単語帳(1穴リング・カード式)は、最小のバインダーノート。
2010年4月1日 ●ノート・文具 コメント (1)
みなさん、「メモ」をどうやって取っておられます?
とくに、街なかを歩いてる時や、混んだ電車の中で思いついたアイディアとか。
ノートどころか、システム手帳でも取り出しにくいというような時。
僕は、これを長年、名刺サイズの紙のカードでやってたんですよ。
このあたりの話は、前にも書きました。
●みんな冬に手帳を買ってるけど、夏の事も考えてる? 名刺サイズのカードなら夏場も乗り越えますぞ。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200910271206547657/
出先でのちょっとしたメモに、Yシャツなどの胸ポケットにも入る名刺サイズのカードが、けっこう便利っちゅう話でした。
で、このあたりの「歩きながらのメモ」については、最近では「携帯を使って、自分宛にメールしてます。」という人も多いんですね。うむ。それはそれで良いやり方です。
でも、僕の場合は、やっぱり紙でメモしないとヤダなぁと思ってたりするのです。
なんで、紙でないといけないのか?というと、
●文字の「勢い」に感情が表現されている。
●書いた途端に「見える化」処理がされている。
の二点なんですね。
アイディアというのは、思いついた時の、「気持ちのノリ」こそが重要で、それを忘れないようにすることが大事なんですね。表面上の言葉だけをみると、「どこにでもあるアイディアじゃん!」てなことになったりするんです。
でも、そうではなくて、「こんな事がしたい!」というようなモチベーションがあって、そのアイディアは生まれたわけですから、言葉になっていない部分の「気持ちのノリ」の方を思い出す事も、かなり重要なわけです。何故、そういうアイディアを思いついて、やってみようと考えたのか? その必然性の方が重要な事もあるわけです。
だから、メモは手書きでないと、そこが拾えなくなっちゃうんですね。デジタルな文字になっちゃうと、「筆の勢い」まではわからないので、「自分のノリ」がどんなだったかを思い出せないんですね。
とくに、この特性は、「書いたものを貼る」というような事をすると、如実に感じられます。
自分の字というのは、もう長年見続けているわけだから、落ち着いて書いたか、興奮して書いたかとか、筆致として体に入っているわけです。
だから、手書きのメモを身の回りに貼っておくと、そのメモした時の気分や感情まで思い出せるのでモチベーションの維持には、それなりの効果があるわけです。
●「文字」としてより「ビジュアル」として意味がある。
ということです。
なので、手書きのメモが大切なんですが、でも、この名刺カードには、その「特性」を活かせなくなる欠点がひとつあるんですね。
それは、
●閲覧に不便
という事なんです。
名刺サイズのカードをずっと使っていると、カードボックスに放りこんだり、ダブルクリップで留めたりして、「重ねて保管」することが増えるわけです。
ところが、このカードという奴を「重ねて」しまうと、とたんに、肝心の「手書き文字」が見れなくなっちゃうんですね。これが辛い。
見ないと忘れてしまうんですよ。意識に残らない。だからせっかくのカードも死蔵されてしまう、という事になるんですね。
この欠点を、なんとか克服する改善案はないものか?といろいろ悩みまして、名刺サイズのカードを、クリアブックという、手帳型の透明ポケットに収めて、本のようにページめくりをしてみたりしたんです。
クリアブックっていうのは、これ。
●コレクト・クリアブック
http://www.correct.co.jp/06cat/ip/ct_17.html
あるいは、このページに掲載した、写真にあるような「名刺整理ホルダー」みたいなものを使って、カードの一覧化ツールに使ったりもしてました。
まぁ、「名刺」というサイズは、定型サイズなので、こういうツールが揃っていて、それはそれで便利と言えば便利ですし、まぁそこそこ使えるアイディアではあるんですけど、それでも、どうにもイマイチ、ピンと来なかったところも多々あるわけです。
というのは、だいたい、いちいちホルダとかクリアブックに入れる、という段階で間違ってる気がしてしょうがないわけです。カードの便利なところは、廃棄・分類/グルーピング・順序の入れ替え(順位付け)が気軽にできる、ということだし、しかも、カードに書かれた情報を見ていて、ハッと気付いたことを書き加えたり、また新たなカードにしたり、ということができるところなわけです。
そういうカードの便利な要素が、ホルダーやクリアブックに入れることで、けっこう阻害されちゃうんですね。
おしい。
なので、まぁ、カードケースというのはカード使いにおいては、普通の使い方だし、ジョッターとかの存在も有名だしと、普段の持ち歩きでは、ごく普通に、前の書き込みでも紹介した「持ち歩き用カードケース」をしぶしぶ使ってたわけなんです。
でそんな事の矛盾を感じつつ、ふと文具店に出かけたら、この1穴のリング式「単語帳」が、やたらと目につきまして、
「ありゃ?もしかしたら、これでメモしたら、そういう問題がか~なり解決するんじゃないの?」
とか思いついたというわけ。ものは試しとやってみたんですよ。
そしたらこれが、大ヒット!
