看板に偽りあり。

2001年2月2日
今日は「竹村健一の英語を武器にしろ」を読んだ・・・というか、読みかけた。
たぶん最後までは読まないと思う。

最初、この本、買う気なんかまったくなかったのであります。だいたい竹村健一という時点で怪しい。
しかし、もっと怪しいのはオビに「一週間あれば充分!インスタント英会話勉強法」と書いてあった点。

「おい、いくらなんでも、それは無理に決まってるやろ」

と思いますわね? フツー。

でも、中身をパラパラと見てみると、なんかとってもまともなんですな。凡百の英会話本より、はるかに内容が濃い。

だいたい、かの有名なオグデンのBasic Englishから書きおこされているし、なにより、

「日本語はもともと音が少ない言語だからです。(中略)多くても百くらいしか音がないのです。日本語以外の言語は音が非常に多い。英語はニ、三百です。」

と、音声学の基礎知識がないとわからない話をさらっと数行で書いてあったりする。
他の作者なら、この一点だけ取り上げて一冊にしてしまうようなことだと思う。

そんなこんながあって、「おもしろそう」と思って買ったのですが、読めば読むほどレベルが高い。
はっきり言って、こんなに高度な英語力は、そう簡単に身につかないぞ、というくらい内容が高度なのであります。

確かに、ここに書かれてあることを、真っ正直に一日数時間、一週間練習しつづけたら、それだけで英語の会話力は飛躍的に伸びるだろうとは想像できる。

想像はできるけれども、これ、そう簡単なことやないなぁとひたすら思うのですねぇ。
僕はちょっとよーやらんわ。
レベル高すぎ。

こんなに濃い内容を一週間で上げようとしたら、僕なら毎日15時間ずつかけて練習しないとダメだろうなぁと思ったわけです。
なので、途中でほったらかしになっている。

というわけで、内容は良いけれども、そう誰にでもできる内容ではないということで、「さよーなら」しました。

でも、決してウソは書いてないし、読んで損もないなぁと思う。

でも僕自身は「英語を話す」ということ自体には、あんまり興味がないので、しんどいだけでありました。

ただ、「竹村健一がTVで英語しゃべったりしてるけど、あの英語力はハンパやなくて本物なんやなぁ」というのだけはしっかりわかりました。えらいおっさんや。

収穫はそれだけ。

英「会話」に興味のある人には一読の価値はありますけどね。

あー、英「会話」にゃ興味ないなぁ。そこが僕の英語が伸びない大きな理由だわなぁ。と、ひたすら自分の欠点に気づくばかりでありました。

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