不況の時は、瞑想するに限りますな。
2012年2月17日コメント (3)リーマンショックの時、かなりの期間、仕事がなくて、ものすごい不安に陥りました。
で、その時に「これは良いなぁ」としみじみ思ったのが「瞑想」であります。
自分の身の回りに起きたことを、何も足さず、何も引かず、ありのままに見つめて、現実的対処を取るために必要な「平常心」が養われるのでありますね。これが本当に良かった。
不安に陥ると、小さな問題でも、それこそ針小棒大に必要以上に大問題と捉えてしまったり、あるいは、その時その時で的確に対処していれば大事に至らないのに、現実直視を恐れて無視し、よけいに事態を悪化させてしまう。人間の心というのは、とても不安定なもので、危機が迫ると、このように「余分に足し」たり、「軽く見て引い」たりしがちなわけです。
でも、実際の問題というのは、その時その時で現実的な姿をしていて、現実的な対処の方法を取れば、まぁたいていは問題にはならないわけです。でも足したり引いたりすることで、問題が一人歩きしておかしな事になってしまうわけです。
瞑想をすると、このあたりが「適正サイズ」になるんですね。そこがよろしい。「よけいな事は考えてもしゃーないわな。」とも思うし、「あー、まぁそれでも、この問題が大問題になってもまずいから、この程度の対処はしておこうか。」と、そこそこ適正な対応が取れるようになる。ものすごーーーーーく「平常心」という奴になるわけです。
「平常心」なんて、人格的に優れた人にしかないものだ、とか思ってましたけど、瞑想をある程度やると、即物的にそういう人格の優れた人のような態度が手に入るわけですよ。「インスタント偉人」というか。そういう、「すぐ手に入る解決策」があるというのがすごいわけです。実際、毎日15分くらい、一週間も続ければ、かなりの精神的安定が得られます。かなり良いです。
で、この瞑想がすごいところは、お金が一切かからないところなんですね。(笑) いや、ほんと。座って半眼になってる程度で良いわけです。必要なのは時間だけ。それもせいぜい15分程度。その割に絶大な効果があるわけですよ。
いまヨーロッパの金融危機がはじけつつあるので、今年は春以降、大変な状況が生まれる可能性もなきにしもあらずです。ですので、、ちょっと瞑想などもやっておいて損はないかもしれません。
瞑想には、いろいろなやり方があるし、僕も専門家じゃないので、みなさん自分でいろいろ調べて試されたら良いと思うのですが、とりあえず、先日NHKでやってた「能の簡単トレーニング」というのが、シンプルかつわかりやすかったので、そのまま転載しますね。
(NHK:ためしてガッテンホームページより転載)-----------------------------------
【実習コーナー】1日15分!脳の簡単トレ
まずは楽な姿勢をとります。
いすに座っていても、寝た状態でもかまいません。
そして軽く目を閉じます。
次に、小川が流れている情景を思い浮かべます。
どんな川でも結構です。
小川のほとりに座って、ゆったりと流れる川面を見つめているイメージです。
次に、その小川に葉っぱが流れている情景を思い浮かべます。
何枚でも構いません。
この情景が思い浮かんだら、次に自分の心に目を向けます。
感情や物といったいろいろな思考が湧き起こるでしょう。その湧き上がってきた思考をすっと葉っぱに乗せて川に流してしまいます。
この時、無理に流そうとしなくて結構です。
途中で引っかかってもかまいません。
沈んでしまってもかまいません。
その場合は、もう一度すっと葉っぱに乗せて川に流してみます。
いろいろな思考が湧き起こるので、その度に葉っぱに乗せて流すという事を繰り返してください。
このトレーニングを1日10分~15分程度、毎日続けてください。
朝起きたとき、お風呂上り、夜寝る前、いつ行っていただいてもかまいません。
無理をすると効果は得られません。
あまり無理をせずに行うようにしてください。
(転載終了)------------------------------------------------------------
まぁ、僕は基本的に座禅に近い形で、座って目を半眼にして、自分の呼吸を数えるというやり方をしてますが、これはもう本当にいろいろですよね。マントラを唱えるとか、湧いてきた雑念をそれぞれ「不安」「雑念」「執着」とラベリングして捨てていくとか、自分の体の筋肉の動きに意識を集中するとか、色や画像をイメージするとか。
