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年末・おっさん特集:岡崎友紀を知っていますか。
2008年12月31日コメント (2)この数日、何故かYouTubeで、昔々の岡崎友紀の動画ばっかり見てたのであります。
なんちゅうか、マニアックな動画が山のように入ってますなぁ。
ファンクラブには入ってなかったけど、かなりのファンだったので何やら楽しいのであります。
岡崎友紀というと、
私は忘れない 1972年
http://jp.youtube.com/watch?v=AbeJUM1DjVU&feature=related
さよならなんて云わないで。1973年
http://jp.youtube.com/watch?v=SfftU4wSRXs&feature=related&fmt=18
北上川1975年
http://jp.youtube.com/watch?v=QlEq2qy57Mg&fmt=18
あたりのヒット(というほどでもないが)曲が有名という事になるんでしょうが、やはり驚くのは、
●ドゥー・ユー・リメンバー・ミー 1980年
岡崎友紀 レコード? (ステレオ高音質)
http://jp.youtube.com/watch?v=rZpGvNGnjdo&fmt=18
岡崎友紀 TV出演時
http://jp.youtube.com/watch?v=IeP7vFy154w&feature=related
という中ヒットした曲の顛末ですなぁ。
この曲が、後々いろいろカバーされてることは知ってたんですけど、なんと9組くらいのアーティストにカバーされてたんですな。Wikipedeiaを見たりYouTubeみたりしてわかりましたが。
●1984年:フローレンス芳賀(S?)
●1988年:木村恵子(A)
●1992年:ribbon(S)
●1993年:SUZY SUSIE(スージー・スージー)(A)
●1996年:フジテレビ中村江里子アナウンサー(A)
●1999年:金月真美(S)
●2001年:キタキマユ(S)
●2001年:ジェニー(A:英語版・Dancemania HAPPY PARADISE 2)
●2006年:水瀬伊織(声:釘宮理恵)(A:2007年一般発売)
(S=シングル A=アルバム)
なんちゅうか発売されてからこのかた、4年に一度はどこかで必ずカバーされてるやん! と思うし、なによりずっと「シングル」が出てるってのが驚異的です。
シングルっちゅうことは、多くの一般の人にウケる曲として出すって事ですからねぇ。
でも、実際にカバーされた曲を聴いてみると、オリジナルの岡崎友紀の声質・世界観・イメージみたいなのを超えてるのは、まぁキタキマユくらいなんですなぁ。
他はちょっといまいち。
●「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」カバーの数々
フローレンス芳賀版
http://jp.youtube.com/watch?v=1qKWqexRAnA&feature=related
ribon版
http://jp.youtube.com/watch?v=j3KtqRbWkUs&feature=related
キタキ・マユ版
http://jp.youtube.com/watch?v=Gu9Q22ebpxs&feature=related
永作博美のはちょっと辛いよなぁ。悪くはないんやけど。
どうも岡崎友紀が、この曲の作者の加藤和彦と会った時に、彼女の声の変化を加藤和彦さんがずいぶんと面白がったらしいんですね。「いろんな声が出るなぁ」って。
今回色々聞いてて、何十年も経ってはじめてわかったんですけど、岡崎友紀ってファルセット(裏声)を「歌の表情のひとつ」として歌い分けてたんですよね。
僕はずっと「高い音域は出すのが苦しいからファルセットでごまかしてる」と思ってたんだけど、そうじゃなかったのです。
ちょっとウクレレでメロディラインをなぞって見ると、地声の方がうんと高い音が出てる曲とかあるんですよね。「え? そうやったん?」ちゅう感じ。
たぶん、裏声でも地声でもどっちでも歌える幅って言うのがけっこうあるんでしょうな。
で、「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」は、その「ファルセット側」の声をふんだんに使って歌った曲なわけです。地声のファルセットに近い側というか。息を吐くように歌うというか。
フローレンス芳賀も、ribonも、そんなこたぁ考えてねぇわな。考えてるのはキタキマユくらいか。
(でもどうも、世間的にはこの曲はキタキマユがオリジナルと思われてるらしい。違うっちゅうの!)
