今日、twitterを見ていると、フリージャーナリストの上杉隆さんが、「田原総一朗さんがtwitterをはじめた」とコメント。急いでフォローする。

田原さんっていうのは、これがなかなかに食えない人なんだなぁ。
なんちゅうか、コウモリ人間というか、権力者の側と大衆の側を実に尻尾をつかませずに上手に泳ぐ。

だいたい、田中角栄が「アメリカの陰謀で失脚させられたのだ」という論調は、考えたら田原総一朗さんの「アメリカの虎の尾を踏んだ男達」だっけ?そういう小論から出てきたものだし。

なんでそういうことを知ってるの? あるいは書くの?ってことです。基本的には大衆の味方なんでしょうね。テレビで、官僚主導の「大本営発表」のお先棒担ぎを率先してやってるのは、あくまで「食い扶持稼ぎ」って事なんですかね。よーわからん人だわ。

なんだかんだ言っても、あの検察にはめられた鈴木宗男だって、田原さんには一目置いてたりはするんよなぁ。大枠では官僚やテレビ局の言いなりになるけど、ところどころで大事な情報をちょろりちょろりと出してくれる「内通者」にもなってくれてるという感じがする。

そういう意味で田原さんがtwitterを始めたのは、けっこう面白いですな。いきなり「生方を切った民主党は中央集権的だ!」とか、官僚の代弁発言やってますが。(笑) どこまで本気かわからん人やからなぁ。ああ、ややっこしい。

ともあれ、このふた月くらい、twitterでフリージャーナリストの方々を追いかけていると、テレビや新聞の論調とはまったく異なる、新しい、これからの日本の未来が見える、という感じがします。

郵政選挙の時は、ネットの力も大した事なくて、キチンとした論議が起こらなかったわけですが、それから数年を経て、アルファブロガーと呼ばれる筆力のある個人の書き手が出てきて、ある一定のオピニオングループを生み出したと思うのですよ。

そして、2010年、今年に入って、twitterとustreamという、個人で発信できる「メディア」によって新聞・マスメディアだけでない新たなジャーナリズムが、急速に、ものすごい勢いで勢力を持ち始めた、ということなんだと思います。

実際、このふた月くらいのマスコミの小沢攻撃に対するtwitter上でのフリージャーナリストの方々の取材やら情報提供やらは、小沢批判一色だったマスコミのていたらくとは全然違って、量も質も、ものすごいものだと思いました。本当にすごかった。

知らなかったことをたくさん、たくさん学んだ、という感じでした。

たとえば東京地検特捜部が、小沢を逮捕する!とか言っても、もともと、東京地検特捜部という部署自体が、戦後のGHQの肝いりで、旧軍需物資の隠匿を取り締まる「隠退蔵事件捜査部」として発足したという部署で、本来、そんな部署、いまだに残しておく必要があるか? という部署なのだという話。

なんで、そういう部署が「正義の味方」面して大手を振っているのか?ということですわね。

しかも、出自が、もともとアメリカとのつながりの強い部署である上に、歴代の責任者が必ずアメリカへ長期に渡る出向をしている。大使館とかね。やたらとアメリカとのつながりの大きな部署なわけですよ。なんじゃこりゃ?ですわ。

で、この特捜が流す「リーク」が欲しいものだから、記者クラブの連中は、ひたすら特捜の言いなりになって、誰が言ったかわからないような、あやふやな情報をテレビ・新聞で垂れ流すという始末。誤報とか平気で垂れ流してたわけです。

で、こういうアホな状況が、それこそ、逐一、twitterやらustreamやらで、バンバン紹介される。また、それを知ったフォロワーたちも「これはひどい!」「どうなってるんだマスコミは!」と批判の嵐ですわな。

こんなもん、もう、止めようがないですよ。

いままで必死になってマスコミの側が隠してたような事柄も、どんどん白日の下にさらされていくでしょう。

twitterを読んでて、「へぇ、そうだったの?それはひどいねぇ。」と思ったのは、小沢さんが特捜に事情聴取された日の小沢さんの記者会見。

ネットではustreamで会見の模様が全部生中継されたわけですけど、テレビでは会見がはじまった途端に、中継は中断。スタジオにカメラは戻ってしまって、ひたすら「政治とカネ」の問題をえんえん批判する内容を流し、小沢さんの説明をほとんど流さなかったらしいのですな。で、その後、テレビのコメンテーターが言った一言が「小沢さんは説明不足」だそうです。
どういうことやねん!(笑)
ギャグか。