上記のためしてガッテンにおいては「不安病」全般に対する療法として、この瞑想が取り上げられていたわけです。不安病というのは、パニック症候群であったり、全般性不安障害であったりいろいろですが、おそらくは、心の病気の多くで効果があるのではないでしょうかね? 別に病気でなくても、一般人誰でも、普段から瞑想とか座禅とかの習慣を持っておくと、とても良いと思われます。
というのは、瞑想をすると、脳の「背内側前頭前野」が鍛えられるという話もありまして、ようは脳みその筋トレという側面があるからなんですね。実際、瞑想をすることで、背内側前頭前野が厚くなったというようなことがあったようです。また、瞑想をやり慣れてる人と、経験の少ない人では脳波の安定度が違うんですね。日々座禅をやっている僧侶の方などは、安定的にアルファ波が出ているのですが、経験のない素人だと、5分もするとアルファ波が低下して眠たくなってしまうようです。
僕も限度は15分くらいなんですね。15分くらいやってると眠たくなってしまう。逆に言えば、「一回やってみよ。」と思って試してみて、5分とたたずに眠たくなったとしたら、それはかなり前頭前野が弱ってると考えても良いのではないか? と僕は思います。
とにかく毎日、あるいは数日に一回でも良いのでしょうけど、継続的に座禅・瞑想をするのは精神衛生上、非常に良いと僕は思います。
まだまだ、不況の風は止まず、政治も本当にダメダメで、いろいろ不安な事が続く日々です。賢く対処の方法を身につけておくに越したことはありません。
「瞑想」は、金もかからず、効果も高いと実感してますので、もしよろしかったらみなさんお試しくださいませ。
で、その時に「これは良いなぁ」としみじみ思ったのが「瞑想」であります。
自分の身の回りに起きたことを、何も足さず、何も引かず、ありのままに見つめて、現実的対処を取るために必要な「平常心」が養われるのでありますね。これが本当に良かった。
不安に陥ると、小さな問題でも、それこそ針小棒大に必要以上に大問題と捉えてしまったり、あるいは、その時その時で的確に対処していれば大事に至らないのに、現実直視を恐れて無視し、よけいに事態を悪化させてしまう。人間の心というのは、とても不安定なもので、危機が迫ると、このように「余分に足し」たり、「軽く見て引い」たりしがちなわけです。
でも、実際の問題というのは、その時その時で現実的な姿をしていて、現実的な対処の方法を取れば、まぁたいていは問題にはならないわけです。でも足したり引いたりすることで、問題が一人歩きしておかしな事になってしまうわけです。
瞑想をすると、このあたりが「適正サイズ」になるんですね。そこがよろしい。「よけいな事は考えてもしゃーないわな。」とも思うし、「あー、まぁそれでも、この問題が大問題になってもまずいから、この程度の対処はしておこうか。」と、そこそこ適正な対応が取れるようになる。ものすごーーーーーく「平常心」という奴になるわけです。
「平常心」なんて、人格的に優れた人にしかないものだ、とか思ってましたけど、瞑想をある程度やると、即物的にそういう人格の優れた人のような態度が手に入るわけですよ。「インスタント偉人」というか。そういう、「すぐ手に入る解決策」があるというのがすごいわけです。実際、毎日15分くらい、一週間も続ければ、かなりの精神的安定が得られます。かなり良いです。
で、この瞑想がすごいところは、お金が一切かからないところなんですね。(笑) いや、ほんと。座って半眼になってる程度で良いわけです。必要なのは時間だけ。それもせいぜい15分程度。その割に絶大な効果があるわけですよ。
いまヨーロッパの金融危機がはじけつつあるので、今年は春以降、大変な状況が生まれる可能性もなきにしもあらずです。ですので、、ちょっと瞑想などもやっておいて損はないかもしれません。
瞑想には、いろいろなやり方があるし、僕も専門家じゃないので、みなさん自分でいろいろ調べて試されたら良いと思うのですが、とりあえず、先日NHKでやってた「能の簡単トレーニング」というのが、シンプルかつわかりやすかったので、そのまま転載しますね。
(NHK:ためしてガッテンホームページより転載)-----------------------------------
【実習コーナー】1日15分!脳の簡単トレ
まずは楽な姿勢をとります。
いすに座っていても、寝た状態でもかまいません。
