さぁ徹底的に小泉を叩こう!
2008年9月26日コメント (2)小泉くんが引退を表明しましたな。
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小泉元首相:町村派幹部に引退を伝える
自民党の小泉純一郎元首相は26日午前、東京都内の町村派事務所を訪れ、同派幹部の森喜朗元首相、安倍晋三元首相、町村信孝前官房長官に次期衆院選で立候補せずに引退する考えを正式に伝えた。
小泉氏は「今期で引退することを決断した。清和会(現町村派)には初当選以来、福田赳夫(元首相)先生にご指導をいただくなどずっとお世話になった」と表明。「とにかくこの選挙は絶対に負けてはいけないから、麻生太郎首相のために一致団結してやろう」と付け加えた。
小泉氏は27日、地元の神奈川県横須賀市でも後援会の会合で引退を表明する。【近藤大介】
毎日新聞 2008年9月26日 東京夕刊
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いろんな意見がありましょうが、「うまい時期にやめやがったなぁ」と、彼の天性のこすっからさ、逃げの判断の確かさに舌を巻きます。
この世界不況時に、選挙になれば、嫌でも「小泉改革」の総決算=小泉の大罪が明確にならざるを得ない時期ですからな。
だから、麻生ちゃんを(麻生太郎に関しては「ちゃん」づけがちょうど良いと思います。)「すべてはまかせた。麻生首相で一致団結!」と持ち上げるのが、あまり物事を深く考えない「大衆」レベルには「美しく」見えて、ウケが良いという判断なわけですよ。
ようは、自分の保身のみしか考えてないわけですな。
ネットで見ると、まぁ小泉をほめてる人もいて、(拉致問題に関しては、実は僕は評価してます。ウソでも数人は取り返した。あれは偉い。でも、それが「思いつき」なところが、この人の一番良くない点です。あと、改革をウソでも進めたというのも、実はけっこう偉い。でもそれも、「理屈抜きのワンフレーズポリティクス」だったところが、いけない。だからこそ改革できた、という部分もあるでしょうが、やはりスジが通っていないのは無茶苦茶でしかない。)それはそれで良いのですが、キチンと「敵前逃亡だね」と、本質を見抜いてる人もいてます。
で、だからこそ、ここで小泉君を徹底的に叩きたいと思うのだけど、それは実は、世間で言ってるような「グローバル経済に荷担した」とか「格差を広げた」とかのあたりではないと思ってるんです。
それは、どんな人間が首相をやっても、ああいう方向に行かざるを得なかっただろうと思うのですよ。日本とアメリカの関係を考えれば。
だから、そこをして「小泉の責任だ!」と言う気はない。
問題は「ワンフレーズポリティクス」だった、と僕はしたいです。
彼の一番の問題は、これだ。
ようは筋が通っていないのに、雰囲気とかけ声で、さも正しいかのように押し切ってしまう無茶苦茶さを、政治という利害関係の調整システムの中で「通して」しまった事です。ようは「背景と論理」が欠けている、という事です。それを「当たり前」にしてしまって、しかも「制度」にまで落とし込んでしまったという、この無茶苦茶さ加減。
これこそが、この人の、最大の罪です。
グローバル経済の問題でも、「とにかくやっちゃえ」ではなく、「キチンとセーフティネットも考えた上で検討して導入する」という事をやっていれば、格差が拡大した後でも、その考え方をベースに仕切り直しや微調整は可能なのです。
でも、小泉君は、それをしなかった。ワンフレーズポリティクスで押し切った。
だからいま、それを再構築するのが、とんでもなく大変になってしまってるわけです。
だいたい、ここまで自民党が政権政党でありながら、実務対応力がなくなっているのは、小泉君が、派閥構造をぶっ壊して、物事を派閥間で精査するような仕組みが自民党内で消えちゃったからですしね。
もう民主党とオープンに、やっさもっさ政策論議をするしか道はないんやけど、その王道こそが必要なのだ、と考えてるまともな人材が自民党にはもう、いてないわけですから。そういう人材育成の事は純ちゃんはな~んも考えてなかったもんねー。そんな事考えても、自分の人気につながらないんだから、しょうがないよー。自民党がどうなってもいいんだもん。純ちゃんは。自分の人気さえ保てれば。可哀想に自民党。なんにも考えてない(自分の事しか考えてない)人を総裁にいただいてしまって。あー、やれやれ。
そんなもんね、利害関係のバランスを「一切考えない」で推し進めたら、そらなんでも簡単に進むに決まってますやん。あたりまえですやん。
このあいだ、自転車関係の本(「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」疋田智・著)を読んでたら、平成15年の1月2日に、小泉君がこういう事を言ってたんだそうです。
