今日はファミ通DC(ドリームキャスト)(2001年2/9日号)というドリキャス関連の雑誌を読む。

昨日の水口さんの日記のネタが不発だと思ったら、最新のファミ通DCに水口さんの対談が載っておりました。(P155)ということで、昨日のリベンジを兼ねてのご紹介であります。

これが実に水口さんらしい。「ゲームをアカデミックに考える」という話題。そうそう、そうこなくっちゃ。

おもしろさっていったい何だろう? ということで、ロジェ・カイヨワの「遊びと人間」なんかの話も出てくる。ロジェ・カイヨワっていうのは、遊びの4分類というのを考え出した人。知ってる人は知ってる。

どうせならホイジンガのホモ・ルーデンスの話も出てくりゃ面白かったんですが、ま、いろいろと「おもしろさ」の本質について語り合う対談になっておりました。

ゲーム作るとかさ、なにかを作り出すっていうのは、やっぱり基本的に一番シンプルかつ本質的なところの再確認っていうのが欲しい気はします。

そこで学問から入るっていうのも、ひとつの方法ですね。

今回の対談はドリキャスでいろいろ個性的なタイトルを作った人たちばっかり。シーマンの斎藤由多加に、ルーマニアの牧野幸文、L.O.Lの西健一に、スペースチャンネル5の水口哲也。

考えたらすごいねー、これだけ「表現」系のゲームが揃ってるということ自体が。どのゲームも評判は良いみたいです。

ともかくこの4人が話しているのを読んでると、高層建築を建てるために、どれだけ基礎工事をしっかりやるか? というような話ばっかりなので面白い。

面白さの本質とは? から始まって、ゲームの学校をつくるべしになって、ゲーム作りのための組織論やら、女性のためのゲームとはという話まで。

まえにどこかで話題になってた「話を聞かない男、地図を読めない女」の話も出てくる。

で、それらの話題の根本は、ようは、「おもろいゲームをつくりましょうや」ということに集約されてる。「売れるゲーム」ではなくて、「おもろいゲーム」。

ここが大事だと思うんですよねぇ。
おもしろいかどうか。いまや買う方のユーザーが「おもしろさ」を忘れて「売れてる」を優先しちゃってるからなぁ。

「なにがおもろい事なんや?」と、あらためていろんなことを問い直してみる。
それって大事なことなんと違うかなぁ。なんかすごくそんな気がする。

どこで、何をやるにしても。

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