同じ党員に「刺客を送る」なんざ、キチガイ沙汰だ。
2005年8月21日 ■時事小泉くんの「女性や老人など、ちょっとIQの低い人がターゲット戦略」がほんとうに頭にくるので、ムダかもしれないが、あえて解説を続ける。
だいたい、「同じ党員に刺客を送る」ということ自体が議会制民主主義の「いのち」を抹殺する、とんでもない判断なのだということを理解していただきたい。
議会制民主主義というのは、異なる権利団体や個人などが代表者を議会に送り出して議論を戦わせ、その結果すべてを解決する良い判断に到達できれば良し、できなければ次善の策として投票などで採決するなどするのである。
ようは「議会で話し合う」「説得しあう」というのが主眼であり、もっとも重要な機能なのである。
だから。
政治家は議会での「発言の自由」というものを死んでも守らねばならないのである。
実際、この議会での発言の自由を尊重するからこそ、国会会期中の国会議員の逮捕はできないのである。
つまり、仮に国会議員が犯罪者であっても、国民の代表として国会で意見を述べる自由は確保されねばならないものなのである。
この「自由な発言権」こそ、自由的民主主義の根幹だ、ということなのだ。これをおびやかすような事は絶対に行われてはならない。
今回の「刺客」は、この自由をおびやかすものだから絶対にダメなのだ。「党の言うこと聞かなきゃ、懲罰として選挙で落とすよ。」だ。そんなことされたら誰も自由に意見なんか述べられなくなってしまう。それがもっともまずいことである。
そんなもの、郵政がどうとかいうことより、はるかに重要な問題なのだ。ここを徹底批判もせずに、面白がって新聞やニュースの見出しにしてるマスコミ自体がすでにおかしいのである。
談論風発する環境をこそ、命をかけて守るというのが、国会議員の本懐である。
「言うこと聞かん奴には刺客を送る」なんてもんは最低の下の下だ。すでに政治家ではない、こんな奴。本当に腹かっさばいて死んでくれ、小泉くんよ。
論議するのが仕事なのに論議できないようにしている。もう、これほどおかしな狂った判断はないのだ。庖丁人が「錆びた包丁でも料理を作れるのが腕ってもんだ。」と無茶苦茶を言ってるのに等しい。
で、この「錆びた包丁論」が素人見には優れているように聞こえるから困ったものだ。そんなもん包丁はちゃんと手入れして切れる状態で使わないとダメだって。錆びた包丁で料理なんか作らないでくれ。なんで誰もそういう当たり前のことを言わん。そこに腹が立つ。
実際、郵政民営化に関する特別委員会での議事録を見ても、小泉くんの受け答えは、まるでなってないのだ。桝添要一が「郵政改革するのはいいけど、その後、この国をどうするのかなどのグランドデザインがまったくない、それがアンタのおかしいとこだよ」と指摘を受けてるのに、小泉くんは「まず郵政ができなくてはダメ」を繰り返すだけである。
まるでバカの返答である。質問された意味が分かっていない。
だから桝添氏が「いまの首相の答えは私の質問に答えていません」と指摘してるのに、小泉くん知らんぷりだったりする。
そらな、こんな低脳な受け答えしかしてない討論を見せられたら、参議院の連中だって反対投票を入れるよ。当たり前じゃん。
ほんと、議事録をもっとみんなに読んでもらいたいね。ほんとにひどいから。
で、今回、小泉君が勝手にひとくくりにしている「反対派」が、なかなかまとまった行動をとらないのだって、「全然立場の違う人が、同様におかしいと感じた」くらいに、小泉の言ってることがおかしかったからなのだよ。
ここ、勘違いしたらあきませんよ。おかしい、狂い方の程度が飛び抜けすぎてるの。キチガイ沙汰なの。だから、意見の全く違う人たちでも「小泉はおかしい」になってるの。
で、立場が違うから連携できないの。そういうことだから。「小泉はおかしい」は共通項だけど、政治信条はみんな違う。連携もしたことないような人だったりする。だから共通項となる言葉がなくて、あえて言えば「国民のため」とか「日本のため」と言うしかないのだ。
だから「国民新党」なのだし「新党日本」なのだ。
(田中知事は、やることなすこと、極端なので、あまり好かんが、ときたま凄くまともなことをしたり言ったりして驚く。今回はそのパターン。ともあれ行動がともなってる分評価する。)
で、小泉くんのこすっからいのは、みんながすぐには団結できないのも先読みしてたってこと。とんでもなく変な事を言って、みんながポカンとしている間に「刺客」まで立ててしまって「言論統制」したわけよ。(こういう奇策だけは異様にうまい。基本を無視して上っ面で勝負する、でそんなことしかできない、最低の人間である。)