なんかこれ「ミヤネ屋」での話らしいですけど。まーひどいですわな。国民の知る権利を圧殺しておいて、「小沢さんは説明不足」はなかろう。

結局問題は、政治家の会見という「一次情報」を独占している「記者クラブ」が問題なわけです。どんな情報をメディアに流して、どんな情報を流さないでおくかは、それこそ「記者クラブ」に参加している大手マスコミの上層部のさじ加減ひとつなわけですよ。

しかし、民主党政権に変わって、そこいらも多少は変化がありまして、まずフリージャーナリストの人たちが「我々も国民の知る権利のために会見参加したい」と申し入れたわけですが(というか、これは何年も前から申し入れしてたけど、聞き入れられなかったわけです。情報独り占めの優先権を絶対手放したくなかったわけですよ。マスコミが。)、

「だめ」

と断られたわけです。

記者クラブがフリーを排除した。

しかし民主党は事業仕分けでもそうですが、報道のオープンを売り物にしてるわけなので、twitterなどから「それはおかしい」等の声も高まり、たとえば岡田外務大臣、亀井金融大臣、枝野行政改革担当相とかは、記者クラブ会見とは別に、政府主催でオープンは記者会見を開きだしたわけです。
(ちなみに小沢一郎さんは、昔から記者クラブ制に反対してオープンな記者会見をされてるそうです。)

亀井さんの会見なんて、すごく面白くて、ITメディアとかJCASTニュースとかのネット系の記者を呼んで会見して「ITメディアって何ですか?」とか聞いてきたりしてる。存在自体を知らないわけですよ。実に面白い。

で、そういう独自会見でフリージャーナリストの方々が、それこそマスコミの一方的な報道とは全然切り口の違う取材をどんどん独自にやっている。
これが面白くないわけがないのですな。

そんなね、記者クラブの記者達の、妙なバイアスのかかった情報より、iPhone の動画撮影機能で、リアルタイムに紹介される小沢さんの記者会見の方が、よっぽど面白いって。当然ですやん。
このまま記者クラブ制の殻の中に閉じこもってたら、マスコミが国民からそっぽを向かれるのは、至極当然な話。もう、先は見えております。

具体的に、僕の知る限りそういう、新しい時代のジャーナリズムを、twitterを通じて双方向でやりとりしながら組み上げようとしている方々は、以下の方々。

●上杉隆
http://twitter.com/uesugitakashi
●岩上安身
http://twitter.com/iwakamiyasumi
●畠山理仁
http://twitter.com/hatakezo
●津田大介
http://twitter.com/tsuda

他にも、優れた方はたくさんいらっしゃいますけど、とりあえず僕が注目していて、ちょっとお勧めしたいのは、この4人の方々でしょうか。

で、それぞれにフォロワー数も半端じゃなくて、上杉さんで5万人近いフォロワー数。岩上さんで1万5千。
しかも、このフォロワーの人たちが「このツイートは重要!」と思ったら、リツイートと言って、この人達の意見を自分のフォロワーたちに流すわけですよ。

通常、twitterは「100人以上フォローしてからが面白い」と言われてますから、1万人のフォロワーのうちのほとんどは、これまた100人以上のフォロワーがいてるわけです。だから、本当に重要だ、と感じられたツイートは、1万人×100人で、100万人に伝わるってこともザラってことです。影響力が半端ではない。

だから、もうマスメディアは死に体だって言うのですよ。アホな閉鎖環境のままでいてたら、多分自分の首を絞める事にしかならない。

で、上記の上杉隆さんは、この中でも、その「記者クラブ制」の問題点を徹底的に追求してる方ですね。いまやもうスーパースターに近いです。

でも、岩上安身さんも、すごく精力的に取材活動をしてくださってるし、何より熱血漢であり、誠実さが伝わってきます。確か僕と同い年くらいの方なんですよね、岩上さんは。心情的にもすごく親近感を感じます。

人間、まず、「誠実であること」が大事なんですよね。文章を書く、ということは、自分の誠実さを相手に伝えるためにすることだ、という定義があって、それはとても正しいと思うのです。
不誠実なのは、とにかくダメです。

