えー、財布を落としまして。

それも、仕事の仲間内、12人で大挙して秋の旅行に出かけた帰り。「ああ、楽しかったねぇ。」と、帰りの新幹線の中でコーヒーでも飲もうかと思った時に無いことに気付いたというタイミングでして、楽しかった旅行気分が一気に吹っ飛んでしまいました。

まぁ、一週間、キャッシュカードやクレジットカードの停止やら再発行の手続きやら、いろいろ大変だったんですが、実は結局は出てきたのであります。

いままで何度か財布は落とすわ、財布を入れていたポーチをなくすわ、携帯電話を落とすわ、いろいろなポカミスをしてるんですが、どういうわけか、そのままなくなってしまった事がほとんどないんですね。ありがたいことに。運が良いとしか言いようがないです。

しかし、思うに、「落としても戻ってくる」と思ってると戻ってきて、「落としても戻ってこない」と思ってると戻ってこない、というのがあるんじゃないかなぁと、今回は思いましたね。

というのは、いつも「財布は落としたら戻ってこない」と思っていると、財布に最低限のものしか入れないわけですよ。大事なものは別に分けて置いておいたりする。
でも、「落としても戻ってくる」と思ってると、財布になんでも入れちゃうわけです。実際今回も、ある企業さんへの入館証に電話番号が書いてあったので戻ってきたわけです。

でも、これが、「落としたら戻ってこないかもしれないから」と、現金は数千円しか入れてない、キャッシュカードも入ってないとかになると、誰の財布かもわからないから、拾い主も届ける事ができないわけで、「財布が戻ってこない」ということになるわけです。
だから、あんまり悲観的に考えて日々を行動するのはよろしくないなぁと思ったわけです。
意外にね、というか、日本は、かなり治安もいいし、人のものを盗んだりする人は少ないんですよ。たぶん。

で、落としたのに気付いたのが帰りの電車の中で、仕事の仲間内がみなさんいたので、いろいろ声をかけてくれたりしたわけですが、いやー、みんなそれぞれに対処が違いますねぇ。そこが面白かった。
まず、「落としたら、まずカード類の停止を真っ先に」と考える人もいてるし、ルートの徹底チェックを追求する人もいてるわけです。
それから面白かったのがカメラマンさんのノウハウで、「僕は財布に入れてるものは固定してるので、中身を全部写真に撮ってるんですよ。」というのがありました。落としてしまったら、何が入ってたかがわからない訳ですよ。どのカードを止めたらいいのかがわからない。

またある人は、一度落とした経験があるそうで、落とした時に連絡するべき電話番号等を全部キチンと自宅に置いてあるという人もいてたんですね。

いやー、みなさん苦労されてる。

僕は今回の経験から思ったのは、名前と携帯番号の入った名刺を、一枚だけは財布に入れておくべきだなぁということでした。たまたま入館証に事務所の電話番号を書いてあったから良かったものの、そうでなかったら、戻ってこなかった可能性もあったと思うんですよね。

というのは、今回、実は新幹線の新岩国からこだまに乗って、広島で乗り換え、のぞみで新大阪まで帰ってきたんですが、落としたのはこだまの中だったんですね。僕は新岩国の改札に入る前に落としたのだろうと思ってたのですが、それでもとにかく、のぞみの車掌さんと新大阪の遺失物係の人には問い合わせて、万全を期してたつもりだったんです。

でも、こだまで落としてたら、のぞみの車掌さんはこだまの事までは調べないし、こだまは岡山どまりでしたから、新大阪まで財布が行くことはなかったわけです。完全にルート・可能性をひとつ見落としてたんですね。

こういうルートの見落としをしてたら、見当違いのところしか探してないわけだから、永遠に出てこないって事にもなるわけですから、やっぱり財布に連絡先を入れておくべきなんですよ。それがいちばんだって事になる。
もちろん、いろいろ個人情報をさらしてしまう危険もあることはありますが、まぁそこはあまり心配してもしょうがないですわね。それより財布が戻ってくるようにしておく方が賢いと思います。

ちゅうことで、財布を紛失する前にしておくべきノウハウとして、

●携帯番号などの書かれた名刺を必ず一枚、目立つところに入れておく。
●どんなカード類をいれているのか、写真で撮影しておく。
●カード類の停止番号等の連絡先を財布以外の携帯電話やメモ等に入れておく

というのが大事で、紛失してしまったら、

●まずルートの徹底追求、徹底チェックをする。(意外にモレあり。)
●ルートの徹底追求・チェックをして、どうしても見つからないとはっきりしたら、カード類の停止を。
(カード類は落とした日時にさかのぼって停止してくれるので、あまり急いで止めなくても大丈夫です。)