まぁでも、あくまで岡崎友紀は「テクニック」で歌ってるだけですからな。天然の声質には負けます。その例が、これ。
Good luck and good-bye(岡崎友紀版)
http://jp.youtube.com/watch?v=ttw7c8mPbNg&feature=related
Good luck and good-bye(ユーミン版)
http://jp.youtube.com/watch?v=EYg92qdkJ2I&feature=related
もともとは、岡崎友紀がユーミンファンで、ユーミンに依頼して作ってもらった曲なんですがね。半年ほどしてユーミン自身がセルフカバー。
で、聞いてみるとユーミンのほうが圧倒的に魅力的だ。
これは天然の声質やからなぁ。テクニックでは勝てない。しょうゆうこと(by 村上ショージ)。
----------------
ユーミンに関しては僕は岡崎友紀から知りました。岡崎友紀がユーミンの紹介者だったんですよねぇ。
岡崎友紀はスヌーピーのぬいぐるみをいつも抱いていて、ピーナツブックスの紹介者としてもかなり影響力は大きかったでしょうな。
で、一時期は学研の「ムー」で連載してたりした「スピリチュアル」の先駆者でもありまして。
もひとつ言うと、ハワイに別荘をもってたりして、正月にハワイに出かけてる芸能人の先駆者でもあったのですよ。
それどころかソニーの御曹司と結婚して離婚してるので、芸能人のセレブ婚の先駆者でもある。
当然、テレビ型アイドルの原型(歌って・芝居して・司会して)でもあるし、作詞・作曲もする、エッセイも書く(タレント本出版の原型)という、まさに「マルチタレント」のはしりでもありましたからな。
なんか、最近タレントが歌詞を書いたら、誰かの盗作だったとかありますけど、元は岡崎友紀が才能があってどんどこ書けたって言うのが異常だったんでしょう。そういうイメージに合わせないとアイドルっぽくなくなっちゃうというか。
で、また、岡崎友紀の書いた歌詞とか読んでみると、決して上手くはない(つまり正真正銘自分で書いてる)のだけど、それなりにまとまりはあって、手慣れてるんですよねぇ。
大ヒットした「おくさまは18歳」も「なんたって18歳」も両方とも主題歌の歌詞は彼女が書いてますから。それなりにドラマ内容をふまえた歌詞になっていて、でもあまり具体的になりすぎず、主題歌の歌詞として着地してるあたりに感心する。
岡崎友紀・大ヒットドラマ オープニング集
http://jp.youtube.com/watch?v=30fJwiLXW2Q
いやー、しかし、なんなんだ、この人は? って思いますなぁ、いま改めて。
--------------------
しかし、なんでこんなに岡崎友紀の情報ばっかりあさっているかというと、たまたま、リンクしてるどん太さんの日記に「おはようの朝」のYouTubeへのリンクがあって、(ああ、マニヤック!)、そこにならべて「あの素晴らしい愛をもういちど」が紹介されてたからなんですね。
ちゅうのは、実は「あの素晴らしい愛をもういちど」を僕は岡崎友紀で最初に聞いてるのですよ。しかも、彼女お得意のファルセットを活かしまくったバージョン。
それがやたらと良かったんですね。それが聞きたくて、YouTubeにあるかなぁと探しまくったのですよ。でもなかったんだなぁ。
「友紀の青春 ニューフォークを歌う」というアルバムがありましてな。
http://homepage2.nifty.com/kihachiro/record/lp_3th.htm
この中から4曲ほどカットされた、EP版を持ってたんですが、「フォークソング」というものも、僕は岡崎友紀から教えてもらった、という事になるんですなぁ。ウクレレが好きなのもけっこう岡崎友紀のハワイ好きに影響されてるのかも知れません。(調べてみたらハワイアンの「バリバリの浜辺で」を岡崎友紀が歌ってるんですよね。おどろいたわ。)
で、まぁ、「あの素晴らしい愛をもういちど」がなかったんで、代わりに彼女の歌う「誰もいない海」をリンクしときましょう。
誰もいない海
http://jp.youtube.com/watch?v=G6iH_RkxFdE&feature=related
この曲は、ほとんどファルセット側で歌ってるんよね、多分。それがなかなか切ない感じになっていて、これはこれでなかなか良いのではないかなぁと思う。
ああ、しかし、年末に、ものすごいおっさん特集でした。
やれやれ。
ま、みなさま、良いお年を。
なんちゅうか、マニアックな動画が山のように入ってますなぁ。
ファンクラブには入ってなかったけど、かなりのファンだったので何やら楽しいのであります。
岡崎友紀というと、
私は忘れない 1972年
http://jp.youtube.com/watch?v=AbeJUM1DjVU&feature=related
さよならなんて云わないで。1973年
http://jp.youtube.com/watch?v=SfftU4wSRXs&feature=related&fmt=18
北上川1975年
http://jp.youtube.com/watch?v=QlEq2qy57Mg&fmt=18
あたりのヒット(というほどでもないが)曲が有名という事になるんでしょうが、やはり驚くのは、
●ドゥー・ユー・リメンバー・ミー 1980年
岡崎友紀 レコード? (ステレオ高音質)
http://jp.youtube.com/watch?v=rZpGvNGnjdo&fmt=18
岡崎友紀 TV出演時
http://jp.youtube.com/watch?v=IeP7vFy154w&feature=related
という中ヒットした曲の顛末ですなぁ。
この曲が、後々いろいろカバーされてることは知ってたんですけど、なんと9組くらいのアーティストにカバーされてたんですな。Wikipedeiaを見たりYouTubeみたりしてわかりましたが。
●1984年:フローレンス芳賀(S?)
