突っ込む作業。

2008年1月22日
突っ込むと書いてますが、何の話かというと、「知識」の事なのであります。
知識を突っ込むという話でして。

これを作業のごとくやらねばならんのですな。
受け取る事も必要なんですが、身の回りの人に対してもやらねばならない。

昨日も打ち合わせに出かけたのですが、その若いデザイナーさんに、クライアントさんの発展してきた経緯とか、いま置かれている業界でのポジショニングとかを、とにかく大急ぎで「突っ込んで」きたのであります。

大前提となる知識がないと、これはどうしても意見にズレが出るんですね。仕事がうまく行かない。

だから、もう、ドドドドドドーっと知ってる事をしゃべり倒すという事をしてきたわけですが、そういう事が必要な事が、どうしてもあるのです。

この大前提となる知識なくして、まともな提案やアイディア等を出せるわけがないのでありますよ。だから一緒に仕事をする人はみな知識ベースを揃えておかねばならない。特に広告の仕事とかだと時間の余裕もあんまりないので、もう本当に思い切り高速でドカドカドカと大前提となる話を一席ぶってきたのであります。

で、そういう事をやると、やっとまともにアイディアの積み上げ、交換、発展的展開案が出せるようになってくるわけです。
知識が欠けているところで何をやっても効率が悪いだけでしてね。

まぁ30分くらいずっと話をしてたんですが、けっこう疲れましたです。

で、考えてみたら、書籍というのは、こういう「ドドドドドドーっと話す」という事を紙の上でやってくれている事な訳ですよね。で、そういうものがなんとなんと2000円とか、そういう廉価な値段で森羅万象、販売されとるわけですよ。

いやー、しかし、こんな有り難いものはないですな。

でも、この何年もずっと出版不況なんだそうで。みんな本を読まなくなっちゃったらしいのですね。ああ、もったいない。

正直、インターネットで検索しても、「〜ということになっている」という一般論、ようするにゴミの情報の方が多いので、真に役立つ知識に到達するのはなかなか難しいんですね。いや、ほんとに。

良い書籍に一冊めぐりあうと、そこには「体系」が書かれているので、そこから学べる事はとても多いし、参考書籍一覧なんかが載ってたりすると、それはもう宝の山だったりするわけです。

だからやっぱり紙の本を読まないとダメなわけでして。いくらアマゾンで検索しても「参考図書一覧」までは掲載してないのよなぁ。そこまでやってくれりゃアマゾンだけでもそうとうな事ができるので、切に希望するのですが、まぁこれはなかなか難しかろう。

とにかく、知識はどんどん突っ込んでおかないとなぁと思います。判定するのは後。とにかく突っ込む。そういう事ですなぁ。いやほんと。

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