ということではないでしょうか。
特に、「自分の名刺を一枚、目立つところにいれておく」というのは重要な気がします。キャッシュカード等を見れば「この人が本人なのだな」とわかりますし。親切な人なら、すぐに連絡してくれるはずで、落として5分、こっちが落としたことを気付いてない時に電話をもらえるかもしれません。

あとは、もし、拾ってくれた人がまったくの個人だったら、連絡先をキチンと聞いてお礼しなきゃいけませんが、気が動転してると、つい忘れてしまうかもなので、そこは注意したいですなぁ。

ま、そんなことで。

コメント

どん太
2009年11月17日13:30

>携帯番号などの書かれた名刺を必ず一枚、目立つところに入れておく。

これ大賛成です。
現ナマはぬかれても、他はぽんと捨てられてるのが、
抜かれたときでも、たんに占有離脱した後、ワルイ人に目をつけられた後でも、起こることなので、
残りだけでも、戻って気安くなりますものね。

わたしも財布なくしました。
カード全部止めるのを、真っ先にしましたよ。

アミ
2009年11月17日13:36

私も旅先(ローマ)でお財布を盗られました。
その時の暗澹たる気持ち、思い出しましたよ。
カードは、旅行だったので、限度額の低いカードを一枚のみ。
実害は、お気に入りのお財布と、いくばくかのお金だけで済みました。

見つかって、良かったですね~。

シゲ
2009年11月17日15:09

>どん太さん

書き込みありがとうございます。
名刺の件ですが、いやー、笑っちゃいますよ。戻ってきた財布を見てみると、たまたまメモっていた取引先の電話番号とか、期限切れのポイントカードとか、そんなんばっかしで。どこにも僕の携帯番号は見あたらないんですからねぇ。
確かに現金を抜き取られた後でも、事務所のカードキーとか、免許証とか、取引先の入館証とか、ウクレレ教室の会員カードとかは、再発行の手続きの手間とか大変だから戻ってきて欲しいものですからねぇ。
でもあれです、カードを止める前に、ルートの徹底チェックだけはした方が良いですよ。僕のこだまの車内みたいに、意外にモレがあったりしますから。モレに気付いてたら、僕も、もっと早くに見つかってたはずなんですよ。失敗したなぁと思っております。

>アミさん
書き込みありがとうございます。はじめまして、でしたよね?ちがいましたっけ。
しかし旅先で落とされたんですだ。それは、かなり、ものすごく不安ですよねぇ。

僕も落としたのが国内だったから助かったという面はかなり大きいと思ってるんです。よその国だと、まず戻ってきても、まず現金はゼロでしょう。なんだかんだいっても、まだまだ日本は世界でも数少ない安全な国だと思いますね。これはとっても良い点で、大事にしたいと思います。

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2009年11月17日20:25

 子供のころに何度か全財産(貰ったばかりのお年玉全額!とか)を落として以来慎重になり、大人になってからは財布を落としたことはあまり無いのですが。(子どもの財布と違って大きくて重い?から、落とすと「音す」るし☆)

 現金だけサックリ全額抜かれて、他はまったく無事、という財布や鞄を拾って、警察に届けたことなら何度かあります。

 その「現金を抜いた」やつが知らぬ顔して自分で届けたんじゃないか? と、警察で疑われて調書取られたりするんで手間もかかるし不愉快なんですが、落とした人はカードや財布や鞄それ自体にだけでも戻ってきてほしいかもしれないし。と、一応一生懸命、届けます。

 少なくとも十回ぐらいは警察に届け物をしましたが、律儀な人からお礼をしてもらったことは、一回しかありません。

 そして、どう見たって「持ち主の特定しようがない」と言われている「むき出しの現金」をまともに警察へ届け出たことだって何度もあるのに、これは警察官にネコババされる(見るからにオマワリサンが挙動不審になる)らしく、きちんと「拾得者氏名・住所」を書いても、半年たっても私にくれるという連絡をもらったことはありません。

 結論: 警察に遺失物を届けるのは、労力(費用対効果?)を考えると、割に合わない。

 (でも、良心が咎めるので、つい届けちゃうんですが……☆)

 シゲ先生、良かったですね。見返りを省みずに人の道なり職務なりを全うしようと言う気力と体力と暇のある、「良心回路」常備の人に拾ってもらえて……☆

 (^^;) <ちゃんと(せめて心の中でだけでも)「お礼」しましょうね! あれ本当に「届け出る」だけでも大変な思いをするんですよ☆

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