先日、NEWSWEEK日本語版で「原発はいらない」という特集を組んでいたので、買って読んでみました。
購入した理由は、これだけの「脱原発特集」なのに、「それでも日本に原発は必要だ」という原発推進派の意見が載っていたからです。ここまでの特集に賛成意見を言うなら、さぞや説得力のある意見を言っているのだろうと思って買ったわけです。

で、その「原発推進すべし」という意見内容については、後述するとして、特集内容も興味があったので、つらつら読んでいたら、僕が思ってた以上に世界が「脱原発」に動いているという感じを持ちました。

おそらく、原発ビジネスというもの自体が、少なくとも日本ではもう成立しないだろうし、世界でも、新興国(中国やBRISK)以外の先進国ではもう軍事力の保管技術としての意味しか持ち得なくなるんではないでしょうか。

「フクシマ」という日本発の事故によって、「世界」という大きな流れが「脱原発」に動く事は間違いないと思われます。(これは日本発だからこそ、そうなるのです。これも後述。)

まず、以下、上記の特集記事から、先進国の脱原発の流れを見てみます。

●ドイツ・スイス
ドイツはすでに2022年までに原発すべて(点検停止のものを含めて全17基)をすべて廃止すると決めましたが、あの世界の中立国家であり(中立を守るには原発は効果的と思う)、電力の40%を原発に頼っているスイスまでが、2034年までに原発全閉鎖に踏み切ったようです。

「日本国内での、ぐちゃぐちゃした原発問題こそが重要であって、世界の動向とは別に、日本は日本人として脱原発を言わないといけない。世界の動向に流されてはダメだ。」という思いがあっただけに、海外動向はあまりマークしていなかったのですが、このあたりがかなり意外でした。

●イタリア・アメリカ
イタリアも、1987年の国民投票の結果、停止中だった原発の運転再開を狙っていたらしいのですが、それは早々に断念。アメリカでは、こっちはちょっと理由が違うのですが、国内で低コストの天然ガス(シェールオイルやシェールガスの事でしょう)が見つかったために、「経済面」での原発のメリットが完全に説得力を失い、建設コストの面から推進が暗礁に乗り上げているのだそうです。

●フランス
しかし、そういう事よりびっくりしたのは、フランスです。

フランスは電力の75%を原子力に頼り、ヨーロッパ各国に売電することで利益をあげている国ですが、そのフランスでも社会党が脱原発を掲げる緑の党との共闘を模索するという動きがあって、国内でのかなりの動揺が見られると言うのです。

なんだ? これは?というのが正直な僕の実感でした。
原発のエネルギー量は同量の石油の7万倍、同量の石炭の10万倍といいますから、そうそう大国が手放すことはないと思ってたんですね。特に地震や津波がない国なら、原発を手放すという選択は、かなりもったいないという話になるはずだと思っていました。
実際、スイスのアルプス地方や北イタリアの平原を、地震や津波が襲う可能性はほとんどゼロに近いそうですから。

なのに、「原発反対」の空気は止まらないものになっているようで。

どうも、世界の流れ、それも、一般庶民の感情が大きく大きくどよめくように「原発はダメだ。」と言ってる感じがするわけですね。理屈じゃない。直感と感情と、その他モロモロのもっと大きなところでの信頼がゆらいだ、という感じがあるわけです。

で、「それっていったい何よ?」と考えたら、行き着くところは、



●フクシマは、先進国・技術大国のニッポンで起きた事故



だったから、というところが、相当に大きいのだろうな、ということを直感したわけです。

日本人は、ごく当たり前のように、日々工場生産とか効率的な生産ライン運営とかをしてるから、それほどすごい事だとは思っていないわけですが、日本の工業生産品というのは、それこそ、とんでもなく「世界一」なんですよね。ズバ抜けている。そういうイメージと信頼がものすごく大きい。それは日本人が思っている以上なんですね。

それが気になったので、僕は「確か、日本人の製品の精度の高さをネタにしたジョークとかけっこうあったよなぁ」と思って、「世界の日本人ジョーク集」というのを、ちょっと買って読んでみたのです。