いやー、ほんとにね、仕組みがシンプルなだけに、実に使いやすい。
閲覧も、差し替えも、廃棄も、グルーピングも、歩きながらの書き込みも、全部オーケー。
それにカード特有の「広い机に広げて一覧する」というのもやろうと思えば簡単にできるし、言うことなしなんですね。
それに、市販の単語カードの場合、表紙・裏表紙用に、同サイズの厚紙もついてますから、カードの保護にもなって、単語カードの束を、そのままポケットに入れて持ち歩くのも簡単なんです。
とても気に入ったので「こりゃいいや!」とばかりに、とりあえず10冊ほど購入してストック。
カードを単体にバラして、自宅や事務所の机の上においてあるカードボックスにも白紙の束をほおりこみました。で、何かあれば、とにかく「1穴」の名刺カードにメモするというスタイルになりました。
それ以外にも、リングをつけたまま、とりあえず机の上やパソコンの横、あるいは寝床の枕元なんかにも、カード束として置いておくのも良い感じです。ちょっとメモしたい時にサッとメモできて、で、それをすぐに、いつも持ち歩いているカード束にまとめられます。
電車の中とか、打合せの合間とか、そういうちょっとした空き時間に、パラパラとめくって、順序づけしたりグルーピングしたりできるし、リングでひとつにまとめられてるので、すぐにそのままポケットに戻すこともできて、実に良いのです。
実際、この単語カードを使って感じるのは、1穴リング式の単語カードは、本当に最小の「バインダーノート」なんだなぁということです。
小さな小さな、最小の機能に絞った、ミニミニ・リングバインダーノートと言えます。当然リングですから、例のごとく「半分折り」で使える。小さくて可愛いメモノート、ということなんです。
実際、穴の数が、たったの1穴ですから、カードの付けはずしの手間も最小なんです。何穴もあるバインダーだと、それぞれの穴にリングの先を通すだけ手間がかかってしまうんですが、1穴だと、その手間が最小なんですよね。
本当に電車の中でも順序の入れ替えがストレスなくできます。
普通のバインダーノートでは、電車の中でのリフィルの差し替えはさすがにしんどいんですからね。いくら小さなバインダー手帳であったとしても、電車の中で、立ったままリフィルの入れ替えは、ちょっとしたくない。でも、単語カードなら、そう難しくはないんです。手の中で自在に組み替えができてしまう。
つまり、
●1穴リング式単語帳、持ち歩きメモとして最強!