●1988年:木村恵子(A)
●1992年:ribbon(S)
●1993年:SUZY SUSIE(スージー・スージー)(A)
●1996年:フジテレビ中村江里子アナウンサー(A)
●1999年:金月真美(S)
●2001年:キタキマユ(S)
●2001年:ジェニー(A:英語版・Dancemania HAPPY PARADISE 2)
●2006年:水瀬伊織(声:釘宮理恵)(A:2007年一般発売)
(S=シングル A=アルバム)
なんちゅうか発売されてからこのかた、4年に一度はどこかで必ずカバーされてるやん! と思うし、なによりずっと「シングル」が出てるってのが驚異的です。
シングルっちゅうことは、多くの一般の人にウケる曲として出すって事ですからねぇ。
でも、実際にカバーされた曲を聴いてみると、オリジナルの岡崎友紀の声質・世界観・イメージみたいなのを超えてるのは、まぁキタキマユくらいなんですなぁ。
他はちょっといまいち。
●「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」カバーの数々
フローレンス芳賀版
http://jp.youtube.com/watch?v=1qKWqexRAnA&feature=related
ribon版
http://jp.youtube.com/watch?v=j3KtqRbWkUs&feature=related
キタキ・マユ版
http://jp.youtube.com/watch?v=Gu9Q22ebpxs&feature=related
永作博美のはちょっと辛いよなぁ。悪くはないんやけど。
どうも岡崎友紀が、この曲の作者の加藤和彦と会った時に、彼女の声の変化を加藤和彦さんがずいぶんと面白がったらしいんですね。「いろんな声が出るなぁ」って。
今回色々聞いてて、何十年も経ってはじめてわかったんですけど、岡崎友紀ってファルセット(裏声)を「歌の表情のひとつ」として歌い分けてたんですよね。
僕はずっと「高い音域は出すのが苦しいからファルセットでごまかしてる」と思ってたんだけど、そうじゃなかったのです。
ちょっとウクレレでメロディラインをなぞって見ると、地声の方がうんと高い音が出てる曲とかあるんですよね。「え? そうやったん?」ちゅう感じ。
たぶん、裏声でも地声でもどっちでも歌える幅って言うのがけっこうあるんでしょうな。
で、「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」は、その「ファルセット側」の声をふんだんに使って歌った曲なわけです。地声のファルセットに近い側というか。息を吐くように歌うというか。
フローレンス芳賀も、ribonも、そんなこたぁ考えてねぇわな。考えてるのはキタキマユくらいか。
(でもどうも、世間的にはこの曲はキタキマユがオリジナルと思われてるらしい。違うっちゅうの!)