そしたら、あること、あること。ものすごくたくさん「技術と製品」に関する日本人ジョークがある。

たとえば。

●猫による密閉テスト
日本とロシアの技術者がクルマの密閉性について話し合っていた。
日本人「我が国では猫を使って密閉性を調べます。猫をクルマに閉じこめて、一晩たって窒息死していたら、密閉性は十分だと考えます。」
ロシア「我が国でも猫をクルマに閉じこめます。一晩たって、猫が逃げていなければ、密閉性は十分だと考えます。」

●不良品
ある国が日本とロシアに部品を発注した。
「不良品は1000個に1個とする。」という精度要件の発注。
ロシア「それはとても高精度な仕事で、とても困難だ。期日の延長をお願いしたい。」
日本「期日に向けて作業は順調に進んでいます。ただ、不良品の図面が届いておりません。早急に送付願います。」

●死刑執行
ギロチン台送りになったユダヤ人牧師、アメリカ人弁護士、日本人技術者。全員、仰向けで断頭されるか、うつぶせでするかを選択できる。
ユダヤ人牧師「神を見上げたいので、仰向けで。」と選ぶ。
死刑執行人がレバーを引くと、ギロチンの歯はのど元で止まってしまった。
「おお、神の思し召しだ」と喜ぶ牧師。執行人も「奇蹟だ!」と驚き、牧師の死刑は中止になる。次にアメリカ人弁護士がギロチン台に載る。
「先例を変えることはできないから仰向けで。」と言い、レバーが押される。が、またまたのど元で歯はストップ。弁護士も死刑中止になった。次は日本人技術者。
「仰向けにしてくれ。メカが見たい。」
執行人がレバーをおろそうとしたとき、
「ちょっと待ってくれ、どこに問題があるかわかったぞ!」と叫び、いったん死刑を中断し、ギロチン台を手早く修理した。執行人は、
「おお、そうかい。ありがとよ。」と日本人に例を言って、無事、日本人の死刑は執行された。

などなどなど。
こういう「日本人の作るものは完全だ」とか「精度が高い」とか、そういうネタが、もう、ごちゃまんとあるんですね。

だから、「日本のフクシマで原発事故が起きた」と言うことは、世界中の人たちに、「原子力というものは、あの日本人ですら制御できなかった、とんでもなく危ないエネルギーなのだ」という、大変な精神的ショックを与えた可能性が、かなり高いのだろうな、と予測できるわけです。

日本製品の精度の高さがジョークになっている、というのは、実はそう簡単な話ではないのですね。ジョークというのは、より多くの人の体験がベースになっていて、「笑えるかどうか」の検証を繰り返し重ねていないと生き残っていかないからなんです。

つまり、日本人が作る製品の精度は、日本人が思っているよりはるかに、高い信頼を世界中から得ている、ということなんです。

それも、単に専門家が知っているというレベルの話ではなくて、一般の人、庶民がそう思っている、ということなんです。つまり、

●世界の政治において「日本の原発事故」は、とてつもないインパクトを持っている。

ということです。半端ではない。
それこそ、想像以上の流言飛語が飛び交っている可能性があります。

「あの日本人でも天災による事故は、コントロール不能だったんだ。たかが我々の国の原発技術で大丈夫なのか?」

という心配の仕方ですね。

フクシマの事故は、1号機がGE製でしたし、もともと昨年の春に廃炉にすべきだったものを延長して使っていたという人災の面も、かなり大きいですから、いちがいに「日本の技術が天災に負けた」とは言えないわけですが、世界の人はそうは思わないわけです。「あの日本の技術陣でも、天災には勝てなかったんだ。我々の技術レベルではとうてい無理だろう。」というイメージなわけです。まぁ、大衆レベルですから、あくまでイメージなんでしょうが。

で、これが単なる「イメージ」だけであるなら、ここまで大衆を突き動かしたりはしないのだと思うのですが、実はやはり日本人は、世界で「日本人の技術は信頼できる」という「実績」を、ジョークの数と同じくらいに、これまた、ものすごく残しているんですね。

