英語なんか通じりゃいい!―目覚めよ!日本人
2005年6月8日 読書
ISBN:4774505560 単行本 斎藤 哲之進 現代書林 2003/10 ¥1,260
いやー、面白かった。
いままで英語の本も山のように読んできたけど、これは相当にすごい。
なんせ、多分、この一冊を読んだだけで、いきなり英語がしゃべれるようになる日本人が、わんさか生まれるに違いないと実感できるからである。
本当にすごい。
いやまぁ、語学学習というのはおしなべてすべて、「目的を定めてそれにあわせて学習量を決める」のが正解で、正しい学習方法なんて目的によってまったく違うというのはわかってはいたんですけどね。
それでも、「日本人は中学で必要な英語はすべて学んでいる、だからすぐにしゃべれるのだ。」とする著者の方法論は、実に素敵かつ大胆で、うきうきしてしまう。
だいたいあなた、「英語なんて第二言語なんだから文法なんて出来なくていいのだよ。」という主張までは理解できるにしても、「日本語と同じ語順で単語を並べりゃ、まぁ通じる。」という具体案まで言う人がいたであろうか。
で、なおかつ、「ビジネスもそれでやればいいのだ。」という大胆さ。しかも「そうやって国際ビジネスをどんどこやってきた人間を何人も知っている。」という実例付きで、実際この著者も海外でのビジネスをいくつも立ち上げて来た人なのだから頼もしい。
いやまぁ、ちょっと極端過ぎる意見も多々見受けられるんだけど、「実践の場での英語」をつきつめて考えていくと、この態度こそが、まずは基本だなぁというのを感じる。
すごく納得したのは「ケンカするときには絶対英語を使うな」という意見。ああそりゃそうだよなと思った。ケンカしてるのに、なんで相手のために相手国の言葉を使ってやらねばならんのだ。と思いましたね。
国際間の裁判だって「自国語での弁護にするか、当事国での言語を使うか」がまず最初に問われるんだもんなぁ。どなるなら外人に向かって「ばかやろー」と大声ださないと意味ないよなぁ。なんだっていいんだから。怒ってるということを伝えるためには。
神田昌典氏の「英語とお金の非常識な関係」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894511711/249-0991773-5652358
も面白かったけど、こと英語とビジネスということに絞って考えるなら、こっちの「通じりゃいい」のほうがはるかに面白い。
いやまぁ、たぶんこの「通じりゃいい」の方法だけではうまくいかない部分も多々あるとは思うんだけど、でも、まず「英語と取り組む心構え」という意味では実に正しいよなぁと思いました。
態度・心がけという意味では「英語とお金の非常識な関係」も同じようなスタンスですね。英語なんか道具にしかすぎないのだから、とにかく「使って」自分の目的を達成することを優先せよという発想。
「通じりゃ」の斉藤さんも神田さんも言ってるのは、ようするに「日本人よ世界に出でよ」という事なんですね。
「内側ばっかり見てたらダメだぞ。もっと外にでていけ」
って事です。
これねぇ、正しいけどビビるんですよ日本人は。それをビビるなって言ってるのが「通じりゃ」であり「お金と英語の非常識な関係」なわけです。もうとにかくメッセージは共通して一言。「ビビるな」ですわ。
「通じりゃ」の方は、「難しい単語は使わず単純な単語でなんとかしろ」とか書いてあって、本当は言語学者オグデンがとなえたBasic Englishに通ずるアカデミックな「外国語学習」の考え方に近い側面も、入ってるなぁと僕は思うし、それって言語学的には非常に高度な内容なんですが、まぁそんなむずかしいことは考えなくていいから、まず読め、って本ですな。
きちんとした価値基準があるから小気味よいです。
おすすめ。
いやー、面白かった。
いままで英語の本も山のように読んできたけど、これは相当にすごい。
なんせ、多分、この一冊を読んだだけで、いきなり英語がしゃべれるようになる日本人が、わんさか生まれるに違いないと実感できるからである。
本当にすごい。
いやまぁ、語学学習というのはおしなべてすべて、「目的を定めてそれにあわせて学習量を決める」のが正解で、正しい学習方法なんて目的によってまったく違うというのはわかってはいたんですけどね。
それでも、「日本人は中学で必要な英語はすべて学んでいる、だからすぐにしゃべれるのだ。」とする著者の方法論は、実に素敵かつ大胆で、うきうきしてしまう。
だいたいあなた、「英語なんて第二言語なんだから文法なんて出来なくていいのだよ。」という主張までは理解できるにしても、「日本語と同じ語順で単語を並べりゃ、まぁ通じる。」という具体案まで言う人がいたであろうか。
で、なおかつ、「ビジネスもそれでやればいいのだ。」という大胆さ。しかも「そうやって国際ビジネスをどんどこやってきた人間を何人も知っている。」という実例付きで、実際この著者も海外でのビジネスをいくつも立ち上げて来た人なのだから頼もしい。
いやまぁ、ちょっと極端過ぎる意見も多々見受けられるんだけど、「実践の場での英語」をつきつめて考えていくと、この態度こそが、まずは基本だなぁというのを感じる。
すごく納得したのは「ケンカするときには絶対英語を使うな」という意見。ああそりゃそうだよなと思った。ケンカしてるのに、なんで相手のために相手国の言葉を使ってやらねばならんのだ。と思いましたね。
国際間の裁判だって「自国語での弁護にするか、当事国での言語を使うか」がまず最初に問われるんだもんなぁ。どなるなら外人に向かって「ばかやろー」と大声ださないと意味ないよなぁ。なんだっていいんだから。怒ってるということを伝えるためには。
神田昌典氏の「英語とお金の非常識な関係」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894511711/249-0991773-5652358
も面白かったけど、こと英語とビジネスということに絞って考えるなら、こっちの「通じりゃいい」のほうがはるかに面白い。
いやまぁ、たぶんこの「通じりゃいい」の方法だけではうまくいかない部分も多々あるとは思うんだけど、でも、まず「英語と取り組む心構え」という意味では実に正しいよなぁと思いました。
態度・心がけという意味では「英語とお金の非常識な関係」も同じようなスタンスですね。英語なんか道具にしかすぎないのだから、とにかく「使って」自分の目的を達成することを優先せよという発想。
「通じりゃ」の斉藤さんも神田さんも言ってるのは、ようするに「日本人よ世界に出でよ」という事なんですね。
「内側ばっかり見てたらダメだぞ。もっと外にでていけ」
って事です。
これねぇ、正しいけどビビるんですよ日本人は。それをビビるなって言ってるのが「通じりゃ」であり「お金と英語の非常識な関係」なわけです。もうとにかくメッセージは共通して一言。「ビビるな」ですわ。
「通じりゃ」の方は、「難しい単語は使わず単純な単語でなんとかしろ」とか書いてあって、本当は言語学者オグデンがとなえたBasic Englishに通ずるアカデミックな「外国語学習」の考え方に近い側面も、入ってるなぁと僕は思うし、それって言語学的には非常に高度な内容なんですが、まぁそんなむずかしいことは考えなくていいから、まず読め、って本ですな。
きちんとした価値基準があるから小気味よいです。
おすすめ。
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