこでしょう。

あと、良いお相手が見つからないのであれば、徹底して「理想の伴侶」をイメージすることです。条件を100でも200でも300でも書き出してください。見た目、性格、趣味、声、体格、仕事、住居の場所、血液型、家族構成、思想信条、それこそ山のようにあるはずです。それを全部、とにかくリストアップしましょう。何週間、何ヶ月かかっても良いです。徹底的に「自分だけの理想の相手」を明確にするんです。
(人間を構成している要素なんて、それこそ数千、数万の単位でありますから、たかが数百でも、ほんの一部でしかありません。ですから、いくら書き出しても、ほんの一部が重なるだけです。最終的には、自分が「心から」納得できる条件をはっきりさせる、ということが大事だということです。)

こうすれば、「自分にふさわしくない相手」が瞬時にわかるようになります。そして「自分にぴったりの相手」も、出会ったとたんにわかります。(ここが大事!理想の相手が瞬時にわかって逃がすことがないんです。)

たいてい失敗するのは、この「理想の相手」のイメージがもやもやしていて、身の回りの適当な人とどうにかしようとする場合なのではないか?と思います。

●選択基準が明確でないから選べない

だけの話なんです。
ここ、ものすごく重要ですから、しっかりと意識してくださいね。そうでないと2バツ3バツになっちゃいますよ。

「高望みは良くない」とか、「私は●●だから、この程度の人がお似合いだ」とか、アホな考えは一切やめてください。またそういうアホな事を言う人が世の中にはたくさんいてますが、完全な間違いですので、そういう考えは徹底排除してください。

なぜなら、相手の立場に立ってみましょう。

・高望みは良くないからあなたを選びました

とか

・この程度の人がお似合いだからあなたを選びました

と言われて喜ぶ人がいますか?
いるわけないでしょ?
人生最上の相手だ! と思ってもらわないと、これは困るわけです。
もちろん若い間に結婚して、少しずつ「理想の相手に育てていく」というのが本来の結婚のあり方なんですが、バツイチとか、一度結婚しかけて失敗して、とか言う場合は、上記のように、本質を良く見極めて「本当の正解」にできるだけ速く近づいた方が良いです。時間がもったいないですから。

ここあさんが幸せになることを心からお祈りします。がんばって!

シゲ
2012年10月29日12:26

>みきさん
素敵な話の書き込みありがとうございます。
そうですね、「先に」あいさつができたら理想的ですよね。みずからまわりを引っ張って明るくしていくような人になりますよね。いいなぁそういう成長の仕方。

でも、人間はステップを追って成長していくものだから、とにかく「あいさつさえできたら、まずはオーケー」というところを僕は強調したいですね。恥ずかしがり屋さんだと、あいさつされて、会釈するのが精一杯ってこともあるでしょうから。それでもあいさつはあいさつだと。そう考えるのがいいなぁと思います。

会釈が出来たら、今度はあいさつされたときの返事をすばやくするようにする。それから「さきにあいさつする」と。そのくらいのアロアンスはあって良いのかも。

でもまぁ、子供って「さきに」とか言うと「俺が先に言うんだ!」とか、すぐにゲームにしますからね。一気にあいさつが定着して、良いアイディアかもしれません。なかなか策士なのかも、ですよ、その先生。
おもしろいですね。

またその後の事とか教えてもらえたらうれしいです。
ありがとうございました。

me
2012年10月31日7:33

うんうん、と頷きながら読ませていただきました(^ ^)
ありがとう。
簡単なコミュニケーションさえ取れなくなって
どんどん自分を追い込んでいたなぁ、と反省。
また、もう一度読ませてもらおう。
ではでは。

シゲ
2012年11月1日19:44

>meさん
書き込みありがとうございます。
いろいろお悩みなのですかね?

何にしろ、ありのままの自分で、そのままうまく行くっていうのがラクだし、長続きもするし、良いと思いますよ。
無理せず気楽にゴー! です。

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