「私は新年を迎え、今後10年間をめどに、交通事故死者数をさらに半減する決意を固めました。この目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して、世界で一番安全な国になります。」
って。で、これ。ものすごくおかしな言いぐさがあるのだけど、わかりますか? 疋田智さんは東大卒で、さすがにそれをちゃんと見つけてる。引用します。
(引用開始)-------------------
ちょっと失笑してしまったのは、「(交通事故死者数半減という)目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して世界で一番安全な国になります。」の部分だ。こういうのを世間一般では「当たり前」と言うのではないかと思う。
「ガンによる死亡者が半減すれば、我が国は悪性新生物に関して、世界で一番健康な国になります。」「殺人事件の発生件数が半減すれば、我が国は凶悪犯罪に関して、世界で一番治安のいい国になります。」
当たり前である。何だって言える。だが、こういう風に絵の餅を描きまくったって仕方がない。問題はどうやって半減(減少)させるかだろう。実効性と意味のない目標値を掲げたって、何も出てこない。
でも我らが総理は、そういうことをチャラッと言ってしまう人なのだ。で、言うだけ言った後は、例によって「後はよろしく」の「丸投げ」である。警察庁だってたまったもんじゃない。だが総理の言うことだ。取り組まざるを得ない。
(引用終了)-------------------
ってことです。
ねぇ。
「もし、日本人が火星に到着すれば、我が国は世界で最初に火星に到着した人類になります。」って言ってるのと同じって事ですよ。
わかります? この無茶苦茶さ加減。
小泉君の無茶苦茶さは、そういう種類の無茶苦茶さなんです。やめてくれよ、ほんまに。ちゅうことです。
で、ありとあらゆる重要案件に関して、そういうキチガイみたいな事しか、この人はやってないんです。これが問題でなくて、何が問題やねん、ちゅうことですわ。
こここそが、この人の責任で、もうひとつ言うなら、それを許してしまった我々日本人の大罪です。
だから、この部分は、明確に小泉君の責任です。彼が悪い。
これは、もう、彼が政界を引退したのだからこそ、徹底して、しつこくしつこく、「小泉のワンフレーズポリティクスが日本社会を混乱に陥れた」と明確化し続けないといけないと思います。
グローバル経済には、現実問題逆らえなかったでしょう。それはそうだ。誰がやっても、そこは変わらん。
しかし、ワンフレーズポリティクスは小泉君の責任だ。そこははっきりさせないといけないって思う。
で、それは本当に最悪のやり方で、それはパァのやり方、キチガイのやり方なんだと言うことを、一般国民である我々が正しく理解しないといけないと思います。
そこがものすごく重要であり、また、小泉が残したとんでもない負の遺産なんですよ。
この不況時に、また、小泉に似たような「ワンフレーズポリティクス」みたいな事を続けられたら、それこそ、もう、坂道を転がり落ちるどころか、落下傘なしのスカイダイビングのように、日本はもっと悪い状況に真っ逆さまですよ。
●ワンフレーズポリティクスこそが、いまの不況の根本原因
と言うことをこそ、明確に、明確に、明確にしないといけないんです。
徹底的に叩くべきは、ワンフレーズポリティクス。
そして、それを「何も考えずに支持してしまった、我々日本国民」です。
そこをこそ反省しましょう。
きちんとひとりひとりが考える、という事をしましょう。
小泉みたいな、自分の保身しか考えてない奴はどうでもよろしい。
(見てご覧なさいな。小泉チルドレンたちを。誰も面倒みないもんね。で、当の小泉は地盤を息子に譲っておしまい。もともと情に薄い人なんですよ。自分の人気維持だけが興味項目で、それ以外に何も考えてないのだから。)
●日本国民、ひとりひとりがきちんと考える
それがなにより大事な事です。
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小泉元首相:町村派幹部に引退を伝える
自民党の小泉純一郎元首相は26日午前、東京都内の町村派事務所を訪れ、同派幹部の森喜朗元首相、安倍晋三元首相、町村信孝前官房長官に次期衆院選で立候補せずに引退する考えを正式に伝えた。
小泉氏は「今期で引退することを決断した。清和会(現町村派)には初当選以来、福田赳夫(元首相)先生にご指導をいただくなどずっとお世話になった」と表明。「とにかくこの選挙は絶対に負けてはいけないから、麻生太郎首相のために一致団結してやろう」と付け加えた。