他の方もそれぞれにしっかり活動されてます。

でまぁ、こういう粒ぞろいのジャーナリストの方々が、八面六臂の活躍をされている状況の中に、田原さんのような「食わせ者」までが、twitter界に乗り込んできた、というわけで、これが面白くないわけがない。タイムラインをただ眺めてるだけでも、とんでもなく面白いわけです。新聞やテレビとは、まったく違う論調がガンガンに流れるんですから。

田原さんのツイートはこちら。

●田原総一朗
http://twitter.com/namatahara

いろんな人が、いろいろに意見を言う環境。
あー、いい時代になったなぁ。良かったなぁ。と、本当に心底思いますわ。


コメント

オサム
2010年3月21日2:14

シゲ 様
情報ありがとうございます。(*^-^)b
「つぶやき」も玉石混交ですので、気をつけてくださいね~(^_^;)
ふと感じた疑問、大切にしてください。

あと、いわゆる「検察のリーク」とされる情報ですけど・・・・・そのうちに
本当に「検察がリーク」したのものは絶望的に少ないと思われますので
注意してくださいね~

シゲ
2010年3月21日2:49

> オサムさん
書き込みありがとうございます。
そうですね、玉石混淆ですね。で、僕はtwitterは、それが良いなぁと思ってます。全面的に信用はできない。つねに疑う。そういう訓練になりますわね。テレビ新聞だと、本来は「信頼できる内容」でないとまずいわけですが。
その信頼が薄まってるところがいまのマスコミの問題点ですね。本来twitterに信頼を奪われたらダメなメディアなのに、って事です。
検察のリークは少ないというのは確かにそうでしょう。マスコミがしつこく「○○はどうなんですか?」と聞き続けて「いやー、よくわからんけど」とニュアンスで言ったことまで記事にしてるって事でしょうから。

でも逆に田原さんの話とか聞いてると、検察が「わざと」ミスリードしてる部分もあるようですよ。「そんな事言っていいの?」てなことを田原さんはネット媒体では話してたりしますよ。
まぁ、政治は表裏両方ありますから。良く良く見ないとダメですね。読みは難しいです。

オサム
2010年3月21日5:48

漢字勉強になります。(笑)
「検察のリーク」については、私も実は気になっていて、実際のところどうなんだろう?
ということで、交番でおまわりさんに聞いてみたことがあるんですよ。
「酒井法子さんのこととか、あちこちで内部情報らしい情報で騒がれていますけど、
ああいう情報って当然守秘義務があるわけですよね?警察や検察しか知りえない情報が
報道されていると思うんですけど、そこんとこおまわりさんの目から見てどうなんですか?」
みたいな感じで。
で、たまたまベテランの巡査の方がいて、納得の回答をいただきましたよ。(*^-^)b
その回答と合わせて、今度まとまったら、また更新しますね。

それと、田原さんの件ですが・・・・・検察のせいにしちゃうのはマスコミの常套手段です。
ポイントは2つあると思います。
①検察は個別のマスコミの細かいデマにいちいちつきあっていられないので、
②「関係者によると・・・」であれば放置
→ 結果、マスコミからのみ発信の一方的な情報になる。

その検察のミスリードにしても、そのことを言っているのは田原さんのわけですよね。
おそらくは発言内容は「関係者」など匿名で止めてるでしょう。
検察内部の「実名」を出したら、情報によっては検察も動くと思いますよ。

彼らのやり方は、一見イメージ的にありうるかなぁと思う話を断片的なヒントから
繋ぎ合わせて作り上げてしまうんですよ。
「そうだったのか~!」と思わせて、実は嘘・・・・だったり少し違ったり、いっぱい違ったり。

逆に、彼ら自身が作らなくても、そういう話を作り上げて、関係者のふりをしてマスコミに売り込む人たちもいるでしょうし。

シゲ
2010年3月21日7:42

>オサムさん
さっそくの返事ありがとうございます。
ちなみに、玉石混淆は、別に正しい字を指摘するつもりはまったくなくて、「ぎょくせきこんこう」と入力したらATOKが勝手にこういう漢字に変換してくれただけです。基本的に漢字はとりあえず多少間違っててもええやんけ、というテキトーな人間です。はい。

