クセの話の続きですが。

クセで何かをしているというのは、無意識で何かをしているという事であります。

実は、酒を飲んだり、ギャンブルをしたり、各種の依存症も、無意識がそれをやってるからやめられないわけですな。

で、それが無意識の行動であるからコントロール不能に陥ってしまって「どうしようもないのだ」という自暴自棄の気持ちになってしまうわけですね。

が、しかし。

本来、顕在意識も無意識も、どちらも自分自身なわけです。コントロール不能という事はないはずです。

確かに胃や腸の活動は無意識下の活動ですが、それでも食事の内容によるコントロールとか、深呼吸とか瞑想など、各種のコントロール方法はあるわけです。

で、ここで大事なことは、


●意識と無意識は、完全に分離しているわけではない。


ということですね。

たとえば、人間には、肩、腹、胸 などの部分がありますが、ではいったいどこから肩がはじまって、どこで終わっているのでしょうか? その明確な区分はありません。
ハッキリと部位を区別することはできます。しかし線引きはできないわけです。

で。

「クセ」というのは、ちょうどその中間あたりの、区分できないものとして存在してるわけです。

で。

この「クセ」に、行動としての「クセ」と、考え方としての「思考のクセ」の二種類がある、ということなわけですね。

だから、ここのところに注目して、少し意識してやれば、ハンドルをほんの少し動かすようなコントロールが可能になってきて、長い距離を走っていれば、望む方向に進んでいくことも可能なわけです。

まさに、「クセ」というのは、意識と無意識の中間地点で、ここをうまく少しの力で動かせれば、意識と無意識の一致ができる。

そういう気がするわけですよ。

ということで、今日はここまで。
また書きます。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索