小泉氏は27日、地元の神奈川県横須賀市でも後援会の会合で引退を表明する。【近藤大介】
毎日新聞 2008年9月26日 東京夕刊
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いろんな意見がありましょうが、「うまい時期にやめやがったなぁ」と、彼の天性のこすっからさ、逃げの判断の確かさに舌を巻きます。
この世界不況時に、選挙になれば、嫌でも「小泉改革」の総決算=小泉の大罪が明確にならざるを得ない時期ですからな。
だから、麻生ちゃんを(麻生太郎に関しては「ちゃん」づけがちょうど良いと思います。)「すべてはまかせた。麻生首相で一致団結!」と持ち上げるのが、あまり物事を深く考えない「大衆」レベルには「美しく」見えて、ウケが良いという判断なわけですよ。
ようは、自分の保身のみしか考えてないわけですな。
ネットで見ると、まぁ小泉をほめてる人もいて、(拉致問題に関しては、実は僕は評価してます。ウソでも数人は取り返した。あれは偉い。でも、それが「思いつき」なところが、この人の一番良くない点です。あと、改革をウソでも進めたというのも、実はけっこう偉い。でもそれも、「理屈抜きのワンフレーズポリティクス」だったところが、いけない。だからこそ改革できた、という部分もあるでしょうが、やはりスジが通っていないのは無茶苦茶でしかない。)それはそれで良いのですが、キチンと「敵前逃亡だね」と、本質を見抜いてる人もいてます。
で、だからこそ、ここで小泉君を徹底的に叩きたいと思うのだけど、それは実は、世間で言ってるような「グローバル経済に荷担した」とか「格差を広げた」とかのあたりではないと思ってるんです。
それは、どんな人間が首相をやっても、ああいう方向に行かざるを得なかっただろうと思うのですよ。日本とアメリカの関係を考えれば。
だから、そこをして「小泉の責任だ!」と言う気はない。
問題は「ワンフレーズポリティクス」だった、と僕はしたいです。
彼の一番の問題は、これだ。
ようは筋が通っていないのに、雰囲気とかけ声で、さも正しいかのように押し切ってしまう無茶苦茶さを、政治という利害関係の調整システムの中で「通して」しまった事です。ようは「背景と論理」が欠けている、という事です。それを「当たり前」にしてしまって、しかも「制度」にまで落とし込んでしまったという、この無茶苦茶さ加減。
これこそが、この人の、最大の罪です。
グローバル経済の問題でも、「とにかくやっちゃえ」ではなく、「キチンとセーフティネットも考えた上で検討して導入する」という事をやっていれば、格差が拡大した後でも、その考え方をベースに仕切り直しや微調整は可能なのです。
でも、小泉君は、それをしなかった。ワンフレーズポリティクスで押し切った。
だからいま、それを再構築するのが、とんでもなく大変になってしまってるわけです。
だいたい、ここまで自民党が政権政党でありながら、実務対応力がなくなっているのは、小泉君が、派閥構造をぶっ壊して、物事を派閥間で精査するような仕組みが自民党内で消えちゃったからですしね。
もう民主党とオープンに、やっさもっさ政策論議をするしか道はないんやけど、その王道こそが必要なのだ、と考えてるまともな人材が自民党にはもう、いてないわけですから。そういう人材育成の事は純ちゃんはな~んも考えてなかったもんねー。そんな事考えても、自分の人気につながらないんだから、しょうがないよー。自民党がどうなってもいいんだもん。純ちゃんは。自分の人気さえ保てれば。可哀想に自民党。なんにも考えてない(自分の事しか考えてない)人を総裁にいただいてしまって。あー、やれやれ。
そんなもんね、利害関係のバランスを「一切考えない」で推し進めたら、そらなんでも簡単に進むに決まってますやん。あたりまえですやん。
このあいだ、自転車関係の本(「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」疋田智・著)を読んでたら、平成15年の1月2日に、小泉君がこういう事を言ってたんだそうです。
「私は新年を迎え、今後10年間をめどに、交通事故死者数をさらに半減する決意を固めました。この目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して、世界で一番安全な国になります。」
って。で、これ。ものすごくおかしな言いぐさがあるのだけど、わかりますか? 疋田智さんは東大卒で、さすがにそれをちゃんと見つけてる。引用します。
(引用開始)-------------------
ちょっと失笑してしまったのは、「(交通事故死者数半減という)目標を達成できれば、我が国は道路交通に関して世界で一番安全な国になります。」の部分だ。こういうのを世間一般では「当たり前」と言うのではないかと思う。