これは少し前に読んだ「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」で知ったエピソードなのですが、旧ソ連の共和国、ウズベキスタンのナヴォイ劇場建設の話が、とても印象的でした。

ナヴォイ劇場はシベリアに抑留された日本人が中央アジアまで連行され、強制労働で作らされた劇場なのですが、建設にあたった500人中60人が事故などで亡くなったという、かなり過酷な環境だったと言われています。

ところが、この労働者の中には技術者や工兵も多く、これだけのひどい仕打ちにもかかわらず、高いプライドを持って真面目で丁寧な仕事をして、現地の人たちを感心させたというのです。

しかも! このナヴォイ劇場があるタシュケントを震源とする大地震が劇場建設18年後である、1966年4月に起きたのですが、見渡す限りがれきの山の中で、このナヴォイ劇場が凜として存在していたというのです。

このほかにも八田与一による台湾の烏頭山ダム建設の話とか、かなりたくさんの「日本人技術者が世界でスゴイ仕事をした」という話が残っていて、それを何世代も語り継いでいる人がいて、「日本人のようになりなさい」と親に言い聞かされて育った人も多いのだそうです。

だから!

そういう意味で、フクシマの原発事故が世界に与えた影響は、半端ではなかった、ということなんですね。

だから、おそらく、原発推進というのは、世界規模でかなりの抵抗と困難が待ち受けていると考えられます。

僕自身は「よその国はいざ知らず、日本は平野部が少なく、地震も津波も多い土地柄なのだから、原発は向かない」という事しか考えておりませんでしたが、それ以前に世界的規模で「脱原発のうねり」が起きてきて、それはチェエルノブイリやスリーマイルの比ではない、と言うことを、もっと考えねばならないと言う事なんでしょうね。

逆に言えば、もうおそらく、「命にかかわる致命的事故」を起こした東京電力は、もう多分、昔の雪印乳業のように、ブランド力自身がなくなってしまって、会社として存続できなくなる可能性の方が高い、という事なんでしょう。

すでに、3月の下旬に入るかどうかの段階で、元原子炉設計者でもある大前研一氏が「東電は雪印のようになる」という予想を出しておられましたが、原発が、一般人からどれだけ恐れられているのかを、実感として分かっている大前氏としては、冷静な判断として「そうなるしか道はない」と思ったということなのでしょう。

(大前氏の言外のニュアンスには「最新の技術としては、それほど危険はないと私は感じているのだが、それでも世間が原発を許さないだろう」という雰囲気がありありでした。やはり原子力を推進する側にいたこともある人だから、多少の「もったいないなぁ」という気持ちはあるんでしょうね。それでも、評論家として食ってる立場上、冷徹に時代の変化を捉えるしかないという事なんでしょう。)

原発推進の気持ちが多少はある(ように見受けられる)大前氏でも「もうだめだよなぁ」と言ってるわけですから、日本で原発を良しとする人は、かなりの説得力を持った論を立てねばならないはずです。

単に「安全だ」とか「危険は限定的だ」とか、その程度の話では、箸にも棒にもひっかからないわけです。もっともっと「なるほど!」と思わせる「原発肯定論」を説かなければならない。

ところが!

ここで、最初のNEWSWEEKの原発推進派の意見に戻りますが、推進派の言う「原発は必要だ」と主張している諸葛宗男氏(東京大学公共政策大学院特認教授、日本原子力額会社環境部会長)といういう人の原発を続けるべきだ、という根拠が、なんというか実にノータリンの馬鹿意見なので、「あー、やれやれ」と感じたので紹介しておきます。要点を整理すると、

●原子力は「量」と「価格」が他のエネルギーと比べて有利だ。
●日本には資源がないから原子力推進すべき
●ウランはオーストリア・カナダなど政治的な安定国供給だから安心
●原油価格は上昇傾向。オイルシェールやオイルサンドも高い
●原子力発電所はコンパクト。太陽光では面積がたくさん要りすぎる。日本は国土が狭い。
●温室効果ガスを出さない。

