検察とマスコミが一体となって、「あることないことリーク情報でじゃぶじゃぶに流して小沢攻撃する」という、いつも通りのひどい攻撃がはじまりました。ほんとうにひどいです。

ほんとうに、心底、「あることないこと」なのだから困る。

というのも、

●infoseekNews内憂外患(低帯域版)|「新撰組」化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!
http://www.ustream.tv/recorded/4065526
(シンポジウム趣旨)
http://miyazakimanabu.com/2010/01/11/659/

というシンポジウムの様子をネットで見たからなんですけどね。出席者がなかなかすごくて、

大谷昭宏に、佐藤優、ヤメ検の郷原さん、田原総一朗、宮崎学、で、ゲストに鈴木宗男と、実に豪華。ものすごいメンバーが揃っております。

とくに、田原総一朗と大谷昭宏氏からのマスコミの側の状況報告というのがなんとも言えずイヤになります。ずっと田原総一郎って嫌いだったけど、どうも「しょうがない」状況みたいなんですよねぇ。完全にマスコミと警察・検察・官僚というのは「一体化」しちゃってるって事らしいので。

マスコミの記者にとっては、検察の無責任な「リーク」をいち早く取材することが出世への道になってしまってるんだそうですね。だから、新聞社やテレビ局にいてる限り、そういう体制から抜け出せないんでしょうね。田原氏や大谷氏は、まだ、こういう自分自身の発言の場を持てるから、実際のところどうなのかを語れるだけマシであるようです。

マスコミ各社は、すでに国会審議が終わった後に、小沢逮捕か、あるいは在宅起訴までやることを「すでに決定」してるんだそうです。それは2月の頭。もう、すでに先に決まってるわけです。自分たちのストーリーでゴリ押しするんだって!

で、マスコミも、この国会の期間は徹底して小沢叩きキャンペーンをやることになってるんだって!知らんかった。証拠が出てきたとかなんとかじゃないわけですよ。とにかく、まずキャンペーンありきで、「マスコミよ協力しなさい」という事なんだそうで。

ひどいなー。

このシンポジウムのタイトルである、「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」が、まさに事実なのだ、ということをはっきりと明示する出来事ですなぁ。

あの日本のラスプーチンと呼ばれる佐藤優も出ていて、いろいろ面白い事を言ってたのですが、小沢さんや民主党に対して反感を持ってる人に対して、こういう事を言ってましたよ。

「小沢さんは真っ黒だ!でも、検察はそれ以上に真っ黒だ。しかし、同じ黒なら、選挙で落とせる小沢を選ぶしかない。検察は選挙で落とせない。未来永劫、いまのままだ。だから、この一点で、民主主義のために、いまは民主党を選ぶしかない。」

と、こう来るわけです。正しいよなぁ。そういう事なのよ。だから、我々国民には選択肢は民主党しかないんですよ。だから小沢支持しかありえない。そういうことです。

「民主党はクソです。しかし、検察から見たら、自民党は鼻くそです。」とかも面白かったなぁ。

キツネ目の男こと宮崎学が世話人であるらしいんですが、その宮崎学に言わせれば、前の衆議院選挙での民主党大勝は、西松建設での官僚とマスコミのキャンペーンに対する国民の怒りが原因で、その部分を官僚は気にしていると言う話が出てるんですが、まぁこのあたりの分析が正解かどうかはわかりません。
でも、とにかく官僚にすれば、民主党政権を攻撃するにはリーク情報+マスゴミによる流布という手を使うしかないわけですよ。

結局昨年夏の総選挙の時期に行われた「酒井法子事件」と一緒なんですわ。
警察が、あることないことリークする。なんでも言う。で、選挙の攪乱を図る。
(リークなので正式発表ではない。警察・検察は「へ?何のこと?」という態度しか取らないんです。ここがだいたいひどいんですが。)

去年の選挙の時は、官僚批判のテレビ番組が企画されないようにしようという魂胆だったわけです。
民主党は延々、官僚批判をやってたわけですから。そういう番組が人気が出て、「官僚は悪だ!」という国民的盛り上がりが生まれかねなかった。
それを必死で阻止するために酒井法子を血祭りにしたんですね。

つまり、

●酒井法子事件は官僚批判をさせないための目くらまし

だったわけです。

で、今度もまったく同じ。今回は国会攪乱が目的です。

今度の国会では、たとえば、「捜査状況の可視化」とか、そういう検察に決定的に不利な法案が通る可能性がある。そういうことが決まると、もう、「秘書を逮捕して、独房に閉じこめて、やってないことでも『やった』と言わせる。」という、実に汚らしい、検察独自の洗脳手法が使えないわけですよ。
だから「捜査状況をビデオ等で残す可視化」をやられたら、きゃつらに手はもうない。洗脳ができない。
このあたり、いかに検察が被疑者を洗脳して、やってもいない事を「やった」と言わせるか?というのを、上のシンポジウムで佐藤優が演じてます。実にリアルです。必見。やっぱり体験した人の言葉は違うわなぁと思う。

でも、この国会で「可視化」が通ったら、その洗脳手法が検察には使えなくなるわけです。
そうなったら、もう、何か証拠を見つけて逮捕するしかないんですけど、そういう証拠はないわけですよ。(証拠があった!というリーク情報は流れます。それは「関係者によると」だから正式発表ではないわけです。ここは「ないことないこと」垂れ流しなんですよ。新聞記事をていねいに読みましょう。「関係者によると」というのは発信者が特定できてない、単なるリーク。ウソかもしれない報道だってことです。ここがみんなわかってないのよなぁ。)

