twitterをはじめてから、あんまりこっちに書かなくなりました。
というのも、ここでゴチャゴチャ書いてるよりも、ネット言論の方がはるかに先に進んでるから、そっちの読者になってしまう、ということがありますね。

で、いろいろ読んでると、まぁ恐ろしいことに、ネット言論とマスコミ情報が全然違う。
ほんとに日本のマスメディアはアカンなぁと、肩を落とすことしきり。
もう、どうしようもない。官僚にいいように操られてるよなぁと。

明らかにネット言論の方が事実に即した本道の情報伝達をやってるんですよね。
いやまぁ、これ、考えたら当たり前なんですけどね。twitterで事実に即さない事なんか書いたら「それおかしいよ」ってすぐにもっとも近いところの人からツッコミが入ってしまいますからな。

でも、マスメディアはそうじゃないわけです。だいたい、まず、記者クラブ制があって、閣僚の記者発表ですら、関係者以外は会見に入れないようにしてますからな。いくら大臣が国民のためになる重要な情報を流そうが、逆にとんでも無いことを言ってようが、そういうこっちが知りたい情報をメディアに載せることは全然なくて、自分たちの都合に合わせた発言だけを、ツマみにツマんで紹介してるだけですからな。

まぁ、既存のメディアだけで毎日を過ごしてたら、かなり歪んだ情報環境になってしまいますわ。

でも最近は、亀井大臣、岡田大臣、枝野大臣、小沢さんに鳩山さんと、オープンな記者会見を開いてますからねぇ。そういうのをネットで見てると、本当に面白い。新聞・テレビがいかに変なのかが、よーくわかってしまうのですよ。

小沢さんなんかは、もう、かなり前から記者クラブという閉ざされた環境ではなく、海外メディアから(だいたい記者クラブは海外メディアを閉め出してるんですよ?こんなおかしな話があるものか。)、フリージャーナリストなどなど、来る者拒まずで定例の記者会見を続けておられるそうです。まぁ、実にまともです。

で、そこは完全にオープンだから、記者クラブの記者もやってくるわけですな。
で、自分たちが自分たちの都合で取ったアンケートの結果をとりあげて、「いま支持率がこれだけ急降下してますが、どうお思いですか?」とか、アホ丸出しの質問をするわけです。

だいたいネット言論では、そういう大衆誘導的な新聞やテレビの一律のアンケート自体が「あれはイカンやろ」という事でやり玉に挙がってるわけですよ。
なんで、小沢さんが不起訴になった翌日に、大手新聞が一斉に同じような内容のアンケートを取るのか? しかも「小沢は悪い」という印象が生まれるように操作したようなアンケート内容なわけです。

だって、「小沢はやめるべきか?」という質問があって「そう思う、思わない、どちらとも言えない」とか、そういうアホ丸出しのアンケートしかやってないんですよ?で、どちらとも言えないを「そう思う」に含めるとかさ、そういうくだらない事をやっている。

この日本の大転換期に、そんな幼稚園児みたいな質問をしてどうすんねんと思いますけどなぁ。もっと民主党の個別政策の良い点、悪い点について、詳細なアンケートを取るとか、まともな仕事をせーよ!と言いたくなる。別に小沢であろうが無かろうが、国民のためになる政治家なら良い政治家で、ためにならないなら悪い政治家だって話しでしょうが。やめようが続けようが、それは支持者がいてるかどうかの問題だけですよ。新聞が世論でどうこうできるわけではないです。

で、そのアホな新聞記者に向かって小沢さんは「あんた、もっとちゃんと勉強してから質問しなさい。新聞の支持率なんて当たったことないよ。」と一喝されてお終い、って形でありました。
ほんまにその通りでっせ。そういうどうでもええことを聞くなよ、低脳やなーって思う。

そんなものね、すでに民主党は政府への陳情を幹事長室に一括してるわけですよ。だから、たかが新聞社の取材のためにタクシー代すらでないからと、電話でアンケートを取るような、(しかも質問の内容が低脳)、くだらないマーケティングリサーチより、数百倍正確な「民意」を小沢さんは知ってるわけです。

