同じマンションの3階から1階への引っ越しなので、たいしたことはないのですが、どうにも仕事がいっぱいに詰まっていて、読書もできないのが辛いです。

今月は多分読書は2冊が限度だろうなぁと。

で、いま読んでるのが中田安彦さんの「日本再占領」。

これがすごく面白い。久々の傑作だなぁ。いや、まだ途中までしか読んでないので結論は下せませんが、かなり良いです。

ウィキリークスが出てきたことで、政治や社会、報道などに関する基本的立ち位置のようなものが、全メディアで変わらざるを得ないと思うのですが、そういう新しい視点に立った上で、日本の1300年の歴史を「考え方」の上で総点検している本というようなところ。

この「考え方の総点検」みたいなところが、とてもスケールの大きいアプローチなので面白いんですよねぇ。

また改めて書評は書きたいと思いますが、この本はかなりのお薦めになると思う。

しかし、「本を読む」という、ただそれだけのことが、そう簡単にはできないんですよねぇ。今年はいろいろなことがあって、かなり読書量が減っております。やばいです。

で、読書量が減ってしまって思うのは、「知らないことを知るには時間がかかる」ということでして、自分のよく知らない分野の本を読むと、かなり時間がかかるんですよね。基礎知識が足りてないから、スッと頭に入ってこないわけです。

比較的、よく知った内容なら、復習みたいなもんですからサッサと頭に入るのですが、全然知らなかった知見だと、理解するだけでも時間がかかります。

いま日本の多くの人は、ほとんど本を読んでないですから、いまから読書習慣を持ちなさいと言っても、なかなか難しいのかも知れません。

でも結局、世の中の大事なところを決めるのは「読書人階級」なんだと思います。

別に何かすごい事をしてるわけではないんですけど、それでも「世界標準の常識」があるかないかは、ものすごく重要で、それはやっぱり、「うちのパソコンはメモリが500ギガあって」とかメモリとHDを間違えているような人の意見が、少なくともパソコン関連の世界では通用しないように、「解る人には解る」という「常識の海」というものがありまして、「解る人同士」では、別に仲が良かろうが悪かろうが、そう言うこととは関係なく「ま、確かにそうだわな。」と意志が通じてしまうというのはあるわけです。

だから、「わけのわからん事を言ってる奴」は、単にスルーされるだけということですね。

みんな忙しいしさぁ。
本ももっと読まないと追いつかないし、自分の知らないジャンルの本は読むだけでも一苦労だしね。

何も知らないのに好き勝手言ってる人の相手なんか、そりゃまぁしてられないわね。


だからもう、相手にしないことにしたんだ。わけのわかってない人は。
自分で勉強してね。

ま、そう言うことだと思います。

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