大阪市の都構想がついえて、私は大変うれしいです。

でも、賛成してた人にはかなりのショックだったようで、その反動の大きさにこっちが驚いてしまう。
そんなに落ち込むなよ、中身の無い計画やったんやから、と思うんやけど、どうやら大阪人の何十万人かは「橋下維新教」という宗教にはまっていたらしく、そういう意味でショックが大きいらしい。

そうか、そうやったんかと思う。

いやね、ちょっと話題になったツイートに「反対派なんかおらんかったわ。私がわからなくて、橋下が説明せなアカンかったところをキチンと説明してくれたんが反対派と呼ばれる人やった。そやから反対派なんかおらん。説明派や。」というものがあったわけで。

これもう、そのとおりと思うんやけど、大阪市以外の人にはさっぱりわからんしねぇ。
やれやれだわ。

今回すごく嫌だったのは、「協定書には成長戦略書いてないし、ようわからんから反対に入れる。よく分からんかったら、まずは反対に入れるべしでしょ」というと、とたんに


ものすごーーーーーーく嫌な顔される


というのがあったわけです。

なんやこれ? と思った。
街なかで、たまたま知り合いと初対面の人と出会って、そういう話をしたら、ものすごく嫌な顔されたんですよ。

それがとにかく精神的にとっても嫌だった。
ものすごく理不尽な扱いを受けた感じがする。

そんなおかしな事言うてるか?

民主主義の仕組みとして考えて、そうなるやん。「分からん」かったら反対やんか。と思うねんけど、それが「とんでもないゴリ押し」と取られてるわけです。

はぁ~~?
なんですか、それは。
なんよなぁ。

1万人いて、賛成が3人、反対が2としましょう。賛成派は自分の計画を進めたい。反対派は、その計画を潰したい。残りの9千9百95人は「継続審議やけどいま確定はしない」だったとしましょう。

でも、賛成と反対しか投票でけへんのやったら、まずは反対に入れるでしょう。

また検討したらよろしがな。

チャンスなんかいくらでもあるがな。

「今度のチャンスが一回限り」というのは橋下君が言うてるだけや。

でも、こういう事を言うと「反対派はこれやから」と嫌がる。で、「どうせ既得権益で美味しい目をしてる人でしょ」というレッテル貼りですわ。

もう、ほんまに嫌やった。
説明派は即反対派と言われ、「既得権益にしがみついてる人」と言われる。

やれやれ。

ほんまにやれやれだわ。

そういう部分でレッテル貼りしてて、大阪人が一丸となられへんのが一番嫌やなぁ。
気分とか雰囲気やなくて、論理的にキチンと考えろやと思う。

600億かけて住所表示変えて、それがもとがとれるようになるまで10年とか、やってる場合と違うし。
特別区にするために移行期間に2年かかって、その間、大阪市がないから市政が完全にストップするとか、いまやってたら、そらアカンのと違うん?

ともあれ、都構想は正式になくなったらしいので、本当に良かったと思う。(橋下くんに本気でやり抜く気持ちはなかったんやと思う。だいたいあれだけ二重行政の解消を言うてたのに、負け戦会見で「それでも二重行政だけはなんとか解決しなければなりません」とか、一言も言わんかったやん。それがすべて。口だけやったということですがな。はっきりしてます。)

あとは、大将がおらんようになって、傷ついた賛成派の人たちが、ゆっくりでええから、自分の頭でちゃんと考えて、自分の意思で気持ちを癒し、反対派ではない、「説明派」の説明にちょっとずつ耳を傾けてくれる事やろなと思ってます。

とりあえず「反対派」が勝ったんやから。賛成派は負けたんやから。しっかり「反対派」の意見に耳を傾けてください。
たのんまっせ。
大阪の未来は、あんたらの気持ちの持ちようにかかってるんやから。

負けた。
間違ってた。
バカでした。

この三つをしっかりと心に刻んでほしいです。

(大将の橋下くんですら「間違ってたんでしょう」という言い方で自分のミスを認めてるんやから。「でしょう」やないわ。完璧に間違っとるわ、と僕なんかは思いますけど。)

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索