ネットは公開の場なので、あんまり悪口とか書きたくないんだけど、やっぱりちょっと辛いので書きたい。

勉強してない人と仕事すること。
これ、辛いんです。ほんと。
勉強してくれって思う。
もう本当に心の底から「お前が勉強不足なだけやろーっ!!!」と思うことが時たまあります。

なんで「時たま」かというと、相手が勉強不足とわかった時点で、私はもう、ゆるやかに撤退作業をはじめるからです。一緒に仕事しない。だって引っかき回されて、最終的に売り上げにつながらないことが多いから。

そんなん嫌やもん。

しかしですねぇ、義理があってつきあわねばならない人とか、性格だけはすこぶる良い人とかの場合が困るわけなんですね。

これ、本当に困る。ケンカして「ハイ、さよなら」というわけにもいかない。
相手の能力の低さにあわせて、チンタラチンタラと、無駄な作業とかにつきあいつつ、少しずつ教育していくとかくらいしか、手がない。

これがまぁ、若いビジネスマンが相手なら、まだマシなのですよ。教えたら喜んで勉強を始めたりするから。

問題はある程度の年になって「俺はわかってる」と思ってる人。これが困る。
ほんとうに困る。
全然わかってないのに、わかってると思ってるのですなぁ。

僕の業界で言うと、広告業界なんですが、この数年の日本におけるマーケティング・コンサルタントの台頭(神田昌典氏とかその他群雄割拠状態)の経営環境のことも知らずに、十年一日「かっこいいデザインにしてれば、それでよし」と思ってるような人種です。

違うんよ。もう時代が違う。売り上げに直結しない販売促進策なんか、誰一人として相手にしてくれないんだよ、ってことがわかってなかったりする。

他にもわかってないよなー、ひどいよなー、勉強不足もここまで行ったら手もつけられんなぁというようなことが色々あって、ほんと書きたいんだけど、詳しく説明するだけで時間がかかりすぎるので、ここでやめ。
とにかくまぁほんと、勉強してない人は困る。

仕事の都合上、チームにひとり、たまたま能力の劣った人間が入ってきた時っていうのが、本当に一番辛い。
ものすごく迷惑なんだけど、それも言えないし。

これがまだ自分の能力不足を自覚していて、それを努力でカバーしようとしているような人なら、全然ストレスはたまらないんですがね。
勘違いしたことをババババーと言って、それで仕事を進めようとするような人が困るわけです。
困るんよなー。後始末が本当に大変で。

まぁあれですよねー、人間「わからん」という一言が言えなくなったら、そこでおしまいですわなぁ。成長はそこでストップする。

「ワシ、よーわからんのですわ。ちょっと教えてください。」

これですな。この一言ですな。
これを臆面もなく、恥ずかしげもなく、なんの躊躇もなくスパンと言えるかどうかですわ。
もう、私、言いまくってますからなぁ。この間も「ステークホルダー」という言葉がさーっぱりわからんので、「勉強不足で申し訳ないんですが、そのステークホルダーっていうのは何ですか?」とか聞いてたし。利害関係者のことだそうですが。

そんなん聞いたら、知ってる人は簡単に教えてくれますからな。タダで。こんな得なことない。

でもこの「ワシ、よーわからんのですわ。」を言えない人がいてる。あきませんよ、これは。ほんまに。アホになって聞かないと。質問しなくなったら人間腐ります。マジに。

ユダヤの格言に「あなたの舌に『私はわからない』という言葉を一生懸命教えなさい」というのがあるらしいんですが、これ、素晴らしい言葉ですなぁ。
この言葉、百万回でも唱えたいですな。ほんと。

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