髪が伸びたので散髪に出かける。まだ自宅近くのヘアサロンのことは良くわからないし、何軒かあるうちのどこが良いのかわからないので、難波まで出て、前の家の時に行ってたところに行くことにする。

ということで、どうせ難波まで出るのだからと、ついでに心斎橋のOPAに寄って、ユニクロでちょこっと服を買う。

じつは、ユニクロで買い物するのは、はじめて。どういうわけか縁がなかった。

で、店の中をぐるーりと見渡しながら歩いてみる。

うむ、確かに「この程度のものは適当にこの程度のつくりで、この程度の値段であればそれで良いのだ」というようなものが並んでいる。でもってけっこう安い。

「これはまぁ人気出るわなぁ。当然やなぁ。」と思う。

「こんな程度のもんでええのよ、着るモンなんて。」という絶妙なところの商品がズラリと並んでる店内を見て、「ははぁ、ファッション業界もやっと非日常ではなく、日常の世界に対してマジメにアプローチするようになったか。成長やね。」という感想は持った。

持ったんだけど・・・・。これなぁ、つまらんのよなぁ。これはこれで。言ってることが矛盾するけど、みんな同じような服を着ててもつまらんしさぁ。

そりゃまぁ、ユニクロなんて「特別にお気に入りの服を着る日」以外の日用の服なんだろうから、それでいいのかも知れないんですけどね。まさに日常の服。ハレとケならケの服。ということなんだろうとは思う。

でも、とにかく店全体が「着るものなんてこんなもんでよろしやん。」と言い過ぎてて、その一本調子の製品展開にあざとさを感じただけなのでした。

「店としておもしろないやんけ!」ということなのね。

店の中を歩いて、「ふへ、なんやこれ。誰が着るっちゅうねん。」というようなとんでもないデザインの服などはまったくない。歩いていても変化がない。そのあたりが「商売してるんやったら、タダで楽しませる要素もつけんかい、コラ!」と大阪人として感じるのですよねぇ。

サービス精神が足らんやないか。それは商売人としてアカンやろ。という気になってしまう。

まえからユニクロは大阪ではあまり強くないというのは聞いてたけど、さもありなんでしたなぁ。

なんせ東京では買い物行動は「あ、知らないブランドだよ。買うのやめよっか。」ですが、大阪では「なんや、聞いたこともないブランドやな。おもろいから買うてみよ。」ですからねぇ。それでどんどん売れるのが大阪ですから。

とか言いつつ、4,000円ほどの買い物はしちゃったんだけどね。ま、便利は便利やもんな、この程度の服って。

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