日本の洋風家具は、ダメダメである。
2007年8月15日コメント (2)えー、どういうわけか、家具について書きたくなってしまいました。
なんでかなぁ。よくわからん。
でも、ずっと思ってたことが、もの凄くあって、はっきり言って、日本の洋風家具(テーブル・ソファ・ベッドなどなど)はどれもこれも、どうしようもなくダメダメなのだ、という事を、この際、はっきり書いておきたいと思うのであります。
別に家具に詳しい訳じゃないよ。でも、日本で生活する普通の日本人として「おかしいやんけ、おまえらアホか!」という事がどうしても、どうしても、どうしても言いたくなってしまったので、書いてしまいます。
結論から先に書くと、
●欧米の家具のスタイルそのままが日本の生活にマッチするわけないやろ!ドアホ!
という事であります。
もうね、これを私は言いたい。すごく言いたい。
数年前に中国に行ったのですが、はっきり言って同じアジアである中国とすら、家具という点では折り合いはつかないんだと僕は思う。
日本には日本特有に事情と暮らしがあるんであって、そこを踏まえた上で家具を設計しろ、バカ!と言いたくなるのであります。
中国から日本に帰ってくるとね、いかに日本が狭い国なのかが、嫌というほどわかるのですよ。
もうね、島国でね、山と海との間に挟まれた、わずかな空間に、じっと息を潜めて生きているのが日本人なのだというのが嫌でもわかっちゃう。
中国みたいにね、ただひたすら、何もない、広大な土地だけが、ずんべらぼうにビトーっと広がっている国とは「空間」の捉え方そのものが違うよなぁ」って思わざるを得ないわけです。
はっきり言って、布団が生まれて、それを押し入れに入れるっていう生活は、国土が狭いからです。広ければ、あんな「折りたたみベッド」なんてものを発明しませんよ。
で、ベッドみたいに「敷きっぱなしの布団」を考えるなら、その上でなんでもできる「畳」に進化するのは当然です。昔むかしは、畳って「ベッド」だったんだから。
で、です。
もうね、いいかげん、あのベッドの「ヘッドボード」というのをやめなさい。
邪魔だ! あんなもん。
それから、ソファの肘掛け。
椅子の肘掛けも一緒!
邪魔。
不要!
いらん!
あんなもん。
なんであんなもんがついてる、欧米の真似っこデザインばっかりチヤホヤするかねぇ。
いやまぁ、しょうがないんよね。戦後の数十年くらいしか、テーブル・チェア・ベッドの生活してないねんもん。そら、練り込みが浅いのは当然です。
でもねぇ、そんな大陸の文化をそのまま真似ても、不便なだけだっつーの。いいかげん、家具を作ってる奴らも気付けよな。鈍感か、おまーらは。
あと、四つ脚のテーブルね。
いらん!あんなもの。T字脚にしろ!それをスタンダードにしろ!日本の住宅は狭いんだ。四つ脚だと、椅子を後ろにドーンと引かないとテーブルから立てないんだよ!!!空間のムダそのものなの!いらん! あんなもの。
ベッドのヘッドボードも同じ。ようは枕が落ちないようにってつけてるだけでしょ? 落ちないって。そんなもの。バカか、日本の家具デザイナーは。ほんとに。自分たちの生活を、もっとちゃんと見ろ。観察しろ!って言いたくなる。
あ、日本の環境が特殊なので、海外からの輸入家具に至っては、もう最初から話にならないので、論外ね。
前に、マンションでフローリングの部屋で暮らすために、ベッドに関してはずいぶん悩んだわけです。で、こういう事は自分で悩んでいても話にならないので、子供の頃からずっとベッドで寝ていて、布団で寝たことがないという知り合いに、いろいろ教えてもらったわけですよ。そしたら、
「マットレスが大事。あれは使い捨て。買い換えるつもりで買いましょう。」
という事と、
「とにかく、ヘッドボードがついてるベッドだけは、絶対にやめなさい。あんなムダなものはない。」
という事を強く言っておられた。
ねぇ。
知らなかったら、聞く、ですよ。
これこそ、生活者の実感。真実の声。
「ああ、そういうことなんや」って思いました。で、その人に「そうですよね、どうしたってヘッドボードなんていりませんよんね。でも、なんでヘッドボードのあるベッドしか売ってないんでしょ?」って聞いたら、「そら、みんな知らんからやろ。」って、こともなげでした。
