西松建設問題:小沢秘書逮捕:野党の党首に便宜など計れない。
2009年3月7日 ■時事ネットでいろいろ見てましたが、あまりに単純な事に僕自身気付いてなかったよ。小沢さんって、野党なんよね。もう長らく。だから、いくら献金をもらおうが、便宜の計りようがないって話があって、「そりゃそうだ!」と思いましたな。
だから、もともと、野党の党首をはめようとしてること自体がおかしい。
この数字を見ましょう。
●2007年の日本経団連会員企業からの政治献金額
総額 29億9000万円
うち自民党 29億1000万円
その他政党 8000万円
どうよこれ。全献金のうち、97%が自民党に流れてるわけです。野党に献金する企業なんていうのは、それこそ「意気で応援しとるんだ」っちゅう話ですがな。見返りを期待して、献金するなら自民党やろが。普通そうでっせ。わざわざ野党に献金して、どういう見返りがあるっちゅうねん。まったく。
だいたい、今回の話でも、あまりに額が小さすぎて、「その額で野党の党首を犯罪者扱いするか? この時期に?」とアンバランスに感じる部分の方が大きいわけですからな。
なのに、なんだ? このテレビ・新聞の大騒ぎは? どう考えてもマスコミも「仕込み」としか思えない。いくらなんでもひどすぎる。
で、「これだけテレビで小沢叩きとかやってると、アホな層は小沢さんが悪いみたいに思うやろなぁ」と思ってたんですがね。
たまたま、アニメしかみない、政治に興味がない、メル友の女の子に話題を振ったら、
「小沢さんの件って、あれは自民党があぁなるように仕組んだんだよねぇ?(・・) だってこの時期にゴタゴタにさせて、民主党団結力や支持率を低下させるのを目的にしてたりなんじゃないの?(・・) 」
と、実にズバリの事を、フツーにさらりと言っておりました。
あ、そうなわけね。何も知らない人間でも、この大きな構図はわかってしまうわけや。なるほどと妙に納得してしまいましたな。僕がこんなに騒ぎ立てるほどの事はなかったのかも知れない。
それより、とうとうこれで、政治家に続いて、検察とマスコミまでもが、一般大衆からそっぽを向かれる事態に陥ったと見る方が正しいのかも。と思いましたな。近年のテレビの質の悪さは、目を覆うばかりでしたから。
(このあたり、実はたとえばダウンタウンの松本あたりが、「テレビはもう、かなりやばい。」といろんなメディアで発言してたりするのが的を射てると思う。)
新聞で言うと、朝日新聞が今回の西松建設問題の言い出しっぺらしいですが、誰もが名指しで批判するのは、朝日新聞の主筆である船橋洋一ですな。アメリカのシンクタンクとかに留学して向こうの教授とかと親分子分の関係になって戻ってきてるから、純粋に「洗脳」された人なわけですよ。それがはっきりしてるから、ものすごく評判悪い。いや、僕は直接意見を読んでないんですがね。でも新聞記事はひどいよな。
そりゃ、私とて、「アメリカが仕組んだ」とか、「自民党が仕組んだ」とは言いませんよ。そういう憶測で語るのは説得力を持たないから。だからしない。でも逆に、この時期に検察が小沢を刺そうとしたという事自体は事実ですし、その事実を徹底批判するわけですよ。、三権分立という最大、最優先の民主主義のルールを破壊する、とんでもない越権行為だ、という「事実」の批判ですね。そこが大事だと僕は思います。
でも、先のアニメ好きの、何も知らない、一般ピープルでも「自民党が仕組んだんだよねぇ」って思ってるし、実際、知識のあまりない層に「陰謀」だとか、思われても仕方ないですわな。こんな時期に秘書の逮捕とかを、あんな小額で、しかも野党の党首の秘書を逮捕したのでは。
つまり。
こういう時期に、こんな逮捕をしてしまえば、こういう普通の一般人からの疑念をかもしだしてしまう可能性があるからこそ、いままでは不文律として、選挙前の逮捕はしなかったのだなぁと実感したわけですよ。僕は。
とにかく三権分立という大原則を建前であってもキチンと守り、選挙前でなく、選挙後すぐとかに逮捕してたのは、そういう一般庶民からの疑い持たれないようにする、最低限の知恵だったんだなぁとしみじみと思ったわけです。だってそうでしょ? 本当に重要な立件だったら、そういう一般庶民からの嫌疑をかけられたくないじゃないですか? 思いません? いままでの検察には、そういう当たり前の知恵があったわけです。
三権分立を守る、というのは、民主主義の基礎、ということもあったけど、それを守ることで、物事がスムーズに動くという「知恵」でもあったわけですよ。ようは検察にそれだけ世間智があったって事です。
