ちょっと根本問題なので、日記本文として書きます。

ママチャリは遅いし、重くて、止まれません。
だから危険です。

が、しかし。

だからこそ、歩道を走らせてはいけません。
子供がけがをするでしょうが。
3歳の子供が走ってきて、それをママチャリではよけきれません。
だから、ママチャリは車道を走らねばならないのです。

そして、遅い遅い遅いスピードで走っても、自動車はクラクションすら鳴らしてはダメです。
ゆっくり走ればいいのです。
自動車こそが邪魔者なのです。

なぜなら、自動車は「走る凶器」だからです。本来都市部の人間と共存するような場所(信号等で接触の可能性のある空間)を、走ること自体が間違ってるんです。

出て行ってもらわねばならないのは「自動車」の方なのです。

で、これは自転車より重く、サイズが大きくて、徒歩のスピード以下のリアカーでも同じ事です。
リアカーも、車道を走るんです。あんなものを歩道にあげてはいけません。

で、いくらリアカーが徒歩スピード以下で、車が迷惑しよとも、自動車がリアカーにぶつかって事故になったら、絶対に車が悪いんです。

それは車にはそれだけの責任があるからです。
スピードも出るし、車重も重い。
だから、近くに人間がいてる空間では「すぐに止まれるスピード」で走る義務があって、車道を「歩く」リアカーにぶつかったら、それは「注意義務違反」なんです。

こんな事は当たり前以前です。
人命尊重が最優先です。
自動車に乗っている人間だって人間なのだから、歩行者になった時に車にぶつけられたら死にます。

だから都市部で30km/h台以上の速度を出すこと自体が間違いなのです。

しかし、モータリゼーションはなやかなりしころに、「車優先」という、実におかしな考え方が、この国にははびこってしまった。

「車」は人間ではありません。機械です。その機械の性能を活かす事が良しとなされた。

だから「自転車は歩道にあがれ」と言われた。

そんなアホな! いったい何のための科学技術なのだ! という話です。

自動車が高速を出すのは、自動車専用道路(高速道路)だけでよろしい。
都市部で自動車が走る時は、時速30km/h台もあれば十分です。リアカーがいたら、徒歩のスピードで移動しなさい。それが道路交通法です。当然です。
なんで、自転車が歩道に上がらねばならないのか。

荷物を運んでるとかなんとか、そんな事は関係ありません。車が止まればよろしい。

で、タクシー、バス、軽トラなどなど、車に乗ることをなりわいとしているプロの運転手は、ここのところを正しく理解しています。
車が人間にぶつかったら、何がどうあろうと絶対に車が悪いのです。
相手が信号無視をしてようとも、です。

だから、車は絶対人間優先です。自転車優先です。リアカー優先です。

絶対ですよ、絶対。

だからスピードなんか出さないのです。

プロのドライバーは、そこを正しく分かっています。
どうせ40km/h以上を出したところで、大阪市内なら、さして時間に差はないことも先刻ご承知です。走り慣れてるから、よく分かっているのです。
そんなところでスピードを出すことより、信号のつなぎに良い道や、ママチャリに出くわさない道を知っておく方が重要ということを、良く知ってます。

こういう事は、その土地の「文化」として存在しているのです。それを知っているからスピードを出さない。それがプロです。

だから、車道は基本的に安全です。
自転車が走るなら、車道です。
絶対に車道です。

確かに、まだまだアマチュアの素人ドライバーは多いから、自転車が車道を走るのは危ないように感じるでしょう。
しかし、自動車に乗っている人は、少なくとも「ルール」は知ってるから、挙動は読める。だから車道の方が安全なのです。

もう、ずっと自転車で通勤してますが、本当に危なくて危なくて仕方ないのは、ママチャリです。
自動車ではありません。ママチャリが危ないんです。

それは「歩道から車道に適当に飛び出してくるから」です。

あんなもの、歩道に上げるから、「車道に飛び出す」ことになるんです。

最初から車道を走れ!
車と同じように左側をゆっくりでいいから走るんだ!
それが、道路交通法です。
みんなの安全を守るための法律です。

で、リアカーも自転車も、自分の得意のスピードで走ればいいのです。
その権利はある!!!!!

なぜなら!

自動車免許を取るときに、必ずその事は習うからです!
だから、絶対にリアカーも自転車も車道を走らないといけないのです。

車に迷惑??????




知った事か!!!!




車にリアカーや自転車を邪魔者扱いする権利なんか、最初からないんです!!!!
それは道路交通法に、しっかりと明記されている。

なのに。

警官が自転車で歩道を走るんだよ!
警官が自転車を歩道にあげるんだよ。

あいつらアホやから。
パァやから。

それだけの事です。

そここそが、間違ってるんです。
それをこそ、正しく認識してほしい。
ほんとに。

コメント

Ryo
2009年2月26日17:36

こんにちは

リアカーで思い出したのですが、名古屋ではベロタクシーが時々車道を走っていました。

ベロタクシーを周りの車は迷惑そうに追い越してました。でも、ベロタクシーは「うちら環境に良い事してます!」という無言のPRが出来ているのでクラクションは鳴らされたりしませんね(⇔自転車は鳴らされまくりです)。

車道は車だけのものじゃないって事がもっと周知されてほしいですね。

ベロタクシー wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AD%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC

シゲ
2009年2月27日11:44

>Ryoさん
あ、情報書き込みありがとうございます。ベロタクシーっていうのは知りませんでした。すごく面白いですね。
電動自転車ベースだとすると、時速で25km/hが限界でしょうけど、それで充分という用途は意外に多くあると思います。
貨物運搬用車両としての電動アシスト自転車っていうのは、僕はけっこう評価してるんですよね。坂道にも強いですし。しかし、それで人を運ぶという所までは考えてなかったです。

ベロタクシーは広告が主要な収入源ということですけど、都市部の「貨物ニーズ」をフォローする道具にならないかなぁという気はします。
たとえば、近年ホームセンターが都市部にも出来てきていて、そういうお店では、軽トラックの無料貸し出しというのを、ごくごく近隣の人向けにやってるんですね。
近隣の人たちは自転車でやってきて、いろいろ買い物をするけど、荷物を自転車では持って帰りにくい。だからいったん荷物を軽トラックで自宅まで運んで、そのトラックで店まで戻り、ふたたび自転車で帰る、という事をやってるわけです。

これを、小さな荷物とかならベロタクシーが受け持つとかしてくれたら、けっこうニーズはあるんじゃないかなぁとか思いましたね。で、近隣のその手のお店の広告を車体に掲載するとかすれば、効果的なのでは? と思いました。
貨物運搬というのが自転車・電車移動のひとつの大きなネックなんで、それをフォローするサービスがあるといいなぁと思います。

また情報等お知らせくださいね。よろしくです。

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