ついこの間までの自民党政権だと、この業界団体などの「陳情」は、政治家経由で政府に届いたり、あるいは、いきなり官僚に陳情が届いたりして、情報がバラバラかつ、「国会審議」という正規ルートをすり抜けた形で政策に反映されたり、かなりひどい状態だったわけです。

で、本来立法に関わってはいけない官僚が「陳情=国民の声」という理屈で、いろいろ勝手に法律を作って、それを政治家に「これでいかがでしょうか」とかやって国を動かしてたわけです。
あるいは法律の解釈の幅を少し緩やかにしておいて、現場裁量でどうにかなるように調整したりしてたわけです。

その結果、日本における最高権力者は、「官僚」だったわけで、それがだいたいよろしくなかったんですな。

でも、いまや業界団体はどこであろうと、自民党にも官僚にも相談に行きません。だから官僚にも全然情報が入ってこないし、国民の意識なんかも全然わからん。

で、それで良いのです。三権分立なんだから。

小沢さんにしろ、鳩山さんにしろ、まぁテレビ新聞の支持率っていうのは、あんまり重視してないだろうなぁと僕は思う。少なくとも政務を預かる小沢さんは「どうでもよろしい」という立場でしょう。そら、陳情を全部把握してるんやから、その方がはるかに、圧倒的に「国民の声」を正しく把握してはりますがな。

だから、いまや官僚にリアルタイムな「日本の実情」に即した情報は入っていないわけです。
でもしかし、自分たちで取材するという力を失った大手マスコミ、新聞・テレビなんかは、いまだに官僚からもらう政策論議や情報に頼りまくってるわけですわ。
アホやなぁ。ほんまに。

公務員改革法案が6月に施行されて、おそらくより一層、役人に力はなくなるんやから、マスコミもええかげん、自分の力で取材するという事をやっていかなアカンのに、まだいまのところ、そういう流れにはなってない感じ。まぁ一部の記者とかは、キチンと動き出してるのかも、ですが。

普天間にしても、さて、どうなんでしょうね。だいたい、日本の記者は、海軍と海兵隊の違いも分かってないようなアホとかいてるんと違うか?って思うしなぁ。

海兵隊=マリーンっていうのは海軍やないですよ。いざという時の汚れ仕事をやる、軍隊の中でも一番のやさぐれ達ですから。荒くれ者が多いからこそ、沖縄でいろいろ問題を起こしたりしてるんやし。
普天間なんて、そういう海兵隊という、ある意味米軍にとってもお荷物な存在を、どう撤退させていくか?の問題なんやから、その視点から報道せなアカンのにねぇ。
(オバマ政権に変わってから、基本的に米軍はいろんな場所から「撤退」です。)

当然、嘉手納は重要な基地やから動かすわけにはいきませんが、普天間はどうでしょうな。どうにでもなるんじゃないの? まだ、いまだに鳩山さんの「腹案」っちゅうのが明らかになりませんが、もう5月末やしねぇ。それなりに「あ、なるほどね」って答えを出すんじゃないですかね。

だって「5月末」っていうのが、すごく気になるわけですよ、僕は。
参院選に突入する直前じゃないですか。
そのタイミングで「決着」ですよ。
それに公務員改革法案が施行されるのも6月なんよなぁ。
なんで、そのタイミングを半年も前から言い続けてるのか?って事です。

鳩山さんってスタンフォード大学を出てる人ですよ。
日本の大学みたいなのんべんだらりと過ごせるような大学じゃないですよ?
教授から、何百頁もの課題図書を週に何冊も指定されて、それについてレポートをまとめてこい、っちゅうのをえんえん続けるような事をちゃんとやった上で卒業してるわけですよ。
そういう人が、「5月末」ですからなぁ。
なんかありそうやなぁ、という気はしてます。(なんにもない、という場合もありますが、その時は参院選挙で民主党に入れなければいいだけの話。すごくわかりやすい。)

このあたり、小沢さんにしろ、鳩山さんにしろ、「世界基準」を知ってると思うんですよね。世界基準も考えた上で日本の土壌に合うように政権運営をするかどうかです。

そういう意味で「記者クラブ」は、ダメダメですわな。メディアを特定せず、記者個人の審査だけをしっかりやって(テロ犯とかが来たら困るから)、後は完全にオープンにするのが、欧米の標準的記者会見なんだそうで、それを普通にやってるだけなわけですよ、小沢さんは。
で、陳情を幹事長室に一括してるんだから、それこそ、どう言う陳情が多くて、どういう政策に反映するように考えてるのか?とかを、メディアは徹底的に質問せなアカンわけですよ。