でも、その「ベテランの巡査に質問」というのは、本質的に間違った方法論だと思いますけどねぇ。巡査クラスだと、「上」の決定は何も知らされないでしょうから。

検察のミスリードに関しては、田原さんも大谷さんも言ってました。ミスリードというか、「小沢を逮捕する方針で行くから、マスコミも世論を盛り上げるように記事をどんどん書いて欲しい」とキャンペーンを張れ!とはっぱをかけられるそうです。
どうも、これは規定路線であるようですよ。

ですから、それに沿ってマスコミはちょっと先走った記事を書きます。現場の検察の人間が、少しでもほのめかしを言ったら、そのままそれを書いて記事にするという流れのようです。他社が先にスクープをものにしたら困りますから。言わば新聞社間競争にほおりこまれてしまうわけです。

しかし問題は、まず最初に検察、この場合は東京地検特捜部ですが、彼らがマスコミに対して、「この方向で記事を書いていただきたい」という大方針が出る、というのははっきりある、ということです。そこでマスコミ同士を競争させる仕掛けが作られてるんです。

ちなみに、そのあたりを明確に証言していたUstreamの動画は消されてしまいました。どこかを探せばyoutubeあたりで見つかるかも?ですが。

だから、はっきり言えるのは、

●まず検察の主導ありき。

なんです。そこははっきりしてます。あとのリークは、検察が言ったのかマスコミが言ったのかあやふやなハッキリしない世界。この無責任はいかんです。仮に「関係者によると」と書くのなら、せめて「検察の関係者によると」とか、「小沢事務所の関係者によると」とか、どういう陣営の関係者なのかくらいは書かないとおかしい。

ともかく、「関係者」という匿名で止めているという事こそが、「世間に風を吹かせて、証拠がなくても逮捕するのだ」という事の証拠なわけです。それが良くない。マスコミとして間違ってるわけです。

あと、いくらマスコミでも、「検察は小沢を逮捕する予定である」という事がはっきりしないと、そういうキャンペーンでの協力はできないわけです。だから、こういうキャンペーンがあるという事自体が、明確にリークが存在している証拠です。大きな大きな証拠です。

だから、明確にリークは存在しています。小さいリーク、数多いリークに関しては「マスコミが勝手にやった」という言い訳は成立しますが、大きなところのリーク、逮捕予定というような判断レベルのリークはマスコミの側からは絶対無理です。たとえば、昨年の小沢事務所の強制捜査のニュース映像。あれなんか、いつ強制捜査に行くのかがリークされてなければ、撮影できるはずがありません。

だから、小さな大量のリークはマスコミの先走りということもかなり多いと思いますが、そこへ至る前の「マスコミ同士の競争環境」へ追い込むのは、検察の上の方のリークが、まずありき、ということです。そうでなければ、ある一定の時期にいっせいにマスコミが「小沢の資金問題」ばかりを延々テレビで流すはずがないのです。

そういうことです。

オサム
2010年3月21日15:42

何やら少し毒されているように感じますよ。(^_^;)
一つだけ申し上げたいのは、情報源(ソース)を大事にしてください、ということです。
検察が会見を開いてテレビの前で読み上げて発表したこと。
それだけが検察の流した、確かな情報です。あと、HP等で情報公開していればそれも。
マスコミは・・・これはという事案についてはそれこそ24時間体制でひっつきます。
カメラ1台あれば撮影できますからね。
このことの意味をよ~く考えてみてください。
結論は・・・・・リークなしでも、ありつけることがある。です。
そんな大掛かりなことじゃないですよ。2人いれば十分なわけですから。

>いつ強制捜査に行くのかがリークされてなければ、撮影できるはずがありません。
>小さな大量のリーク

こう思い込ませることができれば、マスコミのビジネス成功・・・・ですね。(^_^;)
一見イメージ的にありうるかなぁと思う話を断片的なヒントから
繋ぎ合わせて作り上げてしまう。
1回「真実かも・・・・」と思わせることができれば、信じてもらいやすい。

シゲ
2010年3月21日17:26

>オサムさん

>検察が会見を開いてテレビの前で読み上げて発表したこと。
>それだけが検察の流した、確かな情報です。
そのとおりですよ。公式にはね。

でも、物事には必ず裏があります。
その「裏」もつねに考えておくべきです。

それと情報源の事ですが、本来はキチンと紹介すべきなのですが、
ここではオサムさんとの情報交換ですし、煩雑になるので紹介しません。

それと、特に重要なのは、まず「問題意識」が必要だ、という事です。

まず「疑う」という立場に立つんだ、ということを、オサムさん自身が決断して、積極的に選ばれない限り、本当に「あああ、そうだったのか!」と分かる情報源には決して到達できないですから。

