iPhone生活一ヶ月。

2010年4月20日
正確には、まだ一ヶ月は経ってないんですがね。
でも、iPhoneは、なかなかに便利ですなぁ。感心してしまう。
「iPhone生活一週間」の時にも書きましたが、昔palmという機械を使ってた事があったので、その時の感覚がすごく蘇ってきて、実に楽しいのであります。

が。

しかし、どうにも、スケジューラーはあきませんなぁ。あ、Todoもダメかな? やっぱり紙の手帳やノートでやってたことをデジタル化すると、かなり勘が狂うというか、よろしくないです。

なので、実は今日からスケジュールに関しては紙の手帳に戻したのであります。というか併用ですかね?ベーシックなところは紙の手帳を使うのだけども、iPhoneの予定表も補足的に使う、という感じです。

ちょっとしたメモに単語帳を使ってるという話を書きましたが、やっぱり僕は、自分の手書きの文字の「勢い」とかを、けっこうビジュアルで覚えていて、なおかつメモした時の筆の動きというか、そういう感覚までひっくるめて体が覚えているという感覚があって、そういう「感覚」を使って、いろいろ判断してたんだなぁということを、iPhoneの予定表などを使ってると、しみじみと感じてしまうのですよ。

デジタルなフォントになると、そういう「感覚」の部分が全部すっ飛んでしまいますので、どうにも予定表を見ていても「ピン」と来ないんですな。

この間も、iPhoneのスケジューラーを見ていたら、同じ予定を4月と5月の両方に入れてたりしてるんですね。ページをめくったのを忘れて、そのまま入力してしまってたんですわ。
で、そういうちょっとした入力ミスがけっこうあったりするんですが、それになかなか気づかなかったりするんですね。デジタルフォントだと、どうもそうなってしまう感じがあります。

紙の手帳の場合、僕は予定はシャープペンシルで書いておいて、実際に実行したかどうかを、後から日記的にボールペンで上書きするというような事をしてるんですけど、そういう「確定」の感覚が、デジタルには少ないっていうのも、ちょっとイヤな感じ。デジタルだと修正訂正はずっとできてしまうので、どうにも現在・過去・未来の切り分けが、感覚的にできなくなってしまうんですね。

まぁ、スケジュールを例の書きましたけど、概ね、何事も全部、そういう感じはつきまといますな。
大事なことは手書きでやって、どうでも良いことを手早く済ませてしまうのに、デジタルを活用する、という感覚が一番近いかも。

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とは言うものの、じゃあ、iPhoneが「使えない」という訳ではありませんでね。これはまぁしかし、本当に、驚くほどに便利ですなぁ。いやほんま。こんなに便利とは思わなかった。

回りで、前々から使ってる人は多くて、僕がこういうデジタルガジェットがけっこう好きだという事を知ってる人は、良く勧めてくれてたんですよ。
「どうですかシゲさん、ほら!」とかいろいろ喜んで教えてくれるわけです。

ある若いデザイナー君なんかは、3GSになった時でしたか? キーボードが横打ちが出来るようになったとか見せてくれて「文章とかもけっこう書けますよ。」とか言ってくれてたわけです。

「あー、でも、ブラインドタッチができるわけでもないし、僕はいらんわ。」とか言ってたんですがね。

でも、ある日、iPhoneの「フリック入力」を見て、僕の気持は大きく変わったわけです。「あ、こら便利や!」と気づいた。
ようは携帯の文字入力方式の拡張版なんですけど、文字ボタンにタッチしたあとに上下左右どこにスライドさせるかで、あかさたなはまやらわ、各行の母音を変えられる、という入力方式なんですわ。「あ」の文字を打った後、すぐ左にスライドさせると「い」となり、上にスライドさせると「う」に、右にスライドさせると「え」、下で「お」となるわけです。

これだと、確実にひらかなを特定できるんですよね。こういうモバイル機器の入力っていうのは、「確実性」っていうのがかなり重要なんですよね。ちょっとした合間の時間で書き込まないといけないから、「間違いの修正」とかは、入力が完結しないので、とにかく避けないと実用的ではないんですな。

ということで、「フリック入力。こりゃいいわ。」とiPhoneを買って、まず最初に練習。

それから、前々から噂に聞いていたgoogleの音声認識アプリを導入。

これ、ようはgoogleの検索を声でできる、というものなんですがね、意外に正確で、かなり使える。これも真っ先に導入。

まぁ、概ね、この二つの入力方式で、iPhoneは、すぐに使える道具になってくれたわけです。いやー、ほんまに便利。

ちゅうことで、先日花見があった時も、みんなで持ち込んだギターやらウクレレやらで歌ったりしてたんですが、残念な事に「あの曲が歌いたいよー」というリクエストに、歌詞とかギターのコードとかが分からない。

で、誰かが「iPhoneで、歌手名+曲名+楽譜のキーワード検索してくれ!」という声が上がりまして、音声認識で検索したら、すぐにパッと出てきて弾くことができたわけです。

で、その時横を見ると、僕に「横打ち式のキーボードが使えるようになったんですよ!」と教えてくれた彼が、やっぱり横打ちで、歌手名+曲名+楽譜のキーワードを入力しようとして、間に合ってなかった事を発見。

うーん。導入1年の彼より、導入1か月の僕の方が使いこなせてるやん!と思ったわけですが、まぁ、このあたり、palmからずっとPDAを使い続けてきた経験の差かも知れませんなぁ。
やっぱり「PDAでは、何が実用的か?」というあたりの鼻が利くんですね。

で、だからやっぱり、スケジュールは紙の方がいいって言うのも、多分これは、けっこう正解なんだと思います。

いやまぁ、もう昔から、スケジュールはネットのサーバーなどに上げておくのが良いのだ!と思い続けて来た人なので、Googleカレンダーなんかと手軽に同期できるiPhoneの各種スケジューラは、実に素晴らしいと思うんですけどね。
でも、それも使い方ですわね。
とりあえず、上手に併用していきたいなと、しみじみ思います。

iPhoneには、他にもGPS機能はあるし、カメラもあるし、そういう性能をうまく生かした、すごく便利なアプリも満載で、それもいろいろ使ってるんですけどね。
まぁ、それはそれ。
で、これは、これ。

紙もデジタルも、うまく上手に使いこなしたいものであります。
はい。

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