という結論なのでありますよ。
ということで、単語帳が、いまや最上のメモ帳になっておる私なのですが、でもなぁ、iPhone買っちゃったからなぁ。
iPhoneでメモを取る、というのも、これまた、かなり便利でありまして、もしかしたら、単語帳でやってることが、そのまま大半iPhoneで置き換えできちゃうかも?とかも思って、いまかなりいろいろ工夫中なのであります。everenoteとか便利だしなぁ。
うーむ。なかなかに難しい。
まぁ、このあたりも、またそのうち、ご紹介しますです。
てなことで。
とくに、街なかを歩いてる時や、混んだ電車の中で思いついたアイディアとか。
ノートどころか、システム手帳でも取り出しにくいというような時。
僕は、これを長年、名刺サイズの紙のカードでやってたんですよ。
このあたりの話は、前にも書きました。
●みんな冬に手帳を買ってるけど、夏の事も考えてる? 名刺サイズのカードなら夏場も乗り越えますぞ。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200910271206547657/
出先でのちょっとしたメモに、Yシャツなどの胸ポケットにも入る名刺サイズのカードが、けっこう便利っちゅう話でした。
で、このあたりの「歩きながらのメモ」については、最近では「携帯を使って、自分宛にメールしてます。」という人も多いんですね。うむ。それはそれで良いやり方です。
でも、僕の場合は、やっぱり紙でメモしないとヤダなぁと思ってたりするのです。
なんで、紙でないといけないのか?というと、
●文字の「勢い」に感情が表現されている。
●書いた途端に「見える化」処理がされている。
の二点なんですね。
アイディアというのは、思いついた時の、「気持ちのノリ」こそが重要で、それを忘れないようにすることが大事なんですね。表面上の言葉だけをみると、「どこにでもあるアイディアじゃん!」てなことになったりするんです。
でも、そうではなくて、「こんな事がしたい!」というようなモチベーションがあって、そのアイディアは生まれたわけですから、言葉になっていない部分の「気持ちのノリ」の方を思い出す事も、かなり重要なわけです。何故、そういうアイディアを思いついて、やってみようと考えたのか? その必然性の方が重要な事もあるわけです。
だから、メモは手書きでないと、そこが拾えなくなっちゃうんですね。デジタルな文字になっちゃうと、「筆の勢い」まではわからないので、「自分のノリ」がどんなだったかを思い出せないんですね。
とくに、この特性は、「書いたものを貼る」というような事をすると、如実に感じられます。
自分の字というのは、もう長年見続けているわけだから、落ち着いて書いたか、興奮して書いたかとか、筆致として体に入っているわけです。
だから、手書きのメモを身の回りに貼っておくと、そのメモした時の気分や感情まで思い出せるのでモチベーションの維持には、それなりの効果があるわけです。
●「文字」としてより「ビジュアル」として意味がある。
ということです。
なので、手書きのメモが大切なんですが、でも、この名刺カードには、その「特性」を活かせなくなる欠点がひとつあるんですね。
それは、
●閲覧に不便
という事なんです。
名刺サイズのカードをずっと使っていると、カードボックスに放りこんだり、ダブルクリップで留めたりして、「重ねて保管」することが増えるわけです。
ところが、このカードという奴を「重ねて」しまうと、とたんに、肝心の「手書き文字」が見れなくなっちゃうんですね。これが辛い。
見ないと忘れてしまうんですよ。意識に残らない。だからせっかくのカードも死蔵されてしまう、という事になるんですね。
この欠点を、なんとか克服する改善案はないものか?といろいろ悩みまして、名刺サイズのカードを、クリアブックという、手帳型の透明ポケットに収めて、本のようにページめくりをしてみたりしたんです。
クリアブックっていうのは、これ。
●コレクト・クリアブック
http://www.correct.co.jp/06cat/ip/ct_17.html
あるいは、このページに掲載した、写真にあるような「名刺整理ホルダー」みたいなものを使って、カードの一覧化ツールに使ったりもしてました。
まぁ、「名刺」というサイズは、定型サイズなので、こういうツールが揃っていて、それはそれで便利と言えば便利ですし、まぁそこそこ使えるアイディアではあるんですけど、それでも、どうにもイマイチ、ピンと来なかったところも多々あるわけです。
というのは、だいたい、いちいちホルダとかクリアブックに入れる、という段階で間違ってる気がしてしょうがないわけです。カードの便利なところは、廃棄・分類/グルーピング・順序の入れ替え(順位付け)が気軽にできる、ということだし、しかも、カードに書かれた情報を見ていて、ハッと気付いたことを書き加えたり、また新たなカードにしたり、ということができるところなわけです。
そういうカードの便利な要素が、ホルダーやクリアブックに入れることで、けっこう阻害されちゃうんですね。
おしい。
なので、まぁ、カードケースというのはカード使いにおいては、普通の使い方だし、ジョッターとかの存在も有名だしと、普段の持ち歩きでは、ごく普通に、前の書き込みでも紹介した「持ち歩き用カードケース」をしぶしぶ使ってたわけなんです。
でそんな事の矛盾を感じつつ、ふと文具店に出かけたら、この1穴のリング式「単語帳」が、やたらと目につきまして、
「ありゃ?もしかしたら、これでメモしたら、そういう問題がか~なり解決するんじゃないの?」
とか思いついたというわけ。ものは試しとやってみたんですよ。
そしたらこれが、大ヒット!
