この数年、世の中の流れとか、社会の動きについて、知り合いと話をしたり情報交換するときに「ん?この人、随分遅れてるなぁ。世界標準の考え方とは、相当ずれてるぞ。」と思う事がどんどん増えてきたんですが。
これ、冷静に考えると、どうも、僕がお付き合いさせていただいている、お得意先の会社さんの影響が、相当に大きいのだ、ということが、最近になってヒシヒシと分ってきました。
ようするに、けっこう優れた会社なんですよ、この得意先さん。
初代で会社を立ち上げた会長(いまは相談役ですが)は、テレビにも出るし、本も出してヒットさせてるし、なかなか面白い方なんですが、その下で、雇われで動いていた番頭社長(故人)がすごく偉くて、この人のおかげで、世界的企業になったんですが、この番頭社長が、会長に対して「あなたの息子を社長にしなされ」と進言して、会長の息子後を継いだという経歴の会社でして。
この初代と二代目(息子)ってのが全然考え方が違って面白いんだよなぁ。親子で立場がまるっきり違うんよねぇ。初代はとにかくイケイケドンドンで、発想も面白いんですが、二代目はその無軌道な初代の尻拭きアンド整合性の確立に邁進って事になります。それはもう二代目(息子)は緻密に考えるタイプにならざるを得なくて、全然課題が違うんですわ。
これはもう、どこの企業でも同じでして、私のようにいろんな会社さんとお付き合いしてると、小さな会社から、大きな企業まで、初代(親)と、二代目(息子・娘)の会社の引き継ぎというのが、あまりにパターンにはまりすぎてて、おもしろ過ぎて笑ってしまうくらいです。おもろいよなぁ。どこもかしこも、ほぼ同じパターンです。(たまに全然違うパターンもありますが。)
まぁ、ともあれ、二代目で会社が伸びた場合、たいてい二代目が偉いんですがね。ものすごく努力してるんだよなぁ。二代目は。オヤジのやり方とか参考になんてしてられないんですよ。時代も違うし、だいたい会社の規模がまるっきり違うから。親と子は別人だし、価値観もまるっきり違うし、生きる世界自体が違う。ほんまに。そうならざるを得ない得ないんですね。まぁ、それはそれとして。
この会社さんの場合は、企業買収を繰り返して、世界企業になられたのですよ。
特定の分野に特化して、世界市場でシェアを伸ばし、弱い分野は海外の会社を買う。そういう事をやってきた会社さんなんですね。
で、そういう会社の世界的な進出アプローチを、いろいろな製品のパンフレットを作りつつ、現場レベルでの問題等うかがいながら仕事をご一緒させていただいたので、それはもう、世界の常識みたいな事をとても勉強させてもらえたと思うのです。
海外の会社を上手に購入して伸びて来た企業さんだし、「会社を買う」と言うことが、あとあとどういう事になっていくのか、ということなんかも、折に触れ見てきたから、あのホリエモンの騒動の時は、なんとも世間の反応がバカに見えて仕方なかった。
もう単純にね、会社は株主のものなんですよ。それはもうどうしたってそうなんです。
でも、ホリエモンみたいなのは、単純に「アホな買い物をしてる金満家」というだけのことです。投機的に買うと言う発想自体が「アホの極み」ですから。
たとえば、トヨタの車を買って、「エンジンは親戚のおじさんが作ってるからそれに載せ替える」とか言う奴がいたらアホでしょ?そら自分が買った車なんだから好きにしたらいいけど、アホはアホです。
で、ホリエモン事件なんて、ただそれだけの事ですよ。大きくはいろいろあるんだけど、アホはアホ。それだけ。ほかに言う事なんてない。
ただし、「会社を買う」という概念を日本人は、あんまり学んでいなかったからアタフタしただけって事ですな。そういう意味で、別に堀江くんはおかしな事をしたわけでもないでしょう。アホやったけど。アホよなぁ、あいつ。ちゃんと勉強したアホとでも言うのかなぁ。
それに引き替え、あの時の一般人は「勉強してない普通人」だったわけで、「会社を買う」という事自体がわけわからん、とかになってたわけですよ。
ま、概略そういう事ですわね。
買い物ってね、難しいんです。会社の購入なんて、それこそ何年もの先の計画があって、それに合わせて資金計画と必要保有ノウハウとのかねあいまで考えて買わないといけないから。アホには簡単には買えない。そういうものです。
まぁホリエモン事件に関してはその程度の事なんですけど、あのとき「会社は誰のものか」とかヒステリックにいろいろ言う人とかいたじゃないですか。
あの辺がね。なんだかなぁって思う。
資本主義において「所有」の概念は、どうしたって外せない、基本の基本ですからね。そんなもののあり方を、どうのこうの極東の田舎者の日本人がどうこう言っても始まらないんですよ。それはどうしたって。
世界のルールなんだし。そんなもの、世界のルールにあわせてやっていくしかないよ。しょうがないもん、それは。
で、実際に、日本の企業で海外の優れた会社を買収しながら伸びてきた会社の仕事を、僕はしてるんだしさぁって思ったわけです。そういう立場の日本の企業だってあるもんさ。
ねぇ?