証拠がなくて逮捕するには、関係者の証言から状況証拠にして落とし込むしかない。だから可視化される前に、必死になって一大キャンペーンをやるわけです。それはもう、ものすごいキャンペーンです。

だから、こういうキャンペーンに踊らされたらダメなんですよ。

「何をしょーもない事やってんねん。それより、国会をちゃんと空転させずに進行させよ。」なんです。

日本の正しい未来のため、民主主義的手続きがキチンと成立する国になるためだったら、別に4億円くらいの裏献金があったって、僕は別にかまわんぞ。4億円で何ができるっちゅうねん。大したことはできませんって。小沢が弟子を数人、数年間教える程度のことしかできませんがな。

で、それで充分です。何が悪い。弟子を育てることこそ、良い政治家が育つ条件ですからな。マンション購入も、そういう弟子の育成のためだったんじゃないですか?住むところ、人が会うところ、ともに話すところだけは必要ですからな。

この検察のキャンペーンが、なぜいまの時期なのかというと、今年の参議院での選挙に影響しないように、時間を空けたいからだそうな。

このまま行くと参院選も民主党の大勝かねぇ。それはそれで困ったことですが。

小沢さんが心底腹黒い人であるなら、この官僚による「小沢叩き」も、検察と小沢がつるんでいて、わざとやらせているというような場合のみですわ。
もしそれがあれば、それこそスターウォーズの暗黒皇帝ですけどな。そこまでの腹黒さも、なにより「国民的人気」もないしなぁ。単純に、

●顔が悪い。

●ブオトコだ。

●悪代官みたいや。

という雰囲気判断だけで、一般層がさわいでるだけにすぎないしねぇ。
で、検察は、その「ブオトコは嫌い」という女子供の判断を上手に利用してるという、そういうことでしかないと、僕は思います。

ああ、やれやれ。

ようはそういうことです。

コメント

スミぱん@国会を見よう
2010年1月19日20:54

小沢は金権政治時代の田中角栄、金丸信の秘蔵っ子ですよ。
もっと検察に叩かれてもいいはず。

シゲ
2010年1月20日1:04

>スミぱんさん

書き込みありがとうございます。

で、良い機会ですから、ぜひとも、この知識を身につけて帰ってください。
金丸さんの事は知りませんが、「金権政治時代の田中角栄」という「田中角栄は汚い」というイメージこそが、

●検察によって捏造されたイメージである。

ということを。

田中角栄こそは、我ら日本人が世界に誇る、不世出の天才政治家でありました。
三権分立が正しく機能していれば、法律を作る事こそが政治家の仕事でありますが、日本は政治家がダメダメで、官僚におんぶにだっこ、既存の法体系の知識にもうといせいで、議員自らが法律を作る「議員立法」を通すどころか法案作成すらできない議員が大勢いる中、田中角栄は100本を越す議員立法を成立させました。

その知識の広さと深さは、当の官僚さえ舌を巻き、法案の整合性の見事さに、田中角栄になびく官僚も数多く、その官僚操縦術は、後年アメリカの日本研究家たちからも、別格の扱いを受けたほどです。
真の天才というのは、こういう人のことを言います。

首相就任後、すぐに日中国交正常化を実現。ソ連(現ロシア)とも経済協力をとりつけ、第一次オイルショック時には、中東地域以外からのエネルギーの直接確保の道を切りひらくなど、首相の独自外交で世界と直接交渉してワールドワイドに活躍するその考えの向こうには、アメリカに頼らず、日本が全世界と直接同盟関係を結び世界に冠たる国にしたいという構想があったと言います。

(長くなったので、この話、続きます。)

シゲ
2010年1月20日1:04

(続きです。)

しかし、この中国や石油産油国諸国との直接交渉の能力を「危険」と見たアメリカ(あるいは国際石油資本か?)は、GHQによって国民監視機関として設置された検察を利用して、ロッキード事件を田中にぶつけ、そのイメージ操作により、田中角栄は失脚、無念の最後となったという話もあります。

この検察の動きを「陰謀説」と一笑に付す人もいますが、私はかなりの確度で、事実だったであろうと考えています。

まさに天才政治家、国民宰相であった田中角栄、日本人のヒーローをこそ、検察が「殺した」のです。
これは許されざる国家反逆罪に匹敵すると、僕自身は思っております。

結局、官僚と一体化してしまったマスコミは、田中角栄と言うと「金権政治の代表」という悪印象を先に出すことばかりを繰り返していますが、これほどすごい天才政治家は、いまだにこの国に登場していません。

小沢さんも大した人ではありますが、それはあくまで田中角栄の薫陶を受けた「弟子」であるから、その血を引き継いでいるというだけであって、スケールの点から言えば、小沢さんは田中角栄の何十分の一というくらいに小さい存在です。

であるにもかかわらず、そういう「小物」ですら、いまの政界においては「巨星」になっています。つまり、いかにいまの日本政治が小物だらけか?ということでして、その小物の小沢さんを、これまた、怖がって怖がって、あることないことリーク情報でくだらぬ誹謗中傷をしている鼻くそみたいなダメ人間の集まりが検察、ということです。

検察は、その誕生の経緯から、裏にはアメリカのCIAとのつながりがあるとも囁かれています。僕はそういう意味で、仮に真面目な官僚たちは評価するにしても、検察トップの樋渡検事総長や、佐久間達哉特捜部長は、かなりのおかしな人間なのではないか?という気がして仕方ないですがね。

さてどうですか。

シゲ
2010年1月20日1:09

ともあれ、田中角栄こそは天才政治家として、もっと再評価するべき人です。この部分だけは、何千回、何万回繰り返してもかまわない。田中角栄は天才です。

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