しかし、今回のこのタイミングでの秘書逮捕には、民主主義の基礎うんぬん以前に、そういう「知恵」がない。つまりそれだけ検察という組織自体がダメダメになってるって事ですわ。税金で食っていくということは、このように「アホ」を生み出してしまう、という事ですね。そうとしか言えん。
まったくもう、いったい検察は何をやっておるのやらと思ってたら、驚くなかれ、元検事の人までもが、今回の検察のタイミングに疑問を出してる記事がネットにありました。普通、検察のOBだと、なんだかんだ言っても、検察の側の立場の代弁者になって検察を守る意見を言うものなんですが、この人の話を聞いてると「検察の立場を守ってやりたいけど、これ、守れるか?」という雰囲気をひしひしと感じさせる内容でありましたな。
インタビューズ (2009年03月06日)
理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕
元検事・郷原信郎氏インタビュー
http://www.videonews.com/interviews/001999/000869.php
仲間うちからも、こうして疑義がでるほど頼りない、あまりにおかしな今回の逮捕劇、という事でしょう。
でも、ここまで大騒動にしてしまった限りは検察も小沢逮捕までやってしまうかも、なんよねぇ。これが困ったことなんだ。それで不起訴になっても選挙対策としての一定の効果はあるからねぇ。本当に困ったことです。
しかし、ちょっとブログとか見て回って感じたのは、郵政選挙の時と違って、ブログでまともなことを書く人が増えているって事でした。とても安定感があります。
それと、世間では「ミラーマン」だのなんだのと騒がれてますが、あの植草一秀さんのブログが実に素晴らしい。最初に出した献金額の話は植草一秀さんのブログに載っていたものです。さすがに物事の本質を捕まえておられる。やっぱり植草一秀さんも検察にはめられた人という可能性が高いよなぁ。こういう記事を読んでると。ほんとに。
マスコミはかなりおかしい。信用しない方が良いです。
逆にブログの記事で信頼できるものが多い。日本もやっとここまできたか。よかった良かったと思いますな。
今回参考にしたブログをちょっと紹介しときます。
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報:中田安彦さん
●小沢一郎の記者会見 立派である 特捜部という「巨悪」を殲滅せよ
http://amesei.exblog.jp/9419207/
●結局、二階も小沢も犯罪行為ではないということだろう
http://amesei.exblog.jp/9428667/
日本のゆくえ
http://blog.goo.ne.jp/newjolly/e/2017daefb4ffdb9e963eb7c4ccba268c
野党への政治献金が3%以下しかないのは、権力のない集団に便宜のはかりようがないからで、頭の悪い主婦に人気のみのもんたは小泉時代から現在にかけて、権力中枢の操り人形だ。
ふしぶじゑ日記
小沢氏秘書逮捕について続稿。小泉・竹中両氏の捜査にからめて。
http://darsana.exblog.jp/8033071
とくらBlog
小沢さんを辞任させること、この1点が目的と思えますが・・・。
http://ttokura.exblog.jp/9770189
小野寺光一
2009/01/17 小沢一郎を守れ<西松建設事件は政権交代を阻止するために「亡国の人物」によって用意された国策捜査か?>
http://archive.mag2.com/0000154606/20090117121526000.html
植草一秀の『知られざる真実』
小泉元首相政治死を隠す西松「国策捜査」謀略報道
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-0c48.html
こうして並べてみると、けっこう厚みがあるじゃないですか。これ。
こういうのは頼もしいですな。
テレビを見るより、こういうのを読みましょう。
で、良いのはコメント欄に、まったく反対の意見とかも書かれてる事ですね。そういうのも読んで、それから判断したらいいと思うし。