そうなんよね。ベッドで寝るとか、ベッドのある生活とかしてみないと、あのヘッドボードが、いかに邪魔であるか。どれほど不快でうっとおしくて、ムダの極みであるかということに、誰も気づけないわけです。
ほんと、ええかげんにしてくれって思う。あんなくだらん商品を、いつまでも作ってるんじゃないよ、バカが。ほんと、そう思います。
くだらんことするな、ボケ。おまえ、実際にそのデザインの家具を自分の部屋に入れてみろ! そんな無意味な板が部屋の空間ににょきっと立ってる不気味さとくだらなさが、どれだけこっけいか、すぐにわかるって。ほんとに。
ベッドの頭部部分に腰掛けてちょっと休むとか、靴下をはくとか、そういう事すらできないし、視界も遮られて、部屋自体が、ものすごく狭く感じるのですよ。
ああもう、ほんとうにうっとおしい。
ソファや椅子の肘掛けも一緒ですわね。人間の動作や動きを、不必要に制限するだけの役割しか、ほぼありません。全然快適でない。あんなものがあるが故に、生活が不快になるのであります。
そりゃまぁね、自室が20畳で、リビングが50畳って言うなら、べつにそういう作りでも、腹は立たないけどさ。そうじゃないもんさ。違うもん。ここは日本で欧米ではない! 断じて違う! 島国の狭い狭い平地に、へばりつくように、みんな生きてるんだよ。
だから、もういいかげんに、くだらない欧米の真似っこのデザインの家具は作らないでくれ。日本人のための、日本人による、私自身が快適に過ごせる家具っていうのを作ってくれって思う。ほんとに。
でね。
でも、これが、実は、まともなテーブルと椅子っていうのも、世の中には存在してるんです。
どこにあるかというと、ファミレスとか、飲み屋とか、そういう外食産業の備品。
ああいう店のテーブルとか椅子ってね、全部特注というか、お店のオペレーションを練りに練って考えて設計されてるんですね。
だからムダがない。
さっと座れて、ぱっと立てるように、椅子には肘掛けはついてないし、テーブルだって、T字脚とか、あるいはセンターにものすごく重い鋳鉄の一本脚があるタイプだったりするわけです。
あれ、たいてい特注ですから。ものすごく金がかかってる。
で、ファミレスとか飲み屋で何時間も居座ってて、トイレに席を立つのに、「ああ、出にくいなぁ」とか思ったことあります? ないでしょ? そりゃそうです。店オペレーションが安定して進むように、そういう無駄な動きが出ないように設計されてるんだから。
四つ脚のテーブルなんか置いた日にゃ、椅子を後ろに引く空間をテーブルごとに見込んでおかないといけないから、同じ店舗面積なのに席数がガクンと減って儲からなくなっちゃうわけですから。
でもね、たまに行くレストランで、トイレにすっと行けるのに、なんで、毎日暮らす、じぶん家のテーブルが、ムダに後ろに椅子を引かないと立つこともできない設計なのよ! おかしいやろ、それは。
でも、市販の家庭用の食卓テーブルって「四つ脚でオシャレ〜」とかばっかり。
じゃかぁしいわ!オシャレとかそんなことどうでもええんじゃ!トイレに行くときにさっといかれへんかったら、それは欠陥商品じゃ、ボケ!
そういう風にしか思わないのですよね。
結局、生活している人の実感まで考えて設計しているような、まともな家具デザイナーなんて、日本にはほとんどいてないってことですわ。
あーつまらん。
ほんとうにつまらんですね。
ベッドで言うと、無印良品の「足つきマットレス」くらいかなぁ、まともな商品って言うと。
ほかにまともなベッドを見たことがないですよ。ほんとに。
欧米のカッコだけ真似て、自分たちの生活そのものを、ちゃんと直視してないんだと思うんですよね。
それは、別にデザイナーが悪いんじゃなくて、一般消費者が「カッコいい家具」にあこがれるからいけないんだ、というところはあるにしても、それでも、ものづくりをするなら、もっと我々自身の生活を、もっと素直に普通に見つめ直してもいいんじゃないかねぇって思いますよ。
ここは日本であって、中国みたいにだだっ広いだけの世界じゃないんだと。三畳一間の茶室に宇宙空間を見いだす、日本文化の国なんだと。そう言うことも、ちょっとは考えてデザインしなきゃ、デザインしましたとは言えんだろうが、って僕は思うのですが、さて、みなさま、どう思います?
