どういうわけかわからんのだが、さいきん立花隆が「アメリカべったり」のスタンスをやめて、まともな記事を書いている。

http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050811_kaigai/

これは、いまの時期、みなさんにぜひ読んでおいていただきたい記事である。必読だ。

で、立花さんが、こういう記事を書くならば、だ。
僕も根拠はないが「おそらくそういう事だよな」と、半ば常識化している歴史の事実(と思われること)を推測で書いてしまおう。そう思った。

田中角栄を追い落としたのは立花隆だけれど、それはアメリカの意向というか思惑によって「乗せられて」しまったものだったのだろうと思う。

文春あたりのアメリカ情報局とつながりのあるところからの「メモ」をたよりに立花さんはガンガンに記事を書いたのだろうね。それが「アメリカの策略だった」と知ってか、しらずか。このあたり立花さんは何も言わないが。

で、田中角栄という人は、アメリカをすっとばして中国とつながり、フランスなどの欧米諸国と直接、エネルギービジネスを含めた交渉をアメリカ抜きでやり出して、それでアメリカに目をつけられて、だから「ピーナツ」というアメリカ発の「ワイロ発覚」によって追い落とされた。

あれほどの実力と能力があったのに、である。

立花さんのこの記事は、政治の天才を葬ってしまった反省の下に書かれているのではないか?
というのが、僕の勝手な、うがった見方。そのあたりはみなさんご随意に、である。

ともあれ、この立花隆氏の記事を読めば、私が「原爆を落としたトルーマン」と小泉くんが似ているという意味がわかるだろう。

小泉君は、ただ350兆もの資金を持つ「郵便貯金」という巨大銀行を「破壊」するだけなのである。
ただそれしか言ってない。

橋本首相が日本の金融界の門戸を開いて、まだ十年たっていない。

日本人のフィナンシャルプランナーとか、深い深い投資ノウハウを持つ人材など皆無に等しいのだ。

ホリエモンとフジテレビの「事件」を見よ。
日本国内に350兆円という巨額の資金を運用できるだけのノウハウそのものがないのだ。

だから郵貯なんかを完全にオープンにするより先に、そういう人材の育成やルールの構築、各種研究が絶対に必要で、それは今回の「郵政改革」では一切手をつけられていない。

そんな改革に意味などない。

改革はいずれは必要だが、まずは受け皿を作れ。日本人にそのノウハウなんてないんだ。それはホリエモンが教えてくれただろうが。

ホリエモンは国内にノウハウがないから、外資に頼っている。それでいいと思っている。でも350兆円は日本のじいさんばあさんがコツコツ貯めた金だ。そのまま簡単に外資に渡すのには私は反対だ。それは趣旨が違う。金にも「意志」と「由緒」というものがあるのである。それなくして、金の持ち主の良き発展はありえない。

ともかく。

立花氏の記事はなかなか、いまの時期において的確だと思う。
ぜひ一読願いたい。

しかしどういうわけで、こういう記事が出てきてるのかなー。そこが不明。
誰が支持しているのだろうか。わからん。

うむー。でもまぁ、適切と思うので良しとする。

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