そして軽く目を閉じます。
次に、小川が流れている情景を思い浮かべます。
どんな川でも結構です。
小川のほとりに座って、ゆったりと流れる川面を見つめているイメージです。
次に、その小川に葉っぱが流れている情景を思い浮かべます。
何枚でも構いません。
この情景が思い浮かんだら、次に自分の心に目を向けます。
感情や物といったいろいろな思考が湧き起こるでしょう。その湧き上がってきた思考をすっと葉っぱに乗せて川に流してしまいます。
この時、無理に流そうとしなくて結構です。
途中で引っかかってもかまいません。
沈んでしまってもかまいません。
その場合は、もう一度すっと葉っぱに乗せて川に流してみます。
いろいろな思考が湧き起こるので、その度に葉っぱに乗せて流すという事を繰り返してください。
このトレーニングを1日10分~15分程度、毎日続けてください。
朝起きたとき、お風呂上り、夜寝る前、いつ行っていただいてもかまいません。
無理をすると効果は得られません。
あまり無理をせずに行うようにしてください。
(転載終了)------------------------------------------------------------
まぁ、僕は基本的に座禅に近い形で、座って目を半眼にして、自分の呼吸を数えるというやり方をしてますが、これはもう本当にいろいろですよね。マントラを唱えるとか、湧いてきた雑念をそれぞれ「不安」「雑念」「執着」とラベリングして捨てていくとか、自分の体の筋肉の動きに意識を集中するとか、色や画像をイメージするとか。
上記のためしてガッテンにおいては「不安病」全般に対する療法として、この瞑想が取り上げられていたわけです。不安病というのは、パニック症候群であったり、全般性不安障害であったりいろいろですが、おそらくは、心の病気の多くで効果があるのではないでしょうかね? 別に病気でなくても、一般人誰でも、普段から瞑想とか座禅とかの習慣を持っておくと、とても良いと思われます。
というのは、瞑想をすると、脳の「背内側前頭前野」が鍛えられるという話もありまして、ようは脳みその筋トレという側面があるからなんですね。実際、瞑想をすることで、背内側前頭前野が厚くなったというようなことがあったようです。また、瞑想をやり慣れてる人と、経験の少ない人では脳波の安定度が違うんですね。日々座禅をやっている僧侶の方などは、安定的にアルファ波が出ているのですが、経験のない素人だと、5分もするとアルファ波が低下して眠たくなってしまうようです。
僕も限度は15分くらいなんですね。15分くらいやってると眠たくなってしまう。逆に言えば、「一回やってみよ。」と思って試してみて、5分とたたずに眠たくなったとしたら、それはかなり前頭前野が弱ってると考えても良いのではないか? と僕は思います。
とにかく毎日、あるいは数日に一回でも良いのでしょうけど、継続的に座禅・瞑想をするのは精神衛生上、非常に良いと僕は思います。
まだまだ、不況の風は止まず、政治も本当にダメダメで、いろいろ不安な事が続く日々です。賢く対処の方法を身につけておくに越したことはありません。
「瞑想」は、金もかからず、効果も高いと実感してますので、もしよろしかったらみなさんお試しくださいませ。
コメント
書き込みありがとうございます。
日記も拝見させていただきました。大変共感できますねー。人と人とが仲良くなるには、まず「おはようございます」とか「いただきます」とかを共有することですよねぇ。
社会というものは、「自分のよろこび」や「自分の悲しみ」と、同じ種類の喜び悲しみを、共有する人がいてるのだ、という実感から始まります。そこから、「社会というのは良いものだなぁ」という感覚が育っていくわけですから。大切ですよね。
ただ、こうい「共感」という事がよく分からないタイプの人間というのが、世の中にはいてるのだ、と言うことが最近わかってきました。統合失調症とかはそういう病気なんですね。
で、瞑想というのは、そういう人の感覚の修正にも効果があると言うことで、かなり良いもののようです。
心の病気の人なら健全な心育てに役立つでしょうし、心が健全な人なら、自分の望みを的確にかなえていくために役立つようです。
僕はあまりマメに瞑想をしてるわけではありませんが、それでも最近では週に一二回はするようにしております。なかなか精神的に快適ですよ。いいものだと思います。
ということで、これからもよろしくお願いします。