春からずっと、欠かさず「ゲゲゲの女房」を見ておりまして。
今週は、ずっとずっとずっと貧乏のズンドコ、じゃない、どん底だった水木しげるが、「ゲゲゲの鬼太郎」の週刊連載を開始する、というところまで来ていて、なかなかに面白いのであります。
しかし、ここまでが長かったですなぁ。
本当に貧乏の話ばーーーーーっかりで。
何せ水木先生、貸本マンガ専門で書いておられたわけですから。
いまの時代に「貸本マンガ家だったので、貧乏だった」というのは、かなり説明しないとさっぱり分からない話ですからね。
だいたい、貸本マンガと週刊誌とで、作家自体が違ってたんだ、と言う事自体知ってる人がいまや、もういないんじゃないの?というくらいに独自の世界でしたからなぁ。
当時の日本は戦後の高度成長期で、マンガも月刊誌から週刊誌に変わり、貸本マンガを読む人はものすごく減ってたわけです。しかも、その貸本マンガというのは貸本マンガ専用で描かれていたから、発行部数も少ないし、それほど多くの人に知られていたわけでもなかったんですね。
まぁ月刊誌以前は、かなりの人気だったらしいのですが、そういう時代はさすがに僕も良く知りませんし。
でも、赤塚不二夫が手塚治虫の「来るべき世界」とかのSFマンガにショックを受けたのは貸本マンガだったそうですから、それはやはりかなりの人気商売だったのでしょうね。ただ、貸本マンガの世界から大手出版社に乗り換えるのは、並大抵の苦労ではなかったようです。
で、この「ゲゲゲの女房」では、そういう独特の「貸本マンガ」の世界を描かないと、話にならないわけですよ。だから、4月の始めは、まぁ主人公の水木しげるの奥さんのおいたちとかをやって、5月くらいから「貧乏物語」が始まってたわけですが、5月6月とずーーーーっと貸本マンガという独特の世界の悲惨さを描いてばかりだったわけです。
いや、それどころか、貸本マンガの前に、水木先生は「紙芝居」の作家をしていた時期もあったので、「紙芝居」という業界がつぶれていった過程の話まで出てきてたわけです。
とにかく時流に乗り遅れた業界の話ばっかりが延々と続いてたわけです。
で、その貧乏のどん底に陥った水木しげるが言うセリフが、「漫画家はマンガを描いておれば、ええんです。」というもの。とにかく鬼気迫る感じで、ひたすら描く。原稿料が未払いでも、とにかく描く。どんどん描く。ただそれだけ。そこが良いのですなぁ。魅力的。
水木しげる先生は、戦争で左腕をなくされてるんですね。で、昔から絵を描いたり物語を考えるのが好きだった。だから、他の仕事をすると言っても、なかなか難しいでしょうし、もうマンガを描くしか他に道はないという事なわけです。まさに不退転でしてね。
で、この不退転の行動を、役者の向井理くんが演じてるのですが、これがまた大らかでなかなかに良いのです。まぁ水木さん自体が大らかな人だからこそではあるんでしょうが、貧乏だからと卑屈になってないところがすごく良かった。「描いて、女房・子供を食わせるんだ。」という、それだけ。シンプルで良いのです。
で、やっと、その苦労が報われるところまで話が進んできて、だから、いまが一番面白いわけですが、なんですね、この数ヶ月、ずっと「貧乏物語」を見続けてきたからこそ、いまの好機到来が面白いわけで、いきなり今週あたりからだけ見ていても、あんまり面白くはないかなぁ。
--------------
まぁ、それはそれとして。
水木しげるは、このドラマの中では母親から「シゲーさん」と呼ばれてたりするんですよね。このあたりが、僕と名前・呼び名・呼ばれ方が似ていて、かなり親近感を持ってしまうんですよ。
で、水木しげると言えば鳥取県の境港出身ということで、境港の水木しげるロードが有名ですが、実は「生まれ」は大阪だったりするんですよね。しかも、実は、いま僕が住んでる場所近くの生まれらしいのです。まさにゲゲゲ!と驚くばかりでして。
まぁNHKは、小沢さんの報道とかでも、おかしな事ばっかり言ってたし、全然信用してない、つまらん放送局なんですが、「ゲゲゲの女房」はまぁいいかな。
捏造報道とかばっかりしてないで「ゲゲゲ」だけやってりゃいいのに。
あ、相撲もどうでもいいや。いっそ「ちりとてちん」の再放送でもやれ!その方がよっぽど意味があるわい。
やれやれ。
今週は、ずっとずっとずっと貧乏のズンドコ、じゃない、どん底だった水木しげるが、「ゲゲゲの鬼太郎」の週刊連載を開始する、というところまで来ていて、なかなかに面白いのであります。
