やっと、「原発を全部止めても、電気はすべてまかなえます」ということを認めましたなぁ。「すべての原発を火力で代替したら3兆円」ちゅうのは、金はかかるけどできる、という話ですがな。
で、「電力足りない」というのは、「電力総量が足りない」という話ではなくて、「電力会社が赤字を出さずに電力供給をしようと思ったら電力足りない」という意味だった、というのが、これで公的にもはっきりした。ばかにするなよ。利権組どもめ。
原発の安全対策が、不出来で火力に頼るしかなくなったのだから、この3兆円の支払い義務は、まずまっさきに電力会社にあります。逆さに振っても一円も出ないくらいまでまず電力会社と、その株主に支払ってもらうのが筋。
送電網も国に売れ!バカモンが。
それでも赤字になって、潰れるなら潰れたらよろしい。まず、そのステップを踏むのが当然でしょ。なんですぐに電気料金に転化なんかできるねん。おかしいわいな。そんなこと。
以下転載----------------------------------------------------
すべての原発停止なら…年間3兆円以上の負担増
電力
海江田経済産業相は7日の新成長戦略実現会議(議長・菅首相)で、国内すべての原子力発電所が運転停止した場合、火力発電で代替すると液化天然ガス(LNG)や石油などの燃料費の負担増が年間3兆円以上になるとの試算を明らかにした。
燃料費の増加分は電気料金に転嫁される仕組みのため、それだけ国民の負担増につながることになる。
国内の原発は13か月ごとの定期検査が義務付けられ、来年4月までに全54基(東京電力福島第一原子力発電所含む)が運転を一時停止する。福島第一原発事故を受け、地元自治体の反対で定期検査終了後に再稼働できない原発が続出している。
海江田経産相は7日の閣議後記者会見で「7月には電力の需要のピークを迎える。安全基準に適応した原発を再稼働して電力の供給に万全を期したい」と述べており、今回の試算もコスト面から原発の安定した運転の重要性を強調した格好だ。
(2011年6月7日22時38分 読売新聞)
転載終了---------------------------------------------------------
ちなみに。
電気代が上がることが「嫌なこと」のように書いてますが、これは実はすばらしいことです。
電気代が上がれば、節電はどんどん進みます。ありとあらゆるエコ製品や省電力技術が、いっせいに「大きな市場」を獲得する、ということです。
企業の自家発電ニーズも高まりますし、前から言ってるコジェネシステムなんかも、どんどん普及することになりますし、当然自然エネルギーの市場価値も高まります。なんせ自然エネルギーはずっと「燃料いらず」ですから。
いままで原発があったせいで、こういう節電技術や省エネ技術が市場を獲得できなかったんですよね。ですから電気代が上がるということに関しては、実は歓迎すべき事です。
ただし、それは「火力の穴埋め代金」ではなく、「次世代エネルギーへの投資代金」とすべきです。今後原発に代わり、数十年にわたる自然エネルギー供給システムを作るための投資代金と。それなら電気代に上乗せでも許してやろう。
まぁ、そういうことですわね。
で、「電力足りない」というのは、「電力総量が足りない」という話ではなくて、「電力会社が赤字を出さずに電力供給をしようと思ったら電力足りない」という意味だった、というのが、これで公的にもはっきりした。ばかにするなよ。利権組どもめ。
原発の安全対策が、不出来で火力に頼るしかなくなったのだから、この3兆円の支払い義務は、まずまっさきに電力会社にあります。逆さに振っても一円も出ないくらいまでまず電力会社と、その株主に支払ってもらうのが筋。
送電網も国に売れ!バカモンが。
それでも赤字になって、潰れるなら潰れたらよろしい。まず、そのステップを踏むのが当然でしょ。なんですぐに電気料金に転化なんかできるねん。おかしいわいな。そんなこと。
以下転載----------------------------------------------------
すべての原発停止なら…年間3兆円以上の負担増
電力
海江田経済産業相は7日の新成長戦略実現会議(議長・菅首相)で、国内すべての原子力発電所が運転停止した場合、火力発電で代替すると液化天然ガス(LNG)や石油などの燃料費の負担増が年間3兆円以上になるとの試算を明らかにした。
燃料費の増加分は電気料金に転嫁される仕組みのため、それだけ国民の負担増につながることになる。
国内の原発は13か月ごとの定期検査が義務付けられ、来年4月までに全54基(東京電力福島第一原子力発電所含む)が運転を一時停止する。福島第一原発事故を受け、地元自治体の反対で定期検査終了後に再稼働できない原発が続出している。
海江田経産相は7日の閣議後記者会見で「7月には電力の需要のピークを迎える。安全基準に適応した原発を再稼働して電力の供給に万全を期したい」と述べており、今回の試算もコスト面から原発の安定した運転の重要性を強調した格好だ。
(2011年6月7日22時38分 読売新聞)
転載終了---------------------------------------------------------
ちなみに。
電気代が上がることが「嫌なこと」のように書いてますが、これは実はすばらしいことです。
電気代が上がれば、節電はどんどん進みます。ありとあらゆるエコ製品や省電力技術が、いっせいに「大きな市場」を獲得する、ということです。
企業の自家発電ニーズも高まりますし、前から言ってるコジェネシステムなんかも、どんどん普及することになりますし、当然自然エネルギーの市場価値も高まります。なんせ自然エネルギーはずっと「燃料いらず」ですから。
いままで原発があったせいで、こういう節電技術や省エネ技術が市場を獲得できなかったんですよね。ですから電気代が上がるということに関しては、実は歓迎すべき事です。
ただし、それは「火力の穴埋め代金」ではなく、「次世代エネルギーへの投資代金」とすべきです。今後原発に代わり、数十年にわたる自然エネルギー供給システムを作るための投資代金と。それなら電気代に上乗せでも許してやろう。
まぁ、そういうことですわね。
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