公式情報だけが「情報」ではないのです。
主体的にならずして、本当に必要な情報は得られないんです。
それがこれからの時代の大変なところだと思います。

オサム
2010年3月21日22:05

シゲさん
議論、楽しかったですよ。(*^-^)b

有象無象の情報の中にも色々と大事なヒントがあるのは承知していますよ。

>まず「疑う」という立場に立つんだ、ということを、オサムさん自身が決断して、積極的に選ばれない限り、本当に「あああ、そうだったのか!」と分かる情報源には決して到達できないですから。

ご心配ありがとうございます。(*^^*)
シゲさんとはまた違ったアプローチで色々とアンテナは張っていますし、疑うことはしていますので、ご心配なく。

ただ情報はあまり入れすぎてしまうと、『勘』がにぶってくるんですよね。
特に税理士試験の勉強中ですので、マスコミやジャーナリストの有象無象の情報にまでは手を出せない。
・・・・・というのが率直なところです。(^_^;)
それと、「つぶやき」は流れていってしまって、「責任を持った発言」という点ではブログに比べて緩いですよね。
何か例えば同じことが書いていたとしても、発言が軽く感じるんですよね・・・。(私だけ?)
さらにリツイートの分かりにくさによる混乱。→情報源の出所が一部で誤解を生む。
個人的にはブログに比べて、使いにくいな~という印象。
まあ、ボチボチなんとかします。(^_^;)

nophoto
ケケ
2010年3月22日12:18

小沢シンパの情報屋なんぞ不要。

シゲ
2010年3月23日10:54

>オサムさん

>特に税理士試験の勉強中ですので、マスコミやジャーナリストの
>有象無象の情報にまでは手を出せない。
>・・・・・というのが率直なところです。(^_^;)

この態度は素晴らしいと思います。
人間は、まず、「自分のこと」を正しく面倒みていくのが最優先ですから。

オサムさんが、自分の夢をかなえられたら、そこから、オサムさんならではの「立場」が生まれると思います。その「立場」を追求していく中でしか、どんな判断や世の中の方向に対しても「意見」は言えないと思うのです。

一秒先の事は決してわかりません。人間は神様ではないからです。
しかし、自分の生き方や行き先は自分で決めるしかないわけです。
だから、何かの意見を言うにしても、「自分の立場」からしか発言はできないわけです。
意見は異なっていて当然ですし。

であるならば、自分がいま何を大事にしていて、どんな立場から発言するか?ということが一番重要で、そういう意味で、オサムさんの意見は至極まっとうだと思います。

自分の進むべき道がはっきりされているのでしたら、それこそくだらぬマスコミの情報などに左右されずに、自分の課題にこそ真剣に取り組まれるのが最優先だと思います。
ぜひとも税理士試験がんばってください。
心から応援しております。

シゲ
2010年3月23日10:56

>ケケさん

書き込みありがとうございます。

しかしながら、たった一行では、何を言いたいのか良く分かりません。
なので、キチンとしたお返事は、またの機会ということにさせてくださいませ。

ではでは。

オサム
2010年3月23日23:48

いやいや、長い激励をいただきまして・・・・(^_^;)
ありがとうございます!!!

ひとつだけ申し上げますと・・・・

「自分の立場」を超えたところに「政治」があります。
そのことだけははっきりご認識いただければ幸いです。

特にシゲさんは、自ら色々なことを発信する意欲のある方だし、論理的な思考もできる方
だと思っておりますので、たとえば個人事業者としての視点でもいいし、どんなことでもいいです。
「こうこうこうすべきなんじゃないの?」とか、「この人の言っているこのカタチがベストだ!!」
というような記事を・・・・・(実は)期待しております。(*^-^)b
更新楽しみにしていますよ。

シゲ
2010年3月24日10:19

>オサムさん

またまた書き込みありがとうございます。
んー。どうでしょう? 「これがベスト」って言うのは、世の中なかなかないんじゃないですかね。いろんな人のいろんな立場の意見があって、で、その色んな立場の意見が守られる「仕組み」こそが大切なんだと思います。

自分の立場を越えたところにある、という部分の政治も、とても大切ですが、それと平行して、自分の立場としっかりつながった、どっしりした政治もまた、とても大切なものだと思うのですよ。それこそ車の両輪ではないでしょうか?
その二つの方向性が、しっかりかみ合う、あるいは論議を闘わせることのできる「場」を、キチンと作り、維持し、守る事こそが大切で、それが民主主義なんではないですかね?