そう考えると、今回のテレビ・検察とも、完全に時代を読み誤ったと考えた方が良いかもだなぁと思えてきました。4年前の郵政選挙とは違うんだな、やっぱり。そう思ったですよ。
うむ。
だから、もともと、野党の党首をはめようとしてること自体がおかしい。
この数字を見ましょう。
●2007年の日本経団連会員企業からの政治献金額
総額 29億9000万円
うち自民党 29億1000万円
その他政党 8000万円
どうよこれ。全献金のうち、97%が自民党に流れてるわけです。野党に献金する企業なんていうのは、それこそ「意気で応援しとるんだ」っちゅう話ですがな。見返りを期待して、献金するなら自民党やろが。普通そうでっせ。わざわざ野党に献金して、どういう見返りがあるっちゅうねん。まったく。
だいたい、今回の話でも、あまりに額が小さすぎて、「その額で野党の党首を犯罪者扱いするか? この時期に?」とアンバランスに感じる部分の方が大きいわけですからな。
なのに、なんだ? このテレビ・新聞の大騒ぎは? どう考えてもマスコミも「仕込み」としか思えない。いくらなんでもひどすぎる。
で、「これだけテレビで小沢叩きとかやってると、アホな層は小沢さんが悪いみたいに思うやろなぁ」と思ってたんですがね。
たまたま、アニメしかみない、政治に興味がない、メル友の女の子に話題を振ったら、
「小沢さんの件って、あれは自民党があぁなるように仕組んだんだよねぇ?(・・) だってこの時期にゴタゴタにさせて、民主党団結力や支持率を低下させるのを目的にしてたりなんじゃないの?(・・) 」
と、実にズバリの事を、フツーにさらりと言っておりました。
あ、そうなわけね。何も知らない人間でも、この大きな構図はわかってしまうわけや。なるほどと妙に納得してしまいましたな。僕がこんなに騒ぎ立てるほどの事はなかったのかも知れない。
それより、とうとうこれで、政治家に続いて、検察とマスコミまでもが、一般大衆からそっぽを向かれる事態に陥ったと見る方が正しいのかも。と思いましたな。近年のテレビの質の悪さは、目を覆うばかりでしたから。
(このあたり、実はたとえばダウンタウンの松本あたりが、「テレビはもう、かなりやばい。」といろんなメディアで発言してたりするのが的を射てると思う。)
新聞で言うと、朝日新聞が今回の西松建設問題の言い出しっぺらしいですが、誰もが名指しで批判するのは、朝日新聞の主筆である船橋洋一ですな。アメリカのシンクタンクとかに留学して向こうの教授とかと親分子分の関係になって戻ってきてるから、純粋に「洗脳」された人なわけですよ。それがはっきりしてるから、ものすごく評判悪い。いや、僕は直接意見を読んでないんですがね。でも新聞記事はひどいよな。
そりゃ、私とて、「アメリカが仕組んだ」とか、「自民党が仕組んだ」とは言いませんよ。そういう憶測で語るのは説得力を持たないから。だからしない。でも逆に、この時期に検察が小沢を刺そうとしたという事自体は事実ですし、その事実を徹底批判するわけですよ。、三権分立という最大、最優先の民主主義のルールを破壊する、とんでもない越権行為だ、という「事実」の批判ですね。そこが大事だと僕は思います。
でも、先のアニメ好きの、何も知らない、一般ピープルでも「自民党が仕組んだんだよねぇ」って思ってるし、実際、知識のあまりない層に「陰謀」だとか、思われても仕方ないですわな。こんな時期に秘書の逮捕とかを、あんな小額で、しかも野党の党首の秘書を逮捕したのでは。
つまり。
こういう時期に、こんな逮捕をしてしまえば、こういう普通の一般人からの疑念をかもしだしてしまう可能性があるからこそ、いままでは不文律として、選挙前の逮捕はしなかったのだなぁと実感したわけですよ。僕は。
とにかく三権分立という大原則を建前であってもキチンと守り、選挙前でなく、選挙後すぐとかに逮捕してたのは、そういう一般庶民からの疑い持たれないようにする、最低限の知恵だったんだなぁとしみじみと思ったわけです。だってそうでしょ? 本当に重要な立件だったら、そういう一般庶民からの嫌疑をかけられたくないじゃないですか? 思いません? いままでの検察には、そういう当たり前の知恵があったわけです。
三権分立を守る、というのは、民主主義の基礎、ということもあったけど、それを守ることで、物事がスムーズに動くという「知恵」でもあったわけですよ。ようは検察にそれだけ世間智があったって事です。