という6点。
しかし、これら6点はすべて、箸にも棒にもかからない愚論ですわね。

まず価格は、事故をすでに起こしてしまって、その保証金の額まで入れれば決して安いとは言えないし、今後は安全対策も従来以上に強固にするしかないから建設費用そのものがバカ高くなりますから、競争力は失います。
「石油の7万倍」という「量」の問題だって、太陽光や地熱、風力の持つ「無限性」には、勝てるはずがありません。
原料の安定供給というけれど、自然エネルギーの安定供給度は「政治的安定」より、もっと絶対的ですわね。太陽が壊れるとか風が吹かないという事は、まぁ考えられない。
原油価格の上昇は、一時的なもので、産出技術が生まれたということは「大量の資源が見つかった」というのと同等の出来事ですから需要と供給の関係を見れば、長期的には価格下落傾向にならざるを得ません。
面積の問題は、実に馬鹿馬鹿しい話ですが、海外なら土地があるので平地にメガソーラーを建てるような「土地の無駄使い」的な方法を平気で採ってますが、日本なら、ビルの各階の南側部分に太陽電池パネルを置くような「メガビルソーラー」にすれば良いというだけの話でしょ? 何を単純バカな事を言ってるのだ、と思う。パァか、こいつは。
もちろんビル型ソーラー発電所の北側には「日陰の土地」はできますけど、いくらでも有効活用はできますがな。風車だって建てられるし、風車の根本にオーランチオキトリウム(有機廃棄物石油を生み出す藻。光合成は必要としないので太陽光不要で炭化水素を作れます。)の培養タンクを置いても良いわけです。ものすごく面積効率は良いですよ。

面積効率という面で言えば、「半径20km圏内立ち入り禁止」となってしまった原発は、圧倒的に効率が悪いのです。現実、そういう問題が起きてしまっているのに面積効率をいまさら持ち出してくる、このバカさ加減。こいつは本当のバカと言いたい。ようもまぁ、そんな事が言えるわ。信じられん。

それから最後の「温室効果ガス」。
これがねぇ。

だいたいどうも「温室効果ガスによる地球温暖化説」自体が、もともと原発推進派が作り出したデマという可能性がかなり高いわけですよ。「不都合な真実」で一気に一般化しましたが、あの映画に出演していたアル・ゴアを応援している団体に原発関係者が多いわけですし。
なにより「クライメートゲイト事件」が示すように、データのねつ造、および、そのデータの「解釈の違い」によっては、本当に「地球温暖化説」が正しいのかどうかすらわからないので、(事実、「地球寒冷化説」もどんどん登場しています。) 「CO2が地球温暖化の原因であり、それを防ぐために原発が必要だ」という論は、もともと説得力がかなり低いと僕は思ってます。(ただし、政治的・金融的には、すでに仮説が一人歩きしているので、それなりの影響力はあると思いますから、それを無視することもできないとは思いますが。エネルギーにとって政治は重要ですから。)

でもまぁ、おおむね、いまやもう、原発推進派の「推進すべき」という意見は力を持たなくなったように思います。(なにより日本は地震が多く、平地の少ない国なんですから、事故が起きたときに平野部を失うような、技術をいつまでも使うわけにはいかないですし。)

で、なにより世界最強の技術者の国、「日本」が起こした「フクシマ」の影響は、世界の一般庶民という、ものすごく大きく、幅広い層に「原発のコントロールは神業だ」というイメージを植え付けたのに等しいのだろうと考えられます。

つまり、

●原発は日本人でも制御できない、とんでもないジャジャ馬技術

に成り下がった、ということですね。
少なくとも「世界の一般大衆」というレベルでは。

これは「政治的」には、ものすごく大きな意味を持つのだ、ということは、考えておいても良いのではないでしょうか。

もう、世界の流れは、変わらざるを得ない。
その潮流の大きさを、実は日本人が一番分かっていない、と言うことなのではないかなぁ?
と言うことを、最近僕は感じております。