僕個人は、いまのところ民主党支持なので、現政権のあり方や方向性に、概ね満足してるんです。(問題は山盛り感じてはいてるんですよ!決して100%支持ではありません。)
議会制民主主義というのは、代議士に、まさに代わりに議論してもらう制度なわけですから、いまは委託した議論をしっかり見守っていればいいのだよな、と思うばかりなんです。
ただ、その議論の内容が空っぽだったり(「政治とカネ」ばっかりでイヤになってしまう。)、あるいは状況を報告すべきマスコミが官僚びいきだったりというのが、「ああ、困ったことだなぁ。」とは思うんですが、それでもやっぱり、日本は議会制民主主義を採っているのだから、それを見守るしかないと思うのであります。

で、しかも、ネット言論の旗手たちもどんどん出てきてますし、twitterもある。これまた、マスメディアと新メディアが競い合って、良い方向に進めばいいと思うんですよ。いまはまだ、既存メディアがtwitterを武器にした新興勢力をうとんじてるだけで、これからどんどんtwitterも既存メディアで活用されると思いますし。

こういう具合に、おおむね、いまの状況に満足しているので、やっぱり、「自分の仕事をキチンとしなくてはなぁ」というのが、とても強いですね。
まず、自分の足元を固める。立場を明確にする。そこが大切だと思います。「中身」や「実質」のない意見は、どこまで行っても、軽くなるだけだと思いますから。それは人を動かさないと思うのです。

twitterの時代になって、そういう「素のままの自分で勝負する」ということが、より一層大切になってきているように僕は感じます。

まず自ら誠実であれ、ということが、これからの時代、最も優先されることであるように感じております。

オサム
2010年3月24日18:07

>「これがベスト」って言うのは、世の中なかなかないんじゃないですかね。
理想を追求する気持ちがなければ、スタートラインにも立てませんよ。
この時点で、今のシゲさんには政治の議論はムリかも知れないですね。

「理想のカタチ・バランス」をみんなで思い描いて
「今の現状」 → 「理想のカタチ・バランス」へ50年、100年計画で法整備・人員を
変換していく、ということです。

法律と官の人員配置が換われば、民間も共に変わっていきますから。

それと申し上げておきますが、代議士任せでは政治は成熟しませんよ。永遠に。
「結論」を決めていく作業こそが、政治なんですよ。
その意識がなければ、我々も戦争を引き起こした世代の人たちと何ら変わりません。

シゲ
2010年3月24日19:46

>オサムさん

意見はどんどん出すべきですが、「正しい答え」というのはありません。それこそが民主主義ですよ。みなの答えが違う。それが当然です。いかに妥協点を探るか?こそが政治でしょう。
一致点がないのが民主主義と言っても良いです。
100人の人間がいて、100人ともが同じ意見だったら、それは民主主義ではないでしょう。1人でも違う意見の人がいて、その1人の意見と、残り99人の意見が同じ重さで語られることが民主主義です。そこに「正しい答え」などはありません。(そのたった1人の意見を、決して埋もれさせない仕組みやルール、というものに関しては「絶対」ですけどね。)

日本には、まだ議会制民主主義が導入されて日も浅いです。役人、官僚というものが国家権力であり、リバイアサンであり、きびしく、きびしく、きびしく、きびしく監視されるのが、なによりも当然の態度なのだ、という世界の常識よりも、「お上はキチンとやってくれるものだ」という日本的な心情主義の方が一般的である国家でもあります。

その現状を考えれば、いまの民主党政権の公務員改革は、ゆっくりとはしているものの、記者会見のオープン化やツイッター議員による発信性なども評価して、大きな方向性として信用して良いと僕は思っています。だから特に注文はないのですよ。「そのままがんばってください。」という事です。