ちゅうことで、最近は「あ、こいつ遅れとるな」とか感じても、それはたまたま、優れた会社さんとお付き合いさせてもらえてる幸運で、良い情報がいただけてるだけなんだ、自省すべし!と、発想が変ってきたんですよね。
ほんまに優れてる会社さんやしねぇ。たとえば、僕みたいな外注スタッフも、すごく大切にしてくれるし。こういう事自体が、まぁ珍しいんでしょうな。だから、あんまり、これを基準に考えてはイカンなと。世間はもっとひどいのだと。そう思うように考えが変ってきたのでありますよ。はい。
まぁ、そういう話です。
これ、冷静に考えると、どうも、僕がお付き合いさせていただいている、お得意先の会社さんの影響が、相当に大きいのだ、ということが、最近になってヒシヒシと分ってきました。
ようするに、けっこう優れた会社なんですよ、この得意先さん。
初代で会社を立ち上げた会長(いまは相談役ですが)は、テレビにも出るし、本も出してヒットさせてるし、なかなか面白い方なんですが、その下で、雇われで動いていた番頭社長(故人)がすごく偉くて、この人のおかげで、世界的企業になったんですが、この番頭社長が、会長に対して「あなたの息子を社長にしなされ」と進言して、会長の息子後を継いだという経歴の会社でして。
この初代と二代目(息子)ってのが全然考え方が違って面白いんだよなぁ。親子で立場がまるっきり違うんよねぇ。初代はとにかくイケイケドンドンで、発想も面白いんですが、二代目はその無軌道な初代の尻拭きアンド整合性の確立に邁進って事になります。それはもう二代目(息子)は緻密に考えるタイプにならざるを得なくて、全然課題が違うんですわ。
これはもう、どこの企業でも同じでして、私のようにいろんな会社さんとお付き合いしてると、小さな会社から、大きな企業まで、初代(親)と、二代目(息子・娘)の会社の引き継ぎというのが、あまりにパターンにはまりすぎてて、おもしろ過ぎて笑ってしまうくらいです。おもろいよなぁ。どこもかしこも、ほぼ同じパターンです。(たまに全然違うパターンもありますが。)
まぁ、ともあれ、二代目で会社が伸びた場合、たいてい二代目が偉いんですがね。ものすごく努力してるんだよなぁ。二代目は。オヤジのやり方とか参考になんてしてられないんですよ。時代も違うし、だいたい会社の規模がまるっきり違うから。親と子は別人だし、価値観もまるっきり違うし、生きる世界自体が違う。ほんまに。そうならざるを得ない得ないんですね。まぁ、それはそれとして。
この会社さんの場合は、企業買収を繰り返して、世界企業になられたのですよ。
特定の分野に特化して、世界市場でシェアを伸ばし、弱い分野は海外の会社を買う。そういう事をやってきた会社さんなんですね。
で、そういう会社の世界的な進出アプローチを、いろいろな製品のパンフレットを作りつつ、現場レベルでの問題等うかがいながら仕事をご一緒させていただいたので、それはもう、世界の常識みたいな事をとても勉強させてもらえたと思うのです。
海外の会社を上手に購入して伸びて来た企業さんだし、「会社を買う」と言うことが、あとあとどういう事になっていくのか、ということなんかも、折に触れ見てきたから、あのホリエモンの騒動の時は、なんとも世間の反応がバカに見えて仕方なかった。
もう単純にね、会社は株主のものなんですよ。それはもうどうしたってそうなんです。
でも、ホリエモンみたいなのは、単純に「アホな買い物をしてる金満家」というだけのことです。投機的に買うと言う発想自体が「アホの極み」ですから。
たとえば、トヨタの車を買って、「エンジンは親戚のおじさんが作ってるからそれに載せ替える」とか言う奴がいたらアホでしょ?そら自分が買った車なんだから好きにしたらいいけど、アホはアホです。
で、ホリエモン事件なんて、ただそれだけの事ですよ。大きくはいろいろあるんだけど、アホはアホ。それだけ。ほかに言う事なんてない。
ただし、「会社を買う」という概念を日本人は、あんまり学んでいなかったからアタフタしただけって事ですな。そういう意味で、別に堀江くんはおかしな事をしたわけでもないでしょう。アホやったけど。アホよなぁ、あいつ。ちゃんと勉強したアホとでも言うのかなぁ。
それに引き替え、あの時の一般人は「勉強してない普通人」だったわけで、「会社を買う」という事自体がわけわからん、とかになってたわけですよ。
ま、概略そういう事ですわね。
買い物ってね、難しいんです。会社の購入なんて、それこそ何年もの先の計画があって、それに合わせて資金計画と必要保有ノウハウとのかねあいまで考えて買わないといけないから。アホには簡単には買えない。そういうものです。
まぁホリエモン事件に関してはその程度の事なんですけど、あのとき「会社は誰のものか」とかヒステリックにいろいろ言う人とかいたじゃないですか。
あの辺がね。なんだかなぁって思う。
資本主義において「所有」の概念は、どうしたって外せない、基本の基本ですからね。そんなもののあり方を、どうのこうの極東の田舎者の日本人がどうこう言っても始まらないんですよ。それはどうしたって。
世界のルールなんだし。そんなもの、世界のルールにあわせてやっていくしかないよ。しょうがないもん、それは。
で、実際に、日本の企業で海外の優れた会社を買収しながら伸びてきた会社の仕事を、僕はしてるんだしさぁって思ったわけです。そういう立場の日本の企業だってあるもんさ。
ねぇ?
ちゅうことで、最近は「あ、こいつ遅れとるな」とか感じても、それはたまたま、優れた会社さんとお付き合いさせてもらえてる幸運で、良い情報がいただけてるだけなんだ、自省すべし!と、発想が変ってきたんですよね。
ほんまに優れてる会社さんやしねぇ。たとえば、僕みたいな外注スタッフも、すごく大切にしてくれるし。こういう事自体が、まぁ珍しいんでしょうな。だから、あんまり、これを基準に考えてはイカンなと。世間はもっとひどいのだと。そう思うように考えが変ってきたのでありますよ。はい。
まぁ、そういう話です。
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