コメント

nophoto
浅原
2012年3月12日13:37

拝啓
全くもって、ごもっともです。
先の「諸葛宗男氏」のような方々は沢山存在しますが、
大体が、何らかの利益団体がらみでしょうし、
原発が無くなったら、生活が成り立たないのでしょう。
尚、原子力で最もまずいのは、正常時でも膨大な廃棄物
(なにしろ、近くで使用したものは何でもかんでもですから)
を生成していくわけでして、所謂「もったいない」の精神からすると、
これほど縁遠い科学・技術もないわけです、神に背いています。
しかも、その廃棄物をそこら辺に捨てるわけには行きません。
ここでも、日本の国土の狭さがネックになります。
すでに、日本には一般のゴミでさえ捨てる場所に事欠いているのですから、
何をかいわんやです。

シゲ
2012年3月12日14:13

>浅原さま
書き込みありがとうございます。
そうですね。原発の利益団体というのはとても困った存在だと思います。

たとえば、新しい節電技術が出てきたときに原発推進派の人たちは「原子力の方が電気を安く提供できます。」という言い方で「値下げによる新技術の押さえ込み」という、実にいやらしい独占作戦を遂行します。

同じ作業をするのにエネルギーが100かかっていたものが80で済むなら、それは人類の進歩ということです。

しかし、それを、「大量にエネルギーを使う企業に対して特別割引する」ということでスポイルし続けてきた、というのが現在のエネルギー政策の根本的まちがいで、それは人類の進歩をスポイルする大変な失政・あやまち・まちがい・人類の知への冒涜なわけです。

原子力は稼働させてからの出力調整がとても難しいので、世の中に節電技術がヤマのようにあふれてきても、それを数分単位で受給にあわせて供給を調整するということができません。ようは古くさい技術なんです。

いままで、それこそヤマのように節電技術は生まれてきてるんですね。たとえば小さなもので言えば、業務用のクーラーの水冷塔(クーリングタワー)の水を上手く循環させて電気代を浮かすとか、そういう装置のたぐいは、ものすごーーーーーーーーーーーーーーくたくさんあるんです。
それはそれは、もうびっくりするくらいたくさんあるんです。

でも、いくら20%節電できます! と言っても、「その節電分、うちが安くしときますがな。」と電力会社が言ったら、そういうチマチマした、新しい技術は「市場」そのものを失ってしまうわけですね。

その「市場の破壊者」が、原発だったんです。

本当に、そういう意味では諸悪の根源です。

電気代は一時的であれ、高くなったらいい。高くなったら、節電技術の意味や価値がうんと高まりますから。

発電の燃料代100万円の20%削減なら20万円安くなるだけですから、定価30万円の節電装置は「高い」という話になりますが、150万円の20%削減なら30万円ですから定価30万円の節電装置を入れてもトントン。特段損がないなら、節電装置を入れますよ。

だから石油で電気を作って、それで金がかかるというのは、「多様なエネルギーを応援する」という意味では、良いことなんですね。だから、


●省エネルギーのためには石油をバンバン燃やせ!


というのが絶対的に正しい。

絶対です。

経済構造的に絶対的に正しい。


だから省エネで「エスカレーター2機のうち、1機を止めました」とかやってる企業は根本的にバカです。徹底糾弾しましょう。
本物のバカ、どうしようもないバカ、物事の分かっていないばか、技術と市場と社会を見据えることもできない低脳です。

「そんなアホなことしてるヒマがあったら、エレベーター以外で電力20%削減できる節電技術の導入を考えんかぁドアホ!」と罵ればいいのです。
で、そんな技術、それこそヤマのようにあるんですから。いままで原発のせいで、表に出てくることもできなかった、すごい! 技術が、日本にはものすごくたくさんあるんです。(日本だけではありません。世界にもあります。)

ということで、気分と雰囲気に流されて自粛やってるような企業は全部パーです。何の努力もしてない。もっとも低脳なアホであることをさらけだしているだけです。
「もっと頭使えや!アホか!」ということですね。

あと、廃棄物問題は別問題としていろいろ書きたいこともありますが、それはとりあえず置いておいて、まずは原発以外の「新技術促進」ということについて書きました。

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