まぁでも、あくまで岡崎友紀は「テクニック」で歌ってるだけですからな。天然の声質には負けます。その例が、これ。
Good luck and good-bye(岡崎友紀版)
http://jp.youtube.com/watch?v=ttw7c8mPbNg&feature=related
Good luck and good-bye(ユーミン版)
http://jp.youtube.com/watch?v=EYg92qdkJ2I&feature=related
もともとは、岡崎友紀がユーミンファンで、ユーミンに依頼して作ってもらった曲なんですがね。半年ほどしてユーミン自身がセルフカバー。
で、聞いてみるとユーミンのほうが圧倒的に魅力的だ。
これは天然の声質やからなぁ。テクニックでは勝てない。しょうゆうこと(by 村上ショージ)。
----------------
ユーミンに関しては僕は岡崎友紀から知りました。岡崎友紀がユーミンの紹介者だったんですよねぇ。
岡崎友紀はスヌーピーのぬいぐるみをいつも抱いていて、ピーナツブックスの紹介者としてもかなり影響力は大きかったでしょうな。
で、一時期は学研の「ムー」で連載してたりした「スピリチュアル」の先駆者でもありまして。
もひとつ言うと、ハワイに別荘をもってたりして、正月にハワイに出かけてる芸能人の先駆者でもあったのですよ。
それどころかソニーの御曹司と結婚して離婚してるので、芸能人のセレブ婚の先駆者でもある。
当然、テレビ型アイドルの原型(歌って・芝居して・司会して)でもあるし、作詞・作曲もする、エッセイも書く(タレント本出版の原型)という、まさに「マルチタレント」のはしりでもありましたからな。
なんか、最近タレントが歌詞を書いたら、誰かの盗作だったとかありますけど、元は岡崎友紀が才能があってどんどこ書けたって言うのが異常だったんでしょう。そういうイメージに合わせないとアイドルっぽくなくなっちゃうというか。
で、また、岡崎友紀の書いた歌詞とか読んでみると、決して上手くはない(つまり正真正銘自分で書いてる)のだけど、それなりにまとまりはあって、手慣れてるんですよねぇ。
大ヒットした「おくさまは18歳」も「なんたって18歳」も両方とも主題歌の歌詞は彼女が書いてますから。それなりにドラマ内容をふまえた歌詞になっていて、でもあまり具体的になりすぎず、主題歌の歌詞として着地してるあたりに感心する。
岡崎友紀・大ヒットドラマ オープニング集
http://jp.youtube.com/watch?v=30fJwiLXW2Q
いやー、しかし、なんなんだ、この人は? って思いますなぁ、いま改めて。
--------------------
しかし、なんでこんなに岡崎友紀の情報ばっかりあさっているかというと、たまたま、リンクしてるどん太さんの日記に「おはようの朝」のYouTubeへのリンクがあって、(ああ、マニヤック!)、そこにならべて「あの素晴らしい愛をもういちど」が紹介されてたからなんですね。
ちゅうのは、実は「あの素晴らしい愛をもういちど」を僕は岡崎友紀で最初に聞いてるのですよ。しかも、彼女お得意のファルセットを活かしまくったバージョン。
それがやたらと良かったんですね。それが聞きたくて、YouTubeにあるかなぁと探しまくったのですよ。でもなかったんだなぁ。
「友紀の青春 ニューフォークを歌う」というアルバムがありましてな。
http://homepage2.nifty.com/kihachiro/record/lp_3th.htm
この中から4曲ほどカットされた、EP版を持ってたんですが、「フォークソング」というものも、僕は岡崎友紀から教えてもらった、という事になるんですなぁ。ウクレレが好きなのもけっこう岡崎友紀のハワイ好きに影響されてるのかも知れません。(調べてみたらハワイアンの「バリバリの浜辺で」を岡崎友紀が歌ってるんですよね。おどろいたわ。)
で、まぁ、「あの素晴らしい愛をもういちど」がなかったんで、代わりに彼女の歌う「誰もいない海」をリンクしときましょう。
誰もいない海
http://jp.youtube.com/watch?v=G6iH_RkxFdE&feature=related
この曲は、ほとんどファルセット側で歌ってるんよね、多分。それがなかなか切ない感じになっていて、これはこれでなかなか良いのではないかなぁと思う。
ああ、しかし、年末に、ものすごいおっさん特集でした。
やれやれ。
ま、みなさま、良いお年を。
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コメント
7つ差でアウトの偏愛マップでした。
おっちゃん今年めでたく50やね。
そうですか、わかりませんか。うーん、辛い。岡崎友紀は1953年生まれなので、ファン層も私あたりが一番下ではないかと言う気もしますなぁ。
えー、岡崎友紀は、53ヶ月連続でマルベル堂のプロマイドのタレント部門の1位を取っていたという記録もあります。
また、「おくさまは18歳」だったか「なんたって18歳」だったかは、初回が視聴率が30%越えで、残りはずっと20%越えだったそうです。
テレビの浸透力がいまとは全然違ってたんですね。
で、岡崎友紀は、その浸透力を利用して、個人事務所を出して、ファンクラブも自分で組織して、独立してしまったわけです。で、いちばんやりたかったのがミュージカルだったから、そっち系の仕事ばっかりして、テレビには出なくなってしまった。
なので、いまや忘れ去られたような存在になってしまってます。テレビで見たと思ったら通販番組だったりして、落ち目のタレントっぽくて嫌だなぁとは思うけど、独立して事務所の後ろだてがないんだからしょうがない。
今年は何やら新曲を出すという動きもあるようですが、さてどのくらい動くやら。でも、けっこう彼女は企画力があるので、何をするかは、面白い気もします。2005年に2度目の結婚から離婚に至ってるし。多分子供も産んでないはずなんよなぁ。となるとやりたい事をやるだろうし。けっこう面白いかも知れません。
ということで、あまり歳をばらさないように(笑)。>きゃお