しかし、ここまでが長かったですなぁ。
本当に貧乏の話ばーーーーーっかりで。
何せ水木先生、貸本マンガ専門で書いておられたわけですから。
いまの時代に「貸本マンガ家だったので、貧乏だった」というのは、かなり説明しないとさっぱり分からない話ですからね。
だいたい、貸本マンガと週刊誌とで、作家自体が違ってたんだ、と言う事自体知ってる人がいまや、もういないんじゃないの?というくらいに独自の世界でしたからなぁ。
当時の日本は戦後の高度成長期で、マンガも月刊誌から週刊誌に変わり、貸本マンガを読む人はものすごく減ってたわけです。しかも、その貸本マンガというのは貸本マンガ専用で描かれていたから、発行部数も少ないし、それほど多くの人に知られていたわけでもなかったんですね。
まぁ月刊誌以前は、かなりの人気だったらしいのですが、そういう時代はさすがに僕も良く知りませんし。
でも、赤塚不二夫が手塚治虫の「来るべき世界」とかのSFマンガにショックを受けたのは貸本マンガだったそうですから、それはやはりかなりの人気商売だったのでしょうね。ただ、貸本マンガの世界から大手出版社に乗り換えるのは、並大抵の苦労ではなかったようです。
で、この「ゲゲゲの女房」では、そういう独特の「貸本マンガ」の世界を描かないと、話にならないわけですよ。だから、4月の始めは、まぁ主人公の水木しげるの奥さんのおいたちとかをやって、5月くらいから「貧乏物語」が始まってたわけですが、5月6月とずーーーーっと貸本マンガという独特の世界の悲惨さを描いてばかりだったわけです。
いや、それどころか、貸本マンガの前に、水木先生は「紙芝居」の作家をしていた時期もあったので、「紙芝居」という業界がつぶれていった過程の話まで出てきてたわけです。
とにかく時流に乗り遅れた業界の話ばっかりが延々と続いてたわけです。
で、その貧乏のどん底に陥った水木しげるが言うセリフが、「漫画家はマンガを描いておれば、ええんです。」というもの。とにかく鬼気迫る感じで、ひたすら描く。原稿料が未払いでも、とにかく描く。どんどん描く。ただそれだけ。そこが良いのですなぁ。魅力的。
水木しげる先生は、戦争で左腕をなくされてるんですね。で、昔から絵を描いたり物語を考えるのが好きだった。だから、他の仕事をすると言っても、なかなか難しいでしょうし、もうマンガを描くしか他に道はないという事なわけです。まさに不退転でしてね。
で、この不退転の行動を、役者の向井理くんが演じてるのですが、これがまた大らかでなかなかに良いのです。まぁ水木さん自体が大らかな人だからこそではあるんでしょうが、貧乏だからと卑屈になってないところがすごく良かった。「描いて、女房・子供を食わせるんだ。」という、それだけ。シンプルで良いのです。
で、やっと、その苦労が報われるところまで話が進んできて、だから、いまが一番面白いわけですが、なんですね、この数ヶ月、ずっと「貧乏物語」を見続けてきたからこそ、いまの好機到来が面白いわけで、いきなり今週あたりからだけ見ていても、あんまり面白くはないかなぁ。
--------------
まぁ、それはそれとして。
水木しげるは、このドラマの中では母親から「シゲーさん」と呼ばれてたりするんですよね。このあたりが、僕と名前・呼び名・呼ばれ方が似ていて、かなり親近感を持ってしまうんですよ。
で、水木しげると言えば鳥取県の境港出身ということで、境港の水木しげるロードが有名ですが、実は「生まれ」は大阪だったりするんですよね。しかも、実は、いま僕が住んでる場所近くの生まれらしいのです。まさにゲゲゲ!と驚くばかりでして。
まぁNHKは、小沢さんの報道とかでも、おかしな事ばっかり言ってたし、全然信用してない、つまらん放送局なんですが、「ゲゲゲの女房」はまぁいいかな。
捏造報道とかばっかりしてないで「ゲゲゲ」だけやってりゃいいのに。
あ、相撲もどうでもいいや。いっそ「ちりとてちん」の再放送でもやれ!その方がよっぽど意味があるわい。
やれやれ。
コメント
実はkids@のアドレスにメールを送信させていただいたのですが、違ったかな?
今はブログの管理ができず、遠のいてしまいましたが、しっかりとシゲさんのだけはチェックしていたりします。
今日はこちらにコメントしてみました。
書き込みありがとうございます。
メール届いてますよ!! いろいろお話ししたいこととかあって、まだ返事してませんけど、また書きますね。
読んでいただけてるというだけで、元気が出ます。
これからもよろしくです。