なのに、そういう質問もせずに「支持率が20%を切りましたが、どうされますか?」とかやってる。ほんまにマスメディアはダメダメ。
お前なぁ、小沢の進退より、自分らテレビ・新聞の支持率を気にしろっちゅうの!何、パーな事やってんねん。アホか。

とにかく、マスメディアはダメダメですなぁ、ということだけは、はっきりしてます。はい。

コメント

nophoto
汚沢大統領
2010年5月19日0:23

よく勉強してはりまんな

でも 共感できひんところもある

鳩山ポッポがスタンフォード大学を出た?? ホンマでっか? スタンフォード幼稚園の間違いじゃないですか?

どう見ても 鳩山ポッポは頭悪くみえますけどな

小沢は世界権力者人物図鑑にも載るような男やし
信用出来んし

この日本これからどうなるんかいな心配でんがな

最近のマスコミでは ZERO のMCぐらいちゃう?
はっきりモノ言ってるの

みんな生活かかってるから 言いたいことも言えない時代なんよ

鳩山ポッポちゃんも小沢も 誰かに操られてるだけと違うん??

誰か本当の事 教えてほしいわ!

シゲ
2010年5月19日11:18

>汚沢大統領さん

書き込みありがとうございます。
そうですね。実際政治家は「操り人形」のところがあるので、本当のところはわからないです。

ただ、その「操っている人間」の、一番上には「国民」がおります。なんせ選挙で負けたら、ただの人ですから。
昨年の民主党の大勝の時、実はテレビではノリピー事件ばかりやっていて、民主党の政策内容の検討やら、選挙動向の報道などは、ものすごく少なかったんです。覚えておいででしょう?

であるのに、あれだけ勝った。
それは何故か?

そこが僕にはさーーーーっぱりわからなくて、民主党が何故勝ったのかの分析記事などを、その後いろいろ読んでみたのですが、ようは小沢戦略は「国民とべったりくっつく」というやり方でした。

新人議員には、選挙区の、もっとも田舎の奥地から演説会を始めさせ、繰り返し、繰り返し集会、演説、朝立ち(駅などで「おはようございます。いってらっしゃい。○○でございます。」と連呼するあれ。)を、とんでもない数やらせたのです。
それを、新人議員には徹底してやらせた。

だから民主党は勝ったんです。それが勝因のもっとも大きなところでしょう。
地元密着で、国民の意見を徹底して吸い上げ、国民が困っていることを政治課題として掲げて当選した議員ばかりが集まっている。それが民主党、とくに小沢ガールズと呼ばれる人たちです。
だから、概ね、「操っている」のは国民ですから、国民としての僕は信じて見ているしかありません。
本当にダメなら選挙で落とせば良いのです。

しかし、実際に政権を取れば、たとえばアメリカとのトップ交渉など、オープンにはできない情報もあると思います。そのために発言がぶれることはあるでしょう。
でも、ようは「操っているのが国民」であるなら、それは良しでしょう。そして国民の側を向いていないと感じたなら、選挙で落とせばいいのです。
政治家は選挙で落とせますから。

しかし、たとえば官僚もそうですし、各メディアの総帥たちも、「国民の意思で解任する」ということが出来ません。
いま、民主党がここまで叩かれているのは、ようは大手メディアなどの既得権益を持つ人間が、その既得権益を破壊されるのを怖れて叩いているということです。

だから、小沢さん、鳩山さんが叩かれているのは既得権益と闘っている証拠でしょう。僕はそう思います。

ですから、そういうメディアの論調につられて、小沢さんや鳩山さん個人を、「ダメだ」と批判するような事は、あまり賢い態度ではないなぁと思っております。
小沢・鳩山という個人攻撃なんかしても、意味がないです。つまらんし、くだらん。どうでもよろしい。
それよりも既得権益を守ってゴテてるのが誰なのかを、よーく見ないといけないな、と思います。

概略はそういう事だと思います。

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