今日は、この春から一緒に暮らすことになっている母親のひとり暮らしの部屋の粗大ゴミの日。

弟のたま氏も来る。

で、彼いわく、「ゴム軍手買いに行こ」とのこと。手のひら部分がゴムでベタっと覆われているタイプの軍手。荷物運びには超強力に便利なのだとか。

ひとつ220円でした。

で、実際に使ってみると。スゲーんだなぁ、これが。重い荷物も吸い付くようにピタっと持てる。力の入れ具合が全然変わる。

「いままで、重い荷物を運ぶ時にヒーコラ言ってたのは、いったい何?」とか思う。

なんつーかノウハウってあるんよねぇ。

「引っ越し屋のにいちゃんが使ってるのを見て、便利そうと思ってんけど、実際使ってみると便利やねん。」とたま氏は言う。

そーやんなぁ、そういうことやんなぁ。

人間、困ったり悩んだり、つまづいたり、ひっかかったり、いろいろするんですけどね、でも、そういう時ほど、必死にいろいろ考えるしね。で、それを切り抜けた方法が「ノウハウ」になるんやしね。

みんなすごいなぁとか思うんですよ、こういう「状況に応じた便利道具」みたいなものを見ると。

ふだんの生活でなら、ゴム付き軍手なんて、全然便利じゃないんですよ。その便利さにも気付かないと思う。でも、「重い荷物を運ばないといけない」とか言う時には、すごーくありがたいわけです。

ようするに使う側の「困り」みたいなものがあるかないかが大事なわけです。その「困り」を解消してくれる。

ちょっと大げさなんですが、そういう「困り」っていうのは、やっぱりなんとか乗り越えるノウハウっていうのが、当事者からは生まれるんじゃないかなと思うわけです。

すげー極端ですけども、いつも読んでる日記でも、みんな色々悩んでおられるではないですか? でも、どこかにきっと、それを上手に乗り越えるためのノウハウとかがあるような気がするんですよね。

それこそ、気持ちの落ち込みを上手に救うためのノウハウとかさ。そういうカタチのないようなノウハウとかでも、当事者にとっては、すごーく大事なことだしさ。

僕も親父が死ぬ数日前、なんか気持ちが落ち着かなくてね。いつどうなるのかわからない不安にさいなまれてた時、たまたまマンガを読んでてそういうのをしばらく忘れられて。これだって、ある意味ノウハウですわな。

今度考えてもどうしようもない、すごーく不安な事柄が起きたら、僕は多分、何か好きなマンガを思いきり読んで気を紛らわせると思うしね。

そういうノウハウがね、必ずあるって思う。誰のどんな悩みにでも。どんな状況においてでも。というか、あると思いたい。

でね、こういう日記でね、そうやって悩みつつ日々書いてる人とかがね、なんかの「当事者だから見つけられた、乗り越えるノウハウ」とかを書いてくれたら、それは良いなぁとか、すごく思うですよ。

ぼくねぇ、そういう意味でねぇ、「ノウハウ」好きなんですよねぇ。思想も文化も理想も何もない。ただ、「困りを解消するだけのテクニックで、誰がやっても同じように効果を発揮する」みたいな純粋なる「ノウハウ」。

そういうのが好き。

「ごちゃごちゃ言うてんと、これやってみぃな。それだけで、全然違うんやから。悩んでたんがウソみたいに思えるでぇ〜。」

というような事柄、対処法。思想も文化も関係ないねん。ようは「問題が解決」されたらそんでええねん。個人個人が何思おうが、思わないでいようが、とにかくそれをやったら状況が良くなっちゃうような事柄。そういうノウハウ。

そういうの、きっとあるよ。

というか、そういうのを見つけて行こうとすることが、「生きていく」ということなんと違うんか?とか、極端に言うたら、そう思うんですよ、私は。

なぁ〜んか妙な話になってしまいましたが。

みなさんの明日に良きノウハウの見つかりますように。

おやすみなさいまし。

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