野田聖子とか小渕優子とかなぁ、自民に残るんなら、まずこのおかしな論理の無茶苦茶さ加減を今からでもええから徹底追求して小泉を辞任に追い込め。それもできないのなら、自民に残った意味なんか、なかろう。郵政法案に反対してたくせに、刺客の話でとたんに自民に残りやがって。まったく。
(いやまぁ、こんなことで離党させられたらたまったもんやないというのが、ほんまのとこやけどね。私は意外に野田聖子と小渕優子は買っているのだ。女特有の地道さで、良くやってると思う。がんばれ。がんばって小泉君の首を後ろからぎゅぎゅうに締めて締め殺せ。)
こんなもん、憲法違反以前に議会制民主主義の根幹をゆるがすゆゆしき事態やねんから、首相の首を切るのが当然です。マスコミは何も言わないが。
議論の場の自由を守ることは、郵政改革なんかより、うんとうんと何百倍も重要だよ。
こんな懲罰的な「刺客」を立てる発言をした段階で即刻、総裁罷免にせな本来はおかしい話なのだ。
だって実際、そうでもせんかったら、自民に残った人間、何も言えなくなるよ。小泉くんの言いたい放題にしかならんし。
わしら、別に小泉くんのために生きてるのと違うよ。政治家は国民の代表でしょうが。トップがおかしなこと言うたら、現場の人間がトップを切れ。
それも出来ない自民党に存在価値はない。
--------------
あー、いろいろ書きたかったけど、僕より遙かに物事分かってる人のホームページに勝手リンク貼るほうがいいなぁ。
そう思ったので、いろいろ貼る。
■森田実(政治評論家:「時代を斬る」のボタンを押してちょ。)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
■村井仁(衆議院議員 自由民主党治安対策特別委員長
自由民主党総務:今回の「刺客」問題で立候補自体を取りやめた方)
http://www2.cnet.ne.jp/muraizin/
■副島隆彦(私が敬愛する評論家。でもちょっとヒステリーだよなー。そこはさっ引いて評価してあげてください。)
http://snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi
今日はここまでにしといたろ。
だいたい、「同じ党員に刺客を送る」ということ自体が議会制民主主義の「いのち」を抹殺する、とんでもない判断なのだということを理解していただきたい。
議会制民主主義というのは、異なる権利団体や個人などが代表者を議会に送り出して議論を戦わせ、その結果すべてを解決する良い判断に到達できれば良し、できなければ次善の策として投票などで採決するなどするのである。
ようは「議会で話し合う」「説得しあう」というのが主眼であり、もっとも重要な機能なのである。
だから。
政治家は議会での「発言の自由」というものを死んでも守らねばならないのである。
実際、この議会での発言の自由を尊重するからこそ、国会会期中の国会議員の逮捕はできないのである。
つまり、仮に国会議員が犯罪者であっても、国民の代表として国会で意見を述べる自由は確保されねばならないものなのである。
この「自由な発言権」こそ、自由的民主主義の根幹だ、ということなのだ。これをおびやかすような事は絶対に行われてはならない。
今回の「刺客」は、この自由をおびやかすものだから絶対にダメなのだ。「党の言うこと聞かなきゃ、懲罰として選挙で落とすよ。」だ。そんなことされたら誰も自由に意見なんか述べられなくなってしまう。それがもっともまずいことである。
そんなもの、郵政がどうとかいうことより、はるかに重要な問題なのだ。ここを徹底批判もせずに、面白がって新聞やニュースの見出しにしてるマスコミ自体がすでにおかしいのである。
談論風発する環境をこそ、命をかけて守るというのが、国会議員の本懐である。
「言うこと聞かん奴には刺客を送る」なんてもんは最低の下の下だ。すでに政治家ではない、こんな奴。本当に腹かっさばいて死んでくれ、小泉くんよ。
論議するのが仕事なのに論議できないようにしている。もう、これほどおかしな狂った判断はないのだ。庖丁人が「錆びた包丁でも料理を作れるのが腕ってもんだ。」と無茶苦茶を言ってるのに等しい。
で、この「錆びた包丁論」が素人見には優れているように聞こえるから困ったものだ。そんなもん包丁はちゃんと手入れして切れる状態で使わないとダメだって。錆びた包丁で料理なんか作らないでくれ。なんで誰もそういう当たり前のことを言わん。そこに腹が立つ。