とくに改革の方向性は議会での審議で決めるのが筋であって、あまりマスコミやら世論やらに影響されるのも本筋からは外れているでしょう。(だからこそ、自民党の審議拒否は問題だよなぁって思うわけです。審議内容を別の角度から、しっかり考えるのが野党の最重要の仕事なのに。)

確かにいまの仕組みは1票の重さの差もあり、完全な仕組みとも言えませんが、それでも国民の側の変えたい!という気持ちがいまの政権につながっているのだから、それは「国民の総意」として尊重するのが本筋ということです。

郵政選挙の時は、「なんで小泉なんかが…」と世間を恨みに思ったりもしましてフテ寝してたんですが、それもまた国民の実相だったのだから、甘んじて受け入れるしかないのです。
違う立場の人がいて、それが自分とは違っていても、それは一緒に生きていく人間なのだから、フテ寝しながらでも一緒に生きていくしかありません。そしてそれこそが民主主義です。

代議制民主主義というのは、基本は「一度まかせたら、大きくは口出しをしない」という事です。「代議」というのはそういう事ですから。決して「全員一致」にならない議題を、なんとか決着させるための仕組みなわけです。

ですから、それが良くないという事であれば直接民主主義を実行しよう!という運動をするしかありません。まぁ、インターネットの時代になって、仕組み技術だけを見てみれば、確かに直接民主主義を実現できなくもないのかも知れませんが、やはりそれはあまりに意見が多方に飛びすぎて、まとまるとは思えません。なんらかの形で議院内閣制なり代議制のような形でするのが穏当なのではないでしょうか。

大きくはそのように考えています。

ミカエル
2010年3月25日21:47

やっと、登録してみました。
どもども、ツイッターのご紹介、ありがとシゲさん。

うん、まだまだ、使い方は、わっからないけど、
時々、おもしろい事ある♪

こう思うぅぅぅぅ~っていうのは、のっけにくいけどね、笑♪

シゲ
2010年3月25日23:22

>ミカエルさん

おお、登録されましたか。アドレス知りたいところですが。まぁ公開したくないということもあるでしょうし。

僕はtwitterでは、頑張っているジャーナリストと政治家の他に、大嫌いな政治家とかもフォローしてます。どんなアホな事を言うかな?と意地悪な目で見るために。(笑)
ところが、これが、嫌いな人と好きな人がお友達だったりするから、政治ってのはわからない。「えええ?水と油と違うん?」とか思うんですが、意外にそうでもなかったりするんですねぇ。みなさん腹芸をやっておられますわ。いやほんまに。この田原さんなんかもけっこうそういう腹芸の人っぽい。

あ、もちろん、仲の良いお友達とは、挨拶を交わし合ってたりも楽しいですよー。
フォローしている人、してくれてる人は、そういう意味で多い方が良いように思いますね。多様な意見が聞けますから。

お楽しみください。

ミカエル
2010年4月11日9:56

ツイッター♪
近所の人が、簡単に写真がアップできるところを、
見せてくれまskた。
すごいなぁぁぁ。
アタシは、意見が二つに分かれるようなテーマが好きなところがあるんで、
時々、人のを読ませてもらうだけですけど♪

nophoto
しげ
2010年4月16日23:15

はじめまして!突然のコメント、失礼いたします。

東京都江東区に住んでいるしげと申します。
遅まきながらtwitterを始めて
田原総一郎とググったらこちらのブログが検索されたので、
拝見しました。

とても面白い視点をお持ちですね!
失礼ながらたびたびのぞかせて頂きます。

サービス会社は違いますが、
私もブログでつらつら書いておりますので、
よかったら遊びに来てください。

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syunkun
2018年5月15日9:57

はじめまして。

シゲさんの消費税論、正論だが、そのような田原という滋賀の恥さらしを含め、評論家いないのも事実です。小沢さんが、2000年くらいに、消費税凍結と発言したのは覚えています。改造計画本で、消費税上げるべきと真っ先に発言していた方なので、信用できないですが・・・

私は、消去法で共産党に入れ続けているが、それが情けない。古い体質、国民が「共産党」という名前がアレルギーになっているのが分かっていながら、変えようとしない政党だから、いつまでたっても議席がなく、消費税の上げを止められないでいます。しかし、党員です。

経済学者の高橋洋一先生だけが、唯一凄いキレだと感じています。

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