なんでかなぁ。よくわからん。
でも、ずっと思ってたことが、もの凄くあって、はっきり言って、日本の洋風家具(テーブル・ソファ・ベッドなどなど)はどれもこれも、どうしようもなくダメダメなのだ、という事を、この際、はっきり書いておきたいと思うのであります。
別に家具に詳しい訳じゃないよ。でも、日本で生活する普通の日本人として「おかしいやんけ、おまえらアホか!」という事がどうしても、どうしても、どうしても言いたくなってしまったので、書いてしまいます。
結論から先に書くと、
●欧米の家具のスタイルそのままが日本の生活にマッチするわけないやろ!ドアホ!
という事であります。
もうね、これを私は言いたい。すごく言いたい。
数年前に中国に行ったのですが、はっきり言って同じアジアである中国とすら、家具という点では折り合いはつかないんだと僕は思う。
日本には日本特有に事情と暮らしがあるんであって、そこを踏まえた上で家具を設計しろ、バカ!と言いたくなるのであります。
中国から日本に帰ってくるとね、いかに日本が狭い国なのかが、嫌というほどわかるのですよ。
もうね、島国でね、山と海との間に挟まれた、わずかな空間に、じっと息を潜めて生きているのが日本人なのだというのが嫌でもわかっちゃう。
中国みたいにね、ただひたすら、何もない、広大な土地だけが、ずんべらぼうにビトーっと広がっている国とは「空間」の捉え方そのものが違うよなぁ」って思わざるを得ないわけです。
はっきり言って、布団が生まれて、それを押し入れに入れるっていう生活は、国土が狭いからです。広ければ、あんな「折りたたみベッド」なんてものを発明しませんよ。
で、ベッドみたいに「敷きっぱなしの布団」を考えるなら、その上でなんでもできる「畳」に進化するのは当然です。昔むかしは、畳って「ベッド」だったんだから。
で、です。
もうね、いいかげん、あのベッドの「ヘッドボード」というのをやめなさい。
邪魔だ! あんなもん。
それから、ソファの肘掛け。
椅子の肘掛けも一緒!
邪魔。
不要!
いらん!
あんなもん。
なんであんなもんがついてる、欧米の真似っこデザインばっかりチヤホヤするかねぇ。
いやまぁ、しょうがないんよね。戦後の数十年くらいしか、テーブル・チェア・ベッドの生活してないねんもん。そら、練り込みが浅いのは当然です。
でもねぇ、そんな大陸の文化をそのまま真似ても、不便なだけだっつーの。いいかげん、家具を作ってる奴らも気付けよな。鈍感か、おまーらは。
あと、四つ脚のテーブルね。
いらん!あんなもの。T字脚にしろ!それをスタンダードにしろ!日本の住宅は狭いんだ。四つ脚だと、椅子を後ろにドーンと引かないとテーブルから立てないんだよ!!!空間のムダそのものなの!いらん! あんなもの。
ベッドのヘッドボードも同じ。ようは枕が落ちないようにってつけてるだけでしょ? 落ちないって。そんなもの。バカか、日本の家具デザイナーは。ほんとに。自分たちの生活を、もっとちゃんと見ろ。観察しろ!って言いたくなる。
あ、日本の環境が特殊なので、海外からの輸入家具に至っては、もう最初から話にならないので、論外ね。
前に、マンションでフローリングの部屋で暮らすために、ベッドに関してはずいぶん悩んだわけです。で、こういう事は自分で悩んでいても話にならないので、子供の頃からずっとベッドで寝ていて、布団で寝たことがないという知り合いに、いろいろ教えてもらったわけですよ。そしたら、
「マットレスが大事。あれは使い捨て。買い換えるつもりで買いましょう。」
という事と、
「とにかく、ヘッドボードがついてるベッドだけは、絶対にやめなさい。あんなムダなものはない。」