いやー、ほんとにね、仕組みがシンプルなだけに、実に使いやすい。
閲覧も、差し替えも、廃棄も、グルーピングも、歩きながらの書き込みも、全部オーケー。
それにカード特有の「広い机に広げて一覧する」というのもやろうと思えば簡単にできるし、言うことなしなんですね。
それに、市販の単語カードの場合、表紙・裏表紙用に、同サイズの厚紙もついてますから、カードの保護にもなって、単語カードの束を、そのままポケットに入れて持ち歩くのも簡単なんです。
とても気に入ったので「こりゃいいや!」とばかりに、とりあえず10冊ほど購入してストック。
カードを単体にバラして、自宅や事務所の机の上においてあるカードボックスにも白紙の束をほおりこみました。で、何かあれば、とにかく「1穴」の名刺カードにメモするというスタイルになりました。
それ以外にも、リングをつけたまま、とりあえず机の上やパソコンの横、あるいは寝床の枕元なんかにも、カード束として置いておくのも良い感じです。ちょっとメモしたい時にサッとメモできて、で、それをすぐに、いつも持ち歩いているカード束にまとめられます。
電車の中とか、打合せの合間とか、そういうちょっとした空き時間に、パラパラとめくって、順序づけしたりグルーピングしたりできるし、リングでひとつにまとめられてるので、すぐにそのままポケットに戻すこともできて、実に良いのです。
実際、この単語カードを使って感じるのは、1穴リング式の単語カードは、本当に最小の「バインダーノート」なんだなぁということです。
小さな小さな、最小の機能に絞った、ミニミニ・リングバインダーノートと言えます。当然リングですから、例のごとく「半分折り」で使える。小さくて可愛いメモノート、ということなんです。
実際、穴の数が、たったの1穴ですから、カードの付けはずしの手間も最小なんです。何穴もあるバインダーだと、それぞれの穴にリングの先を通すだけ手間がかかってしまうんですが、1穴だと、その手間が最小なんですよね。
本当に電車の中でも順序の入れ替えがストレスなくできます。
普通のバインダーノートでは、電車の中でのリフィルの差し替えはさすがにしんどいんですからね。いくら小さなバインダー手帳であったとしても、電車の中で、立ったままリフィルの入れ替えは、ちょっとしたくない。でも、単語カードなら、そう難しくはないんです。手の中で自在に組み替えができてしまう。
つまり、
●1穴リング式単語帳、持ち歩きメモとして最強!
という結論なのでありますよ。
ということで、単語帳が、いまや最上のメモ帳になっておる私なのですが、でもなぁ、iPhone買っちゃったからなぁ。
iPhoneでメモを取る、というのも、これまた、かなり便利でありまして、もしかしたら、単語帳でやってることが、そのまま大半iPhoneで置き換えできちゃうかも?とかも思って、いまかなりいろいろ工夫中なのであります。everenoteとか便利だしなぁ。
うーむ。なかなかに難しい。
まぁ、このあたりも、またそのうち、ご紹介しますです。
てなことで。
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