「ガンによる死亡者が半減すれば、我が国は悪性新生物に関して、世界で一番健康な国になります。」「殺人事件の発生件数が半減すれば、我が国は凶悪犯罪に関して、世界で一番治安のいい国になります。」
当たり前である。何だって言える。だが、こういう風に絵の餅を描きまくったって仕方がない。問題はどうやって半減(減少)させるかだろう。実効性と意味のない目標値を掲げたって、何も出てこない。
でも我らが総理は、そういうことをチャラッと言ってしまう人なのだ。で、言うだけ言った後は、例によって「後はよろしく」の「丸投げ」である。警察庁だってたまったもんじゃない。だが総理の言うことだ。取り組まざるを得ない。
(引用終了)-------------------
ってことです。
ねぇ。
「もし、日本人が火星に到着すれば、我が国は世界で最初に火星に到着した人類になります。」って言ってるのと同じって事ですよ。
わかります? この無茶苦茶さ加減。
小泉君の無茶苦茶さは、そういう種類の無茶苦茶さなんです。やめてくれよ、ほんまに。ちゅうことです。
で、ありとあらゆる重要案件に関して、そういうキチガイみたいな事しか、この人はやってないんです。これが問題でなくて、何が問題やねん、ちゅうことですわ。
こここそが、この人の責任で、もうひとつ言うなら、それを許してしまった我々日本人の大罪です。
だから、この部分は、明確に小泉君の責任です。彼が悪い。
これは、もう、彼が政界を引退したのだからこそ、徹底して、しつこくしつこく、「小泉のワンフレーズポリティクスが日本社会を混乱に陥れた」と明確化し続けないといけないと思います。
グローバル経済には、現実問題逆らえなかったでしょう。それはそうだ。誰がやっても、そこは変わらん。
しかし、ワンフレーズポリティクスは小泉君の責任だ。そこははっきりさせないといけないって思う。
で、それは本当に最悪のやり方で、それはパァのやり方、キチガイのやり方なんだと言うことを、一般国民である我々が正しく理解しないといけないと思います。
そこがものすごく重要であり、また、小泉が残したとんでもない負の遺産なんですよ。
この不況時に、また、小泉に似たような「ワンフレーズポリティクス」みたいな事を続けられたら、それこそ、もう、坂道を転がり落ちるどころか、落下傘なしのスカイダイビングのように、日本はもっと悪い状況に真っ逆さまですよ。
●ワンフレーズポリティクスこそが、いまの不況の根本原因
と言うことをこそ、明確に、明確に、明確にしないといけないんです。
徹底的に叩くべきは、ワンフレーズポリティクス。
そして、それを「何も考えずに支持してしまった、我々日本国民」です。
そこをこそ反省しましょう。
きちんとひとりひとりが考える、という事をしましょう。
小泉みたいな、自分の保身しか考えてない奴はどうでもよろしい。
(見てご覧なさいな。小泉チルドレンたちを。誰も面倒みないもんね。で、当の小泉は地盤を息子に譲っておしまい。もともと情に薄い人なんですよ。自分の人気維持だけが興味項目で、それ以外に何も考えてないのだから。)
●日本国民、ひとりひとりがきちんと考える
それがなにより大事な事です。
コメント
小泉さんって独裁者に似てると思ってたのですが
こちらのほうが端的に表現されてますね。
壊されてしまったものを立て直すのは大変ですよね。
身近でこういったことを話す機会もないのでなんとなく心配になりますが
似たような考えを持っている人がいるだけでも心強いです。
はじめまして。書き込みありがとうございます。同じような考えをお持ちのようでうれしい限りです。
>壊されてしまったものを立て直すのは大変ですよね。
この一言で理解をいただいていると、救われた気分です。
ただ、この私の書き込みも、かなり小泉君を買いかぶっていたようなのです。
彼の引退は、彼の金主である、ユダヤ系金融資本がへこんだから、というだけの事のようなんですよね。時代の先読みもへったくれもない。リーマン・ブラザーズが潰れたから「もう政治はやめ!」っちゅう事らしいです。
自分で政治の世界に呼んでおいた小泉チルドレンも「面倒見れませーん。お金ないしー。」という、ただそれだけであるようです。
なんだかなぁ。
こういう人を、いまだに「小泉さんらしい潔い引き際だ」とか言う人がいてて困ります。
肝心な事、都合の悪いことを言わなくて済むのがワンフレーズマジックで、それにだまされて発言する人がいてたりするんですよねぇ。
それはやめろ。って思います。ごまかしはごまかしなんやから、騙されるな。そこで騙される事は、いまや犯罪や、とすら思うんですよね。私は。困った事です。
ともあれ、気持ちの良いご意見を書き込んでいただいて、うれしいです。
ありがとうございます。