という事を強く言っておられた。
ねぇ。
知らなかったら、聞く、ですよ。
これこそ、生活者の実感。真実の声。
「ああ、そういうことなんや」って思いました。で、その人に「そうですよね、どうしたってヘッドボードなんていりませんよんね。でも、なんでヘッドボードのあるベッドしか売ってないんでしょ?」って聞いたら、「そら、みんな知らんからやろ。」って、こともなげでした。
そうなんよね。ベッドで寝るとか、ベッドのある生活とかしてみないと、あのヘッドボードが、いかに邪魔であるか。どれほど不快でうっとおしくて、ムダの極みであるかということに、誰も気づけないわけです。
ほんと、ええかげんにしてくれって思う。あんなくだらん商品を、いつまでも作ってるんじゃないよ、バカが。ほんと、そう思います。
くだらんことするな、ボケ。おまえ、実際にそのデザインの家具を自分の部屋に入れてみろ! そんな無意味な板が部屋の空間ににょきっと立ってる不気味さとくだらなさが、どれだけこっけいか、すぐにわかるって。ほんとに。
ベッドの頭部部分に腰掛けてちょっと休むとか、靴下をはくとか、そういう事すらできないし、視界も遮られて、部屋自体が、ものすごく狭く感じるのですよ。
ああもう、ほんとうにうっとおしい。
ソファや椅子の肘掛けも一緒ですわね。人間の動作や動きを、不必要に制限するだけの役割しか、ほぼありません。全然快適でない。あんなものがあるが故に、生活が不快になるのであります。
そりゃまぁね、自室が20畳で、リビングが50畳って言うなら、べつにそういう作りでも、腹は立たないけどさ。そうじゃないもんさ。違うもん。ここは日本で欧米ではない! 断じて違う! 島国の狭い狭い平地に、へばりつくように、みんな生きてるんだよ。
だから、もういいかげんに、くだらない欧米の真似っこのデザインの家具は作らないでくれ。日本人のための、日本人による、私自身が快適に過ごせる家具っていうのを作ってくれって思う。ほんとに。
でね。
でも、これが、実は、まともなテーブルと椅子っていうのも、世の中には存在してるんです。
どこにあるかというと、ファミレスとか、飲み屋とか、そういう外食産業の備品。
ああいう店のテーブルとか椅子ってね、全部特注というか、お店のオペレーションを練りに練って考えて設計されてるんですね。
だからムダがない。
さっと座れて、ぱっと立てるように、椅子には肘掛けはついてないし、テーブルだって、T字脚とか、あるいはセンターにものすごく重い鋳鉄の一本脚があるタイプだったりするわけです。
あれ、たいてい特注ですから。ものすごく金がかかってる。
で、ファミレスとか飲み屋で何時間も居座ってて、トイレに席を立つのに、「ああ、出にくいなぁ」とか思ったことあります? ないでしょ? そりゃそうです。店オペレーションが安定して進むように、そういう無駄な動きが出ないように設計されてるんだから。
四つ脚のテーブルなんか置いた日にゃ、椅子を後ろに引く空間をテーブルごとに見込んでおかないといけないから、同じ店舗面積なのに席数がガクンと減って儲からなくなっちゃうわけですから。
でもね、たまに行くレストランで、トイレにすっと行けるのに、なんで、毎日暮らす、じぶん家のテーブルが、ムダに後ろに椅子を引かないと立つこともできない設計なのよ! おかしいやろ、それは。
でも、市販の家庭用の食卓テーブルって「四つ脚でオシャレ〜」とかばっかり。
じゃかぁしいわ!オシャレとかそんなことどうでもええんじゃ!トイレに行くときにさっといかれへんかったら、それは欠陥商品じゃ、ボケ!