しかし、今回のこのタイミングでの秘書逮捕には、民主主義の基礎うんぬん以前に、そういう「知恵」がない。つまりそれだけ検察という組織自体がダメダメになってるって事ですわ。税金で食っていくということは、このように「アホ」を生み出してしまう、という事ですね。そうとしか言えん。
まったくもう、いったい検察は何をやっておるのやらと思ってたら、驚くなかれ、元検事の人までもが、今回の検察のタイミングに疑問を出してる記事がネットにありました。普通、検察のOBだと、なんだかんだ言っても、検察の側の立場の代弁者になって検察を守る意見を言うものなんですが、この人の話を聞いてると「検察の立場を守ってやりたいけど、これ、守れるか?」という雰囲気をひしひしと感じさせる内容でありましたな。
インタビューズ (2009年03月06日)
理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕
元検事・郷原信郎氏インタビュー
http://www.videonews.com/interviews/001999/000869.php
仲間うちからも、こうして疑義がでるほど頼りない、あまりにおかしな今回の逮捕劇、という事でしょう。
でも、ここまで大騒動にしてしまった限りは検察も小沢逮捕までやってしまうかも、なんよねぇ。これが困ったことなんだ。それで不起訴になっても選挙対策としての一定の効果はあるからねぇ。本当に困ったことです。
しかし、ちょっとブログとか見て回って感じたのは、郵政選挙の時と違って、ブログでまともなことを書く人が増えているって事でした。とても安定感があります。
それと、世間では「ミラーマン」だのなんだのと騒がれてますが、あの植草一秀さんのブログが実に素晴らしい。最初に出した献金額の話は植草一秀さんのブログに載っていたものです。さすがに物事の本質を捕まえておられる。やっぱり植草一秀さんも検察にはめられた人という可能性が高いよなぁ。こういう記事を読んでると。ほんとに。
マスコミはかなりおかしい。信用しない方が良いです。
逆にブログの記事で信頼できるものが多い。日本もやっとここまできたか。よかった良かったと思いますな。
今回参考にしたブログをちょっと紹介しときます。
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報:中田安彦さん
●小沢一郎の記者会見 立派である 特捜部という「巨悪」を殲滅せよ
http://amesei.exblog.jp/9419207/
●結局、二階も小沢も犯罪行為ではないということだろう
http://amesei.exblog.jp/9428667/
日本のゆくえ
http://blog.goo.ne.jp/newjolly/e/2017daefb4ffdb9e963eb7c4ccba268c
野党への政治献金が3%以下しかないのは、権力のない集団に便宜のはかりようがないからで、頭の悪い主婦に人気のみのもんたは小泉時代から現在にかけて、権力中枢の操り人形だ。
ふしぶじゑ日記
小沢氏秘書逮捕について続稿。小泉・竹中両氏の捜査にからめて。
http://darsana.exblog.jp/8033071
とくらBlog
小沢さんを辞任させること、この1点が目的と思えますが・・・。
http://ttokura.exblog.jp/9770189
小野寺光一
2009/01/17 小沢一郎を守れ<西松建設事件は政権交代を阻止するために「亡国の人物」によって用意された国策捜査か?>
http://archive.mag2.com/0000154606/20090117121526000.html
植草一秀の『知られざる真実』
小泉元首相政治死を隠す西松「国策捜査」謀略報道
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-0c48.html
こうして並べてみると、けっこう厚みがあるじゃないですか。これ。
こういうのは頼もしいですな。
テレビを見るより、こういうのを読みましょう。
で、良いのはコメント欄に、まったく反対の意見とかも書かれてる事ですね。そういうのも読んで、それから判断したらいいと思うし。
そう考えると、今回のテレビ・検察とも、完全に時代を読み誤ったと考えた方が良いかもだなぁと思えてきました。4年前の郵政選挙とは違うんだな、やっぱり。そう思ったですよ。
うむ。
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