ダイナソー

2001年1月21日 映画
今日も、何も読まず。でも、映画を見た。
「ダイナソー」。

知り合いに映画館に勤めている人間がいてるので、よくタダ券をもらう。なかなか映画に行くヒマもないのだけれども、それでも時間ができたら、ひとりでサッと見るようにはしてるのであります。

「ダイナソー」は、前に上記の彼に「トイストーリー2」の試写会の券をもらってひとりで見に行った時に予告編をやっていて、同じCGを使った映画なのに、はるかにダイナソーの方がアピール度が高かったので、「トリストーリーよりダイナソーが見た〜い!」になっておったのですね。

なので、実はけっこう楽しみに出かけた。

ただ、期待してたのは「技術の見せびらかし映画」だったので、そういう意味では肩透かしをくらわされたんですね。

いや、技術は確かにすごかったんだけど、それよりなにより、ごく普通の「娯楽映画」としての側面の方がはるかに大きかった。そういう意味でけっこうはまってしまったのでありますね。

CGの技術を観察して、ま何かの勉強のつもりで見に行ったんですが、完全にストーリーの方にはまってしまった。そういう意味では良い映画でしょう。

お話自体は陳腐とまでは言わないにしても、とても単純かつ、ありきたりとも言えるのですが、「絶滅してしまった恐竜」を題材に、「恐竜絶滅の原因となった隕石落下後」のストーリーを展開していることがポイントです。

どうしようもなくなった状況の中で、何も持たず、ただ筋肉と皮膚の動きだけ=「裸の生き物」が主役として動く、ということが、この映画のキモなわけです。体を守ってくれる何物もないわけです。

まぁ、ストレートに「サバイバル映画」ですので、6年たった今でも、いまだに阪神大震災のことを思い出してしまう私としては、あんまり冷静には見てられなかったんですけどね。

隕石が落下して、火の粉の中を逃げ惑う主人公の恐竜の姿を見た時には、なんか胸が痛んでしまった。だって、1月17日から2日しかたってないしねぇ。なので、評価は公平とはいえないのかもしれないんですけども。

でも焼け焦げた大地を筋肉と皮膚の塊である恐竜が歩いていくというのは、それだけで、なにか「サバイバル」の本質、生きる力をビジュアル化してるように思えましたねぇ。つい、がんばれ!とか応援したくなってしまう。

なのでけっこう好きです。この映画。

ええもん見せてもーて。それもタダで。あー、すんまへんなぁ。という気分。金払ろて見に来たら良かった。そしたらもっとジーンと来たかもしれまへん。

いやまぁ、ちょっと阪神大震災6年つーのが影響大なんですけども。
なんか言うに言えんウルウル感が湧いてしまったですわ。

「どんな状況になっても諦めたりしないのよ!」っつーのが、なんか、やっぱり良いなぁ。単純やけど。それはつくづく思う。

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