そういう風にしか思わないのですよね。
結局、生活している人の実感まで考えて設計しているような、まともな家具デザイナーなんて、日本にはほとんどいてないってことですわ。
あーつまらん。
ほんとうにつまらんですね。
ベッドで言うと、無印良品の「足つきマットレス」くらいかなぁ、まともな商品って言うと。
ほかにまともなベッドを見たことがないですよ。ほんとに。
欧米のカッコだけ真似て、自分たちの生活そのものを、ちゃんと直視してないんだと思うんですよね。
それは、別にデザイナーが悪いんじゃなくて、一般消費者が「カッコいい家具」にあこがれるからいけないんだ、というところはあるにしても、それでも、ものづくりをするなら、もっと我々自身の生活を、もっと素直に普通に見つめ直してもいいんじゃないかねぇって思いますよ。
ここは日本であって、中国みたいにだだっ広いだけの世界じゃないんだと。三畳一間の茶室に宇宙空間を見いだす、日本文化の国なんだと。そう言うことも、ちょっとは考えてデザインしなきゃ、デザインしましたとは言えんだろうが、って僕は思うのですが、さて、みなさま、どう思います?
コメント
四つ脚テーブルが支持されている点については、予期せずに使ってみたら便利だったってことで
「地震用簡易シェルター説」をわたくしは考えましたがw
家具について何やら怒っているシゲさんが面白くて笑かしてもらいました。
(失礼な意味じゃないです)しかし毎日暑いのでご自愛くださいませ。
暑中お見舞いありがとうございます。(笑)
えーっとね、世の中には怒るべき事っていうのはあると思うのですよ。たとえば、どんなジャンルでもNo.1企業は社会的責任を果たさないとダメなので、一般大衆からの厳しい批判にさらされないとダメです。
ノブレス・オブリージュ (noblesse oblige) 、「貴族の義務」って奴ですね。
欧米の場合は、このノブレス・オブリージュの考え方があるからこそ、「競争社会でも良し」なわけですよ。つまり一般大衆がナンバーワン企業を監視しているわけです。
でも、日本にはそういう文化土壌がないわけです。そういう土壌がないところに、欧米の競争主義だけが導入されると、「勝った奴がエライ」だけで終わってしまって、最低の社会にしかならないわけです。
小泉君は、そういう最低の社会しか作らなかったからダメなんですけど。
で、そういう風潮を助長するのが、「売れたから正しい」というような間違った考え方でね。
家具なんて、生活に密着した道具なんだから、一般顧客が、いくら「カッコイイから」という理由で四つ足テーブルを買おうとしても「いや、お客さん、お客さんのお宅の広さはどのくらいですか?○○畳? じゃあ、これは不便ですよ。こちらのT字脚のテーブルだと…」と解説しなければ、本物の家具店員ではないです。
「売れるから正しい」というのは、単に説明してないだけでしかない。というか、何も考えてないんですよね。家具屋の店員も、家具を作る工房も。単にそれだけなんです。
みんなの生活を良くしようとか、そういう志がない。
でね、ようは「プロならプロの仕事をしなさい」って事なんですよ。家具を作ってるのなら、喜ばれる家具を作らなきゃダメだし、家具屋の店員なら、お客さまの生活が本当に豊かになることを考えて接客しなきゃいけない。
そういう「本道」を守ってない奴が、僕はどうしても腹が立ってしまうんですよ。
別にちゃらんぽらんな人間でもいいから、自分のやってる仕事にだけは誇りと使命感をキチンと持って欲しいって言うか…。
とにかく、多分、日本の家具関連の仕事をしている人たちは、そう言うことをほとんど真剣には考えてないと思うわけです。
なんでそう思うかというと、普通のレストランのテーブルとかはまともだから。
詳しくはないですけど、おそらく、業務用のテーブル作ってる業界と、家庭用のテーブルを作ってる業界とは別の世界なんですね、たぶん。
ちゅうことは、それはもう、家庭用を作ってるところは、どこもすべて、まともな仕事を全然してないって事です。やればできるんだから。つまり考えてない。
おそらくトップ企業がどこかは知らないですけど、そこがそういうまともな事を考えてないし提案してない。さぼってるわけです。
そういう事は、実はみんなが不便で不幸なのだから、はっきりと「それは間違いだ!」と指摘しないといけないって思うのですよねぇ。
そういう文化は日本にはもともとはないんですけど、ノブレス・オブリージュを、我々自身が身につけないと、自分たちが不幸なだけだって最近は思うのです。
いや、ほんとに。