実際、郵政民営化に関する特別委員会での議事録を見ても、小泉くんの受け答えは、まるでなってないのだ。桝添要一が「郵政改革するのはいいけど、その後、この国をどうするのかなどのグランドデザインがまったくない、それがアンタのおかしいとこだよ」と指摘を受けてるのに、小泉くんは「まず郵政ができなくてはダメ」を繰り返すだけである。
まるでバカの返答である。質問された意味が分かっていない。
だから桝添氏が「いまの首相の答えは私の質問に答えていません」と指摘してるのに、小泉くん知らんぷりだったりする。
そらな、こんな低脳な受け答えしかしてない討論を見せられたら、参議院の連中だって反対投票を入れるよ。当たり前じゃん。
ほんと、議事録をもっとみんなに読んでもらいたいね。ほんとにひどいから。
で、今回、小泉君が勝手にひとくくりにしている「反対派」が、なかなかまとまった行動をとらないのだって、「全然立場の違う人が、同様におかしいと感じた」くらいに、小泉の言ってることがおかしかったからなのだよ。
ここ、勘違いしたらあきませんよ。おかしい、狂い方の程度が飛び抜けすぎてるの。キチガイ沙汰なの。だから、意見の全く違う人たちでも「小泉はおかしい」になってるの。
で、立場が違うから連携できないの。そういうことだから。「小泉はおかしい」は共通項だけど、政治信条はみんな違う。連携もしたことないような人だったりする。だから共通項となる言葉がなくて、あえて言えば「国民のため」とか「日本のため」と言うしかないのだ。
だから「国民新党」なのだし「新党日本」なのだ。
(田中知事は、やることなすこと、極端なので、あまり好かんが、ときたま凄くまともなことをしたり言ったりして驚く。今回はそのパターン。ともあれ行動がともなってる分評価する。)
で、小泉くんのこすっからいのは、みんながすぐには団結できないのも先読みしてたってこと。とんでもなく変な事を言って、みんながポカンとしている間に「刺客」まで立ててしまって「言論統制」したわけよ。(こういう奇策だけは異様にうまい。基本を無視して上っ面で勝負する、でそんなことしかできない、最低の人間である。)
野田聖子とか小渕優子とかなぁ、自民に残るんなら、まずこのおかしな論理の無茶苦茶さ加減を今からでもええから徹底追求して小泉を辞任に追い込め。それもできないのなら、自民に残った意味なんか、なかろう。郵政法案に反対してたくせに、刺客の話でとたんに自民に残りやがって。まったく。
(いやまぁ、こんなことで離党させられたらたまったもんやないというのが、ほんまのとこやけどね。私は意外に野田聖子と小渕優子は買っているのだ。女特有の地道さで、良くやってると思う。がんばれ。がんばって小泉君の首を後ろからぎゅぎゅうに締めて締め殺せ。)
こんなもん、憲法違反以前に議会制民主主義の根幹をゆるがすゆゆしき事態やねんから、首相の首を切るのが当然です。マスコミは何も言わないが。
議論の場の自由を守ることは、郵政改革なんかより、うんとうんと何百倍も重要だよ。
こんな懲罰的な「刺客」を立てる発言をした段階で即刻、総裁罷免にせな本来はおかしい話なのだ。
だって実際、そうでもせんかったら、自民に残った人間、何も言えなくなるよ。小泉くんの言いたい放題にしかならんし。
わしら、別に小泉くんのために生きてるのと違うよ。政治家は国民の代表でしょうが。トップがおかしなこと言うたら、現場の人間がトップを切れ。
それも出来ない自民党に存在価値はない。
--------------
あー、いろいろ書きたかったけど、僕より遙かに物事分かってる人のホームページに勝手リンク貼るほうがいいなぁ。
そう思ったので、いろいろ貼る。
■森田実(政治評論家:「時代を斬る」のボタンを押してちょ。)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
■村井仁(衆議院議員 自由民主党治安対策特別委員長
自由民主党総務:今回の「刺客」問題で立候補自体を取りやめた方)
http://www2.cnet.ne.jp/muraizin/
■副島隆彦(私が敬愛する評論家。でもちょっとヒステリーだよなー。そこはさっ引いて評価してあげてください。)
http://snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi
今日はここまでにしといたろ。
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